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【人】 掃除夫 ラルフ ハワード、いいのか? (2) 2011/08/26(Fri) 01時頃 |
―使用人室―
[無言で椅子に腰掛けたまま、どれくらい経っただろう。
その表情に浮かぶのは、苛立ち。ただそれだけ。]
………… 。
[同じ部屋にいる弟には聞かれぬように、小さく。呟いた。]
―回想―
[菓子が無くなったと騒ぎになり、リビングに集まった時のこと。
あれからロビンの提案
それしか方法は無いと、苦渋の決断ながらも同意した。
しかし、各々が思う名前を挙げていく中――そのうちに自分の名前があっても――、一人、口を開けずにいた。
正確に言うなら、開けれなかった。
疑わしき者はいても。弟の名を挙げることが。
どうしても、出来なかった。
だから。]
俺は、ヴィーだと思う。
[――お前なら許してくれるだろ。
そんな絶対の信頼の下に、その名を口にしていた。**]
【人】 掃除夫 ラルフ[サイラスとセシルの名前が挙がっていく。 (10) 2011/08/26(Fri) 01時半頃 |
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[ショックで、口が開けなかった。
お菓子がなくなったことよりも、
まさか自分がそんなに信用がなかったなんて、と
悲しくなったから。
探し物は皆よりもいくらか得意だったし、
それにきっとみんなで探せば出てくるに違いないって
そんな考えでいたのは自分だけだったのか。
反省部屋へ、パンダは連れていかなかった。
だからきっと、部屋で相変わらずくたびれているはずだ。
庭の植物達も駄目になるものがいくらかあるだろう。
折角つぼみのついた月下美人も間違いなく
駄目になるに違いない。
いろんな事を考えると本当に悲しくて悔しくて。
食事が運ばれても、飲み物を用意されても、
頑として口にすることはしなかった**]
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【人】 掃除夫 ラルフ―翌朝― (27) 2011/08/26(Fri) 16時半頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ[一番かと思ったら、今日は先客が居た。 (28) 2011/08/26(Fri) 16時半頃 |
[見るからに落ち込んでいる様子のセシルを、
慰めている……ようには見えないラルフに、ちら、と目をやる。
その視線に気付いたかは分からないが、
彼が部屋を出れば、すぐさま言い出したかったことを口にする。]
………あいつ、話の前に言うことがあるだろうに。なあ?
[閉じ込められてからセシルに声を掛けたのは、それが初めて。
返事があったとしても無かったとしても、また黙り込んで。
せめて、弟が眠っている間は少しでも良い夢を見れるように、
祈っていた。]
【人】 掃除夫 ラルフ―リビング― (31) 2011/08/26(Fri) 20時半頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ ああ……お陰で動くに動けなかった。 (33) 2011/08/26(Fri) 21時頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ[朝食が出来上がる頃、リビングを後にして (36) 2011/08/26(Fri) 21時半頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ―廊下― (40) 2011/08/26(Fri) 22時頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ そっか、なら良かった。 (46) 2011/08/26(Fri) 22時半頃 |
[二回、扉を叩く音。それを聴いて、
扉が開いた瞬間に脱走でもしてやろうかと考えるが、
今その元気は無い。
ただ、朝食を持って入ってきたノーリーンの顔を見れば、
あー昨日演技してやがった奴だー、とか、
子供のように文句をぶつけるのだが。
テーブルに二人分の食事が置かれる。
今日は誰が作ったんだろう。]
……そういやお前、昨日の夕飯食ってなかったっけか。
昨日のはうん、ある意味それが正解だったとは思うが……。
朝食も抜いたらいい加減腹減ってくるぞ。
[起きてるかも定かではない弟に食事を促してから、
とりあえず自分はホットサンドを一口。具は……1のようだ。]
【人】 掃除夫 ラルフ この家の中で、お菓子だけを持っていくなんて (49) 2011/08/26(Fri) 23時頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ 俺の所為にしておけば楽なのに。 (52) 2011/08/26(Fri) 23時頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ→リビング― (59) 2011/08/26(Fri) 23時半頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ ……そうか。 (62) 2011/08/26(Fri) 23時半頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ え、今日も給仕しちゃ駄目なのか……? (67) 2011/08/26(Fri) 23時半頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ[中身が見えないホットサンド。 (74) 2011/08/27(Sat) 00時頃 |
