人狼議事


179 仮想現実人狼―Avalon―

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両親へと二人だけの水入らずで家族旅行をプレゼントしたいという理由で、マユミは色々なことを頑張った。
友人は快く引き受けてくれて、兄さんのことまで含めて様々な協力をしてくれた。

初めて体験したVRの世界は、とても綺麗で。
楽しかった。
優しい人が沢山いて、思い出が沢山出来た。
初めて声をかけてくれたチアキには、ちょっと憧れもあったかもしれない。
初めてのことばかりが連続していて、そのどれもが驚きの連続で――。
――初めての戦闘は、大きな兎の首を跳ね飛ばすという少し衝撃的なもので。

しかし、そういうものなのだろうと彼女は世界を誤解していった。
輝かしい世界は、いつからだろう。
血に濡れてぬらりと輝く、黒の世界へと変わっていた。


[あんなに、元気に笑っていた子供を殺した。
ワンダさんに愛されていた様子を、見ている。
その息の根を止めた時。
苦しんでいる様子を、ただ茫然と見た時。
刺し身を美味しいと言って食べてくれた記憶が。
愛おしそうにワンダさんから撫でられている記憶が。
悲痛な叫びをあげるワンダさんの声が。
覚悟を決めたように、眼を閉じるトニーの姿が。
あの独白の声が。
手に残る、首を切った感触が。
吹き出す鮮血の光景が。
その臭いが。
広がる血だまりが。

――彼女の虚ろを、支配していた。


現実と虚構の境目は、どこからか曖昧になっていた。
殺した。
殺した。
殺した。
ゲームでのこと、という認識はなかった。

マユミは、誤解をしていた。
あるいは、それは誤解ではなかっただろうか。

この世界は、残酷なのだ――と。


――心が、耐えきれなかった。
平然として、淡々としていたのは。
ゲームだと認識して、ゲームとしての行動をしていたのは。
そうでなければ、恐くて逃げ出してしまいそうだった。

ただの、ポーカーフェイスだった。
「シロガネ」としての振る舞いは、いつものマユミとは全然違う行動を取らせた。
シロガネだから出来ることが沢山あった。
シロガネだから、私は――。


――???――

[光射さぬ細井戸の 澱んだ水溜り
少年は身を丸め ゆうるり ゆるり 堕ちて行く
遥か上を見上げれば 鏡の如き空に 映る貌
白い面で泣く彼は まごう事なき 己自身]

 『 嗚呼 俺は 』

[途端に気付く 己は最早彼ではなく
あの時流した 一粒の涙だったのだ
彼があの時手放した 少年の心だったのだと]

 『 俺は 消えて行くのか …… 』

[ゆるり ゆうるり 堕ちて行く
絶望の巣食う 闇の底へ と]


[澱の中に堕ちたかと 思うた瞬間
ふわり と躰が浮いた
波の様に優しく 羽の様に柔らかい
それは誰かの腕のよう
温かい声が木霊して
   『 大丈夫ですか 』
魂を揺さぶり 霧散しそうな意識を呼び留める
       『 トニー 』
嗚呼 そうだ 彼女は……]

  ……ワン、ダ……、

[消滅と再生の狭間で まどろむ少年の幽体が 
その名を紡ぐ
死の瞬間に口にした 同じその名を
彼女の心の安寧を願いながら―――**]


奇跡の子 カリュクスは、メモを貼った。

2014/06/04(Wed) 19時半頃


【人】 奇跡の子 カリュクス

─ (回想) ─

[夢を見た。
 そう昔でもない、しかし最近というわけでもない、もう何度も見たフラッシュバック。

 ──とある夏の日、両親に連れられて、車での旅行の帰り道。
 そこで玉突き事故に巻き込まれた。]

