人狼議事


202 月刊少女忍崎くん

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視点:


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 忍者隊 ジェームス

──人楼高校、校庭手前──

[栗栖と別れて向かったのはお好み焼き屋とは丁度逆の方向で、あたりを見回しながらでも、残念ながら白銀を連れたススムとは行き会わずじまいだった。]



(栗栖にもかわいいところがあるんだな)

[なるほど、もし夢子が佐藤にあーんをするときが来たら、
照れるシーンはやはりいれなければならないだろう。

まじまじと見てしまって、栗栖には悪かったが、参考になったのも含めて忍崎の機嫌はよかった。
よもや、その当人に、よくわからない奴 などと
思われているとは思っていない。]

(7) 2014/11/15(Sat) 03時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[買ったものがまだ温かいうちに別れた場所へ戻ると、別れたその場所には鷹野はおらず、忍崎はその場であたりを見回すことになった。
長身は目印になるが、人を探すときにも有利だ。

すぐに隠れてしまう小柄な姿でも
探せばすぐに見つかった。]


 た…

[──鷹野、と、そう声をかけようとして、
見えた真剣な横顔に、途中で声が消える。]

(8) 2014/11/15(Sat) 03時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[その奥にいる赤いフードをかぶった子どもの目線にあわせようとしてか、屈みこんだ姿勢で、シャッターが切られる。]

 ………

[数枚を撮った後、デジカメの小さな画面を確認した鷹野の表情が、自然な笑顔に変わる。満足がいくものが撮れたのだろう、とわかる顔だった。

狼と赤ずきんの二人に近づいた鷹野が、デジタル一眼レフの小さな画面を見せると、覗き込んだ少女の顔がぱっと明るいものに変わった。]

 ……

[それを、──ああ。 いいな。と思う。]

(9) 2014/11/15(Sat) 03時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[赤頭巾の少女が撮った写真をみたときのきらきらした表情に、
待っていてくれるだろう読者たちの姿が一瞬重なる。

あんなふうに自分も、読者たちにきらきらした表情をしてもらえる漫画を描けるようでありたい。とそう思えた。]

(10) 2014/11/15(Sat) 03時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[顔をあげた少女と何事かを話して、鷹野が子どもの手にあるカメラを受けとる。そのまま、再度ファインダー越しに少女とクラスメイトに向かい合う様子をそっと見守る。]


(鷹野は、写真に向かい合うときに、
 あんな顔してたんだな)

[普段は、被写体としてカメラのレンズを見つめることが多くて、
表情までは見てとれなかった。]

(11) 2014/11/15(Sat) 03時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[カシャッとまたシャッター音が響く。
声はかけないまま、小さな撮影会の様子を
少し後ろから眺めていた。

少し、勿体無いことをしていたか、と思う。]


───。

[今まで、近くにあったのに目にすることができずにいた、
その真剣な横顔に、知らず、口許が緩む感覚があった*。]

(12) 2014/11/15(Sat) 03時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス








『うお。 ──おいおい!
 小森! あれみろよ』

(13) 2014/11/15(Sat) 03時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[小森祭にクラスメイトの辰次から、そう声がかかったのは、丁度、校庭の見える渡り廊下を通りかかったときだ。黒鎧姿の辰次が窓の外を指差す。]

『今度はなに?』
『あれだよ、あれ!』

[腕を叩かれて、窓枠に連れられた小森は外を見た。]

『しかたないなあ』

[なんでも大げさなくらいに騒ぐ辰次のことだ。どうせそう大したものではないだろう。
そうは思いつつ、小森は示された先に目を凝らした。]

(14) 2014/11/15(Sat) 03時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス


『……』
『なっ?! 珍しいだろ!?』

[辰次が示したものが何かはすぐにわかった。190cmの長身は遠くからでもよく目立つ。]


『あいつ、あんな顔すんだなあ』

[つい、まじまじと見てしまった自分のその横で、はあー。と感心したように辰次が後ろ頭を掻いた。]

(15) 2014/11/15(Sat) 03時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス



『……あんたもみたことないんなら
 確かに珍しいかもね』

[──見えたのは、忍崎だった。その向こうに、
子どもの写真を撮っているまどかの姿も見える。

どちらもこちらには気づいていないようで、
二人は各々ファインダーと、
それを覗く背中に視線を投げている。]

『だっろー?
 あれ鷹野気づいてねえのかな
 おーーーい』

[少し褒めるとすぐこうだ。ふふん。と勝ち誇り、
忍崎たちに手を振る辰次に、小森はじとりと半眼を向けた。]

(16) 2014/11/15(Sat) 03時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス



『やめといたら。』

[まどかに声をかけようとする辰次のマントを軽く引く。あ?と疑問系の声とともに窓に身を乗り出していた黒甲冑が後ろを振り返った。]

『あ? なんで?
 鷹野にもおしえてやりたいじゃん?』

[せっかく珍しいんだし。と首を傾げる黒兜の向こうで、声に気づいたのか忍崎がいつもの真顔に戻ってこちらへ顔を向けるのが、小森からは見えてしまった。]

『…やめといたら?』

[面覆いをしていても、?マークを頭上に浮かべているのが見える辰次に目を眇めた。]

(17) 2014/11/15(Sat) 03時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[顔は見えないはずなのに、首の捻り方とポーズで、しっかり
「なんで?」と思っているのがよくわかる。]

『……』

[ちら、と辰次の後ろに見えている忍崎が、すっかりいつもの顔をしているのをもう一度だけ確認して、息をつく。]

(18) 2014/11/15(Sat) 03時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[あいつ確かに戻るのがはやすぎるわ。と、
内心で忍崎に言いながら]


『…今のは、見逃したのわかったら、
 悔しすぎそうだから』

[余計なことはいわないでおいたら。と、小森 祭は、目撃したものの詳細を友人に伏せる道を*選んだ*。]

