人狼議事


301 十一月うさぎのないしょ話

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視点:


メモを貼った。



 いえいえ、此方の話です。
 お店の忘年会?慰安会?するんですっけ。

 それなら、早い方が良いですよね。
 お暇な夜があれば教えてください。
 

 一緒に飲みましょう、戸崎さん。


[地獄耳ではあるけれど、聖徳太子ではないので店員同士の談話はブツ切れ。お誘いの声だけちょっと潜めて、迷子にならないように気を付けますから。なんて。**]


メモを貼った。


……困っちゃった?

[口実とか、何の話だろう。
 聞き返せば、此方の話です、と。
 そう言われてしまったら、聞き返せない。]

そう、みたいです。
みたいっていうのは、なんか変ですけど……

[慰労会の話は、頷いて肯定した。
 多分、おそらくきっと、それほどしないうちに。
 近所住まい同士で、例えばどら焼きを作りに家に当日行くくらいには、みんな行動が早いので。
 酒瓶を持ってやりたいといえば、その日の賄いからはじまってしまったっておかしくない宴だ。]


[一緒に飲みましょう、には、ちょっぴりの警戒。]

……あの、でも、わたし、お酒ダメなんです。
味もよくわからないし、すぐ酔っ払っちゃって。

でも、そう、そういう風に、誘われて、応えられたらいいなって思って――

[自分でも気が付かないうちに、随分と思いつめたような顔になっていた。
 およそ、店員からお客様に対して見せていい顔じゃなかった。

 無理をしてるわけじゃない。本当は飲みたくないとか、そういうことじゃない。
 ただ、今、こうして断りを入れることで。
 目の前のひとを失望させやしないかという思いでいっぱいだった。]


ほんのちょっと、とかでも、いいですか。

[そっと伺うように、勇気を絞る。
 隣の桐野江さんには、もしかしたら宅本さんが困らせたようにも見えたかもしれない。
 そうじゃない、とは言い切れないけど。

 でも。
 店員同士の仲でさえ、二人きりでなくてさえ、男性と夜を過ごすのを躊躇うのに。
 この人にはそう思わないのは、なぜだろう*]


【人】 暗黒舞踏 オトサカ

――閉店後のはなし――

[アップルパイは1カットに添えられた薔薇も大好評で、乙坂の分は残らなかった。
露骨にしょんぼりする三十路を哀れに思ったのか、エリカが自分用に取り置かれたアップルパイ>>2:105を分けてくれた。

分け合って取り分が減ることは、美味を味わう時間を短くさせてしまうけれど、美味をより強化させてくれる気がする。
焼いて時間が経ち、フィリングが生地にしとりと寄り添うようになる冷たいアップルパイは極上の美味で。
横で食べるエリカは何だか良いことがあったように見えて、乙坂もつられて笑顔になった。

宅本の言葉はカコと話している時に自然と耳に入ってきたのだが、意外に思ったその視線の先がエリカの心に響いたのだろうか。>>2:197
酒が飲めないことを残念に思っていた姿を思えば、元気になったことは喜ばしい。

一方、もう一人の後輩はというと、己の言葉も彼の為に置いていたピザも機嫌を向上させる助けとはならず、人の心の難しさを感じたものだ。
これではmurmur coneyのコンマスには程遠い。]

(13) 2019/11/27(Wed) 21時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

――そして数日後――

 おはよ、直。
 眠いなら客の前に出る前に顔は洗っとけよ。


[乙坂は通し勤務だ。
エリカが休みなので忙しそうだと思いながら、店長にも表を回すのを手伝ってくれとランチ後のミーティングで頼んだ。
長い付き合いなので店長に遠慮ない口も聞くが、彼女が本当に仕事をサボっている訳ではないこと、客のことも店員のこともよく見ていて、その意を最大限に最も適切なシーンで汲める長所があることを、乙坂はよく知っている。>>11

厨房では今カキカレーの煮込み中で、汗をかいたので一度着替えようとバックヤードに戻ったところで直の出勤とかちあった。>>7
あの日から直はずっとこんな調子で、デザートの味だけは落とさないものの(食いしん坊半分様子見半分で必ず一口分はたかるようにしている)、本調子には見えないままだ。

景気づけに飲みに誘おうかとも思ったが、己にはどうにも出来ない問題な気がして止めておいた。
大事な後輩が悩んでいるのに何も出来ないのは何てもどかしいのだろう。]

(15) 2019/11/27(Wed) 21時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 シュトーレンが出るとクリスマスが近いって気になるよな。
 昔カレンズだけほじくって食ったこと思い出すわ。


[ブラックボードに書き込まれた文字>>8の上には「カキカレー」の文字。
おすすめ食材の調理は基本的に注文を受けてからのことが多いが、カレーのように時間がかかるもので客に食べて貰いたいものは予め作ってアピールするのもありなのだと数日の夜経験で知った。

ココナッツオイルでカルダモンやクローヴなどのスパイスを炒めている間、カキを細かく叩いたものも一緒に炒めている。
勿論ぷりっとしたカキそのものも後で加えるけれど、あまり煮込み過ぎると折角の食感が台無しになってしまうので、先にこうしてエキスをスパイスに移し、出汁も取っておくのだ。

その上には「鱈のパイ」。

右肩上がりに書かれた「乙坂印」のメニューを選んで貰えるように、願いを込めて丁寧に仕込む。

うさぎの巣穴は今日も客を待っている。*]

(16) 2019/11/27(Wed) 21時頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 21時頃


[兵は拙速を尊ぶ。
 日々、季節の食材を仕入れるこの店全体の気風として、念入りに打ち合わせし完璧を目指すより、とりあえずやってみよう。と賽を振る姿は想像に易い。
 うんうん、と幾度か首肯を重ねて。]

 お酒が駄目でも、白けない飲み方なんてもありますよ。
 僕も初公判の前は呑まないようにしているので、心得ています。
 
 それに直ぐに酔えるのはお財布に優しいじゃないですか。

[無理を強いるのは望むところではない。
 彼女の困った顔は忌避するものではないが、客の間は行儀の良い手合いだと思われたい。アルハラとチャンスを天秤に掛けて、思案を暫し。]


【人】 暗黒舞踏 オトサカ

――鴨の夜――

[焙じ茶はノンアルコールどころかカフェインも少ないので、酔うことはないだろうが。
ゆっくりと飲むその瞳が店内の照明を受けてとろりと蕩けて見えて、暫く目が離せなかった。>>17]


