人狼議事


18 'Cause I miss you. 〜未来からの贈り物〜

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―回想・昨日―
[テッドを外へ追い出すと、恐る恐る自分だったモノと対面して]

あーあ、酷い有様。
…どうしてこうなっちゃったのかなぁ。
少し前までは皆で楽しく暮らしていたのにね…

ほんとに、どう…して…

[自分だったモノを静かに見つめて、ゆっくりと自分の死を受け入れて。...は一人、ただ涙を流す]


[ 赤き影の叫びに呼応するように吠えた]

 それがどうしたァ!!

[ ――思えば、この男とは相性が悪かった。
 ガストンが追ってきたなら、素直に殺されただろう。
 ヘクターでも同じ、抵抗することは無かったはずだ。

 だが、この男だけは――。]

 くたばれッ!! 死にぞこないがァ!!

[ 死に征こうとした己を忘れ、ただ目の前の男への殺意を顕にする。
 右手の爪――短刀もかくやというそれを振りかざし、その気に入らない顔へと突き立てようと落ちる。]

 ――ッ!?

[ 息を飲む。赤い影が構えを変えた。
 あのふらついた体。
 両手ならまだしも、片腕で――否、違う、危険。]


[ 射程の分が悪い――目標を顔ではなくその曲刀。
 赤い影の牙を絶たんと爪を振るう。

 外套を裂き肉に至る感触。
 先に届いたのはこの己――勝利を確信し刹那、違和感の正体を掴んだ。]

 テ……メェッ!?

[ 反りが合わないのも道理。
 殺される気になれなかったのも道理。
 そして、腕が弾け飛ばないのも、正に道理。

 吸血鬼――不倶戴天の敵。]

 オ……オオオオオオオッ!!

[ 叫ぶ、叫ぶ、赤い影の牙が届く前に、己の爪で切り刻まんと。
 あと少しでその腕を切り落とせる/あと少しでその牙が届いてしまう。
 勝つのは己の爪か、それとも敵の牙か――。]


 ……ぐ……が。

[ ――間に合わなかった。
 己の中心に突き刺さる感触。]

 クソッ……タ……。

[ 悪態を付き切る事は無い。
 まるで意識が抜き取られるように――墜ちていく。**]


―集会所―
[どれほどそうしていたか、気付けば空は闇に染まり、夜が訪れていた。不意に外が騒がしくなり、外を覗くと、高く高く飛び上がるドナルドと、それを追うように曲刀を手に飛び上がるヤニクの姿が]

ヤニクさん!危ない!!

[紫と赤。二人がぶつかる刹那。思わず視線を逸らして、両手で顔を覆う。ドサリと地面に落ちる音が響くと、恐る恐るそちらに視線を向けて]

あ…ヤニクさん。…良かった

[立ち上がるヤニクの姿を見ると、安堵のため息をつくが、再び倒れるのを見ると、壁を通り抜け、気付けば体はヤニクの傍へ]

ヤニクさん。…ありがとうございます。

[集会所に運び込まれるヤニクに付き添い、触れる事はできなかったが頭を撫でるようにしてお礼を言う]


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―回想―

 煩ぇ女だな。

[振り払われれば小さく舌打ち一つ。
 耳障りな音から離れようと試みるも、アイリスの視線が上がれば足はそれ以上動かなかった。]

 (何で、アイリスが此処に?)

[捲くし立てる問いに、少年は何も答えなかった。
 それを聞きたいのは自分の方だ、と。
 しかし、答えられる問い、一つあって。]

 て、っど、

[状況が整理できず、混乱したままに自身の名を。
 整理できていれば、決して伝えなかった名。
 出て行けと言われれば、無言でその場から立ち去る。
 少年はひどく困っていた。]


―回想・了―


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 つまり、アレか。
 俺は未来に戻れなかったと。

[自嘲気味に笑う。
 咄嗟に思い出したのは、いつしかの教会での事。]

 あはは、
 罰が当たったわけか。
 過去を変えようとした罰。

[魔力を失った所為とは気付かずに。
 少年は誰も居ない森で、途方に暮れていた。*]


―集会所・外―

[ 眼前の眩しさに意識を取り戻す。]

 ……あぁ?

[ 目を開けば、己を見下ろす月と目が合った。
 苛立たしげに舌打ちをする。]

 なに見てんだよ……痛ゥ……ッ!

