251 【誰歓RP】鬼渡し
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狼
墓
少
霊
全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
亡霊
今夜、人狼に殺された人は人狼になる。また、襲撃を実行した人狼は命を落としてしまうだろう。人狼となった者は報復行動を行わない。ただし、命拾いをしたならば人狼にはならない。
一匹狼は亡霊を作らない。
現在の生存者は、アヤワスカ、櫻子、ソフィア、みょんこ、ナナオ、辰次、ケイイチの7名。
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とお
[クスリと嗤う、オニの声]
(0) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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[数え終わったオニは、きょろりきょろりと辺りを見渡す。 そして辰次[[who]]が逃げた方向へ足を向けると。 追いかけるように走り始めた。
男の言うとおり>>0:64、本来ならば彼の者の父と同じはずの娘。 だがしかし、何故か娘の体は歳を取っておらず十の頃のまま。 更に更に当時の遊びは外遊びが主だったが故に、今の子よりは多少足は速かろう。*]
(1) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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――拝殿の裏手――
[鋭い石でタオルを裂いたりする慶一の様子を眺めながら作戦タイム。 ついでにその時に持ち物を確認してみるも、何故か持っていた小銭入れくらいしか櫻子は持っていなかった。 寝ようとしていたのだから当然だろう。 櫻子としても、余計な荷物を持つ気はない。 多分きっと逃げるのには邪魔だろうし、鬼を前にしたとしても櫻子は逃げることしか出来ないから。]
(2) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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実代子、しっかり走れ。
[とりあえず、少女が十数えるまで。
智花に声を掛けたように社務所へと向かう。 社務所の扉に手をかけると、幸い鍵は掛かっていないようだ。 入ってすぐ見える簡素な待合所に息を潜めてしゃがむと扉は閉める。]
[扉を閉めるメリットは視覚的にこちらが見えなくなること。デメリットは外の様子が伺えないこと。胸にひしめく恐怖は拭われることなく己を苛み続ける。この鬼ごっこが終わる時まで。
終わる時、とは…──?]
(3) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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カタツムリ作戦、ネーミングセンスが凄いですね。
[慶一のプランA、かつカタツムリ戦略はとても良い案に思えた。 結局まだ慶一から研究内容を聞けていなかった櫻子は、慶一がカタツムリを研究している事を知らず、場を和ませようと面白い作戦名を付けてくれたと思った。]
刻限がどれだけあるのかわかりませんが、私はあんまり体力ないと思いますし、カタツムリ大作戦がありがたいです。
[カタツムリレベルならば自分でも動けるだろうと。]
でも、だったら手分けした方がいいですよね? 一緒に居たら見つかる可能性高いですし…。
[居場所を特定されないようにするのが目的であれば、固まって動くのは得策ではない。 多分慶一は動けなかった自分を心配して、連れて逃げてくれたのだ。 けれど、いつまでも手を引いてもらう訳にはいかない。]
(4) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2016/07/19(Tue) 00時頃
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それに私、本殿に行ってみたいです。
[鬼は願いは叶わぬと言った>>1:47が、それを鵜呑みには出来ない。 その間に何か方法を探りたい。]
ここが隠神社に似た場所ならば、きっとあちらには本殿があるはず。 私、そちらに行きます。
[拝殿の奥にある小さな本殿>>1:74の中に何が祭られているのかわからない。 けれど見に行く価値はあるはずだと慶一に告げて。
その時、少女が"とお"を数え終わる声が、聞こえた。]**
(5) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/19(Tue) 00時半頃
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くくく……挑発には乗らねばならぬよのう>>1:64
[“前”の時に呼ばれた小僧と似た男。 その後を追うように、本殿の方へと走り始めた。 途中で別の者と会うことあらば>>5、見逃すことはない。 そちらを追い掛けようぞ。**]
(6) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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[自分は随分と遅くに出来た次男だった。 父や母は大層自分を可愛がってくれた。 村から出て行った長男や家から出て行った長女を見送って そんな両親の寂しさを埋めるのが自分だったのだろう。
周りが結婚についてやいのやいのと騒ぎ立てる中 父も母もそこまで口うるさくは言わなかった。
それを良いことに、今日まで実家に居座って家業の手伝いをして。 足腰の弱くなった親の面倒を見て。 きっと兄姉よりも親と一緒にいただろうから。
父が亡くなった、というのがなまじ信じられなかった。]
(7) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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− 異界 : 拝殿裏の鎮守の森 −
[なんとかタオルを材料に、即席の足覆いができた。 これで歩くのはマシになるだろう。]
だいぶいいよ、ありがとう。
[石刃はまた後で役に立つかもと、ポケットに入れておいた。]
(8) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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[自分の大好きなカタツムリになぞらえた作戦(名)を褒めてもらえてご機嫌だったが、櫻子は別行動を提案する。]
えっえっえ
鬼に遭遇するまでは一緒に行動しない? その方が、力をあわせたり交代で休んだりできる。
櫻子さんは体力的に男に劣るけど、 僕はこの村のしきたりに疎い。 お互い様で補いあえるんじゃない?
[ザ・草食動物的生存戦略+男心で提案してみたが、無理矢理、自分の趣味に付き合わせるつもりはなく。]
(9) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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[櫻子が本殿に行きたい、と明確に目的地を告げれば、納得して頷いた。>>5]
ああ、そうだね。 鬼に関する情報は、現状打開の重要なキーになるかも。
行ってみたいなら、そうするといいんじゃないかな。
[ストーカーもとい、観察者になるのも慶一の性にあってる。**]
(10) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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[父が死んだことを受け入れたくない。 父を忘れてしまう、それが怖い。 恐怖は不安を呼び、人恋しさに焦がれる。 父の思い出にしがみついて生きられれば そんな幸せなことはないだろうに。]
(11) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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なあ、彼女は何て言ったろっか? 一人置いてけ言って…。 最後の鬼がアヤセアスカだったて… そんげこと言ってなかったか?
刻限がどうとかって…どういう意味なんらか…? っアー…!わかんねぇ…!! 頭でいろいろ考えんのは苦手だ!
[乱雑に頭をガシガシと毟りながら、実代子はどう思う?と彼女の意見を聞いてみたり。]
そう言えば、走る前に智花に言ったんだった。 社務所で作戦会議な、って。 なあ、実代子それまでに何か名案考えてくれねっか。
(12) 2016/07/19(Tue) 01時頃
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[そんな風に頼れる姪に丸投げて。 こんな非常事態だと言うのに考えるのは父のこと。]
あの子…アヤセアスカは親父に会ったことがあるんらて。 俺の知らねー、親父の若い頃のことも知ってるんだろっか。 [それだけ言って、晴れることのない不安を紛らわそうとまた煙草の先に火を灯す**]
(13) 2016/07/19(Tue) 01時頃
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―辰次の父親と明日香― [昔から人のそう多くない、小さい村だった隠村。 村に住む者は、一家包みの付き合いであることは今も昔も変わらず。 歳の近い子がいれば、兄弟のようによく遊んだものだった。
明日香と一つ年上だった辰次の父とも、北館の男の子とも必然的によく遊んだ。 缶蹴り、独楽回し、隠れん坊、そしてそれから鬼渡し。 夕暮れになるまでよく遊び、笑い、時には喧嘩し過ごしたものだ。
だが、あの日あの時。 一人で家に帰ってる最中でふと、隠神社によく似た場所へ飛ばされた。 不安になって周りをみてみると、どうやら同じめにあったその子。 傍によりながら、拝殿前で白装束の鬼の話を聞く。]
……おめさに掴まんねけりゃ、皆けえれるのけ?
