人狼議事


73 ─深夜、薔薇の木の下で。

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/12/27(Tue) 00時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/12/27(Tue) 00時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/12/27(Tue) 00時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/12/27(Tue) 01時頃


メモを貼った。


メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/12/27(Tue) 01時頃


メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/12/27(Tue) 01時頃


メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/12/27(Tue) 01時頃


【人】 鳥使い フィリップ

 どうしてって……

[拒絶されて、捨てられたから。]
[理由は明快なれど、内面に根ざしすぎたそれは、
 気軽に口にすることはできなくて。
 まっすぐに、まだ痛みも知らない赤が
 元生徒会長を見るのを、一度視認した後
 そのまっすぐさに耐えられず翠を伏せた。

 オスカーのそっと伸ばした手の先が
 フィリップなら視線を逸らし
 視界に入れていなかったため気づくに遅れ
 その手に触られる。
 痛いのか、それとも別の感情か。
 目を逸らしたまま軽く眉を寄せて
 肩を小さく震わせた]

(6) 2011/12/27(Tue) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ただ、床を見ていたフィリップに
 元生徒会長の声が聞こえ、
 反射的に顔を上げる。]

 ……嫌だ!!好きな人なんてできたら
 また、拒絶される、捨てられるっ!!

 そんなの…………

[今は違うはずなのに酷く胸が痛む。
 ブランケットを持たぬ手が上着の胸元をぎゅっと掴む。
 鮮やかなほうのフィリップは肩に降りて
 心配そうに覗き込むが。]

[目元が熱い。泣く徴候にフィリップは
 あわててまた床を見て……口をつぐんだ。
 間に合わなかった雫が毀れるのに気づけば、
 踵を返して。]

(8) 2011/12/27(Tue) 01時頃

[意識だけが、はなれる。
それは、薔薇の精との事が終わった後。

医務室に運ばれた身体が見える]

 ――何、してんだ。俺。

[解放された意識は、漂うだけ。
同じ医務室のベッドには他にジェフやノックスの姿も見えたか。

不思議な並びに苦笑を一つ、零した**]


メモを貼った。


――夢のどこか――

[ベッドで、ロバートと会話をしていた筈だった。
 ふっと意識が途切れて次に気がついたときには知らない場所。

 辺りを見回しても、ここがどこだかわからない。
 何が起きているのかも解らない。

 一人でいるのは、恐ろしい。

 ゆるく首を傾げて、歩き出した**]


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[背後から掛かる声を切っ掛けに
 フィリップは駆け出した。
 肩には鮮やかな姿を乗せたまま。

 歯を食いしばっても視界が歪み、
 何度も手の甲でぬぐう。
 
 けれど何処に行けばいい?
 部屋……では行き止まり。
 外は出られないと言っていた。
 何処へ?どこにいけば?]

 ……………っ

[薔薇の香りに無意識に誘われたか
 フィリップは気がつけば中庭まで駆ける。]

(17) 2011/12/27(Tue) 01時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/12/27(Tue) 01時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

― 中庭 ―
[撒くことができたのか、できていないのか。
 後で追いつかれたとしても今は一人。
 追いつかれたとき見つからないようにと、闇雲に動く。
 薄暗い中淡く光る白と、噎せるような匂い。
 フィリップは時折嗚咽をこぼしながら
 鮮やかなほうのフィリップを抱きかかえながら
 もう片手で茂みを掻き分けて。]

 ――……痛っ

[何かが指先に刺さった。慌てて手を引く。
 フィリップが触れたのは薔薇の棘。
 引いた指先には、赤が滲む。]

(26) 2011/12/27(Tue) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ


 …………もう、痛いのは、やだ……

[指先の些細な痛みにでさえ膝から崩れ落ちる。
 薔薇の匂いは酷く濃く。
 その中で、何度も、何度も首を横に振った。
 御伽噺が伝える出来事を
 己に匂いが運び込まぬよう。
 他者とフィリップの関わりが生まれないよう
 拒絶するように何度も。
 抱える鮮やかなフィリップ以外の温もりを拒絶するように
 雪の上に座り込んだ。]

(27) 2011/12/27(Tue) 02時頃

フィリップは、ブランケットは使わず掴んだまま。

2011/12/27(Tue) 02時頃


フィリップは、寒さに震える手でぎゅっと鮮やかなほうを抱きしめる*

2011/12/27(Tue) 02時半頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/12/27(Tue) 02時半頃


メモを貼った。


― 回想 ―

[ズブズブと夢に落ちる感覚は、蓑や繭にくるまるに
きっとよく似ている。]

 ああ、ごめんねー……―――。
 重いよねー……―――。

[意識を何かから防御する間に、
己の身体が小さな下級生に運ばれていく。
夢現で呟いた声は、きっと届かない。
触れる温もり。それだけで満足できる時に還りたい。

だから、カルヴィンに謝っても意識が戻ることはなく。
否、もう戻せることが出来なかった。]


[そして医務室のベッドの1つに横たえられる身体。
きっと日頃とは違い、真っ直ぐに整えられているのだろう。
その代わりに、ノックスの精神は、いつも以上に蓑虫の形。
繭の中に丸まり、外を見ようとしない。

――……男同士の恋愛なんてありえない。
    付き合うならスタイルも性格も良い女の子がいい。
――……いつか愛されて産まれた子を、両親に見せてあげたい。

それがきっと普通の感覚だと。
そこまで意識を戻す為に。
繭から一度放たれた焔を、逆再生するかのように繭に収まる。
自分の焔で、自分自身を傷つけない為に。

でも、そうすると、とてもとても寒いから。
歩きだすジェフとは対照的に
余計、身を固くして繭の中に閉じこもってしまう。
何かに折り合いがつくまでは、きっとそのまま*]