[ 起き上がろうとして、胸を刺す痛みに顔をしかめる。
 手で覆うがそこには傷はない――人狼の血の成せる回復力。
 どれだけの深手を負っても、一晩経つ頃には癒えていた。
 ……ただ、肉を喰らわなかった頃に負った、この左目の傷を除いては。]


 ハッ! 止めも刺さずに消えるとはとんだコケ脅しだぜ!
『狂気の桜』よォ?

 ――舐めやがってェ!!

[ 跳ね起きて辺りを見渡す。
 血の香を正確に嗅ぎ取ろうと辺りを見渡す。
 ……見つけた。]

 そこか……ヴァンパイヤ……ッ!

[ 凶つ笑みを浮かべ、集会所の扉に向き直る。

 右手の爪を軋らせ、一目散に駆け出した。
 普段の様に扉を蹴り開け、『音も無く』中へと入る。

 ……見えるものがその場にいたなら、どんな表情をしただろうか。]


どたどたと階段を駆け上がっていく。


―集会所・二階―

[ 血の匂いを辿り、駆ける。]

 そこかッ ヴァンパイヤァッ!!

[ それが一番濃いのは、間違いなくこの部屋。
 扉を『何の手応えも無く』すり抜け、そこへと蹲る影目掛けて――。]

 ……はぁ?

[ 慣性の法則を無視して急停止。
 待て、おかしい、何かが違う。]

 ……こいつ……俺?

[ 目の前の動かぬ屍骸が己のものであるという事実を飲み込むのに、新品の蝋燭が燃え尽きるくらいの時間を費やした。

 ――窓の外は白み、朝の鳥が歌う。]


ぽかんと『己』を見下ろしている。**


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―森―

[不思議な感覚だった。
 確かに地に足はついている。
 周りの景色、しっかりと若草色に映っている。しかし…]

 ……登れねぇ、

[太い樹を目の前に、まるで棒読みのように呟く。
 登れないどころか、樹に触れることさえできない。]

 そういえば、アイツ……

[階段から落ちて、アイリスに出会った時。
 彼女は″二人″居た。]


 ……そういうことかよ。

[漸く、少年は悟った。
 この世界、ただの過去ではない。
 ―――過去の、死後の世界だということを。]

 くくく、あはははははは。
 父さんや母さんが殺されるのを、見てろって言うのかよ。

 ふざけんな…!

[悔しそうに樹を蹴り飛ばす……が、振り上げた足は空を切るだけ。]


 ―――っ!

 まさか、もう父さんと母さんは……

[不安が過ぎる。
 少年は険しい表情のまま、森を出て集会場へと。*]


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―回想・集会所―
[集会所にヤニクが運び込まれると、しばらくはヤニクの傍に居たが、皆が手当てを施していく中、なにも出来ないのがもどかしくて一階へと降りる]

ここって、死後の世界…だよね?

[誰かに聞くでもなく、確認するように呟いて]

死んだのにまだ意識があるなんて…なんか、変な感じ。

[生きている時とまるで変わらない集会所ノ中を見回す。]


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―回想・集会所―
[暫く、一階で佇む。そんな中、ドナルドが突然入り口から二階へと駆け上がっていくのを見ると、目を見開き]

な…んで…
に、逃げなきゃ…逃げなきゃ…!

[その場にへたり込む。逃げるにも、体が竦んで動けぬまま、ただ怯えて過ごす]


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―集会所―

 ああ、畜生あのコウモリ野郎!
 汚え手使いやがって!

[ 頭を掻きながら階段を下りる。]

 次やったら負けねえぞ、クソッタレ!

[ 無駄に騒ぎながら談話室へと入り。]

 お? アイリスじゃねえか。
 ……かくれんぼか?

[ 何の気なしに、へたり込む後ろ姿に声をかけ、特等席へと腰を下ろした。]


「ん?」と首を傾げた。


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――っ!?

[ドナルドに声を掛けられると、ビクリと体を揺らし、恐怖のあまり目を強く瞑って耐える。しかし、それ以降何かされるでもなく、ゆっくりとドナルドの方へと振り向くと、首を傾げるドナルドを見て]

なんで…ドナルドさんが…昨日、死んだ…はずじゃ…

[ドナルドを警戒したまま聞く。自分も死んでいるのだから当たり前なのだが、混乱のあまり気付いていない。]


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[ アイリスの言葉に面白くないように天井を指した。]

 ああ、俺の体なら上だぜ。
 すげえ格好で押し込めてあった。
 まあ、死んでるっちゃ死んでるが……なんでまだここに居るんだろうな?
 お前知ってるか?