[どこぞの子供と同じことを言ってみたが>>1:35、己が帰ることだけを考えておる周りには聞こえず。 皆助かって帰るという発想>>1:44を持つ者も当時はおらず。 唯一、「一緒にけえろ」と言ってくれた幼馴染みに手を引かれ、よくわからぬまま鬼渡しが始まった。]
(14) 2016/07/19(Tue) 08時半頃
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[「誰かに鬼を渡せば帰れるなら、さっさと渡して帰ればいい」 誰がそう言い出したのか、共に呼ばれた者どもは我先にと急くように鬼を渡していき。 とうとう最後に残ったのはその子と、明日香だけ。 鬼に憑かれたあの子は、加減もせずに追ってきた。 元々彼の方が足が速い。捕まるまでにはそう時間も掛からず。 「逃げろ」と言って逃がしてくれた彼は、明日香を捕まえ帰って行った。]
(15) 2016/07/19(Tue) 08時半頃
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[オニの意識の下。明日香は帰って行った彼を思い出す。 彼を別に、恨んでいるわけではなかった。
だっけど、けえったらもう一度遊びてェな――――。
明日香の中では時間はさほど経っておらぬが故に。 もう既に、それは叶わぬ夢となったことを知らぬ明日香は、そう希う。**]
(16) 2016/07/19(Tue) 08時半頃
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──鬼渡し開始前──
[ 試してみるがよい 少女はそういったけど、そんなの試せるはずがない。向けられる視線に私は思わず顔を下げてしまった。 櫻子ちゃんが繋いでくれた手を握り返して、伝わってくる体温にほんの少し安心する ]
逃げ切る…ッ櫻子ちゃん 私、社務所にいく、辰次さん達もそこで作戦会議だって
[ 知らないお兄さんに手を引かれ走り出した櫻子ちゃんを少し追いかけてなるべく小さい声で。そのまま、繋がれていた手から私はするりと抜けだした さっきまでの暖かさがなくなるのは、すごく不安 だけど、あのお兄さんがいるなら櫻子ちゃんは大丈夫かな。きっと、いざとなったら櫻子ちゃん1人くらいなら抱っこしてくれそうだし そのまま拝殿裏へ走っていく2人をちらりと見て、私も社務所へ駆け出す。震える足には気づかないふりをして ]
(17) 2016/07/19(Tue) 12時頃
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──社務所──
[ドアの閉まった社事務までたどりつき、恐る恐る開けば鍵のかかっていなかったドアはすんなりと私を中に入れてくれた 中には先に辰次さんと実代お姉さんがいてほんの一瞬驚いてしまったけど、2人だとわかればほっと息が漏れた ]
辰次さん…あのね 櫻子ちゃんとお兄さんは拝殿裏に行ったみたい
私1人しかいないけど…一緒にいてもいいよね?
[ 1つ呼吸をしてから尋ねる。だめだなんて辰次さんが言うとは思わないけど。ここにいて良いよってちょっと言って欲しかったんだ ]
あのさ、あの子の言ってた鬼渡しの終わる時っていつなのかな… 朝になったら、終わる…とか?
(18) 2016/07/19(Tue) 12時頃
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[ これがすごくリアルな夢で、実は私がいつの間にか寝ちゃってただけで 朝になればご飯の良い香りとお母さんの声が聞こえてきて、布団から起き上がりまた1日暑さに嫌気がさして
そんな朝が来れば、悪い夢から覚めれるんじゃないか…なんて、そんなこと無いはずなのに まだ現実を受け入れたく無い私は、そんなことを考えてしまう ]
(19) 2016/07/19(Tue) 12時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2016/07/19(Tue) 12時半頃
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[一日一善。
そこからもじって名付けられた父は口癖のように繰り返していた。 一日一回でいいから良いことしろ。積もり積もればたくさんになる。 それが七尾善一の座右の銘だった。
今思えば、彼女。綾瀬明日香を置いてきてしまった罪を、彼は長い年月をかけて精算していたのではないかと思う。きっと父はそういう人だと息子ながらに思うのだった。] .
(20) 2016/07/19(Tue) 12時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2016/07/19(Tue) 13時頃
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――異界:拝殿裏の鎮守の森――
[慶一が器用に即席の靴を作ったのを見て櫻子は拍手の代わりにそっと手を合わせる。 見た目はさておき、衣擦れの音等まで言及するのならば、半裸の方が機能的なのかもしれない。 見た目はさておき。
そして作戦会議を再開する。 櫻子としては、自分が足手まといになるのがわかっていたため、慶一の足を引っ張る訳にはいかないと思ったのだが、どうやら慶一の考えは違うらしい。]
補いあえる、でしょうか。
[しきたりと言っても鬼渡しを知らない櫻子が伝えられることはない。 そこでふと気付いた。 補いあえると言うのはもしかしたら慶一の方便なのではないかと。]
(21) 2016/07/19(Tue) 16時頃
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[確かに咄嗟に動けなかった櫻子は、慶一が手を引いてようやく逃げ出せた。 慶一がそんな自分を心配してくれているのだと思うと、申し訳なくもありがたい。 耳を澄ませば鬼の声はもう止んでいる。 今はその優しさに甘えようと思う。]
じゃあ慶一さんも一緒に本殿行ってくれますか?
