人狼議事


238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜

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【人】 幸運の科学 リッキィ

―半分崩壊したビルの屋上―

[ロボットの残骸からほど近く。
辛うじて完全には崩れず残ったそこに鮫の式は咥えていた土御門の凍えた遺体を置いて、ゆっくりと着陸した。]

 …………は。

[術者はその背の上で座り込んだまま。
浅く早い息が落ち着くのを待った。]

 預かった、だけだ。
 いずれ、返す。
 この手ごとでも。

 だから、今だけは、認めてくれ。

[聖痕の刻まれた手を間近に見ながら、懇願し、強く握る。]

(17) 2015/09/18(Fri) 00時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[あの時、機械獣の肩から飛び去る大須賀の顔を見た。

真っ黒だった。
まるで顔が無いかのように真っ黒に塗り潰されて視えた。
普段見る穢れとか、呪詛とかとは違う。
アレは理解のできないモノだ。

たぶん扉が開かれれば皆ああなってしまう。
その予感が不安を掻き立てて仕方がない。]

(18) 2015/09/18(Fri) 00時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[気付くと、痛みはだいぶ治まっていた。
手の聖痕は淡く黄色い光を湛えているようだ。]

 悪いな、弔う時間は無いんだ。

[此処に置いていく土御門へそう声をかけて。
血と埃で汚れた赤いコートを脱いでその上に被せた。]

 行こう。
 だいぶ、遅れた。

[聖痕以外の傷の痛みも大きいし失くした血は戻らない。
けれど、鮫の尾の傷を撫でつけ消して、再びその背に乗って空へと泳ぎ出す。
場所は持たせた式《鶴》が教えてくれる筈だ。*]

(21) 2015/09/18(Fri) 00時半頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2015/09/18(Fri) 01時頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

―上空―

[空を泳ぎ出した直後。]

 あんっの、馬鹿野郎。

[伝令ではなく『身代わり』の効果に重点を置いた結果。
紅鶴が友の手を離れた――離された事を察知する。]

 ……違うんだよ。

[大きく身を捻り鮫は天高く上っていく。
高く高く、結界内の街を見渡せるほど高く。]

(73) 2015/09/18(Fri) 13時半頃

リッキィは、エフの炎がビルの上を走るのが途中で見えた気がした。

2015/09/18(Fri) 13時半頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

[あの頃、それは漸く誇れたものだった。]

(74) 2015/09/18(Fri) 13時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[昔から一族の中で浮いていた。

義母とは口を聞いた覚えがないし。
父のそれに気兼ねしてかよそよそしかった。
一族の者は言うまでもなく

目がいいと言われた。
頑張って頑張って式鬼紙《シキガミ》も使えるようになったら。
一族の中でもこの年でこれほどの使い手だったのはそうはいない。
そう初めて認められて。

だから、暇そうに見えた同じ年くらいの少年>>7に、自慢したかっただけなんだ。
"悪友"との勝負は、そんな事も忘れられれるくらい楽しかったけれど。
無知で愚かだった、現実を理解する前の自分は思い出したくもないくらいの黒歴史だ。]

(75) 2015/09/18(Fri) 13時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 

『神威か、いい名前で羨ましいなあ』


[名を与えられた友人>>9を心から祝福して。
心から眩しく羨ましいと思った。

兄は理岐、理の分かれ道。
弟は理央、理の真中。

弟の名を知った時から理解していた。
本当に、はじめから、期待なんてされてなかったのだと。]

(76) 2015/09/18(Fri) 13時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 ボクは天使になんてなれないから。

  誰かを守るなんていう天使を守りたいんだ。

[言えばよかったのだろうか。
友のように素直に自分の戦う理由を。

太陽に近づく高さから。
少し罅が入った邪魔な伊達眼鏡を投げ捨てて、あちこち破壊された街を見下ろす。]

(77) 2015/09/18(Fri) 13時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[ロボットが暴れまわったのとは少し違う場所。
此処から見れば小さな、ビルが薙ぎ倒されてるのが見えた。

神威――“神”の木をも凌駕する“威”力

その名を持つ彼の居る場所を、この『目』が見紛うものか。]

