人狼議事


207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-

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視点:


 船長……ネイサン。ギリ―……。

[持って逝くのは彼らの名前と掌の温もり。
置いて逝くのは、双子の呪詛。

赤子はもう泣いてはいなかった**]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


[息苦しさから。
ふ、と解放された。

と同時に、息してないのに苦しいとは、などと思った]

 は……。

[マストの上、小さく安堵の声を漏らすと。
張り詰めていた緊張と恐怖に完全に力が抜けて、ずるずると滑り落ちた。
甲板の床に座り込み、ひどい怪我のヘクターへ眉を寄せる]

 船医に、
 や、いま殺したのが、船医でしたね……。

[習慣的に口にした職業呼称。
なんだか間抜けだ。

命を繋いだとはいえ瀕死に見えるヘクターへ、床に座ったまま手を伸ばして。すり抜けて。
手を眺めてから、やれやれと息を吐く]


メモを貼った。


 ……かっこいいなあ。
 なんであんた、こんなにかっこいいんだ……ズルいなあ。

[ぼやり、ぼやいてから。
見慣れた門番へ、手当てを、と言っておく。

当然、聞こえちゃいないのは知ってるが。
気分の問題だ**]


[どうやら、海に引きずり込まれるのは避けられた、らしい。
止まった心臓がもう一回止まるような錯覚がしていた。]

……ヒヤヒヤさせやがって。

[ぼやく。
しかし、命の危険はまだ去っていないように感じられた。]

うおっ!?

[ずるりと落ちてきたニコラスに驚いたりしつつ。
ニコラスがヘクターを運ぼうとして、手がすり抜けるのを見れば、頬を掻いた。手伝い一つ出来ないのは、確かにもどかしい。]


メモを貼った。


[甲板に倒れるヘクターを、腕を組んで見つめながらも。

視線は、双頭の狼が落ちた海へも、向けられていた。**]


メモを貼った。


【人】 墓堀 ギリアン

―医務室―

[立つのが精一杯に終わった。
体制を崩し倒れて軋ませた床板を、左手に握る拳で思い切り打つ。その頃には、モンドは既に室外に飛び出していた。道化師の足音と声、ふたりの刃がぶつかる音を背後に、ギリと奥歯を噛む。]

 ……――

[フツフツ熱に沸く頭を占める悔しさを持て余し、もう一度床を打つ。軋んだ床板が砕けるのに構わず、もう一打。それでも鎮まらない熱は、男にとって初めての衝動だった。それは、この騒ぎで芽生えた願いや望み、押し留められない感情に押し出された自我の発露。]

 ――……、ゥ゛ゥ゛ ア゛ァ゛ ッ

[耳に届いた仔狼の鳴き聲が、昂ぶりに触れ。
その聲が途絶えたのを切欠として身の内で何かが爆ぜる。

思う様、泣くような叫びを上げ、
床についた拳ひとつを支えに――おれは、立ち上がる。
二度と倒れるまいと、床を踏み締めて。**]

(4) 2014/12/15(Mon) 02時頃

すっげー。すげーッスよ、副船長……っ。

[ぶるぶると拳を震わせて、成り行きを見守っていたグレッグは。
歓喜の色を満面に浮かべた。
思わず『よっしゃ!』とガッツポーズをしてから]

……あ、やべ。まさか“本人”見てないッスよね。

[きょろきょろ、と辺りを見回した。
さすがにミナカ本人に見られたらバツが悪い。
暗い海の底から“化けて”出てきても不思議ではない、と。
グレッグだってそうなのだから**]


墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2014/12/15(Mon) 02時頃


メモを貼った。


[ジェレミーの助太刀もあってか、冥い海に、ミナカだった化物だけが呑み込まれてゆく。

 沈みゆくそれを一瞥し、船首楼から飛び降りると、甲板に残るジェレミーとヘクターの傍へ歩み寄る。
 労いや、救いの手を差し伸べる意図などない。ましてやガッツポーズなど。
 ただ獣のままで近付いて、おそらくは何も見えていない、聞こえていないであろうジェレミーをじっと見上げ。
 それから、腹を喰らわれ血塗れで横たわるヘクターを見る。]


