25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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[ぎゅっと、包みを腕に抱き、 部屋を出る主の後ろを鳥は付いて行く]
ありがとうございます。 でも、僕の声ではあの方には少し物足りないかもしれませんけれど。
[盲目の花の剣舞を思い出し、自分の喉を一つ撫でて。 今は存在しない少女の様な己の甘い声に、苦笑を浮かべる]
(11) 2010/08/05(Thu) 01時半頃
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[廊下の向こうに僧衣の花主と、友人の姿が見えれば、 鳥のかんばせに笑みが浮かぶ]
おはようございます、法泉さま。
[朝方交した挨拶を思いだし、緩く会釈を交わした所で、 なよたけの君の言葉>>18に驚いた様に、 友人を見て、紅石榴を瞬かせた」
(24) 2010/08/05(Thu) 01時半頃
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小僧 カルヴィンは、執事見習い ロビンの返答に、ほっとした様に息を吐くのは、どうしてなのか。首を傾いだ。
2010/08/05(Thu) 01時半頃
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[鳥は主の後ろで眸を伏せる。
昨晩の、自分を拒絶する友人の言葉が棘となって、 心に刺さるのを感じながら」
……足。 昨日よりは幾分よくなったかい?
[白い包帯を巻かれたそこへと、紅石榴を向けて]
(35) 2010/08/05(Thu) 02時頃
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小僧 カルヴィンは、執事見習い ロビンの言葉に微かな違和感を感じて、ぱちぱちと長い睫毛を震わせて瞬く眸。
2010/08/05(Thu) 02時頃
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そう、善かった……。
[ほっとしたように息を吐き、続く言葉には困ったように。 主たる佳人を見詰める]
失礼に、なるのかな。 僕は、こう云う所が……本当に。
[何時か交した会話が脳裏を過ぎる]
(43) 2010/08/05(Thu) 02時頃
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[身を屈める主に、ごめんなさいと。 申し訳なさそうに告げて]
なよたけの君のお傍に、ずっと在りたいから……。 覚えます。花の作法。
[こくり、と。 真面目な顔をして頷き、腕の中の荷物をぎゅっと抱きしめた]
(52) 2010/08/05(Thu) 02時頃
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[友人が前と同じ言葉を紡げば、 嬉しそうにかんばせを綻ばせて。
言葉はなくとも、ありがとうと。 その表情が告げるか]
(55) 2010/08/05(Thu) 02時半頃
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[僧衣の男の視線には気付かずに。 鳥の眸は同輩の花へと向けられたまま。
無防備な項を、晒して。
主が辞するならば、鳥もまた。頭を一つ下げて。 その後ろへと続くだろう]
(58) 2010/08/05(Thu) 02時半頃
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― 舞台 ―
[主の後をついて向かう先は、つい先日歌に笛に舞に、そして琵琶を合わせた宴の間。 約束の相手がまだ来ていない事を聞けば、 表情を曇らす佳人と共に、同じく首を傾げて見やった]
高嶺、さま……?
[暫し待っていると、姿を見せたのは眸を隠す花ではなく、 主と同じ顔をした花主の姿で。
親しくお過ごしになる主の邪魔にならぬよう、鳥は後ろへ。 後ろへと控えた]
(112) 2010/08/05(Thu) 08時頃
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[眸を隠す花が遅れてやってくれば、 挨拶代わりに会釈を一つ。
先程の友人との会話を思い出せば、それ以上口を開く事をせずにいて。 目の前で交される軽口を鳥はじっと見ているか]
迦陵頻伽と、申します。 高嶺さま。
[主と同じ顔をした黒檀が此方を見やれば>>75 鳥は幼いそのかんばせに笑みを乗せて。名を。 もう一方>>80へも、同じく微笑みを浮かべて]
二輪……。
[ぽつりと、聴こえた言葉に。 黒檀の眸を見上げた]
(113) 2010/08/05(Thu) 08時頃
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[琵琶の調律する音が聞えれば、舞台の端に座して。 主と、包帯を剥ぐ花の舞に。 鳥はただただ見惚れるばかり。
途中、高嶺の花主が姿を消した事も、気づかない程に。
紅石榴は暫し見惚れて]
……嗚呼、僕にも。 こんな調べを囀れたなら……。
[きゅっと。 知らぬ間に握りしめる、拳が二つ]
(114) 2010/08/05(Thu) 08時頃
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[舞手の軽口>>96には、微かに首を傾ぐ。
月が艶を増すのは、仕方なき事。 夜空に月明かりを望むのはきっと、誰しも同じと理解する鳥には、 未だ嫉妬と謂う感情をつかめておらず。
悲しむ、という言葉に不思議そうな表情を返した。
その後は、 斬り合い、睦み合うかのような舞と琵琶に。 憧憬と悔しさを噛んだ唇に見せて。
ただただ鳥は*見惚れるばかり*]
(116) 2010/08/05(Thu) 08時半頃
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なよたけの君っ!
[耳に障る音を立てて、弾ける弦を紅石榴は捉える。 そしてたおやかなその指から零れる鮮やかな朱も。
いてもいられず、お傍へよれば。 そっとその左手を手に取り、口接ける。 まるで舐めれば治ると謂うように、小さな舌が掬うは滲む朱]
(121) 2010/08/05(Thu) 09時半頃
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小僧 カルヴィンは、記者 イアンが舞台から笑いかけるのに気付かずに。掬った朱が一筋、幼い唇に色を添えた。
2010/08/05(Thu) 09時半頃
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いえ……いけません。 大した事のない傷だとしても、膿めば病みます。
鳥は幾度となく、そう云うものを見て参りましたから。
[ふるりと首を横へ振り、 着物の合わせから手拭きを取りだし、主の汗を拭う。 紅石榴はじっと、月の佳人だけを捉えて]
(126) 2010/08/05(Thu) 09時半頃
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三本弦からの……。 嗚呼、僕は。 お二方のお邪魔をしてしまったのでしょうか?
[刀を携える花の言葉に、振り向き、金の髪を揺らし俯いて。 申し訳なさそうに、眸を伏せた]
(128) 2010/08/05(Thu) 10時頃
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――…いいえ、いいえ。
[すまないと口にする主に首を横に振り、 撫でる手を取り、頬を寄せる。
舞台を降りる後ろを追いながら、 口端を伝う朱を親指で撫ぜて]
……あの方の。
[愛しげに、その指へと口接けた]
(133) 2010/08/05(Thu) 10時頃
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それなら……宜しいのですが。
[申し訳なさそうな眸は、もう一方へと向いて。 袖で汗を拭うその姿に、どうぞ…と。 主の汗を拭ったのとは違う、 真新しい手拭きを、差し出すだろう]
(135) 2010/08/05(Thu) 10時頃
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小僧 カルヴィンは、裂いた指に薬を塗り込み、包帯を巻きながら。教えてほしいというイアンへ、首を傾げて視線だけを向ける。
2010/08/05(Thu) 10時頃
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………な。
[汗を拭いながらは投げられた思わぬ言葉に、ぱちぱちと。 紅石榴を瞬かせて。
落としたいという露骨な言葉に、 鳥は微かに頬を紅く染め、主と花をとを交互に見詰める]
(139) 2010/08/05(Thu) 10時半頃
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小僧 カルヴィンは、主の言葉に、ますます頬を紅く染めた。
2010/08/05(Thu) 10時半頃
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寝て……。
[ただ鳥たれば良いと、閨の事をあまり知らずに育った鳥には、 想いもよらぬ話に、ますます火照る頬を冷やす様に、両手で包む]
邦夜さま……。
[どのような方だったか、と。暫し考えて。 落とすなよとの軽口に、思わず主を見詰めてしまう]
(142) 2010/08/05(Thu) 11時頃
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[イアンが手を振るのを見て、入口に誰かがいる事に気づく。
鵠が此方へとくるならば、 主の後ろへと下がり、会釈を一つ贈るだろう]
(143) 2010/08/05(Thu) 11時頃
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月に焦がれるは、誰もみな同じなのです。 人ならず鳥までも、惹きつけるお方ですから。
[イアンの軽口と、主の眉間のしわに。 添える様にそう告げて、幼いかんばせは笑みを浮かべる]
おはようございます、鵠さま。
[一つ礼をし、 後は主の言葉あるまでは、口を噤んで後ろへ控えて]
(148) 2010/08/05(Thu) 11時頃
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小僧 カルヴィンは、記者 イアンの言葉に、主を褒められる事が嬉しいのか、鳥はにこりと稚く、笑う。
2010/08/05(Thu) 11時半頃