メモを貼った。


メモを貼った。


[ふわりと漂いながら、人のいない廊下を行く。
見える、けれど向こうは自分には気づかない。

自分の体に見えたのは茨の痕。
今もこの姿でもそれは映る。

廊下を行けば、見知った金髪が見えた。
焦がれた姿。今は――]

 ジェフも倒れたんだ……?
 あんな状態であんな事してるからだよ。

 ……俺もだけど。

[かける言葉にはどこか棘が残る]


[エリアスの体を抱いた記憶は、残っている。
途中からあやふやになってしまったそれは、最後まで行ってしまったのかどうかわからず、けれど残るのは後悔、と]

 せっかくだから少し話さない?
 ここなら、ジェフの大事な弟も、同室の彼も、いないしさ。

[いないというより、向こうから関知されないのだが。
こちらの声が届かないのであれば、同じ事だった。

ジェフェリーの方へと一歩一歩近付いていく。
すぐ側まで行けば、少し見上げる形]

 ……俺さ、知ってるんだ、ジェフが秘密倶楽部にいたことも、そこで何をしてたかも。
 ジェフが誰を見ているのかも。
 どうしてだと思う?

[問いかける口調はいつものもの。
棘が入り込んだせいか、視線には艶すら感じられて。

ジェフェリーの髪に、手を伸ばした**]


メモを貼った。


[どこかの廊下を歩いている。
 自分はどうしたのか、それもわからない。

 後ろから知った声がかかる、振り返るとベネットの姿。
 独りでないことに、まずほっとした。]

 あんなこと?倒れた?私が?

[しらばっくれようとして、しかし続く言葉に無駄だと知る。
 それなりの距離感を保てる良い友だと思っていた。

 考えがまとまらない。見られていた、知られていた。何故だ。
 ベネットだけでない、カルヴィンも、ノックスも、皆に知ってしまった、もしかしたらロバートも。他にも秘密を知るものは居る。
 自分はどうしたらいい。]

 どうしてだ。私は……
 ベネットは何故。

[伸びてきた手からは逃れないから、指先に金が絡む。
 艶の籠もる瞳を見ているとまた、ろくでもない自分が動き出しそうで、目を閉じてそのまま受け入れる。**]


メモを貼った。


 どうしてって、わからない?
 残念だな、ずっと見てたのに。

 この学校で初めて会ってからずっとさ、俺はジェフに憧れてたよ。
 ジェフがそういう事してるんだと知った時も、最初は驚いたけどね。

 でも、同時に寂しかった。


 俺じゃあ、大事な弟の代わりになれないから。

[髪を優しく撫でながら、口にする]

 隠す必要がないとまでは言わないけど、ジェフはそのままでいいんじゃないかな?
 そのプライドを持ったまま卒業して、その後で言ってみたら?
 誰よりも大事なんだって。

 俺はさ、ジェフのことが好きだったんだ。


[すんなりと出た言葉は過去形。薔薇の悪戯で表に出てきたのは、無意識下で抱えていた思い。
自分が倒れていなければ、看病くらいは友人としてするつもりでいたけれど]

 でも、今まで気づかなくて、良かった。
 もっと早く気づいてたら、俺は今でも、ジェフを好きなままだったから。

[髪からするりと指を抜いて、頬に触れる。触れたかったものが、今はこんな近くにあるのにそれほど欲さない]

 ――さてと。俺は素直になったから、ジェフだって素直になればいいんだ。
 誰が好きなのかはっきりしないと、誰も手に入らなくなるよ?

[そういって、にこりと微笑んだ**]


メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/12/27(Tue) 21時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

― 中庭 ―
[時折息の残像を手に吐きかけて暖めながら
 涙は既に止まっている。
 雫が凍るを恐れた身体の防衛反応か?
 
 夜が明ければ休暇とはいえ日々の生活が始まり
 その隙に部屋に戻って篭ろうか。
 未だ、時計の挙動がおかしくなったことも知らず。]

 ――………寒い……

[一人なのも痛いといっていたオスカーに
 寒いだけ、痛くなんてない、と
 鮮やかな方のフィリップを抱きしめながら思う。
 薔薇の匂いでくらくらとするが、
 凛とした冷えがフィリップの意識を
 匂いに飲まれぬものに無意識のうちに保つ。]

(73) 2011/12/27(Tue) 21時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ……音楽……?

[夜中なのに、ヴァイオリンの音が聞こえる。
 防音室ではなく音楽室だからこそ届いたそれは
 夕方に聞いた音だったか?に似ている気がした。
 曲の種類が違うと、
 同じ人間が引いているとわかるほど
 音楽に関する造詣が深くなかった。]

 …………あ……

[夜明けまで過ごす慰めになりそうな、音色は
 本来切れるべきところとは、違うニュアンスの箇所で切れた。
 鮮やかな方のフィリップと目を合わせ
 残念そうな声ひとつこぼす。

 少しだけ茂みから姿を出し、音のした窓を見上げた]

(74) 2011/12/27(Tue) 21時半頃

[繭の中で丸まっていた魂は、
音と香りに反応し小さく身じろいだ。

部屋で起こされた時、そうするように
蓑虫がちょこっと顔を覗かせる様に
見聴きするのは……。]

 もう、やだなぁ……―――。

[もにゅもにゅと零す言葉は、何に対してか。]

 薔薇ちゃん、あんまりオスカー虐めないでね?

[それでも、雪うさぎを共に作れなかった
後ろめたさも手伝って願う音は
薔薇の音には成りきらない。

それでも、傷が疼くように彼らの声だけは聴こえて。]


【人】 鳥使い フィリップ

― 中庭 ―
[名残惜しげに音がした窓を見上げていた。
 きっと、眠りにつくためもうお仕舞い、なのかな、と。
 外から声をかける、と言う、
 行動選択もなく見ていた窓が開く。
 眠るためにお仕舞いと思っていた
 フィリップはそれに目を丸くした。]

[まだ、吹雪がやむ前だったと思う。
 鮮やかな方のフィリップがロバートの眼鏡に
 好奇心を示したとき、後から来た姿。]

 あ………曲……終わり……?

