82 謝肉祭の聖なる贄
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2012/03/17(Sat) 00時半頃
執事 ハワードは、メモを貼った。
2012/03/17(Sat) 01時頃
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[手の内で散らさせた精。風の精気そのものであるそれがついた手を口元へ運び、美味そうに舐めとっていれば。 若い贄の血肉を僅かばかり食らうより、遥かにその毛色は元の色に近付いて、薄墨色か薄鼠色くらいまでは濃くなったか]
(*5) 2012/03/17(Sat) 01時半頃
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― 昨日 ―
[褐色の贄が目を見開く様子は、余興に交わらせている贄たちへと顔を向けながらも見ていたか、クックッと笑いを零した。 指に舌を伸ばしてくれば、それに絡めるように指を動かして。
余興に絡み合わせていた贄たちが果てるまでは、その舌と口内を指で弄ったか。
それが終われば、指を抜き取り。 夜が更ければ、村の民たちが立ち去るのを贄たちへ向ける以上に冷たい色を浮かべた瞳で眺めて]
(18) 2012/03/17(Sat) 02時頃
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― 朝 ―
[夜の間はどうしていたか。 茶の同胞の膝を借りたままでいたか、そこから下りて立っていたか、それとも一旦縄張りへと帰っていたか。
いずれにせよ、朝には祭壇に立っている姿を、村の民も生き残っている贄も、他の大神たちも見るだろう]
(19) 2012/03/17(Sat) 02時頃
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[その毛色は昨夜よりも濃くなって。 外見も幾分若返って見えたかもしれない]
(20) 2012/03/17(Sat) 02時頃
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………贄を食らうより、こちらの方が効率が良さそうな。
[己の手を目の前に掲げ、その肌の色艶を見て。 一旦、獣の姿に戻り己の毛並みを確認して。 再び人の姿に戻れば、その外見は人間で言うならば50代半ば〜後半くらいになっているだろうか。
金糸の贄を連れて何処かへ行く白金を見送った後。茶と銀灰の同胞が戯れあうのを眺めて。
同胞と本格的にまぐわったなら、本来の姿に戻れるだろうか――などと考えていた]
(*11) 2012/03/17(Sat) 02時半頃
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[昨日の、灰白色から灰青色への変貌はそれほど目立つものではなかったが。 薄墨色まで濃くなっている今は、遠巻きに見ているだけの村人にも違いが判るだろう。 その顔立ちも、人間で言えば60代後半くらいだった昨日と違い、50代後半くらいまでは若返って見えるか。
贄たちが集まってくれば、彼らへ蒼を帯びた銀の瞳を向け。 昨日余興を見せた片割れと褐色の2人の贄が他の大神から指示を受けないようであれば、椅子と酌を要求しただろう]
(23) 2012/03/17(Sat) 02時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2012/03/17(Sat) 02時半頃
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[長髪の贄が間近へやってきたならば、その身に血の匂いは残っていただろうか。 人間には感じ取れない程度の微かな匂いでも、大神の嗅覚には感じ取れるかもしれず。 感じ取れたならば、それを示唆するように「どうせならば、私の前で血の余興を繰り広げればよいものを」などと囁いただろう**]
(24) 2012/03/17(Sat) 03時頃
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木刀か……生温くはないか?
[先の囁きは、どうせ殺すならば己に血を見せろ――という意味で言っていたつもりで。 茶の同胞が贄たちを争わせる提案をするのに、少々物足りなさそうな表情を浮かべるが。止める事も他の得物を用意させる事もせず。
白と黒の贄たちが、椅子になりに来るも、余興に争って見せるも、成り行きに任せて薄笑いを浮かべているだろう**]
(32) 2012/03/17(Sat) 08時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2012/03/17(Sat) 08時半頃
執事 ハワードは、メモを貼った。
2012/03/17(Sat) 09時頃
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[茶の提案と木剣の用意がされるまでは。褐色の贄を椅子とし、白の贄に酌をさせ。 その間に、戯れに褐色の口や白の肌を指で弄り、時折舌や頬に爪を立てたりなどしたか。
木剣が用意されたなら、椅子から立ち。 断られなければ昨日のように茶の同胞に膝を借り、断られたなら近くに立ったままで余興を眺めるだろう]
(52) 2012/03/17(Sat) 19時頃
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白金のは、昨夜喰った。 銀灰のも、その娘が在る。
……あれらのどちらかは、私が貰っても良いだろうか?
