25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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[じわり]
[血のにおいが広がる]
(*0) 2010/08/03(Tue) 01時頃
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― 大広間/壁の花 ―
[宴の幕が上がるころ、左の足に包帯を巻いた少年もまた 大広間の隅に居た。 壁に背を持たれかけ、集るひとをただ眺めている]
……凄いな、見事に浮いてるよシュレーゲルさま……
(6) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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[広がるそのにおいは、密やかにけれど確実に じわりじわりと白を朱に染めていく]
――…愚かなこと。
私を宴に呼んでおきながら、愉しめと。
[硬質な少年の声でなく 艶を帯びた、色香含むこえ。 パチリと 脳裏で響く音に僅か意識を向けた]
(*4) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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さて
[それから聞こえるもうひとつ]
――…其は誰が事ぞ?
(*5) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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― 壁際 ― [先ず広間に響いたのは、迦陵の歌 己が聞いた事の無い色をしている]
迦陵
[冷たい冬色の瞳に、翳りが混じる]
――…
(17) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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[噂は半分が真実 半分は彼らが見た幻
身に宿る其れを 少年自身自覚の無いまま飼っている。
多彩な芸は全て種付ける相手を引き寄せるが為 花は ときに牙を剥き、生を喰らう]
(*9) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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――さて?
[吐息混じる短な応え。 暗く翳りを帯びた冬色の瞳を細め、薄く哂う]
(*10) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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[はた、と我にかえる。 どす黒く広がりかけた胸の内を否定し、首を振った。 歌う鳥から視線を外す。 もとより眼鏡なくしては、何処になにがあるのかなどわかったものではない。 下手に歩くことも恐ろしく、そのまま壁と同化しておくことを選んだ]
……視覚が無いのは不便だね
[やたら耳が良くなった気がする]
(30) 2010/08/03(Tue) 02時頃
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[戸口の傍に居ればよかった。 あとの祭り]
早く終わればいいのに。
[息苦しい。 ここに居るのは]
……危険だ
[本能から出た言葉 思わず口にした自身が先ず驚いた。 蒼白になっているだろう、自覚がある。
気取られぬように 誰も此方を見ていないのを良い事に、少年は広間の出口をm座してそろりそろりと壁を伝い歩く]
(33) 2010/08/03(Tue) 02時頃
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― 大広間/窓際 ―
[壁伝いに歩き、窓際に差し掛かる。 華月の姿は視界にはいるけれど、眼鏡なくして彼とは気付けない]
そこを退いて欲しいんだけどね。
[相手を見定めようと凝視しながら、声をかけた]
(41) 2010/08/03(Tue) 02時頃
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――…お言葉ですがね
[ふいにかかった声に視線を向ける。 しかし黒い塊にしか見えない]
真に残念なことに、つい先ほど事故にあいまして この通り歩くもままならないんですよ。
この花祭で買い手がつかずとも、一向に問題ありませんよ? ボクはまだ先もあるし ――その辺の花主では、ボクを手折る事など出来ません。
(46) 2010/08/03(Tue) 02時頃
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[歩むたびに響く痛みは、少しずつ少年を染めていく。 じくじくと響く痛み、滲む朱 与える悦びを、知っている。 交える悦びを、知っている。 黒い塊にしか見えぬ彼を 翳った暗い瞳はしっかりと映している]
――私がこの身を使ったなら 海に巣食う魔物の唄でも 安宿では味わえぬ舌技でも披露してやれるがの。
ふふ……ふ
[たとえ少年に自覚は無くとも 生まれながらに、立派な男娼であった。 この時代で望まれぬ子が何処から出てくるのか ――…元を辿れば少年の血族に行き当たる。 血を受け継いだ親に放り込まれた花の為の学園は、良い餌場。 記憶の無いまま、幾度ひとを魅了してきたか そうして作られた噂の真相を、少年自身知りはしないけれど]
(*12) 2010/08/03(Tue) 02時半頃
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― 大広間/窓際 ― [笛の音が続く。 ちらと舞台を見るも、そこに何があるかなどわからない。 音で埋め尽くされていく]
――華月……かな、キミは。
[目前の塊がしゃべると、その抑揚で相手を知る事が出来た。 そんな名だった気がする。 覚える気が全く無かった故に自信は無いが]
酌ならその辺に幾らでも花があるだろう? 癇癪玉と思うなら 破裂させないように離れていればいい。
[呟きすらいまの自分には届いてしまう。 溜息をひとつ。 壁を手さぐりに、努めて普段通りに歩こうとする。 傷口からじくりと痛みが走った]
(62) 2010/08/03(Tue) 02時半頃
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[それから、セシルのいっそう響くこえ。 近くにいたのか 思わず目をまるくした]
――セシル?
