人狼議事


270 食人村忌譚

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【人】 亡命同盟 エツコ

―容の自宅―

[文をしたためようとしたところで、視界に手を振る姿>>0:237が映った
 手を止め、あの時>>0:55と同じように
 胸元で小さく手を振り返す
 『いんですか!?』>>0:238の問いかけに、
 もちろんですよ と微笑み返し、
 伝え聞かすは、忘れず添えた 件の言霊>>0:118
 ご飯はつやりと艶やかで 煮物もあぁまく仕上がって……]

いただいてばかりで、ごめんなさいね
舌の肥えているわけではありませんが、
私なんかの感想であれば、喜んで

[常と変わらず微笑みを送り、
 続く『よかったなぁ』の言葉には、ゆっくりと頷いた]

(19) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

料理にかける時間も気持ちも、
作る方>>0:233>>2の命の一部
注いでいただいた容さんの命は、とても尊いと思います

容さんの美味しいご飯は、私を笑顔にしてくれるんですよ

[そう口にする江津子の微笑みは、
 普段より深く 刻まれていた

 深々と頭を下げて、その場を辞する
 立ち去りながらも、ふと胸に去来する思い

 もし、ゆりではなくて、こんな容が
 あの広い社>>15を継いでいたなら、
 彼女はどんな巫女となり、
 村人たちを導いていたことだろう――――――――]

(20) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

 


     [だめ いけない――――――――]


 

(21) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[そんな仮定を、思い描いてしまったためだ
 油断した隙間に差し込まれる、二十余年も昔の記憶
 江津子の胸に抱かれた、赤子の女子(おなご)

 眠る彼女は、ミナカタとの交じりの夜に、
 眠っていた男子(をのこ)>>0:61ではない
 1人息子の大美(ダイミ)のことは、
 立派に育てて、独り立ちさせた
 村での一員として働き汗を流す、彼ではない

 江津子の育てた子供は『1人』――――
 産み落とした命は 『もう1人』――――]

(22) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―回想/二十余年前の神社―

女子(おなご)を、育てる自信がないんです

[眠る娘を抱きしめながら、『先代の巫女』に吐き出した
 彼女の腹部を見つめながら、ついっとその子を差し出した]

神様の、ご慈悲を賜りたく
この村で生きる女として、幸せになる術をお授けください

[赤子が火のついたように泣き出した
 江津子は目を伏せたままだった

 尊き巫女は頷いて、『引き受ける』旨を、
 約束してくれたのだった]

(23) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[誤解のないように、加えておきたい
 赤子を手放すその訳は、口にした理由、ただそれだけだ

 この地に生まれ、やがて土となり還る
 輪廻にとらわれたこの子の行く末に、幸あれと

 たった一度の交わりで、生を授かった私の子……
 『ミナカタの子』>>0:70に、幸あれと――――]

―回想/二十余年前の神社―

(24) 2017/11/23(Thu) 03時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―容の自宅から離れながら―

[その時分を生きた者なら、察する者もあろうけど、
 源蔵の帳簿>>0:167に描かれるには、
 時をさかのぼりすぎていたかもしれない

 赤子はすぐに亡くなって、ひっそり弔われていたかもしれない
 巫女が他の女から子を引き継ぐこともあり得れば、
 『約束』が遂行されていたかも、分からない

 これだけ近づいても、容がそうだとは、
 血を引いた子、『捨てた』子なのかは分からないし
 仮にそうだとして、なんだというのかも分からないけれど

 時折あの赤子と重ねてしまい、江津子なりの生きる術>>0:97
 伝えてしまうことも、まれにある]

ごぉろん ごぉろん ダルマさん――――

[懐かしい唄を口ずさみながら、歩みを進めっていった]

(25) 2017/11/23(Thu) 03時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―丞の自宅―

[ここにたどり着いた時>>0:125には、
 戸を叩けど求め人は不在だった>>0:213
 鬼の一字に礼をして、鍵のない戸をあけて中を確認するも、
 がらんどうの研ぎ場が見えただけ]

