240 なんかさ、全員が左を目指す村
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
─ 欲望の果てに ─
[我ながら、がっつき過ぎた。
吾郎に対する溢れる情が故にと後悔はなくとも、 こうして寝台に沈み、虚ろな彼を見ていると、見ていると。]
…………やばいな。
[また勃起した、と。 汗で張り付いた髪を指先で払い、低く独り言ちる。
若かりし過去ですら、打ち止めになる回数をこなした直後に 元気を取り戻すのだから、つくづく愛情とは怖いものだ。
双子や三つ子、四つ子五つ子だって嬉しいし望むところだが、 初産で体に負担を掛けすぎるのも如何なものか。 煩悩の炎をすぐひしゃげると評判の鋼の精神で押し込め、 頬に一度二度、キスを贈ってから体を離し。]
(1) 鯖 2015/11/14(Sat) 23時半頃
|
|
[スラックスだけを履き、向かった先はオープンリビング。 酷使した喉に飲み物をと冷蔵庫を探す前に、 優秀なサーヴァントは冷えた桃色果汁を手渡してくれた。
催淫効果付きとは知らずにつるりと丸みを帯びた頭部を撫で、]
ありがとう、きっと吾郎も喜ぶ。
[笑みを浮かべ、冷たいコップ片手に部屋へと踵を返し、 ふんふんと奏でる鼻唄は魔王の歌曲。
ぐったりと未だにベッドと親交を深める吾郎に、 夫らしく甲斐甲斐しい世話をしてやろうとノブを回して。]
(2) 鯖 2015/11/14(Sat) 23時半頃
|
|
[此方を見上げる瞳に、重なるのは情交の最中。>>3 盛るなという方が無理だろう。
肩甲骨を伝う汗や、隆起した筋肉に懐く視線を剥ぎ取り、 詰る言葉すら、もう一度と懇願して聞こえるのだから重症だ。
キスひとつですら甘ったるい空間から抜け出た後。 寂しげな溜め息を吐き、艶かしく蠢く肢体も、 団地妻めいた思考に囚われているとも知らぬまま。>>4]
悪い、早く戻ろうと思ったんだが……。 自分のことは、分からないものだな。
[返答に浮かんだ疑問は、口付けで有耶無耶にしてしまおう。>>5 この歳で方向音痴を自覚しただなんて、羞恥で死ねる。
二人して寝台に沈む結果となり、体力の衰えに辟易したが、 頬に当たる柔らかな感触に、それすら吹き飛んでしまった。*]
(15) 鯖 2015/11/15(Sun) 21時頃
|
|
[─── どうにも、ネクターXを飲んだ後、疼きが治まらない。 寝台に突っ伏して体力を回復させようとする間も、 じりじりと燻る熱が項を焼くようで。
そう、双丘の奥が、妙に熱い。 他人に触れられたことのない場が熱いなど有り得ないことだが 時間が経つに連れ、焦燥は消えるどころか増す一方。
噛み散らした溜め息は歳の数を通り越し、 何でもない、と隣の癖っ毛を撫でて苦笑して。]
そろそろ、風呂に行くか。 バライラ因子があるから、腹を下すのはなさそうだが。
[ギシ、とベッドを軋ませて上体を起こし、 腰の鈍痛で動けない愛しい人を腕を伸ばして抱き上げる。
みしり。そんな乾いた音が腰骨から聞こえたのは、 気のせいであれば良いのだが。]
(20) 鯖 2015/11/15(Sun) 21時半頃
|
|
[凌辱後と言わんばかりの格好を見せるのは、と せめてタオルで包むようにして、体を隠してやる。
共同のバスルームでは見られてしまうが、 そこに至るまでに裸体を見せるのも気が進まなかろうと。 途中、近寄って来たモナリザに向ける視線は複雑で、 エスプレッソマシンはあるか、と問うだけに留めた。]
……先客は、いるみたいだな。
[着いたバスルームからは、水音と話し声が聞こえるが ここでUターンする羞恥心はどこかに捨て置いている。
汚れた衣服はこちらにと書かれた籠に服を投げ入れ、 吾郎を横抱きにしたまま、ガラリと扉を開いた。*]
(21) 鯖 2015/11/15(Sun) 21時半頃
|
|
俺らのことはお構いなく!
