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【人】 機織り 雪客[女は鱗の掌から、神の名を綴った札を水鏡へ落とす。 (100) 2013/08/16(Fri) 23時半頃 |
ねえねえ、おきいち!
おぼろさまってほんとにすてきよねえ!
わたし、おぼろさまのおよめさんになるの!
ねえおきいち
おきいち
―――……置壱。
―― 火守の神 ウトの最期 了 ――
―― 回想:兄妹の旅路 ――
[人の身体で生きる下界は愉快なことばかりではなく
それでも、花々や蝶、闇夜を照らす月光、美しいものを幾つも志乃が教えてくれたから、人の世を愛することも悪くはないと思えるようになっていた。
――何より妹が、こんなに明るく笑う娘だったとは。]
(お前は、僕などいなくとも、闇などなくとも歩いていけるのだね。)
[何より美しいのは強く明るい妹の姿だった。
それに気付くのは、きっと遅かったのだろう。]
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【人】 子守り 日向〔祭壇を出ようとしたところで、水鏡に立つ雪客の姿が目に入る。 (102) 2013/08/16(Fri) 23時半頃 |
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【人】 飛脚 甚六偶然なのは分かってますよ。連日、票もばらけている。 (103) 2013/08/17(Sat) 00時頃 |
【人】 子守り 日向素敵な巾着をありがとうございました (104) 2013/08/17(Sat) 00時頃 |
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【人】 子守り 日向〔雪客様はお元気ですか?そう聞きかけて、やはり目に入る肌。 (105) 2013/08/17(Sat) 00時頃 |
……まれびと、か。
[そうして妹に問い掛けた後、一つの噂を彼女から知る>+30
天上の知己、過ぎるは穏やかで慎ましい堕とされた月光の神。
その里を目指そう、決断は直ぐに。常のように微笑む妹と共に、穏やかな日々を過ごして]
[その里へ向かう最中、烏の雛を見つける
見えなかったけれど、その言葉を未だ深くは考えることはなく]
ああ、頼むよ
[と、別れたのだった*]
―下界・泉―
[ぱしゃり、と泉の中に体を潜らせる。
たまこに会えた。
華月に会えた。
まだ、祟り神の騒動は治まったとは聞かないけれど。
大丈夫、大丈夫。
自分に言い聞かせて。自分の知っている神々の名前が聞こえてこないように祈る。
大丈夫。
人として生きていく覚悟は出来つつある。]
…。
[でも。]
――会いたい、な。
[一人の時だけ。こぼす本音。]
【人】 肥代取り 置壱[苛立ちを必死に押さえているだろうことが易々と分かり、く、と喉の奥で笑う。] (106) 2013/08/17(Sat) 00時頃 |
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―― 漁師の家 ――
[天界から自ら堕ちた自分が果たして人間になれるのかなんて全くもって考えていなかったけれど。
どうやら誰かさんの編んでくれた注連縄のお陰で、無事人間として生まれおちる事が出来たようだ。
女が堕ちた場所は海であった。
水中で息ができないことに驚愕しながらあっぷあっぷと溺れていたら、ちょうど沖に漁に出ていた船に救いあげてもらった。
どこからきた、歳はいくつだ、何してた、と散々質問攻めにあったが、話せたことは「ウト」という名前だけで。
いく当てがない事を話したら、漁の手伝いをしてくれるなら置いてやると言われ、今に至る。
朧がどこに堕ちたのか、明が、志乃が、華月が、朝顔が、亀吉がどこにいるのかもわからず。何の手がかりも得られていない。
ただの人間に、この中つ国は広すぎた。]
【人】 飛脚 甚六そこは、言い間違えました。 (107) 2013/08/17(Sat) 00時頃 |
【人】 団子屋 たまこ[自宅に戻り、ウトのから預かった箱と、お団子を風呂敷で包む] (108) 2013/08/17(Sat) 00時頃 |
【人】 機織り 雪客気に入ってもらえて何より。 (109) 2013/08/17(Sat) 00時頃 |
―― そうして出会ったは:追放されし豊穣の神 ――
[虚言を、そう華月が言えば
急に神妙な面持ちを見せられたならなんだ、とこちらも真面目な表情になるが]
――ふっ、ふふふ……
魑魅魍魎、闇に這いずる妖だったものが閻魔を、地の獄を怖がると?
[残念ながら諫言は妖だったものに笑い飛ばされてしまう。]
虚言ばかり口にしてるわけではございませんよ、華月様。
もう貴方を誑かす理由も、正体を隠す必要もないのですから。
[只、天に遺した未練が貴方だったなどと言えばまた咳き込むのだろうからその真実は口にするつもりは無いが。
そういえばあの子は髪紐をどうしたのだろうか、自分無しで高天原にただの妖は存在出来ないだろうに――まさか華月に届けたなどと知る由も無く]
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【人】 肥代取り 置壱[ぷ、とふきだす。 (110) 2013/08/17(Sat) 00時半頃 |
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―― ある町の市で ――
[あがった魚や昆布なんかを売りに、女たちは漁師を見送った後、町の市へ赴く。ついでに布や糸なんかも仕入れたりして、昼過ぎにはまた小屋へ戻っていくのだが。
今日は不思議な噂を耳にした。
とある村に数百年ぶりに稀人が現れたというのだ。
なんの確証も得られなかったが、女の胸は酷くざわついた。
行かねば、逢いに。
その日から女の心を占めるのはその思いばかりだった]
【人】 飛脚 甚六
(111) 2013/08/17(Sat) 00時半頃 |
【人】 肥代取り 置壱俺からは、まず一つ。 (112) 2013/08/17(Sat) 00時半頃 |
【人】 子守り 日向〔鱗の原因が魚の食べ過ぎだと聞き、ぎょっとするが、冗談だったらしい。 (113) 2013/08/17(Sat) 00時半頃 |
【人】 肥代取り 置壱もう一つ。 (114) 2013/08/17(Sat) 00時半頃 |
―下界―
[里人の、近隣の住人の駆け込みが今日も続く。]
「運気が良くない。きっと悪霊が憑いているに違いない。」
「作物の出来が昨年よりも遅れている。」
[悪いものは憑いてなどなく、無精や偶然の原因を他に求めることを諭し。
天の理が乱れ、地に影響を与えている間は我慢するように、とひとつひとつ、言って聞かせ。
ずっと、待ち人たちの姿を待っている。]
【人】 肥代取り 置壱ここには、『縁』がある。 (116) 2013/08/17(Sat) 00時半頃 |
ふぅん――…天上の僕は華月様にどう見えてたのでしょうね。
[妖しさで分かる
おやおや、自分でおっしゃるのですか……。
[僕はこんなに優しい、それは否定も肯定もせず呆れたようにぼやき]
……ええ、そうですね、
そうさせていただきましょう、時間が掛かりそうですけれど
[笑みにそう返せばふとこの男をもう嫌ってはいないことに気付いた。
そうして、行く宛てについて問うたのだったか*]
【人】 機織り 雪客[日向の言葉に、驚いて思わず顔を赤らめるが。ぱたぱたする日向が可愛らしくて頭を撫でた] (119) 2013/08/17(Sat) 00時半頃 |
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