[ 目の前の少女がひょっとしたら怯えているのではないかと、しばし考える。
 ふと、原因に思い当たり。]

 何と言うか……なあ?

[ 流石に、食い殺した人間と再び言葉を交わす経験はなく、何を言うべきか悩み……。]

 ごっそさん。旨かったぜ。

[ 見当違いの挨拶。]


なんでって…
…知らない。
こっちが知りたいぐらいよ。

[ドナルドの少し前までのような砕けた態度に困惑しながらも、なんでかと聞かれれば少し苛立った様子で返して]

っ、そんな事言われも嬉しくない!

[見当違いの挨拶に声を荒げると、自分を守るように身を縮こませて]

……なんで、なんで私だったの?

[先ほどまでとは打って変わって消え入りそうな声で聞く]


― 回想:ヤニクとドナルドの戦い ―

[村にずっと閉じこもっていた女は、このような戦いを見るのは初めてだった。
息もできないような緊張と咆哮。
やがて二人が倒れると、あっ、と声をあげた]

…て、手当しなきゃ。
アタシも手伝う。

[行って何ができるのかわからなかったが――それでもじっとしてはいられないと、タバサ達に続いて2階へと上がる]


― 回想:ヤニクが運ばれた部屋 ―

[止血の為に押さえていることぐらいならできるはず、と思っていたら頼まれたのは予想外のことで]

え…ええ!?
は、針と糸くらいならあるけど、…傷を縫うなんて、そんな…!

[しかし、躊躇っている余裕はなかった。
医者は――人狼の疑いがある人間ばかりが集められたこの集会所には来てくれないだろう。あるいは、もう逃げ出してしまったかもしれない。

消毒できるものを、と頼めばヨーランダか誰かが酒を出してくれただろうか。
それで針を清めると、極度の緊張のなか、ぐ、っと、傷口を糸で縫い始めた]


[時間はそんなにかからなかったかもしれない。
だけど、疲労でいっぱいいっぱいだった]

…う、ん…3時間ね。わかった…。

[タバサとヨーランダが部屋を出ていって、ほうと息を吐いた]

……あ、そうだ。紅茶…。
もう冷めちゃったかしら…でも、今のうちに飲んでおきたいな…だめ?

[フランシスカに紅茶を持ってきてもらうように頼む。
彼女は承諾してくれただろうか。
その場でなくても…一度外に出る時にでも、彼女の紅茶は必ず口にしただろう]


― 回想:ヤニクが運ばれた部屋 ―


…フランシスカ…?
……だ、大丈夫よ、大丈夫。…泣かないで、ね。

[泣きそうなフランシスカに、彼女の心の裡を知らぬまま、泣かないでと言葉を掛ける]

人狼は…人狼は1匹死んだわ。
だからこの騒動も、もうすぐ終わる…。

だから、…大丈夫よ、大丈夫だから。

[避けられなければ、そっと、彼女の黒髪を撫ぜて抱きしめただろう。
そんなことをしているうちに、時間は過ぎていき――やがて交代の時間がきた]


おやすみなさい、フランシスカ。
…また…明日ね。

[そう言いフランシスカがどこかの部屋に入るのを見送って――こっそり外へと抜けだそうとする。
そこで、ガストンと出くわした。この時間から外に出るといえば不審がられたかもしれない。
だが、自分が人間であることは証明されたのだからと、少しの逡巡のあと、一度家に帰る旨を告げた]

え、ええ?近いんだし、…すぐに戻るから…。

[だがガストンに半ば強引に背に乗せられてしまう。
まあいいか、とそのまま家まで送ってもらった]


[ 知らないと言われれば、考えるように目を瞑る。]

 ……まあ、いつまでもここに居るわけじゃないだろ。
 もしそうなら、こっちにゃロミオのジジイだって居るはずだしなあ?

