人狼議事


270 食人村忌譚

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FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2017/11/29(Wed) 01時半頃


【人】 FSM団 ミナカタ

    − 回想 −

[間近で容の姿を見れば、髪の色、瞳の色は
俺のものと似ている以上の感覚を齎した。

しかし理解と納得は違う。

この村で明確に父親だと名乗れる存在がいると
思ってもみなかったから当然だ。

赤子は何度も抱いたこともあるが、
成長しきっている容はそれ以上に触れたら
壊れてしまいそうで、結局彼女の助けになるような
事は出来ないままだっただろう]

(9) 2017/11/29(Wed) 07時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[親として巫女の代行として儀式を任せられた
容を誇りに思うべきなのだろうが、
事件の現場近くにいた彼女がこれから何を
しようと言うのか胸騒ぎだけが止まらずに。

だが情けない事に阿保からまだ成長出来ずに、
容を危険に晒す可能性を許したゆり様からも
危険に向き合おうとする娘からも
それを守ろうと動く江津子さんからも、
男は目を背け、
その夜は逃げるように自宅へ閉じこもっていた**]

(10) 2017/11/29(Wed) 07時頃

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―その夜―

[容が夜へと溶け込んでいく
 その背が消えたのを確認すると、物陰から姿を現した
 選んだのは、容が儀式の見届け人の任

 もし、この夜までにリツと話す機会があるならば、
 今宵は哨戒の役目を果たせぬことを詫びていたことだろう
 理由は包み隠さず話したはずだ
 巫女直々の命により、見届け人を託されたのだと

 役目は、あくまで見届け人
 だから、執行者である容の前には現れない
 その執行を妨げられる事態が、起こらない限り*]


―最期の夜―

[容の姿が見えなくなり、消えた方面に向かおうとした時、
 声をかけてきたミナカタ>>*5に気がついた
 日中もそうだったけれど、言葉から察するに、
 見回りのことは誰かから聞いているようだ]

無理のできる歳ではありませんが、
できる限りのことはやっておきたいんですよ
ミナカタさんこそ、こんな時間にどうされたんですか?

[容の判断が正しければ、無理は、今日で終わるはず
 だからそう問い返して、帰ってきた言葉>>*6に苦笑した]


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なにを仰るのかと思ったら……
本当に、しっかりされてください
阿呆の子のままでは、いけませんよ

[二十幾つも上の女に、冗談なのだろうとは思っても、
 微笑まし姿に、緊張の糸もふわりと揺るぐ
 きっと、彼なりに気を使っているのだろう
 籠の薬草に目をやりながらも、それでも、と横に首を振る]

お気持ちは、本当にありがとうございます
ですが、私にはやらなければならないことが、ありますから


[ミナカタに礼をしながら、思う
 たった一言で、少し彼を見限り過ぎていたのかもしれない

 あの夜、ミナカタに問おうとした続きは、
 『それを言われた私が、今どう感じているか分かりますか』
 といった、皮肉交じりのものだったはずだ
 分かるはずがない、どうせ異界のこの村で死ぬのだと、
 投げやりのような答えを返したけれど
 あの時に飲み込まずに問いかけていれば、
 もう少しだけ、話を続けることができたら、
 案外、違いを乗り越えて分かりあえる相手だったのかもしれない

 もっとも、それ以上を想像するには、
 錠の言葉を借りる訳ではないけれど、
 『後10年遅く生まれていれば』の仮定も、
 付け加わっては、いただろうけれど]


それでは、失礼いたします

[温かさを感じた対応に、あてられてしまったのだろう
 ずいぶんと過去を振り返った後、
 そう言って、先へ進もうとミナカタに背を向けた瞬間

 喉元を絞める、強い圧迫に襲われた]


[息ができない
 血管が膨張し、顔に燃えるような熱がこもっていくのを感じる
 ふわりと、背後に浮き上がる体
 とっさに、何かにつかまらなければと思い、
 手を振りまわし、足をばたつかせたけれど、
 なぜ、そう思ったのかは、自分でも分からない

 絞められている 殺されようとしている
 そう気づくのに時間がかかった
 相手は誰だ この背中だ

 この背中は――――見ずともわかる、ミナカタだ]


