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[彼が我に返ったのは、乱暴に扉を閉めた後。
少しひやりとする廊下の空気に触れ、大きく息を吐き出した。]
………はぁ
俺がアホか。
[帰る、とは言ったものの。
そこまで踏み切れず、かと言って今更戻るわけにもいかず。
教室からの声が聞こえる廊下の角に、ぽつんと佇んでいた。]
メモを貼った。
メモを貼った。
【人】 新聞配達 モリス[教室から出て行ってしまった友人の背を、軽く息を吐き見送った。 (8) 2012/03/08(Thu) 00時半頃 |
【人】 新聞配達 モリス[素っ気無い気もするけれど、本人としては精一杯の友情のつもりだった。 (13) 2012/03/08(Thu) 00時半頃 |
メモを貼った。
【人】 新聞配達 モリス …さて。 (16) 2012/03/08(Thu) 00時半頃 |
[ティッシュを仕舞うと、
肩を落としてガラガラと教室の扉を開けた。
こちらは誰も見てないだろうから、気付かれることはない]
なんだか悪いことしちゃったかな……。
ほんと、わたし空気は読めない。
あっ。
[とぼとぼ廊下へ出ると、角にサイラスの姿を認めて驚いた。
さっきの今だ。声を掛けるのは躊躇われたが
避けるように教室へ戻るのも違う気がする。同級生だし]
サイラスくん、こんなところで何してるの……?
[余計なお節介だとは我ながら思ったけれども
やるせないように見えたサイラスへと、おずおず言葉を掛けた]
メモを貼った。
………
[気まずそうに立ち尽くしていたが、
暫くして、鞄の中(ちゃっかりと)隠し持っている携帯が震えているのに気付き、周囲を確認してから内容を確かめる
あいつ……
[少し、親指がパネルの上を彷徨ったが
やがて短いメールを作成すると、送信。]
『to:モリス
おう
明日はよろしく。』
うおッ!!
[携帯を仕舞った頃か、声をかけられたのは
完全に油断していたものだから、つい声が洩れる。]
………なん、何だ。
俺はあれだ、……今帰るところだ。
[その廊下の角は、完全に昇降口とは逆方向にあるのだが。
咄嗟に口から出たのはそんな嘘**]
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【人】 新聞配達 モリス[自分の席で、雑誌を捲くる。 (31) 2012/03/08(Thu) 20時頃 |
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ッ……!
[と、ある声が教室内から廊下まで響いてくる
何やら買い出しなどと不吉な言葉が耳に入った気がして]
ちょ、ちょっと 隠れろ。
[自分が此処にいる事がバレてはいけない。
昇降口方面へ向かう生徒に見つからないように、
もしクラリッサが廊下から見える位置に居たなら、
角の此方側へ身を隠すように促しただろう。]
びっくりしたっぽい? ごめん。
ええと、驚かせるつもりは無かったんだよ。
……帰っちゃうところだった?
[ちょっと申し訳無さそうな表情で謝ると
んー、と暫く考えて、昇降口の方をちらりと見たが]
え、えっ!?
[唐突な展開に小さく声をあげる。
考え事の最中だったこともあり
隠れろ、というサイラスの言葉に反射的に従った。
慌てて角の方へ身体を沈めると、声を潜めて]
ねえ、どうして隠れるの?
メモを貼った。
や、別に……
あー…、……もうすぐ帰んの。
[謝罪から目を逸らし、
随分と歯切れ悪く言い訳をして。]
どうしてってそりゃ
………何か気まずい、だろ。
[ぽつ、ぽつと。落とす言葉は少ない。
しかし、足りない言葉を埋めるまで唇が動かずに
代わりに大きな溜息を一つして、壁伝いに腰を下ろす。]
【人】 新聞配達 モリス …わかった。 (51) 2012/03/08(Thu) 22時半頃 |
うん……そっかぁ。
[逸らされた視線とは逆方向へ、同じように視線を外したまま頷く]
サイラスくん。
[気まずいから、と理由を話す同級生に迷いながらも]
どうしようか。ううん、どうしたい?
男の子にね「こうしたほうがいいよ、こうすれば?」
って言うのは、ちょっと嫌なんだ。
よかったら、考えてることの欠片でも話してくれると嬉しいかな。
関係の薄い私なら、ちょっとは言いやすいことがあるかも。
[多分、役には立てないんだけど、と笑みを零して]
これでも、同級生じゃない。
[溜息をついたサイラスと同じように、しゃがみこむのだった]
やっぱり言いたくない、ってやつでもいいから。
【人】 新聞配達 モリス[ダーラの斜め後ろについていくように、ある種従者にも見えるだろうか。] (55) 2012/03/08(Thu) 23時頃 |
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……どうしたい、ねえ。
[かけられる言葉は、慣れていない女子のもの。
男子ならば、笑って蹴飛ばされるが大抵だった。相手にもよるが。
一連の話を黙って聞いていたが、ふと、声を張る]
考えなんてねーよ!ない、ない。
俺みたいなバカ、考えるだけ無駄なんだ。
[半ば自棄に、言葉をぶつける。]
…女子の気持ちなんて分かるワケねーよ、マジで。
……
[しゃがみこんだクラリッサに自分の表情を見られぬよう
髪をくしゃり、掻いて誤魔化して]
…でも
行き成り教室飛び出て、雰囲気ぶち壊したのは
……まあ、悪いと思ってるから。
関係の薄い誰かさんにまで、心配かけたみたいだしな。
[関係の薄い、をわざとらしく強調させて。
虚空へ視線を送りつつ独り言のように零す。]
メモを貼った。
[再び鞄の中の携帯が震え、メールが受信される
クラリッサとの話を一旦切って、こっそりと画面を開く。
―――と、表示された名前はホレーショー。]
あいつら、……ったく
[揃いも揃って心配しやがって、とメールを開けば、驚愕。]
っ、な
[幼馴染と思しき文章、そして謝罪。
思わず勢い良く携帯を閉じた。]
女子だって男子の気持ちはわからないときが多いよ。
もちろん、あの子だってそうかもしれない。
男子と、もしかしたら同じかもね。
[脳裏に浮かぶのは、ちょっと大柄な女の子の同級生。
髪を掻くサイラスから視線をずらして、教室の方を窺いながら]
うーん、でもやっぱり、女子だけはわかるかなぁ?
女子には生まれながらに女の勘ってやつが与えられてるし
おまけに涙も一滴だけついてくるのです。えへん。
[男子の人に見られたくない時があるっていうのは独特だと思う
女子にはあんまり解らないような、少しだけ想像できるような…]
多分だけど、誰もサイラスくんを責めたりしないんじゃない。
ちょっとびっくりしただけだよ。
[悪いと思っている、なんて言葉を聞けば小さく笑って]
私のこと? ほら、私ってばまま姉の役じゃない。
お姉さんぶるのは、うん、特権みたいなものだ。
[心配かけたとの言葉に、苦しゅうない、と返してから
強調された部分に応えるよう、光った携帯を横目で眺めて]
ほら。……えっ?
[呟いた刹那、
直ぐにサイラスが閉じてしまったのを見ると、
驚いたように、ゆっくり目を瞬かせた**]
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