[聞こえた曲が途切れたことが
 とても名残惜しかったから、つい口をついて出た。
 その後、さっきまで泣いていたから、
 散々な顔だろうことを思い出し
 慌てて手をかざし目元あたりを隠して。]

(81) 2011/12/27(Tue) 22時半頃

メモを貼った。


[入り込んだ棘はもう落ちてしまった。
けれど、棘があった、という事実が薔薇の精の声を耳に届ける。
棘に侵されたもう一人の声も]

 ま、素直にって言ってもここからじゃ声は届かないか。

[そういう口調はどこか楽しそうに]

 見てるだけなのは、切ないよな。
 手が届かなくて、こちらを見ない相手を見続けるだけ、なんて。
 って言っても、ジェフは今までもそうだっけ。
 弟には、中々手を出せないし。

[自分でも意地が悪い言葉だと思う。それでも、止められないのは湧く事のなかった嫉妬心の欠片かもしれない]


【人】 鳥使い フィリップ

― 中庭 ―
[弾き終わったと言われれば、
 短い返事と共に茂みに消えただろう。
 何がと問われれば、
 居た堪れなく走り逃げただろう。
 けれど。]

 …………痛く、ない曲。

[距離が有り暗い。
 だから気づかれていないのかと、
 フィリップは勘違いしながら少し手を降ろす。
 曲名は詳しくなかったため、
 ぼんやりとしたリクエストを口にする。
 具体的にそれがどんな音か、
 まったく想像がつかなかったが。]

 …………あ……

(86) 2011/12/27(Tue) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[舞い落ちる黒に、翠を瞬かせた。
 とっさに、下ろしかけていた手でそれを受け止める
 少しひんやりした皮の黒い手袋 
 そういえば、夕方もそれを身につけていた気がする。
 奏者故に、指に傷がつかぬためだろうか?
 ……人との関わりの象徴のように思え、
 関わることへの怖さが勝り、
 使えないで握っていたブランケット。
 同様に、ここで受け止め嵌めれば関わることになる、黒い手袋。]

[曲をリクエストしていながら、関わりを恐れている。
 ただ、黒く舞い降りるそれ、その先の白い手。
 距離がありそれが確かかわからないけれど]

 …………ありが……とう

[そう、口にして、そっと指を通した。
 指先が刺すような外気から遮断される。
 ……………暖かい。]

(87) 2011/12/27(Tue) 23時頃

フィリップは、人の気配に身を竦めたが、曲が聞きたくて鮮やかを抱きしめて立ち尽くす

2011/12/27(Tue) 23時頃


[オスカーを虐めないでと、願ったけれど。
その彼が、ベネットに触れるのを見れば、
アイスブルーは眼を逸らした。

     ――……自分は何も見ていない。

思いこんで思いこんで。
思いこんだと信じて、けれどその場には居られない。]

 やっぱり……。

[逃げ出すように、歩んだ先。
見えるのは2つの影。
聴こえる声は、ベネットのもの。
ジェフの秘密を知っていて、尚、彼は……―――。

唇が歪んだ。顔を覆う。
醜いと思うものよりも、己が酷い顔をしていると判るから。]


[顔を覆ったまま、彼らに見つからぬうちに……と。
聴こえるヴァイオリンの音に誘われるように、
その場を離れた。]


【人】 鳥使い フィリップ

[棘で痛んだ指先ごと黒で包んだ。
 その手で鮮やかな方を抱えながら窓を見上げる。
 静かで人の気配なかった中庭に
 もうひとつ人の気配があり、そのことが怖かったが。]

 ………うん……
 えっと……さっきの、音も、痛くなかったよ……

[ヴァイオリン弾きの言葉に、少し目を丸くした。
 さっきの音はとても痛くなかった。
 そのことを口にしながら思う。
 あの音を奏でられるのに……
 それとも、あれだけを奏でられて、なお
 こう前置く心のだからなのだろうか?]

(99) 2011/12/27(Tue) 23時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[黒手袋は痛んだ様子はないのに。
 少し、戸惑う言葉だったけれど、この手袋を持って、
 彼を探す勇気が自分にあるかどうかわからなかった。
 だからその言葉に甘えた。
 それに……先程見たものが寒さのせいではないのなら……

 黒い手袋は完全にフィットはしないが、
 それは彼と自分の手の形の違いなのだろう。]
[ヴァイオリンを構える姿を見上げる。
 その前に告げられた言葉にはゆるく首を振った。

 弦の音が優しく奏でる曲は、フィリップも知っていた。
 いつの頃だろう?まだ鮮やかな姿も
 空高く飛べなかった頃聴いたことがある。
 あの頃思っていた願いは、今はなく。
 今あるのは…………

 鮮やかなほうがフィリップの頬に身を寄せる。
 その身体が少し湿る事で、
 フィリップは、また自分が涙を零しているのに気づいた]

(100) 2011/12/27(Tue) 23時半頃

[言葉を切って、ふと感じた気配に振り向く]

 ……ノックス?