[後ろで流れる笛の音が、妙に不似合いだ。 黒い塊が花に謝罪するのには、唇を吊り上げて哂う]
ドジが芸だとしても 故意に起こすは中々至難の技でしょうね。 むしろ褒めて然るべきじゃありませんか?
[肩を竦める。 セシルに対して恋人かと言うのには我関せずを決め込んだ]
(66) 2010/08/03(Tue) 02時半頃
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……困った子だね。
[セシルに向けるのは弟を宥めるような、柔かな声 くすり、と冬の花がほころびを見せるのは一瞬
眉を寄せ、啖呵を切った塊を視線で追う。 舞台へ向かっているらしいのは理解できたが、そこまで。 視界は霧に覆われている]
(72) 2010/08/03(Tue) 02時半頃
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― 大広間/窓際 ― ああ、その眼鏡が割れて――これさ。
[眼鏡の事を言われ、華月に片足を見せる。 左足には朱の滲んだ白い布。 視界が曇っている所為で、伸びてきた腕に気付くのが遅れた]
――っ!
[見えぬ先から伸びる腕 ぴしゃりと跳ね除ける。 足の怪我も一瞬忘れ、本気で逃げた。 広間の扉までたどり着く前に崩れ落ちたけれど]
(80) 2010/08/03(Tue) 02時半頃
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― 窓際 ― [音しか聞こえないいまの身に伸びた手は 先刻の>>76セシルの声すらも、脳裏から吹き飛ぶ恐怖だった。 幾多の芸がひしめくこの広間で 己のなんと無様なこと。 声がひとつ近づく]
――
[高嶺の その声色に聞き覚えがあった。 顔は上げられない。 唇を噛んだ]
(91) 2010/08/03(Tue) 03時頃
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[再び伸びてきた華月の手を拒む気力も無かった。 ただ、その身は硬く強張っている。 震えを抑えるのに精一杯]
――癇癪玉には近づくなと、ボクは言った。 忠告を無視して命を失ったとしても、それはキミの浅はかな行動の所為だろう。
[椅子から立ち上がり、血の滲んだ足を引き摺り扉へ向かう。 後ろの舞台で響くなにやらを邪魔する気は無いけれど 無数の人間に囲まれるストレスに耐えられる気がしない]
言われずとも。
[部屋へ戻れと謂う その声に短く返した。 視線は上げない。
じわり、また滲む]
(97) 2010/08/03(Tue) 03時頃
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[続く高嶺の声 足を止めた冬色の]
花が――…静かに咲くだけと思うてか。
[掠れた声音。 くすりと、哂う]
此処は”何”のお祭りか ご存知無いのでしょう、高峰の引き篭もりさま。
[足に滲んだ朱は、じわり また広がっていく。 痛みを忘れたように、視界が悪いとは思えぬ確りとした歩みで扉へ向かい、両手で開いた]
幾重にも、幾重にも、御機嫌よう。 子供は、もう居りませぬ。
[振り返りざまに見せた笑みは、いっそ*凄絶な*]
(108) 2010/08/03(Tue) 03時半頃
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ひとの裏も見えぬものに、意味などわかるまい。 ――存外に、小心よの。
[恐怖と怒りと羞恥 憎しみ、悔しさ、幾つもの波に呑まれ 小さな冬の白はあっという間に攫われて――――
朱が言の葉紡ぐに至った経緯など、話してもせん無い事。 擦れ混じる声音でからかいの言葉を送った**]
(*14) 2010/08/03(Tue) 03時半頃
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― 書庫 ― [さて、飛び出した少年はといえば 結局自室になど戻れるわけもなかった。
足は無理に動かした所為で裏の傷口がぱっくりと開き、包帯はもう役に立たない。 歩みを止めて、それでも誰かに見つかるのは厭だと空いた部屋へ逃げ込んだ。 扉を閉めるとかおる、古い紙のにおい。 入り口にしゃがみ込んで、膝を丸める]
――っく……ぅ
[痛みにはやがて熱が伴う。 過ぎるのは 置き去りにしてきた鳥の囀りと、幾多の芸 粗忽な友人の けれど見れば誰もが引き込まれる類稀な絵の才と それから、]
(191) 2010/08/03(Tue) 08時頃
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ふ ふふ 無様だね―― 噂のロビン、なんて
何処にいるのか……ボクが一番知りたい
[ぽた、と 冬の雨がひとしずく。
何故あんな噂が真しなやかに広がっていくのか 少年自身には天の才能など、何ひとつ見出せていないのに**]
(192) 2010/08/03(Tue) 08時頃
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執事見習い ロビンは、か細い啜り泣きを洩らす。 鳥は仮宿に向かうのか、さて**
2010/08/03(Tue) 08時頃
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― 書庫 ― [すん、と鼻を鳴らす。 扉越しに聞こえたこえ]
……いない。
[短く告げる。 けれど扉は開いてしまった。 入り口から左程も歩かぬ場所、蹲ったまま顔は上げられない。 だから、そこに誰がついてきていたか 気付かなかった]
(218) 2010/08/03(Tue) 11時半頃
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…………ボクを気にするより 花主の前で囀っているといい うそつき迦陵
[膝をかかえ、顔を埋めたまま。 硬質な声は少し滲んでいる。 嘘をつかぬ鳥に冷たい一言を浴びせ、首を振った]
眼鏡が割れた。 それだけだよ
(221) 2010/08/03(Tue) 11時半頃
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あの唄は、ボクの聴いたことの無い歌だった。 ……新しい鳥篭に移るんだろう?