 おかわりって言われたら、俺は嬉しいよ。
 そうやって、カコちゃんが「言っていいんだ」ってのを増やす手伝いが出来たら、嬉しい。


[「嬉しい」と、言葉を重ねた。
化粧という武装がなくても平気なように、「こういうものだ」という塊を解していけるように。

広げられたスケジュール帳には一瞬目を丸くして、それから「ふはっ」と笑って手入れの行き届いた指からそっとペンを奪い取った。

"Lunch" "Dinner" "All"

黒板に描かれるのと同じ、右肩上がりの勤務スケジュール。
「また」が単なる別れの挨拶ではなくちゃんとした「約束」になることを、乙坂は信じている。**]

(19) 2019/11/27(Wed) 21時頃


 それでは ―――…、

[意気地なしと自らを罵る準備をしてから口を開く。妥協か折衷案かどちらにするか決めかねるまま。
 冗談です。と、なかったことにだけはしたくなかったが。
 
 しかし、言葉のサーブも完璧なタイミング。

 駅の向こうに夜だけ開いているカフェバーがあるんです。

 この店からだと歩いて15分くらいですかね。
 夜パフェなんて背徳的なこともしているんですよ。

 如何でしょう?
 
[引っ込めかけた誘いが大きく踏み出す。
 候補に挙げたのは、此方の営業時間外に飲みたくなったら顔を出す己の遊び場。――― 己の脚では辿り着くまで三十分ほど掛かるから、それほど近い印象はないけれど。]*


暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 21時頃


お酒がだめでも、白けない飲み方。

[それは、渡りに船だった。
 きっと一番、自分が欲しているもの。
 期待の乗ったオウム返しの声は、先程までの沈んだ面持ちをぱっと塗り替える。
 初公判、という言葉の響きは宅本さんの職業を意識させるけれど、飲める人が飲まないようにしているというのは信頼できることのように思えた。]

お財布に優しい。
それは、そうですね。

[だから、少し笑えた。]


駅の向こうに――
パフェ、も。

[そんな場所があったなんて。
 飲まないから、バーに対する情報はほぼゼロに近い。
 今日はこのあと、アップルフィリングが待っているだけ。
 少しくらいは許されるんじゃないか、なんて。]

迷わないように、しないとですね。

[歩いて15分を心配しつつ。
 今夜このままでもいいのかしらと、浮き立つ心をわずかに覗かせた。]


[アップルパイがひと切れ取り分けられたと知ったのはその後。
 さらに半分に切って乙坂に分けたのは、気落ちしてる先輩のため、だけじゃなかった*]



 気心知れた人たちなら、下戸でも気にしないと言うのは分かるんですが、気持ちの問題ですよね。
 
[彼女の同僚にしても、上司にあたる店長にしても、飲酒の有無で態度が変わるようには見えないけれど、変わるのは自身の気持ちだ。彩を差す面持ちに少し安堵の呼気を隠し。]

 はい、パフェも。

[彼女を誘っているのは確かだが、己もその響きに誘われる。
 宇都木の腕は信頼しているが、流石に恒常メニューにパフェがないのにパフェグラスがあるとは思わない。食器からリクエストするにはハードルが高い。
 背の高いグラスならあるだろうが―――、やはり、パフェグラスの縁っこは波打っていて欲しい。]


[瞳でだけで静かに笑うのは、美味しいものを食べた時とはまた違う喜びの表現。

 腕時計に視線を落とせば、閉店まで然程もない。
 今日も良く食べ、良い時間を過ごした。

 けれども今日は彼女を誘って延長申請。]

 片付けが終わるまで、店の前で待ってますね。
 ナビゲーターは任せてください。

[地図は読める。何故か迷ってしまうだけで。
 一人でなければ、何処へも楽々。]


【人】 暗黒舞踏 オトサカ



 勿論サーブしますよ。酌だって。
 裏の方は全然手伝えないしね。


[店長の「交換条件」は願ってもないこと。>>20
求められるならいくらでも頑張りたい性分を見越してか、心配と忠告が入るけれど。]


 俺は割と薄情なところがあるからなぁ。
 俺が必要じゃない場面にまで首は突っ込みませんて。


[蒸したカキを殻から取り外して、その美しい白に目を細めた。
後は注文後にこれを入れて少し煮るだけ。*]

(27) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

 ― 夜のカフェバーへ ―

[彼女の仕事上がりを待ってから、いざ秘密の特訓へ。
 口頭で住所と目印、それに「Foxtail」の店名を伝えてえっちらおっちら。]

 深夜の道を誰かと歩いていると少しワクワクしますね。
 一人だと、大体早く帰ろうとしか考えないんですが。

[他愛無い会話も挟んで、ウサギの巣穴からキツネの尻尾にワープ。踏切を待たなかったから、所要時間は10分ほど。

 地下1階の店舗は煉瓦の壁に、橙の照明が灯る隠れ家スポット。開店時間は夜の遅くから明け方まで。
 店内は酒を出すにも拘わらずカウンターが無く、客層は妙齢の夫婦が多かった。子供を寝かせてから、そっと贅沢するような、そんな店だった。

 丸い小卓の椅子を引き、彼女に勧め。]

 ガード下の飲み屋台なんてのも知っていますが、其方は上級者向けなので。

[ちゃんと冗句のひとつも添えながら。]*


【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 いらっしゃい、カコちゃん。
 外寒かっただろ?

 うん、エリちゃんは休みだよ。
 もしかして用があった?
 伝言くらいならLINEするけど。


[今日のメイクは「意図的」だ。>>22
自ら重装備を解くその中身はきっと「つよさ」がアップしているのだろう。]


そうやってると印象変わるね。
今日は、待ち合わせ?