(78) 2015/09/18(Fri) 13時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

―神宿 上空―

[ごう、と風が呻る。]

 終わってないようだな、バカムイ。

[三黒より受け取った>>1:154属性の変えられた紙の一枚。
頭上に呼び出すのは海神-ワダツミ-より一回り小さい火属性の鮫の式。

真っ赤に燃え上がる鮫は大きく跳ねて、『オスカー』のビルを覆う雨雲>>45の中心へ、落ちる。**]

(79) 2015/09/18(Fri) 13時半頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2015/09/18(Fri) 13時半頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

 こればっかは三黒に感謝だな。

[落ちる紅鮫が連装ミサイル>>94に捕捉される。
数度、連続的な爆発。

その最後で、一際大きな爆発が起こる。]

(104) 2015/09/18(Fri) 21時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[―――― ドン!!!
爆音が空気を揺らす。]

 まだ終わらんよ。

 それに。
 次は防ぎ辛いぞ。大須賀。

[爆炎に紛れ、海神-ワダツミ-が作り出すのは大質量の水。
14の水の塊としたそれを再び落とす。

力削ぐ雨と混じり合いながら、重力を受けた水は鋭さを増し地を穿つ杭となる。
そしてそれは水ゆえに、単純な爆発ではより小さな型に形を変えるだけだ。]

(105) 2015/09/18(Fri) 21時半頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2015/09/18(Fri) 21時半頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

[『オスカー』への攻撃の後。
ゆっくりと旋回しながら壊れたビルの上の友の姿>>110を、眼鏡を捨てた裸眼で久しぶりにはっきりと見た。]



 ……眩しいな。

[あれは彼が一ノ白の名を捨てた頃からだった。]

(116) 2015/09/18(Fri) 21時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 

『アンジェロイス?
 オマエ、天使って顔………え、あ、いや。

 ……。

 うん、似合ってるよ。』


[新しい名前を聞いた時。
笑ったのは似合わなかったからではない。

本当に天使の翼が『視えた』からだ。]

(117) 2015/09/18(Fri) 21時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[紫藤や龍山のものとは違う。
"白"という使命と力>>102から完全に離れた眩いばかりの自由の翼。


――それはまるで始まりの天使《ピュア・エンジェル》*]

(118) 2015/09/18(Fri) 21時半頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2015/09/18(Fri) 22時頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

 ……チッ。

[火炎放射により水>>111は全て蒸発させられる。
じゅうと上がる真っ白な水蒸気の雲の中へと飛び込み、四方八方から放たれる超電磁砲《レールガン》の狙いから姿を隠し、或いは回避していく。]

 めんっ、どうなっ!

[水蒸気を抜けると同時に放つ水の錐で天使の翼型の機械を破壊する。
ぱたりと紅が白い鮫の背に散った。
こちらの被弾は5だが、まだ直撃はされていない。

再び回避行動をとりながら、友人と大須賀の争う屋上へと向かう。]

(120) 2015/09/18(Fri) 22時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 本体叩けって事だろッ!!

[挨拶代りに鋭い魚の式鬼紙《シキガミ》を二体を突撃させながら。]

(121) 2015/09/18(Fri) 22時頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2015/09/18(Fri) 22時頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

 ああ、勿論。

[体中傷だらけでも、まっすぐ鮫の背の上に立ちながら大須賀>>123へと嘘を付く。
痛みは落ち着いたが、聖痕の力は使えないだろう。
ただそこに居たから預かっただけで。
蝶野や土御門と何か特別な繋がりがあったわけでもない。]

 しかしオマエ。
 天使っていうよりは堕天使だな

[友人の一振りに叩き飛ばされる大須賀>>128の顔はやはり、黒く塗り潰されて見える。
白く見えた灰の翼も酷く黒ずんで見えた。]

(133) 2015/09/18(Fri) 22時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 おまっ……!

[あの一撃をまともに受けて、大須賀が立ち上がる。]

 そんなとこも規格外かよ。

[ちらりと友人の方を見てから。
海神-ワダツミ-と自分の周囲に幾つもの水球が浮かべた。]

(134) 2015/09/18(Fri) 22時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 真なる始まりの天使《トゥルーピュアエンジェル》?