 ……生きているのか。

 ならば、最期まで喰らってみせろ。


[獣でもない男に、喰らってみせろとだけ言い残し、その場を歩き去ってゆく。
 もしも、ヴェラが獣ではなくヒトの姿をとっていたなら、何かに納得したかのように、薄い笑みを浮かべていたかもしれない。

 己の魂が、何故、まだこの船にあるのか。
 漸く、分かったような気がした**]


メモを貼った。




[船内に降りた獣は、この船の”畏れ”の象徴である、道化の姿を探し歩く**]

 


[立ち去ろうとするとき、ちょうどセシルとすれ違った。
 聞こえぬ聲をかけることもなく、そのまま階下へ向かおうとしたが、あれこれと声がしたので、一度だけ足を止め、振り返った。]


 …………。


[セシルがヘクターに銃口を突きつけている。
 だが、戻ることはしない。
 もし仮に、止められる立場にあったとしても、そうはしなかったろう。

 もしここで呆気なく終わるようなら、それまでの話。
 そんな脆いものに興味はない**]


…………

[セシルがヘクターに銃口を向けるのは、ヘクターが招いた結果だ。だから、セシルを非難の目で見たりはしなかったけれど。

ヘクター。おい、ヘクター、起きろ。
寝たまま死ぬなんざ、不本意だろ。
ヘクター船長!

[セシルを止めることの出来ない身の男は、自分に出来ることとして、ヘクターへと焦った声をかけた**]


[青い眼のセシルがヘクターへ銃口を向けたとき。
猫の仔が驚かされた時のように、ぶわっと警戒が膨れ上がった。

半ば反射的に自分の腰の辺りに手をやって、斧がないことに気が付く。ファッキン!
どうも死んだ自覚が足りない]

 ヘクター、起きてくださいこのクソッタレ!

[仕方ないので、ホレーショーと同じく焦った声で悪態混じりに呼びかけて。
ついでにヘクターの腹へ蹴りの一発でもしてみたが、当然触ることは出来ない。
無力さに地団駄でも踏みたい気分だった**]


[セシルの異様なほどの碧色に、多少疑問には思いながらも、彼が人か獣か、そんなことはどちらでも良かった。ヘクターを殺すか否か。気になるのはその一点だけで。

ボロボロになりながらも立ち上がるヘクターに、少しだけ安心する。

そうか。声もミナカっぽかったし……
やっぱ、ミナカだったか。

[色々なことが起こりまくったせいで、全部を理解するのに時間がかかったが。ヴェラもミナカが同族だという辺りに頷いていた気がするし、やはり最初の下手人はミナカで……


ん?

[そこで、ふと。引っ掛かりを覚えて、場違いな声を出す。
意識が朦朧としていて記憶は朧げだが、船長が、自分の死に際に何か、言っていたような。敵わない悔しさと、キティが気がかりで、あまり深くは考えていなかったが

……あ?仔?護りたかった?

[そうそう、そんなことを言っていた、ような……]

……ひょっとして、船長って、人狼……なのか?

[今頃になって、気づいた。]

あ、だから感づいたグレッグが殺された……?

[今頃になって、気づいた。]


メモを貼った。


― 回想 ―
[ホレーショーはよく変な拾い物をしてきた。
ガキを連れて来た時は、夜のお供用かと思ったが、どうやら違うらしい。]

おい、ホレーショー。
別にお前が拾ったのにとやかく言うつもりはねぇが一声掛けろ。

ガキ。名前と歳は?

[上から下まで眺めて、奴隷上がりの身体に溜息を着いた。]

グレッグ? 知るか。
チビガキで十分だ。
甲板に上がれ。
全部脱げ。
てめえが毛が生えてるかどうかとか興味ねえよ。

[威勢だけは良かった気がする。
全身を検分した後、粉薬を全身に振り掛けた。]


暴れんな。
虱とノミ予防だ。
後、皮膚病予防にこれ全身に塗っとけ。
息子があるならそこも塗っとけ。
使える時に恥掻きたくなけりゃな。
ホレーショー、もういいぞ。
[最初のコンタクトは大体最悪な形だ**]


[チビガキの処置が終われば、ホレーショーに引き渡し、それでおしまい。]

ホレーショー……今度は何を拾って来やがった……。

[キティを拾って来た時も、虱とノミ取りの為に水洗いして、キティに嫌われた記憶は新しい。
きっとずっと嫌われているだろう**]


