244 とある生徒会長の日常
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―中庭という名の最終決戦場―
……。
[訪れた沈黙は長く感じた。 煙を吸って息苦しい妙に視界も揺れる。
―――この戦い一撃で決まる。
消耗と残り時間を考えればそれに掛けるしかない。]
(0) simotuki 2016/01/23(Sat) 00時半頃
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[―――ばさぁ 羽織っていたストールを片手で掴み、マントを翻すように脱ぐ。 肩のあみぐるみは落ちて編み物人のテーマ曲が止まり。 裏に並べて装備していたかぎ針と棒針が足元に散らばった。]
貴女が相手なら。 編み物研究会なりの"おもてなし"でお相手するわ。
[所々千切れ、解れたストールが貴紗の手の中ではためきながらほどけていき、糸玉に変わる。]
素材の力《カシミヤ》は劣るけれど。 私のお気に入りでね。
[その糸端を細い金色のかぎ針が掬い上げる。]
(1) simotuki 2016/01/23(Sat) 00時半頃
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[ふわりと。]
スイートナイト・ストール ―――かぎ針編み 『花柄模様の肩掛け』
[花の模様のあしらわれた薄ピンクの薄布《レース》が編まれ。 戦う二人を囲うように風邪に乗って広がった。
遠い昔、揺り籠の頃を思い出させるようなそれは、穏やかな眠りを誘いながら美濃へと包み込もうとする。]
(2) simotuki 2016/01/23(Sat) 00時半頃
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では、私も頂ましょう。
[編み上がったストールを手放して。 差し出されたティーセットのカップに手を伸ばす。
かぎ針を握り続け冷えた指先からカップの温かさが伝わり。 口元へ近づけば、ほっとするような甘い香りが漂った。]
(6) simotuki 2016/01/23(Sat) 17時頃
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[暫く香りを楽しんで、そして最上のもてなし――最上の一滴《ベスト・ドロップ》を口にする。]
……。 部活への昇格は私達の悲願。 その努力は惜しまなかったし。 全力で戦ってきたわ。
[すとんとカップを膝に乗せ、その場に座り込む。]
でも少し。 疲れてしまったみたい。
[ほう、と温まった息を吐き出して。 ゆっくりと目を閉じる。]
(7) simotuki 2016/01/23(Sat) 17時頃
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[キ―――ンコ―――ン]
[カ――――ンコ――――ン]
(8) simotuki 2016/01/23(Sat) 17時頃
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[戦いの終わりを告げる鐘《チャイム》の音を聞きながら。 編み物同好会の貴紗は眠りに落ちた。
その顔はとても穏やかだった。**]
(9) simotuki 2016/01/23(Sat) 17時頃
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―新入生歓迎会の日の放課後―
[穏やかな気持ちのまま保健室のベッドでぐっすりと休んで。 目覚めた時には夕方になっていた。]
……そう。
今年も"引き分け"だったのね。
[付き添っていてくれた編み物同好会の同志のひとりによって、『号外』と書かれた学校新聞と共に戦いの結果を伝えられた。]
(17) simotuki 2016/01/24(Sun) 21時頃
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勝てなくて……悔しいわね。
[おもてなしにも耐えきってみせるつもりだったのに。 あの暖かな紅茶を口にした瞬間、張り詰めていた糸が切れてしまった。]
……。 でも、最優秀部活動に選ばれたのは事実。 しっかりと、生徒会にお願いしましょう。
[にっこりと笑い、目を落とした新聞記事>>@2には『部への昇格確定か!?』との文字が躍る。]
これで入ってくれる子も増えるといいのだけど。
(18) simotuki 2016/01/24(Sun) 21時頃
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…え。 すでに1人も入りたいって言ってきているの? うれしい。
[後輩も出来ればますます部活動への昇格もして貰いやすくなるだろう。 貴紗が思わず手を合わせ、にこにこしていると。 料理部主催でお疲れ様&おめでとう会があると誘われる。]
(19) simotuki 2016/01/24(Sun) 21時頃
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……あ、ごめんなさい。
ちょっと、返事しないといけない事があるから。 私は遅れていくわ。 先に楽しんでて。
[そう答えると同志の用意した新しいストールを羽織り。 貴紗はベッドから立ち上がる。
尚、にやにや笑いつつも『お熱いですね!』等と不適切な発言した同志は、暗黒微笑と共にスヌードで口を塞がれる刑に処された。]
(20) simotuki 2016/01/24(Sun) 21時頃
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猫神くん、今大丈夫?
[そして、保健室の中を見回して。 居ないようなら化学部の部室まで尋ねって行って、声をかけた。]
(21) simotuki 2016/01/24(Sun) 21時頃
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―化学室―
そうね。 勝てなかったのは残念だけど、ありがとう。
[祝いの言葉>>24にお礼を言ってから。 他に誰もいないように見える部屋の中を軽く見回す。]
ひとりで掃除 なんだか戦った時よりもボロボロになっている気がするけど。
……。
……返事はいつでもいいって言ったのは貴方でしょう。
[特徴的な笑い声は元気そうだったけれど。 不思議そうな猫神を少しだけ睨むように見詰めた。]
(25) simotuki 2016/01/25(Mon) 00時半頃
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それとも。 冗談か意趣返しだったのかしら。
……まあいいわ。
[良く寝て酔いは醒めたはずなのに。 少しだけ息苦しく感じて、ゆっくり深呼吸する。]
(26) simotuki 2016/01/25(Mon) 00時半頃
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告白の、返事に来たわ。
あんなこと急に言われてびっくりしたし。 どう返事したらいいかとか、どうしたらいいのかとか。 全然、そういう事は分からなかったんだけど。
その……あの……。 嫌じゃないし、悪い気はしない、というか。
嬉しい、かな、って思ったの。
[頬に熱が集まって。 猫神を直視し続けていられずに視線を下の方向へと逸らす。]
(27) simotuki 2016/01/25(Mon) 00時半頃
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…………いじわるね。
[猫神>>29の近付いてくる気配に顔を上げる。 猫耳フードが無くなっていたのに少し怯んで、視線が揺れる。]
嬉しかったわ、ごめんなさい。
ただそう言う為だけに。 祝勝祝いも兼ねた打ち上げに、優勝者の私が行かずに来たと思うの?
[言いながらポケットからかぎ針と毛糸玉を取りだし、ゆっくりと編み出す。]
(30) simotuki 2016/01/25(Mon) 01時頃
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はっきり言って。 貴方のやった事もロマンも認めようがないわ。 今でも思い出すと粛清だって張り倒したいくらい。
でも。 それでも、嬉しかったのは特別じゃないの?
[じっと猫神を見つめ返したまま。 手元を見もせずに編み上がった黒いマフラーを彼へと押し付けて。]
(31) simotuki 2016/01/25(Mon) 01時頃
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都合のいいように受け取っていいわ。 そのかわりこれからその性根を叩き直すから。
[真っ赤な顔でまた顔をそむけた。]
(32) simotuki 2016/01/25(Mon) 01時頃
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漢のロマンって本当にわからない。
[首にマフラーを巻かれる感触。 視線を戻してみればもう片方の端は猫神の首に巻かれている。]
でも実行しないなら。 呆れても怒りはしないから。
……。
ありがとう。 少し、季節はずれだったわね。
[ほてる頬にそう呟いて、マフラーに触れた。*]
(34) simotuki 2016/01/25(Mon) 02時頃
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