(19) 2014/11/15(Sat) 03時半頃

忍者隊 ジェームスは、メモを貼った。

2014/11/15(Sat) 03時半頃


【人】 忍者隊 ジェームス

[渡り廊下側からかかった辰次の声に、顔をそちらに向けていれば、その間に写真を撮り終えたらしい鷹野が駆け寄ってきた。]



 いや。大丈夫。
 今戻ったところだ。

[渡り廊下に投げていた視線を、
鷹野の方へと戻す。
待たせたか。という言葉に軽く首を横にふった。]

(23) 2014/11/15(Sat) 04時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[一度、ちらと見やれば黒鎧の辰次はといえば、どういう理由か、隣の小森だろう背丈の伸びた白甲冑姿に小突かれて引きずられていくようだった。]

 ああ。色々撮っててくれたんだな

[頼んでいた写真の話に、鷹野の手元にある小さい画面を、たこやきに焼きそばのパックを潰さないようにやや背を丸めて上から覗き込む。]

 助かる。
 特に屋台の裏側は、必要なんだが
 中々見当たらないからな…

[屋台の並びはきちんときれいに見えるようにとられていたし、切実な要望にもしっかりと応えてもらっていた。たこ焼きをかるく持ち直して、鷹野へと頷いた。]

(24) 2014/11/15(Sat) 04時半頃

ジェームスは、マドカに、まず たこ焼きのパックをひとつ渡した。

2014/11/15(Sat) 04時半頃


ジェームスは、マドカに、ついでラムネの瓶を渡した。

2014/11/15(Sat) 04時半頃


ジェームスは、マドカに、やきそばと割り箸を渡した。

2014/11/15(Sat) 04時半頃


【人】 忍者隊 ジェームス



 いや。ちゃんと買えた。
 さっき丁度たこやき屋の前で
 栗栖にあってな

[なんなら冷めないうちがいいかと思って、先に渡した。と、
たこ焼きについては応えて、自分で渡したかったか?と首を傾げ]


 ……

[じ。と、そこで改めて鷹野の顔を見る。]

(25) 2014/11/15(Sat) 04時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[まじまじと見つめながら先ほどの事と、まどかが可哀相。
と、そう言われたことを改めて思い出す。]


 ………… 足りるか……?

[一応、礼は他にも用意するつもりではあるが、
これも十分でなかったら困る。と、
やや心配げに、鷹野の様子を伺った。]

(26) 2014/11/15(Sat) 04時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[遠慮などしていないだろうか。と、注視しながら、
やや赤くなってみえる鷹野の顔を見た。]



 しかし、高野はうちに来ると、
 結構なペースで
 ぶたまんなんかもつまむだろう?


[気づくと まとめて忍崎が蒸したうちの2こ、3こ、4こ──
と、消えていることがある。

あのペースでいくと実はこれでは足りない──ということもあるのではないか。と、育ち盛りの男子高校生たちと女子高校生のために夕飯を作ることもある家主は思っていた。]

(30) 2014/11/15(Sat) 05時半頃

ジェームスは、ちなみに料理スキルは一人暮らしの間にだいぶ上がっている。

2014/11/15(Sat) 05時半頃


【人】 忍者隊 ジェームス

─人楼高校、写真部展示教室─

[やきそばにラムネにたこ焼きに、と、食べ盛りの男子高校生は買ったものを全て綺麗に胃に収め、ついでにたこやきをほうばっているカメラ目線の写真を撮影したのち、移動した先は写真部の展示教室だった。

受付の当番をしている生徒に軽く頭を下げて教室に入る。

鷹野の写真を見知っている写真部の生徒は、忍崎の顔に、
「あ。」と驚いた顔をしたが、背の高さゆえに驚かれることは昔からよくあることだったため、忍崎は特に気に留めることもなく写真の展示された壁の方へと視線を向けた。]

(49) 2014/11/15(Sat) 18時頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[展示教室はまばらに人が入っていた。
どことなく落ち着いた空間に行くと
自然、口数は少なくなる。]


 …。

[壁とボードに張り出された写真を、
一枚一枚眺めていく。

人物をうつしたものや、動物や草花をとったものもある。

清楚な小ぶりのミニバラが大写しになった写真の前では、
これは氷見山先輩が得意そうだな……と、
いつも人物の背景に花を咲かせてもらっている
ひとつ上の先輩の顔が浮かんだ。

動物好きでもあったはずだから、
猫や犬の写真も展示されているここは、
つれてくれば案外と喜んでもらえるかもしれない。]

(50) 2014/11/15(Sat) 18時頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[その写真達の中でも、風景写真の前で足を止める時間は長い。
もはや職業病ともいえる。背景に鷹野がアシスタントに入ってくれるようになっていくらか緩和したとはいえ、見ないで描くと、パースが惨憺たる有様を呈するので、いまだに資料写真は手放せない。]


 ────。

[学校近くを取ったと見える、「いいな」と思った風景写真の一枚を、じ。と睨むように見据えていると、背後からひそひそと
「……敵情視察?」「撮影者になにか恨みでも」と、声がした。
幸か不幸か、集中している忍崎の耳には届かない大きさだったけれども。]

(51) 2014/11/15(Sat) 18時頃

【人】 忍者隊 ジェームス



 …ん

[>>48 ──変わりに目に入ったのは、
キャプション上の名前だ。]

(52) 2014/11/15(Sat) 18時頃

【人】 忍者隊 ジェームス


(…… ああ、)

[鷹野の名前を見てから、写真へと視線を戻す。

──ああ。 と、今度は資料としてではなく、
別の、もっと個人的な感慨から、
忍崎は、もう一度その風景を見直した。]

(53) 2014/11/15(Sat) 18時頃

[今回の文化祭で駿が一番楽しみにしていたもの。

それは文芸部が発行している部誌、"珠玉"。]


