人狼議事


306 【誰歓5発言RP】かたりかたるるかたりべの

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【人】 儺遣 沙羅

 
[ ある所に身体の弱い女が居りました。
 少し長く外へ出れば熱を出し倒れ伏し
 動いた日より床に臥した日の方が長い。

 そんな女が住まいの外へ出て
 他の人々とと交わることなど出来ません。
 ですからせめてもの慰めに花を育てていました。
 何かへ執着する始りなど何でも似たようなもの。
 気が付けば花に随分と入れ込んで居りました。

 花が女の全てでした。
 女の全ては花でした。

 … ですが、偏に花を愛していたとはいえど
 何処かに人としての心は残っていたのでしょう。

 深い緑色が夏の訪いを告げる際、
 嘗て人だったものは人に成りたいと思いました。 ]
 

(18) 2020/08/24(Mon) 11時頃

【人】 儺遣 沙羅

 
[ 静けさの匂う森の中、
 名もない花弁が舞い落ちます。


 それは、艶やかな長く細い髪の端から
 それは、柔らかな少女らしい生肌から
 それは、爪紅を薄く引いた指の先から
 それは、花を鏤めた髪飾りの造花から
 それは、浮世離れた紬着物の絹糸から


 ひらりはらりと零れるように空を舞い
 大地へ触れる前に淡くなって消え失せてしまう
 幽く儚い花。

 誰かがそれを目にしていようと──いまいと
 やがて全ての花弁が散り終える頃には
 そこに在った筈の少女の姿はもう、…何処にも。 ]
 

(19) 2020/08/24(Mon) 11時頃

【人】 儺遣 沙羅

 
[ 幻の送り火に見送られ
 一巡りの命を終え、散った花の名は
 それだけは…、花自身が散ろうとも

 嘗て人だった花が今年生きていた証として
 誰かの記憶の隅に密やかに咲くのでしょう。


 ところで今年は散ったその花が、次の年
 更にその次の年に再び咲くことになる土壌には
 いつか橙も鮮やかな小さい南瓜が増えたのだとか。

    それが何処から舞い込んだ種であるのかは
     知らぬが花、語らぬが花でありましょう。 ]**
 

(20) 2020/08/24(Mon) 11時頃

儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2020/08/24(Mon) 11時頃


【人】 洗濯婦 ベッキー

[南瓜がお土産とは珍しい。>>3
 貰った南瓜は家に持って帰って煮付けよう。
 そうすれば一人でも何日かかけて食べられる。
 プリヴィディエーニイ、プリヴィディエーニイ。
 彼女が語った怪談は半分きり。
 確かにプリヴィディエーニイは
 その名を奪って確かな怪異となった。
 確かに、確かな、悍しいものへ。
 友人にその単語を教えたのは彼女だった。
 それを思い起こしながら
 彼女は一人分の食卓につく。]

(21) 2020/08/24(Mon) 11時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

[プリヴィディエーニイ。
 その名を使って怪異になった
 忘れ去られたものたち。
 自分の名前すら忘れたものたち。
 それらは自分の形を作ろうとする。
 プリヴィディエーニイを呼び出した者の
 名前を知ったなら羨ましくなって
 殺して、その形を奪おうとするからつぎはぎだらけ。
 プリヴィディエーニイ、次に狙うのは
 呼び出した人の大切な人。
 大切な人はプリヴィディエーニイに
 決して、名前を知られてはならない……。]

(22) 2020/08/24(Mon) 11時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

  頂きます。


[どうやら彼女は友人の大切な人では、なかった。
 友人の恋人が消えて、
 友人の恋人の親が消えて、
 連鎖はどこまで広がったことか。

 その怪異を作ったのは友人だ。
 そんなこと、警察にいっても通用しない。
 だから彼女は来る時のために
 友人のノートを肩身代わりにひそり、持ち歩く。

 それにしても………。]

(23) 2020/08/24(Mon) 11時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

  就活したくないわぁー……。


[食後、ワンルームのベッドの上に寝転がって
 私は心からの言葉を吐き出した。
 働きたくないでござる。]**

(24) 2020/08/24(Mon) 11時頃

【人】 ビール配り フローラ

 ええ。またいつかどこかでお会いしましょうねぇ!