(115) 2014/06/04(Wed) 19時半頃

【人】 奇跡の子 カリュクス

[自分は後部座席でうとうとしていて。
 ひどい衝撃と音に目をさましたら、目の前で両親は無惨な姿になっていた。

 自分のものではない血液に上半身を濡らし、崩れた人の形と、ひどい血と消化物と焼けた鉄とガソリンの臭いに囲まれて。
 ものも言えずにただ固まっている自分の息づかいがやけに煩い。
 視界は真っ赤で、人の声も音も聞こえず。
 ただ極度の緊張の中で、非現実的な眼前の光景をただ凝視する。

 動けもせずに救助を待つ間、人は案外簡単に壊れるんだな、とか、血の臭いよりも消化物の臭いの方が目立つんだな、とか。
 そんなことを考えていたのは妙にはっきり思い出せるくせに、自分の足がどうなっていたかは記憶にない。
 痛みもなかったと思う]

(116) 2014/06/04(Wed) 19時半頃

【人】 奇跡の子 カリュクス

[…次に思い出すのは、救助の直後、麻酔をかがされて眠る直前の激痛。

 動かなくなった足に気がつく前に両親の死亡を知らされたこと、慌ただしく警察の聞き取りだの保険金の受け取りだのに追われたこと。

 両親の保険金を受け取ったときに、人の命の値段は案外安いんだな、と思ったことを覚えている]

(117) 2014/06/04(Wed) 19時半頃

【人】 奇跡の子 カリュクス

[殺伐とした記憶の合間合間に出てくるのは、足繁く見舞いに来てくれたクシャミと、彼の持ってきてくれるお菓子の甘い味。
 それに励まされてリハビリに通った記憶。

 ともすれば折れそうな心の中に、手作りの甘いお菓子は慰めと温かさを与えてくれた]

(118) 2014/06/04(Wed) 19時半頃

【人】 奇跡の子 カリュクス

[しかし努力の甲斐なくして医者は彼女の症状固定を告げ、さらにそれなりの賠償金が支払われた。

 自分の割引現在価値が具体的に金銭で示されるのにはさすがに荒れたが、それでも事故の前から遊んでいたこのゲームに全面的に逃げることをしなかったのは、クシャミのお陰だと思っている。

 VRの世界で跳ね回る自分に逃避するのがいかに魅惑的でも、夢に向けて頑張りながらも自分のことを気にかけてくれるクシャミを見ていると、それではいけないと励まされた]

(119) 2014/06/04(Wed) 19時半頃

【人】 奇跡の子 カリュクス

  ──だから、やっぱりクシャミんだけは──*

(120) 2014/06/04(Wed) 19時半頃

【人】 奇跡の子 カリュクス

─ 客室 ─

 ──無事に、帰って。

[いつの間に寝入っていたのか、目覚めはずっしりと重かった。

 ゆっくりと頭を起こし、抱え込んでいた猫耳パーカーに苦笑していると扉をたたく音がする>>87]

(121) 2014/06/04(Wed) 20時頃

【人】 奇跡の子 カリュクス

…誰?

[誰何しながら扉を開ければ、目の前にはクシャミの姿があった。

 差し出された手にはマドレーヌの小皿。

 少し夢にシンクロした光景に、ちょっと目を丸くしてクシャミの顔を見上げる]

ん…、ありやと。

[ひとつ取って口に運ぶと、ふんわりとやさしいバターの香りが気持ちをなごませていく。
 いつもと変わらないその味に、自然と口許がほころんだ]

(122) 2014/06/04(Wed) 20時頃

【人】 奇跡の子 カリュクス

…やっぱり、クシャミんのおかしは一級品。

[そしてやっぱり、クシャミに帰ってほしい、と強く思う。

 ふわりと笑って、フードのない姿を見上げた。
 彼のフードは今、自分のベッドの上だ。

 …背伸びして腕を伸ばすと、リアルでは決して届かない頭を引き寄せる]