[ミナカタだ 下手人なのか
 いや、今それはどうでもいい
 苦しい 確かなこと 抵抗しなければ殺される]

『江津子さん、江津子さん。
 俺はあんた嫌いじゃなかったよ。』

[酸欠に震える指で、鉈の柄をなんとか掴む
 視界が赤い なぜ赤くなる
 なんで抜けない こんなに長い]

『母親の匂いがして嫌いじゃなかった。
 俺の仔を生んでくれてありがとう。
 でもそれはこの村で産んじゃいけなかった。』

[抜けた 斬らなければ でもどうやって
 容さんのことを言っている 礼を言うのにいけないってなに
 そうだ 上から 肩を超えて背面を斬りつける
 振るう 振るう 2度 3度]


『俺の仔なら、よその世界で産まれなきゃ。
 あれは俺の罪だ。
 責任は取るから安心してくれ。』

[当たっているのか、分からない あの子は決して罪じゃない
 ただ、こんな体制からじゃ、軽傷を負わす程度しかできない

 私は、責任を放棄した 託して逃げた
 目が痛い 飛び出そう
 そうだ、この縄を――――]


『この村じゃなかったら、俺は江津子さんを殺さなかった。』

[腕はもう動かない 背中の体温も感じない
 すべての感覚が閉ざされていく中、
 最期に、聴覚だけが残っている]

『でも変えられない。』

[――――変えたかったんですか
 闇に溶けて行った容のように、
 そんな無意味な思考もやがては潰え、

 最期の感覚が、消え去った――――*]


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豚に食べられている**


【人】 FSM団 ミナカタ

    − 回想・昨夜の事 −

[一応薬は足りなくならぬように用意をしていたが、
持ってきた薬箱だけでは足りなくなるかもしれない。

源蔵に好きに使えと言った手前、
なかなかの減りに文句も言えない。

どれが足りない、と抽斗の中身を確認している間は
父親だとか考えることなく“ミナカタ”でいられた。

源蔵がわざとらしく呼ぶ肩書が、今の俺の拠り所だった]

(36) 2017/11/29(Wed) 22時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 薬足りないの、作ってくるから。
 戻るのは明日の朝になるが、足りるだろ?

[それは主に源蔵や錠に対してだが、
夜中に無くなる事はない量のはずだ。
今年の冬は確り身体を労わらないと
自力で治してもらう事になるかもな、なんて。

掴んで離れた娘の感触から逃れるように>>16
自宅に舞い戻り、錠の軟膏や痛み止め、
鎮静の作用のある薬草を無心に潰し続けていた*]

(37) 2017/11/29(Wed) 22時半頃

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【人】 FSM団 ミナカタ

    − 朝 −

[容は無事に役目を果たしただろうか。
役目を果たすとしたら、誰が儀式の犠牲になるのだろうか。

心配ならば見に行けば良いのに、薬を仕分けし
潰す手は止まらない。

それでも朝になれば集会所へ向かう。
いや、向かいたくなくても知らされる。

巫女のゆり様と、江津子さんの惨い死の事を]

 江津子さんは恐れられてたから、襲われたのは
 理解出来るが……いや、豚小屋は理解できない。

 それでゆり様はどうして。

(52) 2017/11/29(Wed) 23時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 毒?
 何やらかしてくれてんだ。

 どの毒か判るか?

[俺は目が覚めているはずなのに、並んだ2つの
身体はお世辞にも綺麗とは言えず、阿鼻叫喚と
呼べるものか>>14]

 江津子さんの身体は泥とか綺麗に、綺麗に落として。

 ゆり様の内臓は抜いてあるか?

[このままではどちらも満足に食ってやることは出来ない。
ゆり様の身体は源蔵の処置>>27
内臓は抜かれていただろうか。

トリカブトが使われたと知ることが出来れば
眉間の皺は更に深くなる]

(53) 2017/11/29(Wed) 23時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 内臓は流石に無理だが……。
 時間がいる。

 毒を消すんじゃなくて薄める方法。

 巫女の肉を時間を掛けて煮込む。
 湯を取り換えてじっくり時間を掛けて。

 その煮込んだ肉を少量だけ食う。
 これ位しかないな。

[それならどうだ?と提案して。
同意が得られればたっぷりの水と薪。
そして内臓から遠い脹脛の肉を削いでやれと]