[忍崎のマンションで
駿は"珠玉"と出会った。]


[中学で陸上部に入ったのに、特に理由はない。
なんとなく惹かれた。そんなものだったと思う。

だが、走れば走るほど陸上というものが
自分の一部となり、切り離せなくなった。]


[駿が専門としている長距離には
スピードで魅せ
一瞬で決着がつく短距離のような華やかさはない。

自分の心音を、前を後ろを隣を走るランナーの
息遣いを感じ取り、地を蹴る。
他者のいい流れを封じて自分の身体を風にのせ、前に。
一番、前に。その繰り返しだ。

それが苦しくて、でも楽しかった。]


『お前も、好きだなー。』

[と同じ陸上部員の奴にも言われたくらい
ただただ、日々走った。

長距離と短距離、種目は違えど同じように
たんたんと練習をこなす忍崎も
きっと陸上に対する気持ちは同じだと思っていた。]


[だから高校生になってしばらくして
ようやく入部ができるようになった頃。]

もう入部届け書いただろ?出しに行こう。

[と声をかけに行った忍崎に断られた時は驚いた。]


陸上、嫌いになったのか?

[とショックを受けつつも
食い下がる自分を仕事部屋であるマンションに連行し
少女漫画家であることを話してくれた時も、驚いた。

そして驚く駿の手に、締め切りが近いと
有無を言わさないようにカッターを握らされた時も。

当然NOと言えずに動かした自身の手がトーンというらしい
シールのようなものを綺麗に切り取った時も。

驚きの連続の末、忍崎の手伝いをするようになった。]


[そうして陸上部の練習がない時には
手伝いでなくとも、たびたび上り込むようになっていた駿が
彼の部屋でふと見つけたのが"珠玉"である。

その日も何故か白銀に追いかけられていて
ストレスを部活で発散させようと放課後が待ち遠しかった。
だが、生憎の天気模様で部活が休みになったので
なんとはなしに忍崎の部屋に寄ったのだった。

はやくこんな色の下で走りたい。
そう思って綺麗な空色の表紙に手をのばし、
家主の断りなくぱらり、と開いた事はよく覚えている。]


[ぱらぱらとめくった駿の目にその作品が止まったのは
難解な漢字や表現が紙面を踊る他の作品とは趣向が異なり
ひらがなが多い童話だったから。ただそれだけであった。

が読み進めるうちに、駿でも理解できる簡素な表現であるのに
どこかじんわりと暖かく描かれる情景。
感情豊かに生き生きと動く登場人物たち。
ちょっぴり切なくてちょっぴり不思議でとても優しい物語。

そんな"星"を集める子どもたちの話に夢中になった。

読み終える頃には感じていたストレスも
走り終えた後の様にどこかに吹き飛んでいたのである。]


[作者の名前はすぐに確認し、覚えた。
"早乙女スピカ"先生。
名前と作風からしておそらく女性だろうか。

忍崎にも作品を読んで聞かせてこの素晴らしさを伝えたが、
何故か女子に怖いと大評判の真顔で
何やら唸っていたように駿には見えた。]


[忍崎やその他クラスメイトなどから
聞いた"珠玉"の入手方法は非常に難易度が高かった。

基本的に、1年に1回の文化祭での
定期発行を除けば、発行は不定期。

作者たちのやる気次第、部誌が発行できるほどの作品が
集まり次第に発行するのだという。

発行部数もページ数や
前回の配布状況に左右されるらしくまちまち。

配布場所――これが一番厄介で、
図書室の本棚の間や美術室の隅。
人目につかないところに
『ご自由に』という張り紙だけ貼られて置いてあるのだという。]



何でこんな手に入れにくいんだ?
読んでほしくて書いてるんじゃないのか?

[とあまりの難易度に思わず呟いた駿に]

『自分の書いた物語を読んでほしい。
 でも感想は怖いし恥ずかしい!
 って複雑な作家心なんじゃないか。』

[なんて言ったのは誰だったか。

作家とは顕示欲が強い生き物だと思っていたので目から鱗。
なるほど、と納得して日々"珠玉"入手を試みたが
未だ自力で手に入れることはできていないのである。]


[何故か、毎号手に入れている忍崎のおかげで
"早乙女スピカ"先生の作品はすべて
読むことはできているのが幸いである。

それにしてもどうして毎号手にできているのだろう。
日々ネタ探しの為に学校の至る所に
出没したりしているからだろうか。

忍崎に直接聞いても、
何やら慌てた様子を見せて教えてはくれなかった。

彼の文芸部に対する態度は度々首を傾げるものもあったが
忍崎のおかげで"早乙女"先生と出会え、
心穏やかな時間を貰えているのである。

些細なことは気にしないことにしている。]


[そして本日、文化祭。
1年でこの日だけはどこで
何部発行しているか判明している"珠玉"。

それを手に入れようと密かに気合を入れていたのだが
運動部である駿に与えられたお化け屋敷の出番は多かった。
もちろん文化祭の主役、
文化部の忙しさを見ればNOと言えるわけがない。

朝一番からお化け役をこなしていたが
正直いつ売り切れになるかと気もそぞろだったのである。

気になりつつも、代役をしてもらってる身で
まさか自分の用事を済ませることもできない。
今現在も未だ部誌は手にできておらず。
――その結果、つい色々配慮を欠いてしまった伝言>>2:*3になってしまったのは、そう。しょうがないのだ。*]


メモを貼った。


【人】 忍者隊 ジェームス

[坂の上、高台になった公園からは、
橋のかかった川と町並みが見えていた。

よしっ、と鷹野まどかが、ファインダーを覗いたその瞬間、


その切り取られた風景に、
さっと、人影が重なった。


シャッターを切る指を止める間もなく、
ごっっ と 一陣、風が過ぎ去る。]

(60) 2014/11/15(Sat) 21時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[フレームに映りこんだのは、横顔だった。

