17 吸血鬼の城
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……どうも。
[入口に現われたのは金髪の女。>>188 ゆるり腕を上げ、答えた]
俺は構いませんよ。 皆で飲むのも楽しい。
[彼女に椅子を勧めながら、重い頭でふと考えた。 そういえば、ベネットは、どこに]
(193) 2010/06/24(Thu) 22時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/24(Thu) 22時半頃
サイラスとヘクターのやりとりを、微笑ましく見守っている。
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[構えているダガーを上げ、2つのエッジをベネットの首筋のほど近くに突き付ける。]
……お忘れにならぬように。
旦那様の決定が下りた以上、貴方様に選択の権利はございません。
(194) 2010/06/24(Thu) 22時半頃
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執事見習い ロビンは、蟹の鋏のように、ベネットの首の両側にダガーを突き付けている。
2010/06/24(Thu) 22時半頃
/*
サイラス様
あら、そうですの?
わたくしは、もっと―――― …… …
………いえ、なんでもありませんの。
…ふふ ――… …
/*
詩人は嘘は言いません。
感じたままに、伝えるだけ―…‥
だから素直に私の言葉を受け取って下さい。
白い蕾の薔薇から、咲きかけの淡いピンクの薔薇―…‥
そして深紅の美しい大輪の薔薇を咲かせる貴方の姿が見える様です。
残念なのが、深紅の薔薇にするのが私じゃない事だけが残念です。
――間近で貴方の美しい変化を詩に残せないのは―…‥
真面目に口説きそうになる私自重。
これ位で止めておきましょう(苦笑)。
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>>183 [聞かれたとは思っていなかったの言葉に反応されて驚くが 軽口だと受け取られている、と思って真意を説こうとはせず軽く笑って済ませる。 殺されたのは、刺青の――]
…そうか、ヘクターか。あのおっさん、 なんかやりそうな雰囲気あったんだけどな。 [そう言って持っていたボトルを乾杯するように掲げて弔いとした。 下ろしたところで脇から伸びてきた腕にボトルを奪われて]
あ、ちょ…! ……俺から酒を奪うたぁいい度胸じゃねーか。 お前と酒飲むのは久しぶりだな、どういう心境の変化だ。 [多少むくれるが素直にボトルを渡しておいた
>>188そこに声がかかって、テーブルに腰を据えたまま振り返る。 女だと認識して乱れていた服を漸く直した] おう、酒を今持ってきてもらうから待ってな。
(195) 2010/06/24(Thu) 22時半頃
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/*
ああ……ベネット様。
眷属におなりになって、どう変わられるのでしょうか。
明日の襲撃がイアン様だったりしたら……
――城主様がどう動かれるか、楽しみですね。
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――食堂――
そう言えば、ずっと何にも食べてなかったな。
[水に濡れれば紋様は失われるから、グロリアに湯浴みに誘われても謝絶して。涙の痕だけ拭くが汚れたままの姿で、少女も食事の間に向かった]
……こんにち、は。
[ドナルドとイアンに会えば、小さく会釈をして 影にパンとミルクを頼んだ]
(196) 2010/06/24(Thu) 22時半頃
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ありがとう。
[椅子を勧められれば(>>193)、血と酒精と幾ばくかの臭気をも気にせず、グラスを手に取った]
ここで食事を取ったのはいつだったかしら。 未だ食欲が沸かないほど昔の事だったのかしらねぇ…ふふ。
(197) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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……どうぞ、旦那様。
銀のダガーは私めがお受け取り致します。
[ベネットに突き付けている刃を離し、城主が近づく為の道を空ける。代わりに、ベネットが握っていたナイフを奪い取ろうと手を伸ばした。]
(198) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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―食堂― [かすかな薔薇の香気を残して、 白薔薇はゆるりと中の者に会釈をする。]
――…ああ、こちらにいらした、 本当はお部屋に伺うつもりだったのですけれど。
[そして3人の傍らへ、歩み寄る]
なかなか、お客様のお召しをいただかないので、 ご用件をいただけて嬉しかったのですよ?
[満ち足りて嫣然とした微笑みの浮かぶ、 その胸の薔薇の影には、形見のペン]
(199) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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/*
サイラス
おれも薬、使う気、満々だったんだがよー
串刺しにして、動けないところで薬飲ませて(抵抗するなら口移し)、「自分で手首切って、おれに捧げな。ダーリン」って台詞まで考えていたんだがw
あの展開だと、錠剤が効いてる暇ないと思ったんで没った。
なんなら、今からやってもいいぜー
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[この城に来て以来どれだけの人が死んでいるのだろう。 誰かが死ぬ一方で、サイラスのように吸血鬼と化す人間がいるのか。
死にたがりが死なないで他の人間が死ぬのは皮肉だ、と考えたところで メアリーの言葉を思い出した。 吸血鬼化した人間を助けようとしていた彼女。 彼女は救いの女神となるのだろうか。]
(200) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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――…、…っ。
[嗚咽が零れた]
目を開けて、メアリー。 お願いだから……
[縋るように名を呼び 女は落ちた銀細工の羽を少女の手の内へ]
これはね、いつか貴女に贈ろうと思っていたの。 贈ってくれた貴女のお兄様はきっと困った顔をするだろうけど ……私の代わりに、貴女に………
[語られる事のなかった其れを語り女は項垂れる]
(201) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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>>192 ――……!!
[さっと顔から血の気が引く。本気だ。このままでは殺されるよりも恐ろしいことになる。姉を喰ったバケモノと同じに――慌ててもがこうとするも黒の薔薇の棘から抜け出せる筈もなく]
……嫌だっ……離せ!……ああっ!
[銀のナイフは黒の従者に奪い取られ、無防備のまま首筋が曝け出される。手を引き戻そうとするも人ならざるものの力に敵う筈も無い]
(202) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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/*
なんだ、使う気だったのか。なんて惜しい。
じゃ、やろうk(何 せっかくだし。
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あら、貴方はお食事をなされたのかしら。
[...はセシルに気付けば、ニコリと微笑を向ける]
私の気の所為かも知れませんけど、幾分顔つきが満ちているようですわよ。
(203) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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[記憶に導かれるまま、ふわりと漂っていくは、父の部屋。
――かつて、そこで象牙色の服を纏った薬売りに
新しい"薬"を与えられた、その場所へ。
その、部屋で。
黒を装った、その人を――― 見つけた。]
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>>196 [現れたトーニャを見て、ヘクターの死を知ったばかりの 男はどんな表情をするべきか迷って。 出てきたのは、苦い表情]
よお、久しぶり。 …大丈夫か?
[その言葉の返答を待つ前に新たに現れた人影>>199に目をやった。 息苦しさと、刺青がじわり泡立つ感覚。 しかしそれは城主ほどでもなく。
どこか見覚えのある銀色のペンに男は首を傾げた]
(204) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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[気づくと、ボトルが傍らにある。]
こいつぁ、ありがたいぜ。
暖まる。
/*
ドナルド…wwwwなんてタイミングで。
ああ、絞られずにすむ?
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……良い子だ。
[銀のナイフを奪った黒薔薇をそう褒める。 またしても、目前でひとを喰らう事を彼はどう思っているのか。 首筋に顔を埋める姿を見せ付けるように、ちらと視線を投げた。 ベネットの視界は一瞬銀に染まる]
嗚呼、ベネット? あまり暴れては傷がつく。
……魔と化せばもう人には戻れぬ 全てを覚えたままに変じるのと 全てを忘れ本能のみを残すのと どちらか、選ばせて遣っても良いぞ?
[様々な角度で、城主が人に血を分け与えようとする様が映し出されていた。 返答を待ちながら、鋭い牙が皮膚に触れる]
(205) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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>>195 ヘクターって名前だったのか。
[そういえば、傍らの少女が何度かその名を呼んでいたような気がする。 あの後どうなったのか、ふと思いを馳せていると、当の彼女が食堂へと姿を現した。 会釈を返し、再びグラスを傾ける]
別に。 何か猛烈に酒が飲みたくなったんだよ。真っ赤なやつを。 悪いかー?
[遠慮せず首筋を晒し、酒を煽る。 いつ以来か――語るグロリアに、そういえばと目を向けた>>197]
(206) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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[抜き身の銀のナイフをハンカチーフで包み、左腰部分のベルトに挟んだ。]
……後程、これに合う鞘を探さないといけませんね。 抜き身で持ち歩くなんて、物騒なことです。
(207) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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記者 イアンは、奏者 セシルの気配には、僅かに異様なものを感じるも、もう慣れたとそちらをちらと見るのみ。
2010/06/24(Thu) 23時頃
[そう、それは、マーゴではない。
でも、彼女にへと同じように罪悪感が募る。
あの時の自分はなんて愚かなことをしたのだろう。
ああ、そう、
そのときはこの薬売りは知らない。
その毒がいつしか自分の命を断つことなど。]
――…くッ
[そして、その画面を見て、後ずさり、壁に背をつく。]
/*
そういや、同じ城にいながら、会話してない相手が何人か…
/*
詩人様
ふふ。嬉しいお言葉を、ありがとうございます、詩人様。
でも、薔薇だなんて言葉は
わたくしよりも、もっと似合う人がいらっしゃいますよ。
わたくしなら、さしずめ、
クリスマスローズ、といったところでしょうか。
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[ドナルドの不器用な気遣いには、小さく頷いて 薔薇の香気を纏って、ゆるりと現れたセシルに視線を遣る]
――……。
[先ほどの遣り取りで、セシルが分からなくなった。 だからグロリアの言葉>>203にどう答えるのかと注目する]
(208) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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[小さな姿には気づかなかったよう、 トーニャの姿にも会釈を向ければ 婦人の声にゆるり頷く>>203]
ええ、皆様とは別の場所で。 ――従者たる者、皆様と同じ食卓を囲むようなことは。
[そして静かに眼差しを伏せれば、微笑う]
(209) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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