[ジェフェリーがいるのだから彼がいてもおかしくはない。
そして彼が今この場面を見れば、どう思うのかは明白で]

 ごめん、ジェフ。
 行って来る。

[その傍を離れて、遠くに見えた背中を追った]


[そして、辿り着くのは音の降る場所。
フィリップの近くで、星に願う音を聴く。]

 うん、やっぱり、いい音……――。

[顔を覆っていた手を落とし、呟く。
少し今まで2回聴いたそれと違う気がしたけれど。
それでも根幹は、きっと同じ。

大気圏に触れて燃えて消え堕ちる流れ星のように、
一度燃え盛った焔は穏やかに落ちついた。
このまま、どす黒い何かも消えてしまえばいい。]


[そして音が止んだ。
酷く穏やかな気持ちになったけれど、
セシルの唇から落ちる言の葉に、唯心配そうな顔をした。]

 願いを叶えたって顔じゃないけどなぁ。

[けれど、その声は、もう彼には届かない。
きっと、何をしてあげることもできない。
出来たとしても、それが彼の為になるかは

――……薔薇の声でのあれこれを思い出して
苦く微笑むしかない。

それでも、願うことは許されるだろうか。
部屋を貸してくれると言ってくれた彼の為に。]

 セシルにも、良いことがありますように。


【人】 鳥使い フィリップ

[誰かの願いが叶うこと、を願う音は優しかった。
 ゆっくりと、目に見えないけれど降り積もる。
 ……この音を聞いていると錯覚を起こしそうになる。
 優しくて暖かいものしかないんじゃないかと。

 弦の音が終わりの音を紡ぐ。
 フィリップは、凛とした冷たい空気を
 一度深く吸って吐き出した。
 むせ返るような薔薇の匂いさえ、
 その中にあるのは
 優しさだけだと錯覚したくなるように。]

 …………もっと?

[黒皮で包んだ指先でブランケットをもち
 奏者を見上げながらゆるく首をかしげる。
 続いた言葉には翠は丸くなり一度首を振った。
 こちらに向いていない視線に
 届いたかはわからないけれど。
 ……ただ、さらに続いた言葉をじっと見上げながら聴く。]

(110) 2011/12/28(Wed) 00時頃

[音の鳴り響く廊下。そこに、その背中を見つけた。
言えば、聞いてくれるだろうか、と思う。

彼を傷つけたのは自分で、恐らく誤解もされていて。
音がやむ]

 ――ノックス。

[声をかける。彼は、自分の言葉を聞いてくれるだろうかと]


【人】 鳥使い フィリップ

[叶わない願いが叶った。
 それは一体どんな願いだろう?
 とてもそれを聞く勇気はフィリップにはもてなかったが。
 ただ、何度も何度も繰り返す。
 叶わないことを明日も明後日も見たとしても。
 相手のためについてくれた優しい嘘。
 嘘か本当か、考えるより。]
[こくり、と一つ頷いて。それから、酷く迷う。]

 ……………あ、あの……
 また……また、聞きに、きても良い?此処から、でいいから。

[関わるのはすごく怖い。
 この言葉とて、拒否されたらどうしていいかわからない。
 ただ、願うと言う言葉に、躊躇の末、口に出した。
 ぎゅっと、黒につつまった手を握りながら。]

 ……聞いていると、優しくて、暖かいものしか
 ないんじゃないかって、少し思えるから……

(111) 2011/12/28(Wed) 00時半頃

[純粋に誰かの幸せを祈る背に、かかる声。
ぴくっと肩が一度震え、止まる。
振り返った顔は、いつもの微笑。]

 ――……ベネット先輩。

[感情を凍らせたようなアイスブルーが
同室の先輩の姿を映す。]

 なんで、此処にいるんです?

[そう言えば、そもそも何故という部分が抜け落ちていた。
これも薔薇ちゃんのお節介かな……とは、思ったけれど。
それプラス、先程彼が誰の前にいたか、知っているから。
何故、自分の前に立つの……と。]


【人】 鳥使い フィリップ

[謝罪の言葉には、また一つ首を横に振る。
 ちゃんと、相手を思っての言葉だと伝わっている。
 ……それをフィリップが言語化してはっきり受け取れているわけではないが、
 先程の音色ほど雄弁ではないが、
 あの音の奏者だとははっきりわかる言葉。
 そうでなければ、
 きっと口にする勇気はもてなかった。]

 …………うん、わかった。

[迷い見せず条件と共に告げられた言葉。
 迷いが見えなかったのが嬉しかった。
 あの音色の奏者らしい条件に
 寒さで強張っているのに、
 自然に笑みが浮かんだ。]

 …………本当にありがとう……えっと……

[まだ一歩も近づけないままではあるけど、
 お礼と……名を呼ぼうとして詰まった。]

(115) 2011/12/28(Wed) 00時半頃

 なんでって、……なんでだろ。
 薔薇に魅入られたから、かな。

[ノックスの前、ではなく、同じ空間にいる理由を告げる。
薔薇の精と何をしたのか、言えない]

 ちゃんと、謝ろうと思って。
 俺の態度が曖昧で、俺の言葉がノックスを傷つけたのなら、謝りたい。
 でも、俺はジェフの代わりだなんて、思ったことはないよ。
 
 俺は、確かにジェフの事が好きだったけど。
 もうそれはいいんだ。どんなに考えても、過去形にしかならない。

[首を振って、ノックスを見る。
あれから、事あるごとに思い出すのはジェフではなく、彼のことで。
どう言えば伝わるのだろうともがく]


【人】 鳥使い フィリップ

[名も知らぬヴァイオリン奏者の言葉を
 じっと聞いていたが、
 その言葉が途切れて翠が瞬いた。

 誰か来る。

 その言葉に、さっと表情が強張る。
 ぎゅっと、鮮やかな姿とブランケットを
 黒に包んだ両手で抱きしめて一つ頷いた。]

(116) 2011/12/28(Wed) 01時頃

[撫でられる。
 その手はとても優しくて、閉じたままの瞼が震えた。]

 すまない。

[最初の謝罪は、驚かせたことと悲しませた事に。]


 ……ありがとう。

[次の感謝は、背を押してくれる言葉と、気づけなかった好意へ。]