[隠神社と良く似た作りであれば、本殿は小さなものだろう。 その中に身を潜める事はほとんど出来ないだろうから、調べている間、鬼が来ないか見張ってもらうのは良い考えな気がする。
本殿でも何も見つけられないかもしれないが、ただ逃げ回るよりも何か目的を持っていた方が怖さが薄れる気がするのだ。]
(22) 2016/07/19(Tue) 16時頃
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[そうと決まれば行動は早い方がいい。 櫻子は本殿へ向かう。 まさか、辰次が鬼を引き寄せるために本殿へと向かっているとは知らず。>>1:64 まさか、鬼がその辰次を追って本殿へ向かっているとは知らず。>>6
そろりと拝殿裏の鎮守の森を抜けると、視線の先、先方に本殿が見える。 櫻子は慶一が靴を作っている間の遅れがある。 辰次、鬼の姿はどこにあるだろうか。 それとも櫻子たちが動き出した時はそう変わらなかったのだろうか。
道の先にある本殿を確認するために、本殿へと続く道に身を晒してしまった櫻子の姿は、果たして誰かに確認されてしまうのか。]*
(23) 2016/07/19(Tue) 16時頃
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[たっ、たと駆ける。 確かあの方向は本殿のはず。本殿の鍵は開いていたか。 ――――否、付いていたとしても壊れていようよ。 それ即ち中には誰であろうと入れるということ。 しかし、オニは足を止める。本殿の方を見る影>>23を見つけたが故に。]
[気付いたオニは気付かれぬように、一歩一歩近付く。 気をつけても砂利を踏みしめる音は完全に消すこと叶わず。 さて、相手は気付いたか。*]
(24) 2016/07/19(Tue) 16時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/19(Tue) 16時半頃
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[視線の先、本殿へ続く道に人の姿はない。 隠神社はそれなりに広いとは言え、本殿までは駆けていけない距離ではない。 慶一は結局どうしただろうか。 一緒にとの願いを聞いてくれていたのならばそばにいただろうし、例えそうでも櫻子のように無防備にその身を晒してはいなかったかもしれない。
そう、鬼に見つかったのは櫻子だった。>>24]
(25) 2016/07/19(Tue) 16時半頃
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[しかし、オニが踏んだ砂利が音を立てた。 神社に敷き詰められている砂利には色々な説があるらしいが、そのうちの一つに、砂利が音を立てる事で穢れた魂が近付くことを知らせると言うものがある。 まさに、そのおかげで、櫻子はオニの存在に気付いたのだ。]
――駄目!
[だから慌てて叫んだ。 それは、慶一に姿を見せるなと言う忠告であったが、しかしそれはもしかしたらオニに慶一の存在を知らせてしまったかもしれない。 だが、それに気を配る余裕は櫻子にはない。]
(26) 2016/07/19(Tue) 16時半頃
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[身を隠す場所はないかと辺りを見渡す。 しかし、すでにオニにその身を見られている櫻子が、今更身を隠すことのなんと無駄なことか。 流石にそれに気付いた櫻子が取った行動は、本殿へ向かって走ること。 本殿に、何か助かる方法があるのならば、それを先に手にすれば、この鬼渡しを終えることができる。 このオニも助けることができるのではないかと。
そう考えると、櫻子は本殿へと駆け出した。]*
(27) 2016/07/19(Tue) 16時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/19(Tue) 16時半頃
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[さて半分上の空の男の頭で、名案は浮かんだのだろうか。 親父譲りの眉を寄せて、煙草を持つ手が口許を覆い、その表情は相手にはわかりづらい。]
[ガラリ
少し建てつけの悪い扉を開ける音がして、ぎょっと構えるが、すぐに見えた艶がかったボブ頭にほっと胸をなで下ろす。>>18]
よかった、大丈夫だったか、智花。 櫻子と…お兄さん? ってえーと……おさか…おさか……。
[どうしても刑部という名前が覚えられないでいたら、みかねた二人が教えてくれて。]
(28) 2016/07/19(Tue) 19時頃
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そう、刑部くん。
[一緒に居てもいいかと尋ねられると]
馬鹿いえ、俺が呼んだんらっけ。 居てもらわんと困る。
[とカラカラと笑ってから、静かに二人を見渡す。]
でも、あの子が来たら俺が引きつけるっけ。 二人は俺と別の方に逃げてくれよ?
[反対意見があれば諭す。 片や女の子で、片や都会戻り。 男の自分が頑張らなくてどうするのか。 それに、この中で一番年長者は自分だ。若者を置いてどうして居られよう。]
(29) 2016/07/19(Tue) 19時頃
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鬼渡しの終わる時…それは俺も知りたい。 朝になれば…。
[とはいえ、今は夕方なのか。 さっき、この変な神社に来るまでは夕方だったものの今は厚い雲に覆われた曇天。太陽も見えなければ、朝か夕かの見当も曖昧だった。] [作戦会議だとは言ったものの、名案は浮かぶはずもなく 押し黙って、煙草で口を塞いだ。]
(30) 2016/07/19(Tue) 19時頃
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……。
[ カチ コチ カチ コチ
静寂になると社務所の中にある大きな壁時計の音が響く。 時計を見れば時間がわかるか、と視線をあげたが 針は一定のリズムを取っていたかと思えば 急に止まったり、一寸戻ったり。
正確な時間ではなさそうだ、とため息を吐いてまた紫煙を吐き出した。]
(31) 2016/07/19(Tue) 19時頃
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―拝殿の屋根の上―
……………。
[じっとしていると静寂が訪れる。 縮こまっていれば見つからないかもしれないが、逆に万が一見つかった場合、相手がどう動いているかわからないかもしれない。
所々壊れている屋根の穴から落ちないよう、気をつけながらそっと下を伺うと、本殿へと駆けていく少女の姿が見えた。>>24]
うええ、辰おじとか実代子ねえちゃんとかどこ行ったかな…… あっち行ってねえかな。
[逃げるのに精一杯で、行く末を確認する余裕はなかった。]
(32) 2016/07/19(Tue) 19時半頃
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――本殿――
[声をあげてしまったから、オニも櫻子がオニの存在に気付いた事を知っただろう。 それでも先に本殿に辿り着けば何とかなると思ったのは、田舎娘だからか。 オニに都合の良い神頼みだと言われる>>1:46が、それでもここが隠神社を模していて、本殿があるのならば何かあるだろうと懸命に駆けた。]
はぁ、はぁ、
[息が切れるのは恐怖もあるのだろう。 どれだけオニが迫っているのか、知れば恐怖が増すことがわかっているから櫻子は振り返らなかった。 そうして辿り着いた本殿。
櫻子は本殿の扉を開いた。]
(33) 2016/07/19(Tue) 19時半頃
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何も、ない…!
[声が裏返り、大きな悲鳴となって響く。 開いたその扉の向こう、狭い空間には何もなかった。 明日香は、オニは知っていたのだろうか。 あのオニの言葉を信じなかったこの行動こそ、あの時にオニが言った虫の良い話を体現しているのかもしれない。
何もなかった事に気付いて、よろりと一歩下がった。 そのまま膝をつく。 そしてそのまま、背後を振り返った。]
ああああ…
[本殿に辿り着けば何とかなると思っていた。 それが叶わず、また動きを止めてしまった。 そして、そこには迫る鬼のオニの姿が。]*
(34) 2016/07/19(Tue) 19時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/19(Tue) 19時半頃
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あれ、そう言えば。 晶はどこいった?一番に駆けて行ったような気がしたけど…。
[そう口を開いたと同時に「駄目!」と叫ぶ>>26櫻子の声が聞こえた。]
おいおい、おさかなくんは何をしてるんだ?!