[異なるのはメイクだけではない。
項の白はあまりじろじろ見るものではないから少しだけ視線の落としどころを躊躇った。*]

(31) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

ん……そうなの。
店のみんなは気にしないのは、わかるんだけどね。

[実際みんなから出てくるのは、無理するなとか珍しいとか。
 敢えて触れなくてもいいと言ってくれているようで、心地いい。
 でも、気持ちの問題だ。自分自身が、飲めるようになってみたいって。
 或いは、酒の席でも気負わずにいたいって。]

ええ……!?
だめです、寒いじゃないですか。

お隣、行きますし。

[閉店後でも明かりが付いている隣のビル。
 迷うことのない距離感、こちらから訪ねるのは苦に思わないと。]


【人】 暗黒舞踏 オトサカ

――少し前――

 ハイハイ、淹れてやるから。
 無理した笑顔は開店後まで取っとけ、余計疲れるぞ。  ――ん、


[空元気は見ているこっちが切ない。>>28
棒読みのリクエストにも己の名前が入っているならば、煮込む火を弱めてコーヒーを淹れよう。

差し出された一切れは、「邪道」の食べ方をせずに、ぱくりとかぶりつき。>>30]

(34) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 ああ、あの子な。
 あれから店来てねぇから大丈夫かなと思ってたけど、バイトが出来てんならまあよかった、のか……?
 食うこと自体躊躇ってたぽいし、でもスープは美味そうに最後まで飲めてたし、味覚障害っつー訳でもなさそうだし……。

 顔見知りならあの子が倒れねぇ内にまたおいでって誘っといてくれよ。


[ただ一度だけの来店でも、放っておけない雰囲気があった少女の様子を思い出す。
何がきっかけであれ、後輩の興味や視野が悩みのタネからずれるなら、それを利用させて欲しいという性格の良くない考えも混じってはいるが。*]

(35) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

[結局、迎えに行ったのか待たれたか。
 今は、きつねの尻尾を追いかけていた。]

わくわくする、わかるかも。
わくわくっていうか――どきどきしてる。

[冒険だ。夜の街をこうして歩くのも、お酒を飲もうとするのも。
 一人で帰れるか心配で、必死に道を覚えようとランドマークを探しながら歩いた。

 勤務中上げている髪は、そのままにしていると頭痛の種になるから、今は解いて。
 長い髪はマフラーの内側で撓んでいる。
 小さなバーの看板が見えれば、思いの外早くついたのに安心したような、少し残念なような。]


[丸椅子を勧められる頃には、どきどきは表情にまで出てきていて、緊張がまる見えだったと思う。
 パフェがあるとわかっていても、飲まなきゃいけないわけじゃなくても、素敵なご夫婦が和やかに笑み交わす中不釣り合いだと思っても、気を張ってしまっていた。]

お、手柔らかに、おねがいします。

[上級者向けには誘われない初心者は、テーブルに指をついて頭を下げた*]


暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 23時頃


[待ち合わせにわくわくしていたのは本当だ。
 この辺りは治安も良いから夜道に覚えるのは危険よりも非日常感であったことも。

 けれど、遠慮と譲り合いの間をとって、事務所の窓から店先を見張っていた視界に私服の彼女が見えた、ら。

 事務所をうろうろ二周した。

 エプロンを外して防寒したくらいなのに、妙にそわそわとした気持ちに急かされて。

 そのそわそわを抱えたままの短い行程。普段と比べるまでもなくあっさり到着し、新記録樹立に少し安堵した。
 外で気持ちを落ち着ける為うろうろし始めたら、確実に迷子になる。]


【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 不審?
 誰もそんなこと思わないから安心して良いよ。
 スタッフとお客様が仲良しであるのは同僚としちゃ嬉しいし。


[無害アピールに向けられる手に笑った。>>37
おしぼりとレモン水は直が出してくれたので、乙坂はまだカコと対面したままでいる。>>33

待ち合わせならば宅本?とも思ったが、先日の彼のエリカに対する態度を見る限り違うような気もする。
同級生なの、と答える彼女に二人の親しさに合点がいくが、再会して同席して――芽生えたものはなかったのだろうか。>>39
それとも今日は他の誰かと、と考えたところで、カコから答え合わせが。>>37]

(45) 2019/11/27(Wed) 23時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 ……俺?

 はは、俺の為にその恰好を?
 調子に乗らせても料理くらいしか出せねぇよ?


[楽し気な笑みはそれ自体は少し幼く見えて。
しかし発言はしっかりと大人の女性のウィットに富んだもの。

笑ってそれを受け止めて、ブラックボードを指さした。
さて今日のご注文は?*]

(46) 2019/11/27(Wed) 23時半頃

[ついた丸テーブルは、うさぎのカウンターよりも二人の距離を近くする。彼女の緊張感を前身で浴びて、小さくわらい。]

 此方こそよろしくお願いします。
 ―――…とはいえ、白けないコツと言うのは案外単純で、楽しそうに華やかものを飲むくらいなんですけどね。

 戸崎さんに希望が無ければ、アルコールを抜いたサングリアとカルーアミルクを頼んでみましょうか。飲めなかった方は僕が頂きますから。

[己が口にした条件を満たすのは前者。ついで足した後者は地味だが飲み易さではカクテルの中でも群を抜く。カルーアの比率も好き好きなので変更に応じてくれる店も多い。
 初心者向けに二杯提示して、狐のスタンドからメニューを抜いた。]

 パフェはマスカットがありますよ。
 宝石みたいに積まれてるやつ。

 ………、
 



 ………お酒に緊張しますか?
 それとも、このお店か ―――、

 夜遅くに異性と一緒にいることに?

[強張る彼女に向けるべきは、もっと慮る言葉が相応しい。だが、つい、口を滑らせ聞きたいことを聞いてしまった。
 店員と客の肩書を外した途端、詮索めいた態度は恥じ入るものだが、少しはにかんだだけで撤回しなかった。]*


オトサカは、カコが選ぶ食材を待っている。

2019/11/27(Wed) 23時半頃


【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 あ、いらっしゃい。 ――噂をすれば、か?
 直、頼める?


[慌てたように入ってきた新たな客は、先程まで裏で話していた「書店バイトの女の子」だ。

既にホールに出ていた直に接客を任せることにし、己はまだキッチンに立つ。
気にはしていたが直が言うように会いたがっていたかというと特にそうではない訳で。>>44
今己の目の前には、己の客がいるから。]

(48) 2019/11/27(Wed) 23時半頃

楽しそうに、華やかなものを――が、がんばります。

[縮こまっている今では、楽しそうなど夢のまた夢。
 せめてテーブルについた指を下ろそうと、膝の上に。]

サングリアは、ワインにフルーツを漬けたやつ、ですよね。
カルーアミルクは飲んだこと、あります。コーヒーの。

[どういうものかという知識はあるのは、飲食勤めのなせる業。]

サングリアは、華やかかなあ。

[華やかなものを楽しげに。アルコールも抜き。
 これならよさそうと、ほぅと詰めていた息を吐く。
 ぴちぴちに張っていた緊張の糸が、少しだけ緩む。]


[マスカットのパフェは響きだけでおいしそうで、興味を引く。
 メニューを覗き込もうとして――三択の質問。]

え、あ……ええと。
お酒と、……お店に、少し?

