人狼議事


216 宵闇駆けるは天つ星

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視点:


狩人も立ち入らない深い森の奥からやってくる、“人狼”は、ひそかに人間と入れ替わり夜になると人間を襲うという。隣国の出身でありながら戦功名高く、Sirの称号を賜った若き英雄、Cointossと配下の聖貨騎士団は、この魔物の噂を重く見ていた。

恒例になりつつあった臨時徴税を収めた村人たちは、水車小屋で招集の命令を受け、不安を覚えつつも集会所へと集まるのだった……。


【人】 病人 雷門

嗚呼、聞こえる。やつの足音が聞こえる……。

(0) 2015/02/05(Thu) 23時頃

村の設定が変更されました。


稲荷のお告げ (村建て人)


 
 
 
──遥か天より、星の雨が降り注いだ日から幾星霜。
 
 
 

(#0) 2015/02/05(Thu) 23時頃


稲荷のお告げ (村建て人)


光抱きし『銀の煌星』。
闇孕みし『黒の闇星』。

二つの星を抱くものたちはいつからか世に隠れ、その一部は人脅かす妖祓う『退魔師』として密やかにその力を振るっていた。
 
ある時、『退魔師』の頭領から、一つの指令が届く。
とある海辺の村が数日で滅び、その廃村に妖の気配がある。
疾く、彼の地に赴き妖を祓い鎮めよ、との命によって赴いた先にあったのは、複数の妖の影。
 
緩く巡らされる結界の内、力あるもの同士の戦いが始まる──。

(#1) 2015/02/05(Thu) 23時頃


ひとづかい トリが参加しました。


【人】 ひとづかい トリ

 
 
 
[天を翔け行く紅の翼]

[力あるものの交差の態は]

[円き眼に如何に映るや]
 
 
 

(1) 2015/02/05(Thu) 23時頃

ひとづかい トリは、メモを貼った。

2015/02/05(Thu) 23時頃


村の設定が変更されました。


広場のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2015/02/05(Thu) 23時頃


座敷守 亀吉が参加しました。


【人】 座敷守 亀吉

─ 名もなき農村 ─

 ほーい、それじゃあ、よう見ててなぁ?
 最初は二つ、それから三つ、続いて四つ……と。

[にっこりと、人好きしそうな笑顔を浮かべて天へと放り投げるのは色とりどりの玉。
最初は二つ、続けて三つ。
四つ、五つ、六つと数はどんどん増えていく。
それがどこからどうやって現れるのかは、傍目にはさっぱりわからぬものの。
空を飛び交う玉の乱舞は、集まった村の人々を惹きつけるには十分に足りる]

 ひ、ふ、み、よ、い、む、な、や、こ……とおっ、と。

[飛び交う玉が十個になると、一つずつ玉を天高く放り上げる。
最後の十個目は天に届くとぱかりと割れて、中に仕込まれていた紙吹雪を周囲に散らした。
色とりどりのそれが舞う中、落ちてきた玉を両手に四つずつ受け止め、最後の一個は絶妙の位置取りで頭の上に落とす。
頭の上に落ちたそれはぱかりと割れて、中に仕込まれていた大輪の花を鮮やかに開かせた]

(2) 2015/02/06(Fri) 01時半頃

【人】 座敷守 亀吉

 はいな、お粗末様でしたぁ。

[上がる歓声に満面の笑みを浮かべつつ、両手の玉を袖へと落とし込んで仕舞いこみ。
頭の上の造花を手に取り、優美な仕種で礼一つ。
最後に派手なものがみたい、という住人の要望にはどうやら応えられたようで、その事に青年は笑顔の下で安堵の息をついていた]

(3) 2015/02/06(Fri) 01時半頃

【人】 座敷守 亀吉

 ……やーれやれ。
 最近は色々と『静か』で。
 こっちに力入れられるんは、ほんとにありがたいわあ……。

[その日の夜。
淡い光放つ月の下をそぞろ歩きつつ、青年はなんとも呑気な呟きをもらしていた]

 この調子で、次の場所までいきたいとこなんやけど……。

[言いかけた言葉は、見上げた月を不自然に掠めた影によって遮られる]

 …………無理ぽいなぁ。

[ぼやきと共に差し伸べる手に止まるのは、一羽の鴉。
自身が唯一、己が上に立つ者、と見なす男からの使い]

(4) 2015/02/06(Fri) 01時半頃

【人】 座敷守 亀吉

 やれやれ。
 ……今度は、どこで何が起きとるん?

[苦笑しながら鴉の足に結ばれた文を取る。
記されているのはごく簡素な内容の指令]

 ふむ……方向は同じ……か。
 んじゃ、後からおっつくのはそんなにしんどくない、か。

 ……やーれ、やれ。

[幾度目か、ため息をついた後、青年はくるりと踵を返して一座の元へと戻っていく。

翌日、出立する旅芸人一座の中にその姿はなかった。**]

(5) 2015/02/06(Fri) 01時半頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2015/02/06(Fri) 01時半頃


薬売り 芙蓉が参加しました。


【人】 薬売り 芙蓉

― 雑木林の奥 ―

 ――終わったかねぇ。

[鬱蒼と茂る林の奥。
 土に根を張り微睡んでいた妖は、ゆっくりと片目を開ける]

 あたしゃ自ら彼の地を侵すことはなかったというのに――まあ、派手にやったもんだよ。

[この林を海に向け抜けた場所。
 そこには農業と漁業にて生計を立てる、ごく小さな村がある。
 否、『あった』と言うべきか。今となっては]

 人の気配、すっかりなくなっちまったじゃないか。
 まったく、一体何をやらかせばそんなことになるんだい?

[目を細め呟いても、それに答える声はなく。
 ただ、どこか不穏な冷たい風が、ざわ、と周囲の木々を揺らしただけであった]

(6) 2015/02/06(Fri) 22時頃

【人】 薬売り 芙蓉

[決して大きくはなけれども、奥を見通せぬ林に、時折入ったきり帰らぬ者があった。
 或いは何と出くわしたか、命からがら村に逃げ込んでくる者も。
 そうした出来事が積み重なり、いつしか村の人々により、ある噂が囁かれた]

『林の奥には、人を喰らう樹があるらしい』

[人々は林を恐れ、不用意に立ち入ることはなくなった。
 それでも時には食材や薬草を求め踏み込む者があり、そうした者らのうち幾らかは、噂の新たな種となった。
 人と妖は、かくて長きに渡り互いの領分を守ってきたのだが]

 滅ぼしちまったら、新たな糧は生えてこないってのに。
 馬鹿なことをしたもんだよ。

[独り言ち、口から漏れたのは僅かな吐息]

(7) 2015/02/06(Fri) 22時頃

【人】 薬売り 芙蓉

 もうこの地に留まる理由もないが……。

[地中広く張り巡らされた根が、しゅるしゅると足裏へ吸い込まれるように引き戻されてゆく。
 そうして全てが収まれば、人と似た形となった足を持ち上げ、人喰いの樹は歩き始める]

 最後に馬鹿者の顔でも、拝んどいてやろうかねぇ。

[そうして向かう先は、未だ自らの足で踏んだことのない、かつて人の営みがあった地*]

(8) 2015/02/06(Fri) 22時頃

薬売り 芙蓉は、メモを貼った。

2015/02/06(Fri) 22時半頃


【人】 座敷守 亀吉

─ 廃村 ─

 ……さぁて、来てはみたものの。

[一座と分かれ、やって来た村。
事前に聞いてはいたものの、人の気配の感じられぬその場所のなんとも言えないもの悲しさにため息が落ちた]

 なんをどーすれば、こーゆー事になるんかなぁ。

[呟く声音は呆れたような感心したような。
その呟きに、肩に掴まる小鬼がさあ? と言わんばかりに首を傾いだ]

 とりあえず、少し歩いてみるかぁ。
 他にも、同じ指令受けとるのがいてるかも知れんし。

[などと呟きつつ、人気のない村の通りをゆるり、歩き出した。*]

(9) 2015/02/06(Fri) 22時半頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2015/02/06(Fri) 22時半頃


【人】 薬売り 芙蓉

― 廃村 ―

[木々の生い茂る林の中でも、その木の一つであった妖が迷うことはない。
 真っ直ぐに突っ切ってみれば、その村には呆気ないほどすぐに辿り着いた]

 やれやれ、わかってはいたが、本当にこうなっちまっとるとはね。

[人気の消えた廃村を、冷たい海風が通り抜けていく。
 よく見ればほんの少し前まで人のいた形跡はあり、家々も決して古びて朽ちている訳ではない。
 そうした様子が数日前まであった人の営みを思い起こさせる。
 ただし人ならぬものはそこにどのような感情を得るべきかわからず、ただ林の音とは異なる胸の奥のざわめきのようなものを感じていた]

[動くものの気配を感じたのは、そうした折]

 おやぁ――生き残りかい?

[気配>>9へ向け声を掛ける。
 木の根に似た形の裸の足指で、がしりと地を捉えながら*]

(10) 2015/02/06(Fri) 23時頃

【人】 座敷守 亀吉

─ 廃村 ─

 ……ん。

[そぞろ歩きは当て所なく。
吹き抜ける風に目を細めながら進める足は、届いた呼びかけ>>10と、感じた気配にぴたり、と止まった]

 生き残りー、とはちゃいますねぇ。
 俺、ここにはついさっき来たばっかですわ。

 ……そちら様は……ここの住人さんでしょかー?