よく、すれ違いますね

[機が悪いのか、相性なのか、こうしたことはままにある
 だから、幾度か行ったように、鉈と肉をその場に置くと、
 よろしくお願いします と呟いて、両手を合わせた

 そのまま自宅へととって返し、その夜は床についただろうか**]

(26) 2017/11/23(Thu) 03時半頃

亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/23(Thu) 03時半頃


【人】 亡命同盟 エツコ

―翌日/養鶏に勤しむ、とある農家の庭で―

帰りゃんせ――――>>0:7

[抱いた鶏を撫でながら、その首に指を絡めたところで
 「なんで」>>#1との呟きを耳にし、面をあげた
 足元を覆う、たくさんの鶏の囀りをも越えて
 耳に届くは出鱈目な歌>>#2>>#3

愛理さん ごきげんよう

[そう声をかけたけれど、彼女は一瞥もせずに
 奇妙な歌を携え、ただただ、この場を通り過ぎていく
 江津子は、その姿を追いながら

 ゴッ――――

 手にした首をへし折って、頭を垂れて 見送った
 歌は止むことなく延々と、まるで、取り囲むように
 『平穏な村』を、巡っていった*]

(41) 2017/11/23(Thu) 15時半頃

亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/23(Thu) 15時半頃


【人】 亡命同盟 エツコ

―続・養鶏に勤しむ、とある農家の庭で―

『鶏の育ちは早くてかなわん
 潰せど捌けど 追いつかん』

[これは、低い柵に囲われた、この養鶏場の主の言葉
 先約として優遇された愛用の獲物は、丞の元>>8
 さらばと主より借りた包丁は、切れ味が悪く、難儀する
 ようやく首を落とした幾羽を、庇に逆さに吊るしたところで
 覚えた気付きに江津子の眉根は くっと小さな皺を寄す]

……足りませんね

[足元にたむろする鶏の数が合わない
 愛理の歌に気を取られた>>41隙に、逃げ出した一羽がいるのだろうか]

(42) 2017/11/23(Thu) 16時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[急ぎ、主に報告する
 よくあることだ と主は笑う
 村の誰かが届けてくれよう、そう主の『鈍(ドン)』は笑うけど
 それでは江津子の気が収まらぬ
 謝礼の卵も、受け取れぬ]

急いで、探して参ります
……本当に、申し訳ありませんでした

[無刀で表に飛び出せば、きょぉろりきょろりと眼を走らす
 普段の微笑みも弱々しく、すれ違う村人ごとに訊ねるも
 実のある応えは返ることなし

 鶏さぁんと呼びかけながら、江津子は村を、巡りだす*]

(43) 2017/11/23(Thu) 16時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―鶏さんを求めて―

[右へ、左へ、逃げた鶏を求めて彷徨う
 久方ぶりに、胸に焦燥が宿っている
 遂行しなければならない 託された『仕事』は恙なく
 そうしなければ――――

 気もそぞろに眼を走らせば、目に付いたのは丞の姿>>45

今日は>>26お会いできましたね 丞さん
昨日は、不精なお願いで、失礼いたしました

[鶏はその手にあっただろうか
 ともあれ、手にした荷物、愛用の一物だろう包に気づいたならば、
 まず述べるべきはその言葉
 彼のもとへと歩みより、微笑みとともに頭を下げた]

(46) 2017/11/23(Thu) 17時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

畑は落ち着いた時期>>44だとしても お世話は欠かせないものですね
そう言っていただいて、嬉しいです
相互に託しあえる仲も、とても尊いものですから

[丞から差し出さ両の手を見>>47、くたりとした鶏に安堵する
 潰せど捌けど追いつかん>>42のなら、一羽余分でも構わないだろう
 丞の言葉から、焦りの声が聞かれていたことを恥じらいつつも
 鈍(ドン)の養鶏場での出来事をさらりと話し]