こういうの、初めてだから。

[思えば、最後の選択肢には緊張していない。
 していたって、不思議じゃないのに。
 もっと警戒心を持つべきかもしれないと思っても、いまさら宅本さんに対しての緊張の糸は戻ってこない*]



 お酒を勧める方は、楽しそうな空間が好きなんですよ。
 でも、深入りし過ぎると潰れちゃいますから、程ほどにね。
 
[彼女の了承が得られれば、先にドリンクだけオーダー。
 夜にしか開けていないからか、カフェを頭につけていても形態としてはバーの色味が強い。そうしてファーストドリンクを決めてからメニューをゆっくり吟味。]

 赤ワインをグレープジュースに変えたり、白ワインをグレープフルーツジュースに変えたりするんですよ。僕はモヒートのアルコール抜きと言うのも好きなんですが、夏の方が美味しいんですよねぇ。

 おや、御存じでしたか。
 でも、カルーアミルクは度数が高いので初めのうちはミルク多めで頼むと良いですよ。
 戸崎さんが潰れてしまったら ―――、僕はとても心配しますから。

[最後は僅かに顎を引いて声量を小さくした。
 何でもない、極普通の注意だと言うのに、何故か不埒に思えて。]


【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 ――じゃあ「次」も、頑張って来てよ。
 なんてね。


[一歩間違えばセクハラになりかねない会話は、カコが少しでも引くようならば引き上げるけれど。
鞄から登場したシュシュが髪を彩るのをカウンター越しに少し乗り出して見つめ「似合うよ」と言うくらいは、許されるだろうか。>>49]

 了解、カキカレーな。
 俺の料理を食べに来たっつって、食材選んでリクエストするんじゃなくて最初っから俺が作ってたのを選ぶんだから、

[カレー鍋は厨房にある。
了解、とともにその場を離れかけ、一回振り返った。]

 すげーわ、カコちゃん。
 すげぇ嬉しい。

[にっと笑って再び厨房へと。]

(56) 2019/11/28(Thu) 00時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[乙坂が作ったカキカレーの具は、所謂「おうちのカレー」とは少し異なる。
具体的にはごろっとしたじゃがいもやにんじんが入らない。

カキのたたきとスパイスを炒めたところに入れるのは、みじん切りした玉ねぎとセロリ。
そこにトマトピューレを入れて煮込んである。
食べる時に感じる食感は、直前で一緒に煮る蒸しガキの弾力のみだ。
コーンスターチを少量加えてとろみが出てきたら醤油で味を調える。

ライスもターメリックで色づけたものではなく、シンプルに出汁昆布を一枚入れて炊き込んだもの。
そこにとろっとしたカレーをかけ、カキを配置する。]


 お待たせ、カキカレーと、こっちは白菜の浅漬け。
 昆布茶と塩だけで漬けてるから薄味だけど美味いよ。
 福神漬けみたいな刺激を求めてんなら出してくるけど。


[付け合わせもカレーに合わせて少し優しめの味に。
ふわりとカレーの匂いが店内に広がった。*]

(58) 2019/11/28(Thu) 00時頃


 ……おや。
 乙坂さんや宇都木さんとはいらっしゃらないんですか?

[妙に面映ゆい気持ちで顔を下げていたが、続いた言葉にはひょいと視線を交わす。彼女の店はスタッフの仲が良いから、酒に限らず二人きりで。というシチュエーションは想像に難しくない。
 それでも野暮を承知で問い返したのは、幼稚な喜びが故。]

 ……いえ、あのお二人でなくても。
 ですが、初めて、というのは良い響きです。


 ―――…もしかして。
 ナンパを受けてくださったのも、初めてですか?


[悪びれない男がうっすら嬉し気に笑み、首を捻ってみせた。]**


メモを貼った。


そう、楽しいのはいいことだなって思って、わたしも応えたかったの。
でも、やっぱりあんまり飲めないから、気をつけないとね。

[潰れないように程々に。胸に刻んで、至極真面目な調子で頷く。
 ドリンクのオーダーは宅本さんに任せてしまった。]

グレープジュースにフルーツを漬けたの……っていうことになるの?
おいしそう。

モヒート……は、ミントのやつ?
緑がきれいだなって思ってた。

[ノンアルコールサングリアに期待を寄せつつ。
 知っている単語を拾って、記憶とつなぐ。
 夏によく出るのは知っているけれど、味は知らないカクテルの一つだ。]


カルーアは度数が高いの?

[これには少し驚いた。
 だって甘くて飲みやすかった。一杯飲むくらいでぼんやりしてしまって、あんまり覚えていないけど。
 強いお酒だったなんて、知らなかった。]


【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[慣れない動作でカウンターまでやってきて椅子に腰かける少女が己の顔を見て唇を噛むのには少し怪訝顔。
乙坂としてはまさかあの裏声うさぎがそんなにウケたとは知らないので。

その怪訝も、彼女の来店理由を聞けば歪みに代わり。>>60]


 何だそりゃ、一大事じゃないか。
 声かけられたのってこの近くで?

 いいよいいよ落ち着くまでここで座ってな。
 何か注文しなきゃとか考えなくても良いから。

 勿論食いたいモンあったら作るけど。

(61) 2019/11/28(Thu) 00時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[カキカレーは出して注文は落ち着いている。
その前に、カコが直にプレゼントを渡すのを見ている。>>57
そして、直は少女と顔見知りで。]


 ――――……

 店長、俺外見て来ましょうか?


[諸々を考慮し、カウンターから出て外の様子を伺うのは己が適切であろうと。
まさかその相手がよく知った人物だとは知らないまま。**]

(62) 2019/11/28(Thu) 00時半頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 00時半頃


こ、来ないですよ。
オットーもウッチーも、わたしが飲めないの知ってるもの。
二人になることも、ないし。

[だいたい夜シフトが終われば深夜。
 賄いを食べてお腹を満たして、近くのお互いの自宅に帰る。
 二人になるとしたって、帰り道の少しの間くらい。]

はい、初めてで――
…………え。

ええと…………そうですね?

