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― 2階・広間前廊下 ―
[銃声を頼りにたどり着いたのは。
始まりの場所、その前の廊下。
ずたぼろの3人が見えた。
その時丁度アナウンスが響く。]
へー、あの姉ちゃんも兄ちゃんも生き残ってて……
んで来栖ってのも生きてんのか。
どっちが来栖かね?
まーでも、どいつもこいつも死にそうか。
……死んだほうが、幸せかもな?
まっとうな神経してるなら。
[嗤う。]
[響く銃声、赤が、女の額を彩った。
男はほんのわずか、顔を顰める。]
あぁあー……
こりゃ死んじまうよなー。
……ま、よく生きてたほうじゃね?
ぶっちゃけ、女なんてとっとと死ぬって思ってたしなー。
俺だって、アイツに殺されなきゃ、次は姉ちゃんを、って考えてたしなー。
……で、あと二人、か。
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ― 眠りにつく中で、彼女はかつてを振り返る ― (16) 2014/06/29(Sun) 00時頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[どんだけ迷惑がっても、アイツは話しかけてきた。 (17) 2014/06/29(Sun) 00時頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[あの時もアタシの隣にはアイツが居て。 (18) 2014/06/29(Sun) 00時頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[即座に理解した。狙われてたのはアタシだ。 (19) 2014/06/29(Sun) 00時頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[アイツが死んだのは、アタシのせいだ。 (20) 2014/06/29(Sun) 00時頃 |
[ぱん、という派手な音が階上から響く。
野次馬精神で、そちらの方向へ足を向けてみる]
―2F・広間―
[そこに在ったのは、赤い華を散らせて崩れ落ちる、女の姿。
同じように、幽体となった者がいたのであれば、微笑んで小さく手を振って。
傷を負い、血を流しながらも睨みあう、二人の青年に目をやる]
あらァ、修羅場。
[大変ねぇ、と笑んで、動かした目線が、縫い付けられる。
その奥に見える、男性の死体に]
[す、と広間を滑るように横切り、彼の死体に寄る。
鉈で切り付けられたらしい、無残な姿を見下ろした。
彼のことだ。どうせロクに抵抗出来なかったんだろうな、なんて考える自分に苦笑を零しつつ、彼の遺体に手を伸ばしてみる。
案の定すり抜けるそれに、ふ、と笑みを零して。
触れることをあきらめて、その死に様を眺める。
うん、やっぱり―――]
不味そうねぇ、ホント。
[だから、餌にするつもり、なかったのにね。
心中、ぼそり、呟いて。
2人の睨みあいに目線を戻しただろうか**]
【人】 道案内 ノックス
(23) 2014/06/29(Sun) 01時頃 |
ん……?
[気配。男は振り返る。
さっき見た、幸せそうだった、女。
ひらりと手を振る。]
やー姉ちゃん。
久しぶり、ってかいい死にっぷり?
随分楽しんだみてぇだな。
[言いながら女の向かう先に視線向ければ、また別の死体。
見た目は自分よりもずっと女ウケしそうな、若い男だったもの。]
ほー、姉ちゃんの口にはそいつって合いそうにないの?
[どういう基準なんだろなー、と思いながら、男も残る二人へ視線を*向けた。*]
ふ、ぇ、……?
[
拒まれなかった、ことが、どんなに嬉しいか。
また涙が滲みそうになるのを堪え
ぎゅう、と強く抱きしめる]
ありがと、ありがと……、
やっぱりさ、
彩里は私の、妹なのかもしれない。
[互いの感情が違っても、
繋がっている、「おねーちゃん」と呼んでくれる限り。
もう此処は終世。それならば。]
……魂、消えちゃうまで、一緒にいよ。
[そんな不確かな約束で、強くなれる、と]
【人】 道案内 ノックス[地面に横たわる体。暗くなる視界。 (24) 2014/06/29(Sun) 01時頃 |
メモを貼った。
―2階広間―
[誰もが怪我を負い、いつ死んでもおかしくなさげな状況に、…は少なからず興奮していた。
女のアナウンス>
全員死んでしまって、ノーゲーム。そうしちまおうぜ。なあ?
口元に薄らと笑みを浮かべた…は、廊下にチラリと見えた、ひどく存在感のない―つまり、"同類"ということなのだろう―男
一瞬、億劫そうに眉を顰めるものの、左手を振り直すことはなく、視線は再び生者の方へ。
――と、]
うん、ずっと一緒なのです…おねーちゃん。
[抱き返された
そうでもしないと、また泣きそうだった。
生きているときに彼女の本当の気持ちに気付けていたら、違う未来があったかもしれない。
しかし、既に私達に未来はない。
それなら、せめて最期まで一緒に−−*]
[わけがわからない。きょろきょろ。]
確か僕、あの時……。
[覚えているあの浮遊感。地面に叩きつけられる感触]
死んだの、かな。
ここは…地獄?
[ぶかぶかの黒いシャツを羽織り、辺りを見回す。
見知らぬ死体の片方は、自分に少し似ている。]
死ねたのかな、やっと。
ビクビクしながら、物音のする方へ。
[眼前を横切った女
……クソ女。
[そう、小さく吐き捨てる。…にとって、自らにとどめを刺した男よりも、それを平然と眺めていた男よりも、この、得体の知れない女に覚えた本能的な恐怖は強く。
今、生きてボロボロになっている男が死んだなら、罵ってやろうとさえ思っていたのに。自嘲。
声もかけず、女から視線を外す。再び、男らの方へと顔を向ければ、どうやら決着がついたらしい。
……はは、
[…の目が輝く。ザマア見やがれ、クソ野郎。伏した男
ずっと、この時を待っていた。ザマア見ろ、バーカ。]
[もうひとり、自分と同類の気配
わぁーお。
ひっでー……豪快に死んだんだんなー……。
[まるでスプラッタ映画にでも出てきそうで。
思わず顔を顰めた。]
【人】 病人 エリアス ……ッ、はは……! (26) 2014/06/29(Sun) 01時半頃 |
【人】 病人 エリアス
(27) 2014/06/29(Sun) 01時半頃 |
[一方で、どうやら相討ちとは成らなかったことに気付けば、舌打ちをして。]
――どうせなら、皆死ねば良かったのに。
[こいつらだけじゃない。こんな馬鹿げた"ゲーム"とやらを実行した人間も、自らの家族も、まったく関係のない全ての人まで皆。
そんなこと、あり得るはずがないと理解しながらも、それを夢想することはやめず。
さて、あの男が自らと同じように実態のない身体を手に入れたならば、どうしてやろうか。
それを考えると、少しだけ気分が晴れる気がした。]
ふーん、こっちの兄ちゃんが残ったのか。
[協定を組んだ二人共が死んで。
残ったのは、どこかで見たことのある、けども思い出せない男。]
まー、でもこの兄ちゃんも助けがなけりゃ出血死しちまいそうだがなぁ。
主催者とやらが助けてくれるんかね?
[言って疑問がひとつ浮かぶ。]
ってかそもそも、これの主催者って、最後の一人を本当に待ってたんだろうかね?
公になれば大事だろ、なら残った一人も殺したほうが、色々安全だろしなぁ……。
……ま、もうすぐわかるかね?
【人】 対面販売 クリスマス[ひらり。そんな効果音が聞こえそうな身のこなしで、再び女がスクリーンへと登場する。 (28) 2014/06/29(Sun) 01時半頃 |
【人】 対面販売 クリスマス『 オメデトーーーォゴザイマス! 』 (29) 2014/06/29(Sun) 01時半頃 |
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