【人】 墓堀 ギリアン

―第三甲板廊下―

[モンドの最期は聢と見た。

医務室から廊下へ出ると、そこは道化師とモンドの死舞踏の盛り上がりに華やいでいた。剣がぶつかり擦れる音や足捌きを受ける床板の軋み、息遣いに空気の流れ……刹那的な音楽の流れる一瞬を、観客として目撃した。

邪魔立てを企てる隙も無い、終幕までの一瞬間。
いよいよ真に盲たのか、光の無いモンドの眼ばかりを見ていた。彼は、果たして何を見出だせたのだろうか。命と引き換えに。*]

(31) 2014/12/15(Mon) 16時頃

【人】 墓堀 ギリアン

[モンドの絶命までを見る道化師を余所に。

おれは、廊下の先に在ったキイチの姿(>>4:222)に視線を移す。裸の刀が殺意の現れであるなら、すぐにも飛び掛からんと、ギロンと剥いた眼で睨む。さながら猛獣のように。]

 ゥ゛……――

[不意に音無き聲に呼ばれて。
キイチを威嚇するような格好のまま、船長へと意識を向ける。**]

(32) 2014/12/15(Mon) 16時頃

墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2014/12/15(Mon) 16時頃


―回想―

[グレッグを奴隷から解放した日。
仏頂面でグレッグを引き摺っていれば、船医に見つかって。

……拾ってきた。

[言われてから報告した。これでいいだろうと言わんばかりに。
ちなみに、夜のお供用などとからかわれでもしたら喧嘩になるのは目に見えていたので、特別扱いしない意味も込めて、最初はグレッグを下っ端部屋に放り込み、個室が空いてからも同室にはならなかった…という裏話。

検分されている最中、横向いておいてやったのは男の優しさである。


[灰色の仔猫を拾ってきた時は。]

かわい……いや、付いてきて離れねんだわ、こいつ。
そんで仕方なくな。

[可愛いなんて言ってない、かろうじて。]

船長の許可は取ったからな、ネズミ捕り要員だ。
疫病予防にいいだろ。船医サマの味方だ。

[可愛がれ、と遠回しに言ったわけだが、
生憎猫と船医の仲はそんなに良くはならなかったようだ。

何だかんだで、船医に世話になった回数は多かった。**]


メモを貼った。


メモを貼った。


─ 船内 ─

[紅い聲───獣の声が聞こえてくる。

 それに導かれるように、第三甲板まで降りてゆく。
 道化と、それに付き従うギリアンの姿は、すぐに見つけることができた。
 ギリアンの匂いが、以前と些か違う気がして、確かめるよう数度鼻を鳴らしたが、やはり覚えのない匂いだった。

 ……あまりいいにおいではない。]


メモを貼った。


─ 第三甲板 ─

[道化とモンドの戦いは、丁度決着がついた頃だったろうか。
 血飛沫すら浴びぬさまに、深紅の瞳をすぅと細める。

 ───まだ、この男に分があるか。

 だが、聞こえぬものが聞こえるが為か、道化に、以前ほどの畏怖を抱かなくなっているのも事実。


 威厳はまだ健在か。
 恐るるに足る存在か。

 それを知りたくて、彼のあとをついて歩く。]


― 回想 ―

[グレッグを拾った海賊は、ホレーショーと名乗った]

ホレーショー、さん。

[名を呼ぶと、渋い顔をされた]

じゃあ。ええと。
……ホレーショー、の兄貴。

[さすがに呼び捨てで呼ぶのは、躊躇われた。
海賊は相変わらず仏頂面だったが、嫌ではないらしい。
その時から、ホレーショーはグレッグの“兄貴”になった]

ぼくを、どこに連れてくの。

[海賊は答えずに、グレッグを引き摺っていった]


[やがて船医に引き渡されれば、戸惑い気味に名を名乗る]

……グレッグ。

[名乗れと言われたから名乗ったのに、チビガキで十分だと返された。あんまりな対応だった。
ふつふつ、と怒りが込み上げてきて。
すべてに無気力だった奴隷が、初めて感じた生の感情だった]

