30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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……どうして謝るの?
[緩く首を傾いで、湿布を受け取るドナルドを見詰める]
君は、いつもそう。 僕には何も話してくれない。 僕を立ててはくれるけれど、その実僕に触れようとはしない。
[一つ距離を詰める]
……そんなに、僕が嫌い?
[ぽつりと呟いた声は、静かな医務室の中、大きく響いた]
(100) 2010/09/04(Sat) 10時半頃
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……じゃあ、どうして?
[シンクに向かう背中に、言葉を重ねる。 自分よりも低い彼の声に、どくんと。また一つ心臓が高鳴るのを感じながら]
(103) 2010/09/04(Sat) 10時半頃
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[ドナルドが口を開くよりも前に、また一つ距離を詰める。 背中に寄り添うように身を寄せ、 後ろから伸ばした腕は、羽織っただけのシャツから覗くドナルドの素肌へと回されて]
……僕を嫌いじゃないと言ってくれるのなら。 僕を拒絶しないで。
[縋る様な弱々しい声を洩らしながら、 ドナルドのシャツの背中を翠に滲む涙が僅かに濡らす]
僕は……君が……。
[続く言葉は声にならなくて。 回した腕にぎゅっと、力を込めた]
(109) 2010/09/04(Sat) 11時半頃
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[背中に顔を埋めているから、 彼がどんな顔をしているか少年には判らない。
ただ関わっちゃいけないと、告げられば、 まわした腕から力が抜けて]
……僕みたいなって?
[声は微かに震えていたかもしれない。
中庭でのラルフとのやり取りを思い出す。 誰もかれもが、潔癖だと称する少年の本質を見抜いたのは、 結局のところラルフの銀灰の眸だけだった。
目の前の彼も。卒業して行った元同室の先輩も。 たいせつだといいつつ、壊れものに接っしながら。 その実、拒絶されている事を想い知らされ、涙が零れ落ちた。]
(111) 2010/09/04(Sat) 12時頃
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[腕を解き、背を向ける。 涙をシャツの袖で拭ってしまえば、常の表情へと戻っていて]
……引きとめて悪かったね。 さっきも言った通り、僕は暫く此処に居るから。 五月蠅いのがいないうちに羽根を伸ばすと良いよ。
[感情の籠らない声で。ドナルドの背中にそう告げて。 棚に並ぶ本を一冊適当に取った。
自分以外は誰もいないかのように、翠玉を開いた紙面だけを見詰めている]
(113) 2010/09/04(Sat) 12時頃
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壊し方しか知らないのなら……学べばいいんじゃないかな。 壊す事以外の方法を。
[本から顔を上げず、感情の籠らない声で淡々と]
きっと皆教えてくれるよ。壊さずに、触れあえる方法を。 僕みたいなやつには無理だけれどね。
(119) 2010/09/04(Sat) 12時頃
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[感情の籠らない声は、彼の耳に冷淡に届いたかもしれない。 でも、もうどうでも善かった。
距離を置かれるのならば、此方からも距離をおけばいい。 そうすれば皆が望む仮面をかぶり続ける事が出来るから。
それだけの事だと、自分に言い聞かせて。]
…………。
[扉のしまる音を背中で訊いて。酷く疲れた顔で眸を閉じた]
(124) 2010/09/04(Sat) 13時頃
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― 医務室 ―
[扉の向こうで行われていたユーリィとドナルドのやり取りなど知る由もなく]
……何の、音?
[遠くから聞こえる水音に、緩く首を傾げて。 プールに近い窓を開け、はしゃぐ二つの影を認めて眸を細めた*]
(142) 2010/09/04(Sat) 14時半頃
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ベネットは、トニーとロビンがプールで遊ぶ姿を微笑ましく見詰め、窓辺に佇む*
2010/09/04(Sat) 15時頃
ベネットは、ロビンが眼鏡を探す様子にくすりと笑って。暫し眺めた後、医務室の窓を閉じた*
2010/09/04(Sat) 16時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/04(Sat) 16時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/05(Sun) 01時半頃
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― 医務室 ―
[外と隔絶された静かな部屋に、少年は一人佇んでいる。
机の上に広げた課題をこなしながら、赤毛のルームメイトを想う。 身体ばかり大きいくせに、中身はとても子供で。 時々傷ついた様な顔をする彼の傍に居るのは、 庇護欲と優越感を満たしてくれて。 とても居心地が善かったのだと、今更ながらに知る]
……かっとなって、酷い事を言ってしまった。 きっともう、呆れてしまっただろうな。
[先程のやり取りを思い出し、眸を伏せる。 思わず力が入ってしまったのか、手に持っていた鉛筆の芯がぽきっと音を立てて折れてしまった]
(256) 2010/09/05(Sun) 01時半頃
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[折れた芯を見て、無言で溜息を一つ落とした。