では、まずこちらから

[と、愛用の鉈を受け取った。
 それを、常のように腰に差して、続いて鶏に手を伸ばす]

(51) 2017/11/23(Thu) 17時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

残念ですが、そちらも託されたものなので……
お礼に卵をいただく予定ですので、そちらでよければ、後ほど必ず

[命を失った鶏を、赤子のように胸に抱き
 残る片手で、鉈をすらりと抜き放った
 武骨な獲物を陽に透かし、刃先を見つめて、ほう、とつく
 抱いた鶏の首筋に刃をあて、ひと思いに薙ぎ払えば
 ことり、と落ちる、小さな首]

御見事なお手前ですね……
どうしたら、これほどの業を得られるのか
素晴らしいお仕事を、ありがとうございました

[胸を鮮血に湿らせながら、再び頭を下げたのだった*]

(52) 2017/11/23(Thu) 17時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[ビユッ と、刃の血を振り払い、袂で拭って清めたならば、
 鉈は定位置の腰へと戻す
 小さな首を拾い上げ、その手で首なき鶏を逆さに吊るし
 残る片手を胸元に添え、微笑みながら小首を傾げた]

お互い、齢(よわい)を重ねた分だけ、
積み重ねた業が、宿っているのかもしれませんね

[丞の心中>>55はいざ知らずとも、
 口にした自身の言葉に、はっ、とする
 いえ、丞さんは、まだお若いですが、と非礼を正すも
 続く言葉>>56に、重い眼もとに光が宿った]

(57) 2017/11/23(Thu) 18時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

そうですか……身にあまる過分な評価ではありますが、
そう言っていただけて、とても、とても嬉しいです
ぜひまた、お願いいたします

[背を向けた>>56丞の表情は、うかがえぬ
 だから、ふと去来した思いを、彼の背にそっとかぶせた]

『一味違う』というのなら、
昨日、容さんからお弁当をいただきました>>0:13
お野菜の煮ものもとても美味しくて……
丞さんの手ほどき>>53の賜物ですね

[礼の言葉も出そうになるが、それはなんとも畑違いなもの
 言葉は飲み込み、かわりに礼の仕草を送る
 見えぬだろうお辞儀で見送り、
 やがて、首なき鶏を逆さづりにしたまま、来た道を戻りだした**]

(58) 2017/11/23(Thu) 18時頃

亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/23(Thu) 18時半頃


エツコは、鬼丞に話の続きを促した。

2017/11/23(Thu) 18時半頃


【人】 亡命同盟 エツコ

―鈍(ドン)の庭>>42

お騒がせしてしまい、申し訳ありませんでした
なにかありましたら、また――――

[丞のおかげで見つかった鶏の亡骸を家主に返し、
 報酬である卵をいくつか、紙に包んで受け取った
 割れぬように、片手で抱きとめ独り言つ]

慣れませんね……儚いものを手にすることは

[背筋はしゃんと伸ばしながらも、
 どこかぎこちなく、この養鶏場を後にした*]

(91) 2017/11/23(Thu) 22時半頃

亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/23(Thu) 22時半頃


エツコは、ススムに話の続きを促した。

2017/11/23(Thu) 22時半頃


【人】 亡命同盟 エツコ

―道端で―

……そんなことをされると、困ります

[卵を手にしたまま、立ち往生の憂き目に合う
 足元にはじゃれつく、猫さん>>491人
 江津子の手にしたもののことを、餌か何かと思っているのか]

これは、猫さんの召し上がるものではありませんよ
そんなに切なく鳴かないでください

[よいしょ、と残る片手で猫を持ち上げ]

両手がふさがってしまいました>>47

[ふっと、小さく息をついた*]

(104) 2017/11/23(Thu) 23時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―木材置き場の付近で―