[そう言うと、煙草の吸い殻を地面に擦りつけて扉へと手を掛ける。] 俺ちぃと見てくるっけ。 二人は無事でいてくれよ。
[相手の言葉は待たずして、社務所を駆けだした*]
(35) 2016/07/19(Tue) 19時半頃
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[砂利の音に気付かぬほど愚かではなかったらしい>>26。 娘が走り出せば、こちらも加速し後を追う>>27。
傍にいた男は、その姿を晒さなければ眼中の外。 例え娘を逃がそうと呼んでも、ちらりと見るだけですぐに視線を戻そうか。 女の方が足が遅かろうと。故に捕まえやすかろうと。無視を決め込む。]
愚かよの
[どうやらこの娘、本殿の中に何かあると勘繰ったらしい。 動きを止めた娘に声掛けながら、駆けるのを止め、一歩一歩と近付く。]
端から誰も省みず、己が助かることのみを考えておれば ワタシから逃げられたものを
[クス クス クスリ 嗤いながら一歩、また一歩と近付く。*]
(36) 2016/07/19(Tue) 19時半頃
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ちくしょお、こんな時スマホがあれば……
[この世界に呼ばれた時に持っていなかったから文明の利器はない。大掛かり鬼ごっこ番組で、トランシーバーで連絡を取り合って逃げあうタレントを思い出してぼやいた。もっとも、電波が立たなかったかもしれないが。]
う、うーん。 昇ったはいいけど、どうしようかな……
[本殿の方を伺いつつ、作戦を考える。 正直何も思いつかない。*]
(37) 2016/07/19(Tue) 19時半頃
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─本殿─
[声がした方…──本殿へと向かうと、小さな扉の前に言る櫻子を捉えている明日香の姿。怯える櫻子>>34の顔には面が付いていないから、明日香の話を信じるなら、まだ鬼は明日香のままなのだろう。
刑部が近くにいるか、と視線は本殿から反らさぬまま、気配を探ったがさてどこにいたか。]
櫻子! おい、アヤセアスカ! その子に触れるなよ、触れたらただじゃおかねっからな…!
[そんな脅しが何になるのかわからないが少しでも鬼の注意がこちらに向けば良いと。 張り上げた声は近くに居た者にも聞こえただろう。]
(38) 2016/07/19(Tue) 20時頃
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喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2016/07/19(Tue) 20時頃
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[声すればぴたりと動きを止め>>38]
……ほお ただではおかぬと では如何する?
[ひたり、と今度はそちらへ近付こう。]
ワタシを組み伏すとでも? そとも何か策あるか?
[手を伸ばし、嗤いながら近付く。*]
(39) 2016/07/19(Tue) 20時頃
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[本殿に駆け寄った時にはすでに追っていたのだろう>>36 振り返ればすぐそばにいたオニの姿にしばし呆然としていた櫻子の耳に、辰次の声が聞こえた。>>38]
辰っちゃん!
[それで慌てて身を捩る。 辰次の声でオニが辰次の方を向いた隙>>39に、オニの脇を抜けて辰次の方へ。 本殿の前に小道を這うように逃げる。 すぐに寝巻は砂にまみれるもそれどころではない。]
辰っちゃん、どうしよう、本殿に何もなかったの!
[小娘には他に何も解決策が見出せず、年長者である辰次に泣き言を告げる。 皆で助かりたいのに、どうしようも出来ないのが悔しくて、悲しいのだ。]*
(40) 2016/07/19(Tue) 20時頃
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櫻子は、辰次に縋り付くと、がくがく揺すったかもしれない。
2016/07/19(Tue) 20時頃
櫻子は、辰次とオニを交互に見ている。
2016/07/19(Tue) 20時頃
アヤワスカは、櫻子が脇を抜けるのをただ眺め>>40
2016/07/19(Tue) 20時半頃
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本殿にあるはずなかろうよ>>40
[クスリ クスリ]
ここに鎮守神おらず 中に住まうカミも、好きに出歩いておろうよ
[クスリ クスリ クスリ]
(41) 2016/07/19(Tue) 20時半頃
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[不意に、背中へと伝わる衝撃。>>64 勢いに押されて、自然と脚は前に出る。]
……っ、誰がアラサーよ!
[きっと私を奮い立たせるための言葉だろう、大丈夫だと示すように叫び返して走り出した。 走れという叔父に頷いて。>>3
作務所に入って扉を閉めると、不安げな瞳と目が合った。>>12 自分をここまで連れてきてくれた頼もしい背中だけど、不安じゃないはずがない。 どうにかしたい。けれどそれと名案が浮かぶかどうかは別だ。]
(42) 2016/07/19(Tue) 20時半頃
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名案……って、言われてもなあ。こっちの常識が通用するとは思えないし……。
[いまこちらを追い詰めている“鬼”は、見えたその姿はどう見ても小さな少女のそれだった。しかしその鬼は、祖父と同じ年代の、しかも遊び仲間だという。]
……まさか、あの子に聞いてみるつもり? そんなの無理だよ、話の通じる相手じゃないんだから。やめなよ。
[紫煙をくゆらす叔父の横顔が、あの鬼に恐怖以外の何かを感じているように見えて。 思わず釘を刺した。まるで叔父が何処かに行ってしまいそうな気がしたのだ。
そうこうしているうちに智花ちゃんがきた。>>18]
(43) 2016/07/19(Tue) 20時半頃
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よかった、智花ちゃんが無事で……。
[見知った少女の無事を知り、ほっと一息。]
さくちゃんと……お兄さんって、あの半裸の人?
[同じく昔馴染みのはずの少女の名前。ざわりと荒れる心は見ないふり。 お兄さんーー刑部慶一の名前も聞こえてはいたし覚えてもいるが、半裸の印象は上書きできなかったらしい。]
(44) 2016/07/19(Tue) 20時半頃
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[組み伏す……]
[それが出来たらやってるっつーの!]
[触れると鬼が移る。その加減がわからないままに飛び出すのは危険。と迷いあぐねていると明日香の隙をついて櫻子が動き出すのをみて安堵する。]
げ!
馬鹿、櫻子こっち来る奴があっかよ。
[がくがく揺すられると視界が定まらない。 足を踏ん張って体幹を支える。 ぽんぽんとあやすように頭や肩を撫でる。]
本殿……。まぁ、カミなんてのが居たらこんなとこにオニなんていねぇやなぁ。
[さて、どうしたものか。近づく足音に鼓動は徐々に駆ける。]
(45) 2016/07/19(Tue) 20時半頃
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っと… 何?何の声?
[大きな声。 少し離れているので確信はないが、あれは叔父ではないか。 身を乗り出して様子を伺えば、遠目にオニと対峙している姿が見える。]
と、っと。 辰おじに、櫻子ちゃんか? なんか早速追い詰められてないか?
[居る場所からは見通しが悪く、そわそわと眺めている。]
まあ、この中では一番体力あるだろうから、心配は 少ないけど…
[でも、不安は完全には拭いされない。 双眼鏡欲しいな、とぼやく。]
(46) 2016/07/19(Tue) 21時頃
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[と、不意に。 少女の切り裂くような悲鳴が聞こえてきた。]
え……さくちゃん?