[くしゃみが一つ、盛大に。
あぁ、噂でもされているのだろうか。
というか、自分の不在はどのように伝えられているのだろうか。]
何にしても、早く出たいところだぜ。……ったく。
[悪態つきながらもホットサンドをもぐもぐ。
兄弟たちの大半が食事を始めていないことなど知らずに、
普通の具でちょっと安心したりしていた。]
オスカーもテオも元気だなぁ…としみじみ。
【人】 掃除夫 ラルフ―リビング― (97) 2011/08/27(Sat) 01時頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ[ベネットが差し出したホットサンドと交換して貰う] (107) 2011/08/27(Sat) 01時頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ そう、セシルじゃないのか…… (112) 2011/08/27(Sat) 01時半頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ 御菓子を何処かにもってったのがセシルじゃなくて (117) 2011/08/27(Sat) 01時半頃 |
[ラルフに何を言われようと、
長兄がどうとりなしたとしても
口を開くことは全くなく、
彼らの方を微塵も見ようとしなかった深夜。
朝起きてからもそれは変わらない。
夕食にも朝食にも、手をつける気配はなく]
欲しくない。
[運んできたノーラにそう言って突っ返した。
だから、皿が空になっていたとしたら
彼女が代わりに完食して返却していたまで]
[久々にちゃんとした食事を取った気がする。
相変わらず何も口にしないセシルには困ったものだが――、
ともかく無事完食すれば、何故か部屋の中で準備体操を始めた。
がちゃり。
扉の開く音に目がギラついた。]
ハワード覚悟ぉーッ!
[サイラスの とびひざげり!
しかし サイラスの こうげきは はずれた!
いきおい あまって サイラスは じめんに ぶつかった!]
ッ〜〜〜!
[渾身の一撃もハワードにはさらりとかわされ、
勢い余って部屋の外まで出て行った結果、
思いっ切り膝をぶつけたのには悶絶。
結局、ずるりずるりとハワードに引き摺られ、再び部屋の中へ。
一悶着あったとは言え、
その騒音はリビングまでには届かなかっただろう。**]
サイラスを怪訝そうに見た。
[いつも通りになるはずの休暇は
大抵の兄弟においてはそのまま休暇のままらしい。
そういえばなんでサイラスがいるのかも聞かなかったが
とにかく騒ぐような気分も食欲も帰ってこない。
庭を眺めれば誰か見えたかもしれないが
向こうからは硝子の反射の関係で
ろくに見えないだろうし、見もしない気がする]
…。
[吐き出した溜め息は、重かった]
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俺がセシルと一緒にいるの、バラしたって?
[ハワードから告げられた言葉をそのまま返言し、目を丸くする。
「菓子ならともかく、人間までいなくなったら警察沙汰になってしまう」という言葉には、まあ納得。
「どうせいつかはばれるのだから、それなら下手に嘘をつくより始めっから教えておいた方がいい」……微妙に納得。]
けどよー、なんで俺が反省部屋にいるんだよ。
自分から入る理由なんて少しも、
[言い掛けたところで、ハワードから何か手渡される。
手を開いてみると……、あら。ジンジャーブレッドマン。]
[「じゃ、そういうことで」。……いやいやいや。]
おいこらクソジジイ! そういうことでってどういうことだ!?
菓子で買収されたってことにする気かテメェ!
俺がこんなもんに……っ、
よりによってヴィーとラルフに買収されてたまるかーボケー!
[役目を終え退室していくハワードの背にぎゃーすか喚くも、
椅子から立ち上がろうとはしない。
自業自得と言うべきか、片膝が痛くて仕方ないのだ。
……また部屋に二人残されて。
ついでに手に残ったブレッドマンに目を落とす。
こんなもん、とは言っても、流石に投げ捨てるのは惜しかった。
そんな自分にも、イライラ。
正直、騒いでないと頭がおかしくなりそうだった。]
[庭は夕暮れが近づいている。
ダリアは今頃明るい色で咲いているのか。
コスモスの花がらも摘んでやらないといけないし、
夕食にも使えるように菜園の野菜達を見に行きたい。
干してある早咲きの向日葵もそろそろ種をとって、
石榴の花の様子を見たり、遊びに来るリスや鳥が
花に悪さをしないように決まったところに餌をやって]
…やること、沢山あんのになあ。
[ハワードに恨みがましく言っても無駄だった。
窓ガラスの向こうに見えている庭なのに
なんて遠いんだろうか]
[そういえば、セシルはよく庭の手入れをしていたか。
窓奥に遣る彼の視線も、庭へと向けられているのだろうか。
正直、自分には花や植物のことは分からないから、
声の掛けようも無いのだが、ハワードへの言葉には反応して]
その、やることっての。
メモに書いて、ベネットにでも渡してもらったらどうだ。
本当は自分で手入れしたいだろうけどよ。
放置してダメになるよりゃいいだろ?
