158 雪の夜に
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― 礼拝堂から外へ ―
どっちだ……?
[子供の足にも関わらず、おそろしく速い。 僅かに顔をしかめた旅人は、辺りを見回して鼻を鳴らす。 雪の空は暗さを増し、夕焼けを現さずに夜に近付いている。 参拝客により増やされた足跡の中から、 果たして小さなものは見つかるだろうか。]
(2) 2013/12/26(Thu) 01時頃
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[やがて、フードの中でくしゃりと頭を掻いた。]
……駄目だ、全ッ然解んねぇ。
[辺りが暗くなり、人の灯がともされるまで、 子供の姿を当てなく探して、徒労に終わった。]
[途中でセレストに行き会う事があっただろう。>>5 出る時は一緒だった子供の姿がない事を、 船の女は不思議がったかも知れない。
だが、その時旅人は、ハナの様子を思い返し――]
教会んとこで、嬢ちゃんのお袋さんに会ったからな。 そのまま、かえして来た。
[それを隠す事を選ぶ。]
[セレストとはそこで別れた。]
(7) 2013/12/26(Thu) 01時半頃
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人狼など、いてもいなくてもいいのだよ。
今回の目的は、
あの処刑台での処刑。
人狼を処刑したという事実なんだ。
運が悪かったと思いたまえ。
[捉えられて、町長の前にきた時、
告げられたのはそんな言葉]
処刑は見世物になる。
人狼もいない町となる。
それで、この町はまた、生きながらえるのさ。
[そして、投獄された]**
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あぁ、そのつもり。 もしかしたら、入れ違いで宿の方に帰ってるかも知れないし、 そっちもあんまり、気ぃ詰めすぎるなよ。
[だが、宿に戻っても母子の姿はなく、 二人を探しに出たセレストも、ホレーショーもおらず。 僅かな従業員も、客のなくなった宿を持て余して、 早々に仕事を切り上げては各々が帰って行き――]
[雪の夜に静寂は深い。
明けて朝、女と子供が別々に宿へと戻るまでは。]
(13) 2013/12/26(Thu) 02時頃
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― 朝凪亭 ―
……何だって?
[もたらされた知らせに、旅人は硬い声と表情で応じる。
ホレーショー、そして、ハナの母親が、喰われたと。 前者は面会謝絶の重体、そして後者は――]
(16) 2013/12/26(Thu) 02時頃
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― 診療所 ―
[知らせを持って来たセレストの振る舞いが、 仲間が襲われた事に対する心中を表していた。>>14 幼い子供の叫び声が聞こえている。]
二人きりにしてやってくれ、とか……―― そういう歳でも、ねえよなぁ。
[返り血で汚れてしまったセレストの隣、 ふたつの病室を見比べて、呟く。]
(18) 2013/12/26(Thu) 02時頃
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取り敢えず、その格好どうにかした方が良くないか。
[吐息を震わすセレストにそう告げる。>>21 と言っても、航海に暮らす船の女だ、宿に戻っても、 コートの替えなどがそうそうある訳でもないのだろう。
しばし黙考。]
……ほれ。
[赤い外套を脱ぐとセレストの頭に被せた。 当の旅人は砂金色の髪が跳ねるのを手でくしゃりと弄る]
(22) 2013/12/26(Thu) 02時半頃
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ホレーショーの事は、雑貨屋の爺さんらの所にも、 知らせた方が良いかも知れないな。
俺、ひとっ走りして来るから、嬢ちゃんの事頼めるか。
[そうして、診療所の外へ足を向ける**]
(23) 2013/12/26(Thu) 02時半頃
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[なるほど。
あの頃の再現かと。
人狼がでた町は、人の口にのる。
それは、好奇心から人を運ぶ。
人狼の処刑は正義である。
たとえ、それが、幼い子でも。]
[さもすると、
最初に騒いだ男も、ただの工作かもしれない。
そののちは、企む者がサイモンを殺したのか、
それとも、本当にこの町に人狼が訪れていたのか。
どちらにしろ、企む者は、安全なところで、糸を操っているのだ。]
[実際、老人も人狼をみつけてはいない。
それがいるのかどうかさえ、わからない]
ホレーショーという男が襲われた。
お前の孫娘にちょっかいをだしてた奴だろう。
だから、爺さん、オオカミになって、こらしめたのかい?