[聞こえてきたのは、間違いない、さくちゃんの声。>>26 動き出す叔父の背中に声をかける。いや刑部くんだよ、とかそういうことでは勿論なく。]
……見にいくの?危ないよ、鬼がいるかもしれないんだし……。
[言いながら、こんな言葉を叔父が聞くわけないな、と思う。助けを求めている人を放っておけないのは叔父の性分だ。 ……それに。私だってさくちゃんのことを心配している。している、のだ。 予想は当たって、叔父は出て行った。社務所には智花ちゃんと私の二人だけが残された。]
(47) 2016/07/19(Tue) 21時頃
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だって…!
[辰次のこっち来るヤツがあるかよとの憎まれ口に情けない声が漏れる。>>45 辰次のそばに辿り着くと少し落ち着いた。 櫻子は知っている。 辰次はちゃらんぽらんに見えるが、本当はとても優しい思慮深い人なのだ。]
辰っちゃん、ありがとう。
[頭や肩を撫でられると、オニと向き合う勇気も出た。 そうして向き直ったオニの言葉。>>41 もうここにはカミがいないと言う言葉が突き刺さる。]
どうして笑っているの…! 明日香ちゃん、あなたも助かりたいんじゃないの…?
[そうオニに語りかけてしまうのは、まだ誰もオニに捕まっていないから。 捕まったらどうなるのか、オニの言葉をまだ信じていないから。 信じなくて>>34、今辰次を巻き込んでこんな状況になっているのに。 それでもまだ語り掛けてしまうのだ。]*
(48) 2016/07/19(Tue) 21時頃
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[動く素振りを見せぬ彼>>46にクスリと嗤って]
その娘と同じように、ワタシの頭を撫でてもよいのだぞ?
[砂利を鳴らしながら近付く。 嗚呼、しかしこの娘>>40。]
その男にこの場を任せ、逃げればよかったものを
[そして次の手掛かりを探す方が堅実的であろうと。 掛けられた声に、ぴたりと嗤いを止め>>48。]
明日香は今、深く深く眠っておる ぬしの声は届かぬだろうよ
[己の胸元を指先で叩く。 娘のように甘言を吐くものあらば、明日香はきっと乗ってしまうだろうから。先手を打って眠らせた。*]
(49) 2016/07/19(Tue) 21時頃
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実代お姉さんや辰次さんも無事でよかった
そう、その人 あんな格好で風邪引かないといいんだけどなぁ…
[ いくら今が夏とはいえ、さすがに外で半裸はどうなんだろうって思っちゃった。場所に合わないお兄さんの格好を思い出してクスリと笑っちゃったのはほんの一瞬 直ぐに聞こえてきた叫びに体が凍りつく ]
さ…櫻子…ちゃん?
[ 震える声で友達の名前を呼ぶ。さっきまでお兄さんと一緒に逃げて行ったのに…まさか、もう…? 思い浮かぶ最悪の状況を考えちゃって慌てて頭をふる。櫻子ちゃんがもう捕まっただなんて、そんなことない。震える足で今来たドアを潜ろうとすれば、それよりも先に辰次さんが外へ飛び出す 私はただそれを見送ることしかできなかったんだ ]
(50) 2016/07/19(Tue) 21時半頃
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っ…どう、しよう 実代お姉さん…私たちも行ったほうが、いいかな 辰次さんたち、危ないよね…?
[ 行ったところで足手まといかもしれないけれど、ただここにいるだけなんて… 積もる不安を抑えるように、直ぐそばにいる実代お姉さんの手を握りしめる ]**
(51) 2016/07/19(Tue) 21時半頃
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[櫻子から、一緒に本殿へと求められる。]
いいよ。
[飛び跳ねるような歓喜の色は見せずとも、返事は即。 見張りを、ということであれば、研究者としては願ってもない役目だった。 櫻子と共に、来た道とは別のルートで本殿方向へと戻る。>>22>>23]
(52) 2016/07/19(Tue) 21時半頃
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[櫻子が足早なのは、鬼のことが気になるせいか、慶一の恰好が視界に入るのが困るせいか。>>21 ここが夏の海ならば、なんの問題もない恰好なのだろうけど。
と、ギィカチャと扉の開閉する音が耳に入った。
誰か物置か社務所に逃げ込んだか。]
(53) 2016/07/19(Tue) 21時半頃
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籠る作戦か。 逃げ場なしになる可能性もあるけど、上手くすれば、いるかいないのかも誤認させられる。
[何がそそられるのか、頷いて。]
建物の中には、何か使えそうな道具があるかもしれないな。
(54) 2016/07/19(Tue) 21時半頃
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道具ねえ、 「一つ、捕まえる際に物は使わぬ事」だっけ。>>1:41
つまり、道具を使っていたら鬼ではない。
[注連縄を巡らせた大木の根元に落ちていた木の枝を拾って強度を試す。 きっと神木の枝だけど、ご利益はあるかどうか。 いくつか比べてみて、よさげなものを杖として残した。 前方を探るのにも使えるし、場合によっては武器にもなる。]
(55) 2016/07/19(Tue) 21時半頃
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[と、そんなことをしていたら、櫻子は一途なまでの足運びで先へ行ってしまっていた。 「――駄目!」と警告の声があがる。>>26
遮蔽にした神木の裏から覗けば、櫻子は鬼に迫られて本殿へ追い上げられたところ。>>34 結局、本殿には、身を守るものは見つからなかったようだ。]
そのまま、後ろに飛び降りて。 僕が受け止めます!
[声を殺して呼びかけたけれど、危急の櫻子には届かなったようで。]
(56) 2016/07/19(Tue) 21時半頃
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[ほとんど同時に辰次の威勢のいい声がして、鬼の注意が逸れ、その隙に櫻子は鬼の脇を擦り抜けて逃げた。]
うわ、 近いな。
[慶一はその場を離れることにした。 ここは自分が出る幕じゃない。*]
(57) 2016/07/19(Tue) 21時半頃
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[ちらちら。]
もうちょっと……
[もう少し見ようと身を乗り出した途端。 みしっと屋根から音がした。]
わ、わあっ!?
[足場の一部が崩れてバランスも崩れ。 咄嗟に屋根の端に手をかけ、落下は防いだ。]
あ、あぶねー。
[屋根からぶら下がりながら、息を吐いた。]
(58) 2016/07/19(Tue) 22時頃
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しかしまあ、ぬしの考えは甘いのお
[くすり、と嗤って歩む>>48]
しかし、その考え――――オニになっても続くかな?
[走り始める予備動作を見せた後、駆け出す。 途中、また声あれば>>1:64、その挑発には乗ろう。*]
(59) 2016/07/19(Tue) 22時頃
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[緊迫した空気に似つかわしくない思考が過ぎる。 この期に及んで対話を望む櫻子の呆れ返るほどのハッピーエンド思考は明日香の心に響くのか。 いや、答えなどわかりきっている。]
櫻子。
[その行動を遮るように声を掛けて、明日香の言葉>>49から少しでも糸口を探る。脱出の、その切欠を。]
眠ってる…? 今喋ってるのは完璧に鬼なんらか…。 じゃあ…善一のことは知らねんか…。
[そういうとわかりやすく落ち込んで その痩せこけた胸元をじっと見つめた。]
(60) 2016/07/19(Tue) 22時頃
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[せっかく慶一が一緒に本殿に来てくれると即答してくれたのに。>>52 すぐに見つかってしまった。 オニが慶一に視線を向けなかったのだけは良かったが、焦っていた櫻子には恵一の声は届かなかった。 届いていれば、櫻子が逃げていれば、何か変わったかもしれない。
この状況が見えている人も、見えていない人も含めて。
今は、まだ辰次とオニと対峙している。 それがどれだけ危険とも知らずに。]
(61) 2016/07/19(Tue) 22時頃
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―走り始める前―
オニのウツワぞ? 邪魔なモノなど先に隠すわ
[落ち込む男>>60にそう答え。]
知りたくば、現世に戻ってから聞くがよい 戻れれば、だがな?
[そう嗤うのは、目の前の男にか。 それとも帰りたい、帰りたいと泣く明日香の声にか。*]
(62) 2016/07/19(Tue) 22時頃
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[その櫻子の精神を抉るようにオニは続ける。>>59
オニになっても――。
自分がオニになることはもちろん、誰かがオニになることすら想像は出来ない。 明日香も助けたいと言っていても、それでも明日香の、オニの声に怯えているのは、明日香をオニと断じているからだろう。
尚も口を開こうとするも、そこに遮るようにかけられた声。>>60 櫻子は口を噤み、辰次を見た。 辰次の口にする名を櫻子も知っている。 辰次が何を探ろうとしているのかわからないまま、しかし邪魔にならぬように今は口を紡ぐ。 オニが話を続けるのであれば、時間が稼げると思ったのだ。]
(63) 2016/07/19(Tue) 22時頃
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[人目につかないようひっそりと、さりげなく移動してゆく。 右に左に、不規則に方向を変えて、一見、どこへゆくのか判別できないカタツムリ的進行である。
その途中、視線を上げた慶一は、拝殿の屋根に小さく縮こまる少年の姿を見つけた。]
天敵が来にくい高地への移動。 オランウータン的生存戦略か。 [呟いた矢先に、少年の身体が傾いだ。]
っおおぉ… なんか自分でも手に汗を握ってしまうな、これは。
(64) 2016/07/19(Tue) 22時頃
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[慶一の視線の先、晶は足がつかなくて ぶら下がりながらばたばたしている。]
(65) 2016/07/19(Tue) 22時頃
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[だがそれは一瞬。]
――辰っちゃん!!
[走り出したオニ>>59に、櫻子は悲鳴を上げた。 その姿の歪さに、恐ろしさに三度竦む。 右手だけが辰次の袖を掴み、だが櫻子は動けない。 オニの目標は誰だろうか。 その視線を確認したくとも、鬼面故に櫻子にはわからない。]
辰っちゃんは、逃げて…!
[だからせめて、この状況を櫻子が作り出したのだから、辰次は逃げろと声をあげた。 その直前、オニが大事な何かを告げていた>>62ことを櫻子が思い出すのは、多分しばし後となろう。]*
(66) 2016/07/19(Tue) 22時頃
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[でも、別に少年を助けには駆け出さない。 体重も軽そうだし、軒端に掴まってるしさ。]
頑張れ少年。 ファイト一発!
(67) 2016/07/19(Tue) 22時頃
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ちょっと! 見てるなら助け……
ファイト!? ああっ!
[CMのようにはいかぬ。 手があっさり限界を迎え、着地した。 ぶらさがった分高さが減ったのが不幸中の幸い。
足がじんじんと痺れる。]
うおお、いてえええ。
(68) 2016/07/19(Tue) 22時頃
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……辰次おじちゃんは力もつよいし、私たちが行ったら逆に足手まといになると思う。私はここで待ってるよ。智花ちゃんはどうする?
[不安そうな智花ちゃんの手をぎゅっと握り返す。 叔父は私たちを連れて行こうとはしなかった。それはきっと、私たちを危ない目に合わせたくないからだろう。実際向こうで鬼と戦闘になったら勝てる見込みは薄い。]
(それに、ーー)
[違う。だめだ。頭の中でいくら打ち消そうとしても、いやな思考回路は消えてくれない。 だからきっと、私は行くべきじゃない。そう思った。 勿論智花ちゃんがそれでも行くというなら、無理に止めはしないだろう。]
(69) 2016/07/19(Tue) 22時頃
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[耐久力の限度を越えてしまったらしい少年の身体が引力に負けるのが見えた。]
あ、落ちた。
[受験生には禁句の事実をあっさり口にして。 それでも、少年がすぐに動けそうかどうかは注視している。
足の負傷は生存競争に大いに不利だ。]
(70) 2016/07/19(Tue) 22時半頃
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こ、このカタツムリ男! 薄情もん!
[きいきい喚いて怒っている。 着地の衝撃で足に痺れがきていた。 もし近くにオニがいたら逃げ切れなかったかもしれない。 今すぐ走るのは無理だが、幸い、捻ったり折れたりはしていないようだ。]
おー、いてて。 つっか、オニは?