[”こちらのコテージを振り向いてみてください"と
いう助言通り、バス停に着いてから振り返った時の炎には
ちょっぴり心配しつつ。]

(25) 2020/08/24(Mon) 13時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[はて。どこをどう歩いたのだったか。
丑三つ時には元の場所へ戻っていた。
南瓜のおみやげを片手に。
迷い人達の死人だけでも、宴は続いていたようだ。
水を汲み、ビール樽へ補充する。]

 盛り上がってる〜!?

[カタカタと骨のぶつかるオーディエンス。]

 ビールはいかが?オレンジジュースでも!
 ちょっと、そこ、足りてないんじゃない!?

[せっせとお酌し、自分も呑もう!]

(26) 2020/08/24(Mon) 14時頃

【人】 ビール配り フローラ

[暗がりの中、ぽかんと空いた木々の隙間からの月明かりが
さながらスポットライトのよう。
辺りを照らす人魂が走馬灯の光のように回転する。
最近ではこういうものはミラーボウルというらしい。ほんとかな?
宴にまた新たに迷い人がくれば、]

 こんにちはこんばんは、
 あたしのことはフローラって呼んでね。
 ハイカラでしょう?ああ、今はナウいっていうんだっけ。
 え!?もう言わない!?

[うそでしょ〜〜と思いながら、
ぐいぐい背中を押して宴に招き入れる。]

 まあまあ、のんでいきなよ!
 え?樹海の出口?それは知りませんねぇ

[ほんとに知らないので、ちょっと困り眉。]

(27) 2020/08/24(Mon) 14時頃

【人】 ビール配り フローラ

[ああ、以前来た人もすっかり宴の一員になってる!]

 それにしても..聞いてくださいよぉ!
 コテージでの一週間の話!
 温泉に卓球!
 珈琲牛乳の美味しかったこと!
 呑み比べ...はここでもしてるか!

(28) 2020/08/24(Mon) 14時半頃

【人】 ビール配り フローラ


 詳細は呑んでからね!

[ダダン!と椅子と机に片足ずつ乗り、]

 フローラ、いきます!!

[南瓜片手にジョッキを煽る。今夜も朝までパーリナイ。
魂さえあればこの宴は永遠に続くのだ。

たぶん。**]

(29) 2020/08/24(Mon) 14時半頃

【人】 恩賜神 コアトリクエ

[ふよふよと屋敷を自由に浮きながら]

それにしても世界にはいろんな面白い話があるのねえ。
それが人間が作った物語なのか、本当にあった話なのか…
いずれにしても人間って面白いわねぇ。

…でも飽きたわね。たまたま拾ってきたこの物語集…結構な頁があったけどもうおしまい。

なにか面白そうな場所、ないのかしらあ…

(30) 2020/08/24(Mon) 20時頃

【人】 恩賜神 コアトリクエ

そういえばたまたま誘われるようにしてきたけれど、
この屋敷とか面白そうねえ…いかにも「なにかありました!」ってカンジ

もう少し探索してみようかしらね…
面白いことに出会えるかもしれないし?

[ふよふよと屋敷の中に消えていった]

(31) 2020/08/24(Mon) 20時頃

【人】 落胤 明之進


[コテージでの日々は、あっという間に過ぎた。
山の中であったゆえか、空気は澄んでいたし
避暑にもよい場所であって。
帰らねばならないのが、名残惜しい程だった。

受け取った南瓜を片手に、バス停より振り向けば
燃え盛るコテージの炎が、遠くにちらと見えて。
もう戻れぬ日々になってしまったか、と。]


  ……また来たい、などと言っていれば
  燃されないでも、済んだのかな。

  そんな訳、ないか。


[かぶりを振る。
そのまま、もう山を見ることはしなかった。]
 

(32) 2020/08/24(Mon) 21時頃

【人】 落胤 明之進


[変わらない、いつもの自宅。
玄関を開ければ母親の声が出迎えてくれる。]


  ……只今、母さん。
  ああ、これ?南瓜を貰って来たんだよ。

  え。
  そっちじゃない?