[思わず友人の背を見た。
そこには変わらず輝かんばかりの翼が視える。]

 ……。

 聖痕だけでなく天使の座までだと。
 欲張り過ぎだろ。
 どうしてもと言うなら先に僕を倒せ。
 
[あの翼の輝きを奪わせてたまるかと。
水球を超電磁砲≪レールガン≫に撃ち抜かれても怯まずに言い放つ。]

(139) 2015/09/18(Fri) 23時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 オマエの翼は幻《ファントム》なんかじゃない!

[前に出る友>>134を守るように。
掲げたファイルから紙吹雪が舞い、超電磁砲≪レールガン≫の射線を塞ぐ。

そして、残った水球をただの通電性の良い水の塊として、そう渦巻く電気を巻きこむように大須賀へと射出する。]

(143) 2015/09/18(Fri) 23時頃

リッキィは、オスカーから目を離さない。

2015/09/18(Fri) 23時頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

 ――――――…ッ!



[水球のコントロールを奪われた。
ありえない事態>>145に音にならない驚きの声を上げた時には、周囲を駆け巡る超電磁砲≪レールガン≫が迫り。]

(163) 2015/09/18(Fri) 23時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 ばっ……!

[眩い翼>>156がまるで自分を守るように広がるのを視た。]

 ……かやろう!!!

[海神-ワダツミ-から飛び降りる。
水球を吸い込み超電磁砲≪レールガン≫すらも引き受けようとする、その翼へと手を伸ばす。]

(164) 2015/09/18(Fri) 23時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[幸々戸の一族が伝える力は浄化に治癒。
治癒は仰代のものとは似て非なる病祓い。

病、怪我を祓いて引き受け、浄化する。]

(166) 2015/09/18(Fri) 23時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[――ごぷり、と口から血が溢れる。]

 ……鶴、手放し、やがって。

[幸々戸の才をちゃんと引き継げていれば、負担も軽く済むのだ。
でも才は無い、あるのは引き受ける『形代』の才だけ。

本来受ける筈のダメージを咄嗟に引き戻し。
落下した身体は鮫の式が辛うじて受け止める。]

(167) 2015/09/18(Fri) 23時半頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2015/09/18(Fri) 23時半頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

[――光が溢れた。



眩い、ずっとその背に見てきた光だ。]

(184) 2015/09/19(Sat) 00時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ


 ……カムイ。

[光の中、海神-ワダツミ-がゆっくりと弧を描き、高度を下げていく。]

 ボクはな。
 その翼を、ずっと視てたんだ。ずっと。

 オマエは落ちこぼれなんじゃない。

[長い年月の間に一ノ白の方が変わってしまったのだ。

光の羽根が降り注ぐ。
触れた者の傷を癒していく。
限界まで傷ついて戦い続けて来た式鬼紙使いの傷もまた癒える。]

(185) 2015/09/19(Sat) 00時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 ボクからだと言った筈だ。

[降臨した天使へと向けられる日本刀>>182
それに向けて薄紙が一枚、強化され刃物のように投げつけられる。]

 ボクは、まだ戦えるぞ。

[続けざまに更に3枚を投じて。
水球を操られ遠距離攻撃は不可能と悟った式鬼紙使いは、鉄扇のように開いて持った紙片を手に屋上へと飛び降りる。]

(188) 2015/09/19(Sat) 00時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 オマエのお蔭でな。

[狼狽える天使の友人>>183に振り返らずに言って、笑う。]

(189) 2015/09/19(Sat) 00時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

 …………ばかだなあ。

[その言葉>>187に一瞬視界が滲んだ。
自由の天使がずっと見ていてくれる程の価値があっただなんて。]

 ……。
 忘れるわけないだろ。

 お前はボクが殺す。

[堪えるように、大須賀>>192を睨む目に力を込める。
薄紙の刃を焼く、炎は相性が悪いが。]

(199) 2015/09/19(Sat) 00時半頃

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