261 甘き死よ、来たれ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
みょんこ! 今日がお前の命日だ!
2016/12/17(Sat) 00時頃
|
|
[ なにかがはじける音が、 うるさく鳴り響いた。 ]
(19) 2016/12/17(Sat) 16時頃
|
|
[ どれくらい 時間が経っていただろう。
飛んでいた意識を取り戻して、それから痛む頭を抑えつけた。 喉が灼けるように痛い。 今までよりも酷く咳き込めば、足元が真っ赤に滲む始末。 ]
( あ、れ ? )
[ どうして? おかしい。私、今までこんなにひどかっただろうか。
こふ、と血が零れて滴り落ちる。 だめ。苦しくて痛くて、身体が軋んで悲鳴を上げる。 ]
(20) 2016/12/17(Sat) 16時頃
|
|
いかな、いと 、
[ ヴェスさんがどこに行ったのかは分からない。 意識を飛ばしてから経過した時間も、よく。
ただ震える足を動かして、道を走って。 廃教会の方に駆けていくだけ。** ]
(21) 2016/12/17(Sat) 16時頃
|
|
―― 廃教会 ――
[ いつも通りにボロボロの廃教会。 開けるのは危険だからと中に入れはしないが、扉の前で膝をついた。
喉の痛みに耐えきれずに咳き込むと、生温い赤が地面を汚す。 ひゅ、と鳴る喉に手をやって これ以上鉄錆びた気持ち悪さが広がらないよう、力を籠める。 ]
……どうして、
[ さっきまで何ともなかったのに。 すこし喉が痛かった。軽く咳が出た。それだけだったはず。
心臓が早鐘を打つのは、一体なんのせいだろう。 私、もしかして死ぬのかな。 息苦しさに生理的な涙を浮かべながら、は、と息を吐いた。 ]
(29) 2016/12/17(Sat) 19時頃
|
|
[ >>24もし彼が程無くしてその場にやって来たなら、 緩やかに振り向いて ]
……ヴェスさん?
[ 誰か分からない。 けれど反射的に口から零れた名前は、無意識に刻まれたものだったからだろう。
合ってるかな。 合ってると良い。
彼が反応してくれたなら、ふるりと立ち上がって。 迷惑をかけたことを詫びるだろう。** ]
(30) 2016/12/17(Sat) 19時頃
|
|
[ 歌瀬。自分のことを呼ぶ彼の様子を見て、 やっぱり間違っていなかった、と場違いな安堵を覚える。 告げた謝罪の言葉は宙を彷徨って消えた。 代わりに伸ばされた腕をぼんやり見つめ、抱き締められるならば大人しく彼の方へ寄りかかった。 ]
………痛くて、とつぜん苦しくなって、 でもどうすればいいのか、わからなくて……。
[ 辛いことがあった時やなにかに迷った時はいつだって、 神に祈りを捧げていた。 祈ることで心の拠り所を得た気になって、いつも通りの自分に戻れたのに。 ]
だから、いつもみたいにお祈りすれば 元に戻るんじゃないかって……!
[ 喉が悲鳴を上げる。掌を口に宛がえば、指の間から血が滴り落ちた。 ]
(34) 2016/12/17(Sat) 21時頃
|
|
死ぬことは、怖くなかったはずなのに、 ……いざこうなると、どうしようもなく怖いんです……。
[ 助けてだとか、そんな泣き言を言うつもりは無かった。 ぽつりと落とした「怖い」なんて弱音だけ。 これ以上の迷惑をかけるなんて、出来ないから。 ]
教会の、裏に……箱があります。 子どもたちのために食糧を入れておいたんですが、もう、誰もいませんから。
――――私が死んだら、ヴェスさんに。
[ 量は、多くないけれど。 でもなにかの助けにはなるだろうと、掠れた声で呟いた。* ]
(35) 2016/12/17(Sat) 21時頃
|
|
[ 赤い血が彼のことを汚してしまう。 駄目だと思うのに、身体からは急速に力が抜けていって。 今まで何ともなかったくせに、悪化するときはまるで坂道を転がり落ちるようだ。
ふるり、目蓋が震える。 ]
…………そう、いえば。私も。 ひさしぶりに、誰かと食事が出来て――
……嬉しかった、です。
[ >>39彼の優しい言葉に微笑んで、幽かな声を紡ぐ。 握らせてくれたハンカチを持つ指に、ほとんど力が入らない。 揺れる視界を精一杯繋ぎ止めた。
次に目を開ければ、本当は全部夢で。 私はなんにも病に苦しむことなく生きていけるんじゃないだろうか。 でも、そんなことを思うのは先に死んだ人への冒涜だろうから。 ]
(53) 2016/12/17(Sat) 23時頃
|
|
全部、してもらうなんて……だめです。 私ももう少し、マシになったら、 なにかお手伝いを――――、ッ!
[ 本当に灼けているのではと疑う程の熱と、痛み。 世界が歪む。彼に凭れ掛かっていた身体は完全に力が抜けて、 指先からハンカチの抜け落ちる感覚がした。
たくさんの人を弔った。子ども達は、皆いなくなって。 次第にひとりになっていく自分の目に、 唯一人。彼だけが、途切れることなく映っていて。 ]
( 先に置いて行くのは、私の方? )
[ 期待して、失いたくなかった。 だから何にも言えずに、残せずに死んでいくのだろうか。 ]
(54) 2016/12/17(Sat) 23時頃
|
|
[ ここにいるのは、恐怖に怯えて動けなくなった少女のすがた。 祈りも救いを説く一節を読み上げる声でさえ、 いつの間にか空っぽになってしまった。
瓦礫の下に埋めたのは、かつての幸せな日々。 忘れてくれて構わない。私がそうしてきたように。 ]
ごめん、 なさい、
[ あなたの役に立ちたかったのに、 謝ることしか出来ない。なんにも、もう。 ]
(55) 2016/12/17(Sat) 23時頃
|
|
―――――― ぁ、 ?
[ どくん。 ]
[ 一際大きく、異常なほどに跳ね上がった心音は 身体を預けていた分彼にも伝わっただろうか。
ぽたぽたと零れ落ちる涙と同時に、目蓋が緩やかに降りていく。 だめ、だめ。 まだ 言ってないことが、
……ぷつん、 ]
(56) 2016/12/17(Sat) 23時頃
|
|
[ 糸を断ち切られたように崩れ落ちる身体はもう、 いのちの抜け落ちた抜け殻だ。
それは憐れな少女の亡骸。 荒廃した世界では珍しくも無い最期を迎えただけの、 ありふれたがらくた。
カラン、と音が鳴って 少女のロザリオが滑り落ちた。* ]
(57) 2016/12/17(Sat) 23時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る