割れ物なんですよ
後生ですから、その爪を放してくれませんか

[とてて、とててと不格好な歩みでいくばくか
 やがて、困惑しながらちらりと見やれば、
 櫻子>>95とススム>>106若い2人の姿が映る
 少し様子をみながら、やがては]

櫻子さん、ススムさん ごきげんよう
気持ちのいい、朝ですね

[ぎこちなく近づいて、軽いお辞儀で挨拶をした*]

(112) 2017/11/23(Thu) 23時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

いきさつで、こんなになってしまいました
みっともないですね

[まずは、ススムの言葉>>138にそう答えて、苦笑する
 続く言葉に、眉尻を下げて、困りましたね と呟いた]

今はここにある卵くらいしかないんです
容さんでしたら、美味しいご飯をいただけたかもしれませんが……

[ススムが止めた思考を口にし、どうしようかと悩みながらも、
 駆け寄ってきた櫻子>>128に、ほっと小さな息をついた]

はい 困りものの猫さんなんです

[くすっと笑いながら、身を乗り出し、
 肘を突き出し、なんとか彼女に渡そうとするけれど、
 彼女はしっかり、受け取ってくれただろうか]

(141) 2017/11/24(Fri) 00時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[江津子も、ついぞ気づかなかったこと、
 困り果てた末に忘れていた、今日の『いきさつ』

 服にしみ込んだ、首を落とした鶏の鮮血>>52のせいで、
 触れた毛が赤く染まったしまった、この猫さんを*]

(142) 2017/11/24(Fri) 00時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[そうなんですか よかったですね
 櫻子の言葉>>148に逐一頷き、相槌を打つ
 身ごもった子も含めれば、4人もの命を宿した彼女だけれど、
 その挙動のせいだろう、どうしても幼子と接するように>>0:57応対してしまう。
 けれど、『おけが?』と訊ねられ、ようやく落ち度>>142に気がついた]

あ……いえ……それは、その
鶏さんを今朝方に――――

[ススムは察してくれているけれど>>155、彼女にこの言で通じるだろうか
 暫時悩んだ果ての末、『おそろい』の言葉に、うんと頷き口にした]

触れ合うと、時に同じ色へと染まってしまうことも、あるんですよ
素敵ですよね
仲良しこよしの、あかしです

[誤魔化しの罪悪感がついと過るも、唄うように口にした]

(160) 2017/11/24(Fri) 01時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[続いて、『捌いた事がない』というススムに向き合うと]

いつかは通る道かもしれませんし、
やらぬまま終わることもあるかもしれませんが
あまり、気持ちのいいものではありませんよ
力もいりますし、赤く染まってしまいますし――――

[あっ、力はススムさんの方がお強いですよね
 そうつなぎの言葉も入れながら]

私も、容さんはお見掛けしていませんが、
また、おいしいものをいただけると>>154、仰っておりました
いただいてばかりで、頭が下がります
ですが、慈悲深いゆり様にお願いする>>157のも、よいかもしれませんね。

[視線を落とす心情は、江津子にはくみ取れなかったけれど
 続く言葉に、微笑んだ]

それは、大切なお仕事ですね
しっかりと、勉学に励んで、殿方として磨かれてください*

(161) 2017/11/24(Fri) 01時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[返ってきたススムの申し出>>162に、一瞬眉がふわりと上がる
 ススムは今、学んだものを、与える立場になろうとしている
 少年の成長を感じ、ゆっくりと頷いた]

ごめんなさい 殿方としては、もう磨かれていたようですね
とても、立派な志(こころざし)だと思います
断る理由はございません
ぜひ、よろしくお願いいたします

[私ももう、歳ですし、なんて余計な事を付け加えたのは、
 彼から感じたような気がする、眩しさのせいだったのかもしれない
 櫻子はどうしたか
 江津子の方は、学び舎へと向かうのならばこちらも頭を下げ返し、
 彼を見送ったことだろう*]

