207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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血腥い……。
[翌朝。ベッドの中にいる私を覚醒させたのは鮮やかに漂ってくる血の芳香であった。**]
(*1) 2014/12/11(Thu) 01時頃
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ー翌朝ー
[道化の朝は早い。 ベッドから起き上がった道化は先ず以て鏡台の前で化粧を始めた。化粧をしなければ船内の何処も歩けないからだ。 白粉を顔の全面に塗りたくり、目許、鼻、唇を赤く染める。 ちょうど化粧を終えたところで、切羽詰まった声と共に船長室のドアを慌ただしく叩く者があった。]
どうした。入れ。
[入ってきたのは下っ端の船員だった。 こんなときでも入るなり「失礼します!」と背を正す。]
「それが、あの、捕虜の見張りを交代しようと 船底に降りましたら……」
[下っ端の語ったことを聞き、道化は大きく眉を上げた。]
分かった、行こう。
(16) 2014/12/11(Thu) 06時半頃
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[辺りに漂う血の匂い。 道化は顔を顰めた。
朝早いためにまだ数は少ないが、チラホラと船員が最下層に集まり漣のように不安そうな囁きを交わしている。 曰く「人狼が…」「馬鹿、そんなわけ…」「でもこの傷は…」]
牢か。
[道化が覗くとそこには鮮烈な赤。 壁にまで散った飛沫。 垣間見える白い骨。 無残に荒らされた肉塊。]
ルイス…。
[半分だけ残った頭部から辛うじて見張りの船員が道化が名を呟いた人物だったことが分かる。
見張りの船員と、昨日捕らえてきたばかりの捕虜がそこで無残な死体となって発見された。]
(17) 2014/12/11(Thu) 07時半頃
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[道化はぎりりと歯を食い縛った。**]
(18) 2014/12/11(Thu) 07時半頃
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[この血生臭さに、どうしても咥内が涎で満たされる。**]
(*3) 2014/12/11(Thu) 07時半頃
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[やがて船底に集まる船員たちの数は増えてきただろうか。 船員の一人がヘクターの問い>>27に対して「見張りの交代に来た時には既に……」と答えているのが聞こえる。 険しい顔つきで現場を見つめていた道化は、船員たちの囁きがざわめきへと変わっていく中、ぽつりと呟いた。]
…集めろ。
[「はい?」と聞き返した船員がいたかもしれない。]
今すぐ、この船の全員を、甲板に集めろッ!! 今すぐにだッ!!
[これ程までに怒気を孕んだ道化の声を船員たちが耳にするのはあまりにも久方ぶりのことだった。 下っ端たちは飛び上がりすぐさま各船員の部屋の戸を叩きに行った。*]
(28) 2014/12/11(Thu) 12時頃
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大方あの仔犬の仕業か…。
(*4) 2014/12/11(Thu) 12時頃
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ネイサンは、甲板に集まってきた船員たちを黙って睥睨している。
2014/12/11(Thu) 19時半頃
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ー甲板ー
[船員全員が集まったのを確認すると…もしかしたら一人二人いない者がいたかもしれないが…道化は話し出した。 その静かな口調の下には蠢く激情が隠されているかのようだ。]
今朝方、捕虜と見張りをしていたルイスが 死んでいるのが発見された。
[その語り出しでまだ事態を把握していなかった船員たちの間でどよめきが走る。]
詳しい死因はこの後ミナカと私とで 調べるつもりだがこれが殺しであるのは確かだ。 …問題ないな、ミナカ?
[と船医の意思を確認するが船医の姿は甲板にあったか。例え「問題がある」と言われても道化は話が終わったらミナカに死体の検分をやらせるつもりだったが。
殺しであるとの断定された物言いに船員たちのどよめきは一層大きくなる。それを道化はギロリと睨んで黙らせた。]
(72) 2014/12/11(Thu) 21時半頃
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さて、ところでこの船には私が定めた決まりがあったな? …仲間殺しは重罪である、と。
[道化の淡々とした声は冷え冷えとした静寂を作り出す。]
この船の人間は全て私が「使える」と判断して乗せた者だ。 故に、それを殺すのは勝手に私の所有物を壊すのと同義。
[道化はそこで一旦間を置き、甲板の面々を見回す。]
だから、見つけ出せ。二人を殺した下手人を。 それが人狼か人間かなど下らん差異だ。
お前らはただ殺せばいい。 この船の戒律を破った者をな。
[道化は決して声を荒げることはしなかった。 ただ静かに単純な命令を告げた。]
(77) 2014/12/11(Thu) 22時頃
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ミナカ、二人きりで話をしようか。
[私は甲板に集まった面々から嗅ぎ分けて仔犬の正体を的確に見抜いていた。なるべく穏やかに聞こえるように聲を風に乗せた。]
(*8) 2014/12/11(Thu) 22時頃
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ミナカ、いつ誰がお前を仲間でないなどと言った。
[返ってきた聲にイライラと返す。]
ギリー……仔犬のことは殺さない。 私が、殺させないようにする。
(*12) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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キイチくん。 下手人を間違えたり、確証も無いまま仲間を殺すような奴は 「役立たず」だとは思わないかな?
[>>89それまで無表情を貫いていた道化は、 キイチの声にはにっこりと笑みを返した。 この上なく温度の伴わない笑みではあったが。]
(108) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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ミナカ、早く行くぞ。
[道化は少しイライラした調子で船医に呼びかけた。
船員たちはまだ騒ついたり質問を投げかけたりしていたが、 道化はそれら全てには取り合わず早く次の行動に移ろうとしていた。]
私とミナカが上がってくるまで、 勝手に船底に降りてきた者は切り刻むからな。
[現場を荒らさせない為なのか、道化はそんな釘を刺した。]
(111) 2014/12/11(Thu) 23時頃
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……別に。 その、お前には死んで欲しくないと思ってるだけだ。
[ミナカの視線を直視出来なくて私は顔を逸らした。]
(*15) 2014/12/11(Thu) 23時頃
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ー牢前ー
ここだな。
[船医を牢前まで連れてきた道化。]
はあ、改めて見ても……どう見ても「喰われてる」な。
[道化は溜息をつきながら元ルイスだった肉塊へと近寄る。]
そうだろう?誤魔化しようがない。
(128) 2014/12/11(Thu) 23時半頃
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私が気づいたときにはもう二人の死を揉み消すことは 叶わないくらいには人が集まっていた。
[船底についた私はミナカに話し始める。]
だからその、なんだ……泣き聲まで聞こえていたのに 事が起こるまで気付いてやれなかった私の落ち度だ。
済まなかった。
[それからおもむろに見張りをやっていた元仲間の死体の上に屈み込むと、]
(*18) 2014/12/11(Thu) 23時半頃
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[その死体を食い千切った。]
(*19) 2014/12/11(Thu) 23時半頃
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[食い千切った肉を咀嚼し、飲み込む。]
なるほど……これは美味い。 これでは思わず粗相してしまうのも分かる。
[本当に、舌に染み渡る味に笑みが漏れたほどだ。]
…ミナカ。私達は仲間だろう?
[それは同じ船に乗っているというだけの意味ではない。 ミナカを、死神の死出の旅路に同行させてやると受け入れた時と同じ微笑みを浮かべた。]
(*21) 2014/12/11(Thu) 23時半頃
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人間の仕業でないとなると……どうやって証明するかな。
[死体の上に屈み込んで暫くしてから道化は悩んだ声を出す。]
下手人を確かに殺ったということを。
ああ、傷を見た者は多い。 私が皆を集めていなければ噂だけが先行していたろうな。
[「船の中が秩序立っていなければ困る」と道化は漏らす。]
(141) 2014/12/11(Thu) 23時半頃
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誰が馬鹿だ。
[照れ隠しにムッとした表情を浮かべてみせるが、今にも泣き出しそうなミナカの声の震えに表情が崩れそうになる。]
って、待て。近い近い。
[急に唇を舐められ思わず仰け反る。
本当に彼は仔犬のようだ。 ミナカは大の男のように見えるが、匂いが、本能がこれは庇護すべき仔だと教える。 だから拒絶するのもどうかと思い、唇は舐めさせないように避けつつミナカの頭をぎこちない手つきで撫でた。
そういえば狼は雄も子育てに参加すると聞いたな、と遠い昔のことを思い出す。]
(*25) 2014/12/12(Fri) 00時頃
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ふむ……そうか。そうだな。 何もなければ、下手人を殺した後に ピタリと被害が止めばいいわけだ。
[ミナカの言葉に道化はそれで決まりだと言わんばかりに首肯した。**]
(157) 2014/12/12(Fri) 00時頃
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む……
[ミナカの礼にどう答えていいか分からず視線をうろうろとさせる。
私は誰をも信用したことはなかった。 強いて言えばギリーだけが心の許せる相手だった。
恐怖で結びつけられた船員たちとの関係は、いつか捨てられるのではないかいつか裏切られるのではないかと疑い合う関係で。 互いに隙を見せないことで保たれる関係だ。
だから……可哀想な仔犬の泣き聲を聴いた時、 むしろ仲間になりたいと思ったのは私の方だった。 いや、それともミナカをこの船に乗せた瞬間からか……?]
(*32) 2014/12/12(Fri) 08時半頃
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……。
[自分に撫でられて目を細めるミナカをじっと見つめる。 今までよほど寂しい思いをしてきた仔犬なのだろう。 私はミナカを抱き寄せるとその背中を優しくぽんぽんと撫でた。]
私は、母も父も私が幼い頃に死んでしまったから 父性だとか母性だとかいうものはよく分からないが…
[不器用ながらもミナカのことを慰めたかった。 狼なのだし先程のように唇を舐めるようなスキンシップが妥当なのだろうかと真面目に検討する。
牢の血生臭さに満たされた鼻先には、まだ人が人を殺す上層の惨劇は伝わって来なかった。]
(*33) 2014/12/12(Fri) 08時半頃
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さて、こんなところだろう。 上に戻るかミナカ。
[これ以上死体を眺めていたところで思いつく物はないだろうと道化は提案する。]
どんな武器に依る被害かと問われれば、 牙に依るものだと答えることになるな。
[道化自身は人狼がどうのという騒ぎが大きくなるのは好んでいないようだったが、無駄に嘘をつくのも良く内と思っているようだった。]
行くぞ。
[犬に呼びかけるような軽い調子で船医に命ずると、道化は先に階段を上がっていった。*]
(185) 2014/12/12(Fri) 11時頃
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む……何事だ。
[階段を上がって異変を嗅ぎ分けた道化は第二甲板へと向かう。そして惨事を目の当たりにして溜息をついた。]
堪え性のない奴らだ。
[その時、甲板の方からも銃声が響く。>>183]
ああ、怪我人は医務室に。 死人は…あそこはもう血塗れだからいいだろう、 牢の辺りにでもほっぽっておけ。
[取り敢えず事態を纏めるかのように道化は命令を下した。]
(186) 2014/12/12(Fri) 12時頃
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Quand le vin tiré, il faut le boire.
[無意識にマザータングを頭の中で紡いだ。]
ワインを抜いたら、飲まなければならない。 そういうことなのか……?
[仔犬を護りたければ犠牲にしなければならないものは多いのかもしれないということを私は予感し始めていた。]
(*34) 2014/12/12(Fri) 12時頃
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嗚呼、これはもう治すだけ無駄だな…。
[道化は背を突き刺された船員>>178に近寄り傷の具合を一瞥して呟く。 それから、いつの間にか抜き去っていた左手のカトラスでその船員の喉を一閃し、天の国に送ってやった。*]
(187) 2014/12/12(Fri) 12時半頃
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こいつの名前はドジスンだったか…美味しそうだ。
[先ほど覚えた肉の味を思い出し密かに唾を呑む。*]
(*35) 2014/12/12(Fri) 12時半頃
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「楽しい」、ね……。
[立ち去る船大工の言葉>>203を道化は繰り返した。]
(208) 2014/12/12(Fri) 16時半頃
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理由?
[胡乱げな視線をヴェラに向ける。]
お前があえてこいつらを攻撃したのか? 違うだろう。
[混乱に乗じて人を切り刻むのを楽しむような性格とも思えない。大方突っかかってきたのに反撃したというところか。]
それに……少し思うんだ。
適当な下っ端に罪を押し付けて 人狼騒動を終わらせるのもいいが、 仲間じゃない者を一掃して 仲間だけになるのもいいじゃないかとね。
[それは欲望か防衛反応か。 もう疲れたのかもしれない。恐怖し恐怖させる関係に。]
(*37) 2014/12/12(Fri) 17時頃
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