[ 怒りの声には、眉を潜めながらも何も言わない。
 そして、弱々しく問う声に対しては静かに。]

 お前が美味そうに見えてな。
 我慢が利かなかった。

[ 溜息をつくように。]

 ……町が封鎖されなけりゃ、ここで食うこともなかったんだけどな。

[ ぽつりと一言。]


[別れ際、優しく掛けられた言葉に照れた]

…そ、そう…?あはは、手先の器用さくらいしかとりえないから…そう言われるとなんか照れるわ。

でも、早いうちにちゃんとしたお医者様に診てもらったほうがいいわ。
抜糸もしないといけないし…なんにせよ、暫くは安静にしないとね。

[ヤニクの血のことは知らない。あの怪我が治るには暫く掛かるだろうと思い、そう言った]

うん、おやすみなさい。また明日ね。

[頭を撫でられて、笑顔を返した。死が近くに感じられるこの時間、ガストンの手はとてもあたたかかったから――]


― 回想:深夜・自宅 ―

………時間がないわ。

[ガストンと別れたあと、女は眠らずに独り、手紙を書いていた]

(人狼が1匹だなんて思えない。
 ドナルドを殺されて…もう片方の人狼が復讐にくる可能性だってある…)

[女は、自分の残り時間があまりないことを予感していた。
人間だと宣告された身。狙われる可能性は、…それなりに高いと、女は書物を読んで知っていた。だから、最悪の可能性を考えて、急ぐ]


工房の売上が入ってる戸棚の鍵…。
父さんと母さんの集めたアンティーク…それからアタシの宝石類…。
この辺りは売ればいくらか生活費の足しになるはず…。

[今は遠くの学び舎にいる弟、ロビンに向けて書いた手紙。
自分に万一のことがあっても、弟が困らないように、せめて大学は卒業できるように――脚が悪い自分の分まで、弟には広い世界に羽ばたいてほしかったから――筆を走らせる。

弟に宛てた手紙は、随分と長いものになった。
それを封筒にきちんと仕舞うと、階段を時間を掛けて上り、2階の弟の部屋へ。
彼の机の引き出しにそれを仕舞うと、部屋に溜まった埃を軽く払って、再び時間を掛けてゆっくりと1階に降りていった]

はあ…。

[流石に疲れが出てきて、もうそろそろ眠ろうと、思った時だった。
扉が開いて――赤い、花が――*]


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美味しそうだった…か。
だったら、料理を奮発してご馳走してたら、私は食べられる事も無かったのかな…

[そんな事を呟きながら思わずため息をついて]

人を食べるために、ドナルドさんは傭兵として外へでていたの…?

[ぽつりと聞こえた一言にそう聞き返す。]


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[ 料理をご馳走していたら、という言葉に笑う。]

 まあ、よく鳴る胃袋は二階に放り込んであるからよ。腹減ることなけりゃ苛つく事もねえ。

[ そして、溜息の次に出た問いに対して。]

 いいや? それだけじゃねえぜ?
 だけどな、戦争やる貴族ってのは俺達が裏切らねえ様にたんまり払ってくれるからな。
 元はそれが目的だ。 あの野郎も似た理由だとは思うがよォ……?

[ 赤い外套の男を思い出し、徐々に怒気を孕ませる。]

 クソッタレ! 納得行かねえ!!
 あのクソコウモリ野郎とっととこっちに来やが――。

[ 叫ぼうとして、ふと冷静になる。]

 いや待て、俺がヤツに負けて? ヤツがアイツに負けるってことは……?

[ 頭の中でヒエラルキーを描き、苦悩する。]


良かった。じゃあ、また食べられるなんて事はないんだよね。

[ドナルドの言葉に少し警戒を解く]

戦争…か。なんで、人間同士なのに戦うんだろうね。
仲良くした方が楽しいのに…

[ドナルドが傭兵になった理由を聞けばそんな事を呟いて]

アイツ?

[何か苦悩している様子に首を傾げる]


[ 抱えていた頭を上げ、アイリスを見る。
 少しだけ警戒が緩んだことを感じ取った。]

 ――分からねえぜ? 狼は嘘吐く生き物だからよぉ?

[ なんとなく脅かす。彼女はどのような反応を返しただろうか。
 彼女が怯えたのなら、それで溜飲を下げ、呟く。]

 あー、ヤニクの野郎死なねえかなぁ。
 そうすりゃ続きが出来るってのによォ……。

[ 次は不覚を取らない。拳を握りくつくつと笑う。]


[狼は嘘吐く生き物。ドナルドの言葉に少し体を硬くして]

そ、その時は返り討ちにしてやるんだから。

[強がってそんな言葉を返す。]

ヤニクさんは死なないよ。ヤニクさんは強いもの。きっと事件を解決してくれる。


[ 返り討ちという言葉を聞き、にやりと笑う。]

 ほぉ……? 楽しみにしてるぜ。

[ からかって遊ぶが、ヤニクの話になると険しい顔をする。]

 野郎はソコソコだがな、マジになりゃ俺のが強いぜ?