……“俺”は。チビでもなければ。ガキでもない。っす。

[小刻みに肩を震わせながら答えた。
裸にひんむかれて、検分される。羞恥心、とても嫌な気分。
次々に感情が生まれ、一気に渦巻いて。グレッグは戸惑った。
こんなことは初めての経験だった。
最後に粉薬を全身に乱暴に振りかけられて。ゴホゴホと咳込む]

もう少し優しく。できないん。すか。

[恨みがましく船医を睨んだ。
こんな行動を取るなど、今までのグレッグには考えられないことだった。自分にもプライドがあったのか、と。少し驚いた]


[ある日。戦闘で大怪我を負った。
医務室でミナカに手当てされながら、グレッグは泣いた。
この頃からグレッグは泣き虫であった]

なんで。俺は兄貴の役に立てないんスかねえ。

[奴隷上がりで体格に恵まれないグレッグは。戦闘ではいつもお荷物だった。
兄貴の役に立てない自分が、ひどく悔しくて。唇を噛んで泣いた]

……兄貴には、泣いてた事。内緒ッスよ。

[治療を終えると、ミナカに念を押した。
ふと。医務室の薬瓶が目に付いた]

なあ、ミナカ。薬も過ぎれば、毒になるんスよねえ。

[何かを閃いたように、グレッグは呟いた。
学のないグレッグが今の戦闘スタイルを築き上げるには、ミナカの助けがなければ不可能だっただろう**]


メモを貼った。


墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2014/12/15(Mon) 20時頃


メモを貼った。


【人】 墓堀 ギリアン

[去ろうとする船長(>>33)に、キイチは何と答えただろう。
もし彼が刀を光らせたまま命の遣り取りを望むと云うなら、
今度こそは、おれが此処に残り遊び相手を勝って出る。

そのつもりで、キイチを見つめる。

大部屋で共に寝起きしてきたキイチの、
どこか掴み所の無い笑みや空気感には、馴染みが深い。

何にせよ、船長は先に仔探しに行け、と。
一瞥する視線で促した。]

(49) 2014/12/15(Mon) 21時半頃

―甲板―

[まだ予断は許さないが、ジェレミーが仲介に入ってくれたのに、心の内で感謝した。]

ジェレミー……
お前の事はもともと嫌いじゃなかったが、
こっそりキザな野郎だと思ってて悪かった……

[感謝ついでに、謝罪もしておいた。しかし。]


げ。

[そこに現れる、道化の姿。
先程、もしかして人狼なのでは、と思ったばかりの、
ミナカを「仔」と評していた道化の姿に、嫌な声しか出ない。

次から次に……

[頭をがりがり掻いた。]


― 現在・甲板 ―

ひとまず。休戦ッスね。

[結ばれた休戦協定に、グレッグはホッと胸を撫で下ろし。
ジェレミーの仲裁に心中で喝采を送った。その刹那]

……っ!

[ゆらりと甲板に躍り出る影
グレッグは息を止め、道化の登場を呪った。
思わず死因となった首元を押さえて。大丈夫、繋がってる]

あ、兄貴……。

[不安げな顔で、そっとホレーショーの背に隠れた]


    − 回想 −
[奴隷上がりの癖に、チビガキは一丁前の口だけは聞いた
それに答える程暇ではない。]

 知るか。チビでガキだからチビガキだ。

[それこそ名を呼ぶ等有り得ない、そんな勢いで。]

 ……役に立たないかって?
 そんなの決まってるだろ。怪我するからだ。

[チビガキは一応船の仲間になったようだが、
略奪や戦闘の度に何かしら怪我をしていた。
今回も結構な傷を付けてきて、
おまけにぴーぴー泣いている
ただ一応答えていたのは、痛みでは無く、不甲斐無さからだと
判っていたからだが。]


 すぐ怪我する様な奴、足手まといも良いとこだ。
 ホレーショーの為を思うんだったらまず怪我すんな。
 怪我しなくなったら、どう動こうか考えろ。

[お前のせいで、包帯や薬が減るんだよ、と口を尖らせ、
泣き虫はあいつが一番知ってるだろうから、
いちいち知らせるかと、文句と共に治療を終える。]

 ……何、思い付いた。クソガキ?

