人狼議事


113 姫と古騎士村

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視点:


ミッシェル2人が投票した。
ポーチュラカ2人が投票した。

ポーチュラカは村人の手により処刑された。教会の鐘が厳かに鳴り響き、法の執行を宣告した。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ズリエルが無残な姿で発見された。


村人達は自らの過ちに気付いた。
人狼達は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。


オズワルドは、>>-26>>-2:3だった

tuna_cake 2013/02/12(Tue) 02時頃


オズワルドは、間違えた…… >>-2:4だった

tuna_cake 2013/02/12(Tue) 02時頃


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ミッシェルお姉様……。

[本当なら、ここで、姉姫の言葉を否定するべきだった。
 ただ一人から必要として貰えればいいだけではないか、と。
 例えば騎士の家系の人ならば、強い子を望んで婚姻を望む事もあるだろう。
 何より、姉姫の器量、性格であれば、恋をすることも難しくは無いと。

 しかし、見殺しという言葉に息を呑む。
 我慢をしていたつもりでも、まだ10を少し超えたばかり。
 理屈と感情が、ずれを生んでいく]

 そんなの……。
 私だって、同じだもの。

 でも、私なら……病弱な私なら、って……。
 そう思って……。

(0) horse 2013/02/12(Tue) 02時半頃

【人】 飾り職 ミッシェル

 ポーチェ……

[言葉に詰まる様子を見て、その頬に手を伸ばしそっと撫でようとする]

 私は、馬を駆けさせるくらいしかとりえはないよ。
 でも、ポーチェは色々な本を読んで、私にはない知識がある。

 ……生き延びたらきっと、その知識が役に立つ。だから、ポーチェに生きてほしい。

[自分にも、王家の誇りとか、色々なしがらみはあるけれど。
自分が生き延びたところで、どっかの山で猟師でもして生計を立てるとか、とても王家再興など程遠い生き方しかできないだろうから]

(1) mitunaru 2013/02/12(Tue) 02時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 お姉様……でも、私……。

[撫でられた頬に、涙がはらりと落ちる。]

 無理です、私には。
 知らない土地で、知らない人たちの中で。

[城の外すらも、出た事は数えるほどしかない。
 そんな自分がこの場所から出て、果たしてやっていけるか。]

 ……怖い。

(2) horse 2013/02/12(Tue) 03時半頃

【憑】 双生児 オスカー

ずりえる?
そっか、よろしくね!

[にこにこと笑って返事する。
覚えるために、ズリエルの名を何度か口の中で繰り返してから、満足そうに頷いた。]

あ、ねえ、ずりえる!
いっしょに、ねえさまたちをさがしてくれる?
パンをわけてあげるの!

[返事を聞く間もなく、廊下を走り出す。
その後、結局見つけられずに終わってしまうかは分からないが。]

(3) master 2013/02/12(Tue) 04時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

 大丈夫。
 周りがみんな、知らない人な訳じゃない。

 ……そうだろう、オズワルド?

[不安そうなポーチュラカの頬を撫で、こぼれる涙を舐めとろうとする。
亡き父王や兄たちには、よく「お前が王子だったらなぁ…」と言われていたとかいないとか]

 ポーチュラカを守る騎士の一人や二人くらいは、なんとかなるだろう?

[某国とのやり取りなど、どうなっているか詳しくはしらない。
だが、無理やりにでもそれくらいは捻じ込め、というような視線を、元騎士団長へと向けた]

(4) mitunaru 2013/02/12(Tue) 04時頃

【人】 探偵 オズワルド

ええ……。

[と、言いかけて、ポーチュラカがズリエルと面識がなかったことに思い至るが]

騎士崩れの傭兵が今、城にいます。
顔はいかついですが、……ついでに下品ですが、頼りにはなるでしょう。
先ほど、乳絞りが趣味だと言っていた男ですね。
一人の同伴も込みの話でしたので。

[ミッシェルに頷く]