[ 負け惜しみと知りつつも、言わずには居られない。]


むー。

[帰り討ちの言葉にも余裕の笑みを見せるドナルドの様子に悔しそうに唸る。]

そんな事無い!本気のドナルドさんだって、ヤニクさんならコテンパンにやっつけちゃうんだから。

[なぜかムキになって答える]


[ アイリスの言葉に、笑ってみせた。]

 ほぉ……? 俺がヤツより下だってか。

[ くつくつと笑うが、瞳だけが笑えていない事に気付いたであろうか。]

 いずれどっちが上か思い知らせてやるさ。
 あの野郎に、とっくりとなぁ?

 まあ……待ってやるさ。百年でも二百年でも、あの野郎が死ぬまで、な。
 ――借りを返してからでも遅くはねえだろ。

[ 何処に在るかも知れない答えを求める。
 ――飢えない以上、急ぐ要もない。]


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そうだよ。ヤニクさんなら、きっと…

[ドナルドにそう返すも、笑っているはずなのにどこか気圧されて、語尾が小さくなる。]

さすがに二百年は掛からないと思うけど…

[ヤニクの血の事などは知らぬまま、ドナルドの呟きに突っ込む。そこへガストンが深刻そうな表情を浮べ、入ってくるのが見えれば]

ガストンさん…?どうしたんだろう?

[気になってガストンの後を追おうとする]


[集会所に求める姿はなかった。
 ひどく胸騒ぎを覚えながら、談話室、キッチン、それぞれの部屋を探しまわる。
 両親を探している途中、ヤニクとヨーランダを見つければ]

 ……お前は生きてたか、

[一瞬目元を緩ませて、けれどすぐに元の表情に戻し部屋を出る。
 集会所から出て、外を探そうと思った時。
 両親が一緒に入ってくれば、硬直した体の力が抜けていった。]

 良かった。

[談話室に入る二人の背を見守る。
 この世界に来てから、何度二人で居るところを見ただろうか。
 てくてくく、まるで幼い子供のように後をつける。]


 ……っえ?
 ペラジーさんに投票?

 だって、その人は父さんが……

[人間だと判定したのでは。
 母の手にある白い石をみつめながら、琥珀色を見据えた。*]


[ アイリスの言葉に黙る。
 ヤニクの正体を明かそうとも考えたが、結局は『俺は吸血鬼なんぞより下じゃねえよ』と心中で吐き捨てるだけ。
 やがて、テッドが彼方此方をうろついているのを見て何事かと眉をひそめる。
 次第に人は集まる――特に、ガストンとタバサの表情が険しい。]

 ほお……一人で、ねぇ?

[ 憐憫と嘲笑が入り混じった表情。
 だが、それも次第に怒りの色へと染まっていく。]

 喰うでもなくただ殺した――だとぉ!?
 フザケてんじゃねえぞックソガキィ!!

[ テーブルを強く叩くも、既に音は鳴らない。]


[ ペラジーに投票すると宣言するタバサ、それを受けて笑うペラジーと、石のように表情を殺したヘクター。]

 生き残るための仲間殺しだァ……?
 下らねえ……、生き残りてえならじっと隠れてりゃいい。
 どいつもこいつも、ここに居るヤロウ全て、俺が死んで安心してたんじゃねえのかッ?

[ 歯を軋らせるようにして、搾り出す。
 次いで、視線を見知った顔へと向ける。]

 テメエが選ぶのはペラジーかよ。
 まあ、誰を殺してえのかなんざテメエの勝手だがなァ……。
 ――テメエ、何時まで『見ねえ』心算だ?