[何かを閃いた様な顔付きは、今までとは違うもので。
そこから薬や調合の仕方をしつこく聞きに来るまで
時間は掛からなかった**]


今日のヘクターは不運に好かれてるとしか思えねえな……
悪運の強さを祈るしか、ねえ。

[振り向いて、グレッグの頭をがしがし撫でてやる。
不安がるなと言いたげな動作だが、自分の顔もきっと、不安を隠しきれていなかっただろう。]

……生き残ろうと思ったら、船長との対決は避けられんからな。

[ミナカに重傷を負わされる前に遭遇していればよかったのか、
これ以上怪我を負う前に遭遇したのはまだマシだったか。
不運か幸運か、わからない。]


   − 更に回想 −
[その日、チビガキの治療を終えた後で、襲撃したのは
ホレーショーの部屋。
扉を叩くと同時に入り込む。]

 おい、ホレーショー。
 今日の戦利品、治療費で寄越せ。

[憮然とした表情のまま、つかつかと部屋に入り込むと
今日のお宝を探し出す。
見つからなければ、彼の服を強奪する勢いで。
何事かと喧嘩を売られれば売り返す。]


 あん?
 てめえの拾い者のせいで包帯や薬の減りが早すぎんだよ。
 お前の拾いもんだろうが?
 払うのが嫌なら、あのガキが怪我しない様に
 まともな立ち回り教えとけ。

[泣いていたとは言っていない。]

 クソガキに死なれたら、今までの治療費無駄になるんだよ。
 それとも身ぐるみ剥がして欲しいか?

[軽く喧嘩になった気はするが、それでも金貨数枚は奪い取った
記憶がある。
その後、馬鹿兄弟がどうなったかは知らないが。
生き残っているのだから別にどうでも良かった。]


 グレッグ……おねしょは直ったか?

[それからまだ生きているクソガキの時々毒の調合を手伝う際、
からかう様に名を呼ぶ様にはなっていた**]


【人】 墓堀 ギリアン

[鈍い光に濡れた刃が此方へ向けられると(>>56)
ァ゛ァ゛と濁った笑いが溢れる。
対して、おれは何も持たぬまま、ただ左手に拳を握った。

返される視線に煽られ、
睨める視線に一層の殺意が篭もる。

どこまでやるのか……――と問うた彼の声に、
ギチリと噛み合わせた奥歯を緩め
代わって、答えた。]

 カシラ が、安心するマデ
 おれ、続ける

[と、だけ。]

(59) 2014/12/15(Mon) 22時頃

   − また別の回想 −
[アル中の頭を叩くのはいつもの事だ。
飲酒用には出来ていない消毒用のアルコールにまで
手を付けたニコラスの後頭部を叩くと、
喉の奥に指を突っ込んで吐き出させる。]

 酒で死ぬのは勝手だけどな。
 治療で使う物に手を出すんじゃねえよ!

[多分胃や食道は荒れるだろうが、
飲まれたままの方が危なくて仕方ない。
胃液しか吐き出せなくなった後、漸く解放する。]

 油断も隙もあったもんじゃねえな。
 言っとくけど酒でも死ぬからな。
 楽な死に方になると思うなよ。
 かなり苦しむからな。


[死にたいなら船の縁から飛び込めと言い捨てる。
もう中毒になった者に、酒や阿片を何故求めるのかなんて
聞いても仕方ない。
仕方が無くても説教は続ける。医務室の物資の保護の為だ。]

 酒飲み過ぎて死ぬのは惨めだぞ。
 腹がぱんぱんに腫れ上がってな。
 血を吐いて転がり回って死ぬ。
 多分ジェレミーやリーにその前に殺されるだろうがな。

[そんな脅しが何処まで効くか判らないが、
少しでも、この船で繋いだ命なら。
そんな風に思ったかどうか、もう忘れた**]


―回想―

はぁ?おい、お前何しに――…

[丁度、その日の戦利品をまとめて、仕舞いこんだ時だった。
意味のないノックをして、目つきの悪い船医が乗り込んできたのは。いきなり人の部屋に入ってきて、いきなり家探しされ。]

一体何だってんだ!?!?

[しかし、見つけられなかったので、危うく服剥ぎ取られそうになった。

このあとめちゃくちゃ抵抗した。]


あぁ……?
んなもん、節約しろよ節約。
少ない薬で広範囲治せばいいだけじゃねえか。

[自己中心的理屈を捏ねたが、船医の前には霞んだ。

大体、ひょろっこいんだから、しっかり食って、後はバーンとぶつかって、何度でも打たれてりゃ自然と強くなるだろ。

[さらに適当すぎる持論をぶつけ、軽い喧嘩になった。
しかし、これを切っ掛けに、適当すぎる持論を考えなおし、多少ましに動けるように指導するようにはなった。

奪われた金貨数枚は高い授業料でもあったが。**]


[ジェレミーが剣を抜いたときは、なんとも無駄な威嚇を。
敵うわけがないし、そもそも声さえ届けられないのだから何重にも無駄な威嚇をしたが、ヘクターとの間に休戦が決まると安堵の声を漏らした。

――しかし]

 ……船長?

[現れた道化の姿に、ホレーショーとグレッグへ緊張が走る。
どうした、と尋ねる前に。

ヘクターへ向けられた氷の視線に、小動物のように肩を揺らした。

不穏な気配なんてものには、歴戦の戦士とチキン野郎は敏感だ。
嫌な予感がして、それでも情けなくヘクターの傍にいるしかできないわけで。

せめて、逃げ出す真似はしないでおいた]


    − 海に啼く −
[副船長を道連れにするつもりだった。
出来る筈だった。
だが突然の横やりに、それは叶わなかった。

狼として、まだ未熟だった。

未熟な狼は自分の命だけを抱えて海に落ちた。

凪いだ海面に空に浮かぶ朱の月の様に、
紅が拡がり、溶ける様に消えた*]


[紅い聲に、時折、怪訝に耳を揺らしながら、道化の後をついて行く。
 整然と変わることなく、音も無く。
 キイチや、ギリアンの腕を落としたらしいリーの前では、やはり変わらず、恐怖の象徴であるように思えるのだが。]

[向かう先は、また甲板らしい。
 経過は知らないが、結果、ヘクターは撃たれることなく生き延びていた。]

 …………。

[彼の周辺の賑やかな一団も、やはりいた。
 ので、船底でホレーショーに言われたことを思い出し、彼らの前まで来た時には、またヒトの姿になっておいた。

 それから、これでいいかと問うように、ちらりと、グレッグを見た。]


【人】 墓堀 ギリアン


 騒がしイ 安心ナイ
 静か、なる

[この船に凪が訪れる時は来るのか否か、
既にもう解らない、一寸先は闇の状態ではあったが。
少なくとも、おれはそう成らん事を願う。

転がるモンドの冥い眼を一瞥し、
偽の片眼を瞬かせ息を吐いた。

願ったとてどうすれば叶うのか、それが何より闇の底。
痴れ者は、ただ呑まれ堕ちていくだけだ。]

(63) 2014/12/15(Mon) 22時半頃

【人】 墓堀 ギリアン


 手 死んだ、 死ぬは 棄てル
 リー、腐る前に 棄ててくれた

[右肩を少しばかり回して見せるが、
包帯に覆われた切り口がヒョイと鈍く動くだけ。

そんな会話は、騒ぎが起きる前とさほど変わりは無い。
例えば昔、他船との争いを経て耳を落とした時なんか、
殆ど同じような話を、少しだけした。キイチと、おれは。

記憶は朧げであっても、繋がりは薄くとも、
確かにおれたちは共に過ごした。この船で。]

(64) 2014/12/15(Mon) 22時半頃

[この船は、呪詛は、死者にも絶望を与えようとしているのか。

 ちらりと見えた、どう見てもヤバイ存在は、死神が、どちらの魂を奪っていこうか――ヘクターのが死に近い位置にいる気がした――と見定めているようで。

………、死ぬなよ。

[船長の宣言に、絞りだすような声で願う。
先に死んでおいて、勝手な言い分だと、わかっているが。]


メモを貼った。


―回想:消毒用アルコールのこと―

 ぇ゛……ぅえッ、げほっ、げ、

[チカチカして暗い視界、胸の辺りが酷く気分が悪いと思ったのが記憶の始まり。
口の中になにか固くて柔らかいものが押し込まれて、血とアルコールを吐き戻した。
鼻にまで流れ込んで痛くって、わけもわからず口の中のものに噛みついて。

やがて、喉が焼ける質が変わったころ、ようやっと解放された。
焦点の合わない目で、茫然と壁のシミを眺める。

やがて、徐々に意識と記憶が戻ってきた]


[朝、身体中を黒い虫が這い回り、皮膚を食い破る幻覚を見ていたのだ。
幻覚と分かっていても、到底耐えられるものではなく。
それなのに部屋に酒がなくて、階段を上る時間も待てなくて、それで――]

 っ、い゛

[そうだ、ここ医務室だ。
話してるのはミナカだ。よおし、思い出した!