[牢屋にきて、そう云った自警団よ長が、
そのあと、ニヤニヤ笑いながら、すまないな、と脚を棒切れで殴打した。
激痛とともに、崩れ落ちる。
そのあとも抱え上げられて、殴られた]
まあ、老い先短い人生。
多少死ぬのが早まってもいいだろう?
この町のために。
[これはきっと、罰なのだろう。
あの時、ジェリーの弟をそのまま突き出した。]
[そう、あの時、
ジェリーとともに、弟も、船に乗せるべきだったのだ。
そして、ジェリーにも、きちんと気持ちを伝えるべきだったのかもしれない]
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― 診療所 ―
[常の様相とは似つかないセレストの声。>>25 明朗で情に厚いがゆえに、他者の傷に深く沈み込む、 旅人も、そういう者に心当たりがない訳ではなかった。]
…………死なないって思ってろ。
(33) 2013/12/26(Thu) 22時半頃
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[――きっと一命を取り留めたとしても、 次の船出には間に合うまいが。
束の間の瞑目。]
(35) 2013/12/26(Thu) 22時半頃
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ヤニクは、ヒューとはほとんど入れ違いで、診療所を出る。
2013/12/26(Thu) 22時半頃
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― →雑貨屋へ ―
寒い!
[外套を置いてきたので尚更だった。 連日の雪は、人通りのある所は泥混じりのみぞれに、 日陰や屋根は、より白く積もって行っている。]
[昨晩、結局店主が戻らなかったのなら、 今朝の店は、開いているかどうかも定かでないが。 CLOSEであっても今は構わず、店の戸を叩いた。]
おーいっ。ちょっと開けてくれるか!?
[気温的な意味でも。]
(37) 2013/12/26(Thu) 22時半頃
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うおっ……
な、何だ。もう聞いてたのか?
[出て来ていきなりの泣き顔に、旅人は狼狽えた。>>50 てっきり、ホレーショーの件が耳に入っての事かと思う。]
(51) 2013/12/26(Thu) 23時半頃
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――え。爺さんが? 昨日から?
[予想と別方向からの返答に、思わず棒立ち。>>53 娘の方からへたり込むので合わせるように屈んだが、 そこから先が続かない。]
それ、誰からも知らせは来てないのか?
(57) 2013/12/27(Fri) 00時頃
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[不安に打ちのめされながら、家族の帰りを待ったのだろう。 娘の様子をじっと眺めて――それから口を開いた。]
爺さんの方は知らないけど。
……宿には、今朝連絡があってな。
[それをどんな心地で聞くのかと、想像してみる。 最早家族のない自分には追い付かない世界だ。]
ハナのお袋さんと、ホレーショーが襲われた、 ――喰われたんじゃないかって。
(59) 2013/12/27(Fri) 00時半頃
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ともかく……立てるか。 爺さんの事も、自警団か誰かに聞いた方が良いだろ。
[ここに来るまでに被った雪が、振った頭からぱらりと落ち、 また少しずつ水滴に変わり。 手を伸べるが、ソフィアは立てるだろうか。
背後の女にはまだ気付かぬようで、振り向く事はない。]
(67) 2013/12/27(Fri) 01時半頃
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ホレーショーの兄ちゃんの方は、今は診療所だ。 面会謝絶らしいんで、どんな具合かは見てないけど、 多分難しいとこなんじゃないかと思う。
[項垂れる娘に言い添えた。]
……それとも、ここで待ってるか?