[口調は軽いまま、問いを返しつつ。
声の主に向ける瞳には、やや、険しいいろが宿っていた]

(11) 2015/02/06(Fri) 23時半頃

【人】 薬売り 芙蓉

 ついさっき?
 ふうん、ここがこうなってること知らなかった風でもないし……なんの用だか、ねぇ。

[足を止めた相手>>11に、向けるのは値踏みするような視線。
 その肩に小鬼を認めれば、はたと瞬く。
 そして警戒のいろを宿す瞳を受け、ふと笑って]

 そうといえばそうだし、違うと言えば違う。

[相手の問いに謎掛けのように返しながら、地へ埋めた足先から地中へと意識を伸ばしていく。
 細く細く、相手に悟られぬようにと伸ばし]

 ま、一つだけ言えるとしたら、あたしは"人"じゃないってことさ。

[その先端を、相手の足に絡みつけようとする。
 喰らう意図はなく、ただ、触れて探らんとする程度の力加減]

(12) 2015/02/06(Fri) 23時半頃

【人】 座敷守 亀吉

 ええ、ほんのちょい前に。
 ……ま、ちょーっとした野暮用ですわ。

[なんの用、という言葉に返すのはからりと軽い笑い声。
落ち着かぬ様子の小鬼をぽふり、と撫でつつ、謎掛けめいた返事>>12に瞬きひとつ]

 んん?
 それは……えーと?

[住人といえばそうだし、違うと言えば違う。
何より、"人"でないというのは、つまり、と。
思考巡らせていると、肩の小鬼が甲高い声でキッ! と鳴いた]

(13) 2015/02/06(Fri) 23時半頃

【人】 座敷守 亀吉

 おおっとぉ!?

[直後、足元に感じた動く気配にとっさに後ろへ下がろうとするものの。
気づくのが僅かに遅れたため、片足が軽く、先端に触れた。
触れた部分からは普段は抑えているもの──黒き星の力が僅かなりとも伝わるか]

 っと、ととっ、と。

[どうにか転倒するのは免れるものの、わたわた、とする動きに肩の小鬼が気を付けろー! と言わんばかりにキキイ、と鳴いた]

 危ないなあ、っとに……。
 いきなり、何なさいますん?
 俺は、荒事は得意やないんですから、勘弁したってやぁ。

[どこかわざとらしい口調で不平申し立てる、その周囲に揺らめくのは淡い紫色の影]

(14) 2015/02/06(Fri) 23時半頃

野伏り 余四朗が参加しました。


【人】 野伏り 余四朗

─ 里 ─

[住み人も少ない里の一つ。
いくつかの住まいが点在するその地の畑には、幾人かの人影がある。
その一つである余四朗は腰を落とし、作物の生長を妨げる雑草を抜き取る作業をしていた]

「余四朗や、お客やど」

客ぅ?

[里長の声に顔を上げ、土に塗れていない腕の部分で垂れ落ちてきた汗を拭う。
客と言われて余四朗が視線を転じると、見慣れた姿がそこにあった。
土埃が付いた顔が笑みを形作る]

飯ん種来たかぃ。

[退魔師の頭領の遣いは、その言葉に小さく笑みを浮かべた]

(15) 2015/02/07(Sat) 00時頃

【人】 野伏り 余四朗

[当然のことながら、余四朗は里の者達に退魔師の仕事については明かしていない。
故に退魔師の仕事は表向き、「戦に赴く」と言うことになっていた。
実際に戦に参加することもあるのだが、里の者達にその違いは分かりやしない。
どちらも”戦い”報酬を得るのだから、余四朗自身大差ないと考えていた。
今回も、馴染みの情報屋が「戦が始まる」と言う話を伝えに来た、と言う体になっている]

今回は海沿いけぇ。
結構遠いんな。

[里から離れた場所と言うのは移動が大変だが好都合だ。
里の者達に仕事が割れ難い]

ほんなら早々支度して行くかぃね。
伝達あんがとよ。
後はあっちでどぅにかすんさ。

[住まいの縁側での会話。
里の者に聞かれても問題無い程度で会話を交わし、余四朗は遣いに諾を返す]

(16) 2015/02/07(Sat) 00時頃

【人】 野伏り 余四朗

「にいちゃん、また行くん?」

おぅ、しっかり稼いでくんで。
また美味い飯食わしたるかんな。

[里の子に裾を引っ張られながらの問いに、余四朗は明るい声を返した。子の頭を撫でた後、手を離してもらい身支度を始める。
稼いだ金は大体が里長の手に渡り、里の者達が暮らすための費用となる。
作物の育たぬ冬の備えなど、蓄えはあって困るものではないのだ。
今回も受け取ったささやかな前金は里長へと渡してしまう]

「いっつもすまねぇなぁ。
 危ねぇ思いして稼いだもんだのに…」

里ん置いてもらっとんや、気にしなや。
わしにゃ”これ”しか無いんやき。

[申し訳なさそうにする里長に、余四朗は笑いながら佩いた太刀を示した。
幼い頃に忌まれ続けた余四朗にとって、居場所があること自体がありがたいもの。
自身の持つ腕で礼が出来るなら苦ではなかった]

(17) 2015/02/07(Sat) 00時頃

【人】 野伏り 余四朗

ほんじゃあちょっくら行って来ぃわ。

[太刀と僅かな荷を持ち、余四朗は里の者達に見送られ、遣いと共に目的地へ*]

(18) 2015/02/07(Sat) 00時頃

野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 00時頃


団子屋 たまこが参加しました。


【人】 団子屋 たまこ

[祭囃子が聞こえる――]

[かき鳴らされる太鼓や笛の音、揺れる篝火――]



[もう戻らない、遠い昔の面影――
消し去った者は時間の砂と消え、
流浪の妖一体、安寧を求めてただ彷徨い]

(19) 2015/02/07(Sat) 00時頃

【人】 薬売り 芙蓉

 ふん。まあ、いいか。

[問いにはっきりとした答えはなかったが、その場は軽く流す。
 地中より伸ばした根に、いち早く気付いたのは肩の小鬼>>13]

 面白いもん飼ってるねぇ。
 あたしらのお仲間に見えるけど?

[そうしている間に、根の先端が僅かに相手の足先へ触れる。
 絡みつくことこそ叶わなかったが、相手の持つ常人とは異なる気配を感じ取るには、それでも十分であった]

 へえ……。そこの小鬼だけじゃない、あんた身の内にも妙なもん宿してるね。

[にたり、目を細め口の端を持ち上げて呟く。
 林に根を張る妖怪故、外の世には疎かったが、それでも流浪の者に聞いたことがある。
 その身に星を宿し、魔を祓う力持つ者の存在を]

(20) 2015/02/07(Sat) 00時頃

【人】 薬売り 芙蓉

 おや、人喰いが人の味見て何が悪いんだい?
 特に好き好んでこんな所に来るような奴のさ。

[わたわたと後ろへ下がる相手を見、笑いながら根を地中へ引っ込める]

 ――ま、今のでよおくわかったよ。
 あんたがただの餌じゃないって。

[足を取られた後の動きは妙に危なっかしく、頼りなく見えるが。
 しかし直に触れた感覚、そして何より周囲に揺らめく影>>14が、その理解が正しいことを物語る]

 とはいえあたしが用があるのは、あんたじゃないみたいだけど、ねぇ。

[す、と足を後ろに下げ。
 さてどうすると、相手の影に視線を向ける]

(21) 2015/02/07(Sat) 00時頃

【人】 団子屋 たまこ

― 里へと至る道 ―

確かこの先に村があるとは聞いておるのじゃが、
本当にこっちで正しいのかのう……。

[そして、今。道に迷う一歩手前に陥っていた。


見たところ小柄な少女の風体をしているが、
そこそこの長い時を生きた妖である。

そうして、そこそこの長い時の大部分を旅に費やしている。
かつて人と共存しつつも暮らしていた小さな村は、
とうの昔に滅びてしまったから]

(22) 2015/02/07(Sat) 00時頃

【人】 座敷守 亀吉

 飼ってる、ってぇんとは、ちょい違いますけどな。
 多分、純粋な意味でのそちらさんの『お仲間』とも違いますわ。

[呼吸整え、最初に返したのは小鬼の事。
身の内>>20との言葉に右手が胸元に触れたのは、半ば無意識。
僅かな刹那、表情が険しさを帯びるが──それはすぐに、消えて]

 てー、味見、て。
 物騒なこと、さらり仰いますなあ……。

 まあ、俺がただの餌やない、て見立て自体は、間違っとりませんけど。

[引っ込められる根を見やりつつ、そこだけははきと返して。
続く言葉と、足を下げる様子>>21に、一つ、息を吐いた]

(23) 2015/02/07(Sat) 00時半頃

【人】 座敷守 亀吉

 ……まあ、俺としても、荒事避けられるんなら、それに越した事ないんですけどなぁ。

 そちらさんが、ここがこうなった理由知ってはる……ってんなら、ちょぉ話は変わりますが。

 そうでないなら、ここはお互い穏便に引く、てぇのも悪かないかなぁ、と思っとりますが。

[そう言いながらも完全に警戒を解かぬのは、退魔師としての務め故の事か、それとも掠れた記憶のためか、そこは自身にも定かならぬもの]

(24) 2015/02/07(Sat) 00時半頃

団子屋 たまこは、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 00時半頃


【人】 薬売り 芙蓉

 そうなのかい。
 田舎者ゆえ、物知らずですまないねぇ。

[小鬼に関して聞けばそう返す。
 胸元に手を触れる様に瞬くけれど、一瞬後にはその表情は消えていた>>23]

 おや。何を隠そう、あたしが知りたいと思っていたのもそれでねぇ。
 ならば今の所は、事を構えずとも良さそうか。

[相手の提案を承諾し。
 警戒を解かぬ様子には薄く笑いつつも、数回後方へ跳んで下がる]

 だけど――あたしは気まぐれな人喰い。
 美味そうな餌を目の前に、いつ気が変わるともわからないけれど――ね。

[不敵な笑みと共にそう言い残し、村の何処かへ去っていった**]

(25) 2015/02/07(Sat) 00時半頃

薬売り 芙蓉は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 00時半頃


【人】 座敷守 亀吉

[肩の小鬼は、自らの力によって生み出したもの。
妖ではあるが、そうとも言い切れぬ狭間の存在である……との説明は、必要ない事、と判じて省いていた]

 あらら、そちらさんにもわからん事でしたか。

[返された言葉>>25、その前半には僅かに目を細めるものの。
真面目な表情はすぐに掻き消え、人の良さそうな笑みがとってかわる]

 ええ、今んとこはそうですねぇ。

 ……人喰いさんの気ぃが変わらん事、願っときますわ。
 生きながら齧られるんは、結構きついもんですしー?

[不敵な笑みに返すのは、冗談めかした言葉。
去って行くのを追う事はせず、完全に気配が遠のくと]

 ……やーれやれ。
 いきなり、こわいもんにおうてしまたわ。

[こんな呟きと共に、ひとつ、息を吐いた。*]

(26) 2015/02/07(Sat) 00時半頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 00時半頃


半の目 丁助が参加しました。


【人】 半の目 丁助

―宿場町・鉄火場―

「さァ、丁方ないか。ないか。ないか丁方!」

[酒や煙管の臭いが染みついた薄暗い一室で丁半が行われていた。
今日はどうも半の目が出る事が多いらしい。
集まる客は大半が保身の為に半に賭けており、丁に賭ける者は少なかった。]

「…そこの兄さん、勝負してみちゃあどうだい?」
「見てりゃあ、まだ一度も札を使ってねぇじゃねぇか。此処に来て臆病風に吹かれちゃあならねぇ。
 当たれば一攫千金って奴だ。どうだい。」

…そうですねェ。
それじゃあ――これで。

[声を掛けられた男は頬を掻いた後、無造作に手垢のついたコマ札を全て、丁側に置いた。
場を囲む人間の間でどよめきが起きる。]

(27) 2015/02/07(Sat) 01時頃

【人】 半の目 丁助

「いいのかい、それお前さんの持ってる札全部じゃねぇか。」

いいんですよ。
だって俺、ここ初めてですしィ。
そろそろ帰らないといけないンで。

[男は肩を竦めてみせながらへらりと毒気のない顔で笑った。
コマ札が半側に偏った盤面。
残りは奥に控えていた博徒が持つ事となり、取り敢えず双方コマが出揃う。]

「コマが揃いました。」

[中盆の威勢のいい掛け声。
ツボ振りは右手を壺に乗せたまま、左手の指の股を大きく開いて客が見やすいよう掌は壺の横に伏せる。
左指の薬指がほんの僅か曲がっていた。]

(28) 2015/02/07(Sat) 01時頃

武家の娘 沙耶が参加しました。


【人】 武家の娘 沙耶

─ 廃村・岩場 ─

[人っこ一人いない、静かな岩場。
だーれもいない此処にぽつんと、少女はたった一人で海を見つめ]


……おなか、すいた。


[ぽつり、呟くその声は。
幼く、そして何もわかっていない声]

(29) 2015/02/07(Sat) 01時頃

【人】 半の目 丁助

「勝負!」

[壮年のツボ振りが壺を開く。
一堂の視線が賽に集まる中、彼だけ一瞬驚いたような顔をしたのを見て男は口の端を上げた。
賽の目を確認した中盆は出た目を口にする。賽子の目は三と三。]

「――サンピンの丁だ!」
「あぁ、ちくしょう。半の目が来ると思ったのによぉ。」
「何だい、運がいい兄ちゃんだ。」

[丁に掛けた者達に、負けた者達のコマ札が配られ始める。
男はこれで鉄火場を後にするのでそれを金に変えた。
他の客から肩を叩かれて照れたように笑う。]

へっへっへー。
日頃の行いがいいお陰かな。

「どうも運がねぇようだ。俺も今日は終いにしとくよ。」

[幾人かの客が木戸を潜る頃、男もふらりとそれに続く。]

(30) 2015/02/07(Sat) 01時頃

武家の娘 沙耶は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 01時頃


【人】 半の目 丁助

―夜道―

[夜道を歩く男の足取りは軽い。
臨時収入を得たから懐は温かった。
後ろからついて来る足音に気付きつつも、振り返る事はない。]

「ちょいと待ちな。」

えッ?
あぁ、驚いた。
…あれ、あんたはもしや先刻の――

[男は振り返り、今しがた気付いたように驚いてみせる。
追ってきたのは先程賽を振っていたツボ振りだった。
立ち止まった男に、ツボ振りは距離を詰める。]

「…お前さん、丁が出るって分かってたな。」

(31) 2015/02/07(Sat) 01時頃

【人】 半の目 丁助

――あァ、それですか。

そろそろかなとは、思ってましたよ。

[博徒、ツボ振り、中盆。
鉄火場を営む人間がぐるになり、偶然を装って賽子の目を偏らせ、分の悪い方に博徒が賭ける。
その勝負の際に賽の目が其方に出るようにすれば、大勝ちする事が出来るという絡繰り。
そう何度も出来る手ではないが、真っ当に賽子を振るよりも多くの金が入る。

――しかしあまりに札が偏れば、勝負は流れてしまう。
男は勝負を続ける為の要員として、
或いはここで大きく勝たせてその後の鴨にする為に‘勝たされると知って’乗ったのだ、と。
言外に肯定を示してにこりと笑う。]

(32) 2015/02/07(Sat) 01時頃

【人】 半の目 丁助

[男は肩を竦めて息をつく。]

でも、シゾロは縁起が良くないからさァ。

ちょいと神様にお願いしたってェわけです。
まぁ、そちらさんもそれなりに儲けられたでしょう?
余所で口を滑らしたりしやしませんから、この場限りの話にしませんか。

[ツボ振りは四と四――シゾロを出す心算だった。
振った際に確かな手応えはあった。
けれど開けてみれば賽子の目はサンゾロ。

それに動揺をして男の後を追ったのだが、ツボ振りは男の言葉に表現しようのない悪寒を感じて肩を震わせる。]

(33) 2015/02/07(Sat) 01時頃

【人】 半の目 丁助

「てめぇ、俺の賽子に何しやがった!」

やだなァ。
俺は道具に触れていやしないじゃないですか。

「うるせぇ!」

[ツボ振りは、男の胸ぐらを掴もうとした。
けれど背中に重たい石が乗ったかのようにごくゆっくりとしか動けない。
ツボ振りは冷水を浴びせられたような顔で男を見た。
その間に当の本人はするりと離れ。]

危ないなァ。
あの店には二度と顔を出しませんからご安心を。

[数瞬の間の後にその怪異は解け、元通りに動けるようになったツボ振りは体勢を崩して地面に膝をつく。

その時には男は赤紅色に縞模様の着流しの裾を翻して夜道を駆けて闇の中に消えていた。*]

(34) 2015/02/07(Sat) 01時頃

【人】 半の目 丁助

―河原―

はぁ、はは…。
おっしょさんに叱られますかねェ。

[河原に寝そべる男は息を整えながら苦笑してみせる。

あのツボ振りは賽を振った後に誰ぞに合図をしているようだった。
そうしてあの勝負で丁側に賭けた博徒がこの一晩ずっと負け越さずにいたのを見て、彼らに繋がりがあると思った。

詐欺には詐欺めいた技で、は男なりのやり方ではあったが。

‘ここは初めて’。
男が初心者を装って口にした言葉。
他の場所で場数を踏んだ事がないとは一言も言っていない。
故に、嘘は言っていない。]

(35) 2015/02/07(Sat) 01時頃

【人】 半の目 丁助

[賽の目はシゾロが出る予定だった。
それを見てサンゾロにしたのは男。
正直なところ、シゾロでなければ何でも良かった。

目の前の時をほんの僅かの間だけ止める、或いは遅くする――それが男の身体に宿した星の力。
今は未だほんの僅かの時間しか操れない。
自分よりも格下の相手ならばともかく、格上の相手にはその力は殆ど及ばない。

男は修行の身であり、退魔師としては半人前であった。**]

(36) 2015/02/07(Sat) 01時頃

半の目 丁助は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 01時半頃


半の目 丁助は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 01時半頃


【人】 団子屋 たまこ

ったぁく……、歳をとると物忘れが激しくていかんのう。

[指折り、数える。最後にあの海沿いの村を訪れたのはいつぶりか。
十を掛ければ片手の指でも充分足りる。ざっと二、三十年ぶりといったところ。

まだ、妖としては若い部類に入る頃に独りになってしまったたまこは、
流浪の身となってからの最初の数十年を、同種探しに費やしていた。
自分と同じ、獣が変じた妖はもとより、
あの村の生き残りが自分以外にもいるのではないか――という、
僅かなのぞみを手繰って。

そののぞみも潰えた頃に訪れた海沿いの村は、しかし、
どこか滅んだ故郷に似た空気を纏っていた]

(37) 2015/02/07(Sat) 01時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

─ 廃村・岩場 ─

[沙耶が此処にいるのは、それが人間とのヤクソクだからだ。
空腹に耐え兼ね、美味そうな匂いのする生き物に近付いたら事の他抵抗されて。
おなかがすいたと泣いたら、「人を襲わぬと約束するなら代わりに魚を食わせてやろう」と持ち掛けられた。

それにうんと頷いたあの時から、人間も沙耶も約束をずっと守ってきた。
けれど]


…おなか、すいたのに。
だれも、こない。

[何度目かの脱皮の為沖に行き、ほんの数日岩場から離れていた。
無事に脱皮も済み、此処に戻ってきてからこっち、人の姿を見ていない]

(38) 2015/02/07(Sat) 02時頃

【人】 武家の娘 沙耶

─ 廃村・岩場 ─

[沙耶はずっと約束を守ってきた。
村の中へは入らず、この岩場で人が魚を持ってくるのを待っていた。
でも、もう限界だ。
自分で獲ろうにも、脱皮したての柔い身体はどうにも心もとない]


………ヤクソク、だけど。

[魚が来ない今、人間側の約束は既に破られている。
このまま空腹を抱えて待つより、村の中に入って餌を探そうか。
しゅるり、着物の裾を摺って立ち上がった**]

(39) 2015/02/07(Sat) 02時頃

武家の娘 沙耶は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 02時頃


【人】 団子屋 たまこ

温泉……入りたいのう……。


[目的の村が今どうなってるかも知らず。
暢気にそんなことを呟いて、歩む速度を早めた**]

(40) 2015/02/07(Sat) 02時半頃

団子屋 たまこは、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 02時半頃


広場のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 03時頃


【人】 座敷守 亀吉

─ 廃村・広場 ─

[気を取り直して通りを進めば、その内たどり着くのは開けた場所]

 ……ほんとに、なにがあったんやろなぁ。

[常ならば何かしらの声が上がり、賑わっていたであろうその場所を見回しため息ひとつ]

 ……少し、探ってみた方がいいか。

[悩んでいても始まらぬならば、と広場の一画に腰を下ろし、背負っていたものを下ろす。
見事な縫い取りのされた覆いの下から現れたのは、これまた見事な細工の成された楽琵琶。
撥を構えて一鳴らしすれば、周囲に揺らめいていた淡い紫の陰から同じ色の小鳥と子猫が生み出される]

(41) 2015/02/07(Sat) 03時頃

【人】 座敷守 亀吉

 ちぃと、周りの様子探ってこい。
 ……さっきの人喰いさんには、近寄るなよぉ?

