人狼議事


103 善と悪の果実

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視点:


ヴェスパタイン2人が投票した。
オスカー3人が投票した。

オスカーは村人の手により処刑された。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ジェフが無残な姿で発見された。
ポーチュラカが無残な姿で発見された。


全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―女主人の部屋→廊下へ―

[夕闇伯は長い前髪をかきあげた。オスカーが放った銃弾がさらった部分の黒髪だけ、不自然に短く、歪。低くわらう顔は彼の通り名よりもなお昏い。
ふと、何かに気づいたように伯は笑みを消す。]

……――あぁ、そうだ。

[――溝鼠の“仲間”がまだ残っているではないか。
視線は絨毯の上を点々と落ちる新しい赤へと移った。
蓄えに黄金の林檎がなかったのなら。
本命は“そちら”なのではないか。事実、警官も、あちらへ。

其処まで考えた後、夕闇伯は悠然と女主人の部屋を後にした。
血を辿るのは容易である。
ただ、後を追えば、いい。]

(0) azuma 2012/09/30(Sun) 02時頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2012/09/30(Sun) 02時頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2012/09/30(Sun) 02時頃


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ



[ほとんど同時に響き渡った銃声が、また新たな死を告げる。

少女の乱れたブロンドに、髪飾りの如く赤い花が咲いた]

 

(1) 茄子 2012/09/30(Sun) 02時頃

流浪者 ペラジーは、メモを貼った。

nanami 2012/09/30(Sun) 02時頃


良家の末娘 ポーチュラカは、メモを貼った。

茄子 2012/09/30(Sun) 02時半頃


靴磨き トニーは、メモを貼った。

anbito 2012/09/30(Sun) 02時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

azuma 2012/09/30(Sun) 02時半頃


良家の末娘 ポーチュラカは、メモを貼った。

茄子 2012/09/30(Sun) 02時半頃


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[伸ばした手は、最期に何かを掴めたか
果実の甘さは知らねども
罪の甘さに溺れた少女は、足りない、足りないと泣き喚く。

けれどその声が響き渡るは
やはり少女の中だけで]

 ………嫌、 よ

[柔らかな絨毯へ崩れ落ちた少女の意識は
赤と黒の世界へと飲み込まれ――]

(2) 茄子 2012/09/30(Sun) 02時半頃

捜査官 ジェフは、メモを貼った。

SILENT 2012/09/30(Sun) 02時半頃


良家の末娘 ポーチュラカは、メモを貼った。

茄子 2012/09/30(Sun) 02時半頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

occam 2012/09/30(Sun) 02時半頃


【人】 流浪者 ペラジー



―――――…嗚呼。

[痛い、痛い。
平静を装おうとも、常の表情を貫こうとも、
傷の痛みだけは平等に学者を襲う。

どくどくと、あふれ出る赤色。
浅黒い肌をやや青ざめさせながら、
それでも紙切れの内容を確認する]

(3) nanami 2012/09/30(Sun) 02時半頃

【人】 流浪者 ペラジー



【木は森に。

    果実は果実に。】

   

(4) nanami 2012/09/30(Sun) 02時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

[林檎は果実の中に。
…そういえば、生前に烏が似たような推理を零していたと、
そう伝え聞いていたことを思い起こす。

果実の森。
思いついた場所は、いくつかあれども。
ただ、鮮明に記憶の端に映るのは、広間に並ぶ果物達。
安易に人目に触れられることもなく、
しかしそこに存在することに違和感もなく―――…]

(5) nanami 2012/09/30(Sun) 02時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

ええ。 悪くありませんよ。

(6) nanami 2012/09/30(Sun) 02時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

貴女は何も悪くない。

(7) nanami 2012/09/30(Sun) 02時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

可愛い、可愛い、ポーチュラカ。

(8) nanami 2012/09/30(Sun) 02時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

[伸ばす手さえなければ、置き去りにする心算だったくせに。
少女の小さな掌を握りつつ、優しく優しく囁く。
甘い声。痛みに耐える呻き声が、時折混じる]

…何も悪くありません。

[怨念の声は蛇にも届く。不協和音のように頭にこだまする]

…僕が守ってあげるから。

[穏やかな笑みは、やがてはがれて落ちて、
浅薄な自嘲まじりの苦い表情となる]

…貴女様は唯、ただ、"生きよう"と頑張っただけ。

(9) nanami 2012/09/30(Sun) 02時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

禁断の果実がもたらすのは。善を知り、悪を知り。

[ステンドグラスから差し込む光。
視界がちらつく。…良く見えない。
つないだ手の先、指先から少しずつ力が抜けていく]

それでも、可愛い、可愛いポーチュラカ様。

貴女様は未だ、何も知らない。

知ることができない。

(10) nanami 2012/09/30(Sun) 03時頃

【人】 流浪者 ペラジー

[追い詰められた格好。
追ってくる足音に気が付き、振り返る。
男の銃口が此方へ向く。
少女の手にした銃口もまた、あちらへと。

蛇は甘やかす様に、少女の髪を撫でて。
何度でも、何度でも、囁きを返す]


―――――――…あなたは、なにもわるくない。

(11) nanami 2012/09/30(Sun) 03時頃

【人】 流浪者 ペラジー

[銃声が二つ、轟く。

男が発砲するさまを見てとるのと同時。

守る守ると嘯いていた学者は、
少女を盾にするように突き飛ばした]


嗚呼、可愛い、可愛い、ポーチュラカ。

(12) nanami 2012/09/30(Sun) 03時頃

【人】 流浪者 ペラジー

あなたが、大嫌いでした。

[蛇が欲しかったのは林檎だけ。
でもきっと、それは此処にいる者すべて、同じだった。
その為に愛をささやき、その為に毒を流し込み]


私(わたくし)が、僕が、
欲しかったものをすべて持っている貴女様が。


[妬ましい。憎らしい。
けれどそんな感情は、とうの昔に死に果てたはずだったのに]

(13) nanami 2012/09/30(Sun) 03時頃

【人】 流浪者 ペラジー



ふふふ…。  はは、は。


あははははは!