説教を始めたミナカへ、いまその話ししなきゃダメ?とたずねかけて
胃酸で焼けた喉が酷く痛んで咳き込んだ。
嫌な酩酊をした脳みそは、それでも幾つかの単語を拾い上げ]

 リー、に…殺されるのは、やだなあ……ゲホッ、
 ……キヒヒッ、

[喋ろうとした声が酷くしゃがれてて、可笑しくて、いつもの酒狂いの声で、笑った*]


ん?

[ホレーショーの背に隠れていると。
にょき、と現れる紅い影]

……ヴェラ。

[今はヒトの形態を取っている彼は。
これで怖くないだろう、と言いたげにこちらを見た。
まるでこちらを気遣うように。
ちょっと恥ずかしくなって、兄貴の背から身体を出す]

(なんだよ……ヴェラにまでガキ扱いされるんスか俺は)

[ぷんすこ、と頬を膨らませて]

(死んでもガキ扱いって、もう挽回の機会がないッス……)

[とりあえずヴェラには、怨みのこもった視線を返しておいた。
とんだとばっちりだ*]


【人】 墓堀 ギリアン

 全員、死ぬ 困る
 カシラ 生きル
 おれ、死ぬナイ 死ぬ 怖い

[単純な思考と物言いは、愚かさを隠さず晒す。
散々、殺して壊して潰した挙句、
自分にとって特別な誰かの生だけを望み
死する時を怖がってみたりする。

向けられた切っ先が、距離を詰めに動くのを見て。
腰を落として床を蹴り上げる心積りを決める。

不思議なもので、
キイチと話をするのは、向き合うのは、楽しいと感じた。
これも初めて得た感情のひとつだ。

死に損なってはじめて得たもののひとつだ。]

(74) 2014/12/15(Mon) 23時頃

【人】 墓堀 ギリアン


 一緒 棄てル、要らない 腐るもの
 一緒 キイチも

 ア゛ァ゛――……

[蹴った床が軋んだ。モンドの血を吸って黒ずんだ床板だ。

器用な戦い方は終ぞ身につかず、
おれは、ただ、真っ直ぐ相手に突っ込むだけ。
心臓を守る前傾で、刀傷のひとつふたつは惜しまず、
キイチに思い切りぶつかりに行く。*]

(75) 2014/12/15(Mon) 23時頃

[その憎悪の焔を見たとき、恐怖するにはしたのだが。
それと同時に、なぜだか、『らしくない』と思った。

セシルを大義名分にするのも、憤怒の笑顔も、その殺意も。

恐ろしく強大な絶望の塊ではなく、一つの生き物らしく見えて。
だから、少しだけ呑気にポカンとしてから。
ヘクターへ迫る刃に、ようやっと危機を思い出した]

 へく……ッ、

[とはいえ、やはり。
死人になにも出来ることなどなく。
庇いたくて咄嗟に伸ばした手は、空虚を泳いだ]


――――!

[ぎくりと体を強張らせる。
人の物とは思えない響きが聞こえたからだ。

…………。
それ、言われると、返す言葉もねえけどよ。
まあ、そうか。そうだな。

[今まで何度も、人の願いを奪い、絶望を与えてきた。
与えられそうになっても回避してきたのは、単に自分たちの方が強かったからで。]

……弱けりゃ負けて、強けりゃ勝って。
奪って、殺して。
そうやって生き残ってきたんだよなあ……


――勝て、ヘクター!

[負ければ、死ぬだけだ。
だから、勝て。
それはやはり、何も出来ない死者の無責任な願いでしかないけれど。

あげた声は、先程のような弱く絞りだすようなものではなく。
強く声を張り上げた。目の前の光景を、睨むように見据える。

どのような結果になろうとも、目を逸らすまい。]


【人】 墓堀 ギリアン

[身体ひとつの丸腰で殺ってきて、
これまでこうして生きているのは伊達じゃない。

怯む事なく、キイチの刃とまともにぶつかった。
肉を削ぎに動く刃を、普段であれば右腕で払えたはずが、
片腕一本ではどうにもならない。

肉の一欠くらいくれてやる。]


 ゥゥ゛オ゛ァ゛ァ゛ …… ッ !