朝日へ向かって駆け出すひたむきな。

微かに息を切らしながらも、
前を見据えた真剣な眼差しで、


首裏に湿布を貼った男子の横顔だった。]

(62) 2014/11/15(Sat) 21時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[鳥の羽ばたきが頭上を登っていく。広い肩が上下して、
走っていた足が緩やかに止まる。]



 ……だめだったか……

[憂いを帯びた横顔が、朝の清涼な空気の中、青空を見上げた。
追っても捕まらない青い鳥を名残惜しむように朝日に目を眇め、
長身の青年は、緩く息を吐いた。]

(63) 2014/11/15(Sat) 21時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[風のごとく、フレーム内に飛び込んだ青年は、
そのまま暫く空を見上げていたが、
そのうちに、なにかを諦めたのだろう。

湿布の貼られた首後ろを押さえて、黒いジョギングウェアを来たその男は、視線を地上へと降ろした。
カメラを構えていた手も緩やかに体の横へと下ろす。]


 ───?

[と、首をめぐらせた先、
踏み台の上で少女が、
一眼レフをもって立ち尽くしていた。]

(69) 2014/11/15(Sat) 21時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[踏み台にのって漸く首を曲げずに話せるくらいの、
小柄な背丈にはややも大きく見えるカメラが目に止まる。]



 ……それ 

[視線をカメラに固定したままで、
男の手がもちあがった。
無愛想な声と共に、指が、カメラの目をさす。]

(70) 2014/11/15(Sat) 21時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス


 ………

[ゆっくりとそちらに歩み寄ると、寧ろ慌てた様子で
少女の方から駆け寄ってきた。
町を取っていた。という謝罪の言葉と同時に、
持っていたカメラがずいっと差し出される。]



 …

[一回り以上は大きな手が、小柄な一年用のジャージを羽織った少女からデジタル一眼レフカメラを受け取る。]

(74) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[ひっくり返すと、小窓に先ほど彼女がとったと思しき画面が映し出されていた。

撮れていたのは、走りこんできた自分の横顔と、
空の向こうに豆粒のような黒点になった鳥の姿。]

───…

[その後ろには、朝日に照らされる町並みと
川の表面が、キラキラと映っていた。
手前の顔にピントが合わされてはいるが、
町と川幅の広さが、よくわかる。]

(75) 2014/11/15(Sat) 22時頃

ジェームスは、マドカの写真を暫く黙って見つめ

2014/11/15(Sat) 22時頃


【人】 忍者隊 ジェームス



 これ、

[たっぷりの間を挟んで、顔が上がる。
無愛想な顔が、正面からそこにいるカメラの持ち主を見止めた。]


        もらってもいいか。

[軽く、渡されたカメラを持ち上げる。
低い声が緊張した面持ちへとむけられた。]

(76) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 忍者隊 ジェームス

   写真の方だ。

(81) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[一息に生じた誤解を否定して、怯えた様子を見やる。]



 …焼き増しでいいから。

[よく言えば落ち着いた、淡々とした声が話を続けた。
渡されたカメラを差し出す。]


 ……

[じ。と私服の上に羽織られたジャージを見て、
す……と一眼レフを返して空いた手が、
まどかの頭あたりで水平に動き高さを測っていった。]

(82) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[見やる視線はジャージの上に置かれている。
145pの高さを測り終えて、
ジョギングウェア姿の忍崎は頷いた。]



 人楼高校の、鷹野だろう?

[── 美術の選択で一緒の。と、
添えて頭のつむじをみて、
うん。と改めて確認したように、
長身の同学年生は、少女の名前を口にした。]

(83) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[カメラを返した少女が叫ぶ。]




 ……身長?

[──と、ジャージで覚えていたのだが、
カメラを使うのだとは知らなかった。

見下ろしたままでいれば、ほとんどはじめて、
小さい鷹野の顔を、正面から見ることになった。]

(92) 2014/11/15(Sat) 22時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[美術の授業で、写真を模写していたな。ぐらいの認識はあったものの、顔をはっきりと見た記憶はない。

だから認識は、ジャージ姿とよく見えるつむじと、
作品の下に貼られた「鷹野まどか」という名前だった。]


(意外と目がでかいな)

[上から見るとあまり見えない部分をまじまじと見返しながら、
たどたどしい名前に、ああ。と声を返した。

──どうやら、相手からも認識はされていたらしい。]

(93) 2014/11/15(Sat) 22時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[焼き増しするから!>>91と、意気込む様子に、
ありがたい。と、礼を添える。]

 わかった。
 教室にいけばいいか?

[人楼高校の選択授業は数クラス合同だ。
鷹野は何組だっただろうか。そんなことを思いながら、
また今度。とそういうのに頷いた。]

(94) 2014/11/15(Sat) 22時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス




  ──ああ。じゃあ、また学校で。


[それが、初めて鷹野と交わした会話だった*。]

(95) 2014/11/15(Sat) 22時半頃

忍者隊 ジェームスは、メモを貼った。

2014/11/15(Sat) 22時半頃


メモを貼った。


―お化け屋敷前廊下・少し前―

違います。

[デート中?と言う花園には敬語で即答でした。
普段から追い回されて迷惑しているのは
同級生である花園ならば知らないはずないだろう。
まさか彼女が白銀側についてこっそり
手助けしたりしているつもりなんて知らない駿は首を傾げる。]

………?!

[『知り合いだったけど、知り合いになった』と言う氷見山先輩
『私のことを知られていたの』と言う花園を見比べる。
駿の顔には疑問符が浮かんでいた。]


あ、あー………。なるほど……?

おめでとうございます?