(54) 2017/11/29(Wed) 23時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[そして容の指示も聞こえ>>41>>42
容“様”と呼ぶ声>>47も。

頭痛の種が増える中、急に容が遠くへ行った気がした]

 容、様。
 そうか……容様、か。

[元から俺の傍にはいなかったのは判っているが。
昨日は掴めた腕はもう掴めそうにないのかと。

そんな身勝手な感傷も浸る余裕はない。

火の番をしなければならないだろう]

(63) 2017/11/29(Wed) 23時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ


 それで志乃はどうした?
 その足で江津子さんまで殺したんじゃないのか?

[どちらも食べさせないような姿。
江津子さんが気を許すとしたらと男性よりも
女性だろうかと考えながら。

志乃の身体で江津子さんは殺せるのだろうか]

 痛……、歳だな……。

[考えるだけで頭が痛い。
今は減毒の方に意識を優先しようと
集中しなおすために、首を回す。
痛む肩に歳を感じると独り言ちた*]

(64) 2017/11/29(Wed) 23時半頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2017/11/29(Wed) 23時半頃


ミナカタは、志乃は今どこにいるのだろうと考えていた。

2017/11/30(Thu) 00時頃


【人】 FSM団 ミナカタ

[コトコトコトコト。
塊で煮込むと奥まで薄まらないかもしれない。

一度煮たら、お湯を捨て、肉を解してまた煮込む。
少量でも毒が少なくなるように]

 ん?
 何とかなるかと言うより、
 何とかしなきゃならないんだろ?

(100) 2017/11/30(Thu) 01時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[背中に掛る声の主など見なくても判る>>96
“ミナカタ殿”と呼ぶ時は、いつも何かしら
感情が籠っていたのは気付いていた。

だが気付いたからと言って、源蔵が何を抱えているかは
考えないことにしていた。
きっと詮無き事だからだ。

ぶっきらぼうな返事と共に、薪を寄越せと
掌を見せる]

 そうは言ってもなぁ。
 俺はミナカタ以外の生き方を知らないからな。

(101) 2017/11/30(Thu) 01時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ……言いたいことがあるなら、
 はっきり言った方がいいぞ?

 俺もお前も、明日はこの鍋で煮込まれてるかも
 知れないからな。

[考えないままにして、そこらの縁側にでも
寝転がせておけば良いのに。
わざわざ最短の解を求めた。

いつもの様に捻子繰り回した答えが
2人をいつもの様に繋いで欲しいと、
多分願っていたのかもしれない**]

(102) 2017/11/30(Thu) 01時頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2017/11/30(Thu) 01時半頃


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まだ、豚に食べられている**


―― 最期 ――


 ……あ、


[からん、と櫻子の脳髄を掬った匙を床に落とす。
胸を押さえる。苦しい。頭が真っ白になる。
どこか遠くで志乃の笑い声を聞いた気がした。
気付いたときには、顔面を思い切り蹴られ、
無様に床に転がっていた。
痛みさえ、もう、感じない]


 ちが……わた……


[私の言葉は、形を結ぶことはない。
志乃の台詞を否定しようにも、唇が震えて、
掠れた囁きしか漏らすことができなかった]


[不意に、身体が軽くなる。温かな感触。
あれほど焦がれた父に抱かれていることに気付くのに
しばしの時間を要した。
父の問いが、私の耳朶を優しくくすぐった。
首肯しようにも、もう指一本動かすことができない]


 ……とう……さ……、


[つ、と一筋の涙が頬を伝う。
父の期待に応えることができなかった。
姉の自慢の妹でいることはできなかった。

――自分は、出来損ないの巫女であった]


[寒くて、つらくて、悔しくて、悲しくて、寂しくて。
でも、その事実は覆しようがなくって。
涙は止まることがない。
今はただ、父の温かさに縋りたかった。
幼子のように親のぬくもりを求め、
最後の力を振り絞り、冷えつつある唇を震わせた]


 ……わた……、と……よか、
 

[喉から漏れる細い息にも似たその囁きは、
父の耳に届いたかは分からない。

けれど、伝えなければならなかったのだ。
私が再び生まれ変われるかは分からない。
だからどうしても、死ぬ前に、今伝えなければ。

そっと瞳を閉じる。
父のぬくもりを感じながら、私は意識を手放した]