[退けば刀に有利な間合いに陥り、腹を刃に探られる。
やもなく、前へと向かう勢いをつけて床を蹴りあげた。

刀に腸抉られる前に勢いのまま狙うのは、キイチの首。
細い首を掴んで脈と骨をまとめて握り潰すつもりで。*]

(90) 2014/12/15(Mon) 23時半頃

 fuckin' !!

[苦い顔で、悪態をついて。
地団駄踏む時間もないから、せめて船長へ中指立てておいた。
立てておいてから、背筋が薄寒くなった。

恐れを振り払うために、ぶるるっと震えてから。
ホレーショーの叫んだ、無責任で勝手な願いに同意して大きく頷いておいた。

どのような結果になろうとも、逃げ出すまいと足に力を込めて。
なにも出来ない無力さを嘆きながらも、祈り、見据える]


(ホレーショーが)獣が嫌だろうというから、ヒトの姿に戻っておいたのに、怨みこもった視線を向けられた。
 理不尽だ。
 どういうことだと問うように、保護者らしいホレーショーを見たのだが]

 ……!!

[それより、この船のものとは違う、強い怨嗟を感じ取り、ざわりと身の毛を逆立てた。

 見ればすぐ思い出す。
 ヘクターが頭を潰した、あの、褐色肌の男だ。

 紅い瞳が、ざわざわと揺らめく。]


メモを貼った。


[未来に残るのが、絶望と静寂しかなかったとしても。
それでも、今はこの目に映る戦いだけが全て。

口を引き結び、拳を固めて。

絶望齎す船の長と、かつて船長と呼んだ男の戦いを
しかと見つめていた。*]


【人】 墓堀 ギリアン

[集中を損なえば死ぬ。
高まる緊張に阻まれて、痛みは一拍遅れて脳に届く。

腹の痛みを認識した時既に、
キイチの首に手をかけていた。
そう易々圧し折れるとも思っていなかったが、
一瞬、防御に気がそれる隙を作れればこれ幸い。

身を捩り、無駄に肉を斬らせる事になっても
急所に刃先が届くのを阻む。]

(110) 2014/12/16(Tue) 00時半頃

【人】 墓堀 ギリアン

 ゥ゛ゥ゛ ァ

[低い呻きは、倒れかけたキイチの腕が、
刃を奥へと押し込んだからか。

これより力を込められたら、体制を立て直されたら、
腹を破られる……というギリギリのところ。
キイチの首を、持ちうる限りの握力で締めあげて。

どちらの手が、先に相手の生命に触れるか。
今のおれは、拮抗を保つのが精一杯であった。*]

(111) 2014/12/16(Tue) 00時半頃

[ヒトの形をした怨念に、尾と耳が不快感顕わに張り詰めた。]

 ───おまえに

 傅かれる覚えはない。
 失せろ。

珍しく、幽かではあるが感情が乗る。
 ぎろりと紅い双眸で一瞥すれば、もうそれきり、構うこともしない。

 意識は再び、目前の道化と副船長へ。]


【人】 墓堀 ギリアン

[音を伴わない聲が届き、その聲が語った短い話に、
キイチに触れていた左手が微かに震え…――

グズグズ腹を拓かれゆく痛みに、熱に、刃の冷たさに、
この傷を診る“船医”はもう居ないのか……と
思ってしまった。

こうも深く負った傷は、
死に損なってもあの手失くしてどう治癒すれば良いか。

おれが命落とせば、主の化粧がまた厚くなりはしないか、
悲しんだりはしないだろうか
独り、独りに、なりはしないだろうか……

――…余計な思いは、
愚直に殺すためだけに全てを掛けていた男の力を奪う。]

(128) 2014/12/16(Tue) 00時半頃

【人】 墓堀 ギリアン

 ゥ゛ゥ゛…… 、

[泣くような唸り声を漏らしたと同時に、
ほんの一瞬、おれの腕からは力が抜け落ちた。**]

(129) 2014/12/16(Tue) 00時半頃

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