 私みたいな、どうしようもない男でも。
 ベネットのように好いていてくれる人が居ると知れた。

[頬にその手が触れると、ゆるりと瞼を開いて見下ろす。
 美しい笑みに、感情に気づけなかった。
 本当に自分は酷い男だ。] 


 素直に。
 しかし、私が素直になったところで。
 好きなのは。

[背をしゅんと縮めて、情けない顔になった。
 とっさに、最愛の弟の名が出なかった。おかしい。
 記憶が途切れる前に見た金色は。]

 ん。ああ。本当に有難う。
 出来ればこれからも良い友人としていて欲しいと、欲張りな私は思ってしまうが。

[去る背中を見送る。その向こうの淡い金色に、ああと反対側に歩き出す。

 私が好きなのは、誰だ。]


 薔薇に?そっか……―――

[相手の言葉に、淡い色合いの睫毛が伏せられ
頬に濃い影をつくる。]

 俺が、謝られるようなことってあったっけ?

[唇が、戦慄きながら弧を描く。
もう、それ以上、聴かせないでと拒否するように。
けれど、それは叶わずに。
先程まで優しかった世界に満ちる音は、
残酷にノックスの鼓膜を叩く。]

 ――……過去でも、実の弟を性の対象にするような人
 貴方は好きだったんだろう?

[だから、あっさりと繭は燃えた。]


 そんな、趣味の悪い貴方に、俺が好かれるなんてことない。
 ――……わかってるよ。

[だって自分は常識人だと、壊れた笑みで告げる。
こんな言葉、吐く自分が、誰よりも醜いと]

 わかってるよ。

[2度告げる言葉は、自分を貶めるだけのもの*] 


―少し前―

 ……ジェフそんなに酷い?
 そりゃ身代わりで抱いてたらそう思うんだろうけど。
 抱かれる方も承知の上だろ?

 ジェフは、理想が高いからそう思うんだよ。

 ん、言ったろ、俺も倒れてなければ、友人として看病するくらいには思ってたって。
 それに、それくらいは欲張りでも、なんでもない。

[去り際、笑ってその願いに頷いた**]


メモを貼った。


 は、趣味が悪いって、言ってくれるなぁ。
 仕方ないだろ、好きなんて気付かなかったんだから。

 気付いてても、変わらなかっただろうけど。

 ノックス、できれば逃げないで欲しいんだけど。

[そう言って、ノックスのほうへと近づいていく。
壊れた笑みは、自分のせいだとわかる]

 今の俺は薔薇の影響下にない。
 香りもしないし、意識だってまともだ。

 でも、ノックスにキスしたいっていったら、だめかな。

[触れたい。誰よりも、彼に。失いたくない温かさを、知ってる]


  ――――独りだ。

 色々と考えるのには良いのかもしれないが。
 


【人】 鳥使い フィリップ

 …………セシル……

[その名前を覚えるように、一度呟いて。
 頭を下げられれば逆に恐縮したけれど。

 相手の名を聞けば、当然こちらも訪ねられる。
 あ、そうかと納得して、
 ただ、そのとき”誰か”の話になれば
 顔はこわばったが。]

 あ………フィリップ……!!

[それでも、窓を閉めるセシルに咄嗟に名を告げた。
 セシル同様、いやそれ以上にまず人付き合いをしないのがあり
 自己紹介もただ名を告げるだけの短いものだった。
 窓越し姿が見えなくなる。カーテンも引かれれば
 向こうから”誰か”に見られることはない、し
 なにより…………]

 ………………

(121) 2011/12/28(Wed) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[また、音が聞こえ始めれば、
 鮮やかな方のフィリップと目を合わせ
 小さく笑んだ。
 ”条件”を早速破ることになってしまったけれど]

(122) 2011/12/28(Wed) 01時半頃

 わかってないよ。
 
 俺が、誰を好きになるかは俺が決める事だし。
 鈍感だから中々気付かないし。
 でも、素直になるとさ、俺がしたいことは一つなんだ。

 ノックスに、触れたい。
 ……部屋に、戻ってきて。

[そう口にして、ノックスの顔を覗き込んだ**]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

― 中庭 ―
[気分的に錯覚を起こしているせいか、
 むせ返るはずの薔薇の匂いも、
 今は本来開花時の穏やかな香りにも感じる。
 相変わらず寒くはあったが、先程よりは暖かかった。]

 …………?

[ただ、曲が止んだ後、微か、聞こえた声に
 鮮やかなほうと目を合わせる。
 一瞬過ぎて確信は持てない。
 別の人だったらと思うと……怖い。

 音のした方には鐘楼があった。

 耳を済ませながら向かう。
 ほかの音で認識違いとわかったら
 すぐに逃げれるようにしながら。]

(124) 2011/12/28(Wed) 01時半頃

フィリップは、階段を上がる音が石壁に響くを聞きながら。

2011/12/28(Wed) 02時頃


【人】 鳥使い フィリップ

[夜闇よりも暗いのは
 月光受け淡い光発する雪がないから。
 鮮やかなほうは夜目が聞かないのもあり、肩で大人しく。
 フィリップ自身は、むしろ闇に切り抜かれた、闇よりは淡い青に緊張する。
 ……間違っていたら、すぐに駆け下りられるよう、足場を確認してから、踏み出す。]

 ……カル……ヴィン?