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高嶺様でしたら……。
[演目の途中、ふらりと消えた花主を思い出す。 なよたけの君の花たる自分が言葉を交わしてもよいものか、 主と鵠とを交互に見詰めた]
(157) 2010/08/05(Thu) 11時半頃
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[許可を頂けば、鵠の方へ向いて]
なにかを想う様にして、 半刻ほど前に席をお立ちになられました。 はっきりとは判りませんでしたけれど、 足音があちらの方へと向かうのを聞きましたので、 本邸の方へとお戻りになられたのかと。
(161) 2010/08/05(Thu) 12時頃
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[イアンの言に、慌てて首を振り]
そのような事は……っ。 きっと何か想っておられる風でしたから。
それに僕は好きです。イアン様の舞。 ……なよたけの君の琵琶の次に、ですけれど。
[小さく付け加えるのは、月の虜たる故か。 立ち上がるイアンに頭を下げて。 席を辞するなら、見送るだろう]
(167) 2010/08/05(Thu) 12時頃
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小僧 カルヴィンは、呉服問屋 藤之助が鳴らす鈴の音を聞きながら、その背を見送った。
2010/08/05(Thu) 12時半頃
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[花二人席を辞すれば、 月の佳人と舞台に取り残される。
二人きりになってしまえば、思い出してしまうのは昨夜の事。 イアン様の明け透けな話もあって、 それはありありと思い出されて―――]
あ、あの……僕、琵琶の弦を張り替えて貰いに行ってきます。
[三弦になってしまった琵琶を布で包み、 そそくさと立ちあがった]
(178) 2010/08/05(Thu) 12時半頃
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[少しだけ、名残惜しそうに見詰めた後。 琵琶を抱き、舞台を辞する。
駆けていく姿は未だ子供と変わらぬ姿なれど、 その胸の裡はいつしか囀ることしか知らぬ鳥から、 愛でられて咲く花のそれへ]
(183) 2010/08/05(Thu) 13時頃
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[舞台から離れた廊下の柱に、こつんと額を預けて]
僕がどんどん変わっていく。 あの方が愛されたのは無垢な鳥なのに……。 僕は、僕…は……。
なよたけの、君――――…。
[嗚呼…と、一つ熱を吐いて。 掠れた声で、彼の人の名前を言の葉に乗せる。
彼の人の朱をなぞった指をじっと、見詰めた後。 愛しげに紅石榴を濡らし、*啄ばんだ*]
(186) 2010/08/05(Thu) 13時頃
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[熱を吐き、早鐘を打つ胸を落ちつかせれば、 窓から見える庭園に、二つの影が見えた]
あれは……本郷さまと、イアンさま。
[傍目には綺麗な花二輪、咲いているようにしか見えなくて。 お二方のやり取りなど知らぬ鳥は、 不思議そうに紅石榴を向ける]
不思議なお取り合わせ。 ああ、そうだ。行かなくては。
[かた、と。 腕の中で音を立てる琵琶に、切れた弦の事を思い出す。 家人に謂えば張り替えて貰えようかと、向かう先は――本邸]
(206) 2010/08/05(Thu) 14時半頃
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― 本邸 ―
[家人に頼めば、一刻も掛けずに弦を張り直してくれると謂う。 礼を述べ、琵琶に新たな弦が張られるのをじっと眺めて]
僕も……囀るだけでなく、 子供の手習いとしても、なにか楽の一つも覚えるべきかな。
[一人呟いて、 あのたおやかな指が爪弾く、荒御魂のような強さを思い出す]
……僕もあの高みにまで、登り詰めてみたい。 あの方の名に恥じぬよう。 そしてなにより、楽に生きる者として。
(222) 2010/08/05(Thu) 15時半頃
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[笛と舞と、彼の人の琵琶と。 重ねた音色はとても心地よく、眸を閉じれば容易に浮かぶ宴の演舞。
そうしているうちに、張り終わったと渡される琵琶。 少年はそれを膝に抱き、音色を確かめる様に軽く爪弾く]