[こういう店は初めて、を再度肯定しようとして、続いた言葉に思考が止まる。
 何? ナンパ、って、言いました?
 あたまがまっしろ、という表情を隠しも出来ずに、瞬きを繰り返しながら曖昧な返事をした。]


[ちなみに、疑問符で締めくくったのを他の店の誰かが聞いていたなら、呆れ顔で初めてじゃないでしょ、と窘められるかもしれないが、生憎ここには誰もいない。

 根っから染み付いたお人好し、ナンパをナンパと気づかずに、手助けしたりお茶に付き合ったり、は前科がある*]


メモを貼った。


【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[カコが乙坂の真似をするのはランチの裏声うさぎ>>0:106以来だ。>>71
あの時と同じ、照れによるものか少しぎこちなく付け加えられた「予防線」の言葉。

客が来ることを拒む店員はいないので、この「来ていい」は「乙坂の為に頑張った格好をして」というのにかかっていると自惚れても良いのだろうか。
近づいた距離、照れて泳ぐ目元で震える綺麗な睫毛が目に入り胸元がざわめくのを落ち着かせるのに、「待ち時間」は乙坂にも必要だった。>>73]


 スープ状だとライスに浸透するのが早いからね、べしゃっとならないようにとろみづけしてあるよ。


[市販のルーのように入れたら自然にとろみがつくものでもないので、コーンスターチを。
片栗粉程ぽってり固まらないし、じゃがいものすりおろし程重くもならない。

いつも通り丁寧な食事前の所作に目を細め、その手がスプーンを携えて完璧に小さなカレーライスを作ってから口に運ばれるまでを見守った。
彼女が味わう時の、目を閉じた表情を見逃したくなくて。>>75]

(86) 2019/11/28(Thu) 10時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[しっかり煮込んだカレーが、そのスパイスを中和するような浅漬けが、カコに受け入れられたと確信すれば、「料理人」としてはそれ以上じろじろ見ていてはいけない。
少女がカコの手招きによってその身を椅子に落ち着けたなら、直の言葉>>74に呼応するように、「レナちゃん」の方を見て眉を上げて笑みの形を作った。]


 "カズさん"ての、俺ね。
 乙坂一馬です。こないだは苗字しか言わなかったから。


[その笑みも、少女が裏声を思い出して唇を噛めば怪訝なものに変わったのだけれど。]

(87) 2019/11/28(Thu) 10時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 いや、危な――


[女性に任せる訳には、と制そうとしたのを、強い視線で逆に留められた。>>65]


 ……何かあったらすぐ呼んでくださいよ。


[彼女の矜持を奪うのは本意ではない。
ただ、いつでも控えているのだという意思だけはドアに向かう店長のお守りに。]

(88) 2019/11/28(Thu) 10時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 じゃあ俺は暫く待機しときますかね。
 そうそう、気分転換に何か口にしたいなら、直のシュトーレン、おすすめ。

 さっきカコちゃん――こっちのお姉さんね、にも言ってたけど冷やしたり温めたりで味わいが変わるらしいから良かったら試してみて。

 俺はさっきちょっと冷えたのを貰ったけど、フルーツの甘味がぎゅって濃縮されて、生地は外側の固さと中のしっとりしたのがギャップで美味かった。


[レナを困らせるつもりはないから、追い詰めないように「おすすめ」だけを残したなら、食べ方を考えるカコにもひとつのヒントを。>>77

そして少し離れ、ケトルで湯を沸かし始める。
湯煙が室内の温度と湿度を上げてくれれば外から店長が戻った時に冷えを緩和できるだろうし>>85、レナが温かい飲み物を欲するならばすぐに提供できるように。**]

(89) 2019/11/28(Thu) 10時頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 10時頃


暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 10時頃


【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 あーそれ良いな、「予想は裏切られたけど、期待は裏切らない」っての。
 まさに俺が目指したいとこ。
 俺を喜ばせるのが上手いなぁホント。


[>>97淀みなく美しい所作で口元に運ばれるスプーンを、羨ましいと一瞬思ってしまった。
変態かもしれない。
邪な想いに気づかれないようにそっと外した視線の先に赤く染まる耳。
スパイスで体温が上がったのだろうと、特に疑問には思わないまま。

カコの言葉選びのセンスは前々から素晴らしいと思っていたけれど。
「口が上手い」という慣用句は適切ではない気がしていた。

彼女の言葉に、料理を食べる姿に、己を喜ばせる要素が詰まっているような、感覚。]

(107) 2019/11/28(Thu) 21時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[甘い?
いや、チャツネは入れていないから、甘いとしたらカキの身か?と呟きを捉えたところでドアが開く。>>103
バックヤードに向かうところを見ると、不審者はまだ見つかっていないようだ。]


 店長、湯沸いてるから一回お茶飲んでからの方が――

 って、
 有馬さん。 ……いらっしゃいませ。


[上着を手に戻った店長に声をかけたところで来店者。>>95
前回の来店時、後輩を落ち込ませた「誉め言葉」を言ったのは多分彼だろうと思いつつも、にこやかに顔見知りの客の隣に腰を落ち着けてブラックボードの存在をガン無視した注文をつけるあたり、「いつも通り」の印象だ。>>96
有馬にとっては自分の言葉がどういう影響を与えたのか深く考える必要のないことだったのかもしれない。
ままならないものだと思いながらも、己に求められた「店員」としての職務を全うしようと了承を告げる。

カクテルは店長の得意とするところだったので、出ようとするのを引き留める口実に使おうか。>>106]

(108) 2019/11/28(Thu) 21時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[ミックスナッツを袋から取り出しフライパンにあける。
乾煎りして少し香ばしい香りが立ったところでメープルシロップをとろりと回しかけ、塩を振った。
後は下に保冷剤を敷いたバットの上で冷まし、コーティングされていないピスタチオと共に盛って出すだけの簡単なつまみだ。
メープルシロップは、絡めたらすぐに火から下ろし――――]

 っやば、

[危うく焦がすところだった。
すぐそこで、まだ外の冷えも残っているような時間しか経過していないのに、あからさまな「誘い」が有馬の口から発せられたから。>>94
手元が止まる。背中が強張る。

店長が普段聞かないような声色で空気を緩ませてくれなければ、本当に焦がしていたかもしれない。>>104

「駄目だ」と強引に二人の間に割って入る資格は、単なる店員の己にはない。
その遣り取りに、己が介在する理由はない。

握る拳に血管が浮く。]

(109) 2019/11/28(Thu) 21時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[カコはどんな表情でその誘いを捉えるのだろう。
振り返ることが出来ないままその返事を待つ。

彼女が出した答えは――とてもシンプルで相手の尊厳を傷つけない言葉。>>102

たとえ内緒の音量でも、聞き耳を立てた男の聴力を舐めてはいけない。

ふーっと長く溜息を吐いた。]

(110) 2019/11/28(Thu) 21時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 お待たせしました、メープルソルトナッツです。
 スレッジハンマーは店長が。


[皿を出した手でカコの前の空いた皿を下げる。
彼女のグラスに入っている酒は何だろう。
此方も店長が出した筈だけれど。]

(111) 2019/11/28(Thu) 21時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 ……待ち合わせがあるんだったっけ?