[要するに氷見山先輩が一方的に花園の事をずっと見ていた。
たぶんそういう意味で。
そしてそれが伝わり知り合いに、今日なったと。
そう解釈し、お祝いの言葉を贈る。

まだ"知り合い"であるから遠い道のりになりそうだな
とかふらりと視線を逸らす氷見山先輩の押しの弱さを思えば語尾は疑問形。]


そうか。嬉しいけど、……花園の出番はもっと後だったか?
後になればなるほどリピーターを
驚かすのは大変になるだろうな。…頑張れ?

[嬉々として語る花園には応援の声をかけてから
いいよと頷く氷見山先輩に伝言を頼む。]


ありがとうございます!お願いします!

[氷見山先輩のどんよりした瞳>>*1も内心にも
浮かれている駿は気づかない。
今日一番の笑顔でお礼を言った。]

『榊原ー?!なーにやってんの?
 俺のたこやきはー?』

ん?ああ、ごめん。っておお。
そっちもがんば、ってください。

[そうこうしていればおつかいを
頼まれたクラスメイトに見つかり、連行される。

背中から聞こえた花園の声にお化け屋敷頑張るぞ。
と反応しそして2人いや主に氷見山先輩に向けてなんとか"知り合い"より上になれるように声をかけながらお化け屋敷に消えて行ったので、どう受け取られたかは不明だった*]


− 回想・お化け屋敷付近

えーっと、どうなんでしょう?
“デート”という定義によりますけど…。

[真理に『デート中?』とはりきって聞かれて、
“デートとはなんぞや?”に思いを馳せる。

が、速効で否定する声が隣から聞こえれば]

…違うみたいです?

[と、曖昧ながら追従の姿勢、ただし疑問系。]


お二人のがデートならデートかも、なんて。

[なんだかよくわからない関係らしい二人に、
そう水を向けて、やり過ごそうとしつつも。]

流石、氷見山先輩ってことでしょうか。

[真理の発言に何やら納得しつつ、
男子二人がこっそり内緒話している間に、
今までの成果を見せてもらう。]

すごい…ですね。

[見事に氷見山づくしたった。
その量に圧倒されながらも、嬉しそうな真理をみて、
つい釣られて笑顔になりつつ、
自分もそれまでの話を報告する。

書道部へ行って栗栖先輩に会ったこと。そしてー。]


どうやら榊原選手の一番の理解者は、忍崎先輩のようです。
…私も負けていられません。

[静かに決意表明をした。それからはふつーに文化祭の話をして。]

あ、後、栗栖先輩がたこやきあーんってしてました。

[中途半端な情報を落として、連行される榊原に気づけば、
改めて二人に挨拶して、ひょこひょこと後を追った。]


―お化け屋敷―

『あー!榊原やっと帰ってきた!』
『何?混んでたの?………ああ。』
『なー俺のたこやきー』

[お化け屋敷の暗幕の外側の方へ続く
扉をくぐると一斉に声が振ってくる。

少し非難めいた視線や疑問を飛ばしたクラスメイトたちは
すぐに後に続いてお化け屋敷に入ってきた白銀の姿を
見れば生温い視線でこちらを見て頷いた。]


【人】 忍者隊 ジェームス

─ 人楼高校、写真部展示室 ─

[展示室に飾られた通学路の急坂は、
初めて鷹野と話した公園にも続く道だ。


ああ。そういえば、そんなこともあったな。と、
ふと、初めて話したときのことが思い出された。

あのときは徹夜明けで、
ネームが終わっていざ下書きを。と
思えば鳩の丁度いい資料がなく、
鳥を追いかけ、上を見上げながら走る──という不自然な苦しい姿勢での行動を強いられていたのだった。

おかげで軽く首を痛め、
暫く湿布が手放せない生活だった。]

(133) 2014/11/16(Sun) 00時半頃

ごめん。ちょっとな。色々他にももらってきたぞ。
はいはい。たこやきな。
ちょっと売り切れみたいだったからお好み焼きでいいだろ?

[説明するのも面倒だったので適当にとってつけた嘘を吐きながら
白銀の方にありがとう、と言ってお好み焼きを受け取ろうとして
袋の中に1つしかないのに首を傾げた。]

何?白銀、大盛りの買うんじゃなかったのか?


ジェームスは、──は。と、そこで何かに気づいたように動きを止めた。

2014/11/16(Sun) 00時半頃


【人】 忍者隊 ジェームス

[昇る坂道を移した写真の前、
 サァァ…… と 光のように理解が降りた。]



( そ う か ……!)

[よく考えればわかることだった。
出会いのときにヒントはあったのだから。]


(ああ……そうだったのか……)

[かわいそうだ。と栗栖が言った訳も、小柄な体格が良い。と言ったら何故かゆすられた理由にも、全て納得がいった気がした。]

(134) 2014/11/16(Sun) 00時半頃

ジェームスは、── よし。と、心ひそかにひとつのことを決めた。

2014/11/16(Sun) 00時半頃


資材に群がるクラスメイトにああ、持って行っていいぞ。とうなずいた。


- そして、お化け屋敷 -

[榊原の後を追うようにお化け屋敷の裏方にお邪魔する。

なるほど、こうなっているのですね、等と、
取材モードで周りをきょろきょろしていたので、
いつもの生温い視線は受け流していたのだが。]


えっ。

[長らく抱えていた資材をようやく手放した榊原が、
お好み焼きに手を伸ばしつつ、紡いだ言葉に、
この日一番の“がく然とした表情”を浮かべ、
それから徐々に視線を落として、うなだれた。]

この子は、うちの子じゃなかったんですね…。

[それまでの会話の流れで、
てっきりご馳走してくれると思っていた、など、
説明はかっとばして、しょんぼりしている。]

さよなら、元気でね。
[目を潤ませながら、榊原の持つ大盛りお好み焼きに別れを告げた。]


【人】 忍者隊 ジェームス

─人楼高校、写真部展示教室─

[後ろから掛かる声に、ん。と背後を振りかえる。>>136 たどたどしかった呼びかけは、今では随分耳慣れたと思う。]