[南瓜を持っていなかった方の、左腕。
ぎゅっと誰かが握ったような、手形の痣が
そこにはしっかりと残っていて。

誰かに握られた覚えも何もない。
自分の手よりひと回り小さい痣を、そっとなぞって]
 

(33) 2020/08/24(Mon) 21時頃

【人】 落胤 明之進



  ……ずっと、憑いてきてた、?
  もしかしてあの、話も、聞いて……

  あ痛、っ
 

[肯定するように、左腕にぎゅっと痛みが走った。
困った様に微笑みつつ、さて、どうしよう。
……ここ暫く気分は悪くなかった。

危害を加えられることは、恐らくない、……と
僕がそう思いたいだけなのかもしれないけれど。]
 

(34) 2020/08/24(Mon) 21時頃

【人】 落胤 明之進



  ……君は、あの、病院に居た女の子?


[肯定。]


  僕を、助けて くれた?


[再び、肯定。]


  あの。成仏の方は……
  あっ痛い痛い痛い痛い


[しばらくする気は無いようだ。]
 

(35) 2020/08/24(Mon) 21時頃

【人】 落胤 明之進



  僕はそこまで危なっかしくはないよ。
  ……多分。

  ああもう。
  誰か、相談出来たりしないかなあ……


[語らいあった彼等は、この事が
わかっていたりはしたんだろうか?
……明らかに人間ではない者も居た、けれど……

南瓜の煮物ができてゆくのをぼんやり見つつ、
少しだけ、物思いに耽ってゆく]*
 

(36) 2020/08/24(Mon) 21時頃

【人】 恩賜神 コアトリクエ

南瓜…南瓜…?ナニコレェ…

[南瓜畑のなか、腕のようなもので南瓜をさわさわしている]

(37) 2020/08/24(Mon) 21時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2020/08/24(Mon) 21時半頃


恩賜神 コアトリクエは、メモを貼った。

2020/08/24(Mon) 21時半頃


【人】 夜笑国 メイ

[南瓜の煮物が、
ほぼ一色の仏壇を彩るように供えられている――


ここは夜久家の和室
仏壇がある以外には箪笥くらいしか目立った調度品もない
襖は締め切られ縁側からぬるい風が吹きつけている
メイは静かにそんな一室の畳の上にぺたんと座っている

今はセーラー服ではなく
シンプルな一色のワンピースに身を包んでいる
縁側の方面から吹く風は
メイの髪も服の裾も一切揺らすことはない]

(38) 2020/08/24(Mon) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[メイがこんな風になったのはかくれんぼしてた時
だーれも知らない隠れ場所を求めて
公園の奥の奥まで踏み込んで
隠されていたため池的なものに落ちてしまったからだ

だれにも知られず冷たい水の底に落ち
からだは息絶えてしまったけれど
たましいはこうしてここにいることを
気付いてくれる人はほとんどいない

かつては一緒に遊んでくれたことがうれしくて
まだ生きてる子がずっと遊んでくれたらいいのにと思って
ユーレイの側に引きずり込もうとしたこともあったけれど
今はしてないよ、ほんとだよ]

(39) 2020/08/24(Mon) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[コテージでの日々は楽しかった
メイの知らなかったはなし 知らなかった世界
そういうものを知れた気分になったし
単純に遊ぶ――もとい、過ごすのが楽しかった

かくれんぼするのに適していたからというのも大きかった
メイの日々は一番いい隠れ場所を探すのに費やされた、
そう言っても過言ではない
まあかくれんぼ以外の遊びをしたこともあったけどね
だけど]

  おねえちゃんや、
  おとうさんおかあさんには悪いことをしちゃったな……

[コテージを訪れる前、取り憑けてしまった姉のからだ
ずっと憧れていたその姿でメイはコテージでの日々を過ごしていた
だけどずーっと、ってわけにもいけないから、
燃え盛る炎を見つめたあとにからだを返した
さいごにひとことふたこと、残して]

(40) 2020/08/24(Mon) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[その声はちゃんと届いたようで
おみやげに渡された南瓜でつくられた煮物がああしておそなえされている

だけど姉はメイに取り憑かれていた時のことを覚えていない
もしも語り部たちと会えたとしても
戸惑ってしまうばかりだろう
何もしらないのだから]

うーーーーん、 まいっか。
遊びにいこうっと!