[どちらも其々に旨そうな贄たちが、木剣を打ち合わせ始めたなら。 その余興を眺めながら、同胞たちにそう問いかけた。
全てを一人で平らげる事もできるが。 他に食べる事を望む同胞がいるなら、分け合う事は別段構わない]
(*18) 2012/03/17(Sat) 19時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2012/03/17(Sat) 19時頃
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それでは、疾き風たるキミに有利だろう? 共に喰らうのでも、私は構わないのだが。最初の贄には一番に牙を立てたのだから、今度は私にそれを譲ってはくれまいか?
[膝を借りている同胞の提案に、フッと笑みを向けた]
(*20) 2012/03/17(Sat) 19時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2012/03/17(Sat) 20時頃
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速さでの勝負で、風に勝てる筈がないからな。 格好悪いと言われようと、それは事実。試すまでもない。
[東風からの挑発するような言葉に、肩を竦めてそう応じ。 けれど、すぐにその表情には挑発しかえすような笑みが浮かぶ]
もっとも……それ以外でならば、囲碁でも将棋でも詩でも剣でも閨でも、負ける気はせぬが。
(*26) 2012/03/17(Sat) 21時頃
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銀灰の。 ならば、キミも交ざるか?
[娘の主となった同胞には、そう声をかけてから。 再び東風へと視線を向け]
ああ。 ではついでに、その「雨水」という呼び名も改めてもらおうか。 いちいち訂正するのは面倒だった故に放置していたが。私は雨水でもあるが、雨水そのものではないからな。
(*27) 2012/03/17(Sat) 21時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2012/03/17(Sat) 21時半頃
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[茶の同胞に膝を借りていた同胞に落とされる前に、その膝から降りるのは間に合ったか。
立ち上がり、同胞に向き直るその足取りにあやうい要素はない。 秘薬には手を出しておらず。血に酔うことはあっても、酒には酔うことのない性質だ]
やれやれ。 同胞と争う事はあまり好まぬのだが……致し方あるまい。
[そう言いながらも、その顔に浮かぶのは愉しそうな笑みか。
同胞との争いは好まないが、負けることはそれ以上に好まない。 相手が年若いものであれば、尚更に負けられぬ――という自尊心もある。 もっとも、それが互いの属性上、どう考えても勝ち目がない勝負ならば、最初から受けないが。
こちらを挑発してくる同胞に応じるように。 雷雲の色に随分と近づいた毛並みの獣へとその身を転じる]
(61) 2012/03/17(Sat) 21時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2012/03/17(Sat) 22時頃
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― 贄たちのバトル開始前 ―
[褐色の贄を椅子に、白い贄の酌で酒を飲んでいたところに。 金糸の贄の味について、贄から問われれば、「知らぬ」と応じただろう]
それを問うならば、白金のにするがいい。 私はあれは口をつけていないからな。
(62) 2012/03/17(Sat) 22時頃
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私は、どちらかというと白い方だな。 褐色のも中々に旨そうだが、白いのは痛め付け甲斐がある。
[同胞相手と違い、人間や贄相手に愛でるという発想はない]
(*32) 2012/03/17(Sat) 22時頃
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あの黒いのは、来年まで放っておけばその方が今より熟して旨くなりそう、というのもある。 まあ、生きているか否かは、あの黒いのと他の贄次第だが。
[生きている可能性は低いかもしれないが、白い贄のような例もある]
(*37) 2012/03/17(Sat) 22時半頃
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――ヴルルルル…
[同胞たちの囁きに、微かな唸りで応じながら。 鋭い角をもつ狼に似た、虎かライオンほどの体躯の獣は、姿勢を低くして構えた。
噛みつきにくる同胞の牙を難なく避けて一旦距離をおいてから。 助走をつけ、角から同胞へと突撃する。