ペンホルダーから小刀を取ると、鉛筆にあてがい、 薄く削って行く]
…………。
[シャッと謂う音が一つ鳴るたびに、 ドナルドの傷ついた顔が。ラルフの射抜く様な銀灰が。 それから風にそよぐ蜜色の髪と紫水晶が、 胸の裡に浮かび消えていく]
――――っ。
[指先にちりっとした痛みが走る。 鋭利な小刀は鉛筆だけでなく、指先まで削ってしまったようで。
赤い花が、ぷくりと指の腹の上に咲き、机の上へと零れ落ちた]
(259) 2010/09/05(Sun) 02時頃
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[じわりと指先に広がる熱。 ちりっと焼けつく様な痛みを感じない訳ではなかったけれど、 指の上に咲く赤に、眸は釘づけられて]
……中庭の薔薇、みたいだ。
[ぽたぽたと、机の上に赤い水たまりを作りながら、 まるで夢を見ているかのように呟く]
(266) 2010/09/05(Sun) 02時頃
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[その赤に吸い込まれるように。 もう一度小刀の刃を指先へ宛がおうとして……]
――――……。 何を、してるんだ。僕は。
[白昼夢のような世界から現実に戻り、 未だ血を流す傷口をもう片方の手で押さえ、シンクへ向かう。 流水で洗い流した後消毒液をぶっかける。 じんじんと染みる痛みに、眉根を寄せ、溜息をついた] ]
(272) 2010/09/05(Sun) 02時半頃
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[怪我のケアをした後、机の上に広がる赤い染みを見て。 もう一つため息をついた]
これ、落ちるのかな。 染みにならないと良いけど……。
[包帯を巻いた指と対の手で、机の上をごしごしと拭く。
拭く度に伸びる赤い染みはドナルドの髪の色に似ているから、拭きとってしまうのが惜しいとも思ってしまう。
それを消したいのか消したくないのか。
自分でも善く判らないまま、 布巾を持つ手はごしごしと拭き続けていた*]
(277) 2010/09/05(Sun) 03時頃
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― 医務室・夕暮れ ―
[日が傾き、独りの室内にも窓から茜が差してくる。 机の上は幾分綺麗になったものの、幾つかは赤い染みが残った。 己の血で赤く染まった布巾は屑籠に捨てた。
少年自身は、血を少し失い過ぎたせいか軽い倦怠感を感じながら、ぼんやりとソファに座っている]
喉、乾いた、な。
[口の中が空からなのに気づいて、ぽつりと呟く。 善く考えれば朝食から何も口にしていない事に、今更ながらに気づいた]
(286) 2010/09/05(Sun) 08時頃
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[気だるい身体をソファから起こすと、少しだけ眩暈がする。 包帯を巻いた指先がじん、と痛んで、僅かに眉根を寄せた]
何か飲み物、貰ってこよう。 ポットに紅茶を作ってもらうように頼んで……。
[ゆらりと歩く姿は、少しふらついていて。 壁に寄り添うようにゆっくりと食堂へ向かう。
途中誰かとすれ違ったかもしれないけれど、 ぼんやりとしていたせいか気づかなかった]
(287) 2010/09/05(Sun) 08時半頃
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― 食堂 ―
[未だ人影少ない食堂へ来ると、まずは喉の渇きを癒す様に水をグラスに一杯口に含んだ。 からからの喉に冷たい水が心地よくて、もう一杯ごくりと口を付ける。
唇の端から、一雫、零れた水が顎を伝う。 それを拭いながら周りをぼんやりと見ると、窓縁に頭を預けている食堂の主の姿が見えた]
(290) 2010/09/05(Sun) 08時半頃
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[窓からの風に、ふわりと薔薇の甘い香りが届いた様な気がした。 彼はあの薔薇庭園が好きだから、移り香だろうか? そんな事を考えながらグラスを持ったままフィリップの傍へ]
……未だ眠るには早すぎるよ、フィリップ。
[眸を伏せる上級生に声を掛ける。
窓から差し込む茜色に金糸が溶けて。 綺麗だな、なんて。場違いな事を想いながら――]
(292) 2010/09/05(Sun) 09時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/05(Sun) 09時頃
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[まどろみの中に居る様なフィリップに、掛けた声が届いたのか判らない。 時折薄らと眸を開けて、その手の中の硝子球を覗きこむ様子に]
……フィリップ、フィル…? それ、なぁに――……?
[緩く首を傾ぐと、子供の様な無垢な顔で。 不思議そうに硝子球とフィリップの眸とを交互に見詰めた]
(295) 2010/09/05(Sun) 09時半頃
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ベネットは、廊下で騒ぐ音を訊いた様な気がして、フィリップから視線を外し廊下の方を見やった。
2010/09/05(Sun) 12時頃
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何の音、だろう。
[呟き、向けた視線の先――廊下へと、フィリップの前から移動する。 扉から顔だけを出して覗いてみるけれど、勿論二人の姿が見える事はなくて]
……気のせい、かな。
[ぽつり、呟いた]
(314) 2010/09/05(Sun) 12時半頃
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[食堂からは見えない、廊下の奥から人の声がまた聞えた様な気がして。 覗くだけから、その姿を廊下へ移す]
この声、ロビンと……ディーン?