 ああ。わかった。

[その場で頷いてから小さく首を振る。
気にしないでいい。と下がる眉に手をふった。鷹野も四六時中大男と一緒では息も詰まるだろう。整理についていって何ができるわけでもない。]

(148) 2014/11/16(Sun) 01時頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[とまれ、一時別行動の提案に頷いて、
念押しに、少し表情を和めた。初めて話したときの、怯えていた顔を先ほど少し、思い出したせいかもしれない。]


 わかった。何か手伝いが欲しかったら
 そっちからもメールしてくれ。

[荷物運びなんかの用事があれば、
手伝うこともできる。
強い念おしに、もう一度頷く。]

(149) 2014/11/16(Sun) 01時頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[じゃあ行ってくるね!という鷹野に
軽く手を振って背を見送る。]


 じゃあ、あとでまた。

[口にした台詞は、公園で出会ったときのものと、
少しばかり似たものになった*。]

(150) 2014/11/16(Sun) 01時頃

忍者隊 ジェームスは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 01時半頃


えっ。

『お好み焼きでも全然大丈夫ー!
 おお、山盛りーってあれ箸2膳?』

[渡された大盛りお好み焼きを同級生に渡そうとすれば
何やら白銀にものすごくしょんぼりされた。
様子から見るに、どうやら2人で食べるものだと思っていたらしい。]


『………なあ。これ。』

[はしゃいでいた同級生が目を潤ませる
白銀の様子を見かねてお好み焼きを差し出してくる。]

…………、

[しばし逡巡したがやはり先に頼んだ同級生を
優先しようと手でお好み焼きは制する。

ふぅと息を吐いて、うなだれる白銀を覗き込んだ]


……後で買ってやるから。たこ焼き。

[ひそりと彼女の耳元に、落とす。
売り切れたなんて嘘をまた説明しなければいけない可能性を考えれば、面倒事は避けたい気持ちから発生した距離だったが周囲はそんな事分かるはずもない。**]


メモを貼った。


あ、違うんです。
さっき、榊原選手を追いかけようとして
転んだ時の傷が痛いだけで、でも、全然平気ですから。

[ついつい未練がましく大盛りお好み焼きを見送っていたら、
なんだか気まずい空気が漂ってきたのに、珍しく気づいて、
明後日なフォローをしはじめた、が。]

…平気、ですから…。

[結局は弱々しい主張をしただけで再び俯いてしまう。

なんだか悲しい気持ちになるのは、
きっとおなかが減っているせいだろう、とこっそりと分析する。
きっとそうに違いない…。腹が減っては戦ができぬ。]


[けれど、耳慣れたため息が一つ聞こえた後で、
人が近づく気配がして、耳元で囁かれた、声]

はいっ、了解しました!

[顔をあげて、元気よく返事をする。
そこには、花や点描がふさわしい、晴れやかな笑顔があった**]


メモを貼った。


忍者隊 ジェームスは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 11時半頃


【人】 忍者隊 ジェームス

──人楼高校、校内──

[鷹野と分かれて写真部展示室を出て後。
忍崎はパンフレットを凝視しながら校内をひとりで歩いていた。

校庭は先ほど大まかには見回り終わり、
回っていないのは校内のイベントが主にである。]


(……とりあえず文芸部にもよって……
 新聞部の方も見ていくか)

[パンフとにらめっこをしながら、
回るルートを確認する。]

(163) 2014/11/16(Sun) 15時頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[ホラー映画上映会の様子からして、(実際は、気絶までするほどこわがる氷見山のお手柄のようなものだったが)おばけ屋敷に鷹野を連れて行っても問題はないだろうが、怖い。とは言っていたし、ひとりで回るのもなしではない。》



(できれば、誰か捕まえたいが)


[怖がるヒロイン役とそれを安心させる
ヒーロー役が欲しいところだった。

──既に、花園と氷見山がある意味その形式に嵌っているとは知らず、思案する。

展示物の方はたしか新聞部も、笠原から聞いたところによれば、二階渡り廊下でバックナンバーの展示や人気記事投票をやっていたはずだった>>1:35。]

(164) 2014/11/16(Sun) 15時頃

【人】 忍者隊 ジェームス

[展示教室近辺を歩きながら、窓の外をみると校庭が見えた。
屋台の下に、トラックがすこしだけ顔を覗かせていた。]


 ───。

[新聞部に文芸部に、陸上。
思い返して少し歩く速度を緩めた。

そのみっつが繋がる線を、
自分は知っている。]

(165) 2014/11/16(Sun) 15時頃

忍者隊 ジェームスは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 15時半頃


【人】 忍者隊 ジェームス

 …………

(166) 2014/11/16(Sun) 15時半頃

ジェームスは、遠い目で窓の外に広がる青い空を見た。

2014/11/16(Sun) 15時半頃


メモを貼った。


【人】 忍者隊 ジェームス

──人楼高校、廊下──

[ふ。と遠い目をして窓の外を仰ぐ。
昼をすぎてもなお、
本日は実にいい天気である。]



 …

[ほぼ無表情で外を見ている長身に
なにやってんだあいつ…と
そういう目が向けられていたことには、
残念ながら、気づかないままだった。]

(171) 2014/11/16(Sun) 21時半頃

【人】 忍者隊 ジェームス

──お化け屋敷前──

[それから。新聞部の記事投票の張り出された廊下を通り、
実行委員会の腕章をした笠原に、
「文化祭の突発企画の方おかげで結構盛り上がってるよー」と
笑われながら、氷見山の記事に投票が集まっている話を聞き、
今年のお好み焼き屋には男女の二人連れが多いだとか、
校庭で手をつないでいるカップルがいただとか、
その手の話に「詳しく」と真顔で割り込んで、噂話をしている男子生徒を思い切りびびられたりしながら校内を回り、