もし、同胞がその突撃を回避すれば、他の何かに当たる前に素早く方向転換してまた距離をおき。 回避できずに角が刺されば、自らの意思で角を外して、爪と牙で襲いかかるだろう]
(73) 2012/03/17(Sat) 23時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2012/03/17(Sat) 23時頃
執事 ハワードは、メモを貼った。
2012/03/17(Sat) 23時頃
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[その額にあるものは、生来の己の角ではなく。 遥か昔に喪われた兄弟が消滅する間際に委ねられたそれを、己の額に生えていたそれを自ら引き抜いたあとに植え付けたもの。
完全に身体の一部となっている訳ではないので、必要があれば(喪われぬ状況なら)外すこともする。
喪われた兄弟の形見なので、人間やただの獣に触れられることは嫌悪するため。 武器とするのは、同胞との争いだけだが]
(81) 2012/03/17(Sat) 23時半頃
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>>76
[そんな角を突き刺すつもりだったのは、けれど肩ではなく腕のつもりだった。 想定外に相手がふらついた上に、白い贄が飛び出してきて。贄に角が降れるのを避けたら、危うく同胞の胸部に突き立てそうになったが。 とっさに致命傷を与えることは避け、肩に突き刺した]
(84) 2012/03/17(Sat) 23時半頃
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………邪魔は入ったが。 私の勝ち、ということで良いのだろうか?
[角は抜いたか取り外したか。 抜かずに外し、同胞の肩に残っているなら、血は滲むだけで派手な出血はないだろうが。
とりあえず、酔っぱらった上に自分の攻撃を受けた同胞を地面に押さえつけると同時に。 邪魔をした挙げ句に同胞に巻き込まれた白い贄を足蹴にしただろうか]
(86) 2012/03/17(Sat) 23時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2012/03/18(Sun) 00時頃
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やれやれ……大丈夫かね?
[角は東風の肩に刺さったままで取り外したか。それとも、己の額についたままで抜き取ったか。 もし東風の肩に刺さったままなら、その角が栓となって必要以上の血が流れるのを抑えただろうが。 額についたままで抜き取っていれば、穿たれた傷からは風の精気に満ちた血がとくとくと流れ出しているだろう。
どちらにせよ、東風や他の同胞に妨げられなければ、その傷を癒すべく唇を寄せて舐めるだろうか]
(*42) 2012/03/18(Sun) 00時頃
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ふむ、では好きにさせてもらおう。 ………………思った程の傷ではないな。この程度ならば、舐めておけばすぐに治るだろう。
[そっぽ向く同胞>>88にはフフッと人間や贄には向けない種類の笑いを零して。 そう言いながら、その肩の傷口に口を寄せて傷口を舐めようと。
同胞の精気が満ちた血を舐めれば、回復しきっていない衰えた身はもう少し回復をするだろうか。 ついでに、己の気もいくらか送り込んで、その傷の治癒力を促進させようかと]
(93) 2012/03/18(Sun) 00時頃
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[けれど銀灰の同胞と黒の贄が近付いてくれば、風の同胞から離れ。 先程も一蹴り居れていた白い贄がまだ倒れたままならば、それに近付きもう一蹴り入れるか]
(96) 2012/03/18(Sun) 00時頃
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私と同胞の邪魔をするとは……またしつけが必要か?
[白い贄に囁きかける声は、冷たい響きの中にある種の熱を含んでいたか。 その表情には、嗜虐的な笑みが浮かんでいたか。
ちらりと同胞たちへ視線を向け。 異論が無いようであれば、その白を最初の贄が括られた台座へと引き立てるだろう]
(99) 2012/03/18(Sun) 00時半頃
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十二分にしつけてから………私が満足すれば、喰ってやろう。
[台座へと白い贄を引き立てれば、その上にそれを転がして。 涙に潤む瞳で見上げられ、同胞による傷口に指を突き立てながら。 クックッと笑いを零してそう囁いた。]
(109) 2012/03/18(Sun) 00時半頃
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