[ 届く筈は無いと知りつつも、タバサの顔を睨み付けた。**]


[ 毅然として前を見据えたヨーランダに目を見開いた。]

 腹、括りやがったな。

[ まともに会話をしたことは無い――己が威圧的に出る事を棚に上げて『いつも下ばかり見ている弱い女』と思い込んでいたヨーランダの意思の篭った言葉。
 その言葉を深くかみ締めるように、静かに瞑目する。]

 テメエらもいい加減、俺を苛つかせるんじゃねえ……。

[ ため息と共に吐き出された毒に、触れれば刺るような針は無い。
 暗闇のなか、浮かんだのは二人の女。**]


[ 背中を丸め、顔を隠すようにスープへと向かう少女。]

 ――ちっ。

[ 拳を握り、その頭目掛けて振り下ろすが、手応えは無い。
 分かっていた。だが、振り下ろさずにはいられなかった。]

 テメエは……。

[ 胸を焼くような苛立ち――その少女の背中に在りし日の己を見たせいか。]

 泣いたって喚いたって、どうにかなるもんでもねえだろ……。

[ 頭を掻き、背を向けた。]

 さっさと決めやがれ。テメエはどうしたいのかってのをなァ?

[ 砂時計は落ち切ろうとしている。
 どうなるにせよ、後悔だけは残さないように。
 言葉にはせず、席へと戻った。**]


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[母は父を信じていない。
 一時はそう思ったが、続く母の言葉を聞いて思い直す。
 どれだけ父を信用しているか。
 否、どれだけ父を愛しているか。]

 僕の声はもう届かない。
 二人に触れる事も、触れて貰う事もできない。
 でも、

[―――良かった。
 母の、父への思いの強さを知ることができて。]

 父さんも、母さんと同じだよね。
 うん……絶対同じだよ。

[母の傍らには、いつも父の姿があった。
 母のように言葉で表したりはしないが、父は態度でそれを示していた。]


[立ち去る前、少年は父と母の手を握る。
 その温もりは肌を通して伝わってはこないけど。]

 例え、人を殺すような事があっても。
 アナタ達は僕の自慢の両親だよ。

 会えて良かった。会いに来て良かった。

[優しさ、強さが少年の手に伝わってくる。
 手を握り締めながら、若草色に二人の姿を焼き付けて、
 決して忘れない、と心に誓う。]

 もう一度、チャレンジしてみよう。
 入り口があるってことは、出口もある筈だ。

[二人に背を向ける。
 両の拳は何を意味してるのだろう。
 少年は一人、森へと向かうのだった。*]


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…ここは……?

[気づけば女は歩いていた。
それを疑問に思ったのは、自分の脚が自然に、あまりにも自然に動いていることに違和感を覚えたから]

アタシの脚…あれ…?

[顔を上げれば、集会所が見える。
昨日寝ようと思ったときから今までの記憶がごっそり抜け落ちていて、困惑しながらもその扉に手をかけようとした]


扉に掛けた手は、するりと通り抜ける。


―森―

[ 集会所内の空気に辟易していたところ、外へ出て行く少年の影を見た。]

 あ? あのガキどこ行くんだ?

[ 口の中で呟きつつ、放っておこうと思ったのだが。]

 ……つまらねえ。外の空気でも吸うか。

[ 一言をその場に残して、同じように外へ向かった。
 一足飛びで村の端へ――麓の町へと『食事』に出かけるときは、いつもこうしていたっけなあと思い出しつつ下を見る。]

 ――ん?

[ 足元、森へと分け行っていく少年が映った。]


[ 木を蹴って、少年の目の前へと落ちる。]

 おいガキ、何処行きやがる?

[ 両足でしっかりと地面を踏みしめて降りた。]


ひっ…!!

[驚いて手を引っ込める。
それからもう一度恐る恐る扉に触れようとした。…触れられない。
手は扉の向こうに穴も開けず突き抜けているようだった。

そっと、一歩、一歩、踏み出してみれば、身体は完全に扉を通り抜けた]

…あ、…ああ、アタシ…。

[中から聞こえてくる、ミッシェルが殺された、という言葉。
通り抜ける身体。自然に動く脚。誰も女に気づかない]

アタシ…死んじゃった、…のね…。

[ぽつり、呟く。
幽霊なんかになってるってことは未練があるのかな、と、なんとも言えない苦笑を零した*]


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―森―

[少年は森に入ると、両手を広げて空気を吸い込んだ。
 此方の世界でも、やはり森は力を宿していて、
 少年は、自身に再び魔力が戻りつつあることを感じる。
 尤も、堕ちたわけ、未だ″罰″だと思っているのだが。]

 ……あれ? 処刑されちゃったの?
 それとも、人狼に襲われた?

[背後から聞こえてくる足音に振り返る。
 ドナルドを視界に捉えると、問いを二つ。
 少年は、男の正体を知らなかった。]


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[ 人狼に襲われた、との言葉で同胞の顔を思い出した。]

 ――あ? 俺があのガキに殺られるとでも思ってるのか?