(――私は、父さんの娘に生まれて、良かった*)


―― 風 ――

[びゅうびゅうと、肌に突き刺すような鋭い風が
音を立てて村を駆け巡るのでございます]


 許さない。

                赦さない。
        ユルサナイ。

  ゆるさない。


[巫女の怨嗟は風となって、吹きすさびます。
きっとその声が、誰かの耳に届くことはないでしょう]


[不意に、その風が形を結びます。
そこにいたのは黒衣の巫女でございました。
彼女は自分自身を弔っているのです。

瞳から血の涙を流しながら、
乾いた唇から漏れるのは怨嗟の言葉。

幽鬼のごとき形相で、
自分を殺めた生者の女に囁くのでございます]


 ……私がニセモノ?
 あははははは、おかしい。
 そう信じたいだけなのね。可哀相な志乃。


[その艶めかしい指先が、志乃の頬をなぞります]


[生前の慈悲深き姿は其処にはなく
ただ呪いを吐き続ける悪霊がありました]


 あなたが普通に死ねると思わないことね。
 のろってやる、のろってやる、のろってやる。
 祟り続けて呪い殺してやる。

 死した魂すら輪廻転生させてやるものか。
 絶対に、ゆるさない――……


[そうして吹きすさぶ風に、巫女の声は溶けてゆき
やがてその姿は霧散したのでございます*]


―― 光 ――


 ねえ、どうして姉さんは
 そんなに怖いお顔をしているの?


[不意に、ひとりの幼子が容の隣に現れました。
その少女の姿は、誰の目に映ることもありません。

巫女になる前のゆりの姿。
姉とふたりでひとつだった頃。

人生でいちばん幸せだったときのうつしみ。
そして今は過ぎ去りし残像。

くるくると少女は表情を変えながら、
届かない言葉を姉に送り続けるのです]




 おかしな姉さん。

 何をそんなに怒っているのかしら。
 何をそんなに悲しんでいるのかしら。

 姉さんは笑っているのがいちばんだわ。
 だって巫女さまはいつも笑っているものでしょう?


[その声は、何も知らぬ少女そのもので]


 私は、姉さんの笑顔が好きだわ。


[向日葵のような笑顔は誰に届くこともなく、
そして風に吹かれるがまま
光のように一瞬で霧散するのです**]  


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―― 風 ――


 ああ、どこにいるのかしら。
 ずっと探しているのに。

 私の可愛い可愛い櫻子――……


[風が村に吹きすさびます。
そこに混じるのは子を探す母の声。
慈悲深き女の声**]


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【人】 FSM団 ミナカタ

ー 薬師の弟子の話 −

[この村の薬師は代々弟子を取り、口伝でのみ
自分の知識を伝えていた。

覚えが良く、そこそこ器用な子供が選ばれる。
今のミナカタも同じだった。

母親はそれより前に何度か子が流れていた。

子を産めぬ女は性欲の捌け口以外役に立たない。
そんな女が唯一産み育てる事が出来た子供がいた]

 母ちゃん、どうして俺の名前   って言うの?

[子供同士の会話で出たのだろう。詳しくは覚えていない。
自分の名前の由来を聞いた時、母親は
嬉しそうに笑って答えてくれた]

(111) 2017/11/30(Thu) 21時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

『それはね。此処に残って良いって言われたからよ?』

(112) 2017/11/30(Thu) 21時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[誰に?と重ねても、木漏れ陽の様な微笑を
浮かべたまま、母は答えてくれなかった]

  ──残(ノコル)  

[弟子となった時から。名を呼ばれることは無くなった。
ミナカタ君。
お弟子さん。
そして、残の名は誰の記憶に、残っているのだろう*]

(113) 2017/11/30(Thu) 21時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

    − 現在  −

[ゆり様の肉を煮込んでいる鍋の火を見ながら
掌だけが源蔵に向けられる>>104
だがこの手に薪が置かれることは無い。

自然、疑問と共に視線は源蔵の元へ>>105
俺は座り、源蔵は立っていて。

いつ以来だろう、彼を見上げるのは。
いつ以来だろう、彼の真っ直ぐな返事を聞くのは。

こんな答え>>106を俺は待っていたのだろうか]

(114) 2017/11/30(Thu) 21時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ……石動さん、を?