[先だっての軽口のような会話を有馬は聞いていないから。
角の立たない断り文句を裏付けるように質問するそれに自惚れが混じるのを知るのは、己と。]


 閉店まであと1時間ちょっとか……


[決して有馬のように美しい宝石のような色をしている訳ではない瞳に映る、彼女と。*]

(112) 2019/11/28(Thu) 21時頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 21時頃


メモを貼った。



 ご自宅でも作れますよ。
 ホットワインみたいに暖めても美味しいかと。

[料理人の彼女にアレンジの提案というのは釈迦に説法だが、ひとつずつ、確かめるみたいに聞いてくれる声が嬉しくて恥を忘れる。調子に乗らないように自重しても、顔に張り付く笑みが普段の三割増し。]

 牛乳で割っている分、原液ほど高くないですがビールより度数がありますよ。勧めてくる方には―――…、注意してくださいね。

[口当たりの良いカクテルはすべからくレディキラーだ。アルコールに明るくない彼女を慮って言葉を添えるも、丁度そのタイミングでドリンクが運ばれてきた。

 オレンジを狐の尻尾に見立ててグラスの縁に引っ掛けたサングリアと、件の女殺し《カルーアミルク》]



 ………。

[ススス。
 笑みを張り付けたまま、やわいモカ色を引き取る。]


[気を取り直すように咳払いを挟んで。]

 お二人とも紳士的な方ですからね。
 夜遅くに女性を連れ出す行為は避けているのでしょう。
 
 そこに親しさや思いやりはあっても、他意がないのは理解しているのですが…。それでも嬉しいものです。

[グラスの曲線に円弧を描く唇を押し当て、唇を濡らす程度糖分を摂取する。己の突拍子もない発言を受けて、惚けている彼女を肴に。]



 ……ご存知かと思いますが、僕はmurmur coneyが好きなんです。ですから、出来るだけ行儀の良い客と思われたいんですよね。
 戸崎さんにでもですし、他の方々にも。
 お店が客に選ばれたいように、その逆もあるとは思いませんか。

[アルコールを喉に滑らせ、意識を冷やして酔わす。
 瞼を下してしまうのは勿体なくて、驚愕の顔から視線を外さぬまま。一度だけ、ゆっくりと瞬きで瞳を洗い。]

 ―――…鋼の理性と鉄の意志で言わなかったこと、
 実はいっぱいあるんです。

  


[僅かに上体を傾け、卓に肘をついて乗り出した。
 店のカウンターで見せるポーズだけの内緒話では無くて、此度は彼女だけに、静かに囁く声量。]


 戸崎さんは、かわいいですね。

 
[音がしそうな彼女の瞬きを、間近で数えて。]*


メモを貼った。


――へえ。
温めるのは、おいしそうですねぇ。
そうしたら、シナモンとかも入れたいな。

[ホットワイン自体は未経験でも、温かいフルーツの味わいは想像できる。
 笑顔の深まる宅本さんにつられて、だんだん緊張も笑顔に変わってきた。]

牛乳、おいしいからなぁ……気をつけます。
ビールは苦くて飲めないですけど、カルーアは飲んじゃいそう。

[そこでちょうど、ドリンクが運ばれてきた。
 ミルキーな褐色と、色鮮やかな紫。]


……あ、

[スッと、カルーアミルクが宅本さんの手の中に。
 ちょうど気をつけろと言われたばかりで先にそちらを取るアクションに、他意なく紳士だと思った。

 アルコールに挑戦したいという気持ちはあったけれど、まず入り口はノンアルコール。
 フルーツの踊るグレープジュースを、ひとくち。]


[グレープジュースは、想像以上にさっぱりしていた。
 漬けられたいくつかの柑橘に、ベリー。
 甘いぶどうの風味に、酸を足してくれている。]

でもそれは、宅本さんもでしょう?

[会話のうちに、同僚を紳士と評する言葉があればそこに目の前のひとを含めた。
 だって今も。いくつも気遣いを見せてくれている。
 けど、でも。
 ナンパ、って聞こえた言葉が、頭の中をぐるぐる回る。]


【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[このナンパ師はどこまで見抜いているのだろう。>>114]


 焦げちゃいないんですけどね、作り直します。
 失礼しました。


[苦笑して、「舌が敏感でなければわからない」程度にベストタイミングを逃したナッツの器を下げる。
流石に焦がしたものを客の前には出さない。
ただ、「しまった」という瞬間があったものをサーブしたのは、身勝手な嫉妬と、早く彼女の瞳に己を映したかったが故。

料理人より前に男が出てしまったことを見抜かれては下げるしかない。

そして今度は完璧なタイミングで作り直したものを出す。
その分のお詫びとしてバニラアイスを添えて。
メープルウォールナッツとバニラの相性は最強だし、アイスクリームは酒で火照る身体を冷ましてくれる良いつまみだ。]

(125) 2019/11/28(Thu) 22時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 食べてると時間が過ぎるのが早いよな。
 今日はお客さんも少ないし、ゆっくりして行けば良いよ。

 直のシュトーレンの食べ方は決まった?


[>>122店員の自制をまだ脱ぐ訳にはいかない。
覚えたての若者ならいざ知らず、もう良い歳なのだから。

ああでもその酒精に染まるカオは狡い。
「俺も」と、逸る気持ちを口に出しそうになってしまう。*]

(126) 2019/11/28(Thu) 23時頃

え、……あ、はい。
それは……なんとなくは。

[murmur coneyが好き。
 それは、なんて嬉しい言葉。]

そんなふうに言われなくても、すてきなお客様、だと思いますけど――

[客観的にはこうして閉店後にお酒をいただいているのは、褒められたことではないのかもしれないけど。
 自分から乗っかったようなものだと思うから、宅本さんは悪くないと思う。]

お客さんがお店に選ばれたい……?