[ 腕に力を込める――それだけで、それは人のものではない、短刀に似た爪を生やした。]

 んで? お前は何してるんだ? 鬼ごっこか?

[ 長い爪を器用に使って頭を掻く。]


 あのガキ…?
 誰のこと言ってる―――っ、

[男の言葉が、そして目の前で長い爪を生やす様子が。
 問いの答えになっていた。
 暫く言葉を失ったかのように、立ち尽くして]

 アンタと、アンタが言うガキ。
 どっちが殺したんだ?

[少し間をおいて問う。
 真実の過去で何が起きたのかは分からないが。
 少年は男を睨み上げ、一歩距離を詰めた。
 正体が分かっても、怯えもしない。]

 面白いこと聞くんだな。
 一人でどうやってできるのさ。


[ 睨み、一歩を縮めてくる少年を、ぼんやりと見下ろした。]

 殺した? ああ、サイモンとアイリスの事か。
 どっちも俺だが、文句でもあんのか?

[ 確か、少年は未来から来たと言っていた――己を含め、少年を知る者は居なかった。
 二人を喰った件について、少年に睨まれる理由が掴めず、ただぶっきらぼうに言う。]

 ……友達の居ないヤツってのはどうやって遊ぶのか知らんぜ?
 コソコソと這いまわってたみたいだったしなぁ……?

[ にやり、と馬鹿にしたような笑いを口元に貼りつけた。]


 その二人のことじゃない…!

[強い口調で反論する。
 けれど、誰だと問われれば言える筈がなく。
 少年はヨーランダ以外で自身の正体を知る者は居ないと思っている。]

 まぁ、もういい。
 アンタは死んだが、二人は生きてる。
 それで十分さ。

[馬鹿にされても少年が不機嫌になることはない。
 どれだけ歩いただろう。
 漸く、少年だけが見える、未来へと続く扉をみつけた。]

 人狼は退治すべき存在だが。
 人に負けちゃう人狼なんて、情けねぇな。

[扉を目の前に、少年はわざと憎まれ口を吐きだした。]


[ その二人の事ではないと言われれば、首を傾げるしか無い。]

 ひょっとしてあのガキ……すでにつまみ食いでもしてたのか?

[ 見当違いの事を言う。]

 ……はッ。
 絶え切れなくなって自分から死を望んだヘタレがどの面下げて強がってるんだかなァ!

[ 哄笑するも、『人に負けちゃう人狼』という言葉を聞いて、睨みをきかせた。]

 ……で、だ。テメエに聞いておくべきことがあったんだ。

[ 未来から来た少年。
 その彼でも知らぬのなら、最早、完全に此処には無いのだと。]

 ……人狼とは一体何だ?

[ 問う。己の存在理由を。]


 耐えきれなくなって?
 まぁ、そう思いたきゃ思ってればいいさ。
 
 言っとくけど、俺、″アンタと違う″から。

[″死んでない″とは言わない。
 頭の悪そうな男に、この事実が分かるかどうか。
 
 わざと憎まれ口をたたいたのは、導く者が必要だったから。
 蹴り飛ばされてもいい。
 背を押してくれる人が必要だったのだが……]

 …………、

 さぁね。
 アンタに分からないこと、俺に分かるかよ。

[突然の真面目な問いに、一瞬言葉を失った。
 扉を背にして男の姿を捉える。]


 ただ、俺は……人狼は半端者だと思う。
 完全な人間でも、完全な獣でもなく。

 アンタにどれだけ人間の心があったのかは分からないが、
 全くなかったわけでもないだろ。
 その姿してるんだしな。

 俺からも質問だ。
 アンタは、人間が羨ましいか? 獣が羨ましいか?

[そこまで言うと、少年は男の答えを待った。]


[ 己と違う、と言われれば納得する。
 ――人と人狼は違うのだ。
 少年の意図した解釈とは違えども。]

 ケッ。ガキの癖に、よォ。

[ そして、少年の答えを黙して聞く。]

 ……半端者、か。

[ くつくつ、と笑う。
 化物、背信の獣――人の話、そして書物に記されたのは、全て呪詛の句。

 少年の答。
 ――くだらない質問に頭を使って考えてくれたのだろう。
 望む解答ではなかったが、それでも有り難かった。]


 俺か? どうだったんだろうなあ……?