[頑なな、動かぬ決意を感じさせる力の籠った声を
聞いても、再度確認をしてしまう。
彼が紡いだ答え>>107>>108を聞いても尚。
もう一度聞き返したくなる]

 ……そうか。

[だが聞き返したのは一度だけ。
最後はそれを飲み込み、一言絞り出した]

(115) 2017/11/30(Thu) 21時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ……それで……俺はお前に何が出来る?

[ポンと手に落ちた薪の重さ>>108
ずっしりと重く、乾樹とは思えぬ程。
何を吸ってこんなに重くなったのか。

それが俺の錯覚だと判っていても。
薪は、とても、とても重かった*]

(116) 2017/11/30(Thu) 21時頃

―   ―

『……次の者、前へ』

――――――――はい

『お主の名は、テ…………
 ??テレジア?? 加藤 江津子だと?』

――――――――はい

『……内議に入る故、沙汰があるまで、
 いったん、ちょっと戻っておれ』

――――――――――――えっ

―   ―


―夜/豚小屋―

[気がつくと この場所に立ちすくみ、
 豚に貪られる自分の亡骸を見つめていた
 荒い鼻息と咀嚼音に埋もれながら、
 抜け殻となった自分の体が、家畜に押される度に、
 ゆさり、ゆさりと小さく揺れている]

……運命の時が、訪れたのですね

[自分が死んでいることは理解できた
 ミナカタに殺されたことも、覚えていた
 その後、一瞬、妙な光景に触れたような気もするけれど、
 それはきっと、ただの幻覚だったのだろう

 自分は死んで、異なるものとして今ここに――――]


容さん ご無事でしょうか

[今すぐ、任に戻り探さなければと思った
 ゆりにも、命の失敗を告げるとともに、
 ミナカタという脅威がいることを報告しなければならない
 若いリツは、今、どうしていることだろう
 血気盛んな彼が一人で見回りを続けていたら、
 彼に身にも危険が及ぶのかもしれない

ですが、きっともう、何もできないんですよね

[貪られていく肉体が、それを証明している
 きっともう、何かを伝えることも、
 誰かと触れ合うことも、できないのだろう、と]


ごゆっくり、お召し上がりください

[豚たちにそう告げて、小屋の隅に座り込む
 これが敬意>>*15だとは思わなかったが、
 今さらじたばたと足掻いたところで、
 何かが変わるとも、思えない
 ただ、これから先を生きる者たちに、祈りを捧げる]

みなさん、どうかご無事で

[体から離れることも、不思議とできず
 だから、せめてこの言葉と共に両手を組み、
 1人、長い、長い夜を過ごしたのだった*]


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―翌朝/豚小屋―

[朝日が差し込み、辺りが明るくなってから、
 どれほど経った頃だろう
 昨夜からまだなお続く豚の貪食っぷりに、
 さすがに恐怖すらを感じはじめてきた頃、
 人の気配を感じ、すくりと立ち上がった]

おはようございます 進さん
どうなんでしょうか……
私も、まだその段階まで行っていないようなので……

[返ってくる……というよりも、
 一方的に告げられたような言葉に、苦笑する]


いえ、お応えはしているんですが、
届いてはいないようなんです

[言葉は失った様子だったけれど、
 話す内容から、彼が常ならぬ存在なのだろう、
 ということは感じ取れた
 昨夜、容はミナカタの方へ向かおうとしたとは思えない
 もしかしたら、下手人として儀式の対象となったのは、
 彼だったのかもしれない]

進さん 御髪(おぐし)が少し、乱れておりますよ
昨夜、寝方が悪かったのではありませんか

[そう告げてみたけれど、結局応えは返ってこなくて、
 自分を運ぶために人を呼びに行く後姿を、
 苦笑のままで、見送ったのだった*]


―翌朝/集会所への道中―

丞さん、お手数かけます
せめて、食べられる部分だけでも召し上がって、
精をつけてくださいね

リツさんも、昨夜は危なくなかったですか
ご無事で安心しました ありがとうございます

[丞やリツに掲げられ、
 集会所へと向かう自分を、とぼとぼと追いかける
 リツについては、自宅に帰っていたことを知らないため、
 やや、見当はずれな言葉をかけてしまっていたかもしれない
 歩き、進んでいく最中、
 ふと、自分を追いかける視線に気がついた]


