305 【3dエピ村】夜明けの晩に、さあ一杯。
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[>>2:50僅かに動いた耳の動きを見て驚きと読み取れたのは 幸い、とも言えるだろう。 顔まで画面をつけていたら若干分かりにくかっただろうが 今は分かる感度に対して分からない事をまるで分かってように 議論するつもりはそもそもない。]
好きでやっているからこそ、頭を使うんだよ。 君は、…仕事だからだろうけど。
[よくBARの前で記念撮影されることが多い彼は、 ある意味このBARにおけるマスコットであるが 誰もそこまで突っ込む者はいないだろう。 (そんな勇気はない)(勇気ある人見たら褒め称えよう)]
(0) Eurail 2020/07/07(Tue) 09時頃
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[答えられた>>2:51モノはやや橙色 がかった桃色、曙色か。 ブルーモーメントとも呼ばれている、味わいがある 深い青から少しずつ橙色が湧き上がる色。 星々も眠りにつき、静かに全てが始まる色。]
夜明けの晩、ね…
[顎の下に手を添え、考え、そして指先を弾いた。 パチンと、つまるところ何か浮かんだらしい。 先程開けたソラのワインボトルはまだ中身は入っている。 ならさほど難しくないだろう──そんな感じに。]
(1) Eurail 2020/07/07(Tue) 09時頃
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[花を食べるのをご所望の口元に濃い味わいは不要だ。 もたらすならば、さっぱりと口当たりのよい、 そして華やかなカクテルが良いだろう。]
ちょっと用意するから待っててね、ソル。
[色の特徴があるから、少なくともステイスタイルの 飲み物にしておこう。 楽しそうに揺れる尻尾は、酒をもてなすための カウンター席へと一旦戻ることとなる。]*
(2) Eurail 2020/07/07(Tue) 09時頃
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[閑話]
…あっ
[>>2:56それを、林檎事変と呼ぼう。 口元に運んで貰えるのかと思ったらそんなことはなかった。 なんてことだ、>>2:54林檎が彼の口の中に消えていく。
してやられたと、笑顔に対して若干の悔しそうな表情を 浮かべていれば改めて細い指先が皿を押し出されたか。]
次も取り上げられたら僕、拗ねるよ? …なんてね
[せっかく自分も>>2:35スパークリングワインを 用意したのだから楽しまなくては。 怠ける事を前提にしたが、マスターに止められなかった。 (接客、と見られているのだろうか)]
(3) Eurail 2020/07/07(Tue) 09時半頃
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[星屑のようにパチパチ跳ねるワイングラス。 ゆっくり傾ければ喉元を過ぎていく。
色合いも、味わいも、辛口のストレート。 さっぱりとした味わいは「飲んだ」という気持ちが 膨れ上がっていく。 さっぱりとした味わいに、甘い甘い星林檎焼きは 堪らなく美味──強い刺激に添える味は、自分の好みでは この程度で構わないのである。]
やっぱり、焼くと香りが深いね…
[銀河製のフォークですくいあげた、林檎の黄金色。 表面を滑るように煌く色合いに頬は僅かに綻び、 口をあけ、そろり、舌の上に乗せてみせる。]
(4) Eurail 2020/07/07(Tue) 09時半頃
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[──ほわり、と、膨れ上がる香り。続く熱。 舌の上を焦がすように広がっていく果実独特の甘味。 …くちゅり… するりと溶けるような柔らかさの中で、香辛料の香りが アクセントを深めていくのが分かる。 …こきゅり… 例えるものなんてあるのだろうか。 否、そもそも近いものをあげる方がまず難しい。 でも、強いて言えば……林檎のコンポートをより複雑な 味付けと食感で深まらせたというべきだろうか。]
…うん、…やっぱり美味しい
[ぺろり、口元を舌で舐めるのはお下品か。 でもそれくらい美味しいのだ。]**
(5) Eurail 2020/07/07(Tue) 09時半頃
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[>>8喜ぶ顔が一番の褒美だと、誰か自称宇宙一の論理学者が 言っていたであろうか。 それはある意味では間違っていて、ある意味では合っている。 その笑顔、喜びには不思議な魔性の力がある。]
喜んで貰えたなら何より。 それに、そんなに美味しいならこの調味料は 常備決定かなぁ…
[あまり振りかけすぎても毒だろうからメニューは 考えておかないとならないけども。 でも、良い物を見つけたことには変わりはないから 嬉しそうな表情は変えないのである。]
(17) Eurail 2020/07/09(Thu) 02時頃