[そう軽く首を傾げながら、弟を見た。]
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【人】 掃除夫 ラルフ[庭に行ったはずの兄を探して、気づけば小川まで来ていた。 (177) 2011/08/27(Sat) 21時半頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ っわ、 (181) 2011/08/27(Sat) 22時頃 |
[ハンストをはじめてから食事の回数的には
一度日付を跨いだ計算になる。
全く状況に変化があるわけではない]
…ひとに任せる事じゃない。
[伝えるだけで出来るわけではない。
微妙な加減、変化の具合、土の状態。
いくらべネットが双子の弟だといえども、
外泊の多い彼に全てを理解できるとは思えない]
【人】 掃除夫 ラルフ[理性が一度飛んだっぽい。 (185) 2011/08/27(Sat) 22時半頃 |
[一言だけ、返ってきた言葉には溜息を一つ。
人に任せられるものなら最初から任せてるか、と頭を掻きつつ]
それでも何もやらないよりはマシ、と思うが……。
お前が一番詳しいんだし、お前がそう言うのならそうなんだろうな。
……深夜だけでも出してもらうよう交渉してみるか?
や、そもそもあいつらがこのお遊びやめりゃいいんだけどさぁ。
[この男が珍しくうんうん唸りながら頭を捻らせるのも、
庭がどうのということではなく、ハンストをどうにかしたいため。
このまま次の食事も放棄するようなら、実力行使も仕方ない。
ただ、それは最後の手段にしたいという思考の末、この悩みようだった。]
【人】 掃除夫 ラルフ ……庭に行くのが見えたし。 (193) 2011/08/27(Sat) 23時半頃 |
交渉?嫌だね、冗談じゃない。
大体、おかしいだろ。
そもそもが冤罪なのになんで
俺が頭下げなきゃなんねえんだよ!
[怒り心頭とはまさにこの事と
云わんばかりに思わず手近の椅子を蹴飛ばした。
ガコン、という酷いおとがしたが
一息ついて椅子を直しつつ]
【人】 掃除夫 ラルフ ロビンと……? (197) 2011/08/28(Sun) 00時頃 |
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[扉越しに聞こえた弟の
紅茶の感想を求める声に自分が答えることは避けた。
絶賛ハンスト中なので、口にしていないからだ。
そして、ふたたびとびらのむこうからきこえた
今度はすぐ上の兄の声。
だが断るとばかりに扉を殴る返事しか返さなかった]
……別にお前に頭下げろなんて言ってねえよ。
俺が下げるだけだ。
[今の今まで大人しいと思っていたからか、
唐突に声を荒げてきたのには少し驚いて。
それでもこちらは平常心を装って、淡々と返す。]
壊してほしくなかったら、さっさと出せよ。ばかやろ。
[扉越しに聴こえてきた声にも同様に、トゲのある声は出さないよう気遣った。
自分が言わずとも、扉を殴る音でその意思は伝わっただろうが。]
ベネットからの問いかけには、ソコソコ。とだけ返した。
【人】 掃除夫 ラルフ―キッチン― (207) 2011/08/28(Sun) 00時半頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ[バナナとスイカの件は知らずに済んだ。 (212) 2011/08/28(Sun) 00時半頃 |
全員?
……お前の世話好きには呆れるな。
そんなに人の世話がしたいのか。
[驚きの後に出てきたのは、言葉通り心底呆れたような溜息。
ただ、お菓子、という単語が出てくれば、少し返事を遅らせて]
菓子……か。
…なあ、俺も今菓子一個持ってんだけどよ。交渉しようぜ。
これと交換で、セシルを夜の間だけでも出してやってくんねえか?
[ラルフが菓子で交渉に乗るとは微塵も思っていない。
だが、セシルの様子は彼も知っている筈。
……一度は裏切られたものの、彼を信じて、そう頼んだ。]
【人】 掃除夫 ラルフ―キッチン― (219) 2011/08/28(Sun) 00時半頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ こらこら、包丁は振るな! (229) 2011/08/28(Sun) 01時頃 |
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