[痺れる足をとんとん手で叩き、不安を少し滲ませて慶一に聞く。]
(71) 2016/07/19(Tue) 22時半頃
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[少年はまあまあ無事らしい。 少なくとも元気ではある。よいことだ。]
これでも僕は遮蔽をとって隠れているつもりなんだから、こっち向いて話しかけないでくれたまえよ。 あと、カタツムリは研究対象であって、僕と遺伝子的な関係はないぞ。
[苦笑いしつつ、問われたことには本殿の方を指差した。]
あちらは膠着か、嵐の前の静けさか。
まあ、会話の通じる相手ではあったし。 正気はどうであれ、村の縁故者を殴り倒して気絶させる、というのも避けたいのかね。
[鬼の身体能力は少女のままなのか、あるいは…と興味は抱いている。]
(72) 2016/07/19(Tue) 22時半頃
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そりゃそうだわな。
[と、鬼の返事に相槌を打つ。 ウツワの本来の持ち主、綾瀬明日香が今何を思っているのか露も知らず。
走ろうとするその仕草に隣の櫻子を急かすが恐怖からか動かない櫻子>>66にしびれを切らして腰を持ち上げお尻を押し上げ、俵抱え。]
櫻子置いて逃げれっかよ…!行くぞ。
[年頃の女子を運ぶ方法としてはあまりにデリカシーに欠けていたかもしれないがこの際かまうもんか。明日香の足は速い。昔の人間らしい足の速さと言えよう。 瞬発力こそ劣るものの、持久力や筋力は少女よりはずっとあるつもりだが、背後の足音はぴたりとくっついていた。]
(73) 2016/07/19(Tue) 22時半頃
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高いところからは隠れてるとこ見えたんですぅー。
[ふん、と鼻を鳴らす。>>72 しかし律儀に別の方向を向いて喋っている。]
カタツムリが嫌ならマイマイ兄ちゃんか。
…ううん、大怪我させなきゃいいわけだから、 触らないように腹パンして気絶させるっていい手かもしれねえな。
やって。
[腕力に自信がないので慶一にやらせる気だ。]
(74) 2016/07/19(Tue) 23時頃
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[走りながら生き急ぐ少女を窘める。 かつて若かった自分も同じように言われたことのある言葉。]
櫻子さぁー…。 ここは村だけど村じゃねんだよ? おめとこのじいちゃんもばあちゃんも 今は櫻子のこと守ってくんねんだすけ、人に頼りなさい。
刑部くんは…正直何考えてるかわっかんねーな。 ま、晶でも実代子でもいいから。とにかく頼れ。
[もっともらしい言葉を若人に説きながら頭で思うのは別のこと。]
(75) 2016/07/19(Tue) 23時頃
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辰次は、櫻子にメッと叱った。
2016/07/19(Tue) 23時頃
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[オニのウツワになっているとはいえ、体は明日香のまま。 娘を抱えて走る男>>73>>75の後ろを追う、一定の距離を保ち続けるがそれを狭めることが叶わず。
もう少し足が速ければ、捕まえられておるのに。 せめて何かに転べばよいのだが。*]
(76) 2016/07/19(Tue) 23時頃
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ひゃあ…!
[逃げてと告げた辰次に尻を触ってきたかと思えば抱えられた。>>73 黄色い声をあげるも、変わった視界の景色に硬直している間に辰次が走り出した。]
だ、駄目よ、辰っちゃん! 私を抱えてたら逃げ切れないでしょう!?
[背後から聞こえてくる足音は離れない。 それはオニが今も自分たちを追う足音に他ならない。]
(77) 2016/07/19(Tue) 23時頃
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[妙に作った声で、少年はそっぽを向いてしゃべっている。 なかなかにすっきりしたきれいな横顔だと思った。 それに素直でいい子じゃないか。]
ものわかりが良くて助かる。
前途有望な少年、 休憩なら社務所をお勧めするぞ。
誰か出入りした物音を聞いた。 今のところ鬼ではないはずだ。
(78) 2016/07/19(Tue) 23時頃
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[けれど、辰次の言葉は違った。>>75 自分を大事にしろと言わんばかりの言葉を体現するように、辰次は懸命に抱えて走ってくれているのだ。]
わかった。 頼る、頼るから…!
[約束する、と告げる言葉は勢いのままだと辰次には知れるかもしれない。 だって、今だってこれだけ辰次の世話になっているのだ。 これが頼っていなくてなんだと言う。 辰次は櫻子にとってだけではなく、皆からも頼られるべき相手なのだ。]
だから辰っちゃん、おろして…!
[だからこそ、このまま辰次に抱えさせている訳にはいかない。 辰次に抱えられたまま、じたばたと手足を動かす。 まさかオニが、減速する事を狙っているとは知らずに。>>76]
(79) 2016/07/19(Tue) 23時頃
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[やって、という素っ気ないおねだり(?)には、]
君子、危うきに近寄らずという諺がある。
[胸を張って(見られてないけど)、回避の意図。]
そうそう、神隠しにあって戻ってきた人たちのその後を、君は知っているかい?
(80) 2016/07/19(Tue) 23時頃
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[「人に頼れ」と言われた二十代。 わかってるつもりになって、それなりに頼りこそしたものの。 いざとなると自分で何でも動こうとしてしまって 結果裏目。頑張った分だけ空回りという、目も当てられない状況ってやつに何度か遭遇したっけな。
人には簡単に言えるもんだが。]
(81) 2016/07/19(Tue) 23時頃
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甘えられる内はな、甘えとけ。
[なんて話していると拝殿の方にいる慶一と晶が見えて噂をすれば影、と二人に走り寄り俵…──櫻子を下ろす。]
はい、出前一丁! 俺あっち行くから。よろしくね。
[とそう言って来た道を引き返して明日香の方へ。 そうでもしなければ動けない櫻子を始め立ち止まっている二人が危険にさらされると感じたため。 まさか晶の足が痺れている>>71などと思いもせずに。]
(82) 2016/07/19(Tue) 23時頃
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大人、もっと頑張れよ。
[むっとしながらも、あまり食い下がるつもりはなく。>>80] 慶一に習ってどこか隠れようかときょろきょろし。]
社務所、か。
[どこだったか、あとで確認しよう。]
んん?ああ、俺の爺さんが神隠しにあったとか言ってた。 爺さん、先日天寿をまっとうしたぞ。
(83) 2016/07/19(Tue) 23時頃
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[逃げられる、そう思った。]
[一応、斤量を背負った状態でも追いつかれなかったからという自負。ある種自惚れに近い、逃げ切れるという判断は脆くも崩れ去った。]
なッ…!?
[全力疾走にシフトチェンジしようと踏み込んだ先、地面に何かあったもんだから咄嗟に避けようとして足を捻らせてしまった。]
何だ…って、カタツムリ?
[おいおい、俺は探してねーっつの…。 思わずついて出たツッコミ。]
(84) 2016/07/19(Tue) 23時頃
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[意外な行動>>82に眉を寄せ、減速させたが止まりはせず。]
ほお? 逃げるのは終いか?
[ならば望み通りに、と手を伸ばし。 触れようと……――。]
(85) 2016/07/19(Tue) 23時頃
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えっ、ちょ、出前って。
[置いていかれる櫻子に焦りながらも。]
と、とりあえず、隠れよっか?
[半分崩れた狛犬の後ろに隠れようと。 櫻子には反対側を手で指して勧める。]
(86) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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[と、本殿の方では動きがあったようだ。 櫻子を抱えて走り出す辰次、追いかける明日香。 その距離は見る間に削られる──こともなく。]
なるほど、鬼の力は寄生先の潜在的な身体能力を引き出したりはしないのかな。 個体差ということも考えられるけど。
[なんて傍観者の立場でいたら、辰次がこちらへ向って来た。 そして、辰次自身は鬼の方へと引き返してゆく。]
これを!