ぐるりと校舎内を歩いている間に、
190cmの長身はお化け屋敷前にまで戻ってきた。]

(172) 2014/11/16(Sun) 21時半頃

忍者隊 ジェームスは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 21時半頃


【人】 忍者隊 ジェームス

──お化け屋敷前──

[結局のところ、そう丁度良く
もうひとりは捕まらず、
視察だけでもと受付で1名の入場を頼んだ。

受付役のときに回ってきたのが
友達同士かカップルか、
ともかく複数人での入場希望する者が
多かったのかもしれない。

受付の女子生徒は少し怪訝な顔をしたが、
1名のみでの入場を拒むルールもなく、
暗幕の下がった入り口から、
無事に案内される運びになった。]

(178) 2014/11/16(Sun) 22時頃

――お化け屋敷・暗幕の外側――

[元気な声があがって、ほっと一息をついて胃をさする。

いや待ていつの間にかナチュラルに
奢ることになっている?!あれ?!どうしてこうなった?
と顛末を辿るのに夢中だった駿は周囲の視線が「結局仲良いのかよ」と言いたげな、更に生温いものになっていることには気づかなかった。]

『…本当だ。痛そうだけど大丈夫?』

[生温い視線の中に混じって先ほどの
白銀の嫌がらせ(にしか駿には聞こえなかった)
いくつか心配そうな視線も飛んできていた。
級友の声につられて、白銀の足を見やる。]


何でそういう事は言わないんだ。
……まだ痛むのか?

[全然気づかなかった。
怪我はないようだが赤く腫れている両膝を見て余計な事は言うくせに、と眉をしかめた。

陸上部である駿にとって足の不調は特に一大事であるから思わず出た反応であるのだが。どう伝わったのだったか。
痛いと言われても言われなくても、
自分のロッカーから常備してある冷湿布を取ってきて渡しただろう。**]


メモを貼った。


いえ、大丈夫です。
その、意識しなかったら、忘れるくらい、なので。

要は、多少微熱でもちゃんと計測しなかったら気にならない、みたいな?

[榊原の級友に膝の怪我を心配されて、慌てて誤魔化すも。]

『それって結局痛いってことじゃないの?』
『打ち身は長引くよー。』

[などと脅されてる間に、榊原から冷湿布を手渡された。]


あっ、ありがとうございます。

[榊原選手が、私のために…、とあからさまに嬉しそうな表情を浮かべて、しばし立ちつくす。]

『いや、貼れって』
『握りつぶしちゃだめだよー』

あっ、すみません。

[慌てて立ったままの姿勢で、湿布を取り出そうとする不器用っこを見かねた女子生徒に導かれて、椅子に座らされて代わりに貼ってもらった。]


【人】 忍者隊 ジェームス

──お化け屋敷──

[入り口をくぐり入った先は、流石に暗い。
薄ら寒いBGMの中、ぶつからないように、
顔の前に軽く手をかざして歩く。

長身を考えられていない場合があるせいで、
幾度も額を ゴッ とぶつける事故に会い
結果としてついた癖だった。]


(……。 …… よく見えないな)

[当たり前だ。]

(179) 2014/11/16(Sun) 22時半頃

ありがとうございます。

[椅子に座ったまま深々とお辞儀。]

『しばらくここで休んでいてもいいよ』

[重ね重ね親切な提案に(中にはぎょっとしている生徒もいたかもしれないが、)どうしたものかと榊原の姿を探してみる*]


【人】 忍者隊 ジェームス

[2-1の出し物は、お化け屋敷である。

明るい中堂々とお化けが光の下を歩いてどうするというのか。
ススムに内心が聞こえていれば、そうつっこみを入れてくれたかもしれないが、残念なことに声には出されなかった。]


 ……

[よって、つっこみは不在のまま、
暗闇に目を凝らす。

──と、眉間に皺が寄り思い切り前方を
睨んでいるような顔になる。]

(183) 2014/11/16(Sun) 22時半頃

メモを貼った。


ジェームスは、暗幕の向こうでおどかそうとしている生徒が、「ひっ!?」と竦んだのに気づいていない。

2014/11/16(Sun) 23時頃


[折角渡した冷湿布を握り締める白銀を見て
おい。臭いあって嫌かもしれないが…と眉間の皺は更に寄る。

が、級友のフォローが入ったのを見ると
意識はお化け屋敷の方へと。]

あ。そういえば俺の代役
保がしてたと思うけどどうなって

『榊原ー!代わって代わって!
 なんか褒めただけなのに保に押し付けられたんだけど
 俺、囲碁将棋部の方行く時間なんだわ!』


[え?と思って携帯をポケットから取り出して確認すれば
いつのまにかメールが来ていた。
目を通して、文面と現実の違いに沈黙する。]

…………。
ああ、分かった。悪かったな。部展示は何やってるんだ?
後から時間できたら行くよ。

『助かった!
今流行のカードじんろーやってるんだ。楽しいぞ!』

[囲碁将棋部だよな……?じんろー?
と首を傾げながらもウィッグを押しつけて去っていく級友を片手を挙げて見送る。]


そして眉間をひそめて携帯を操作した。


TO:保
FROM:駿
件名:Re:Re:サボってるの言いつけるぞ。
本文:

押し付けられたって言ってるじゃないか!