萌え出づるも 枯るるも同じ 野辺の草 いずれか秋に あわではつべき……
[琵琶をつま弾きながら口ずさむは、東国の物語。 逆らえず権力者に手折られ花となった、白拍子の歌]
(225) 2010/08/05(Thu) 15時半頃
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[途中突っかかりつつも、最後まで弾き終える。 主の琵琶を布に包みながら、ふと思いついた様に]
あの…宜しければもう一面貸していただけないでしょうか? いえ、鳴物でなくても構いません。 あの方に、内緒で練習して。驚かせようかと思って。
[胸の裡に沸いた悪戯心。 くすくすと笑う花のかんばせが、家人たちの心を蕩かすか。 小ぶりの琵琶をもう一面受け取り、小さな手で二つを抱きしめる。]
(230) 2010/08/05(Thu) 16時頃
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[小振りの琵琶を、こっそりとA棟の元いた部屋へと隠し、 鳥は月下の佳人の鳥籠へ]
……ふふ。
[悪戯が成功する時を想うと、漏れる笑み。
また今宵も始まるだろう花祭の刻限まで、 ゆるりとした時間をそのまま*二人一緒に*]
(232) 2010/08/05(Thu) 16時頃
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― 回想・主の部屋 ―
[夜の帳が下ろされる夕闇の頃。 東の空に上がる月を見、憂う主の傍に鳥は在った。>>343
初めて交わした時の事を思い出せば、 思わず手が伸び、主の着物の袖を握る]
……すみません。 なんだかなよたけの君が、月へ帰りたがっている様に見えて。
[薄く笑んで返す言葉に、漸く笑みを浮かべて。 広げられる腕の中に、その身を納める]
(398) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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[着物越しに主の温もりを感じても、 握った袖を離す事は出来ない。
かりょう、と。艶やかな唇が己が名前を紡ぐのを見詰めながら]
僕は……ずっと、ずっとあなたの……っ。
[謂いかけた言葉は、呼びに来た下男により伝える事が出来ぬまま。 主と対の白い着物を纏って、舞台へと向かう。
確りと、繋いだ手を握りしめて――*]
(403) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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― 客席 ―
[主の傍に侍る様に座し、 静かに花祭が始まるのを座して待っていると、 朗々と響きわたるイアンの声にそちらを見やる。
告げられる花祭の中止。 そして目の前で起きる血なまぐさい尋問に、 鳥は眸を反らす事も出来なくて]
…………ッ
[庇われた腕の中>>397 かたかたと小さく震えるだろうか]
(407) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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小僧 カルヴィンは、ランタン職人 ヴェスパタインへ、大丈夫です…と、弱々しくも答えて。目元を隠す手をそっと外す。
2010/08/06(Fri) 01時半頃
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[このような時でも、 身を包む主の心が嬉しいと思う恋情の罪深さ。
震えるのは恐怖か歓喜か。鳥自身にも判らない]
なよたけの……君、大丈夫です。 僕にはあなたがいて下さるから……平気。
[腕の中、稚く微笑んで。 抱きしめる主のその背中に、腕を回した]
(420) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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…………。
[主が同じ顔をした花主の方を見れば、途端に翳る紅石榴。 いくら鳥が幼くても。 なよたけの君が真に帰りたい場所はそこなのだと、 気づかないはずがなくて]
僕に構わず、高嶺さまのお傍へ。
[背中に回した腕を離して、身を離す様にそっと胸を押した]
(436) 2010/08/06(Fri) 02時頃
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[躊躇するかのような主の耳元へ、密やかに]
……行かれなくて宜しいのですか? この機を逃せば。 僕はきっと、あなたの腕を離さない。それでも……?
(450) 2010/08/06(Fri) 02時半頃
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[主が――なよたけの君が、 同じ顔の花主へと声をかけるのを見れば、 鳥籠から抜け出す様に、半身を引いて。 黙したまま、席を辞す]
所詮僕は鳥……。 月に焦がれた愚かな鳥。 あの方が真に望む場所へ行けるなら、それで良いんだ。
[大広間を抜け出した先の、廊下の桟へ腰をおろして。 空に浮かぶ紅い月を同じ色の紅石榴に映しながら、 囀る鳥一羽]
(463) 2010/08/06(Fri) 02時半頃
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[暫し月光の下、佇んだ後。 鳥が向かうのは、先程、場を支配していた花の元。
花が住まう棟、イアンが借りている部屋の戸を静かに叩く]
……イアン様。 お時間宜しいでしょうか。 先程の話、もう少し詳しく聞きたくて。
(478) 2010/08/06(Fri) 03時頃
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[ふるりと首を振り]
いえ。 人狼病について、もう少し詳しくお話を聞きたかっただけなので。 お忙しいのでしたら、書庫にでも行って調べる事にします。
[ぺこりと、一つ。小さな頭を下げて、そのまま下がる。 途中、邦夜とすれ違えば、 やはり同じように会釈をして。 彼の行く先を見届けた後、鳥は何処かへと]
(485) 2010/08/06(Fri) 03時頃
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[花の住まう棟を出て、着いた先は庭園。 やはり鳥は。 樹上が一番似合うと笑って。
登るのに邪魔な衣を脱ぎ捨てると、 薄絹だけを纏っていつかの枝に]
……人狼病、か。
[紅い月を見上げれば、その光を受けて窄まる紅石榴]
(512) 2010/08/06(Fri) 04時頃
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人を喰らい種を孕む……。 怪談だと思ってた。でも本当だったなんて。
[呟き、自然と弧を描く唇]
(513) 2010/08/06(Fri) 04時頃
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病ゆえか、想いゆえか。 そなたを喰らうて血の涙 ててもあんよも、美味しいと。 肉とし糧とし仔を為して。孕むは狂喜、紅い夜―― [即興の歌は紅い月へと向かい、誰の耳にも届かぬまま、 空で冷えて消える。
あふ、と小さな欠伸を一つ噛み殺して。 鳥籠から抜け出た小鳥は、樹上でその眸をゆっくり*閉じた*]
(517) 2010/08/06(Fri) 04時頃
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[庭に誰かが降りる葉擦れの音に、ぴくりと震える身体。 それは野に棲む子猫が警戒する様にも似て。 閉じた眸を、薄らと開く]
……だれ?
[樹上から投げる誰何。 眸を凝らして見ても、鳥の位置からは灯りの影となって姿は見えず]
(538) 2010/08/06(Fri) 10時半頃
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色もなき心を人にそめしより 夜ふかく鳴きていづちゆくらむ
[聞こえた歌に、暫し沈黙した後。 返す歌は、月に焦がれど帰るよすべのない迷い子の歌]
どうして……迎えになど。
(542) 2010/08/06(Fri) 10時半頃
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[折れる枝の音に、闇の中動く紅石榴]
……そこにいるのは、誰?
[樹上より降り、 下駄の音鳴らす月の佳人を庇うように、音のなる方を睨む。
己が喰われる分には厭いはしないが、 それでもこの美しい人が喰われのは厭だと。
その思いが自然と、前へ―――…]
(543) 2010/08/06(Fri) 10時半頃
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なよたけの君が還りたいと願う月の都は、 あの方の元ではなかったのですか?
[枝の音が鳴った方へ、意識を残しつつも。 ぬばたまの闇夜の髪へと指先を伸ばして]
……僕は、あなたの傍に在っても善いのですか? あなたが月に還る足枷となりはしませんか?
僕はそれが一番つらい。 お傍で侍れたとしても、心焦がす月が新月の侭なら。 とても寂しい……。
[紅石榴から一つ、雨が降る]
(548) 2010/08/06(Fri) 11時頃
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夜光さま……。
[姿を現し見えた顔に、ほっと息を吐いた。 寒さを湛えるその顔には、 何処遂げなく冬を纏う友の面影を見つつ]
いえ、此方こそ。 先程のお話もあって……申し訳ありません。
(552) 2010/08/06(Fri) 11時頃
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[波打つ黒を紅石榴に収めながら、 引き寄せる月のかいなに身を寄せ、その背に腕を回す]
ならば……鳥はずっと月の傍らに。 今生も、死してなおあなたのお傍に――……。
[囀る声は月にだけ。 聞えればよいと小さきもので。
警戒を解かぬまま、夜に光る花を見詰める主に、 その身をゆだねる様に預けて]
(561) 2010/08/06(Fri) 11時半頃
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小僧 カルヴィンは、門下生 一平太の思惑を知る由はないけれど、もう二度と。月の傍を離れぬと、見詰める紅石榴は雄弁に語る。
2010/08/06(Fri) 11時半頃
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夏といえど、夜は冷えます。 夜露は花にも宜しくないかと……。
[羽織を引き寄せる黒檀が、主へと善からぬ色を見せれば、 そう囁いて]
(566) 2010/08/06(Fri) 11時半頃
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[手を引かれ、夜の名を持つ花へ背を向ける。 首筋にちりちりとする厭な緊張を感じ、 繋ぐ指を絡めて、強く握る]
……随分と冷えてしまいましたね。
[冷たい手を頬に寄せて。 叶うなら温めて差し上げたいと、その甲へ口接けを捧げて]
(569) 2010/08/06(Fri) 11時半頃
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小僧 カルヴィンは、門下生 一平太へ、ごきげんようと礼を返して。姿が見えなくなれば、ほっとしたように緊張を解いた。
2010/08/06(Fri) 12時頃
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[抱き寄せられ、ふるりと身を一つ震わせる。 鳥には彼の出自など些細なことでしかなく、
今、此処に。月のかんばせが在る事、それだけが大事で]
鳥籠に……戻りたい。 今宵は色んな事があって、鳥は少し疲れてしまいました。
[幼さの残るかんばせに、疲れた笑みを浮かべて。 同じように、疲れていらっしゃるだろう主へ、 少し休みましょうと、声を掛けた]
(577) 2010/08/06(Fri) 12時頃
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[鳥籠へ戻れば、漸く安堵したように。 もう一度息を吐いて。
額へ齎された熱を、そっと撫ぜた]
(583) 2010/08/06(Fri) 12時半頃
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|
[腕の中に抱かれて心が落ち着けば、 先程の花の眸に移る剣呑な色]
……なよたけの君は、 夜光さまとなにかあったのですか?
[波打つみだれ髪を思い出しながら、 最後に投げられた昂ぶる声を思い出して]
(587) 2010/08/06(Fri) 12時半頃
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[主に倣い、法泉へと礼を贈る。 潜められた声に、緩く首を傾げ]
酷い事なら、きっと、誰しもが。 それに清濁併せもつからこそ、僕は月に焦がれるのです。
[綺麗事だけではと仰る弱々しい姿に、 鳥はそう告げて]
有難うございます、なよたけの君。 でも、僕は……。
[あなたの傍に在れるのなら、どうなろうと構わない――…]
(608) 2010/08/06(Fri) 13時半頃
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[寝台の上、腰を下ろす主の膝へ。 鳥と謂うよりも、子猫の様に甘えるように座る。
撫でる手が心地よく、それだけで綻ぶように浮かぶ笑み]
……僕はあなたが何者であっても。 あなたのお傍に……ずっと、お傍に……。
[緊張が解けたのか、撫でる手の心地好さにそのまま眠りの縁へ。 主の着物の端を握りしめた侭、眸を閉じた]
(621) 2010/08/06(Fri) 14時頃
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[主の不安を知ってか知らずか。 眠る雛鳥は、眠ったままふにゃりと稚く笑う]
……なよたけ、の、き…み……
[夢に見るは花の誓い。 死ぬ時は一緒だと。あなたを一人にしないと、 運命を分かつ紅い糸を小指へと結んで……]
(635) 2010/08/06(Fri) 14時半頃
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小僧 カルヴィンは、ランタン職人 ヴェスパタインの撫でる手が心地よくて安心したのか、握りしめていた手はいつしか緩く……。
2010/08/06(Fri) 16時頃
小僧 カルヴィンは、執事見習い ロビンの秋の憂いに濡れる冬色を、どこか懐かしく夢に見て。
2010/08/06(Fri) 16時頃
小僧 カルヴィンは、懐刀 朧と、霞。二つの月が邂逅するのを知らぬまま、朝を迎えるのだろう――**
2010/08/06(Fri) 16時頃
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