[その逆、はぴんとこなくて。
 そのままひっくり返したけど、お店は誰を拒むようなこともない、はず。]


[鋼の理性。いつか聞いた言葉。鉄の意志。
 やってくる単語を一つ一つ頭の中に落とし込んでいるうちに、距離が不意に縮まった。
 テーブルの上。乗り出して、半分の距離。]

かわっ――……

[あんまりにも驚いて、言葉を失った。
 瞬きはまた繰り返し。睫毛が何度も上下する。]

わ、わたし、が?


暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 23時頃


……わたし、に、選ばれたい、ってことですか。

[話を総合してみる。
 これはナンパらしい、ということ。
 お客は店に選ばれたいらしいこと。
 カルーアミルクは度数が高いこと。
 勧める人は注意した方がいいこと。
 紳士は深夜女を連れ出さないこと。

 そういうことなんだろうかって、さっきとはまた違う緊張が急に襲ってきた*]


暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 23時頃



 貴女に構いたがるのは、僕が紳士だからではないですよ。
 貴女に限っては、きっとその逆です。

[楽しいお酒を。と誘ったはずなのに、彼女を困らせ、楽しんでいるのは男の方。あまいデザートカクテル程度では酔わないけれど、夜の街に繰り出してからずっと陽気な心地が胸で躍っている。]



 そうですねぇ……。

[行儀の良い客、と聞いてもカウンター内の住人である彼女の反応は鈍い。カウンターを挟んだ内側と外側、繋がる橋になる言葉を選ぶ暫しの間。]

 ―――…例えば、残さず全て食べきるとか。アルコールでなくてもドリンクはオーダーするだとか。誰も聞いていなくても、美味しい時は、美味しいと口に出すとか。味の感想を伝えるだとか。

 マナーも含むのですが……、
 また来てほしい、と思われるゲストになりたいです。
 
[己がどれだけ厄介な客でもうさぎの巣穴は拒まないだろうが、これもまた気持ちの問題だ。

 飲食に対し、金銭を支払う。
 そんな消費契約のみでは到底語りつくせない思いが彼女の店にはある。]



 だから、我慢していたんですよ?
 
 首筋がお綺麗ですね、とか。
 旋毛がまんまるですね、とか。

 貴女に不埒な軽口を叩かないように。

[見つける度に飲み込んできた、彼女のかわいいところ。
 それでもこれらはまだまだ初級編。

 鳴き声もかわいい。
 ―――― なんて言いだしたら振り切る可能性がある。]


[近付いた彼女からは爽やかなフルーツの香りがする。
 瞬きに合わせて瑞々しい芳香が弾けるよう。]

 直ぐに答えなくても大丈夫ですよ。
 ビックリさせている自覚はありますからね。

 でも、意識して、考えてください。
 そして、出来れば検討してくださいな。
 貴女に好かれるよう、目一杯努力しますから。

[ひそひそ話を丸い耳に向かって吹きかける。
 カウンターの中でもその気はあったが、オフの彼女は小動物のような反応をする。耳のカーブに触れたい誘惑に、少し瞳が揺れた。] 




 貴女の彼氏になりたいってことです。
 

[彼女だけに聞かせる内緒の吐露。
 視線を合わせてニコリと笑った。]*


【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 焙じ茶、ここで煎るから香りも楽しめるよ。


[カコのおすすめに追撃を。>>127
少女は下の名前しか名乗らなかったし、他にも常連で下の名前を呼ぶことなど複数あるのだけれど、カコの前で「レナちゃん」と呼ぶのは己が何か嫌で、名前を呼ばずに話しかけるという構図になっている。]

 パイは保温してあるから温かいよ。
 ちょっとだけ切り分けて来ようか。

 シュトーレンも薄く切って貰って「どっちも」て選択肢もあるけどな?


[更に悩みを増やすようなことを言って、厨房へと足取り軽く。

シュトーレンは直の字。
おすすめ食材は店長の字。
必然的にカレーとパイの右肩上がりは乙坂だと簡単な推理でも辿り着けるだろうけれど、指名のまだないそれを拾い上げてくれたことがとても嬉しかった。]

(129) 2019/11/28(Thu) 23時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[鱈のパイは、まず切り身にした鱈を更にそぎ切りし、塩と酒を振ってレンジで加熱をして臭みを取る。
蒸かしたじゃがいもを半月切りにしたものを、ジェノベーゼソース(ランチの仕込みで既に作ってある)を塗ったパイシートに並べ、卵黄を多く入れて作ったマヨネーズにすりおろしにんにくとオリーブ油を混ぜたソースをかけて、ところどころに輪切りのオリーブでアクセントを。
卵黄をパイの縁に塗ってオーブンで焼いたホールを8分の1程度に切り分けた。
白い皿にサラダ水菜を散らし、パイを置いたならオープンキッチンへ。]


 見てな。


[その手に握られたミニトマトを3つ、するすると薄く剥いて薔薇の形に成形した。
オープンキッチンでのプレゼンには慣れている。
閉店時刻が待ち遠しくても手元が狂うことはない。

3本の薔薇の花言葉は、果たして彼女に伝わるか。

微笑んでカウンター越しに「告白」を捧げた。*]

(130) 2019/11/28(Thu) 23時半頃

[うん、うん、と。
 並べられる「行儀のいい客」の条件を聞いては、一つずつ同意を示すように頷く。
 全部食べる人、ドリンクを頼む人、美味しいって言ってくれる人。
 そう、宅本さんは、そんなすてきなお客様。]

宅本さんは、いつだって、また来てほしいお客様でしたよ。
オットーみたいにサンドイッチ作ろうかな、って時々思ってました。

[そう思うよりずっと早く、毎日のように見かけるお客様になっていたけど。
 そんなにこの店を好いてくれて、店の味を好いてくれて、サンドイッチを作る乙坂が羨ましかったくらいに。]


[首筋や旋毛を褒められたのは、はじめてだ。
 ついグラスを支えていた手が、首筋に伸びる。]

ふら、ちな、軽口……

[これでも不埒の意味くらいはわかる。
 その軽口を叩く相手をどう見ているかも、わかる。
 きっとそれこそ、「行儀のよくない」お客様にそんなことを言われていたら、背筋が震えるほどに怯えていた、かもしれない。

 でも、今は?]


[すぐに答えなくても、と言ってくれた。
 けれど、答えたほうがいいのだろう、と染み付いたお人好しが頭の中で叫んでる。

 意識して、考える。
 検討する。このひとは、わたしのことが。
 例えば、これが本当に知らない人なら。
 考えられません、と一蹴した。
 例えば、同僚の誰かなら。
 驚いて、それから何度も理由を聞いて。
 けど、断ったら店に居づらくなるかも、と思ったら悩んでしまうだろう。

 じゃあ、今は?
 宅本さんは?]