(123) 2014/06/04(Wed) 20時頃

【人】 奇跡の子 カリュクス

…クシャミん。
このクエスト、《帰還》か《消滅》しかないなら、ボクはクシャミんだけでもいいから帰したい。

アバターが消えるだけならいい。
けど、人の心と体、そんなに遠くないの、知ってる。
心が動けなくなると、体も動かなくなる。
こっちの世界で何かあったら最悪死ぬかもしれないから、ボクはクシャミんのみかたになる。

クシャミんがどっちでもかまわない。
ボクはクシャミんのみかたになる。

[声をひそめて囁いて、返事をさせないように唇をふさいだ]

(125) 2014/06/04(Wed) 20時頃

【人】 奇跡の子 カリュクス

[抵抗されてもされなくてもすぐに離れるつもりだったから、いくらも時間をおかないうちにクシャミの胸を押しやって離れる。
 ふ、と、気が抜けたように笑って、]

…あまい。

[小皿を取り上げて部屋から押し出した。]

顔洗ったら、行く。

(126) 2014/06/04(Wed) 20時頃

【人】 奇跡の子 カリュクス

─ 少し時間が経って、まだ客室 ─

[ マドレーヌの小皿を目の前に、ぼんやりしているうちにどれだけ時間が経ったのだろう。

 扉を叩く音>>94に返事をし、ノブを回すとそこにいたのは紅茶を持ったグレッグだった]

……おきてる。
グレッグ、昨日はありがと。

[まずは昨日の礼を言い、そしてシロガネの訃報>>95を聞くとまた俯いて耳を揺らす]

(131) 2014/06/04(Wed) 20時半頃

【人】 奇跡の子 カリュクス

……シロガネ。
霊能者、だったからなのかな。
それとも、仲間を殺したから?

けど、もうわかんないんだ、ね。

[シロガネのことを思い出す。
 あれだけ心が離れていればそう苦しい思いはしなかっただろうとは思うが。
 それは自分の想像の中だけの、ただの希望だ]

(134) 2014/06/04(Wed) 20時半頃

【人】 奇跡の子 カリュクス


…お茶、ありがと。
飲んだら広間、行く。

[熱い紅茶を受け取ってのぞき込むと、ゆらゆら揺れる水面に自分の顔が映る。
 なかなか、ひどい顔をしていた*]

(135) 2014/06/04(Wed) 20時半頃

【人】 奇跡の子 カリュクス

─ 客間 ─

[いつまでも部屋でぼんやりしているわけにも行かない。
 クシャミやグレッグに告げたとおり、そろそろ広間へ行って占いの結果や何かを確認しないと。

 そう思って、借りた猫耳パーカーを抱えて広間へ向かう。]

(164) 2014/06/04(Wed) 21時半頃

【人】 奇跡の子 カリュクス

─ 客間→ ─

[途中、シロガネの部屋の前を通りがかるがそこにはもう何もなく。
 名前の消えた投票欄を見て、小さくため息をつく。

 シロガネはたぶん、霊能者だから殺された。
 トニーが人狼のスキルを割り振られていたかどうかにかかわらず。]

 ……シロガネ。

[いなくなった部屋の主の名前を呼んで、軽く黙祷する。
 食堂の前を通りがかれば同じくトニーのために祈ってから、広間へ*]

(176) 2014/06/04(Wed) 21時半頃

【人】 奇跡の子 カリュクス

─ →広間 ─

[広間に顔を出したのは、クシャミがリンダへ襲いかかろうとする>>172ほんの少し前。

 占い師であるクシャミがリンダに武器を向けているということは、クシャミの出した結果は"リンダは人狼だった"ということ]

…クシャミん。
リンダは人狼、なんだね。

[何かあれば助太刀する気で。
 いつの間にか室内で使えるようになっていた剣を抜いた]

(197) 2014/06/04(Wed) 22時半頃

【人】 奇跡の子 カリュクス

[相手より身長が低いのは、視界という意識の隙間に入ると言うことでとても有効。
ナイフを手にしてクシャミとリンダの戦況を見つめているフランシスカ>>208にそっと近づき、胸元に切っ先を突きつける]

