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[近くに居た少年>>1:219が己にそう告げ、ゆっくりと歩き出した青年>>59に、その言葉に。元殺人人形は口元を綻ばせて、微笑む。 よかった なんて人間らしく安堵しよう]
―――ありがとうございます
[己の中にある女神に対するErākōdo。其れはまだ解決されない。 だが、今はこの青年を、連れてくること―――‟導くこと”が己の使命だ。]
時間がありません。少々手荒なことをする勝手を、どうか御許し下さい。
[青年を引き留め、己と向き合うようにして両手を包み込む]
(71) 2016/12/07(Wed) 04時頃
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Punctum Temporis
[ほつり、と零す。 途端に収束し溢れる光の粒子は青年と人形を包んでいく。 己と青年を中心にして地面に浮かび上がったのは、大きな歯車と時計のような魔法陣。]
―――――Shall we gather at the river, ―――――Where bright angel feet have trod…
[川が流れるが如く、光の粒子は穏やかにまわり、波をうつ。どこか微かに聞こえるのは、再会を意味する賛美歌だ
…この歌ではないのかもしれません。
聖歌を紡ぎながらでしか、殆どの魔術を発動できない己のプログラムに眉尻を下げる。だが、すぐに世界樹の麓へと意識を変えよう。 女神と対話する前に、素足を地面に擦らせ、位置をマーキングする陣を張っておいてよかった。]
―――距離、確定 ―――≪エレメント≫100%
テレポート、発動します。
(72) 2016/12/07(Wed) 04時頃
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[カチリ 魔法陣の振り子が止まったと同時に、魔法陣が発動し、世界樹が甦ったかのように緑が覆う彼の場所へ]
どうか 間に合って
(73) 2016/12/07(Wed) 04時頃
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[世界樹の麓。緑が覆い、茂る>>14 >>16 美しい青い鳥が舞い、水が弾いて散らばる銀。 その一角に、時計の音を響かせながら光の粒子が集い、弾いた。
マーキングした陣へと視界が広がった瞬間、状況把握する。強力な魔術の展開の認知と、負傷者の確認]
‟テレポート 完了しました。”
[着地したと同時に、隣で伸びている青年>>81に気づく]
あ。
[陣が発動されたと同時に、聞こえた悲鳴。まさか、受け身を取れないとは。 配慮しきれていない、己の対応に慌てて三半規管での平衡感覚を養う、簡単な治癒魔術をかける]
も、申し訳ありません…!
(90) 2016/12/07(Wed) 23時頃
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[やはり急ぎすぎたのだろうか。青年に負担をかけてしまったことを悔やむ。 だが己に命令をした黒い青年 >>1:161 を待たせたくなかったのも事実。 魔物≪モンスター≫の心臓が、先程から嫌にわめく”。胸騒ぎというものだろうか。
(本来殺人人形―――いや、人形にはもたない‟第六感”が何故か宿っている。しかし、どれほどデータを見直しても、そんなデータは存在しないのだ。プログラムを再構築させる途中で、必要なシステムを組み込まされているだけなのかもしれないが、この人形にはその異端に気づけない。 それこそが、ミ=ルクレープの源であるというのに>>87)]
(91) 2016/12/07(Wed) 23時頃
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[治癒魔法をかけ終わった後、彼の女神が歓喜の声を上げる>>76 彼女は青年に駆け寄り、彼を掬い上げ抱きしめる。その愛らしい姿は、まさに神父様から聞いた可愛らしい少女そのものだ。>>84
その愛おしいお姿に再びErākōdoの文字が浮かんだ。]
[あぁ、ようやく貴女は救われるのでしょうか。 レティーシャは貴女様のことを知りません。神父様から聞いたことくらいしか知りません。
しかし、貴女を催した雛罌粟は、人々を癒す薬でもあり永眠を促す毒でもあるとは知っています。
小さく華奢で、可憐な貴女様そのものを表した雛罌粟。
―――レティーシャはその花の意味を知っています。]
(93) 2016/12/07(Wed) 23時頃
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[黒い青年は負傷している。左腕の損傷が激しいのを、レティーシャは気づいている。 できれば、彼の元に行って治癒魔法をかけたい―――それが人形としての今の己だ。救護に特化された殺人人形だ。役目は果たさなければならない。
然し、女神を‟救う”のも神父様から頂いた最初で最後の‟命令”でもある。
溢れるErākōdoは、女神の存在を否定している。 …否定してしまっているのだ。
雛罌粟は、慰めと思いやりを意味する 雛罌粟は、陽気で優しい乙女を意味する
雛罌粟は――――‟別れの悲しみ”を意味する。 眠れなくなった貴女を癒す為に、眠りの実の蜜を。
彼女を、救わなければ≪眠らさなければ≫]
それは、いけません―――デメテル様!
[だが、広い視野を見る人形の視界に、あの青年>>100の姿が―――]
(107) 2016/12/08(Thu) 00時半頃
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[それは己が迷ってしまった所為なのだろうか?
力なく、宙を浮いた黒い青年の姿>>100 己は彼の名前すら知らない。 でも、己を導いた存在であることは、変わらない。
止めようとした矢先に、その身を投げた女神の姿。>>105 ―――そんな、眠り”を望んでいたのですか? Erākōdoの赤い文字が消えていく。まるでそれが本来”だといわんばかりに。]
(115) 2016/12/08(Thu) 01時半頃
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[堕ちていく二つの身体。動くことなど できなかった。]
(116) 2016/12/08(Thu) 01時半頃
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