[闇よりは淡い青の先で、
 振り返るようにこちらを見る姿は
 微かに聞こえた声音と一致していて
 名前で呼んだのははじめて。
 安堵しながら鐘楼、風が吹き抜けるそこに立つ]

(127) 2011/12/28(Wed) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

― 鐘楼 ―
[ほんの短い間でも、風を受けていなかったからか
 いやに風が冷たく感じる。
 驚く気配に、一つ、二つ翠を瞬かせる。
 フィリップは名前を名乗らなくても
 知られていることがあったため、
 その理由で驚かれて驚いた。
 ただ、名を呼ばれれば……何か違和感も、一つ。]

 オスカーに聞いた。
 これ…………

[一歩近づくカルヴィンに
 ロバートかカルヴィンか持ち主が
 二択になったブランケットを差し出す。]

(129) 2011/12/28(Wed) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[黒い手袋越し、握る手が冷たい。
 カルヴィンがここにいた時間は短くないように感じる。
 確かにフィリップも寒かった。
 けど、一人で使って関わりが
 濃くなるような気配も怖かった。]

 ………カルヴィンも。寒い。

[そして、疑問が先立って登ってきたけれど、
 先程も、その前も随分泣いて、
 酷い顔になっている自信があった。
 だから、カルヴィンの視界を覆うように
 一度ブランケットを風になびかせてから
 彼を包むように頭からかけようと]

(131) 2011/12/28(Wed) 02時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[熱のことどころか、3人も昏倒者が出たことさえ知らない。
 だから、別に、と言われても
 フィリップにはやせ我慢としか思えなかった。
 ただ、こぼれる苦笑には、ブランケット越し、
 別口の理由もあるので黙殺したいところだった、が]

 ………わっ

[黒に包まれた指先から外れたブランケットが
 また風に翻る越しに笑顔を見た。そう言われれば、
 抗弁できそうな理由が思いつけるわけもなく。]

 ………うん……

[頷いた後、翻ったブランケットを捕まえて。
 自分とカルヴィンを包む。ブランケットだけじゃなく、
 カルヴィンの暖かさも加わって思う以上に暖かくて少し笑った。
 鮮やかなほうのフィリップが、
 羽毛があっても寒いものは寒いと、
 二人の間の一番温かそうな位置に収まりながら。]

(133) 2011/12/28(Wed) 03時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[風が吹くたびに、中庭の薔薇の匂いも届く。
 ただ、音楽の影響が続いているのか、
 ただ、寒いけれど緩やかなまま。

 フィリップは、謝罪の言葉に目を瞬かせる。
 ……頬に傷があるのは知ってはいたが、
 噛み痕だとは認識していなかったから。
 だから、噛み付いた、と言われれば、
 同じようにフィリップが
 噛み付いた部分へ、手を伸ばす。]

 ……俺も、噛み付いてるから、お相子。

[カルヴィンからすれば、
 噛みついたから噛み付かれたと
 思っていただろうか?
 フィリップは偶然の一致が
 痛み以外に同じ箇所があるようで、小さく笑う]

(135) 2011/12/28(Wed) 03時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[触れた瞬間震えるカルヴィンに
 軽く指先をひいて翠を瞬かせる。
 ……自分の手が邪魔で見えないが、
 今も、月光受けて淡く光っているのだろうか?]

[短い言葉のやり取り。
 お相子にしたことがありがとう名なのか?
 それほど気にしていたのだろうか?と
 前後の会話から
 カルヴィンの思惑からずれたところを考える。
 それでも、感謝されれば、暖かさを感じた。]

 ……ううん……あ、
 えっと……”さぃあ”って、どんな人か、聞いても、いいかな?

[だから、また自分が代用品になるとき、
 カルヴィンが満足できる代用品であるように
 まったく知らない”さぃあ”がどんな人かを尋ねた*]

(137) 2011/12/28(Wed) 04時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/12/28(Wed) 04時頃


 趣味が悪いことは、否定しないんだ?

[近づく人を、今はもう感情を隠せないアイスブルーが
鏡のように映し、紡がれる言の葉にひくっと頬が引き攣った。]

 判ってないよ……先輩は何も判ってない。

 だって、そうでしょう?
 本当に好きだったら、大切だったら、簡単に触れるなんて。
 男同士で、兄弟で?此処から出たら異端なんだよ。
 相手の幸せを願うなら、辛くても触れない。
 嫌われたって、おかしいって言ってあげるのが本当だよっ

 そうじゃない関係なんて、好きっていう言葉を免罪符に
 慾に溺れているだけじゃないか。

[だから、嫌悪したのだ。ジェフとその周囲を。
けれど、そう思って尚、止められない感情というのを
今まさに体験していて―――苦しい。]


 だから、そう思ったから、俺は……

[逃げ回っていたのに……と。]

 なのに先輩は、俺を酷い人にしようとする……。

[覗きこまれる顔を、両手が覆った。まるで泣くように。
けれど、涙は、まるで裡から溢れる焔で
蒸発させられたのか、まったく零れなくて。
ゆるく落とす両手の下、現れる眸は、ぞっとするほどの
情念に焦がれている。]

 本当に、趣味が悪いよ……―――

[それでも、ベネットがノックスに触れるなら。
この裡に荒れ狂う焔で、彼を焦がしてしまうのだろう*]


メモを貼った。


 そうだな、異端だと思うよ。
 だから、俺は気づかなかった。
 好きなことに気づかないまま蓋をして、そして結局失ったんだ。

 もう、失いたくないから素直になるって決めた。
 ノックスがいなくなって、傷つけたと思って、それからずっと、ノックスのことばかり考えて。
 いつもみたいに抱きしめられるだけでもいいから、傍にいたい。
 っていうのは、好きって事だと思うんだけど。

[両手で覆われた顔を見ようと、手を添える]


 慾だけなら、ほかの誰かでもいいはずだよ。
 ノックスじゃなきゃ、俺の思いは満たされない。

[エリアスに触れても得られなかったもの]

 酷いって、どうして?
 俺はそう思わないし、他の誰がそう言ってもノックスを好きな気持ちは変わらないよ。

[両手の落ちた顔、現れたアイスブルーを見つめて、近づく。
体は別にあるのに、心音が煩く聞こえて。鎮めようとその頬に唇で触れた]


メモを貼った。


[零した言の葉は、ジェフへの嫉妬と、
ベネットを想うからこそ彼の未来を憂いてのもの。

なのに、どこかベネットの答えは少しずれていて。
なのに、だからかノックスの琴線に触れるのだ
                 ――……いつも。]

 ぎゅって、するだけじゃ、もう済まないよ。

[頬に接吻け受けたまま喋る。
脇に垂らした腕が、今一度あがり、ベネットの肩に触れる。
そして、身体と身体を少し離した。]


 ねぇ、他の誰かと何かしたから、此処にいるの?
 だから、俺がいいと思ったの?

