人狼議事


19 生まれてきてくれてありがとう

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 店番 ソフィア

―― 広場 ――

 もうすぐ終わるわ。

 もうすぐ……

[唄うように紡ぎながら村を歩く。
 だいすきな村の一つ一つを目に焼き付けるかのように。]

 ―――…

[広場で倒れている者がいた。
 死病で臥せたのだろうと思う。
 もう救いの手も必要ないかと思ったが]

 ?

[微かに人物が、動いたのを見て、其方へ近寄った]

(42) 2010/07/09(Fri) 15時半頃

【人】 店番 ソフィア

 小母様……

[この村に知らない人物など居るだろうか。
 いないはずだ。――見知った、女性だった。]

 ……

[女性が微かに唇を震わせる。
 その瞳は既に焦点を捉えていない。
 ソフィアの輪郭を見取ったように、呟くのだ]

 『こんにちは。
 Darf ich mit Ihnen sprechen?(お話をしてもいい?)』

[彼女が紡ぐドイツ語に、どきりとした]

(43) 2010/07/09(Fri) 15時半頃

【人】 店番 ソフィア

[こく、と頷く。
 女性はソフィアを、実の娘だと誤認している様子だった。
 微笑む女性。
 震える手が、ソフィアの頬を撫ぜたいように僅かに持ち上がるが、
 力は入らない。
 そっと彼女の手に触れ、優しく握った]


 『お父さんと話をしたの。貴女のことについて、色んなことを』

 …――

[つきん、と胸が苦しい。
 お父さん、その響きに、懐かしい思いが過ぎる。]

(44) 2010/07/09(Fri) 16時頃

【人】 店番 ソフィア


 『私はもうすぐ死んでしまうわ』

 『この村にいる人は全員死んでしまうと言うの』

 『だけれど馬車が街へ運んで』

 『貴女を助けてくれるから』



[最早時系列も儘ならない様子だが、女性は必死で言葉を振り絞る。
 こく、こく、と頷きながら耳を傾けた]

(46) 2010/07/09(Fri) 16時頃

【人】 店番 ソフィア


 『お父さんと話したのはね。
  貴女がまだ小さな頃のお話。

  私の事を初めて、ママと呼んでくれた時の喜びは
  今でも忘れられないわ。

  私が病気になった時、貴女が花を摘んできてくれた。
  とってもとっても嬉しかった。

  貴女のいる日常は、幸せに溢れていた――』


[じわり、と、涙が浮かんだ。
 母親のことも父親のこともよくは覚えていない。
 物心のついた頃には両親とも死んでしまっていたから
 母親とはどういうもので、父親とはどういうものか
 ソフィアにはよく分からない―――]

(47) 2010/07/09(Fri) 16時頃

【人】 店番 ソフィア

[不意に、ごほ、ごほ、と女性は咳き込んで。
 薄ら開けた目が落ちていく。
 間もない死を迎えようとしていた。

 震える唇が最期の音を紡ぐ]


『私達の大切なEine Tochter《娘/あなた》

 どうか、幸せになりなさい―――』


[そう、言って、彼女の手からは力が抜けた。
 彼女の死を受けて
 溢れたのは涙だった。]

(48) 2010/07/09(Fri) 16時頃

【人】 店番 ソフィア


 パパ、ママ……

[女性の手を握ったまま蒼穹を仰ぐ。
 上を向いた瞳から、ぽろぽろと伝う涙が
 頬を滑り、自分と女性の手を濡らす。]

 嗚呼―――

[両親が産んでくれた、私。
 幼い頃に死んでしまったけれど、
 さいごのさいごまで、一身に愛情を捧げてくれた両親。

 きっと苦しかっただろうと思う。
 ――幼い私を、残して、逝くのは。]

(49) 2010/07/09(Fri) 16時頃

【人】 店番 ソフィア

 親不孝な私を、どうか許して下さい。

[私ももうすぐ終わってしまうから。
 この村に残ることを選んでしまったから。

 両親がこの村に眠っているという理由で、
 慈悲を与えたいという理由で、
 自ら残るという死を選んだ私は、
 きっと両親の願いに副う娘ではないのだと思う。]