[ なりたかったのは人か獣か。
 忘れて久しい願望だが、それでもかつて、己は人だった筈だ。
 涼しい顔をしている少年に、にやりと笑った。]

 お前の答は受け取ったぜェ?
 ――これは礼だ、受け取りなッ!

[ 手を振りかぶり、その頭目掛けて腕を振り下ろす。

 ――人狼の爪。二人を屠り、赤の剣士に傷を負わせた凶器をその顔に突き立てんと。]


………。

[女は集会所の中で立ち尽くしていた。
ペラジーは、"違う"。
自分が殺された時の記憶はごっそり抜け落ちていたが、それだけは勘で理解していた]

…嫌なものね。

なんで殺し殺されないといけないのかしら。


[相手が化物だから?殺さなければ自分が殺されるから?]

人の形をした化物だなんて、本当に、神様ってのは悪趣味だわ。

[ふい、と尻尾のように長い髪を揺らして、集会所を出て*どこかに*]


 それ。
 人狼の存在理由は、きっと悩むことだと思うぜ。
 自分はどちらに属したいのか。
 獣としての本能を抑え、人間としての理性を護るか。
 それともその逆か。

[自身の問いに答えない男に、少年なりの存在理由を伝える。]

 ―――なっ、

[振り上げられた腕、その先に延びる爪に。
 殺される、少年はそう感じた。
 細い腕を盾にして頭を庇う。]

 ……っ、

 どうせなら、背中にしてくれないか?

[腕から血を流したまま、男に無防備な背を向けてみた。]


[ ちょっとした脅かしの心算だった。
 腰を抜かすの少年をからかってやろう、その程度の悪戯。
 誤算といえば、少年の反射神経が想像を上回っていたことか。]

 バッ――!

[ 慌てて爪を引っ込めるも間に合わず、腕を掠めるように裂いた。]

 危ねえなテメエ! 危うくその腕斬り落とすトコだったじゃねえかッ!!

[ 逆上し、慌てて腕を戻した。派手に血は流れるが、爪に残る手応えは浅い――傷は残らず癒えるだろう。]

 まあ、男にしたら掠り傷だろ……自慢できるぜえ? 人狼の爪を受けて生きてるんだしなァ!

[ 頭を書いて笑い飛ばし、振りかぶる。
 ――今度は、人の手で、思いっきり。]

 ほらよッ!!

[ 手のひらは、少年の背を正確に捕らえた。]


[もしも、自身の両親を奪った人狼がドナルドなら許せない。
 けれど、今、目の前にある過去において、ドナルドは両親を殺しはしなかった。
 だから、少年は憎みきることはできなかった。否、寧ろ、憎んではいけないと、少年は思っている。]

 (母さんの笑った顔、怒った顔、どっちも好きだけど……)

[あの日、少年が処刑を買って出たわけは、見れなかったから。
 ドナルドが疑われ、あれ以上苦しんでる母の姿を見たくなかったのだから。]

 ありがとう、ドナルドさん。

[背を押されれば、嬉しそうに笑う。
 今度は、ちゃんと階段を上がれるだろうか。
 目の前には、一匹の″案内人″。]


 全てが終わったら、林檎食べてみてよ。
 ほらぁ、いっぱいなってるでしょ?
 果実の禁断、解いておいたからさ。

[こっちの世界からでも触れるようにしておいたよ。
 そう付け加えて、少年は笑う。
 男は、何か問うただろうか。
 どんな問いがあっても、少年が答えるのはこれだけ。]

 ふふふ、

 僕から皆への―――贈り物(プレゼント)。

[溜まった魔力、その少しだけを使った贈り物は、
 願いを叶える、幸福の果実。]


 欲張ったら、堕ちちゃうからね。
 アダムとイヴみたいに。


 じゃぁ、


[少年の姿は闇へと消える。
 ドナルドの目には、儚く消えるように映ったか。]








 ―――さようなら。


―未来へ続く階段―

 何だよ。
 罰じゃなくて魔力だったのか。

 ……って、あぶねぇ。
 使い果たさなくて良かったぜ。

[″案内人″から堕ちた理由を聞けば、小さく舌打ちする。
 けれど、少年の目元は確かに緩んでいた。]

 なら……今回は大丈夫そうだな。

[闇に浮かぶ、時の螺旋。
 チクタク、チクタク。
 時を刻む音と共に、少年の足音が響くのだった。*]


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