…フランシスカ。
クシャミんの邪魔するの、許さない。

ボク、こう見えてもそれなりに扱える。
おとなしくしていて。

[低い声で脅す。
 揺れもしない剣先に、意思を感じてはくれるだろうか]

(216) 2014/06/04(Wed) 23時頃

カリュクスは、トルニトスの戦いも目の端でじっと見つつ。

2014/06/04(Wed) 23時頃


【人】 奇跡の子 カリュクス


…ボクは、クシャミんの邪魔をしてほしくないだけ。
フランシスカが何もしなかったら、ボクはこのまま。

[揺れる声に応えながらも、眉を顰めふらつく彼女>>221のことを見ている。
 その肌に傷をつけないよう、刃の角度は慎重に測りながら]

(229) 2014/06/04(Wed) 23時頃

[ふわり、ふうわり
少年は虚空で身を丸める
このまま総てを手放そうか
さすれば この悪夢から 絶望から
耐え難き罪悪感から解放されるのだろうか、と
だが―――]

 『 死んだら泣く奴は居るって 絶対 』

[不思議と、心を動かしたあの、詞>>*2:30
このゲームで、そしてアヴァロンの世界で共に過ごした
心優しき仲間達の顔が
そして、最後に見たのはいつだろう
母の、父の顔が――心に、浮かんだ]


【人】 奇跡の子 カリュクス


……、だから、黙って、と。

[刺さらないようにと考慮した刃も無視してナイフを投げるフランシスカに眉を寄せ、剣の角度を変えて刃の腹で彼女を押しやる。
 スキルを乗せればそのまま転ばせることも可能だが、スキルを封じられている現状では押しとどめるのが精一杯だ。

 だが、クシャミに傷を負わされたリンダを見れば、おとなしく剣を納める]

…行ってあげて。

[緋に染まりゆくリンダを見やって]

(241) 2014/06/04(Wed) 23時半頃

[純粋無垢な眼差しの侭、手の中で息絶えた、愛する子犬
死の恐怖に脅え、肢体を割かれる痛みに苦しみながら
己が牙と爪に散った、親しき友
生を願う想いが浮かんでは
その頭を血塗られた澱へと沈める
二つの――追憶]

 ( ごめんなさい あやまるから
   ごめんなさい 何度でも …… )

[あの夢と同じ 贖罪の言葉を>>*1:3
祈りと代え 少年は唱える
どうかこの罪深き魂の代わりに
二つの御霊が救われますように
そして、自分を愛してくれた母が、父が
アヴァロンの地で、共に泣き笑うた仲間が]

 ( どうかもう これ以上
   苦しみません ように ――― )


――命を奪う覚悟、なんて。
シロガネもマユミも持っていなかった。
トニーが少しでも、違うと主張していたら。
きっと、その凶刃は届かなかっただろう。

――覚悟なんて、なかった。
人狼だと確信した時、殺す覚悟なんて。


【人】 奇跡の子 カリュクス

[リンダの向こうではクシャミが立ち尽くしている>>244
 彼のこめかみを伝う赤いものを認めれば、自分に構う余裕などないだろうフランシスカを飛び越えてクシャミの元に走り寄った]

…クシャミん。

[けがをすればいたいのは判っているから、大丈夫?とはきかずただ見上げる。
 スキル画面で今日も≪投票≫のカウントダウンが止まったのを確認して、]

…投票は、誰かを排除すれば止まるみたいだね。

[息絶えたリンダ>>249と嘆くフランシスカ>>250を見ながら、苦い声で告げた]

(253) 2014/06/05(Thu) 00時頃

奇跡の子 カリュクスは、メモを貼った。

2014/06/05(Thu) 00時頃


奇跡の子 カリュクスは、メモを貼った。

2014/06/05(Thu) 00時頃


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