人狼議事


246 朱桜散華

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肥代取り 置壱は、メモを貼った。

伊勢えび 2016/04/29(Fri) 01時頃


肥代取り 置壱は、メモを貼った。

伊勢えび 2016/04/29(Fri) 01時頃


【人】 肥代取り 置壱

[手応えは、あった。>>4:98
 肉を斬る感触が確かにこの手に伝わってきた。]

 ……、……。

[まだ、息はある。
 それでも、それが絶えるまでそれほど刻はかからない。
 血に濡れた柄を握って、唇を噛みしめたまま、
 丁助の言葉をただ静かに聞いていた。>>4:99>>4:100

 視界が滴を含んで歪むのを隠すようにして、なんとか袖で顔を擦る。

 情けない顔はできないし、したくない。
 それはきっと彼も……丁助も望まないと思ったから。]

(5) 伊勢えび 2016/05/01(Sun) 00時半頃

【人】 肥代取り 置壱

[声が、聞こえたような気がした>>*5]

 おれ……。

[物心ついた頃から、ずっと鬼子と呼ばれてきた。
 何故、そう呼ばれるのかわからなくて、
「鬼子」とか「化け物」とか「子の命をとられた」とか
 周りの大人たちはいろんなことを言ってきて。
 でも、どうすればいいのかもよくわからなかった。]

[――でも。
 それは結局のところ、逃げていただけなんだろうか?
 よくわからないこと、悲しくて辛くて嫌なことから
 ずっと目を背けていただけ、なんだろうか?]

 ……。

[それに応える声は、今はもうないけれど。>>4:101]

(6) 伊勢えび 2016/05/01(Sun) 00時半頃

【人】 肥代取り 置壱

[二度三度、瞬いて。
 それから顔を上げて頭上に咲く桜を見上げた>>4:105

 永いあいだ花を咲かせることなくそこにあった桜の、
 全て染めるように降りしきる桜の雪。
 憎しみも哀しみも喜びも、禍福も何もかもを白く包み込んで。]

 …。

[――…ただ、今はただ。]

 ……きれいだね。

[誰に語るでもなく、ただ、在るがままを口にする。*]

(7) 伊勢えび 2016/05/01(Sun) 00時半頃

置壱は、辰次に手を振った。おはよう。ノシ

伊勢えび 2016/05/01(Sun) 11時頃


【人】 肥代取り 置壱

[告げられた辰次の言葉>>8に、微かに目を見開く。
何かに驚いたときに、よく見せる癖だった。
それからゆるゆると首を横に振って]

 …ううん。

[礼を言われるようなことは何もしていない。
ただ、ふたりに傷ついてほしくなかった、その我儘を通しただけ。
初めて声を聞いた、と言われれば>>9
刀を持っていないほうの手をそっと喉にあてて]

(13) 伊勢えび 2016/05/01(Sun) 23時半頃

【人】 肥代取り 置壱


 ……。うん。

[マガツヒや、丁助と対峙しているときは夢中で気に留めていなかったが]

 おれ、話せてる、よね……?
 ええと…その。

[なんだか、俄には信じ難いことのような気がして
 つい聞いてしまう。

 いつも、言葉にしたくてもどかしかったことが、
 こんなにもあっさり誰かに自分の考えが伝わることが、
 なんだかこそばゆくて。]

 …日向姉さんと、辰次兄さん。 

[――そして、それと同じくらい嬉しい。*]

(14) 伊勢えび 2016/05/01(Sun) 23時半頃

【人】 肥代取り 置壱

[手を貸してくれるか>>16と辰次に言われればうん、と頷く。

勿論、手伝うことを拒否する理由もない。
巽の子である辰次にせよ、地主である日向にせよ、
これからやらなければならないことは沢山あるだろうから。]

 ――あ、ごめん。
 少しだけ、待ってて。

[ふと、思い出したようにそう口にすると、桜の木の傍へ]

(17) 伊勢えび 2016/05/02(Mon) 22時半頃

【人】 肥代取り 置壱


 ……巫女。

[そこに、彼の巫女の姿はあったろうか。>>4
 なんとなく、“誰か”いるような気配はあるのだが。]

 ……、

[もし、言葉を話せたら。
 話してみたいことは沢山あったはずなのだけど。
 いざとなるとなかなか良い言葉というのは思い浮かばないもので。

 それでも、自分なりに言葉を選んで、紡ぐ。
 この声が届いてほしいから。]

(18) 伊勢えび 2016/05/02(Mon) 22時半頃

【人】 肥代取り 置壱


 ――……これ、受け取ってほしい。

[そう言って懐から取り出したのは赤い珊瑚の簪。
 遠い昔、伝承の旅人が、再会を願った想い人に、
 巫女に渡そうと買い求めたもの。
 叶わなかった願いと、旅人の印とともに
 代々子から子へと受け継がれてきたもの。]

 …ずっと、役目を果たせって言われてきたんだ。
 たぶん、貴女にこれを受け取ってもらうことがご先祖様の望み、なんだと思う。
 貴女を一人ぼっちにしてしまったこと、きっと後悔してただろうから。

 許されるなんて、思ってない。
 貴女を待たせてしまったことも。
 それでも……少しでも、貴女の心が安らかになればいいっておれは願ってる。

[語る言葉は我ながら辿々しいもので。
上手く、伝えられたか確信は持てない。
だがそれでも、自分の言葉で伝えることに意味があると前を向く]

(19) 伊勢えび 2016/05/02(Mon) 22時半頃

【人】 肥代取り 置壱

 それと……
 ご先祖様を、好きになってくれてありがとう。
 貴女が好きになってくれた人の子として、おれ、がんばるよ。

[――それじゃあ、またいつか。
桜の木の下、簪を差し出してから、待っているであろう二人の元へと戻った。*]

(20) 伊勢えび 2016/05/02(Mon) 22時半頃

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