[開口一番そう言い切り、いそいそと洗い場に吾郎を運ぶ。 湯加減を掌で確かめた後、膝の間に彼の体を挟む形で 背後から髪を洗い、続けて体に手を伸ばす。]
声、潜めないと。聞かせたいなら構わないが。
[にゅるりと泡立てた掌を執拗に胸板に懐かせ、耳元に囁く。 背中も一緒に洗おうと、隙間から泡を流し込みぬるついた胸を 押し付け、硬くなってる、と突起を引っ張って意地悪く笑い。
鼠径部をゆる、ゆると撫でるのは、勿論わざと。 肝心な所に触らぬまま、はしたなくねだる声を期待して。
ずく、と後孔付近に心臓が跳ねる感覚に眉根を寄せていた。*]
(22) 鯖 2015/11/15(Sun) 21時半頃
|
|
[だっぱぁぁぁん!と何かが落ちて盛大に立った水音は、 深く考えたら負けだろうと考えないようにして。>>26 一瞬聞こえた悲鳴はキルロイのだったとか、聞かない振りだ。
どこでもマットプレイしてくださいと言わんばかりに 敷き詰められたマットは足裏と体に優しい。 すぐ脇にあったシャワーで汚れを洗い流そうと 適当な場所に吾郎を下ろすと、背中に殺気が刺さった。>>27
お楽しみ中のところ、実に申し訳ない気持ちで一杯だが、 俺だって汚れを洗い流して綺麗な吾郎を愛でたいのだ。 口にすれば、まだヤる気かよと怒られそうなので、言わない。]
体冷やし過ぎると、子種が死ぬぞー。
[冷水を頭から被り、心頭滅却に励む遠戚へと投げるのは 他愛ない揶揄と言う名の、縁石≪超絶的鈍器≫。 認識もされないだろうと踏んでいた彼からの殺気に、 心なしか燥いでしまうのはこの身を流れる血筋のせいか。]
(29) 鯖 2015/11/15(Sun) 22時半頃
|
|
男の更年期障害か、CCC! 良い医者を紹介するぞ、EDもついでに診てくれる!
[最初から勃起しなかったか、中折れしてしまったのだろう。 先程見た事後の光景的に有り得ない推測を立て、 ぐっと立てた親指に添えるのは慈愛に満ちた憐憫の眼差し。
お前の上司って面白いなぁと吾郎の髪をくしゃりと撫で、 冷静沈着の代名詞をかなぐり捨てて大声を張り上げた遠戚に 込み上げる笑いが止まらない。>>28*]
(30) 鯖 2015/11/15(Sun) 22時半頃
|
|
[身重となる大切な吾郎を俵担ぎになんて出来ないし、 おんぶをすれば子供じゃないと駄々を捏ねられてしまいそうで。
結果、選んだお姫様抱っこにやや不満げな顔。>>34 女扱いだなんて、とんでもない。>>35 愛しい相手に情を寄せての動作を、高が異性に向けるものか。]
……どうかしたか?
[びく、と硬くなった体に視線を下ろせば、 はくはくと金魚のように口を開閉するだけの吾郎。>>37 上司に全裸でお姫様だっこされたのを見られたのが嫌らしい。
腕で後孔付近を覆い、見られないよう配慮はしたのだが、 見られたという衝撃はそんな配慮すら吹っ飛ばすようだ。]
(46) 鯖 2015/11/16(Mon) 01時頃
|
|
[水柱が上がった余韻で浴槽の外にと溢れ出た湯は、 宛ら世界再生の大洪水──…と呼ぶには水量が物足りないが。 祝福の喇叭を七度吹き、溺れる羊を救えば問題がどこにある。
人を射殺す視線を受けても物ともせず、>>41 神の眷属が相手を放った両腕と違い、此方は確り掴んでいる。]
歳を考えろよ、老けた面しやがって。
……………俺だって、見せつける趣味はないな。 後で拗ねられるのもごめんだし、見せるのは勿体無い。
[死滅するのは子種より先に、毛根かもしれない。>>41 大丈夫、禿げても問題のない顔の造りだ。 腕の中に吾郎を隠すように引き寄せ、 意気揚々と頷く顔に嘘偽りは一切合切浮かべてやらずに。]
(47) 鯖 2015/11/16(Mon) 01時頃
|
|
[背後から、再び聞こえる水柱が立つ音。>>44 痴話喧嘩は犬も喰わんとそちらに視線を向けてやらないが、 奴等の子にはしっかりと今日のことを耳打ちしてやろう。
お前らのパパとママは仲が良くて、初めて会った日にも 風呂場ではしゃいで滑ったくらいなんだぞ──…と。
それが嫌なら改装費をポケットマネーで弾め、守銭奴。 くく、と上がる口角は悪魔が裸足で逃げる悪辣さが滲み、 素っ惚けた顔で伴侶に擦りつくのであった。*]
(48) 鯖 2015/11/16(Mon) 01時頃
|
|
[そうして、真っ直ぐになった吾郎の濡れ髪を背後から堪能し、 自分の体で囲った彼に逃げ場などあるものか。>>37]
何って、吾郎のことばかり考えている。
[少しだけ、と触れた手が理性を失ってしまうのは致し方ない。 シャワーから湯を出しっぱなしにして水音で声を掻き消すが、 跳ねた声は小さく反響し、向こうにも届いてしまいそうで。
指先で突起を押し潰されながら、 それでも健気に潤んだ瞳で睨み付けてくる。>>38 ゾク、と快感が背を駆けるのは己が節操なしだからではない。]
(50) 鯖 2015/11/16(Mon) 01時半頃
|
|
[── だが、同時に見過ごせない感覚も消えてはくれず。 手を出すのをやめろと訴える吾郎をきつく抱き締め、 下肢を擦り寄せるのだけは何とか耐えながら。
耳朶を口内に含み、落とす囁きは彼だけに向けたもの。]
なぁ、吾郎。
───…抱いてくれって言ったら、呆れるか?
