17 吸血鬼の城
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[胸の鼓動は、懐中時計と同じリズムを刻み、閉じられていた闇夜を思わせる漆黒の瞳は、ゆっくりと開けられる。 合図の様な轟く雷鳴に少し眉を顰めたが、表情は変わらず。
そして享楽の言葉を聞くとより顔を強張らせる。]
(享楽の中などには、詩は生まれない。 例え、その享楽の中に言葉の真実が有ったとしても――。)
[血の色をした瞳を向けられると、銀のロザリオを握りしめた手のチーフの紅色を思わせて、穢れた物を見てしまった様に、顔を背けた。]
(これでまた眠れない日々が――)
――続く訳ですね。
[思わず零れ落ちた言葉の僅かな呟き――。]
(8) 2010/06/19(Sat) 23時半頃
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[>>10の『楽しませる為』の部分の言葉には、双眸を閉じて抗議の意を表すかの様に、]
詩人は誰かを楽しませる為に言葉を紡ぐ訳ではない―…‥ 己の心を伝える為に―…‥、そして理解して貰う為に―…‥、 ――紡ぐ。
[従わない事を許さない気配、そして男を縛る緊張感の中で、振り絞った様に独り言の様に呟く。]
(16) 2010/06/19(Sat) 23時半頃
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[手のチーフの紅は広がる事を止めたように――。 でもその色は何度もあの領主と言う男の赤い瞳を思わせて。]
私はここから抜け出します。 そしてもう一度、言葉を紡ぐ詩人に――。
[それは一つの決心。 銀のロザリオは小さな金属音を立てて揺れる。]
(25) 2010/06/20(Sun) 00時頃
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[目の前に来た領主(>>27)の視線から目を逸らす事無く、]
――ユリシーズ・タウンゼント
[飾りの無い名乗り。 それは言葉を紡ぐ詩人にとっては勝負を挑む決心。]
(34) 2010/06/20(Sun) 00時頃
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[>>41の伸びる指先を軽く跳ねのけて、踵を返す。]
触るな―…‥
[心の鼓動はすでに限界に達していた。 それを抑える様に冷静な口調で返すのに努力を要していた。 これが今の男の最大限の抵抗だった。
そしてその場から立ち去る。 ――紅い花を咲かせたチーフを落とした事も気付かずに―…‥。]
(53) 2010/06/20(Sun) 00時半頃
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詩人 ユリシーズは、渇いた咽喉を潤す為に食事の間へ**
2010/06/20(Sun) 00時半頃
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―食事の間に続く廊下/回想―
……。
[『美味しそう。』 その言葉に心の臓は鐘の様に打ち出した。 両親が欲望のままに幼い己に残した快楽享楽と罪悪感が再び首をもたげた。 そのトラウマがやがて潔癖症と姿をかえるのだが――。]
気分が悪い―…‥ 誰か助けてくれ―…‥
[感情のままに動き、目を付けられたのは、自業自得。 大人しくして、静かにすれば、ここまで怯え、過去の記憶を思い出す事は無く―…‥
目を閉じ、誰の気配もいない事を知りつつも小さく呟く。 誰もいないから呟いたのかもしれないが―…‥。]
(193) 2010/06/20(Sun) 06時半頃
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[もうそれは半分儀式。 己を保つ為の大切な儀式。 呼吸を整え、懐中時計の規則正しい音に身を委ねて、鼓動を落ち着かせる。 決して見せてはいけない姿。 支配をしたがる人間を楽しませるやり方を、そしてきっかけを与えてはいけない事は今までの経験で知っていたから――。]
神よ、私が私でいられるように。 享楽に堕ちる事無く、再び言葉を紡げるように、 ――お守り下さい。
[祈りでは無く、それは自分に言い聞かせるように。 銀のロザリオと金の懐中時計を握りしめた。]
(194) 2010/06/20(Sun) 07時頃
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―食事の間/回想― [たどり着いたのは、男が最後。 食事をする事は無く、喉を潤す為に、冷たい紅茶だけを頼み。 皆の会話に耳を傾ける。 それは一時己立場を忘れる瞬間であり、認識する瞬間であり。] 先に退席させて頂きます。
[独りになる事は怖かったが、席を立ち部屋を後にした**]
(195) 2010/06/20(Sun) 07時頃
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詩人 ユリシーズは、ランタン職人 ヴェスパタインに話の続きを促した。
2010/06/20(Sun) 10時半頃
詩人 ユリシーズは、水商売 ローズマリーに話の続きを促した。
2010/06/20(Sun) 10時半頃
詩人 ユリシーズは、長老の孫 マーゴに話の続きを促した。
2010/06/20(Sun) 10時半頃