[蜜色の髪を持つ彼の名前を口にしただけで、胸がとくんと揺れる。 進んだ廊下の先、ロビンの髪を撫でようとするディーンの姿を見て。
その深い翠の双眸に燈ったのは、羨望だったのか嫉妬だったのか。 少年自身にも、判らない――]
(316) 2010/09/05(Sun) 12時半頃
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[名を呼ばれて、はっとした様な表情を浮かべた。 一瞬だけ気まずそうな顔を浮かべるも、 眸に燈る羨望も嫉妬も、すぐに形を潜めて。 深い翠はいつもの穏やかな色を浮かべる]
……うん。 ロビン、調子悪いの? ずっと水遊びしてたみたいだから…風邪ひいちゃったのかな。
[眸を潤ませるロビンへと翠を向けて、大丈夫かい?と優しく声を掛けた]
(319) 2010/09/05(Sun) 13時頃
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ベネットは、ロビンの眸が潤んでいるのは、身体を冷やしたせいだろうと、心配気に見詰めている。
2010/09/05(Sun) 13時頃
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すまないとか……良いよ。 ロビンを心配してのことだし。
[叩かれた肩にじんわりと暖かい物を感じ、 花の様にその相貌を綻ばせた]
本当に、駄目だと思ったら医務室に来るんだよ。
[穏やかな声を背筋を伸ばすロビンへ掛ける。 二人の間の秘め事の空気に気づかぬままに]
(324) 2010/09/05(Sun) 13時頃
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[部屋へ戻るロビンをゆるりと見送り、 ディーンの問いには少し考えるような仕種を見せて]
僕は……あまり食欲なくて。 紅茶をポットで貰ったら、医務室の方に戻ろうかと。
[ディーンが手に持つタオルケットとシーツに気づけば、首を傾げるも、口には出さずにいた]
(337) 2010/09/05(Sun) 14時頃
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元々食が進む方じゃないんだ。 夏バテとは違うけど……。
[困ったように眉を八の字に下げて、微かに笑う。 紫水晶に覗きこまれれば、はにかむような仕種を見せながらも首を振って]
そこまで甘える訳にはいかないよ。 食事はちゃんと取るから、心配しないで。
(341) 2010/09/05(Sun) 14時頃
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出来るだけ食べるようにはしてる……。
[責める響きがなくとも、俯いて。 嘘は言っていないと、小さく呟いた。
甘えたいと思うけれど、それを自分から口にするのは憚られた。 それは心の奥底に、禁忌と言う意識が在るからだろうか。]
あ、ああ……。そうだね、気を付ける。
[伸びた指が髪を撫でるのを感じて。 嗚呼…と。小さく吐息を洩らした]
(346) 2010/09/05(Sun) 14時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/05(Sun) 15時頃
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[どこか艶を含んだ様な声に、心が酷く揺れる。 訊いた事がない響き。 ざわり…と身体の奥が熱を産んで、 ますます吐息は睦事の最中の様な彩りを持った]
紅茶……。 そう、紅茶を取りに行かなくちゃ。
[擽る様に梳かれた髪が、少年の心を僅かに蕩かせる。 離れていく指先を名残惜しげに見詰めて。 共にと言われば、潤んだ眸で頷いた]
(351) 2010/09/05(Sun) 15時頃
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[何処か遠くに、寮母と話すディーンの声を訊く。 ぼうっとする意識の中、隣に立つディーンの服の端を、 無意識に包帯を巻いた手が握りしめていたけれど、 食べやすい物を、と訊けば顔を上げて]
紅茶だけで善かったのに……。
[口端を上げる彼に、少しだけ頬を膨らませた。 それでも食事を用意されるのであれば、残す訳にはいかないから、渋々と席に着いた]
(357) 2010/09/05(Sun) 15時半頃
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[用意された食事――薄味のリゾットだった――を時間を掛けて食べていると、 夢に浮かされた様な感覚は波が引いた様に収まっていく。
リゾットと格闘している間は其方に集中していたから。
フィリップへと送ったディーンの視線も、 中庭の薔薇の木の下で行われている饗宴も。
少年は気づかない――]
(358) 2010/09/05(Sun) 15時半頃
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食堂が億劫じゃないんだ。 それに医務室は消毒薬の匂いが強いし。
[喉を鳴らすディーンに苦く笑って、顔に掛かる髪を指で払った。
彼が胸の裡で想っている事等知らない少年は、 黙々とスプーンを動かし、熱いそれを口に運ぶ]
……っ。
[舌先にちりっとした痛みを感じ、スプーンを置くまでは]
(364) 2010/09/05(Sun) 16時頃
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[差し出されたグラスを受け取り、こくりと頷く。
冷たい水を口に含み、冷やした後、心配そうに見詰める紫水晶に翠を絡めて]
ありがとう。 本当に今日は……なんだかディーンに沢山心配を掛けてるね。
[まるで小さい子供みたいだと、苦く笑って。 スプーンを取ると、食事を再開*させた*]
(369) 2010/09/05(Sun) 16時頃
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ベネットは、ディーンの心配そうに見詰める紫水晶に、はにかむように笑んだ*
2010/09/05(Sun) 16時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/05(Sun) 16時半頃
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