[せめてもの身の守りにと、先程ゲットした木の棒を辰次に差し出したが、声は届いたか。]
(87) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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[して、ふいに男が足を捻らせた>>84。 この好機を逃すほど、オニは甘くなく。
伸ばした手は男の腕へと伸ばす。*]
(88) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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[背後にジャリと靴底が砂を転がす音…──]
[少し前、伸ばされた手>>85には間一髪、身を捻らせて回避できたというのに。]
後ろにいるのがさ、智花とか実代子とかなら 良いんだけどな…。
[振り向くのが何とも恐ろしくてそう呟いた。 地面に座り込んでこれから走り出すには大分天運が必要。 上体を捻らせて背後を向くと、きっと視線は上の方すぐ近くにあったろう。>>88]
(89) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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わ、たた…!
[下された俵はたたらを踏んでどてっと倒れた。 その背後で声がする。>>82]
辰っちゃん…!?
[首だけで振り返るとオニの方へと向かう辰次の姿が見えた。]
慶一さん、晶くん、どうしよう…!
[しかし、そんな風に櫻子が逡巡してる間に二人はそれぞれ、隠れ場>>86や武器>>87について知恵を凝らしていた。]
(90) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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櫻子さん、向こうで坊主の足を看てやってくれ。
[取り急ぎ、その場を離れさせるための口実を投げる。 少年も、櫻子を狛犬の方へと誘導してくれるようだ。]
(91) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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でも、晶くん、辰っちゃんが…。
[自身が隠れれば、必然辰次とオニの姿も見えなくなってしまう。 それは何か恐ろしい気がした。]
ね、晶くん、辰っちゃんだったら大丈夫よね?
[そう聞いてしまうのは、辰次がオニに捕まることなんて想像もしていないから。
なのに、ようやく態勢を整えて辰次とオニの方を見れば、辰次が何かに足を取られたのが見えた。>>84]
辰っちゃん…! いったい何に…。
[まさかカタツムリがいるとは思わない。 思わず辰次の方に行きかけて、慶一の言葉で踏みとどまった。>>91]
(92) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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[差し出された木の棒>>87は勢いよく伸ばしたつま先に弾かれて向こうへ飛んで行った。 もしあの時あれを取れていれば。 カタツムリがいなければ。 ちゃんと避けていれば。 すぐに態勢を立て直せていたら。
もう少し違った結末があったのだろうか。]
なあ、鬼のあんたにゃわからねぇかもしれねっけど。 鬼って……寂しいのか?
[だとしたらこれ以上寂しくなるのは嫌だなあ、と 普段内に秘めて口外しない思いをひっそりと伝えた。*]
(93) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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あちゃー
[不意に辰次が足を縺れさせるのが見えた。 その口をついて出た言葉は、]
なに? カタツムリ? 希少種か?
[なにせ異空間だし、新種かも。 知的興奮そのままに踏み出してみたものの、
鬼の手がのびる。]
(94) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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大丈夫、辰おじなら一人でのほうがうまく走れるよ。
[そう櫻子に返し、口ではそう言っても辰次の行く方が心配で眺めていた。しかし、見守っている矢先、辰次が転ぶ>>84]
なっ……辰おじ、何やってんの!
[どくん、心臓が嫌な予感に跳ねあがる。
まさか、まさか。 オニが近づく。辰次に近づく。]
やっ、やめろ!!!
[叫んで、隠れようとしたのを取り止めて、痺れがまだ少し残る足を引き摺った。
――到底間に合う距離ではなくとも。]
(95) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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…わかりました。
[この場を理解しているのは男性陣だろう。 慶一にしろ、晶にしろ、言う言葉に従う方が良い。 それに、せっかく辰次が逃がしてくれたのに近付いたら無駄になってしまう。]
晶くん、行こ!
[晶が指差してくれた少し崩れた狛犬の影。 晶の足がまだ痺れているのならば肩を貸して。]
慶一さん、辰っちゃんをよろしくお願いします…!
[そして、慶一にそんな言葉を投げると影に隠れる。]
(96) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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[隠れようと、したのだ。 けれど、隠れる前に、見えてしまった。 オニが辰次に近付く、その瞬間を。>>93]
(97) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2016/07/19(Tue) 23時半頃
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[こちらを見つめる目>>93に目を細め。]
ワタシは寂しくないがな 明日香がどうかは、その耳で聞くが良いよ
聞けるかどうかはわからぬがな
[そしてそのまま手を伸ばし、男に触れれば嗤う。]
(98) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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捕まえた
(99) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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だめ、やめて、お願いだから、 やめ……!
[もはや駄々をこねるだけの子供と化して。 痺れる足を無理に動かしたせいで、足が縺れて、転んだ。]
(100) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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たつ、おじ――――――!!!
(101) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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[少女の手のはずが、一瞬、毛むくじゃらの赤鬼の腕に見えて。
これは怖い。
びく、と身を竦めて、後ろに飛びすさる。]
(102) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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帰りたければ、誰かに鬼を渡すがよい
[人は我が身が一番故、そのくらい易かろう。 そう嗤い終えれば鬼面は剥がれ落ち。 顔が露わになった少女は気を失うように、膝から地面へ崩れよう。
しかし、少女の体が倒れる音は終に響かぬまま。 倒れる寸前、*掻き消えた。*]
(103) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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[鬼の指先は辰次に近づき──
「捕まえた」との宣告。
そして、少女の素顔を束の間取り戻して、
失せた。]
(104) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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辰っちゃん…!!
[オニが、辰次を、捕まえた。 それを目にして、櫻子は悲鳴をあげる。
けれど、不可思議な現象はそれだけには留まらない。 落ちた鬼面。 掻き消えた少女の姿。
あぁ、辰次はどうなったのか。]
(105) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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|
………………。
[少女が消えたことに意識を向ける余裕はなく。 地面に転がって手を伸ばした姿のまま。
しばし、目の前の現実に、言葉を失っていた。]
(106) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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ケイイチは、櫻子の悲鳴を肩越しに聞く。
2016/07/20(Wed) 00時頃
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辰っちゃん、ねぇ辰っちゃん。 返事をして。
[声を掛けるも櫻子は動けない。 狛犬の影から、ただ辰次に声をかけ続けた。]**
(107) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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[こうなってはもうどうにもならない、と諦観の念で口にした言葉。]
そっか。 あんたが寂しくないなら、俺も案外普通かもしんねぇな。
[だって、鬼が憑けば依代は寝ちまうんだろ? と、少し先の自分の未来を予想する。]
明日香…綾瀬明日香。 ちゃんと話が出来たら親父の分を謝りたかったな。
[そして親父を許してもらえれば、よかったのにな。]
(108) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/20(Wed) 00時頃
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[伸ばされた手は辰次の肩をしっかりと掴む。 ひんやりした手だけど智花の時の方が気持ちよかったなーと呑気に思う戯言と脈打つ鼓動の加速と。]
[一瞬。
目の前で剥がれ落ちる鬼の面。 ああ、こんな顔してたんだ…──。
スローモーションで倒れる少女はそのまま 地面に伏せることなく掻き消えて。
次の瞬間。
唐突に視界が狭くなった。 まるで何かに覆われたような。*]
(109) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2016/07/20(Wed) 00時頃
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