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―食事の間前―
[食事の間を出ると身の回りを世話をすると言う暗い影が、滞在の部屋の場所を伝え、一つの鍵を手に落とす。 その鍵は重々しく同時に何とも言えない執念が漂っている気がして、捨ててしまいたかったのだが―…‥。]
ああ、確か最上階は立ち入るなと言う話だね。 ところで書庫はないのかい、もう眠る事は出来無さそうだから、皆が寝静まった後は本を友としたい。
[影がゆっくりとある方向を指し示し、男はゆっくりと歩き出す。 静かな廊下は、耳を澄ますまでも無く、懐中時計の秒針の音を響かせる。]
(208) 2010/06/20(Sun) 10時半頃
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―書庫―
[扉とその銘の古さに歴史を感じつつ、本があるかどうかの一抹の不安は、扉を開けた瞬間に感嘆の声に変わる。]
素晴らしい。
[一瞬自分の立場を忘れての感想。 留まった空気の中で一つ、一つ、気になる本を取り出し、ページを捲る。]
(213) 2010/06/20(Sun) 11時頃
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[>>214の声に、手にした本を取り落とす。 気配が男を圧倒し、また胸の鼓動は高まり、取り乱しそうになる己の心を抑えて、ゆっくりと平静を保ちつつ、答える。]
気に入る筈、無いでしょう。 鳥籠に入れられて、幸せと感じる小鳥がいないように―…‥ 小鳥は楽しませる為に美しい声を奏でている訳ではありません。
[皮肉を込めての言葉。 虐げられそうになって、言葉が繋がる事に、矛盾を感じつつ。 落ちた本を拾い上げる。]
(217) 2010/06/20(Sun) 11時半頃
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[小鳥は楽しませる為にさえずるではない、伝える為にさえずる。 詩人も同じ―…‥、 そして人も同じ―…‥。
また過去の生々しい記憶が押さえた記憶から湧き上がる。 この領主に対抗する為の潔癖症の盾を強める。
しかし過去の忌々しい生々しい記憶が、閉じ込められた死ぬかもしれない恐怖感に、目眩を感じつつ、]
明日知れぬ命とも、襲われ無惨な姿になろうとも、 ―自由で有りたいのが理。
詩は捧げる物では無い、伝えるもの。 私は貴方に決して真の詩を捧げる事はない。
[強い言葉は自分の弱さを強くする為、しかしその強がりも喉元に滑る指先で、何とも言えない溜め息をあげてしまった事で終わりを告げる。 もたれた書棚に滑る様に座り込み。 何かに恐れた様な罪深い、それでいて、潤んだ瞳を一瞬見せる。]
(222) 2010/06/20(Sun) 11時半頃
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―書庫―
自由の意味を知らない貴方こそ、哀れです。
[首筋の指先の感触に、忘れていたあの感覚を思い出して、そして穢れたものを感じて、袖で赤くなるまで擦る。 最後に目にしたのは鋭い八重歯。]
……。
[私は決して、もう堕ちない。 詩の世界は決して、汚れを持ちこんではならない。 暗い瞼の下で、聞こえるのは懐中時計の音だけ―…‥**]
(230) 2010/06/20(Sun) 12時頃
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[己に興味を失った様子に、少しばかり緊張を緩め、本を強く抱き締めていた力を緩めた。]
(対峙すると啖呵切ったのに、この有り様ですか。)
[銀のロザリオを握り締め、過去に居ないと言った神に祈った。 再び立ち上がれるように。]
(255) 2010/06/20(Sun) 13時半頃
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[>>254の『快楽』の言葉に、]
快楽? そんなもの、詩にはなり得ぬもの―…‥ 詩人には不要なもの。
[ぽつりと呟く。 そう快楽には、伝えるべきものは無い。]
(258) 2010/06/20(Sun) 14時頃
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得られないものを求め、焦がれる―…‥ その想いを綴るのが、詩人。 私も今は言葉は紡げないでいますけど―…‥
――その端くれですよ。
[享楽は詩にはなり得ない。 刃向かう事は、己の破滅に繋がる怖さはあったのだけど、どうして言わずにはいられなかった。]
(263) 2010/06/20(Sun) 14時頃
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詩人 ユリシーズは、何も応えず、目を閉じる**
2010/06/20(Sun) 14時半頃
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―書庫→廊下― [見つめられた視線は目を逸らす事が出来ず―…‥
赤い―…‥、紅い―…‥、
――色だけが彼の中に残る。
野ばら、白いシーツの赤い滲み、そして心の内の紅い沁み。]
Röslein sprach: ich steche dich, Daß du ewig denkst an mich, Und ich will's nicht Leiden.