[家族の所在、あるいは船乗りの容態の知らせを。]
(68) 2013/12/27(Fri) 01時半頃
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どうも。
[そしてこんな時でも、にっこと笑って見せる。]
さて、どうする? どっかで爺さんの行方を知らないか聞きに行くのが先か、 それとも――っくしッ
[ぶるるっと体を震わせれば、また雪と水滴が散る。 それに気付いて、跳ねた髪をくしゃりと掻いた。]
あ、悪い悪い……
いやー、やっぱ上着貸したまんまはツラいわ。 ……一旦診療所に戻るかな。
[そろそろセレストも落ち着いている頃合いかと思う。]
(73) 2013/12/27(Fri) 01時半頃
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まだ解らん。
[容態についての返答は簡潔だ。 人間いつかは死ぬ――という自己の認識が、 この場に求められてはいないと言う事は知っている。]
…………
[吐露される感情は、ついて回るだろう喪失の不安。]
あの兄ちゃんのことが大事かい。
(76) 2013/12/27(Fri) 02時頃
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それなら、どうする?
[こてりと首を傾げた。 自分はもう言ったから。]
(81) 2013/12/27(Fri) 02時頃
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― 診療所へ ―
[雪道を急ぎ足で、ソフィアと共に戻る。 急いでいるのは薄着の所為もあるものの、怪我人の事を 心配しているだろうから、というのもあった。]
――っ
[途中で、はっと顔を上げ、それから反射的に髪を掻いた。 同行する娘が不思議そうな顔でこちらを見ている。 立ち止まり、顔を顰めた。]
あー……いや。
[こちらが言い淀んでいる間にも、彼女は歩を進めようと促す。 その時、恐らく雑貨屋の状況確認に行くつもりなのだろう、 自警団らしき数人の集団が遠目に見えた。]
……そうだな、急ぐか。
(90) 2013/12/27(Fri) 02時半頃
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[やがて悲鳴も、助けを求める声も、明瞭になる。>>84>>86 横のソフィアに強い声を向けた。]
……先に診療所行ってろ!
[怪我人がいる、という叫びに沿った形の指示を飛ばして、 旅人は声のする方に走って行く。 雪道の滑りすら、姿勢ひとつで推進力に変えてしまえば、 吐く息の白さを置き去りに、足は飛ぶように速い。]
(93) 2013/12/27(Fri) 03時頃
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[そうして行き着いた先の光景に、小さく息を呑んで、 それから]
……、――――
[唇引き結んで近付く。**]
(94) 2013/12/27(Fri) 03時頃
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─ 回想 ─
[翳した掌の下、確かに熱はないようだったから、
そうか。と短く置いて手を離した。目を細める]
…、
[ほんの少し、手を外すまでの間が長かったことはソフィアには気付かれてしまっただろうか。
一瞬、手を伸ばしかけた衝動を堪えるようにして手を引いた。
以前は、何も堪えることなどなかったのに]
すぐ帰って来るとは、思うけどな。
[案じ顔の彼女を安心させるように笑みを向けて、男もまた雑貨屋をあとにした。その後の予感など、あるはずもなかった]
[墓場近く、船乗りの男の遺体が発見された。───いや。
遺体ではない。船乗りの男は生きていた。
けれど発見者は、死んでいると思ったという。
当時、薄く降り積もった雪は踏み荒らされ、闇に鉄錆の匂いが立ち込めていた。
夜が明ければ、既にやや黒ずんだ血が石や土にこびりついているのが見て取れる。
冬の夜は冷える。
だから発見が遅れたなら、どのみち男は凍え死んでいただろう。
そうならなかったのは天恵か。それとも何かの作為だったか]
「… が、……」
「………て、いるのか…」
[ぼそぼそと聞き取りにくい声がする。
聞き取りにくいのは、雑音がひどいせいだ。
ざらざらと何かの流れる音と、何かを打ちつけるかの音。
それらに混じって遠く声が聞こえるような気がした。
良く知っている、懐かしい人たちの話し声だ。
叫び?泣き声…?