  

(14) nanami 2012/09/30(Sun) 03時頃

【人】 流浪者 ペラジー

[最後に伸ばされた少女の手は、黒い蝶の髪飾りに触れる。
漆黒の其れを掴んだまま、
廊下に赤い血だまりを作りながら、倒れ伏せるのだろう]

………嗚呼、嗚呼。

[纏まりを失ったストロベリー・ブロンドが背で揺れる]

あなたなんて、ひとりぼっちで死ねばいい。

さいごに、さいごに、かつのは。

[失血で息も絶え絶えになりながら、
それでも蛇は無邪気に笑う]

(15) nanami 2012/09/30(Sun) 03時頃

【人】 流浪者 ペラジー

このぼくだ。


[ずる、と壁に背を付けながらも、嬉しそうに。
夕闇が此方へ迫っていることに、知る由もなく―――**]

(16) nanami 2012/09/30(Sun) 03時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―廊下―
[響く銃声。館に響くのは何度目か。]

――……あちらか

[血の付着した靴で“楽園”を歩く。
大広間へ続く道を辿る途中、
廊下に置かれたままとなった刺青の男の骸に気づき、
立ち止まってから、見下ろす。]

(17) azuma 2012/09/30(Sun) 03時半頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

anbito 2012/09/30(Sun) 03時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


……――嗚呼。
しまったな、溝鼠に刺してきてしまった。

[蒐集癖のある夕闇伯には、
初めて抑圧の蓋をこじ開けた感情をぶつけたこの男に対して、抱いているものがあった。]


何故勝手に殺された。
貴様は私が殺してやりたかったのに。


[低い声で告げる、
ひとつの、歪んだ執着である。]

(18) azuma 2012/09/30(Sun) 03時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[だが、それを露にするは僅かの間。
夕闇伯は歩を進めた。


大広間の扉を開けば、“楽園”の顛末が両の腕を広げて待っている**]

(19) azuma 2012/09/30(Sun) 03時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

azuma 2012/09/30(Sun) 03時半頃


天のお告げ (村建て人)

響き渡る銃声は、終わりを告げる鐘の音。
どれほどの命が潰えただろう。
死が重なり、狂気に満ち、欲に埋もれ、祝福の音が鳴り響く。

窓の外では息絶えた狂犬達が血を流し、泡をふき。
重厚な装備の元に、ヤードたちがやってくる。


そして、邸の扉は開かれるだろう。


それは楽園への入り口か、楽園から逃れる扉か。
それとも―――……

(#0) 2012/09/30(Sun) 03時半頃


天のお告げ (村建て人)

Cast:

煤に汚れた小さな子供      アントーニオ --- anbito
門前で喚く女の夫         ジョセフ・ウェーズリー --- mo_om
歌を忘れた麗しき歌姫       コリーン --- incompat1
道を踏み外した実直な警官    ジェフ --- SILENT
遊び惚ける豪商の三男      ヘクター・ハインツ --- ふらぅ
挨拶をよこした夕闇の伯爵    ヴェスパタイン --- azuma
男女の境に立つ学者       ペラジー --- nanami
闇夜を渡る家業の青年      オスカー --- occam
虚栄を彩る籠の中の娘      ポーチュラカ・ブロワ --- 茄子

禁断の林檎の主          グロリア・エバ --- master

(#1) 2012/09/30(Sun) 03時半頃


天のお告げ (村建て人)

駆けつけたヤードは、後にこう語っている。

「あれはね、すごく酷かったよ。
邸中が狂犬に囲まれててさ、それを処理するのも大変だったが。
それ以上に邸の中がめちゃくちゃでな。
いや、荒らされてたとかそんなんじゃない。

……死体がいくつもいくつも。

やり合ったんだとさ。
閉鎖空間で気が狂っちまったのか、欲に目が眩んじまったのか。
あれなら強盗事件の方がまだマシさ。
子供も女も関係なく、其々が其々を殺しあってた。
あんな地獄絵図、二度と見たくは無いもんだね。

え?
ああ、あの『善と悪の果実』?
勿論その後、回収したよ。」

(#2) 2012/09/30(Sun) 03時半頃


天のお告げ (村建て人)






「…………―――――勿論、秘密でな。」
 
 
 
 
 

(#3) 2012/09/30(Sun) 03時半頃


天のお告げ (村建て人)

「あの林檎は俺のもんだ。
もう、誰のものでもない、俺のだ。
あれを売ったら金になる。
そうしたらこんな霧に包まれた街とはオサラバだ。
女と一緒に豪勢に遊んで暮らしてやるぜ!!
あーっははははは!!!」

(#4) 2012/09/30(Sun) 03時半頃


天のお告げ (村建て人)

数日後、新聞の端。
小さく小さく、記事が載る。


【ヤード、自宅で何者かに殺害】
 
 

(#5) 2012/09/30(Sun) 03時半頃


天のお告げ (村建て人)

『善と悪の果実』を手にする者に“幸福”も“栄光”など訪れはしない。
それは禁断とされ、楽園から追放されし者の手にする実。


善を知り、悪を覚え、意識し、自覚し、唐突に理解する。
そんな果実が目の前に現れたら。
手を伸ばしてしまったなら。

君は 『善』を知るだろうか 『悪』を覚えるだろうか ―――……
 
 

(#6) 2012/09/30(Sun) 03時半頃


天のお告げ (村建て人)






       その果実は、今日も   ど    こ     か       で
 
 
 
 
 

(#7) 2012/09/30(Sun) 03時半頃


天のお告げ (村建て人)











 end ... ?
 