(5) tuna_cake 2013/02/12(Tue) 05時頃

【人】 探偵 オズワルド

お寂しいでしょうが、そこは我慢ください。
思い出が必要なら、お持ちいただけます。
それに、本でしか知らない世界を知るチャンスです。

……むしろ、辛い役目を押し付けてしまっているかもしれない。
そのことは、よく分っています。

[ゆるく、首を振る]

(6) tuna_cake 2013/02/12(Tue) 05時半頃

【人】 探偵 オズワルド

私は、腐っても騎士団長でしたので。
城とともに。国とともに。
実際問題として、亡命も難しいでしょう。色がつきすぎている。

奴なら、ズリエルなら、元騎士とはいえ、昔の話。今は傭兵。支障も少ない。顔はいかついですが……。

[と、話していると、振り返る]

……オスカー様!

(7) tuna_cake 2013/02/12(Tue) 05時半頃

オズワルドは、>>-0の間違いでした

tuna_cake 2013/02/12(Tue) 22時半頃


【人】 始末屋 ズリエル

「ずりえる?
 そっか、よろしくね!」

『ズリエルか。
 宜しく頼む。』

[幾度か口内で名前を繰り返し頷く仕草。
その、面影は……。
ズリエルの片手が益々硬く握りしめられたが]

 ちょっ、転ぶなよ。

[指の間から柔らかい黒髪がすり抜けてゆく。
声かける間もなく、オスカーが駆ける。膝付いたまま、
一時の瞑目/暖かさ残る手を緩く握りしめた。]

(8) kkr 2013/02/13(Wed) 00時頃

ズリエルは、立ち上がると、小柄な影の後を追う。

kkr 2013/02/13(Wed) 00時頃


【人】 始末屋 ズリエル

[嘗て]

[嘗て騎士団に居た頃、粗暴粗野であれど最低限の礼はあった。それは、王の人柄、分け隔てなく接する暖かい態度。
気の無い言葉で言えば「器」というものだろうか。
王の何に感化されてか、自然、その膝は屈せられた。]

[胸がチリチリと痛む。]

[既に忘れ胸の奥深くに追いやられていたものであろうに。]

(9) kkr 2013/02/13(Wed) 00時頃

ズリエルは、程なく、中庭へと辿り着いた。

kkr 2013/02/13(Wed) 00時頃


ミッシェルは、ズリエルとオスカーが中庭に着いた頃は、窓を乗り越えて騎士団長室に乱入をしているころだったか。

mitunaru 2013/02/13(Wed) 00時頃


【人】 始末屋 ズリエル

[時は冬。
ズリエルとオスカーが中庭辺りに着いたのは、丁度ミッシェルが乱入>>2:23し始めた頃。]

 一体何を……。

[会話に混ざる事なく、暫し物陰より話を聞いた。
中庭は暖かい筈はなかったが、先までの感情を表に出しての論議があった為か、その場の空気の中に熱を秘めているように感じられた。]

 お。

[難しい話には気を留めなかったのか、オスカー>>7がオズワルド達の方へと顔を出す。]

(10) kkr 2013/02/13(Wed) 00時頃

【人】 始末屋 ズリエル

 ……………。

[話は聞いた。いや、聞こえた。]

(11) kkr 2013/02/13(Wed) 00時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

[滅亡を目前としたこの国に何故足を向けたのかは、ズリエル自身、頭では分かってはいるが巧く心を掴めない侭でいた。
冬に鎖され、春と共に、後悔や郷愁に塗れながら死ぬのも悪くはないと、そう思い始めていた所でもあった。]

(俺はまだ……。)

[ざっ]

[中庭に踏み入る。]

(12) kkr 2013/02/13(Wed) 00時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

 話は聞いたぜ。
 そこの姫さんを

[と、指差し]

 南方の国まで連れてきゃ良いんだな。
 いいぜ、俺でよ。

 その姫さんが泣いて帰りてぇと駄々こねても、
 引き摺ってでも連れて行くぜ。

 これは欲しい所だがな。

[親指と人差し指で硬貨の「丸」を作る。]

(13) kkr 2013/02/13(Wed) 01時頃

【人】 探偵 オズワルド

頼んだ。

……持って行くといい。

[指輪を外すと放り投げた]

騎士団長の棒級2か月分と言った所だ。

(14) tuna_cake 2013/02/13(Wed) 01時頃

【人】 探偵 オズワルド

あと……ヒューのことは聞いたか?

[そっと、目を向ける]

(15) tuna_cake 2013/02/13(Wed) 01時頃

ズリエルは、空中で指輪を掴む。

kkr 2013/02/13(Wed) 01時頃


【人】 始末屋 ズリエル

[パシ]

[軽い音を響かせ、指輪はズリエルの手の中に。
胸の中でちりちりと灼けるものに身を委ねられる程、既に若くはなかった。]

 こりゃまた。
 有意義に使わせて貰うぜ。

[口笛を一つ。指輪へ視線を向けた。
が、オズワルドの問いかけに視線がオズワルドへと戻される。]

(16) kkr 2013/02/13(Wed) 01時頃

【人】 始末屋 ズリエル

 いや。

(逝ったか。)

[ズリエルの視線、その含みの中には、
ヒューの死を問いかけるよりも確認の割合が高かった。]

(17) kkr 2013/02/13(Wed) 01時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

[同伴する騎士についての話>>4への、オズワルドの返答>>5を聞けば、ひとつ大きく頷いた。

話は聞いた、と言って窓から顔を見せた元騎士>>13の声が聞こえ、オズワルド>>14が指輪をはずし放り投げるのを見て。
自分も首につけていた、王家の紋章が入ったネックレスを外し、ポーチュラカの首へとつけようとする]

 母様から頂いたものだが、ポーチェが持っていくといい。
 王家の娘としての身の証になるだろうし………いざとなれば、生活資金にもなる。

[生活が苦しくなるようなら、売って生活費なり医療費なりに変えてくれてもかまわない。
大粒の青ダイヤだから、見る目のあるものに売れば贅沢さえしなければ一生働かずに暮らせる程度の金にはなるだろう。
ご先祖さまも、子孫の為なら許してくれるだろう]

(18) mitunaru 2013/02/13(Wed) 01時頃

ズリエルは、そこで、埋葬の話>>1:25を聞いたろうか。

kkr 2013/02/13(Wed) 01時頃


【人】 飾り職 ミッシェル

 ………ヒュー卿も、逝ったのか。

[オズワルドがズリエルに問う言葉>>15に。
小さくつぶやき、目を伏せた。

侍女たちよりも騎士たちに迷惑をかける事の多かったおてんば姫は、幼いころに遊び相手になってもらったこともある騎士の冥福を祈り、そっと十字をきる]

(19) mitunaru 2013/02/13(Wed) 01時頃

【人】 探偵 オズワルド

大切に使えよ。半分は姫の為に。……頼む。

[外した指の場所から、どんな類の指輪かは明らかだろうか。それには触れずに]

……そうか。
いや。なら、出発の前に。会ってやるといい。

[緩く首を振って、その視線に小さく頷いた]

(20) tuna_cake 2013/02/13(Wed) 01時頃

【人】 探偵 オズワルド

……ええ。

[ミッシェルに頷いて、ミッシェルがポーチュラカにネックレスを託すのを見守った]

(21) tuna_cake 2013/02/13(Wed) 01時頃

【人】 始末屋 ズリエル

[指輪の意味に気付いてもそれを表に出す事はない。]

 酒で消えるかもしれねぇな。
 だっはっはっは!

[故に豪快に笑い、]

 姫さんの事ぁ、任せな。
 発つ日は早い方が良い。

 姫さんの準備と別れは早く済ませてくれよ。
 たぁ言っても、天候も見なけりゃならんが。

(22) kkr 2013/02/13(Wed) 01時半頃

【人】 探偵 オズワルド

ふっ……。それもいいさ。

[少し思い直して、豪快な笑いに、つられて笑った]

ああ、頼んだ。
明日にもお送りしたいと思っている。そちらの準備は大丈夫か?

(23) tuna_cake 2013/02/13(Wed) 01時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

 あぁ、そうさせて貰おう。
 あいつがどんな顔で死んだか、
 城を出る前に見納めしとくぜ。

[オズワルドの頷きに応える。
出発話が纏まれば、その場を去り、ヒューの部屋へと向かうつもりだ。]

(24) kkr 2013/02/13(Wed) 01時半頃

【人】 飾り職 ミッシェル

 ズリエル卿。妹を頼む。

[豪快に笑うズリエル>>22に視線を向けて。
自分が生まれる以前にこの城で騎士をしていたという、オズワルドが信頼している男への、懇願と信頼を込めた短い言葉を掛けた]

(25) mitunaru 2013/02/13(Wed) 01時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

 持ち物は少ないものでな。
 遠路の準備もそんなに掛からん。

[明日発つなら、ヒューの埋葬には立ち会えるか分からなくなるが。]

 ………。
 姫さん。

[懇意の眸を受け、真っすぐに見返した。]

(26) kkr 2013/02/13(Wed) 01時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

[信頼に応えるには言葉では軽過ぎた。
故に、無言で頷く。]

 じゃあ、俺は準備に行くぜ。
 馬も見ねぇとな。

[背を向け、数歩歩いて立ち止まる。]

(27) kkr 2013/02/13(Wed) 01時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

[振り向き、膝をつく。
オスカーの視線に合う様に。]

 ・・・・・・。
 お達者で。

[オスカーの頭を、拒まれなければ一度撫でた。
その後は、心残りなど無いという様に、その場を後にしただろう。*]

(28) kkr 2013/02/13(Wed) 02時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 お姉様……。

[首にかけられたネックレスのトップを、そっと撫でた。
 そこに込められた想いが伝わって来るようだった]

 分かりました。
 王族としての務めを、果たしに参ります。
 そして、忘れません、お姉様の事も……この国の事も……。

[瞳から溢れてきた涙の粒をぬぐい、顔を上げる。
 そこにあるのは決意の表情だった]

(29) horse 2013/02/13(Wed) 07時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ズリエル、と申しましたね。
 私からもお願いします。
 ……私を、遠国へと連れて行ってください。

 報酬はあちらに着いた後にも、支払われる事でしょう。

[向き直り、両手を揃えながらズリエルに頭を下げる。
 そして、いつの間にか居た小さな弟に気付くと、困ったように笑いかけて]

 ごめんなさい、オスカー。
 私は遠い場所に行かねばなりません。

 けど、いつかまた会えるから……その時まで、いい子でね。

[恐らくそれは、死後の話になるのだろうけれど。
 個人としての感情を押し潰しながら、姉として、最後の言葉をかけた]

(30) horse 2013/02/13(Wed) 07時頃

【憑】 双生児 オスカー

[一方、幼い王子はといえば、話の流れが分からずにきょとんとしていた。
あどけない瞳をくるくると丸くさせている。]

ねえさま、どこかにいっちゃうの?
ずりえるも?

[難しい事は理解できずとも、その事だけは理解できて。
不安そうに、その場に居たもう一人の姉の方を見る。]

みっしぇるねえさまは、どこにも行かないよね?
おずわるどは?

もう、だれもいなくなっちゃやだよ。

(31) master 2013/02/13(Wed) 07時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

 ああ、王家の未来は任せる。

[王族としての務めを果たす、という妹に頷いて見せて。もう一度抱きしめようとする。

幼い弟が不安そうにするのを見れば、笑顔を向けて手招きして]

 大丈夫だよ、オスカー。
 私は、ずっと一緒にいる。……オズワルドも、な。

[屈み込んで視線を合わせ、抱きしめて頭を撫でようと]

(32) mitunaru 2013/02/13(Wed) 10時頃

【人】 探偵 オズワルド

私は、この城とともにありますよ。

王子……。

[緩く首を振る]

(33) tuna_cake 2013/02/13(Wed) 22時頃

【人】 探偵 オズワルド

もう、夜も遅い。
また、明日。二人を送りしましょう。
オスカー様も……。

[オスカーを寝室へと見送ってから自室に戻って眠った]

(34) tuna_cake 2013/02/13(Wed) 22時頃

【人】 始末屋 ズリエル

 またな。

[最後にオスカーへ掛けた言葉は、ポーチュラカ>>30と同じ意味合いでの言葉。]

 あぁ、報酬は期待しとこう。

[思い出した様に、着いた先での報酬についても返事をし、]

(35) kkr 2013/02/13(Wed) 22時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

[その場を後にする。
向かった先はヒュー>>@0の部屋。
既にその体は冷たくなっていただろうが、触れぬ限りは、安らかに眠っている様にも見える。女中か誰かに丁寧に拭われたのか、口元を汚す痰は見える範囲にはなかった。]

(36) kkr 2013/02/13(Wed) 22時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

 ったく。
 くだらねぇ・・・国だ。

[ヒューの顔に安堵とも言える表情>>0:@18が浮かんでいるのを汲み取った瞬間、吐き捨てる様に、言ちる。]

 ・・・・・・。

[ギリ]
[歯が鳴る。]

 あぁ、くそ。
 本当に・・・・・・お前は莫迦野郎だ。

 王の、王子の命なんて、
 てめぇ(自分)の命に比べたら安いものだろ。

 これだから、騎士は嫌いなんだ。

[ヒューを貶してはいない。むしろ、]

(37) kkr 2013/02/13(Wed) 22時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

 俺の事は、
 赦さなくて良い。

 この国を捨てた老人の事は。

[時に間に合わず。ほぼ勝敗は決した後。
言葉だけであったのかもしれないが、未練がない>>0:@13と言い切れたヒューを、心の何処かで羨ましく感じる。]

(だが今はせめて、お前の死を悼ませてくれ。)

[剣の柄を握ったままのヒューの手に、ズリエルは先刻オスカーの頭を撫でた手を重ねた。死を実感させる、冷たい物体としての感触と温度が伝わる。]

(38) kkr 2013/02/13(Wed) 23時頃

【人】 始末屋 ズリエル

 お前の最期の言葉に
 応えられないのを俺は謝らん。

 ・・・・・・。

(俺はまだ……。
 この国を愛している。
 その想いを伝える相手は居なくて良い。)

[言葉にする事は今後もないと思われた。
硬く鎖した心は、花の蕾の様に綻びはしない。
鎖した心を溶かす、春の陽光に似た笑みでもなければ。]

(39) kkr 2013/02/13(Wed) 23時頃

【人】 始末屋 ズリエル

(死んだお前が1人知っていれば充分だ。)

[ぎゅ]

[それで言葉が想いが伝わる事などないのに。
手に力を込めれば相手に想いが伝わるかの様に、剣の柄を握った侭のヒューの手を、ズリエルは強く握った。]

 あばよ。
 俺は、精々地べたを這いずり回って生きてやるよ。
 死ぬ時は、ま、野垂れ死にだな。

[自嘲、微笑。
どちらとも付かぬ曖昧な笑みを浮かべ、暫しの瞑目。
ヒューから手を離し、死に顔を眺めた後、部屋を退室した。]

(40) kkr 2013/02/13(Wed) 23時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

― 朝 ―

[まだ早い時間に、王族用の馬小屋から愛馬のロシナンテをつれてくる。

精悍な4歳馬だが、落ち着いた気性の賢い子だから、初めて乗るポーチュラカが一人で乗るとしても、振り落とすような事はしないだろうし。
王族の万一の脱出に備えて十分な餌と運動は与えられていたから、ズリエルとの相乗りでも、体力的には問題ないだろう]

 ロシナンテ。妹を頼むぞ。

[仔馬の頃から可愛がってきた馬を撫でて告げれば、甘えるように、名残を惜しむように、顔をすりよせてくる]

(41) mitunaru 2013/02/13(Wed) 23時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

   ― 翌朝 ―

[遠くの山脈は白の冠をかぶり、
空気は陽の光で暖められては居たし春の匂いを僅か感じさせはしたが、いまだ冬の匂いが色濃い。]

 好い馬だ。

[馬へのみ顔を向けて、呟いた。]

 姫さん、乳搾りは悪ぃな。
 代わりにオズワルドから教えて貰ってくれや。

[そうミッシェルに言う時には既に普段通りの顔。
荷など含め支度整えた馬の鼻面を撫ででもしながら、城の面々とポーチュラカの最後の別れが済むのを外で待つつもりで居た。]

(42) kkr 2013/02/13(Wed) 23時半頃

【人】 探偵 オズワルド

……お気をつけて、姫様。

[二人を見送って、軽く息をつく
それから、城の裏手へと向かうと、声をかけた少しの者と穴を掘った]

(43) tuna_cake 2013/02/14(Thu) 00時頃

【人】 探偵 オズワルド

「彼は、最後のときまで剣を握っていた ヒュー、ここに眠る」

[剣を墓標代わりに、そこに掛けられた木のプレートには簡潔にそう記された]

(44) tuna_cake 2013/02/14(Thu) 00時頃

【人】 探偵 オズワルド

[ふと、空を見上げる。よく晴れた、青い空だった

春は、近い]

(45) tuna_cake 2013/02/14(Thu) 00時頃

【人】 探偵 オズワルド

[少し後、山脈の雪が溶け始める頃
包囲された城
飛び交う声]

……姫様。
こちらは、飲むとたちまち死に至るという毒にございます。万一の際は、ご自身でご判断ください。

[ミッシェルの前に跪くと、それを差し出した]

では、御機嫌よう。

[踵を返す]

(46) tuna_cake 2013/02/14(Thu) 00時頃

【人】 探偵 オズワルド

……王子。

[王子の後は、姫か侍女に託した。ちらりとそちらを見る。声が、出なかった]

(47) tuna_cake 2013/02/14(Thu) 00時頃

【人】 探偵 オズワルド

[あっという間に、壁を乗り越えられ、城門が開く。
既に反撃はほとんど出来ていなかった]

第10代騎士団長。オズワルド・ヌブール。
玉座には通さん。

[そう名乗りをあげて、剣を握ると、動きの鈍い足で、向かっていった**]

(48) tuna_cake 2013/02/14(Thu) 00時頃

【人】 始末屋 ズリエル

[ポーチュラカが城内から出てくれば、ロシナンテの背へとその身を上げた事だろう。
幾つかの言葉、幾つかの涙。
交わされる言葉は愛と哀惜が滲んでいただろうか。
ズリエルの別れの言葉は、豪快な笑いと共に。]

 じゃあな。

[ただ、短く。]

(49) kkr 2013/02/14(Thu) 00時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

[旅は時に白の六花が舞う中を進み、
旅は時に言葉と声なき心の会話があり、
旅は時に遠くになった人々を強く想起させる。
その度に、ズリエルは故郷ではなく今此処へ意識を向けさせる様、ぶっきらぼうに言葉を綴る。
そして、やがて・・・・・・]

(50) kkr 2013/02/14(Thu) 00時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

 姫。あれに見えるが目指す国ですぜ。

(51) kkr 2013/02/14(Thu) 00時半頃

【人】 始末屋 ズリエル

[遠く遠く、剣戟の音は届かぬ地にて。
青空の下、ロシナンテ馬上のポーチュラカを見上げる。
そこには、これからの季節である春の陽光の様な笑みがあったろうか。それとも。
遠い異国の地で、唯一の王族となった姫は、どんな表情を浮かべていただろう。**]

(52) kkr 2013/02/14(Thu) 00時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[城を出た頃とは、比較にならぬ程の陽気。
 暖かな日差しからは、時が経ち春が来た事だけではなく、遠い異国まで来た事を肌で感じられた。
 恐らく今頃は祖国でも雪が溶け始めて居る頃だろう。
 それが意味する所を思い浮かべると、消える事の無い痛みが胸に走った]

 もうすぐ、なのですね。
 
 ……行きましょう。
 余り、お待たせする訳にはいきませんから。

[感傷を振り切るようにしながら、歩みを進めることを願った。
 その瞳は、若くとも国背負う王族のものだった]

(53) horse 2013/02/14(Thu) 00時半頃

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