何を言っているのか良く分からない]
ハナがいねえだと?
[あの時、確か赤い旅人は、そういった。>>*2
人懐こい旅人に肩を竦めて、男もまた小さな子どもを捜すことにした。
いつしか短い陽は落ちて、人は影ばかりの姿となった]
おーい?いないなら置いて帰るぞー?
[やや間抜けな呼びかけをしたのは何度目か、物音に振り返る。
闇に、赤を見た気がした。夜の闇の中不思議なほど鮮やかに。
翻る。飛沫く己の血だと、男は思った───*]
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おい! 大丈夫か……っ、
[最初に視界に飛び込んだのは目立つ色――赤だ。 そして大人が二人がかりで子供を押さえ付けているようにも。
だが良く見れば、ヒューは力なく項垂れており、 獣のように唸るセレストが捕えている子供の姿は。]
――危ないぞ、離れろ!!
(100) 2013/12/27(Fri) 22時頃
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[町で人狼が暴れていると、町長がきく]
それはいいひっとらえろ。
[しかし、それが子供だとわかると、声色は変わる]
子どもはいかんな。
しかも少女?
それはいけない。
生け捕りにしろ。
[そして、町長は笑む]
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って、ここでジリ貧してりゃ二進も三進も……っ
[流石に手は離さない女の反応に、顔を顰めた。
自警団の人間も聞きつけて来たようだ。 男達が武器を手に輪を作っている。]
くそ! ――貸せッ!!
[舌打ちをひとつ。 野次馬だか自警団だか、邪魔者を押しのけて、 悲鳴と共に暴れる子供に腕を広げた。]
(109) 2013/12/27(Fri) 23時頃
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まぁ、狼少女というものはいい。
それは、いい見世物になる。
[町長はいやな笑いを見せる。
だが、ハナが死ねば、少し不機嫌になるだけ]
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てめぇらも自警団っつーなら、先に怪我人何とかしやがれ!
[吼えて、力の抜ける女から、小さな人狼の体を引き剥がす。 内に囲うようにして、背中に腕を回した。 近付く誰かの手を肩で押し返す。 爪が身を裂いたかも知れない。牙が穿ったかも。]
大丈夫だ、っ
[周囲の声に反応する余裕などまるでなかったが、 ハナの頭に頬を押し付けた。]
友達だろ。 ……――――――
[微かに囁く言葉に、どれ程の意味がなせたかは知れぬ事で]
(118) 2013/12/28(Sat) 00時頃
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[ただ、
無情に、子供の腕に見知らぬ誰かの手が届いた。 大勢の手が、それを思うままにしようとして、 ハナの怯えを知る者から引き離そうとしている。
目を見開く。 誰かが棒のようなものを振りかざすのが見えて、 喉を潰すような制止の声があって、
甲高い悲鳴が空に刺さった。]
(119) 2013/12/28(Sat) 00時頃
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[人狼の子供の身が離され、打撃によってか完全に力を失う。
――すると旅人は、そこで、するりと腕から力を抜いた。
周囲の、奇妙な熱気の篭るどよめきの中で、深呼吸をする。]
(123) 2013/12/28(Sat) 00時半頃
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……おい、あんたは怪我ないか?
[悲鳴を上げるセレストへ。
人狼が倒れて暴れる者がいなくなった所で、 改めて状況を見てみれば、酷い有様だ。 一番の重傷は間違いなくヒューだろう。]
診療所っ。
[今も血を流している男の手当が必要な筈だと叱咤する。]
(126) 2013/12/28(Sat) 01時頃
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[集団とは狂熱するものだ。
人狼を庇い立てたと、この二人が思われたなら、 周囲がどんな視線を向けるかは。]
(129) 2013/12/28(Sat) 01時頃
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