それは伝えるべき事じゃない。 詩は繊細で美しいものだけを伝えなければいけないだから―…‥ 快楽は詩になりえないのですよ。
[消え去った領主に言葉を投げる。 そして数冊の本を手にゆっくり立ち上がると書庫から足早に立ち去った。 何かから逃げるように――。]
(297) 2010/06/20(Sun) 18時頃
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―廊下― [流れる音楽に足を止める。]
キリエ……? それともグローリアでしょうか? 誰でしょうね、こんな鳥籠の中で贖罪を求めているのは―…‥。
[耳を澄ませると音楽と共に聞こえるのは、いつも耳にする規則正しい音。]
(303) 2010/06/20(Sun) 18時半頃
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―廊下→宛がわれた客室― [音楽の余韻が消えると、残るのは懐中時計の秒針の音だけ―…‥。]
残念ですね、綺麗な音でしたのに。
[広間に飾られた白薔薇は、相変わらず芳香が広がっていた。 その一輪を抜くと棘を落として、本の一番上に。]
出る手立てを考える前に安息ですね。
[睡眠を取れぬ男は、一時の安らぎを得る為に、宛がわれた部屋へ向かった*]
(311) 2010/06/20(Sun) 19時頃
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―宛がわれた客室― [簡素な部屋にクリスタルガラスの一輪差しに入った白薔薇の蕾。 重ねられた小説・叙事詩等の数冊の本。 そんな本とは異してる本のページを男の指は捲り、そして文字をなぞっていく。]
吸血鬼―…‥、永遠の命―…‥、本当に存在するとは思いませんでしたけど。
[目の前に空想上と思われた、存在と気配を見せつけられて、それは否定も出来ぬ事で。]
それにしても怖ろしいですね、 ――永遠の命などは
[詩人は永遠に清廉のままでいる事は無理な事も理解している。 永遠の命は、静かに溜まる己の内の汚濁を永遠に抱え込まなければならない。それは男にとって耐えられる事では無く。]
その前に私は殺されてしまうかもしれませんけどね。 ――だからここから逃げ出す手立てを。
[懐中時計の上蓋の裏側の魔鏡にランプの光を当て、壁に楽園画を映し出す。 部屋の中には静かな秒針の音。]
(318) 2010/06/20(Sun) 20時半頃
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―客室→廊下―
[ふとページを捲る服の袖には赤い血の花が、時間を経て黒い花へと変わっているのを見止めると少し眉を顰めて、領主が言っていた世話の者に声を掛ける。 影は何も語らず、浴室のある方へと指を差す。 寡黙過ぎる世話の者に多少の溜め息を吐くと、浴室の方へと向かう。]
袖の汚れ程度ですし、血を落とせば何とかなるでしょう。
[誰に言うでもない独り言を呟きながら、扉を開ける。]
(332) 2010/06/20(Sun) 21時半頃
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[開けた扉の先にはドレス姿の少女の姿(>>329)に少し驚いた様に、]
失礼、人がいるとは思いませんでした。
しかしお嬢さん、ここは貴方の部屋ではありませんよ。 お間違えない様に。
[優しく驚かせない様に言うと柔らかい笑みを浮かべる。]
(334) 2010/06/20(Sun) 21時半頃
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[>>339の願いに少々キョトンとした表情を浮かべた。]
時間はありますが―…‥、 どう言ったご用件で、私もただここに偶然巻き込まれただけのしがない詩人ですので、貴方のようなお嬢さんが訪ねて来られるような覚えがありませんので。
それに私は変に領主に目を付けられているような人間ですよ。 関わると巻き込まれてしまうかもしれません。
[言葉詰まり戸惑った様子で喋る少女を驚かさない様にゆっくりと話す。]
(341) 2010/06/20(Sun) 21時半頃
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[>>350の言葉に、]
私も今、その事を考えていた所だよ。 名案どころか何も浮かばない体たらくだけど。
私に、お伽話に出て来る主人公の様な力があれば、事態は好転させる事も出来るかもしれないが、ただの詩人でしかないからね―…‥
今出来る事と言えば、貴方を心を少しばかり慰める程度。
[振るえる声を出す少女に、視線をゆっくり合わせる。 そして懐から、懐中時計を取り出して、耳元へそっと近づける。]
胸の鼓動と時計の秒針は似たリズムを刻みます。 耳を澄ませて―…‥
[それは自分自身の落ち着く為のおまじない。 何も出来ない無力な自分の少女に対してのせめての罪滅ぼし。]
(360) 2010/06/20(Sun) 22時頃
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貴方にとっての最善の策は、私に関わらない様にするのが一番かもしれないな。 さっき目を通した本で、聖なる銀と強い信仰心が魔を避けると記述されていた。 私は信仰心弱く役に立たないものだが、貴方なら効果があるかもしれない。
[表情の暗くなった少女に痛々しさを感じて、首から下げていた銀のロザリオを外して、少女の首に付ける。]
本当に役に立てなくてすまない。 このロザリオが君の役に立つ様に祈っているよ。
いや、ロザリオが役に立つと言う危険な事が起きる前に、ここから逃げ出せるように探ってみるから。
[見込みは薄いのは分かっている。 でもせめて少女の気持ちを明るくさせたい想いで言葉を紡ぐ。]
ではもう私から離れた方がいい。
[部屋の扉を閉じると、本来の目的の浴室に向かう*]
(369) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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