[軽い言葉と共にまた弦を弾く。
響く音に応ずるように飛び立ち、駆け出していく式たちを見送った後。
紡ぎ出すのは、四弦が奏でる独奏曲。**]

(42) 2015/02/07(Sat) 03時頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 03時半頃


【人】 野伏り 余四朗

─ →廃村 ─

[目的地への道中、余四朗は遣いから事の詳細を聞く]

たった数日でけぇ。
おっとろしいもんじゃな。

[話を聞いて、里がそんなことになったら、と想像が過ぎる。
そのため、表情は自然と険しいものへと変化していた]

委細承知じゃ。
ほいじゃあ頭領によろしゅうゆぅてくれ。

[道中も半ばを過ぎた頃、遣いとは行く先違うために別れ。
余四朗は件の村を目指しひた進んだ]

(43) 2015/02/07(Sat) 05時頃

【人】 野伏り 余四朗

こん様子じゃあ、わし一人派遣、てぇこたぁ無さそうじゃが。

[前触れ無く滅んだ村。
そこに妖が関わっているとなれば、それなりの力を持つと考えて良いだろう。
この生業を始めて数年経つとは言え、余四朗一人で対処し切れるとは考え難い]

知っとる奴じゃとええが。

[顔見知りが居るならば連携も取りやすい。
尤も、相手による、かもしれないが。
滅びた村に近付くと感じる、妖の気配。
幾分緊張を胸に抱きながらも、余四朗は件の村へと足を踏み入れた**]

(44) 2015/02/07(Sat) 05時頃

野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 05時頃


真剣師 鬼丞が参加しました。


【人】 真剣師 鬼丞

[暗い山道を、一人の男が下っていく。痩せて目つきも険しく、女子供がふいに出くわそうものなら悲鳴のひとつもあげそうな風体だが、夜半も過ぎた山中では、そんな心配もない]

カアー

[頭上に聞こえた鴉の声に、男は鋭い視線を投げて、ひょい、と無造作に手を挙げた]

ビュウ…

[途端、一陣の風が空へと走り、ばさばさと羽ばたいてその風から逃げようとする鴉を見えぬ刃が切り裂いた。
鴉は血のひとつも零さずに、ばらばらに千切れた紙となって宙に散り、風はその紙片の中から、一枚の結び文を掠め取って、男の手の内に運んでいく]

この寒いのに海かよ。めんどくせえ。

[文に記された内容を目にして、不機嫌そうに零した男は、背に負った荷物をちらりと見て溜め息ひとつ。
幾重にも布に包まれて背に結んでいるのは、一振りの刀。
男の表向きの生業は、山に棲み、独りで刀を打ち上げる刀工だった。
本来は製鉄から仕上げまでを分業で行う刀鍛冶の行程を全て独りで行う為に、完成には恐ろしく時間がかかる。が、その丈夫さと斬れ味は、密かに評判を呼んでいて、戦続きのこの数年、仕事の依頼の途切れる事は無かった]

(45) 2015/02/07(Sat) 11時頃

【人】 真剣師 鬼丞

[男の元の名は「仁丞(にすけ)」という。
年は30を少し過ぎたところ。

産みの母親は、15の年に神隠しに遭い、一年の後、戻った時には子を腹に宿していたという。
母親は、子の父が誰であるかを決して明かさず、赤子を産んですぐに、力尽きたかのように儚くなった。

生まれた赤子は、その頃まだ働き盛りだった祖父母に育てられたが、感情が昂ると鎌鼬のような風を起こして周囲を傷付けること多数、そのうち誰言うともなく「あれは鬼の子、おにすけよ」と、呼ばれるようになった。

やがて里人から奇異の目で見られ、恐れられる事に飽いて、故郷を飛び出そうかと考え始めていた15の年に、ソレは起こった]

(46) 2015/02/07(Sat) 11時頃

【人】 真剣師 鬼丞

[突如現われた妖の群に里は襲われ、祖父母も殺され、男もまた妖に喰らわれそうになった。それを助けたのは現われた退魔師で…男は、その退魔師に己の力の使い道を知らされたのだ。

刀鍛冶の腕は鍛冶屋だった祖父から習った技を磨いて物にした。最初に仕上げた刀に、男は「鬼」と銘を刻み、自ら「鬼丞(おにすけ)」を名乗るようになる。

退魔師としての仕事を始めたのも同じ頃…己の命を救った退魔師は今は頭領となっていた]

次も頼まれているんだがなあ。

[この刀を納めてすぐに、と、仲買人は言っていたが、この分では待たせることになるだろう。

        そも、生きて戻る保証も無いのだが――**]

(47) 2015/02/07(Sat) 11時頃

真剣師 鬼丞は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 11時半頃


【人】 座敷守 亀吉

─ 廃村・広場 ─

[楽琵琶を掻き鳴らしながら、放った淡い紫色の小鳥と子猫──自らの力で持って生み出した式の伝えてくる村の様子を間接的に見聞きする。
気が付いた時には持っていた、力。
過去の記憶は曖昧なまま、それが何によって齎されたかも当人は知らぬ。

──覚えているのは、まだ幼い頃にその力のために死にかけて、その力のおかげで生き延びた、という事。

その後、退魔の師に拾われ、あちらこちらを渡り歩きながら力の制し方を身に着けて。
独立し、意気投合した旅芸人の一座に加わったのは五年前のこと]

(48) 2015/02/07(Sat) 13時頃

【人】 座敷守 亀吉

 ……そういや、御師さんはどーしてるんやろなぁ。

[退魔の師は、今でも変わらず各地を渡り歩いて務めを果たしている。
最近また新しく弟子を取ったらしい、という話だけは聞いていたが]

 ……ほんとに、元気な御仁よなぁ。

[そも、幾つなんだ、という気がしなくもないが、それは置いておく。

その一方、村の中に散った式たちは文字通り影から影へと渡るように廃村をかけてゆく。
自然にあり得ぬ色と仄かに漂う力は、それが超常のものである事を隠す事無く。*]

(49) 2015/02/07(Sat) 13時頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 13時頃


【人】 武家の娘 沙耶

─ 廃村・岩場 ─

[人の身を模していようと蛇は寒さに弱いものだ。
餌を求めて立ち上がりはしたが、岩場の随所から湧き出る湯気が心地良くて身動きが取れないでいた。
そもそも妖として目覚めた時からこちら、この岩場から一歩たりとも村へ足を踏み入れたことも無く]


………どう、しようか。

[動かぬ事には何も変わらぬままとは思えど、中々第一歩が踏み出せず。
ひとまず此処から村の中の様子を探ろうか、と。
ぺ、と舌を出し、ひらひら空気に触れさせた]

(50) 2015/02/07(Sat) 14時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

─ 廃村・岩場 ─

[沙耶の舌は敏感だ。
触れた空気の振動・匂い、それに熱。
村の中程までならば、容易に感じ取る事が出来る。
ひらひらと触れさせたそれが、まず察したのは]

……むらの、にんげん。

だれも、いない。

[潮の香りを染み付かせた人間が、誰一人としていない事]

(51) 2015/02/07(Sat) 15時頃

【人】 武家の娘 沙耶

─ 廃村・岩場 ─

[それだけではない。
そもそも、人らしき熱が感じられない。
一つ、二つ、数える位には見つけられた。
けれど、村の人間の数とは比べ物にならないほど、少なくて]


…………どう、して。

[村の者達が居なくなってしまったのだと解りはしても、理由は判らず。
疑問の言葉を落としたその舌に触れたのは、弦が奏でる音の振動>>42**]

(52) 2015/02/07(Sat) 15時頃

武家の娘 沙耶は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 15時頃


【人】 野伏り 余四朗

─ 廃村 ─

…なんじゃあ。

[廃村に入り少しして、進む先から弦の音が響いてきた]

こげんとこに楽師がおるはずもなかろぅが…。

[人か妖か。
どちらにせよ、と気を引き締めたところに過ぎる、淡い紫の影。
地を駆けたそれは茂みへと身を隠し、じ、と余四朗を見ているようだった]

……そげんいうこったか。

[覚えのある気配に茂みから視線を外し、弦の音が聞こえる方へと歩を進める。
顔を合わせた回数は多くない。
内一度は演者と観客としての対面だった。
それでも印象に残っているのは、見る度にざわめくものを感じるせい]

(53) 2015/02/07(Sat) 15時半頃

【人】 野伏り 余四朗

亀きっつぁん、じゃったけぇ?

[広場らしきところに出た余四朗は、琵琶を手に佇む青年へと声をかける。
先程見かけたもの──影の式と同じ気配を宿す者。
妖ではないと知れたが故、緊張はほんの少しだけ和らいでいた*]

(54) 2015/02/07(Sat) 15時半頃

【人】 団子屋 たまこ

― 廃村 ―

……、おかしいのう。

[なんとか道に迷わず辿り着けたまでは順調であった、が。
温泉のある方目指し歩いていくうちに異変に気付くまでには、
そうそう時間はかからなかった。首を傾げる]

百歩譲ってだれともすれ違わんのは良いとして。
どうしてこんなに人の気配がないのかのう。

いつからこんなに寂れた村になったんじゃか。

[―――びゅう、と。
少しだけ寂しげな呟きは、急に吹いた風に吹き散らかされた]

(55) 2015/02/07(Sat) 15時半頃

【人】 団子屋 たまこ

[この妖は悪戯好きな性質である。
自らの力で穴を開けてから、むしった草と土とを申し訳程度に被せて作った落とし穴に、
人妖問わず引っかけようとするのを筆頭にして。
行く先々で色んな悪戯を仕掛けては、評判が立たないうちにその地を離れていく。

それが己を安寧から遠ざけているとも自覚せず。
己の百年にも届きそうな孤独を癒すために、それにしがみついているとも自覚せず]

……ふーむ。

[人の気配がない、ということは、悪戯を仕掛ける相手がいないことに等しい。
つまらない。しかし気にはなる。
ゆえに引き返すこともせずに歩を進め]

戦の火はまだ遠いというに……。

おーい! 誰かおらんかのー! だーれーかー!

(56) 2015/02/07(Sat) 15時半頃

野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 15時半頃


【人】 団子屋 たまこ

―――…んん?

[気配。なにものかからじっ、と見下ろされているような。

見上げれば淡い紫色の小鳥の姿がある。>>41
好奇のまなざしは消え、一瞬にして盛大に顔をしかめる]

あっちゃあ…………これはまた、……。

[ともあれここでただ無視を決め込むのも面白くはない。
足元に落ちていた小石を拾い上げると、
紫色の小鳥に向けて、ゆるく放り投げた**]

(57) 2015/02/07(Sat) 16時頃

団子屋 たまこは、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 16時頃


【人】 座敷守 亀吉

─ 廃村・広場 ─

[ゆるり、流れる楽は式を制する呪を帯びたもの。
力の感知が適うならば、そこからも紫の影と黒き星、二つの力の彩りを覚るは容易い]

 ……ぉー。

[音色に触れる気配>>52には気づかぬまま。
青年が捉えるのは、紫の子猫の見つけた人影。>>53]

 さすがに、俺一人でー、て事はなかったかぁ。

[覚えのある姿に小さく呟く。
呼びかけられた>>54のは、その呟きが風に散った頃]

(58) 2015/02/07(Sat) 17時頃

【人】 座敷守 亀吉

 はいな、影鬼の亀ですよー。
 ええと、確か余四朗さん……でしたよなぁ。
 
[楽を止め、撥を持つ右手を胸元に添えてにこり、と笑う。
内で蠢くもの、その本能的な囁きを押さえつけつつ]

 こんな所でお会いするとは、単なる奇遇……では、なさそうですなぁ。

[投げかけるのは、こんな調子の軽い言葉]

(59) 2015/02/07(Sat) 17時頃

【人】 座敷守 亀吉

[そうして、意識を違う所に割いていたから、そちらへの反応は遅れた。
紫の小鳥が捉えた姿は、旅先で幾度か出くわした妖のそれ。>>57

……初見時、思いっきり落とし穴に引っかかり、その後も何の因果か仕掛けられた悪戯に引っかかる事が多々あって。
何れにせよ、青年にとっては、「いつかどつく」対象の一つとして数え上げられている存在。

一時、同調の外れた紫の一人はぴぃぃ、と甲高い声を上げた後、高く飛んで放り投げられた小石をぎりぎりで避け。

それから改めて、警告を発するように、ぴりり、ぴぃぃ、と高く鳴きつつ、その場をくるくると巡り始めた。*]

(60) 2015/02/07(Sat) 17時頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 17時頃


【人】 野伏り 余四朗

─ 廃村・広場 ─

おぅ、余四朗じゃ。

わしが出向くんはこいつば使う時だけじゃて。

[相手の笑み>>59に同じように笑み返すことはしなかったが、軽い言葉へ返す時は口端が持ち上がった。
同時、手は腰に佩いた太刀に触れる]

亀きっつぁんも、頭領から命下ったんじゃろ?
ほぅやないんなら、こげな人居らんところ居るはずなか。
他ん旅芸人も居らんしのぅ。

[もっと人の居る場所に居るはずだと、断言するように言い、余四朗は辺りを見回した。
かつてはそれなりに人も住んでいたのだろうが、逃げたか喰らわれたか、人の気配は感じられない。
滅びてからさして時間が経っていないため、生活感のようなものは残っていたが]

(61) 2015/02/07(Sat) 20時頃

【人】 野伏り 余四朗

他に誰ん来とぉか聞いとるけぇ?

[辺りへと向けていた視線を亀吉へと戻し、再び問いを投げる。
もう一人くらいは来てもおかしくないと、経験から考えたため*]

(62) 2015/02/07(Sat) 20時頃

【人】 薬売り 芙蓉

― 廃村・岩場 ―

[紫色の小さな影>>49が、時折あちらこちらを駆け抜けていく。
 何かを探っているようではあるが、何故かこちらには寄り付かず、どこか遠巻きにしているようにも見えた]

 もしかして、怖がらせちまったかねぇ。

[式の主の命>>42は知らぬまま、揶揄う口調で言ってケラケラと笑う。
 そうしている内、いつしか樹の妖は、海辺の岩場に辿り着いていた]

 ここは一層風が強いねぇ。
 潮風と寒さは樹木の大敵だってぇのに。

[乱れた髪を、木の枝に似た節くれだった手で直しながら辺りを探る。
 と、その瞳が立ち昇る湯気を捉えた]

(63) 2015/02/07(Sat) 20時半頃

【人】 薬売り 芙蓉

 そういえば、この村は湯場としても有名だったかねぇ。

[雑木林に迷い込む者の中には、噂を知らぬ、或いは信じぬ旅人も含まれていた。
 そのまま喰らってしまうこともあれば、戯れに脅して追い返したり、人の形で語らうこともあった。
 林から離れぬ妖は、そうして人里の噂も幾らかは聞いていたのだった]

 どれ、少し身を温めていくのも悪くはないが。

[そうしてひょいと覗いた湯気の近くに、人に似た姿>>52を見掛け、目を見開いた]

 おや。あんた、こんな所で何してるんだい?

[問いながら、改めて相手を見れば。
 周囲を探るかのように舌を出すその姿に、人としては異様なものを感じた*]

(64) 2015/02/07(Sat) 20時半頃

【人】 座敷守 亀吉

─ 廃村・広場 ─

[笑み返らぬ事は気にした風もなく。
軽い言葉への返しにやっぱりなぁ、と小さく呟いた]

 ええ、頭領んとこの鴉が来ましてなぁ。
 ほんとならもっと賑やかなとこに行ってたはずが、俺だけひとり寂しい寄り道です。

[断言するような物言い>>61に、落とすのは楽しげな笑い声一つ]

 いや、他に誰が来るか、てぇんはさっぱり。
 余四朗さん来たの見て、一人やないんだなあ、て思ったくらいですし。

[続いた問い>>62には緩く首を振る]

 とはいえ、地元の妖さんですら、なにがあったか把握しきれとらんような事ですし……俺らだけ、て事は、さすがにないと思いますけどなあ。

(65) 2015/02/07(Sat) 20時半頃

薬売り 芙蓉は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 20時半頃


【人】 野伏り 余四朗

─ 廃村・広場 ─

ほんなら終わったら追いかけぇ予定かぃ。

[寂しい寄り道>>65と聞いて余四朗は、くっくっ、と小さく喉奥で笑った。
ご愁傷様、と言う感想はその表情に出ていたことだろう]

ほぅけぇ。
わしも遣いからそん辺りはなぁんも聞いとらんき。
他にも居るんじゃったら、顔合わせしときとぉところじゃの。

……なんじゃ、もう妖と会うとったんけぇ。

[問いに返る言葉に返し、その中に含まれた単語に耳聡く反応する。
軽く低くなった声に含まれるのは、祓ったのかと言う疑問。
窺うような視線が亀吉へと向いた]

(66) 2015/02/07(Sat) 21時頃

【人】 真剣師 鬼丞

― 廃村 ―

[一夜にして滅びた村の噂は、尾鰭のついた噂となって近隣へと流れていた。
そのどれもが、出所の判らぬ不確かなものだったのは、ある意味当然のこと]

一人も、生き残りが居ねえんじゃな。

[風に乗る噂話を拾いながら道を辿り、閑散とした村に足を踏み入れた鬼丞は、是非も無し、と、ひとりごちた]

(67) 2015/02/07(Sat) 21時頃

真剣師 鬼丞は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 21時半頃


【人】 座敷守 亀吉

─ 廃村・広場 ─

 ま、向かう方向が同じやったんが、せめてもの救いですわ。
 俺がおらんと、弟分や妹分たちに悪い虫が寄ってくるんで、はよ追いつきたいんですが。

[向けられる表情の帯びるものと笑い>>66に、へにゃり、という感じで眉を下げる]

 あー、そーですなぁ。
 誰がおるかわかっとれば、面倒少なくて済みますし。

[そう、返したの後。
軽く低くなった声と、向けられる視線に込められる問いに、緩く瞬いた]

(68) 2015/02/07(Sat) 21時半頃

【人】 座敷守 亀吉

 ええ、どうやら樹怪さんらしい、人喰いさんに。
 あちらもこーなった理由探しとる、ていうてましたっけ。

 ……まぁ、向こうも様子見しとるようでしたし、俺もここがどうなっとるかわからんかったしで、手出しは互いに控えましたけど。

[緩く肩を竦めてさらりと返す口調は軽い。
妖と対したとしてもすぐに事を構えぬのは、青年としては常の事だった]

(69) 2015/02/07(Sat) 21時半頃

【人】 真剣師 鬼丞

ひゅるり、ひゅうるり

[辺りを巡る風が、方々から、音や匂いを拾い集めて鬼丞の元へと届けてくる。中には、妖らしい気配もいくつか。
人里近くに妖が棲むのは珍しく無い。どれかが村を滅ぼしたのかもしれなかったが、滅ぼした後の村に留まる理由があるかは疑問だった]

琵琶...?