[じくじくと熱を持ち、疼きを訴えるせいもあるが 吾郎が今まで抱いた男達に、どんな表情を見せたのかと。 抱かれて快楽に啼く姿だけでは足りないだなんて、 強欲すぎて嫌われないだろうかと肩口に顎髭を押し付ける。
きゅう、と眉尻を下げて駄目かと懇願する姿に 威厳もなければ、男らしさの欠片もなかった。*]
(51) 鯖 2015/11/16(Mon) 01時半頃
|
|
[吾郎の声が掻き消されずに済んでいるのは、 この距離と、意識を一心に向けているが故に。>>56
睨み付ける瞳の奥で情欲がちらつき、淫乱、とつい囁いて。]
……あの変な飲み物を、飲んだせいだ。
[抱くのは俺だと押し通してから日も跨がずにいるのだから、 認めようにも認めきれず、飲み物のせいにして。 洗い立ての髪を撫でる手に、おずおずと頭を擦り付ける。>>57
視界の端に、既に臨戦態勢を取る雄を捉えると溜め息を吐き、 どっちが好き者だか、とベッドでのやり取りを掘り返した。>>3]
(59) 鯖 2015/11/16(Mon) 19時半頃
|
|
[顎を掬う指に抗わず、自分の体で背後からの視線を遮り。 口付けを交わす唇に漏らすのは、もどかしげな吐息。]
横抱きに出来なきゃ、抱く資格はねぇのか? 格好良いリードとか要らねぇよ、格好悪いのも吾郎なんだし。
…………うっせ、あたりまえだろ。ばーか。
[ぞわりと肌が粟立つ感覚は、嫌いじゃないが。 威圧のない罵倒をしたくなる気持ちが、よく分かった。 こそばゆくて、恥ずかしくて、悪態を吐かねばやってられん。
居心地の悪さに、体を小さく身動がせば伸びてくる悪戯な手。 湯で濡れた窪みを叩かれた瞬間、背が弓なりにしなり。]
(60) 鯖 2015/11/16(Mon) 19時半頃
|
|
[─── ゴッ!]
ヤるなら、部屋に戻ってから、な。
一人で立てない癖に調子に乗るな。
[それは、場所や自分の立場を忘れきった男への制裁。>>58 頭突きした額はじんじんと痛むが、構うものか。 それでも痛がる姿にはやりすぎたかと反省し、 キスの雨を降らせて吾郎の曲がった臍を整えよう。
表面を触られたせいで増した疼きは頭が眩むほどで、 やっぱ抱かない、なんて言われた日には卒倒してしまう。
体に残っていた泡を流して落とし、手早く髪を乾かせる。 着替えは脱衣所に用意されていたが、袖を通すこともなく、 己が全裸な以外は行きと変わらない格好で部屋にと戻って。]
(61) 鯖 2015/11/16(Mon) 19時半頃
|
|
[そうして、時は少しだけ流れて。 吾郎の仄かに膨らんだように見える腹に耳を当て、 胎動を聞き取ろうとしつつ、内股を撫で回す男が一人。]
いっそ、うちの一族から離れるのも良いかもしれないな……。
[元々、緩やかな滅びに向かっていたDの一族だ。 その末端が他に移ったとて、誰一人と文句は言えないだろう。 悪魔の名を捨て、ただの人間として、夫婦として生を繋ぐ。
あるはずのない未来をこの手に手繰り寄せて、不可能を可能に してくれた実績があるのだから、何だって出来るとも。 ―――…そう、バライラ因子ならね。]
(76) 鯖 2015/11/16(Mon) 23時頃
|
|
吾郎はどうする? 俺の名を貰うか、俺をお前に染めてくれるのか。
[五指を絡め合って、問い掛ける声はただひたすらに優しく。 どちらの答えであろうとふ、と髭を撓めて。]
そうか。吾郎が決めるなら、それが最良だな。
子供の名前は既に決めてあるんだ。 ダンテか、お前の名を借りるなら男吾郎。
[ダンテはともかく、男吾郎はダサいと笑うだろうか。 それならそれで、一緒に考える楽しい時間が増えるだけだ。**]
(77) 鯖 2015/11/16(Mon) 23時頃
|
|
― 数年後 ―
[託児所と化したレーヴで今日も今日とて漂う、甘い匂い。 子供たちにと振舞われるタルトやケーキの端っこをかじり、 嫉妬で渋面を晒す遠戚に行儀悪く指を差しては大笑いをかまし。
御曹司と政治家の二大パトロンの甲斐もあり、 子供の玩具やお菓子、服などには困ることもなく。 付けられなかったという厨二臭い名前候補で呼吸困難に陥り、 蹲ったカウンター内でのキスで平穏を取り戻して。]
……幸せ、だな。
[店内には友人らの談笑に紛れ、自分の血を、 愛しい人の血を分けた元気な子供達の声が響く。 ぽつりと零した独り言が示すのは、目の前の光景と、 譲れない想いを常に持ち続けていることに対して。>>83
夢は形を変え、色を変え、ただそこに在り続ける。*]
(88) 鯖 2015/11/16(Mon) 23時半頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る