……こういうことだったんですね

[視線の主は、道端にお座りしていた猫
 あの時、ちょっとした交流のあった小さな命だ]

おかしいとは思っていたんです
たまぁに、宙を見ていたり
何もないのに、ぼんやり視線を巡らしていたり

[小さく手を振って微笑むと、
 猫が立ち上がり、追いかけてくるのが見えた]

追ってこられても、なにもございませんよ
今日は、卵もありません
体だって、ないんですから

[ごきげんよう、と一礼をすれば、
 そのまま前を向いて、先行く躯をおいかけた*]


―集会所/2つの遺体―

ゆり様…………

[この場に行き着けば、全てを知ることができただろう
 ゆりが志乃に殺害されたこと
 弔いも困難な毒を服まれたこと]

残念でなりません
巫女様として、立ち続ける覚悟をお持ちでしたのに

[昨日、初めて垣間みることができた姿を思い出す
 人を超越した神の代行者としてではなくて、
 1人の女として立ち向かっていた姿
 これで、彼女から受けた命の内容も、
 知る2人が死した今、誰も知ることはないだろう
 その裏側に合った気持ちとともに

 死者が、死者にというのもおかしなものだけれど、
 せめて、黙祷を捧げようとした時――――]


[容のいるあたりを見つめながら、
 つぶりかけた目を一度見開き、
 再び、ゆっくりと細めていく

 目には映らない
 届くこともない

 ただ、そこで起きた光を感じた気がして、
 今度こそゆっくりと、瞑目したのだった*]


【人】 FSM団 ミナカタ

[いつも見下ろす視線は、今度は上へ。
眼鏡の奥、いつもひねくれた言葉を紡ぐ唇。
変わってないなと笑った口元は上手く形を作れていただろうか]

 騒がしいのはガキの時で十分だろ。

[わざとらしく返しても源蔵みたいに上手くない。
昔の俺に会いに来たと言われ>>137
笑っているはずの口元は困った様に歪む]

 ……源蔵。

[落ちた薪は彼の手に戻らない>>138
離れた距離は僅かだが、彼方の如く離れていく]

(165) 2017/11/30(Thu) 23時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 俺から……借りてる?

[儀式は受け入れても、錠を1人残すのならば
騒ぐだろうにと言いかけて。

会いに来たはずの俺ではなく、薬師の知恵を借りたとの
物言いと袂から覗く葉>>139に決意を見た]

(167) 2017/12/01(Fri) 00時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 源蔵……お前。

 ……1つ、聞きたい事がある。

 ……お前は……。

[またこの村に生まれ変わりたいのか?
先代が口にした理由は、母親の気を鎮める為だったのか、
事実だったかなんて確かめる術はない。

だが彼は信じているのだろう。
今までの話から、源蔵はこの村の常識の中にいる。

嫌いではない嫌いではない。

何も出来ないと、必死に記録を重ねて自分にしか
出来ない事を探す姿は嫌いではなかった。

だがこの村の中でしか生きられないなら]

(169) 2017/12/01(Fri) 00時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 
 源蔵……俺はお前が嫌いじゃない。

[出来るとすれば見届けるだけ。
女が消えれば、この村は終わるのだから。
源蔵が生まれ変わる胎は無くなるのだから。

我ながらこの場に不釣り合いな言葉だと
後で気付いたが。
その背>>163に、他の何を掛ければ良いのか
判らなかった*]

(170) 2017/12/01(Fri) 00時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[1人になっても火の前から離れずに
毒を薄める為に煮込んでいく。

薬師だからこそ毒を使う気にはなれなかった。

足が付き易いと言うのもあるが、
今回の様に全身の肉にまで毒が回れば
他の家畜や、獣たちが食べれない。

食べ物を粗末に扱う気は更々無かった。

ようやく食べられるだろうと言う位は
湯を取り換えた後、煮過ぎたせいで
ゆりの瑞々しさはすっかり失われた
パサパサの肉を紫蘇の葉で包む。

せいぜい一口で終わる量だが、
これ位なら問題ないだろう]