(#8) 2012/09/30(Sun) 03時半頃


トニーは、ぽちは胃とかおだいじにね?(ナイフずぶり/ってやりたかtt

anbito 2012/09/30(Sun) 04時頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2012/09/30(Sun) 04時頃


【人】 靴磨き トニー

―喜劇の終焉―

 歌えるんじゃないですか?
 きっと、貴女が唄いたいと思うなら。

[息を吐き出す。]

 …………僕は、聴きたいと思いますよ。

[柔らかく、告げた。]

(20) anbito 2012/09/30(Sun) 04時頃

【人】 靴磨き トニー

[その唄はきっと綺麗な歌声なのだろう。
そう意識するのは微かにでも残された、善の部分か。]

(21) anbito 2012/09/30(Sun) 04時頃

【人】 靴磨き トニー

[やがて幕は降ろされる。
響き渡る銃声は、誰の命を奪ったものか。
風が届けて教えてくれる。


―――煙草の、香。


ふっと、糸が切れた気がした。]

(22) anbito 2012/09/30(Sun) 04時半頃

【人】 靴磨き トニー

[僕は林檎の横で膝を丸めた。
材料として生きた日々のように。
綺麗な歌姫に背を向け、眩しいものから背を向けた。

何を信用していたかなんて、わからない。
僕は信用なんてしていなかったんだ。

けれどそれを否定する証明がどこかに。
宝の在り処を示した地図は、誰かの手に。]

(23) anbito 2012/09/30(Sun) 04時半頃

【人】 靴磨き トニー

[人が死んで哀しいだなんて、思ったことはない。
今までも、これからも、思うはずがない。

だって僕の脳は、機械で動いているんだ。
哀しいだなんて、思うはずが、無いんだ。

僕はその感情を知らない。

知らないんだ。]

(24) anbito 2012/09/30(Sun) 04時半頃

【人】 靴磨き トニー

お         な        あ

(25) anbito 2012/09/30(Sun) 04時半頃

【人】 靴磨き トニー

[ばらばらになった言葉は、どんな色だったんだろう。
ノイズが混じって、呼吸がうまく出来なくて。


どうして、作り物の眸から 雫が 落ちてくるんだろう――…**]

(26) anbito 2012/09/30(Sun) 04時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[銃声が、重なって聞こえたのも、幻聴か──。

血膜に覆われた視界は、赤ではなく、ただ、暗い薄闇の中で。
爆音の余韻が消えた後は、どこまでも黒く、深い闇がある。

男の身体は、床の上に崩れ落ちる。]

(27) SILENT 2012/09/30(Sun) 09時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

『どこまでも、一緒よ』

[遠い、過去に聞いた声は、誘うように。優しくあやすように。
見せた笑みもその言葉も、偽りだったが。
あのとき、男は信じていた。

死さえ、共にすると頷いてくれた女を。

優しく、くすぐるような甘い笑い声。
遠退いていく。
もう、何も。
この手に、残された物は、もう無い──。**]

(28) SILENT 2012/09/30(Sun) 10時頃

【人】 歌い手 コリーン

[少年の言葉を受けて
かつての歌姫は、静かに音を紡ぐ。

皆に捧げる鎮魂歌。
空気を震わせることの無いその声に含まれるのは、慈悲か、呪詛か。

始め、恐れを含んでいたその声は
錆付いていた自鳴琴がギチギチとぎこちなく動くようだったが
次第に滑らかになり、この屋敷での惨劇の終幕を彩る。]

(29) incompat1 2012/09/30(Sun) 10時半頃

【人】 歌い手 コリーン

[そして、次の楽園への扉が開かれる。
永遠に終わらない原罪は、禁断に触れる人間を決して許しはしない。
次に誘われるのは誰か―――]

(30) incompat1 2012/09/30(Sun) 10時半頃

オスカーは、コリーン様>が抜けていたぜ……。

occam 2012/09/30(Sun) 12時半頃


ヴェスパタインは、はっ、いってらっしゃいのひとはいってらっしゃ(遅い)

azuma 2012/09/30(Sun) 15時頃


【人】 流浪者 ペラジー

―大広間―

[赤い、赤い、血の痕跡を残しながら。
覚束ない足取りで学者が辿り着いた大広間]


林檎…。


[森を隠すなら、森。果実を隠すなら、――――…]

(31) nanami 2012/09/30(Sun) 20時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

[揺らぐ視界の中、蛇の眼は果物を飾った一角。
その中に群れる林檎を見つけた。

口許が弧を描く。あれが正解に違いない。
何故ならまさしく"烏"がその傍らに、蹲っているではないか]

(32) nanami 2012/09/30(Sun) 20時半頃

【人】 流浪者 ペラジー


っ、 ぐ。


[血が足りない。足が縺れる。

半身が赤く染まった、白いワンピースの裾を揺らして。

林檎へ向かって腕を伸ばした蛇は、
そのまま床に倒れ伏した]

(33) nanami 2012/09/30(Sun) 20時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

―――――――…ガタァン。


[衝撃でテーブルも倒れ、辺りに皿や果物が散乱する。

もういくらも見えていない深い闇色の瞳は、
其れでももがくように指先を伸ばして。

…確かに"林檎"を、掴んだ]

(34) nanami 2012/09/30(Sun) 20時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

………、ッ 。


[指先に触れた林檎を、
立ち上がることもできずに寝ころんだまま、
大切そうに全身で抱きかかえる]

(35) nanami 2012/09/30(Sun) 21時頃

【人】 流浪者 ペラジー

これ 、 は …  ぼくの、 だ 。


[言葉とは裏腹に。
口元に零れたのは、自嘲の色濃い笑みだった]

(36) nanami 2012/09/30(Sun) 21時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[――ステンドグラスがとりどりの光を投げかける中。
男と少女が倒れている。
足取りを示すように血の花が咲き、
空耳だろうか、歌声が聞こえた気がした。
そう、それは喩えるならば
籠を自ら破った金糸雀の。]


――……嗚呼、……そんなところにあったのか。
どうして気づかなんだのか……


[夕闇伯は昏く囁き、林檎を抱く
緋と白のまだらを纏う者の側に歩み寄る。]

(37) azuma 2012/09/30(Sun) 21時頃

【人】 流浪者 ペラジー

[抱かれた"林檎"は血に染まり、赤く、赤く―――…]


ふっ、 ふふ…


   はははは、―――― …。


[足音が近づいてくる。
でも、もはや碌に逃げる力も残ってはいない。

優しく残酷な魂の囁きが聞こえる。
ただでさえ霞んだ視界が、更に涙で滲んだ]

(38) nanami 2012/09/30(Sun) 21時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[血塗れの林檎は、艶やかさを増し
ますます蟲惑的な輝きを放っている。
そして、それを抱く者は――]

……――何を笑っているのだか

[涙を滲ませている。
冷たく、夕闇伯は見下ろした。]

残念だったな。
それは、  貴様のものにはならぬ。

[怨嗟の声届かぬ高慢な暴君は――笑う]

(39) azuma 2012/09/30(Sun) 23時頃

【人】 流浪者 ペラジー

[寝転がった体勢のまま、傍らまでやってきた男を見上げる]


―――――――……。


[自嘲めいた笑みも、絶望の涙も、全て表情は抜け落ちる。
大切そうに、真っ赤な林檎を胸に抱いたまま。
白と赤のコントラストのワンピースを纏う学者。

ただ、抜け殻のような両の瞳が夕闇を見つめていたのは、数瞬]

(40) nanami 2012/09/30(Sun) 23時半頃

【人】 流浪者 ペラジー


…ふふふ。

[やがて学者は、例の穏やかな微笑みを浮かべた。
それは仮面だろうか。
それとも、最も本質に近い何かだったのだろうか]


夕闇伯様。

この林檎が、欲しいですか?


[ゆっくりと三日月を作る口端は]

(41) nanami 2012/09/30(Sun) 23時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

[胸に抱かれた林檎、
天井へ向けて、高く高く放り投げた]


[彼は視線を奪われただろうか、否か]


[真っ赤な林檎は宙を舞い、そして]

(42) nanami 2012/09/30(Sun) 23時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

[最後の力を振り絞って起き上がり、夕闇伯の胸元を掴んだ。

―――――――…望むのは、死の口付け]

(43) nanami 2012/09/30(Sun) 23時半頃

郵便屋 ウェーズリーは、メモを貼った。

mo_om 2012/10/01(Mon) 00時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[塵を見るような眼で笑う有様を
興味もなさそうに視界に入れている。

“見て”いるのは林檎だけである。
血の色も、歪んだ気配を纏う肢体も、
黄金の輝きの前には色を無くしたも同然だ。]


――愚問だな。


[満ちるのは慢心だ。
伯が常の賢明さと冷静さを持っていたならば
何かがおかしいと、感づいたはずなのだ。

裏世界に浸っていた、
その経験から。
分かったはずなのだ。]

(44) azuma 2012/10/01(Mon) 00時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[だが。黄金の果実は
その輝きに夕闇を溺れさせた。

蛇の笑みを浮かべた“もの”が繊手を翻す。
硝子越しの夕闇に暮れる光の中、
宙へ放たれる林檎。


宵闇伯の意識は完全にそちらへ奪われる。
手を、伸ばす―――]

(45) azuma 2012/10/01(Mon) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[黒髪が流れを変える]
[ストロベリーブロンドは逆光に輝いた]

[“蛇”は夕闇伯を絡めとる]

[掴む胸元に輝くはアメジスト。
濃紫の眸は見開かれ、
死の口づけの一部始終を映す。


長く伸びる影が、重なった。]

(46) azuma 2012/10/01(Mon) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


――  ッ、……!!!


[突き飛ばすのが一瞬遅い。
あったのは、苦味か。甘みか。果実に似る。]

貴様、何―――   ッ……!!

(47) azuma 2012/10/01(Mon) 01時半頃

村の更新日が延長されました。


【人】 捜査官 ジェフ

[男は、銃を握りしめていた。

揺らめく、視界。

ふと、血に濡れた目を瞬かせ、顔を上げる。
澱んだ目の前の光景が遠退き、ステンドグラスの前に立つ自分。

静まり返った廊下は、見回しても誰もいない。
頭の痛みも、顔の前をとめどなく伝い落ちていた血も、いつの間にか引いていた。]

(48) SILENT 2012/10/01(Mon) 02時頃

【人】 捜査官 ジェフ

[ふと、気がつくと足元にうずくまる小さな影がある。
その姿に、どこか、見覚えがある気がした。

──遠くから、微かに漂う焼けた瓦礫の臭い。
煙草を咥えたまま、制帽の陰から見下ろした、小さな痩せた身体。

──ああ。
確か、その子は。

遠い、記憶。

警官は、静かに手を伸ばす。]

(49) SILENT 2012/10/01(Mon) 02時頃

【人】 捜査官 ジェフ

[一時、躊躇ったが。
静かに小さな頭に手を置くと。
声を落とした。]

 どうした?お前。

[ゆっくりと上げられた顔。
大きな、黒い目。
それが、きょろりと動いたのを見ると。

警官は制帽の下で笑みを浮かべた。

古い記憶の断片と、そして、魂だけの世界で。
警官は、少年の目を覗きこむ。

死んだ男の目には。
おそらく、見たいものしか、束の間しか、もう見えない。]

(50) SILENT 2012/10/01(Mon) 02時頃

【人】 捜査官 ジェフ

[ ──来るか?
 お前も、1人なら。

声とはならず。
だが、少年に問い掛ける。
差し伸べた手。

どこにも、行く所がない事は解っている。
だが、他にかけるような、優しい言葉や、慰めは。
自分自身への、救いとなるものも、見つかりはしない。

俺は──、何が、欲しかったんだろう?