[はじめて会った時、道に迷っていた。
 あの時、宇津木でも重いと言った荷物をさらっと持ってくれた。
 紳士でないなんて言うけど、きっとそんなことないんだと思う。
 話し言葉がおもしろくて、興味が湧いた。
 親近感があった。

 作ったものを、おいしいと言ってくれた。
 好きなプリンに、名前をくれた。
 内緒話をしてくれた。
 作ったものを、もう一度と言ってくれた。
 名前を、考えてくれると言っていた。

 どこからわたしを想われてのことなのか、わからない。
 でも。]

あの……ええと。何か、変かもしれないですけど。

いやじゃ、ないです。

[思い出が、たくさんある。]


あ……なんて言うんでしたっけこういうの。

おともだちからお願いします?
……でも、もうおともだちみたいなものかな……

[最後は独り言じみて、ぽつぽつと。
 この関係をなんと言おうか。知り合いも、常連も超えた、これから育む、この関係を*]



 戸崎さんもサンドイッチを?
 それならフライドポテトも付けてほしいです。
 
[店外だからリクエストにはならない、だからこれは浮かれた我儘だ。
 己の誘いに乗ってくれたこと、夜半に二人で会ってくれたこと、己の想いを邪険にしないこと。どの時点で拒絶されても可笑しくないのに、彼女はずっと己を舞い上がらせてくれるから。
 今の我が身は、我が心は、きっと30cmほど浮いている。]



 取って食べたりしませんよ。
 ああ、いえ。意識して頂けるのは嬉しいので、手は、そのまま。

[首筋を押さえる指先に笑みを噛んでも、図々しい男は彼女に安寧を齎さない。不躾なまでに彼女を見つめ、グラスを傾ける。
 不意に卓に降りた沈黙も、不安を駆り立てるものではなく、寧ろ、途絶えた音に安堵した。なにせ彼女は見るからに懸命に頭を回してくれている。

 ……考えてください、って言った端から、こんなに真剣に考えてくださる。
 
 こういうところ。
 ますます好きになっちゃうんですよねぇ。

[ゆっくりと椅子に座り直しながら紡ぐ独り言。
 首肯をうんうんと繰り返し、懊悩する彼女には聞こえないくらいの声量で。]



 いいえ、変じゃないです。
 僕は嬉しいです。

[彼女が再び言葉を発するまでの間にグラスは空いて、いつしか男は頬杖を突いていた。無論、瞬きの回数を減らして見入っていたのは彼女の表情。]

 関係性に名前を付けなくても、大丈夫ですよ。
 料理に名前が欲しいなぁと思うのは、もう一度頼みたいからですが ―――…、

[彼女に選ばれたくはあるが、それは妥協や打算であって欲しくない。うさぎの穴へと通ってすっかり舌は肥えてしまった。]

 名前が無くても、僕は貴女が好きです。
 でも、好かれる覚悟はしておいてくださいね。

[最後は少しだけ挑発的に。
 店で口説くような真似はしないけれど、想うだけは自由自在。

 ―――― “美味しい”と“好き”で育てる想いというのも、中々贅沢だ。]*


【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[焙じ茶はどうやら地雷だったらしい。>>132
何があったかは知らないが、紅茶を望むならそのように。
シュトーレンのプディング>>134なんて実はこの子本当は食通なのでは?

一応ダージリンのオータムナルを出しておくが、紅茶含めて直が選ぶならこれは使わなくても良い。]

(139) 2019/11/29(Fri) 00時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[手元に視線を感じる。>>136
薔薇は既に直が贈っているけれど、芸がないから違う花を、とは思わなかった。
乙坂はとてもベタな男なので、贈るなら薔薇だと思っているのだ。

ミニトマトにも負けない赤みを帯びた耳に触れたい。

でももう少しだけ、己の獣性を料理人の矜持で抑え込む。]


 はは、嬉しいけど、カレーの後ワンホールだとシュトーレンに響くよ流石に。
 気に入ったならまた焼くから、今はデザートまで余韻を楽しんでて。


[見た目より多くを食べられることはよく知っているし、自分の作ったものだけで彼女を満たしたい欲もないとはいえないが、つまみ食いをさせてもらったシュトーレンは本当に絶品なので彼女がそれを口にする機会を奪いたくはなかった。]

(140) 2019/11/29(Fri) 00時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[プディングには時間がかかるらしいから、やはり紅茶は己が淹れようか。

秋摘みのダージリンは、冬支度にぴったりのブラウンだ。
沸騰した湯を丸い透明のポットに入れて、茶葉がジャンピングするのを観察できるようにカウンターに置いた。
砂時計の上部が空になったら抽出終わりの合図。

温めたカップにストレーナーを置いて濁りのない液体を注いでいく。*]

(141) 2019/11/29(Fri) 00時半頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/29(Fri) 00時半頃


フライドポテト。
つくります。
この間、ウッチーにもオットーにも評判だったんですよ。

[答えやすい話題になって、ぱっと顔が上がる。
 トスカーナポテトをまた作ろう。自分で食べるためだけでなく、食べてもらうために。
 それもまたすぐ、"考える"ために俯き気味になるのだけれど。]


[そして、考えて、思い出して、紡いだ答えは変ではないらしかった。
 ほっと、息を吐く。
 少し笑えた。]

んん……えと、じゃあ、名前のない関係、で。
変わることはあっても、同じには戻れないですもんね。

[料理の名前は、繰り返すためのもの。
 変わりゆくその瞬間だけのものには名前がなくてもいいと、ずっとそう言ってきた自分が名前にこだわるなんて、おかしい話。]

好かれる覚悟、って、どういうことしたらいいんでしょう……?
ううん……

[けど、関係性に名前はなくなったのに、新しい悩みが増えるのは、予想外。]


あ。
デート、とか、したらいいんですかね……?

[こんなかたちではじまる恋を知らなくて、一足飛び*]


【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 ――うん。
 メインで惹かれるものがあったとしても、俺のも食ってくれるんだよな?


[ブラックボードから戻ってきた視線を受け止める。>>147]


 これからもずっと、俺の目の前でその美味いってカオ見せてよ。
 ……次のスケジュール帳にも、印つけさせて。


[瞳を通じて酔いが移ったか。
閉店時間まで堪え切れなかったことは、後で謝ろう。**]

(149) 2019/11/29(Fri) 01時頃

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