(180) 2017/12/01(Fri) 00時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[これだけしか作らないのに、結構時間が掛ってしまった。
既に江津子の調理は終わっていて、
丞が掻き込む姿がある>>168]

 ゆり様の肉、これ位なら食べても問題ないでしょう。

 丞さん、早いな。
 豚まで調理したんですね……。

[豚を通しても転生は成されるのだろうか。
出鱈目な話だ。
これが通じるなら、そのうち豚や牛を生む女だって
出てくると笑いかけて]

(181) 2017/12/01(Fri) 00時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 そう言えば江津子さんの小指ありますか?

[切り落とすのを忘れていた。
初めて交わった時、死した時に求めた肉は
違うものだったが、欲しいのはそれではない。

俺を育てた女も。
そのうち迎えに行くからね、と。
薬師の元に「残」して消えた。

解けた約束の小指。
母でなくとも、ふと、欲しくなった*]

(183) 2017/12/01(Fri) 00時半頃

―丞の傍で―

[丞の手により、第八車で豚が運ばれてくる
 肉切り包丁が振るわれて、自分の体も、豚の体も、
 薄く切られて焼かれていく
 その様子を見つめながら、少しくすぐったそうに呟いた]

 生きている頃は、おいしそうとか言われるのは、
 とても、嫌だったんです
 私は、食べ物じゃないんだから、と
 死んでもいないのに、なんで食べる想定をしてくるのか、と

[炊かれた米と、もう誰にものかも分からない、
 葉野菜に乗った焼けた肉の香りを鼻で味わう]


ですが、不思議ですね
いざこうしてなってみると、私を食べた豚さんには、
負けたくないなと思ってしまいます

[丞が肉を口に含む、今口にしたのはどちらだろうか]

私と豚さんと、どちらが美味しいですか

[返ってくるのは簡素な言葉
 そうですか と微笑みを送る

 『料理にかける時間も気持ちも、作る方の命の一部』

 かつて容に向けた言葉を思い出して、礼をした]

ありがとうございました*


[丞の傍らで、語り掛けていた後で、
 ミナカタが姿を現した

……小指、ですか?

[自身を殺した男
 分からないことをずっと話しかけながら、首を絞め続けた男
 あの苦しみは、忘れていない
 きっとこの先も、忘れない]

――――どうぞ

[けれど、それがなんだと言うのだ
 かつて言われていた部位ではないが、
 丞がその場所を示すなら

 異論がなければ、いいですよ
 輪廻の流れに とらわれて
 運命(さだめ)の時を迎えたんですから* *


リツに、はい、いいですよ、と安直だ**


【人】 FSM団 ミナカタ

 ああ、ゆり様の見事な体には
 申し訳ないが、俺の腕じゃこれ位がやっとだ。

 全く……風が強いな……。
 今年の雪は早く降るかもな。

[丞さんの求めに応じ>>184、紫蘇で巻いた
ゆりの肉を差し出しながら外を見る。

千々に乱れる風を見ながら、
源蔵にはなれないが、冬の訪れを予感する。
その寒さが冬の訪れを知らせるものではなく、
哀れな巫女がその身を躍らせているのだと
誰が見る事が出来ただろう]

(196) 2017/12/01(Fri) 01時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ん。
 約束って言うか……約束したかったと言うべきか。

[望む小指は残ったまま>>187
豚には食べやすい部位から食わせたのだから
残るのは当然か。

遠慮なく手首を手に取り、歯を立ててみたが
硬くてこっちの顎がやられるそうだ。

思わず力を込めたせいか、肩がずきりと痛む。

暴れた江津子が振るった鉈。
深々と刺さる事は無かったが、
幾つか肩に傷が出来た。

錠に使うはずの軟膏を付けて押さえているが、
連日の血の儀式に、鼻はすっかり
血の匂いに麻痺してしまっているようだった]

(203) 2017/12/01(Fri) 01時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 痛……。

[痛みを訴えたのは舌か、顎か、それとも肩か。
丞の目にどう映っているか気にせず
指に付いた筋を何とか歯で引き千切る]

 そうだな。
 終われば、いいのにな。

(204) 2017/12/01(Fri) 01時頃

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