[拾った音のひとつに、眉が寄る。呪をこめられたその音色をひどく厭わしいと思うのは]

闇か。鬱陶しいな。

[その繰り手が、恐らく同じ依頼を受けた退魔師であろうとも予測がついて、ちっと、小さく舌打ちを漏らした]

(70) 2015/02/07(Sat) 21時半頃

【人】 野伏り 余四朗

─ 廃村・広場 ─

兄貴分は大変じゃなぁ。

[早く追いつきたい理由>>68を聞いて、余四朗はまた喉奥で小さく笑った。
過保護だと思う反面、頼られているのだろうとも思う。
そうして会話を続ける中、遭遇した妖について>>69を聞くと、余四朗は、ふん、と鼻を鳴らした]

こん村滅ぼしたんは、そん樹怪やない、てぇことか。
言うたことがホンマじゃったら、の話じゃが。

まぁええ、理由探っとるいうんじゃったら、直ぐん離れたりはせんじゃろ。

[祓う機会はあると、暗に含んだ言葉。
妖を祓うのが仕事であるため、この場に居るのであれば逃がす気は無い]

(71) 2015/02/07(Sat) 22時頃

【人】 野伏り 余四朗

ほぃじゃあわしも周辺調べてみぃわ。
あんさんと違て足で稼がにゃならんき、失礼すんで。

[言いながら、余四朗は手で足を軽く叩く。
亀吉のように式は出せないため、調査には自ら赴かなければならない。
一度辺りを見回してから、呼び止められなければ潮風の吹く方へと進路を取った]

(72) 2015/02/07(Sat) 22時頃

野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 22時頃


【人】 座敷守 亀吉

─ 廃村・広場 ─

 まー、そうですけど。
 そろいもそろって、かわええ連中ですから。

[笑って返す言葉は飾らぬもの。>>71
偽りない想いの乗るそれに、肩に乗る小鬼がふー、やれやれ、と言わんばかりに肩を竦める]

 あの人喰いさんが言うてた事がほんとかどうかは、ま、これから探ればいいだけの事ですわ。
 元々この地に根付いとったようですし、そういう意味でもすぐにどこかに、ってぇ事はなさそですし。

[含まれたものに気づいてはいるが、それも退魔師の在り方、と思うが故に何か言う事はなく]

(73) 2015/02/07(Sat) 22時頃

【人】 座敷守 亀吉

 はいな、実際に見ないとわからんもの、ってぇのもありますでしょし。

[足を叩きながらの言葉>>72に、ひとつ、頷く。
式の使役は居ながらにして視野広く持てるが、反面、力で隠されているものには疎い。
そういったものには、直接接する事の方が効果がある、と知っているから]

 それじゃあ、まあ、お気をつけてー。

[潮風吹く方へと向かう余四朗を、相変わらずの軽い口調で言いながら見送った]

(74) 2015/02/07(Sat) 22時頃

【人】 真剣師 鬼丞

[村に近付いてからこっち、鬼丞の周囲には常に風が巡っている。それは、表面上は常と変わらず落ち着いて見えるこの男が、内心これから始まるであろう戦いの予感に気を昂らせていることの証拠でもあった]

さて...

[足を向けるのは、琵琶の音の聞こえた方ではなく、妖らしき気配がする辺り。辿ればやがて海辺へと出ることになろうか]

(75) 2015/02/07(Sat) 22時頃

半の目 丁助は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 22時頃


【人】 薬売り 芙蓉

― 廃村・岩場 ―

[声を掛けた相手の反応はどうであったか。
 しばらく後に聞こえてきたのは、複数の足音]

 ――ふうん、随分とお客さんが増えたようだねぇ。
 どっちの者かは知らないが。

[こちらから探りを入れるには、岩場は少々不都合だ。
 しかしここで逃げ出すのも性に合わず、来るならばこの場で迎えようと、僅かに気を張って村の方角を見た]

(76) 2015/02/07(Sat) 22時半頃

旅籠 おもんが参加しました。


【人】 旅籠 おもん

[とん、
と軽い音をたてて、廃屋の屋根へと降り立つものがあった]

ひい、ふう、みい……
やれ、何やら一騒動ありそうじゃの。

[にんまりと笑う顔は人の女に似せたもの。
風に吹かれ、その姿は時折ぼんやりと霞む]

(77) 2015/02/07(Sat) 22時半頃

【人】 団子屋 たまこ

― 廃村 ―

……ぬあー!

[惜しかったとはいえ外れは外れだ。>>60
歳相応の少女のごとき悔しがる様子を見せる。

さて二発目を……と思えば小鳥は鳴き声も高らかにその場を回り始める。くるくると]

おうおう、そうやって主を呼んでおるのか?
確か……ああ、亀とかいう名前の餓鬼じゃったか。

[そうやって臆面もなく餓鬼呼ばわりするのは、
実際の年齢差もさることながら、
盛大に悪戯に引っかかったその姿が、実に面白かったからに他ならない。
思い出すだけで顔がにやけてきた―――が、
程なくして再度引き締める]

(78) 2015/02/07(Sat) 22時半頃

【人】 団子屋 たまこ

旅芸人風情が……このだーれもいない村に何の用じゃ?

[次の滞在先にしようと思ったら人がいませんでした――と推察するには、
人の気配が少なすぎる。あやつらはもっと大所帯だったはず]


ふーむ……。これは直接訊いた方がよろしいかのう?

[うすーくにんまり笑って呟くと、律儀にも小鳥にひらりと手を振り歩き出す]

(79) 2015/02/07(Sat) 22時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

─ 廃村・岩場 ─

……この、おと…

[四弦の音は、沙耶の耳まで届かない。
が、その音が震わせた空気の振動は沙耶の舌にゆうに届く。
自然に奏でられる音ではない、ましてその音の発生源には人らしき熱と匂いがある]


…………しらない、におい。

[村の者が居ない事に加え、この音を奏でる人間の素性が気になった。
行ってみようか、会ってみようか。
考えたその刹那聞こえた声>>64に、ぴくん、出したままの舌が跳ねた]

(80) 2015/02/07(Sat) 22時半頃

村の設定が変更されました。


【人】 武家の娘 沙耶

─ 廃村・岩場 ─

……だ、れ…?

[沙耶の舌は敏感だ、匂いも味覚で感じ取る。
人が近付けば、気付くはず。
なのに何故、気付かなかったのか。
声がした方に顔を向け、舌先をちろり、揺らす]

……………?

…へん、なの…
ひと、の…におい、しない…

くさと、き、と…つちと、みずの…におい。

[見目は人間の女、けれどその身体から人間のあるべき匂いも気配も感じられぬことに首を傾げた]

(81) 2015/02/07(Sat) 23時頃

ひとづかい トリは、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 23時頃


【人】 武家の娘 沙耶

─ 廃村・岩場 ─

[ともあれ、何をしていると問われた事を思い出す。
ゆるく首を傾げたまま、人の住処集う方へと視線を向けて]


…さかな。

ずっと、ここにいて。
ひとをくわぬなら、くれる、って。
やくそく、したのに。

ぜんぜんこないから…おなか、すいたの。

[ただ問われたままを答えた後、またゆるく、首をかしげ。
しゅるり、舌を仕舞った]

(82) 2015/02/07(Sat) 23時頃

旅籠 おもんは、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 23時頃


【人】 座敷守 亀吉

─ 廃村・広場 ─

 さぁてぇ、と。

[改めて楽琵琶を構え、撥を当てて一鳴らし。
一度式を戻し、情報をまとめるか……と思っての行動が伝えてきたのは遅れて来た情報。>>78]

 なんっ……なんで、アレがおるんよっ!?

[普段はへらりと軽く振る舞う青年らしからぬ、感情の発露。
上げた声には驚きと苛立ちがはきと滲む]

 ……最悪やな。

[間を置いて、落ちた声はとてもとても低かった。
小鳥の視界を介して見えた、手を振る仕草>>79は、逆撫で効果覿面だった。らしい。]

(83) 2015/02/07(Sat) 23時頃

団子屋 たまこは、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 23時頃


【人】 野伏り 余四朗

─ 廃村・広場 ─

あんさんもなぁ。

[気を付けてとかけられた声>>74にそう返して、余四朗は亀吉から離れて行く。
ある程度離れてから、亀吉に気付かれないように緩く息を吐いた]

毎度煩わしいのぅ…。

[身の内でざわめく力。
話し相手に反発するかのようなそれが、離れてようやく落ち着き出す。
原因は分かっているのだが、宿す力から来るものであるため、如何ともし難いのがまた歯痒い]

利害一致しとぉ間は大人しゅうしとけいうに。

[文句を言いながらも足は動き、足元は徐々に砂が広がり始めた]

(84) 2015/02/07(Sat) 23時頃

【人】 野伏り 余四朗

─ 廃村・海岸 ─

[潮の匂いの発生源が視界いっぱいに広がる。
辺りを見回せば、砂浜の上に漁師小屋や、少し前まで使われて居ただろう漁船などが目に入った]

広ぇなぁ。

[海に対してと砂浜に対してと。
両方に向けた言葉を発しながら、目は更に先の地形を探る]

岩場と。
岬と。

ふむ。

[視認出来る範囲で確認した後、更に高いところから眺めてみようと、足は岬側へと向いた]

(85) 2015/02/07(Sat) 23時頃

【人】 武家の娘 沙耶

─ 廃村・岩場 ─


……しらない、におい。

また、ふえた。


しおの、においが…しない、にんげん。


[それは芙蓉の耳が足音を捉えるより先か、後か>>76
村の者ではない人間が近付いてくると口にした後]

このむらのにんげんは、いないのに。

なんで、しらないにんげんが、いるの。

[幼く硬質な声で紡いだ疑問は、芙蓉が答えを持っているか、と。
声には出さず、視線で問いかけた**]

(86) 2015/02/07(Sat) 23時頃

真剣師 鬼丞は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 23時頃


座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 23時頃


【人】 薬売り 芙蓉

― 廃村・岩場 ―

[舌先を揺らす娘>>81に、ふと笑みを見せ]

 におい、か。
 如何にも、あたしゃ人じゃない。林に住まう樹の妖さ。
 名は芙蓉という。

[首を傾げる娘に歩み寄る]

 あんたもその様子じゃ、岩場に逃げ込んだ人間ってこともなさそうだね。
 あたしのお仲間かい?
 随分と若そうだが。

[枯れ枝に似た指先を、顔をよく見せろというように、娘へ向け伸ばす]

(87) 2015/02/07(Sat) 23時頃

【人】 薬売り 芙蓉

 魚?
 ……ふうん、人と約定を交わしたのかい。

[人を喰わぬ、と言った辺りでぴくと眉を動かす。
 やや面白くなさそうな口調で呟いた後]

 もう魚はもらえないよ。
 村は滅んだ。
 今ここにいる人間は、村の外から来た――あたしらのような妖を祓う、星の持ち主さ。

[相手と同じく、村に向けて視線を流し。
 暗に、警戒しろというべく、声を潜めた]

(88) 2015/02/07(Sat) 23時頃

野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 23時頃


【人】 薬売り 芙蓉

 ――ま、全部がそうかは、まだわからんがね。
 用心にこしたことはないだろう。

[娘の問い>>86に視線を戻し、先の言葉が答えになるかと付け加える]

 しかし、その様子じゃあ。
 あんたも知らないんだね、この村がこうなった理由……。

[退魔師と思しき足音が増える中、村が滅んだ原因は未だわからず。
 妖の眼差しは、自然険しいものとなった*]

(89) 2015/02/07(Sat) 23時頃

【人】 真剣師 鬼丞

― 廃村:海辺へ向かう道 ―

[妖の気配は潮の香りと共に強くなる、風の伝える匂いはふたつ、と、もうひとつ]

ん?

[覚えのある気配に、鬼丞は岬へ向かう道に視線を投げた]

(90) 2015/02/07(Sat) 23時頃

薬売り 芙蓉は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 23時頃


【人】 半の目 丁助

―木賃宿―

[そろりと足音を忍ばせて木賃宿の木戸を潜る。
――と思えば、襟首を掴まれていた。
男は慌てて振り解こうともがく。]

ぐえっ、くるし…。

「こんな夜更けに何してきたんだい。」

[そう詰問する声や男を締め上げる力はもうすぐ六十となるのに若々しく、肩越しに見えた眼光は年を経ても研ぎ澄まされた刀の如く鋭い。
髪には白いものが混じっているが、現役の退魔師として後進の指導をしながら各地を回っていた。]

(91) 2015/02/07(Sat) 23時頃

【人】 半の目 丁助

…ちょいと月を愛でに?

[ひょいと襟首に掛かっていた力が緩む。
気が緩んだ隙に懐が探られ、先程の臨時収入が取り上げられる。]

あ、あー…。

「全く、俺を騙そうなんざ百年早いよ。
 亀を見習いな。」

[鼻を鳴らした師匠は顔も知らぬ兄弟子の名前を紡ぐ。
既に師匠の手を離れ、一人前の退魔師はそう年も離れていないらしい。
二年前に弟子入りして、まだからっきしの己とは大違いだと、男は苦笑する。]

(92) 2015/02/07(Sat) 23時頃

【人】 半の目 丁助

「これを読んでみな。」

[師匠は男に文を押し付ける。
何かに結ばれていたらしく、細かな折り筋があった。
頭領から届く依頼の文はこの形で届けられる事が多かった。
男はそれに目を通し]

新しい依頼ですか。
…へェ、村が数日で。
そいつァ恐ろしい事で。

[続けて書かれていたのは、その村からは妖の気配がするので速やかに祓い鎮めよ、との内容。
名を呼ばれれば、少しだけ己よりも下にある師匠の方を見て]

「丁。お前、ひとっ走り行ってきな。」

はい、…へ。
えええ…ッ

[頷いてからその内容を反芻し、目を丸くする。]

(93) 2015/02/07(Sat) 23時頃

【人】 半の目 丁助

いやいや、そりゃあ無理ってもんですよ。
俺一人じゃあとても妖退治なんて…。
あいてッ。

[殴られた頭を押さえると、と師匠は腕を組んで睨んでくる。]

「一人で倒せるなんて、俺が今のお前を見て思うとでも。
 なぁに、俺の時と同じことをすりゃあいい。
 他の退魔師の仕事っぷりを見るのも勉強さね。」

[幸いにも目標の村は近い。
翌朝早く、男は件の村に向けて旅立つ事となった。*]

(94) 2015/02/07(Sat) 23時半頃

【人】 真剣師 鬼丞

[正体の判らぬ妖二匹に、いきなり一人で当たるのはさすがに避けたい、何より岬へと向かっているらしい相手が、鬼丞の思う通りの男なら頼りになる。
一度、合流するのが無難と判断して、後追うように足を向けた]

(95) 2015/02/07(Sat) 23時半頃

【人】 半の目 丁助

―廃村―

…ここか。
しーんとして不気味だねぇ。

[菅笠を目深に被った男は呟く。
紺地の合羽を羽織り、股引に紺脚絆、紺足袋と草鞋という旅人姿で漁村を訪れたのは昼過ぎの事。
合羽の奥から覗くのは銀朱色の小袖。腰には道中差しを提げている。]

本当に一人で行かせるんだもんなァ。

[はぁ、と溜め息をついてぼやく。
懐に入れた文には誰々が来る、などとは書かれていない。]

せめて、一人でも知り合いがいるといいんだけど。

[師匠は顔は広いものの、大勢で仕事をする機会は少ないので、
それについて行動している男に同業者の知り合いは少ない。]

(96) 2015/02/07(Sat) 23時半頃

半の目 丁助は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 23時半頃


【人】 武家の娘 沙耶

─ 廃村・岩場 ─

ふ、よう…

…あなたは、ふよう。

[樹の妖という女の名乗り>>87を聞いて、鸚鵡返しの様にその名を呼ぶ。
歩み寄る様子に警戒の色が無いのは、女のそれがこの村の木々・土の匂いだから。
伸ばされた指先も避ける考えも浮かばず、促されるままに顔を見せて]

おなかま…?

[沙耶と芙蓉は匂いが違うと、不思議に思い首を傾げ。
約定を交わした、という言葉にもぱちり、良く解らぬと瞬きを見せた]

(97) 2015/02/07(Sat) 23時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

─ 廃村・岩場 ─

[村の者は、林に住む妖を怖れると共に、学んだのだろう。
妖の住処に足を踏み入れることの恐ろしさは、裏を返せばそこに住まう妖以外は容易に寄っては来ぬことを。
人に害を加えぬ妖が住まえば、そこは何より安全な場所になるだろう、と。
幼き蛇の妖は、言ってみれば人集う湯場にとってうってつけの魔除けであった。
沙耶自身にそんな自覚は無く、また幼き故に性質の悪い妖が目をつければ逆に危険であったとも知らず。
幸いにも今の今までは村の者達の願い通りではあった、けれど]


…ほろん、だ…?

なん、で。

[祓うという意味は判らずも、芙蓉の声>>88に篭る警戒は察せられる。
村に起きた何故を問うても芙蓉も知らぬこと>>89と聞けばそれ以上は問わず、ただ近付く人の熱にしゅるり、警戒音を鳴らした**]

(98) 2015/02/07(Sat) 23時半頃

【人】 野伏り 余四朗

─ 岬への道 ─

んぁ?

[岬へと向かう途中、亀吉とは違い馴染む気配が近付いてくるのを察し、余四朗は不意に後ろを振り向いた]

……鬼の旦那?

[遠目に見えた姿に余四朗は瞠る。
退魔師の仕事をするために打ってもらった腰の太刀の作り手。
頭領からの紹介で依頼に赴き、打ってもらうだけでなく退魔師と言う生業についても経験等を聞いた相手だ。
頭領の下に集う退魔師の中で、余四朗が慕う退魔師の一人でもある]

旦那ぁ!

[余四朗は足を止め、鬼丞に対して手を振った]

(99) 2015/02/07(Sat) 23時半頃

武家の娘 沙耶は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 23時半頃


【人】 座敷守 亀吉

─ 廃村・広場 ─

[ふるり、と首を振り、数度深く息をする]

 ……ったく。
 そうでなくても、ざわつくってぇのに。

 やり難いなあ……。

[ぼやきながら手を触れるのは胸の辺り。
その奥に宿るもの──黒き星は、相対する存在が離れた事で蠢くのを止めた]

 ……俺は、人喰いなんぞしたないっつうの。

[喰らえとざわめくそれに向け、小さく言い放つ。
物理的に喰らうわけではないのだろうけれど、そこだけ鮮明な『喰われかけた記憶』は、それを忌避させる]

(100) 2015/02/07(Sat) 23時半頃

【人】 座敷守 亀吉

 あー、も、験わるぅ。
 気ぃはらさんと、務めどこやないわ、これ。

[天を仰ぎ見、零すのは嘆息。
ともあれ、さて、どうやって気晴らしをするか、と思い巡らせた矢先、感じ取ったのは、どこか己に近しい気配]

 ……んん?
 これ……『御同類』か?

[同じいろの星を宿す者──となれば、同業者でもあるだろう、と当たりをつける。
よもや、噂に聞いた弟弟子とは思いも寄らぬまま]

 ……ちょい、様子見てこいや。

[その近くにいた紫の影猫に意識を向けて、感じた気配>>96の元へと向かわせた]

(101) 2015/02/07(Sat) 23時半頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 23時半頃


【人】 半の目 丁助

[男は辺りを見回しながら村の中に足を踏み入れた。
黒緑の手甲のついた左手は道中差しの鞘に触れる。]

村を滅ぼした妖とやら、きっと強いんだろうねェ。
引き裂かれんのはごめんだよ。
くわばらくわばら。

[男は肩を竦めてみせた。
己に出来る事など限られている。
荷物や懐に入れた薬や軟膏。
それらがいらない内に終わってくれるといいのだけれど。

己の五感を頼りに村の中を検分して回る。]

(102) 2015/02/07(Sat) 23時半頃

【人】 真剣師 鬼丞

― 岬への道 ―

[道の先、その背を見つけるのは容易かった。同時に相手も気付いたようで、振り向いた顔が予想通りであった事>>99に、鬼丞は口の端を上げる]

よう、余の字、久しいな。

[旦那と呼ばれ、気安げに言葉を返すのも、鬼丞の人付き合いからすれば珍しい。同じ星を身に宿す事も然り乍ら、そこは余四朗の飾らぬ人柄にほだされた部分が多かった]

(103) 2015/02/07(Sat) 23時半頃

【人】 薬売り 芙蓉

― 廃村・岩場 ―

 本当に子供のようだねぇ。

[娘の様子>>97に小さく溜息をつく。
 向こうがこちらをどう認識しているかはわからない。
 しかし避けられず顔に触れた指先からは、相手の人ならぬ気配が伝わり、こちらにとってはそれで十分であった]

 人も知恵をつけたと言うべきか、この子が大人しくて幸いだったというべきか……。

[誰に聞かせるでもなく独り言ちた後、手を離して]

 あんたの方は、名はないのかい?
 なに、名を呼んだ方がこちらが喋りやすいというだけのことだけどね。

[自身の名は、人をおびき寄せるべく咲かせた季節外れの花を、その人が指して呼んだもの。
 相手が何らかの形で名を得ていたかはわからなかったが、ともかく問うてみる]

(104) 2015/02/08(Sun) 00時頃

【人】 薬売り 芙蓉

[滅んだという言葉をたどたどしく繰り返し、警戒する様子>>98を見れば]

 さて、あたしからはなんとも言えないね。
 ただ、逃げ出すなら今の内かもしれないよ。
 幾ら人には手を出さなかったと言っても、向こうが聞き耳を持ってくれるとは限らないからね。

[しかし、既に式を飛ばし広くを探りつつある相手が、彼女を見逃してくれるのか。
 そして、もしそうだとしても、彼女に行く当てがあるのかはわからず。
 厄介な事態に眉を寄せながら、気配の動く方向へ視線を向ける]

(105) 2015/02/08(Sun) 00時頃

【人】 半の目 丁助

[屋根が崩れて今にも潰れそうな家。
空いた穴から覗けば、
茣蓙を敷いた木張りの部屋の隅には質素な座布団や棚があり、子供の玩具が転がっていた。
確かに人の住んでいた気配があった。]

……。

[男は眉間に皺を寄せる。
喰われたのだろうか。
それとも攫われたのだろうか。]

どっちにせよ、早く終わらせたいもんで――

[足元にいた>>101紫の黒猫に気付いたのは丁度そんな時。]

(106) 2015/02/08(Sun) 00時頃

【人】 野伏り 余四朗

─ 岬への道 ─

お久しゅうに。
ほぅかぁ、旦那も命届いたんけぇ。

[鬼丞と会うのはほぼ鬼丞の工房であるため、こうして現場を共にすることは少ない。
共に仕事が出来ると言う喜びが声に表れるのは隠し切れなかった。
こうして会話出来るようになったのも、刀打ち依頼以外でも工房へ通いつめたお陰だろう。
退魔師についてだけでなく、刀の手入れの仕方も押しかけて教えてもらったものだ]

(107) 2015/02/08(Sun) 00時頃

【人】 半の目 丁助

…ひえッ?
な、何だい、お前さん。

[思わず驚いた声を上げるが、
黒猫から師匠に似た黒い星の気配を感じ、しゃがみ込んで話し掛けた。]

――もしかして、同業者さんの式か何かかい?

[村の中に同業者がいる証拠と思えば、少し声色も明るくなる。]

(108) 2015/02/08(Sun) 00時頃

【人】 団子屋 たまこ

― 廃村・とある廃屋の傍 ―

[去り際の挨拶が小鳥の主にとって効果覿面らしかったことは知らず。>>83
ただ、己が来たことを知った際の反応を思い浮かべれば、
小鳥に石を当てられなかったことなどたいしたことないように感じられた。

ほとほとと足音を鳴らし歩いていると、またも、見られている気がしてきた。>>77
視線はほぼ真横へと――屋根の上の妖へと向かう]

………何者じゃ?

[見上げ、仁王立ちし、問う。
いかにも長生きしてる妖の風格を纏わせようとしているが、
少女の身がそれを心もとなくさせている]

(109) 2015/02/08(Sun) 00時頃

【人】 座敷守 亀吉

[驚きの声を上げる様子>>108にも、紫の猫は動じる事無く。
話しかけられるとにぃ、と鳴いて一つ頷いた。

それから、たたた、と駆け出した後、少し離れて立ち止まり。
振り返ってまた、にぃ、と鳴く。
その動きは、こちらにおいで、と誘うよう]

 ……やっぱり、『御同類』っぽいし。
 話はしとかんとなぁ。

[猫を介して誘いをかける当人は、四弦を弾きながら呑気な口調で呟いていた]

(110) 2015/02/08(Sun) 00時頃

【人】 真剣師 鬼丞

― 岬への道 ―

[刀を頼まれる事は多いが、自ら鍛冶場まで出向いてくる客は少ない。そもそも、そんな物好きが来ても邪魔だと追い返すのが常だったが、恩ある頭領の紹介ということもあって、余四朗にはそうすげなくも出来なかった。
それにこの男は、実際鬼丞の仕事の邪魔せぬようにと気を配りながら、刀について学ぼうと懸命で、試し切りをやらせてみれば腕も確か、いつしか認めて相談にも乗るようになったのは自然の流れという所か]

嗚呼、お前さんも来ていたとは心強い。どうだい、何か見つけたか?

[妖の気配のあった岩場とは違う方向へと向かっていた余四朗に、そう問いかけるのは、自分の手足と耳目を頼りに生きるこの野伏りが、時に風にも乗らぬものを見つけ出す事も知っているからだ]

(111) 2015/02/08(Sun) 00時頃

【人】 半の目 丁助

[>>110黒猫は大声にも逃げる事はなく、返事をするように頷いてみせさえした。
まるで人のようだ、などと男は思う。

やがて猫は駆け出してしまう。
けれど暫くすると立ち止まって此方に向いて鳴く。
導こうとするかのような仕草に男は頬を掻いた。]

ついて来いって事かい?

[主の元まで案内してくれるのだろうか。
近しい気配の所為か、男は迷わずに猫の後を追って歩く。
やがて距離が近づけば、四弦の調べが聞こえてきただろうか。]

(112) 2015/02/08(Sun) 00時頃

【人】 団子屋 たまこ

わしは、旅のもんじゃよ。

此処には来たばかりで話がよー見えなくてのう……。
みょーな力持つ小僧っこがこの辺うろついとるっちゅーことと、
誰もおらんっちゅーことしかわからん。

だーれも、じゃ。
まるで……、

[まるで、滅びた後の故郷の姿がそっくりそのまま映し出されているみたいだ――
そう言いかけてやめるも、笑みが一瞬で消え去ることは止めようもなかった]


………まさか、 な。

[低い声で呟き、また、歩き出す]

(113) 2015/02/08(Sun) 00時半頃

【人】 薬売り 芙蓉

 海辺に住まう妖に、あたしがしてやれることは少ないけどね……。
 ま、なんかあったら呼んでおくれ。
 ちょっとした手助けくらいは出来るだろうさ。

[土がなく硬い岩ばかりのここは、樹怪が戦うには場が悪い。
 特に用がなければその場を去る心算で声を掛けた]

(114) 2015/02/08(Sun) 00時半頃

【人】 野伏り 余四朗

─ 岬への道 ─

今んとこはまだ。
じゃけぇ、樹怪がおるいう話は聞いた。
なんでも、こん村の付近に元からおる妖らしい。

[鬼丞の問いかけ>>111に、最初は緩く首を横に振り、次いで聞いた話を伝えておいた。
誰に、と問われるなら影鬼の亀、と通り名を口にする]

なんぞ無ぇかと岬に登ってみるところじゃったき。
旦那もどげんね?

[先程まで向かっていた方向を指で示しながら、鬼丞に誘いをかけてみた]

(115) 2015/02/08(Sun) 00時半頃

【人】 団子屋 たまこ

ま、危なくなったらさっさと逃げるんじゃぞー。


[さっきまでの声が低いすなわち調子も低い様子を一変させ、
ことさらに明るい調子で語りかける。振り返らないまま、ひらりと手を振って。

そうして向かうのは広場のある方角。
本当にこの村の異変は過去をなぞったものなのか。
祭が、開かれていたのか。

確かめるに手っ取り早い方に向かった、それだけのこと**]

(116) 2015/02/08(Sun) 00時半頃

【人】 座敷守 亀吉

─ 廃村・広場 ─

[ついて来る様子に猫は満足げな鳴き声をひとつ、上げる。
猫の駆けた先には、楽琵琶を巧みに弾く青年の姿]

 ……おー、お使いご苦労さん。

[戻ってきた猫がすり、と足元に擦り寄ると、撥を動かす手が止まる。
猫はそのまま、影に溶けるように消え失せて。
青年の視線は、猫が導いてきた男>>112の方へと向く]

 やー、どーおも。
 そちらさんも、ここでのお勤め言いつけられたクチですかねぇ?

[呼びかける口調は、ごく軽い。
肩の小鬼がそれでいいんか、と言わんばかりに横手突っ込みいれるのは、さらりと流しておいた]

(117) 2015/02/08(Sun) 00時半頃

団子屋 たまこは、メモを貼った。

2015/02/08(Sun) 00時半頃


【人】 薬売り 芙蓉

― 廃村 ―

[そして樹の妖は、再び村の方角へ向かう。
 足音は岬の方へ向かっていったが、複数の相手に一人で当たることは、出来るなら避けたい。
 そうして足裏の踏む地面が土へと変われば]

 さて、増えた気配でも探るかね。

[再び足先を根に変じ、地中へ広げていく。
 新たな妖の気配、或いは気になるものでもあれば、そちらへ向かう心算だった**]

(118) 2015/02/08(Sun) 00時半頃

【人】 旅籠 おもん

― 廃村 ―

おんやぁ。
見つかっちまった。

[向けられた視線>>109、つ、と袖で口許を隠す。
見た目少女の身に纏う妖気に圧倒されるかの如く、また姿は頼りなく揺れ]

なあに、名乗る程のものじゃあござあせん。
ただの通りすがりにございます故、お気になさらず。

[隠した口許はまだ、楽しげに笑んでいる]

(119) 2015/02/08(Sun) 00時半頃

薬売り 芙蓉は、メモを貼った。

2015/02/08(Sun) 00時半頃


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注目:余四朗 解除する

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(5人 75促)

余四朗
4回 注目

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