(50) 2010/07/09(Fri) 16時頃

【人】 店番 ソフィア


 でもね、パパ、ママ。

[お空で見守ってくれる両親に、優しく微笑む]

 私は幸せだわ。
 大好きな此の村で、終わることが出来るから。
 大好きな人と、同じ地に眠ることが出来るから。

 ―――それだけでも、じゅうぶ、ん……

[震える声。止め処なく溢れる涙。
 途切れた言葉。
 ほんの一瞬だけ、寂しさの滲んだ表情。]

(51) 2010/07/09(Fri) 16時頃

【人】 店番 ソフィア



 私は、誰にも言ったことのない、言葉があるの。


[幼い頃に死んだ両親。
 育ててくれたティモシー爺。
 大事な友達。
 遊びで付き合った人。
 誰にも――]

(52) 2010/07/09(Fri) 16時頃

【人】 店番 ソフィア

 きっと照れていたのか
 伝える機会がなかったのね。

[空を見上げた後、ゆぅらりと視線を巡らせ]

 ―――Ich liebe es.《愛している、わ》

[拙い、ことば]

 ピッパさんも、
 パパも、ママも、お祖父ちゃんも、
 此の村も、皆―――あいし、て、る。

(53) 2010/07/09(Fri) 16時半頃

【人】 店番 ソフィア



[暫しその視線は、

 死んだ女性の手許に向けられて

 黙す。

 震える。

 俯いて、

 泣いた。]

(54) 2010/07/09(Fri) 16時半頃

【人】 店番 ソフィア




 どうして、


 どうして……

 伝えたい言葉を見つけたのに、
 みんな―――誰も、 いない、の
 

(55) 2010/07/09(Fri) 16時半頃

【人】 店番 ソフィア

[雲一つないような
 抜けるほど晴天の、今が。

 世界でたった独りのように思えて。
 蒼い空には手が届かなくて。

 もうすぐ逝くのだと、しても
 それまでの残された生が、余りにも残酷で]


 ――…。

(56) 2010/07/09(Fri) 16時半頃

【人】 店番 ソフィア

[そっと女性から手を離し
 立ち上がって、足を踏み出す。]


 さよなら、なんて
 寂しいこと、言わないでよね…――


[袖で目許を拭って。
 未だ。
 未だ生きているから。**]

(57) 2010/07/09(Fri) 16時半頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/09(Fri) 16時半頃


[まずいな、と思った時には、もう。
今まで何の不自由もなく動けていた代償のように、急速に閉ざされていく感覚は、たった5文字を紡ぐ時間すら与えてくれず。

それでも、傍で。最後まで。
言い逃げてしまったけれど、約束を果たせたことにだけ、苦く笑えば]

 ……すまん。

[力なくミッシェルに凭れる自分を、自分で見ていることに気づき。
ずるい、と乾かぬままの瞳で呟くミッシェルに、立ち尽くしたまま、謝り]

 赦すも赦さないも、無いだろが。
 望むことは叶えてやるって、言ったんだから。

[また泣き崩れるミッシェルに。
くちびるをなぞり、少し眉を下げて笑みながら。
彼女が顔を上げるまで。
届かぬ手で、ずっとその背を撫でていた]


 ……いいから、お前が寝ろと。自己管理くらい出来てるって、主張してたのはお前だろう。

[仕事に差し支えるから、と。
撫でられる髪に、もう何も感じない筈の感覚がこそばゆく。
無意味に、同じところを弄りながら]

 オルガンの―…… 何の傍で、死ぬ気も無かったよ。
 お嬢様のところのピアノは弾き損ねたし、最後にもう一回くらい、鍵盤には触りたかったけど。
 ……だから、もう。……本当に、お前は…… ばか だな。

[愛してる、とごめんね、を繰り返す彼女を、愛おしく思わないわけが無い。
ただそれは、彼女が望むかたちと、似ているようで、交わることが無いだけで。無いからこそ。

ばかだ と。
ありったけの愛しさを籠めて、伝わることのない言葉を紡ぎ]


 ……奏者以外の仕事着で死ぬ事になるとは、思わなかったな……。

[ちいさなオルガンを手に、白いシーツに包まれて眠る自分に、くすくす笑い。
あれが、アレヴィ氏の遺言だったのだろうか、手にした彫刻を手にミッシェルが語るのには、首をかしげたが。
いってらっしゃい、と見えぬ手をひらひら振って彼女を見送り。
ふと]


 ……?