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[星々のスパークリングワインを傾けた。 口元を超え、喉元を通り過ぎ、鼻腔に抜けて爽やかに 描かれるような豊潤。突き抜けるような爽やかというより、 キャラメルを焦がしたような香ばしさがそばにある甘さだ。 …シュワリ… 口を離す。 ワイングラスの奥底にツゥ…と伝っていく僅かな液。 物足りない喉の奥に、それすらも収めてしまいたい。 そう思うほどに、このワインは物足りなくて仕方がない。]
こういうワインのほうが…
[でもこういうワインのほうが美味しい。 全てに感覚を奪われることなく、言葉も食事も思わず 弾んでしまうのだから。少し足りないくらいの感覚と いうのは、他のもので補ってこそ、より一層このワインの 味がよくわかる。]
(18) Eurail 2020/07/09(Thu) 02時半頃
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──そろそろ、追加オーダー、する?
[空のワイングラスが机の上に置かれた。 音を立てずに立ったガラス色は、僅かな液の色に 染められながら笑っていたか。]*
(19) Eurail 2020/07/09(Thu) 02時半頃
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[>>11いつもは勝手に取っているだろう。 なんて、悪戯っぽく言い。でも面倒だったりするのは 凄く分かることでしたから、一言余計な事を呟いたが 要求は組まれることになるだろう。]
ご注文が多いね? 仕方がないなぁ…次は取ってよ?
[水、とは言ってもこの店の水は幾つか種類がある。 ミネラルが多い鉱山水、星屑を瓶底に沈めた星水、 みずみずしい果実を沈めたフレッシュウォーター等…。
他にも吸血族が好む鉄水や炭酸水もあったけれども、 いつもソルフリッツィがよく手を出している水を 選んで>>12ゴブレットを寄越したであろう。]
(20) Eurail 2020/07/09(Thu) 02時半頃
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おや、食事に合わせなくてもいい? 確か、もったいない、というんでしたっけ。
[その後、水を手渡してさあ次こそと向かおうと したところ聞こえてきた言葉に足を止めた。 なるほど、どうやら見抜かれていたらしい。
でも彼がよく食事の際に合わせて水を頼むことが 比較的多めだったので、彼の主張も分からなくもない。 自由に作れと言われると、なると。 そうまた思考を練り変えて、くすり、笑った。]
それなら、丁度よかった。 昨日仕込んだサングリア、用意してあげるよ。
[甘味が最高の、赤いサングリア。 血のように赤く、でも血よりも爽やかで、甘く、 そして何より血生臭くない、赤。
ルビー色の香りがもてなされるまで、それはあと少し。]**
(21) Eurail 2020/07/09(Thu) 03時頃
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[閑話]
…ああ、貴方がマスターの……
[>>15マスターのお誘いで、という話は聞いた。 マスターの年齢が今何歳であるかは知らないが、 交友が広い──その為自分のような存在もいる──彼の 知人だと聞いて、どんな存在だろうかた期待した。]
初めまして。僕はハラフ。 此処のバーテンダーを務めてます。一応。
[そして、やってきた鉄の塊。 差し出された白い手を握り返し、挨拶した。]
(22) Eurail 2020/07/09(Thu) 03時頃
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[そして挨拶からその後、>>15ハラフの態度には 眉を顰められたかもしれない。 そうじゃないとしても、兎耳が僅かに揺れていたのを 見ていたことがあるであろう。]
へえ、だから君の種族はやけに自棄のように 戦いに挑んで来るんだ…
[>>16バックヤードで話したことというのは、 実際のところどれくらいだったのだろう。 何かを作る姿>>15と、それから怠ける態度から 「やる気はあるのか」と聞かれたならば、 仕事を終えたばかりのハラフは首元のネクタイを外しつつ 口元に弧を描いたのである。]
(23) Eurail 2020/07/09(Thu) 03時頃
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力加減を誤ったら、壁を壊しちゃうからね
(24) Eurail 2020/07/09(Thu) 03時頃
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[──すぅ…と、オニキスの瞳は挟まる。 それから一回だけ瞬いて、次の時には欠伸をしていた。]
ま、リラックスした方が何かと都合がいいし。 元々お酒も料理も好きだし。
[まだ僕は1000年も生きれていない子犬だけど。 そう答えて、バックヤード内の自室に戻った日もあった。] **
(25) Eurail 2020/07/09(Thu) 03時半頃
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? 食事に合わせるなって話だろう? 何か変なこと言ったかい?
[>>33敢えて突っ込まれた言葉に、逆に首を振る。 僕は理解しているつもりなのだが。 単に花というつまみには水でいいが、 食事には酒を出してほしいという意味で言ったのだと 思われたのだろうか?
首を振り、意志の出来なさに首を傾げ。 その花はつまみだと言っていたと思うけど…と 再度ハラフは首を傾げてみせた。]
(45) Eurail 2020/07/10(Fri) 01時半頃
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料理に合うと思った夜明けの晩のカクテルと、 食後に合うと思った夜明けの晩のカクテルが違うんだよ。
[確かにカクテルだけを楽しむなら、夜明けの晩を 求めるのに食事と一緒ではちょっと…というのは分かる。 分かるが、食事なら食事に合わせて作る夜明けというのも あるので思考回路はろくろになる。]
食事の時は水がいいらしいから、食事に合うやつは 作らなくていいんだよね…?
[料理に合わせるなっていうから、 食事を問わない、食後に飲むカクテルがいいのかと 思ったのだけど……と付け加えて。]
ええっと、希望するなら、食後に合うと思ったサングリアを先に用意するけれども……どうする?
(46) Eurail 2020/07/10(Fri) 01時半頃
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[カクテルの表現が、食事とともに変わるから。 そういう意味でも首を傾げてみせた。
多分貴方は食後を楽しむのにご注文でしょう? …と、確かめるように。]*
(47) Eurail 2020/07/10(Fri) 01時半頃
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[ひとりぼっち は さびしいから ゆえに せかい を もとめるのでしょう よぞらの おわりの さきに ひとつのあか ちろり と くわえ いっぱいの かくてる を もてなしましょう]
(85) Eurail 2020/07/11(Sat) 03時半頃
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[>>49 任せようと告げ直された言葉を最後に カウンターへと戻った。 早速二つ分の酒を……と、その時だっただろうか、 愉快にも酔っている楽しげな>>59ティムの声は。
その尻尾はいつものように、楽しげに揺れていたと思う。 だから真似るようにこちらの尻尾もゆらりゆらりと 揺れ動いてみせたでしょう。 楽しいという感情は、伝わる物だから。]
ええ、では一緒にひとつ用意しましょうか。 …よろしければ、皆さんの元にお持ちします。
[ほうら、あちらへ。 指を指し示したのは、>>40 ヴェルヌイユが歩きゆく姿。]
(86) Eurail 2020/07/11(Sat) 03時半頃
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[>>61始まる始まる、と、場へ駆け参じて行くティムの 後ろ姿を目に収めたならば、個人からざらりと星屑を 摘み上げてみせたことでしょう。 きらきら、 きらり…
シェイカーに転がり落ちていく音は軽やか。 だけど、さりげない音だから。 >>63音の始まりにですら、掻き消されてしまう。
…シャン…
>>64音の出だしはこうだ。 透き通るようなアルペジオ。舞い上がるような天使の如く 滑らかでいて透き通る音色の調べ。 静かに、されど優雅に、舞うような美しさを。 天使は>>67楽しげに笑っている。]
(87) Eurail 2020/07/11(Sat) 04時頃
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[それも束の間のこと。>>64曲調は暗さを齎し、 天使は悲しみに暮れていく。 それはまるで、キラキラと、天使の輪を落として
彗星の如く 天使の輪を宇宙に きら 手放して きら きらり ー ──星底/ワイン底── ー へと落ちたような…
だけど、テンポの良い曲は楽しげ。 カクテルもまた、曲調に合わせて彩られたかのように 彗星はカクテルの中で色を奏でた。]
(88) Eurail 2020/07/11(Sat) 04時頃
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[小梟の雫、それと太陽銀河の朝日。 二つの質の違う酒を手に取った頃には>>65沢山のギロチンが ピアノの周りをぴょんぴょんと跳ねて集まっていたか。
そのうち一匹が、まだカウンター席に居たものだから、 ハラフはひょいと自分の頭に乗せた。]
あともう少しですから、ご一緒しましょう。
[それぞれの質とは、主に比重の違う液体という部分だ。 これは、作られた惑星の重力による違いが最もだろう。 ある星での常識は、ある星では非常識であるため、 価値観からすればお互いの名産地からすれば比重は 等しいのかもしれないが、此処は、その二つ共々 異なる地点であるから、またこれまた異なる重みがある。
ことりと、太陽銀河の朝日と書かれたラベルの酒瓶の 口を傾ければ、重い重い液体がじわじわと下に積もっていく。]
(89) Eurail 2020/07/11(Sat) 04時頃
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[その後に、そっと、お互いが混らないようにと ワイングラスごと傾けながら静かに溢された小梟の雫は、 赤い液体との境を滑るように青が重なっていった。
──その接続部は、僅かに重なり合い、それは見事な 夜明けの晩そのものだっただろう。
小梟の雫という言葉はなるほど、涙を流す天使のさりげない一粒一粒に似ていた。 青い液体の中で、夜景の星よりも弱々しい、今にも消えたなくなりそうな光がぽちぽち灯っていた。]
…おやおや… これまた楽しそうで。
[大きな水差しのような入れ物に入れられた 青みのがかった赤いサングリア。 食後にと言ったのは、奥底に燃えるヒノの果実と、 みずみずしい星のようなパイナンの果実、それから 夜空のようなダクマの果実がふんだんに浸かっていたからでしょう。]
(90) Eurail 2020/07/11(Sat) 04時半頃
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[二つの、似ているようで似ていない、だけど 色彩は全く似ているカクテル。 それから流星を乗せたトレーを持ってハラフが 皆の元へと向かったなら、そのときにはティムによる >>69素敵なダンスのお誘いが見えたでしょうか。]
…お若いですねぇ
[>>72委ねる手のひらをチラリとみて、 そうしたら>>89頭の上のギロチンが跳ねて。 「いやはや私が踊ると大変なことになるから」と まるで1人で呟くように返答をしてみせた。
まあ、私は>>73彼のように酔ってはいないので 勇気を持って手を差し出したりなどはできないのです。 ええ。そういうものなんですよきっと。 >>77日頃の中できっとヴェルヌイユはぶつくさと 言っていそうだと思ったけども、あくまでそれは口にすることは一切なかった。]
(91) Eurail 2020/07/11(Sat) 04時半頃
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[でも、其処に敢えて聞く人はいるんですよ。 >>81其処の兎耳が。 差し出した二つのカクテルが机の上に置かれるのと 大体同じくらいのタイミングでね。]
ん?…寧ろ、私"は"踊りたいのではなくて、 君"が"踊りたいのだろう?
──ああ、失敬、一言余計だったとも。
(92) Eurail 2020/07/11(Sat) 04時半頃
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では、エスコートしてくれるかね? 素敵な騎士様。
(93) Eurail 2020/07/11(Sat) 04時半頃
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[夜明けの晩の色が、少しずつ絡み合っていく。 そうして徐々に夜が更けていく。 時間の流れは此処では曖昧だけども、 確かに時間だけは進んでいたに違いない。
夜明けの晩に、さあ一杯。 ──彼が踊り終えるまで、その掛け声はお預けだろうか]**
(94) Eurail 2020/07/11(Sat) 04時半頃
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