[音もなくメイは縁側から外に出る
今日も今日とてひとりかくれんぼ
メイの世界は今日も変わることなく
成仏とやらのやりかたも未だ知らず]

(41) 2020/08/24(Mon) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ



  もういいかい

               「……」

  もーういーいかーい

               「…………」


**

(42) 2020/08/24(Mon) 22時半頃

【人】 懐刀 朧




        …… 彼奴らは、いったか。



[人として生きる者。人にあらざる者。
嘗て人であった者。人のかたちを為す者。為さぬ者。

語り部たちが過ごした宿が夢の跡へと燃えゆく様を、
結えた髪の鋒先より ぽたりと滴を垂らしつつ眺め、
送り火にも似た怪火にかんばせを染めさせていた。

去りし者も、手合わす者も、散りし花瓣も、
影もかたちも消え失せたあとで─────漸くと。
いつか吹き消した蝋燭の余煙を仰ぐように天を見、
それから足元にある、残されたものへ視線を落とす。]
 

(43) 2020/08/24(Mon) 22時半頃

【人】 懐刀 朧



   ……生憎、地獄の釜の蓋が開こうとも、
   己が一度沈んだのは三途川ではないのでな。
   萍水の身には、決まった行先など何もない。

   斯様に立派な手土産を貰っても────


[既に語ることを終えたあとかたへ、遅れて答え>>2
手渡された風呂敷の結びをしゅるりしゅるりと解き、
掌へ乗せた南瓜を、軽々と宙へ放る。>>4
美味しく出来ている筈だ、と小さな影は言っていたが、]


            " 能 "
   ─────斬るしか用途がないのだ、己は。

 
 

(44) 2020/08/24(Mon) 22時半頃

【人】 懐刀 朧


[音もなく、再び南瓜が掌上に戻る頃には、
皮に緻密に掘りだされた模様が黄を映えさせていた。
宿で供されていた食事には舌鼓を打ったものの、
男は本来、飲食の類を必要とはしないが故のこと。

出来上がったそれを幻の残火に埋め、蒸焼きながら、
怪談として語った身の上と、逗留の日々を振り返る。]



   昨今の" でぃじたる " 化では、
   夜行も催しきれぬ程使い捨てが横行するとか。
   そちらの方が後腐れがなくて良いと己は思う。

    …  要らぬ念など、覚えずに済むからな。


 

(45) 2020/08/24(Mon) 22時半頃

【人】 懐刀 朧


[男は懐刀の付喪神であった。

雨が降ろうが槍が降ろうが、
物であるが為に老いもなく、壊れなければ死にもしない。
行き届かぬ手入れが身を錆びさせてはいるものの、
妖に近い性質を帯びながら ただ彷徨い流れていた。

それが偶々、此の迷い家へと行き着いただけ。
終わりがくれば、限りなく人の居ない場所を往くばかり。

人にとってよくないものとなろうとも、
護る為に打ち出された刀に宿る八百万のひと りが故に、
怪談として語った恨みの情はいつまでも灯しておられず、
それどころか、もう恨みたくはないとすら思っていた。
         殺め

斬ってしまわないかと内心肝を冷やしはしたが、
斯様な事態が起きる前に、別れが来たのは僥倖だった。]
 

(46) 2020/08/24(Mon) 22時半頃

【人】 懐刀 朧



   しがらみは断つに限るが、
   此処での日々は、しがらむほどのものではない。
   …… だから、話の種にはなるだろう。
   語り草へ芽吹かせるほど、交わる営みもないが。


[残火に埋め蒸した南瓜を鞘で掘り出し、触れると
綺麗な断面から、絮と種とが湯気をあげて顔を覗かせる。
調味も施さずにひとかけを頬張りつつ、男の指先は
ぴかぴかと淡黄にかがやく種一粒をつまみあげた。]


   ────── 然様ならば、此れにて御免。


[懐の中へと収めたのち、森深くの樹々を分け入って、
粼粼たる川のせせらぎへと足音を紛れさせ、それ限り。]**
 

(47) 2020/08/24(Mon) 22時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2020/08/24(Mon) 22時半頃


夜笑国 メイは、メモを貼った。

2020/08/24(Mon) 22時半頃


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