(169) 2017/11/24(Fri) 01時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

そうですね 大好きな方と、なれるといいですね
長く連れ添うお方とは、色も交わると申しますし

[櫻子>>170にそう相槌を打ちながら、
 赤く色移りしていく姿に、こほんと小さくせきをつく]

お腹、空いていらっしゃいますよね
容さんのお家へ向かうか、神社で馳走になりましょうか

大事な大事な お体ですから、
もしよければ、お付き添いいたしますよ

[そう付け加えることも忘れずに]

(172) 2017/11/24(Fri) 02時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[櫻子が望んでくれるなら、身重な彼女を気遣い、
 せめてその場までついていくつもりだ
 1人で大丈夫というならば、無理にはついていかないが
 この申し出だけは、添えておいたことだろう]

……そのお召し物については、お洗濯をさせてください
後日でも結構ですので、その間は、私の古着をお持ちしますから

[自分に端を発し、次々と伝播していく赤い色を、
 せめて、落としてあげたいと**]

(173) 2017/11/24(Fri) 02時頃

亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 02時頃


【人】 亡命同盟 エツコ

―出立の時―

お仕事は、もう済んでいますから

[櫻子の問いかけに>>174そう微笑んで、
 だから、と同行を持ちかけた>>172
 自分の仕事について少し話すべきかと思うも、それは思いとどまった
 屠殺の話を伝えたところで、櫻子の足しになるとは思えない
 お洗濯の契りを交わし、『一緒に行く』>>175と託されたなら、
 行先は、江津子の選択では、1つしかない]

では、『ゆり様のもと』へ参りましょうか――――

[奔放に村を駆けることのある姉の元
 社を鎮守する妹の元
 異なる在り様の姉妹を思えば、
 すれ違いなく櫻子の腹を満たせるのは、きっと後者だ

 猫と卵を抱いた2人で、神の麓をゆっくりと目指した*]

(187) 2017/11/24(Fri) 20時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―道中・壱―

[櫻子が退屈しないよう、所々で言葉を交わした

 途中でふと卵を手にとり、こつんとおでこでひびを入れ、
 片手で割ると舌の上へと中身を乗せて、
 ごくんと呑み込んで見せる]

櫻子さんも、召し上がりますか?
あまり、お行儀はよくありませんが……

[腹の足しにもなろうかと、1つ取り出し問いかけた
 産みたての卵は、濃厚ですよ
 そんな言葉も、言い添えて。

 櫻子が望むなら、彼女のおでこでこつんとやって、
 その舌先へと落としてあげたことだろう]

(188) 2017/11/24(Fri) 20時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

卵の白ぃろいところからは、
メレンゲという菓子ができるんですよ

[どちらにしろ、抱いた卵を撫でながら、
 どこか遠くに微笑みを送る]

甘くて、雲のようにふんわりしていて
焼けば、香ばしい風味も帯びて――――

[そこまで言って、口をつぐむ
 この村で、あの菓子を作れたものなど、いたことか
 村の多くの者が、まだ生まれおちる前のもの、
 遠く彼方の地の記憶をもとに、話してしまうことも、ままにある]

ときに、櫻子さん――――

[だから、強引に話をすりかえ、
 はぐらかすように、問いかけたのだった*]

(189) 2017/11/24(Fri) 20時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―道中・弐―

お腹の赤子はどなたの子種か、
目星はついていらっしゃるんですか

[急いで用意してしまったせいで、はぐらかしの問いかけは、
 我ながら節操のないものとなってしまった
 櫻子からは、どんな答えが返ってきたのか
 江津子は そうですか と受け止めて、
 やがては、こう伝えたことだろう]

お産にあたり、不安になったり、怖くなったりしたときは、
遠慮なく、誰かの傍に、寄り添ってくださいね

[もしかしたら、これはゆりの言葉>>0:22の言い換えで、
 すでに、さしたる心配はなかったことかもしれないが]

(190) 2017/11/24(Fri) 20時頃

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