[近い距離、薄く冷たい筈の青が、裡に焔を燈して翠を見る。]

 もし、そうだったら、そうでなくても
 俺は、確かめる為にきっと……―――

[その身を暴いて翠を焼いてしまうよ……と。
誰かを上書きするように、もう何処にも逃さないように。


逃げるなら、今だよと、思いながら、
逃がさぬというように、唇に唇を近付ける。
逃げぬなら、噛みつくような、接吻けを。]


 俺からキスしたいって言ったのに、そんなこと、…嬉しいだけだよ。

[体が離れて、体温が遠ざかる。
かけられた声に思わずうつむいて]

 ……最後までしたのかは覚えてないけど。
 薔薇の精に、抗えなかった。ほら、薔薇の蔓の痕。

[首を示す]

 ごめん。

[自身でも、泣きそうな声になっているのがわかった。
逃げるつもりなどあるはずもなく、唇が近づいてくれば、自ら寄せて、目を伏せる]


[ベネットの懺悔に眉根を寄せて。
その言葉に覚えた感情を発露させるように、
唇が合わされば何もかも奪い尽くすごとく貪る。

あわいをこじ開けるように、舌を差し込んで。
口腔の中のどこも触れない個所がないように。
酸素すら奪う傍ら、唇の端から零れた唾液が、
彼の首筋を伝って薔薇の刻印を濡らす。]

 ――……薔薇ちゃんか

[その唾液を追うように、首筋へ落ちる舌。
思い出すのは、自分の隣にベネットの身を横たえた姿。
お節介な部分と、誰でもいいといった風な精霊の
どちらの部分が勝ったのかは、今は判らないけれど……。

薔薇の刻印に、まるで吸血鬼のように歯を立てる。
そのまま、抵抗なければキツク吸いあげて、血が滲むほど。]


[意識だけのはずなのに、合わせた唇から感じる熱さは、体が有るときと大差なく、むしろより強く感じて。
入り込んでくる舌に自らも絡めて、端から唾液が零れる]

 んん、…ノ、ク…ス。

[首筋を舐められると肌が泡立つ。痛みに小さく悲鳴を上げた]

 ずるい、俺も触りたいのに。

[金糸に口付けて抱き寄せる。耳朶に唇で触れて、小さく噛んだ。
薔薇にあてられた時とは違って、直ぐに事に及ぶよりも、彼をより感じられるように、ゆっくりと]


 んっ……―――

[首筋に埋めたが故に無防備な耳朶に、歯をあてられて。
痛みを耐えるようなくぐもった声を上げ、
つぅっと銀を引きながら紅を刻んだ箇所から、
唇を離す。]

 先輩、痛いよ。

[自分がしたことは棚上げにして、眉を八の字に。
指先で濡れた自分の耳朶を撫でて、甘い息を吐いた。]


 痛かった、お返し。

[いたずらっ子のような笑みを見せて、見上げてきたノックスに触れるだけの口づけを]

 ……もっと、していいよ?
 痛くても我慢するっていうか、嬉しいし。
 俺ももっと、触りたいし。

[鼻の頭に触れて、にっこり笑った]


 痛いのが嬉しいの?

[触れるだけの接吻けを受けた後、じっと翠を見詰める。
先輩って、Мなのかなぁ……と、心の中で思うも
伝えたら触れられた鼻を摘まれそうなので言葉にはしない。]

 とりあえず、部屋に行きましょーよ。

[きっと今の姿は、誰にも見られることはないと思うのだけれど。
照れ隠しもあるのか、そう提案する。
自分の頬を掻いて、その手を差し出した。

受け入れられたなら、部屋に向かって歩きだすけれど、
その途中で、ジェフの姿を見つけることがあったなら、
縄張りを荒らされた猫のように
ふしゃーっと毛を逆立てるかもしれない*]


メモを貼った。


 痛いのが嬉しい訳じゃなくて、触れられるのが嬉しいんだって。

[少しむくれて。
けれど差し出された手に頷いて右手を乗せる。
温かく感じるのは、おそらく気のせいではなくて、心の温かさだろうと思いながら**]


メモを貼った。


メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/12/28(Wed) 21時頃


【人】 鳥使い フィリップ

― 夜空の下 鐘楼の中で>>3:138
[早送りで赤い果実が熟すようにカルヴィンが赤くなっていく。
 肩が震えていないところから
 苦しくて顔を伏せたんじゃなくて
 恥ずかしさで顔を伏せていると、
 耳まで赤くなる様子に思う。

 一枚のブランケットを共有しているので、
 膝を抱え込むのに合わせて
 フィリップもしゃがみこみ翠で見やる。
 あれほど泣きじゃくる相手、
 今、こうして真っ赤になる相手。]

 ………え… けど、
 それだと、俺、代用品になれないよ。

[ただ、サイラスと言う見知らぬ少年の
 情報を聞きながら彼からこぼれた言葉に
 フィリップは、困ったようにそうこぼした。
 ……それは本当に困惑した声色だった。]

(196) 2011/12/28(Wed) 21時頃

フィリップは、困惑しながらも聞こえ始めた音に、黒に包んだ手を握って息を吐く。

2011/12/28(Wed) 21時頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/12/28(Wed) 21時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