[ぽっかり生まれた、何もない時間。
することがあるうちは。考えることがあるうちは。
忘れていた、衝動。

ぽろぽろ、ぽろぽろと。
転がる飴玉のように、水滴が零れていく]


 ……ああ… ……、

[消えていく、営みの声。
先にいってしまった弟。
後に残してしまった、彼女。

終わってしまうそれらが、悲しかったのだと。
今更になって気づくのすら、悲しかったのだと。

差し出したてのひらに落ちる水を、歪む視界でただ見つめ。
音無くしずくを滴らせながら、物言わずふわふわ、歩き出した*]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


……メアリー。
君は僕を、恨んでる?

[空を見上げて、問いかけた。手のひらを、閉じる]

死ぬのは怖い。
ひとりで死ぬのはもっと怖い。

……僕もそうだった。
やっぱり君もそうだったんだろう。

最期まで傍にいてやれなかった僕を、君は怨んでいるのかな?

[あの日、ミッシェルに叱咤されたことを思い出す。手のひらの包帯。身体を失ってもまだそこにある]


 ……今でも、……いや。……すまなかった。

[跪いて話しかけるミッシェルを、覗き込むようなかたちで。
触れられぬ手は、ぺちりと小突き]

 女らしいお前なんて想像出来ない、なんて言ったら、怒りそうだけど。
 どんな、他のかたちのおれたちも、想像出来ないよ。

 お前が……お前だから。おれは、愛してるんだし。
 ……お前は違ったか?

[目蓋を閉じて、おやすみの言葉を聞く。
そのまま、自分が埋められる様を見ているのは、何だか妙な感じだったから。
周囲に増えた墓に祈りを捧げれば、また、ふわふわと歩いていく]


そうなのかも知れない。
だから僕は君を失ってしまったのかも知れない。

けれど――
それが神に依るでなく 君の選択ならば
僕はそれを祝福したいとすら思うんだ。

ああ――そうか。

[胸元のロザリオ。変わらずにそこに在る。いつの頃からか 分からないほどの昔から ずっと]

だとするのならば、君が離れていくのも当然か

――すまない。

すまない、メアリー。


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/09(Fri) 23時半頃


僕も君もずっと 一歩を踏み出せなかった。
踏み出すことが赦されなかった。
すべてを拒む、線があった。

それは職であり

――それは村であり

――それは家族であり

――それは互いであり

――それは神であり

――それは信仰であり

――それは世界であり

――それは、己だった。


メモを貼った。


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/10(Sat) 00時頃


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/10(Sat) 00時頃


肉の身体から解放され
生死の楔から解放されて

されど僕にはまだ、臆病な心がある。


 そう、ですね。……過ぎるほどに。

[恵まれてる、と自分の墓標へ呟くペラジーに、柔く笑う。
と、ぺしぺし叩かれるのに]

 ちょっ、いた、痛くないですが痛いです。
 ペラジー君は…… そんな風に過ごす何方かを、見送らざるを得ないのですか……?

[この手は届かない。
羨ましいという彼女を、撫でてやることは出来ない。
だから、ただ労しげな眼差しを、向けるのみだった]


[胸元のロザリオに手をかけて]


[それを 引き千切った]


メモを貼った。


メモを貼った。


[包帯で縛られた手のひら、さらさらとロザリオが溶けていく。柔らかな風が男を包み、あたたかい何かが薫る]

僕にはもう、必要ない。
赦しの上に 在るわけじゃないんだ。

ただ――君だけを。

君と伴に在りたい。

その想いこそが――


[光が満ちる。

眩いまでの光ではなく

柔らかく

ありふれた

仄かな光。

あの灯りはどこから生まれたのだろう――?

手のひらの温度が、優しく、男を包んで――――**]


メモを貼った。


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:ソフィア 解除する

生存者
(5人 45促)

ソフィア
27回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
裏方
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.109 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび