人狼議事


81 先生、男子が真面目にやってくれません!

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[彼が我に返ったのは、乱暴に扉を閉めた後。
少しひやりとする廊下の空気に触れ、大きく息を吐き出した。]

………はぁ
俺がアホか。

[帰る、とは言ったものの。
そこまで踏み切れず、かと言って今更戻るわけにもいかず。
教室からの声が聞こえる廊下の角に、ぽつんと佇んでいた。]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


[ティッシュを仕舞うと、
肩を落としてガラガラと教室の扉を開けた。
こちらは誰も見てないだろうから、気付かれることはない]

なんだか悪いことしちゃったかな……。
ほんと、わたし空気は読めない。
あっ。

[とぼとぼ廊下へ出ると、角にサイラスの姿を認めて驚いた。
さっきの今だ。声を掛けるのは躊躇われたが
避けるように教室へ戻るのも違う気がする。同級生だし]

サイラスくん、こんなところで何してるの……?

[余計なお節介だとは我ながら思ったけれども
やるせないように見えたサイラスへと、おずおず言葉を掛けた]


メモを貼った。


………

[気まずそうに立ち尽くしていたが、
暫くして、鞄の中(ちゃっかりと)隠し持っている携帯が震えているのに気付き、周囲を確認してから内容を確かめる]

あいつ……

[少し、親指がパネルの上を彷徨ったが
やがて短いメールを作成すると、送信。]


『to:モリス
  
   おう




           明日はよろしく。』


うおッ!!

[携帯を仕舞った頃か、声をかけられたのは
完全に油断していたものだから、つい声が洩れる。]


………なん、何だ。
俺はあれだ、……今帰るところだ。

[その廊下の角は、完全に昇降口とは逆方向にあるのだが。
咄嗟に口から出たのはそんな嘘**]


メモを貼った。


メモを貼った。


ッ……!

[と、ある声が教室内から廊下まで響いてくる
何やら買い出しなどと不吉な言葉が耳に入った気がして]

ちょ、ちょっと 隠れろ。

[自分が此処にいる事がバレてはいけない。
昇降口方面へ向かう生徒に見つからないように、
もしクラリッサが廊下から見える位置に居たなら、
角の此方側へ身を隠すように促しただろう。]


びっくりしたっぽい? ごめん。
ええと、驚かせるつもりは無かったんだよ。

……帰っちゃうところだった?

[ちょっと申し訳無さそうな表情で謝ると
んー、と暫く考えて、昇降口の方をちらりと見たが]

え、えっ!?

[唐突な展開に小さく声をあげる。
考え事の最中だったこともあり
隠れろ、というサイラスの言葉に反射的に従った。
慌てて角の方へ身体を沈めると、声を潜めて]

ねえ、どうして隠れるの?


メモを貼った。


や、別に……
あー…、……もうすぐ帰んの。

[謝罪から目を逸らし、
随分と歯切れ悪く言い訳をして。]


どうしてってそりゃ


………何か気まずい、だろ。

[ぽつ、ぽつと。落とす言葉は少ない。
しかし、足りない言葉を埋めるまで唇が動かずに
代わりに大きな溜息を一つして、壁伝いに腰を下ろす。]


うん……そっかぁ。

[逸らされた視線とは逆方向へ、同じように視線を外したまま頷く]

サイラスくん。

[気まずいから、と理由を話す同級生に迷いながらも]

どうしようか。ううん、どうしたい?

男の子にね「こうしたほうがいいよ、こうすれば?」
って言うのは、ちょっと嫌なんだ。


よかったら、考えてることの欠片でも話してくれると嬉しいかな。
関係の薄い私なら、ちょっとは言いやすいことがあるかも。

[多分、役には立てないんだけど、と笑みを零して]

これでも、同級生じゃない。

[溜息をついたサイラスと同じように、しゃがみこむのだった]

やっぱり言いたくない、ってやつでもいいから。


メモを貼った。


……どうしたい、ねえ。

[かけられる言葉は、慣れていない女子のもの。
男子ならば、笑って蹴飛ばされるが大抵だった。相手にもよるが。
一連の話を黙って聞いていたが、ふと、声を張る]


考えなんてねーよ!ない、ない。
俺みたいなバカ、考えるだけ無駄なんだ。

[半ば自棄に、言葉をぶつける。]

…女子の気持ちなんて分かるワケねーよ、マジで。


……

[しゃがみこんだクラリッサに自分の表情を見られぬよう
髪をくしゃり、掻いて誤魔化して]


…でも

行き成り教室飛び出て、雰囲気ぶち壊したのは
……まあ、悪いと思ってるから。

関係の薄い誰かさんにまで、心配かけたみたいだしな。

[関係の薄い、をわざとらしく強調させて。
虚空へ視線を送りつつ独り言のように零す。]


メモを貼った。


[再び鞄の中の携帯が震え、メールが受信される
クラリッサとの話を一旦切って、こっそりと画面を開く。
―――と、表示された名前はホレーショー。]

あいつら、……ったく

[揃いも揃って心配しやがって、とメールを開けば、驚愕。]

っ、な

[幼馴染と思しき文章、そして謝罪。
思わず勢い良く携帯を閉じた。]


女子だって男子の気持ちはわからないときが多いよ。
もちろん、あの子だってそうかもしれない。
男子と、もしかしたら同じかもね。

[脳裏に浮かぶのは、ちょっと大柄な女の子の同級生。
髪を掻くサイラスから視線をずらして、教室の方を窺いながら]

うーん、でもやっぱり、女子だけはわかるかなぁ?
女子には生まれながらに女の勘ってやつが与えられてるし
おまけに涙も一滴だけついてくるのです。えへん。

[男子の人に見られたくない時があるっていうのは独特だと思う
女子にはあんまり解らないような、少しだけ想像できるような…]


多分だけど、誰もサイラスくんを責めたりしないんじゃない。
ちょっとびっくりしただけだよ。

[悪いと思っている、なんて言葉を聞けば小さく笑って]

私のこと? ほら、私ってばまま姉の役じゃない。
お姉さんぶるのは、うん、特権みたいなものだ。

[心配かけたとの言葉に、苦しゅうない、と返してから
強調された部分に応えるよう、光った携帯を横目で眺めて]

ほら。……えっ?

[呟いた刹那、
直ぐにサイラスが閉じてしまったのを見ると、
驚いたように、ゆっくり目を瞬かせた**]


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