やがて、男の周りに見えていた物が、闇に沈んでいくように消え始める。

少年の姿も、霞んで行く。

男は、弱々しく、だが静かに笑って。
もう、見る事を止めようと。
目を閉じた。**]

(51) SILENT 2012/10/01(Mon) 02時頃

【人】 靴磨き トニー

――遠い記憶【被験体・0678】――

[埋め込まれた撥条は、ギリギリと狂った音を立てていた。

人の体に、人とは違うものを交える。
それも行き過ぎた――延命措置の為などでなく――新たに命を生み出すような行為。
成功すれば神にさえ成し得る、研究。

神が、それを許すはずが無かった。]

(52) anbito 2012/10/01(Mon) 03時半頃

【人】 靴磨き トニー

【被験体・0678】

身長 --- 148cm
体重 --- 34kg
血液型 --- A(RH+)

仔細 --- 
子供用内臓機導入後、身体的特徴の変化。
白い肌は浅黒くなり、髪は脱色。
年齢に不相応な学習能力の高さを見せる。
尚、内臓機は安定して動いている模様。
反面、身体的成長は著しく低下。
身長体重、共に何の変化もなし。

(53) anbito 2012/10/01(Mon) 03時半頃

【人】 靴磨き トニー

[艶やかな黒髪は色褪せ、荒れた鉄錆の色になった。
白かった肌は廃油交じりの浅黒いものに変わった。
眸の色は作られた、黒。
濡れた烏の色のようだと、少年は思った。

体の成長が止まったことは、誰よりも少年自身が理解していた。
関節はギチギチと成長しようと鳴り響くのに
痛みと歯車の軋むような音だけで、それ以上身長が伸びることも
体重が増えることも無かった。

一年もしない間に、少年は色々な知識を手に入れた。
そして創られた人間たちが保管された、この“楽園”から逃げ出す事を決める。
多様な薬品があるこの研究施設を壊すことは、簡単だった。
大規模な爆破は、少年の手によるものである。
生き残ったものは居ないともされる粉塵の中。
生きることに固執した少年は、ただ一人、生き残っていた――…]

(54) anbito 2012/10/01(Mon) 03時半頃

【人】 靴磨き トニー

―差し出された手―

[眸の調子が可笑しい。
作り物の眸から、ぱたぱたと何かが零れ落ちている。
肺も可笑しくなったらしい。
呼吸がうまく出来なくて、僕は小刻みに殺した息を吸い上げる。
その姿はまるで、子供が嗚咽をかみ殺しているような。]

 っ…、……

[刹那。
痛んだ髪に落とされる手のひらは、生きていた時に僕の頭を撫でたもの。
頭をゆっくりと上げる。]

(55) anbito 2012/10/01(Mon) 03時半頃

【人】 靴磨き トニー

 ………――――

[どうしてこの人は、こうして僕を“何度も”撫でるんだろう。
この邸に来て、二度目。
彼が覚えているかは知らないけれど、あの日にも、きっと。

掛けられる言葉は無い。
それは不安でたまらなくて。
子供に戻ってしまったんだろうか。
僕は23歳の、子供の形だけを持つ大人の筈なのに。

この人が、手を握るから。
この人が、頭を撫でるから。

僕は──、何が、欲しかったんだろう?]

(56) anbito 2012/10/01(Mon) 03時半頃

【人】 靴磨き トニー

[差し出された手に、恐る恐る手を伸ばした。
暖かな右手を、その手に指に絡める。
彼が目を閉じるなら、僕が目を開けて手を引こう。

暗闇の向こう側。
光があるかなんて知れないけれど。
真っ黒な眸は、きっとこの為に与えられたものなんだ。

楽園に背を向けて、僕らはきっと扉をくぐった―――……**]

(57) anbito 2012/10/01(Mon) 03時半頃

【人】 靴磨き トニー

――遠い未来の想像:あたたかなてのひら――

 おかあさーーーん!!

[少年は走っていた。
秋に染まる草原の中を。
黒い眸に、浅黒い肌、秋色の髪を風に揺らして。

土に汚れてよれよれになったシャツ。
きっと、こんなに汚してっておかあさんに怒られる。
でもそんな時、守ってくれる大きな手がある事を少年は知っていた。]

 おとうさーーーん!!

[走る。
飛びつくようにジャンプすれば、きっと抱きとめてくれる温もりがあるだろう。
擦り寄って顔を上げれば、頭に添えられる手。
それはどこか懐かしい。]

(58) anbito 2012/10/01(Mon) 03時半頃

【人】 靴磨き トニー




[少年の右足には輝く銀のプレート。
そこに刻まれた文字は―――――………**]
 
 
 

(59) anbito 2012/10/01(Mon) 03時半頃

【人】 靴磨き トニー

―扉をくぐる前―

 ……………。

[怯えた姿はどこにあるだろうか。
鈍い銀の運命に結ばれた相手を、烏は探す。
見えずとも、声は届くだろう。
大人びた音が唇を動かした。]

 ジョセフ殿。
 “僕”はいつでも、貴方を見ていますよ。

[僕という暗闇は憎悪、悪夢、嫉妬、色々な姿となって。
怯える彼をただ只管に見守っているだろう。

…――例え怯えからとしても、闇を退ける力があったのなら。

いや、これは僕が口にしたって無意味なものだ。
だから笑って見せた。
嘲うのでなく、年相応の、それで。]

(60) anbito 2012/10/01(Mon) 04時半頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

anbito 2012/10/01(Mon) 04時半頃


【人】 流浪者 ペラジー



―――――――…うふふ。


[突き放されて、華奢な体はあっさりと床へ沈んでいく。
二度と浮上できないことを、知りながら。
けれど浮かべるのは穏やかな微笑み]

(61) nanami 2012/10/01(Mon) 08時頃

【人】 流浪者 ペラジー

どさり。



[床へ学者が倒れ伏す]

(62) nanami 2012/10/01(Mon) 08時頃

【人】 流浪者 ペラジー

ぐしゃり。



[其れと同時に、夕闇の指先が届かぬままであった赤い果実は、
床へ勢いよく落ちて哀れに潰れた。

"それ"は、禁断の果実などではなく。
―――――…真実、"ただの"血塗れた林檎]

(63) nanami 2012/10/01(Mon) 08時頃

【人】 流浪者 ペラジー

ふふふ…。  っはは、 は 。


信じましたか?

林檎なんて、――――…嗚呼、
この中の何処かにはあるでしょうけれど。

[散乱する無数の林檎。
夕闇の光を受けて、朱色に輝くそれらは、眩しいばかりで]


もう、間に合いません。

(64) nanami 2012/10/01(Mon) 08時頃

【人】 流浪者 ペラジー

あなたもぼくも、もう、どこへもいけない。


[手にしてすぐに、それが唯の林檎だと気づいていた。
そして、改めて手を伸ばす力が
己に残されていないことも、知っていた]

(65) nanami 2012/10/01(Mon) 08時頃

【人】 流浪者 ペラジー

["禁断の果実"は大広間の片隅、
暗がりへと転がり、ぽつねんと佇んでいる。

果たして夕闇伯は、其処にたどり着けるだろうか。

嗚呼、いずれにせよ、もはや学者には]

(66) nanami 2012/10/01(Mon) 08時頃

【人】 流浪者 ペラジー



  ぼく、  は   だ



[惨めに血を吐き出しながら、やがて、動かなくなった**]

(67) nanami 2012/10/01(Mon) 08時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

――っ、ぐ、……

[口元を押さえ、よ数歩後ろによろめいた。

速効性の毒物は
体を侵食し呼吸を奪う。]

……ッ、屑めが……!!

[毒の量が僅かに少なかったのか
直ぐに倒れるということはないが、
それはただの遅延でしかない。

血を吐き、動かなくなったモノを憎悪の表情で睨みつけながら、ひとつ咳き込む。掌が血で汚れた。]

(68) azuma 2012/10/01(Mon) 12時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

ぐっ……、ぅ
なる、ものか―――斯様な、ところで……!!


[落ちた果実は偽の林檎。
真なる知恵の実は何処にあるのか。
焦点定まらなくなっていく濃紫の眼が
果実を睨み、黄金を探す。
手で机の上をなぎ払い、艶やかな果実を黄昏色の光の下へとぶちまける。落ちる林檎、滑稽に転がる。]

っ、何処だ、……

[近づく死の足音か、
誰のものとも知れぬさざめきが耳に届く。
呻き、囁き、冷たい歌。
怨霊の声が、大きくなっていく]

(69) azuma 2012/10/01(Mon) 12時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

嗚呼、……喧しいぞ……ッ
……っ、ぅ
く、……

[死に身を浸したものの呼びかけは生ける者には猛毒だ。
内より外より蝕まれ、机の端に手を付き、ついに夕闇伯の体はずるずると床に崩れ落ちた。艶やかな黒髪が広がる。]

…――ッ、――づ、

[ぼやけていく視界、
見えない、何も見えなくなる。
あざ笑うような金色の光の残滓がちらつくばかり。

床に爪を立て、
そのまま―――]

(70) azuma 2012/10/01(Mon) 12時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[――後に残るは静寂。


偶然にも倒れ臥したその場所で、
黄金の林檎まであと僅かな距離。

夕闇は、太陽に触れることは叶わずに**]

(71) azuma 2012/10/01(Mon) 12時頃

ヘクターは、ヴェスパタインのせなかばっしばっし。しごといく!

ふらぅ 2012/10/01(Mon) 13時半頃


ヴェスパタインは、ばしばしされてむせた。  いってらっしゃい!

azuma 2012/10/01(Mon) 13時半頃


ヴェスパタインは、ファブリーズを用意した

azuma 2012/10/01(Mon) 19時頃


【人】 郵便屋 ウェーズリー

――終演――

[カーテンコールは無い。アンコールも無い。
ただ静かな幕引きを
伸ばされた二人の手が届かないのを、認めて。
耳を塞ぎながら呪詛を繰り返していた男は、口を噤んだ。

ふわりと

重さのない身体が、黄金の傍に寄り。衝動に駆られ手を伸ばす。
冷たさも、温かさも、硬さも、柔らかさも、色すらも。
―――…失せてゆく。褪せてゆく。]

 ああ、あああ………

[震える口唇から、永遠に失われた呼吸が漏れた。
何処で間違えたのだろう。何処から間違えたのだろう。
白黒に褪せる視界の中で。
生前から、手袋を嵌めていた左手に。冷えた感触が、とつり。]

(72) mo_om 2012/10/01(Mon) 21時頃

【人】 郵便屋 ウェーズリー

 
[左薬指には、銀の指環。]
 

(73) mo_om 2012/10/01(Mon) 21時半頃

【人】 郵便屋 ウェーズリー

 「嬉しい。」

[安月給三ヵ月分で、意を決して買った銀の指環。
三ヵ月分纏めたってお世辞にも高いとは言い難かったけれど
妻は、暗い空にそれを掲げて笑ったんだ。

―――あの頃は良かった。
それだけで、良かった。]

 ……… くそったれ。

[キン、と床を弾く金属音。
薄れゆく男の、左手から解けるようにして、指環が落ちる。
銀は車輪のように滑り
ころころ、ころころと、壁に触れて。―――*静かに*]

(74) mo_om 2012/10/01(Mon) 21時半頃

ヘクターは、盛大に噴いた。あの村、な……。

ふらぅ 2012/10/01(Mon) 21時半頃


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ― 銃声が重なる前 ―

 「わるくない」

 「なにもわるくない」

[その言葉を、信じたい言葉だけを信じて少女は無防備に背を向けた。

悪いのは自分じゃない。
この手が赤いのも
先が――未来が見えないのも
邪魔をする誰かのせいだと、見たくないものから目を逸らした]

(75) 茄子 2012/10/01(Mon) 22時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[背中に感じた衝撃が何か、理解できないまま
少女の意識は急速に流れ
屋敷に満ちた悪意と怨嗟、悲痛の叫びの中へと溶け込んでいく]

 に さま
 守る って

[言ってくれた。
だからきっと、このまま、意識を失ったとて

一人じゃない。一人になるわけがない]

(76) 茄子 2012/10/01(Mon) 22時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[全部いらないなんて、嘘。
傍にいてほしいものしかいらないけれど
ひとりになるのは嫌だった。

ひとりぼっちが一番怖くて
恐れる自分は見ないようにしていた。

それを子供らしさだと、認めてくれる人がいれば
少女にも、あるいは未来があったかもしれない]

(77) 茄子 2012/10/01(Mon) 22時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

―むかし―

[薄暗い路地に蹲り、棒のような足を抱えている。
淀んだ瞳は、じっと人の波を観察していた。
今日の獲物は誰にするか。

金持ちからスリをして命をつなぐ日々。
ばれて瀕死まで殴られることなんてざらだった。
それでも神様は意地悪で、
まだ死ぬことができずにいるから、
今日もこうして息をひそめて隙を窺っている。

ふと、声が背中にかかる。
煤だらけの顔が振り向いた。
さらり。ストロベリー・ブロンドが揺れる]

(78) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃

【人】 流浪者 ペラジー

[この掃き溜めの中で、
声をかけてもらうなんて初めてだった。
私を私として誰かが見てくれるのは、初めてだった。

きっと彼にとっては、詐欺の駒にできるとか、
その程度の思い付きだったのかもしれない。

そう、こんな曖昧な世界で、信じてなんていなかったよ。

――――――――…それでも]

(79) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃

【人】 流浪者 ペラジー

―いま―

[ゆらり、ゆらり。
頼りない足取りは、ゆっくりと進んでいく。

その髪に咲く蝶はもういない。

ふわりと揺れるワンピースの裾は、
赤と白の歪なコントラスト]


[やがて赤い惨劇の中、縫いとめられた黒へ辿り着く]

(80) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃

【人】 流浪者 ペラジー


オスカー、くん。


―――――…あのね、林檎、…見つけられなかったよ。
  

(81) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃

【人】 流浪者 ペラジー


私(わたし)は、役立たずだね…。

[亡霊が手にするのは、真っ赤な林檎。
何の価値もない、ただの、林檎。

ずるりと果実が手から零れ落ちるのと同時、
その場に崩れ落ちる]

(82) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃

【人】 流浪者 ペラジー

ごめんね……。


[あの日、言えなかった言葉。
今更それが彼に届いているのかも、分からないのに。

いつものように微笑んだはずの顔は、
なぜか泣き出しそうになっていた**]

(83) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[再び目を開いた"少女だったもの"は
背中を向け、自分を置いてきぼりにする兄の姿を
廊下に座り込んでただ見つめていた]

 兄様

[手は、伸ばさない。
握り締めた黒蝶に、注がれる赤はもうないけれど]

 兄…様

[強く、強く握り締めた少女の髪を
柔らかく撫でたのは――]

(84) 茄子 2012/10/01(Mon) 23時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[微笑みを浮かべる、彼女の口から出たのは――**]

(85) 茄子 2012/10/01(Mon) 23時半頃

【人】 郵便屋 ウェーズリー

[少年の姿をした"誰か"。

銀の紡ぐ運命に、小さく男は目を伏せる。
魔女の館に置去りにした――銀の環。
男の遺したたったひとつの、くそったれな運命。]

 ―――…ああ。

[溜め息のような肯定は、果たして届いただろうか。

烏の羽ばたく音が、耳元で聞こえた**]

(86) mo_om 2012/10/02(Tue) 00時半頃

ヴェスパタインは、もてたいジェフをつついた。

azuma 2012/10/02(Tue) 18時頃


ペラジーは、グロリア[[who]]をつついた。

nanami 2012/10/02(Tue) 21時頃


コリーンは、グロリア[[who]]をつついた。

incompat1 2012/10/02(Tue) 21時半頃


ペラジーは、コリーン様、なにこれかわいい。もふもふもふ。

nanami 2012/10/02(Tue) 21時半頃


コリーンは、ペラジーさんもふもふ。

incompat1 2012/10/02(Tue) 21時半頃


コリーンは、オスカーさんが縫い止められているのを眺めてによによしている。

incompat1 2012/10/02(Tue) 22時頃


コリーンは、ヴェスさんもこんばんもふもふ。

incompat1 2012/10/02(Tue) 22時頃


【人】 双生児 オスカー

カハッ!?

[脇腹を蹴り上げられる感触に、意識を取り戻す。
筆舌に尽くし難い激痛に肺が持ち上げられ
吐瀉物のように盛大に、勢いよく呼気を吐き出した]

ヒュ

[失った酸素を貪る餓鬼のように
“許し”を待つ貧民の痩せさらばえた手が自らを絞めるように。
指の足りない左手が喉を押さえて、虚空を、掻き毟る]

俺の………女だろう、が。
触るんじゃねえよ、この、”寝取られ野郎”

[装飾品を盗まれた貴族に対しての嘲りと意趣返し。
革靴に磨り潰される薬指と小指の弾けた傷口。
激痛を無理やり我慢して、犬歯を剥き出し、嘲笑の紛い物。
ああ、指輪など嵌める心算も無かったし、大したことじゃない]

(87) occam 2012/10/02(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[短剣で縫い止められた頬、横目でしか状況を把握出来ない。
散ばった宝石類、砕かれた釦。
ガラクタかもしれないが、結局欲しいものは全てここにある。
地べたにつけた頬の冷たい感触は、子供の頃から優しかった]

今まで持ってた宝をほっぽってうっかり飛びついたきれーな宝。
実は犬の糞ほども役に立たない。やりなおしは当然無しだ。
宝の代わりに無価値なゴミを両手に抱えて、どうすんだよ。

後悔して自殺? 絶望して自殺? 憎悪して磔殺?