[同時刻 大広間で、己の変わりに謝罪している花のこと こうして追いかけてくる花のこと 彼らの好意に甘えつつ内心では彼らの才を憎んでいる 知られてはいけない 独り置いていかれる 一人で居ることを口に出して望む少年の抱えた矛盾]
濡れている? 気のせいだよ――
[顔は上げない。 秋の枯れ草色をした髪は、櫛に絡むほど長くは無い]
(225) 2010/08/03(Tue) 12時頃
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執事見習い ロビンは、カタリと届いた音に、びくっと可笑しな程身を強張らせた。
2010/08/03(Tue) 12時頃
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キミのあんな歌は 聞きたくなかった ――早くボクの前から、消えてしまえばいい [何も出来ぬ子供がただ拗ねているだけ 一つ壁を置いて少年を見れば愚かさは一目瞭然 小さな鳥が拭う頬には、矢張りぬるい雫が伝っていた]
っ
[身を強張らせたのは、触れた指の感触と 同じくして届いた別方向からの音に対して。 反射的に視線を向けるも、ぼやけた上に滲んだ視界では人影すら定まらない]
(231) 2010/08/03(Tue) 12時頃
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迦陵頻伽は常春の庭で囀るもの 浄土に秋冬など、来はしないんだよ
[声が近づけば、両手で彼を遮る。 唇は触れること無く]
キミは物好きだ
[孤高と呼べるほど俗世から離れているわけでもない 憂いと呼ぶにはあまりにも重く醜いこころ それを好きだと謂う、あまりに邪気の無い相手が いまこの時はたまらなく少年を惨めにさせた]
――ありがとうなぐさめられた。それではもう戻るといい、迦陵。キミの歌を待つ花主たちが手薬煉引いて待ち構えていることだろうから。
[一息で拒絶し、湿った頬を白いシャツの袖口で拭う]
(237) 2010/08/03(Tue) 12時半頃
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この手を離れて行くならば たれかの元へたどり着く前に
そう、いっそその翼を手折り――縊り殺してしまえばいい
[少年の自覚は無きままに 浮かぶほの暗い朱]
(*18) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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――雲厚くして 届かぬ春を待つ 囀りと紛うは 木枯らしの音
[眉を寄せて、首を振る。 少年は紡がれた歌に硬質な音を向けた]
渡る時期を逃したツバメがどうなったのか 知らないわけじゃないだろう もう、来ちゃ駄目だよ。 そんな燕になりたいなら別だけどね。
(243) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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[書庫を去る鳥にそれ以上かける言葉は無い 突き放す一言は少年なりの忠告。 自身に構って良い事など、彼には無いだろう 最後の一言を添えたのは、無意識下のことで カタリと鳴った音の先を、すっかり忘れていた。 漸くひとりになれたとばかり、肩の力を抜く]
――!
[直後降り注いだ声 その主を知っている]
子供が居ていい場所まで、ですよ。
[此処に在っていいものは。 大広間で向けられた言葉を覚えている。 幾つもの感情がない混ぜになって、目前が一色に染まった そのあとどうやってあの場を切り抜けたのか、記憶が定かで無い]
態々追いかけて、未だ何か言い足りぬ事でもありましたか。
(246) 2010/08/03(Tue) 13時半頃
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