[いずれにせよ、お言葉に甘えて
しばらくは休ませてもらうことにする。]

なんだか、不思議な気分、です。

[ぽつりと呟いた声は、恐らく暗がりの中に消えたか。

去年の文化祭は、友達に誘われて遊びにきたのだ。
その頃は、親や先生に勧められるまま
お嬢様学校を第一志望にしていた。
けれど、文芸部があることを知って、『珠玉』と出会った。

いかにも手作りの凝った装丁の部誌に、
まさに“珠玉”な作品が詰められていて。

この中で混ざりたい!そう思って、急遽進路を変更して、
周りを驚かせた。もちろんこの学校に
惹かれた理由はそれだけではなかったけれど。]


ん?ああ、休んでたほうがいい。

[きょろきょろと見回している白銀と目が合えば
手にした長髪ウィッグをそろそろと背中に隠す。

少し聞こえた言葉に
ここにいてくれれば仮装姿は見られないしな。と頷く。
傍目には親切な提案に同意しているように見えただろう。]

俺はちょっと井戸直してくる。

[本当はお化け役をしながら、
やっぱり気になる井戸を修復するつもりだが。
嘘は言っていない。暗幕の内側に姿を消した。*]


そういえば、江入ひみこさん、でしたっけ。
3年生でなければお会いできると思っていたのですが。

[中でもシナリオのような作品>>*8が印象的だった。
目を閉じれば容易に少女漫画的なイメージが思い浮かぶ。

その作品をみて、自分の書くお話も受けいられてもらえるかも、と
思ったのもあったのだった。

そうして今年の春、念願の文芸部入部!のはずが紆余曲折あって、
新聞部に所属しつつ寄稿する、という形に落ち着いた時、
彼(女?)について部長に確認したけれど、
正式な部員ではなかったという曖昧な説明しかしてもらえず。]

その方も、うっかり他の部に入ってしまったのでしょうか?

[当時も口にした想定をぽつりと口にする。

暗幕越しに「なんか向こうからぶつぶつお経唱える声がする!?」と驚く客がいたりいなかったり。]


あ、榊原選手が戻ってきたら、
去年の文化祭、何をされてたか聞いてみましょう。

[本人は取材の一環のつもりだけれど、
客観的にみればどう考えても単なる興味本位だ。]


メモを貼った。


メモを貼った。


――お化け屋敷・暗幕の内側――

あー……そうだろうとは思ってたけど。

[少し見慣れた暗闇の中に戻れば
案の定ところどころ破壊されている
内部の装飾や仕掛けに溜息をつく。]

しょうがないけど、……っ?!
……壊れたの落ちてるのはちょっと危ないな。

[下ろした足の感触に驚いて良く見えない足元を手で探ると
仕掛けから千切れたのであろうおもちゃの蛇を捕獲した。]

盛況なのはいい事だけど。

[「ひっ?!」等と聞こえてくる叫び声を聞きながら
できるだけ手直し等をしつつ井戸へと足を進める。]


[持ち場の井戸のあたりに到着すれば
他のお化け役に驚いたように声をかけられる。]

『あれ駿この時間も当番だっけ?』

お疲れ。
あー、うん。そんな感じ。

[暗闇で携帯を開けばボワっと辺りが照らされる。
新着メールはありません、と表示される画面を見つめて息を吐く。
まあいいか。少しすればまた交代だし、と白装束のポケットに携帯を戻す。]


[損傷した井戸を修復しつつ、
客が通りかかれば井戸から這い出て追いかける。
の繰り返しをしていたが、次の客が来ない。

まあ歩くペースやお化け屋敷への耐性には
個人差もあるのでこういった間隔はままあるものだ。
のんびりと待ちながら近くで壁から手を出す役の級友と言葉を交わす。]

なんかリピーター出るくらい人気なんだって?

『そうそう。結構面白い客も来てさー
あっ、花園と氷見山先輩が2人で!手もつないでてさ。』

………へー。

[ああ。そういう用途の手つなぎ、ですよね。
思わず半目になってわかります、と頷く。]

『えっ、知ってたのか?!あの2人いつから付き合ってんの?』


は、客が来たぞ、と話を遮って井戸に隠れた。


[井戸の中に隠れ、タイミングを見計らってラジカセをぽちり。
♪うぅ〜きっとくる〜という音響に合わせて
まずは手だけを井戸の外へと出す。]

…井…戸……を………

[続いてずりずりともう片方の手を、上体をと井戸の外へと出し。]

壊…し…………た…のは…お…ま………え

[最初の時にはつけていなかった台詞を
吐きながら追いかけるのだ。
感情が乗ってて迫力たっぷりだと壁の手役からのお墨付きだ。]


か―……!っっひっ?!

[ここで顔をあげ、追いかけ――
ようとした駿はすさまじい眼力>>*19を目にし
蛇に睨まれたように固まった。]


メモを貼った。


[暗闇の中、長い前髪のウィッグを被っていてすこぶる視界が悪い。
それでも平常であれば、声だけで忍崎だと分かっただろう。]

ひっ???!!!は、はい
私は生前は家がちょっとだけ裕福なだけの
どこにでもいるような平凡な女学生でした。

ですがたまに悩むことはあれどそれでも前向きにひたむきに
想いをつらぬきつづけた私の手を
あの見目麗しいそしてお優しい書生さんは手に取ってくだすったのです。


ところが誰にでもお優しい書生さんは人気の的。
その手を独り占めしようとした私に
嫉妬の目がいくつも向けられたのは言うまでもありません。
それでも幾度の苦難を乗り越え跳ね除け手を取り続けました。

そして私が日課の水撒きいえその日は一緒に花に水撒きしようと
文をくだすった書生さんとお話しながら水撒きをするために
文に記してあったいつもより少しはやい時間に
いつもより楽しい心持で
いつもとは違い井戸の縁に腰を掛けてお待ちしようとしましたら
何故か頑丈なはずの井戸の縁が崩れそこに体重をかけていた私は井戸の中へ――

[がガシッ!!と手を掴まれれば>>*28恐怖が更に募る。
眼前の相手の認識よりも、自分も手を貸している漫画を思い浮かべ即興で作ったお化けの設定を披露したのであった。]


…反転する視界の中で最後に見えたのは
青い空とこちらに伸ばされる手と、着物の袖でした。


はい。きっとあのお方が来てくださっていたのです。

[>>*33相手の思考は読めなかったが、話しているうちに役になりきってしまって、しっかりと頷いた**]


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