(88) occam 2012/10/02(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

嫌だね。

[ほとんど動かない顔を無理やり動かして、血唾を吐き捨てる]
潔さの欠片もない、凄絶な艶笑。
まるで自分がまだ、死なないとでも思っているかのように]

誰か優しいやつが、席を譲ってくれるかもしれねーでしょぉ?
ゴミは誰かに押し付けて、さっさと………。



『だからどうか、やりなおさせてください』



[それは生命の蝋燭の芯まで凍える様な、呪いの言葉]

(89) occam 2012/10/02(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[嗚呼、血が止まらない。意識が纏まらない。
錆付いた歪な歯車が、ぎちぎちと音を立てて回り始める]

無茶苦茶しやがって、あの貴族野郎。
ザクザクやりすぎだろう、内蔵とか飛び出たら死ぬんだぞ。

[暖かな光に導かれるよう、ステンドグラスの光が差し込む方へ。
鼻腔を擽る鮮やかな血臭は、自らが発しているのか。
釈然としないまま、静寂が舞い降りた邸宅にただ立ち尽くす]

しかし、またあの貴族野郎が居たら面倒だな。


[誰のために生きてますか]


結局、あの林檎はどうなったんだよ。えらく静かだし。


[勿論、自分のために]

(90) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

ペラジーが上手くやってたら、まだチャンスはありそうだけどよ。


[なぜ、林檎を欲しがるのですか]


それにしても、清々しいほどの裏切りっぷりだったな。


[……高く売れそうだから。あと綺麗だから]


まぁ、俺も同じようなこと考えてたけど。

(91) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃

【人】 双生児 オスカー


[なぜ、生きているのですか]


誰だって自分が一番大事だ。
そう、だからこれは何かの間違いだ。やり直せる。


[      (無回答)      ]


―――――――――――よう。ペラジー。

[死んじまったのか]

(92) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

―過去―

[オスカーと言う偽名を使うことにしたのには特に意味は無い。
日を跨ぐごとに名前を変えるのが日常で、それはただの偶然だった。
貧民街、そこは貧困という名の圧倒的暴君が支配する世界だ。
光の射さない曲がりくねった路地に、濁った瞳、血の臭い。

どうして声を掛けようだなんて思ったんだろう。

未だによく解らない。
後ろから見た髪の色が一寸気に入ったとか、そんな理由だった気がする。

最初はなんて声を掛けただろうか。

嗚呼、きっとこうだったに違いない]

(93) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃

【人】 双生児 オスカー


犯られたくなきゃ、顔は拭くなよ。
 

(94) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

[酷い台詞。

“どこか高貴そうな”髪色が
詐欺に向いてるのかもしれないと思うのはもっと後。

俺が他人に同情なんてするわけないし。

  カモ
金を払う相手以外に、自分から声掛けることも普通無い。

どうみても金の無さそうなやつなのに、それでも]

いいから早く来いよ。面倒臭ぇ。置いてくぞ。
えーと、お前、名前は? 今日からなんて呼べばいいんだよ。

[冗談のような曇天の下、蒸気と煤煙に塗れた少年は
蹲ったままの少女の手を、強引に引っ張ったのだった]

(95) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

―現在―

これだから嫌なんだ。
こんなに深く入り込むつもりなんてなかったのに。

[毒づく台詞が自然と口から出た。
結局、どちらも手に入れられなかったなんて。
今ならぼんやりと見える善と悪の果実]

見つけられなかったのか。まあしゃあない。
どっちかが見つけたら、見せびらかす約束だったからな。

[大広間の片隅の暗闇に転がった、禁断の果実。
ソレから視線を外し、ペラジーの倒れ伏す傍に腰を下ろす。
そして、彼女の手から零れた筈の、真っ赤な林檎を手に取った]

まあ、これで許してやるよ。美味いから。

[薄く淡い笑みを浮かべ、音を立てて唯の林檎を齧ると
謝罪の言葉を吐く彼女の目蓋の縁を、そっと指で撫でた]

(96) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

[なぜ、生きているのですか]

……なぜって? そりゃあ……。

[砂漠のような乾いた顔色に、ふてぶてしい笑みが浮かぶ。
自嘲と諦観、享受、全てが綯い交ぜになった凄絶な笑み。
唇に刻まれた刃傷を引き攣らせて、認めよう、今こそ]

毒林檎食っちまったクソ家出娘を
目覚めさせる(口づけ)するためさ。

[毒袋を貰ったときに話した白雪姫。酷い冗談だ。
ゲラゲラと笑い出したいような、仄暗い高揚感のような]

そこにてめーが倒れてると、俺が帰れねえからだ!

[嗚呼、浅ましい、愚かしい。
声帯の無い喉は大気を振るわせる事は二度と無く]

(97) occam 2012/10/03(Wed) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

ああ、俺、もう死んでるんだった―――――――――。

[がしゃん、と壊れた音を立てて、歪に歪んだ歯車は止まる。

文字盤の硝子が粉々になった懐中時計と、解れた真鍮の鎖。
鈍い光沢がきらきらと黄金の残光を曳いて飛び散っただろう。
真っ黒いベルベットクロスに、黄金の粉を刷き散らしたように]


金は金でも、もっと宝石とか、金目のモンにし ろよ……。


[  It lost sight of 「Oscar」 **]

(98) occam 2012/10/03(Wed) 01時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ― 数日後 ―

[楽園の事件が明るみになった後、帰る者もいなくなったブロワ邸が、国に買い上げられることとなった。
明け渡す為に入った業者が、地下室で見たのは

半死半生の、腐りかけた――"人間"

けして人には許されぬ研究の成果か
父を殺したことを認めたくなかった少女の我儘か

もはや言葉を解さぬ生きた死体となったそれは、闇から闇へと葬られた]

(99) 茄子 2012/10/03(Wed) 02時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[永遠に生き続ける父親]

(100) 茄子 2012/10/03(Wed) 02時頃

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14回 注目
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38回 注目

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グロリア
0回 (2d)
トニー
16回 (3d) 注目
コリーン
2回 (4d) 注目
ジェフ
6回 (5d) 注目
ポーチュラカ
9回 (5d) 注目

処刑者 (3人)

ヘクター
0回 (3d) 注目
ウェーズリー
4回 (4d) 注目
オスカー
12回 (5d) 注目

突然死 (0人)

舞台に (0人)

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