― 鐘楼 ―
[真っ直ぐに刺さる視線に、耐え切れず翠をそらす。
 二人の間にいる鮮やかなほうは交互に見上げて。]

 ……そっか、そう、だよね。
 俺なんかじゃ、つとまらないよね……

[代用品として寂しくて痛い間だけ、暖かかった。>>2:54
 代用品であるならば、いつか、拒否されて捨てられても
 それは役目が終わっただけだと、
 ひどく痛まないで自分で納得できそうな気がした
 けれど、代用品でないならば……]

 ……代用品でよかった。


 代用品 が よかった。

[ブランケットから出るように立ち上がる。
 腕に鮮やかなほうを抱えて。聞こえる音は歓喜の歌……]

(200) 2011/12/28(Wed) 21時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[先ほど、初めて名前を呼ばれた時
 何故違和感を感じたかを朧げながらフィリップは理解する。]

 なんで……て、
 君は、捨てる 人なんでしょ?

[今は捉えてくる手が、
 いつかフィリップを突き飛ばし、
 たとえば鐘楼の階段を転げ落ちてしまうような。
 そんなことを想像して恐れながらも
 拒絶を否と言う風のカルヴィン、
 その手を払いのけることもできず捕まる。]

[けれど、怖い……伸ばされた腕も誠実さも、優しさも
 真っ直ぐフィリップ自身に伸ばされれば
 いつかそれが翻ることが脆弱な心には無性に怖く。]

[歩み寄ることも、逃げ出すこともできず硬直し立ち尽くす。
 棘が刺さった手を黒が覆っていて
 その分は逃げ出さずにすんだ]

(207) 2011/12/28(Wed) 22時頃

メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[捨てる、よ。と言う言葉が、
 今、捨てられたようで怖い。

 握られる手、手袋越しに暖かさが伝わる。
 手を振り払えば、
 すぐに消えてしまいそうな強さになっていく。]

 主を信じぬは見捨てられる……?
 けど……信じ方なんて、知らない。
 わからない、怖いっ……怖い……よ

[今にも消えそうな暖かさが本当に消える予兆に感じて
 下から立ち上るバラの匂いも今は怖い。
 一晩、今までだけで何度も緩んだ涙腺は
 締りが悪くなたのか、また緩んで]

(216) 2011/12/28(Wed) 22時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 捨てるの…が………怖い……?

[自分の怖さが何か?
 問われて思案する前に、
 次いだ言葉、歪む視界のまま瞬く]
[捨てられる怖さだけ思っていた。
 捨てる側の怖さを考えたことは一度もなかった。
 捨てるほうは、好き勝手に
 捨てるだけだと思っていた。]

[そんなに痛くない。その言葉に
 口を閉ざすカルヴィンから逃げたい気持ちが募る。
 ただ、先ほどの疑問が頭に残って
 ぎゅと、鮮やかなほうを抱きしめながら耐える。]

 ………俺が、君を…………?

[捨てられたら、捨てればいい、とは
 雪がやんだ直後ぐらいに言われていた。
 ただ、捨てる前から、選択肢が自分にある、ことは考えなかった。]

(223) 2011/12/28(Wed) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 捕まえても、いいの……?逃げたい時に。
 ……カルヴィンが、いやになっても……?

[おず、とおそる、おそる口にする。
 涙声でところどころ詰まりながら。
 握られた手がブランケットの端をそっとつかむ]

(224) 2011/12/28(Wed) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[頷く姿をブランケットの端、掴みながらじっと見る。
 捨てる、追い出す。渡された選択肢は
 次いだ言葉に結ばれて。

 それまで、掴まれていてあった、暖かさが離れた。
 だから、宣言と一緒覗き込まれて。
 なれない、自分で選択し、行うことを考えた。]

 ……………あったかい……

[ブランケットの端を掴んでいた手を
 おずと、カルヴィンの背に回して引き寄せる。
 離れていて冷えた分、取り戻すように抱きしめ小さく呟いた。
 ブランケットに包まれた肩口に、水滴を吸わせながら。]

(235) 2011/12/28(Wed) 23時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[鮮やかなほうが、挟まれて、もぞもぞと肩によじ登る。

 それ以外に、背側、上着が引かれる感触に気づく。
 鮮やかなほうを抱きしめていた手もカルヴィンに回して
 そっと、自分より下の位置にある頭を抱いた。]

 …………ううん……

[かすかに聞こえた言葉に、
 肩口に顔を埋めたまま緩く振る。
 カルヴィンの内心を知るすべなく
 ただ、妄執に染まっていない新たな選択を提示してくれた
 暖かさをフィリップは抱きしめた。

 鐘楼の下、一騒ぎあったことも気づかないまま。
 しばらく抱きしめた後、くしゃみひとつこぼした]

(247) 2011/12/29(Thu) 00時頃

メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

 ん………

[どれ位外にいただろうか?
 けれど夜が明けぬのだから
 そうでもないのだろうか?
 カルヴィンの言葉に、
 カルヴィンを抱きしめていはいても
 まだ温度が足りずフィリップはこくりと頷く]

 ……シャワー浴びたい。

[さっきっシャワーを浴びてから何度泣いたことか。
 いい加減顔の一つも洗いたく思い。
 抱きしめていた腕を緩ませればまた寒くて
 鮮やかを乗せていないほうの手でカルヴィンの手を握る。
 少しはあったかいだろうか?と]

(262) 2011/12/29(Thu) 00時半頃

[寮内のように見えるが少し違う気もする廊下を歩く。

 二人で歩いている姿を見て、野良猫が毛を逆立てても軽いため息をついてみせるだけ。
 これからは、私にじゃれついてくることも減るのではないだろうか。そう願っているよ。]


メモを貼った。


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:フィリップ 解除する

生存者
(3人 27促)

フィリップ
13回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
裏方
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.101 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび