人狼議事


88 吸血鬼の城 殲滅篇

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[俯くエリアスに歩み寄り、視線を同じくして]


其れがあなたの願いなら
叶える為に私も力を尽くしましょう


[女はエリアスたち討伐隊に追い詰められ退治された魔性。
それも世の理と何処かで思っていたから咎める気もない。
ただ残してきた者の行く末が心配でそれが未練となっている。
それが消えてしまえば、留まる理由さえ消えるかもしれぬが]


苦しそうな、貌
過去があなたを苛むなら
その過去も取り除いてしまいましょうか


[幼子をあやすかの如く撫でようと
エリアスの頭へと手を伸ばした]


[アヴァロン伯の手が頭に触れ、優しく撫でられているのが分かる。
涙腺が緩みそうになるのを堪える、素直に泣けない程には年をとっていたから。]

 …過去を消す事など出来るのですか?

[過去は生きてきた証でもある。
それを消してしまうのもまた罪深いような気がして。
それでも全てを忘れて新たな生を歩む事が出来るのなら。
それはとても有難い事だと思った。]


[エリアスの言葉の一つ一つが
歩んできた一端を垣間見せるように思う。
姿変わらぬままそれなりの年月を経た女は
艶やかなエリアスの髪を撫で目を細めた]


私は魔女だから
それくらいの魔法は使えてよ?


[主の血を受けた肉体が失われ
血の束縛さえ薄れてしまった女は
此処でない場所では口にしなかった事を
悪戯っぽい口調で告げた]


[悪戯っぽい口調に吊られるように小さく笑い。]

 魔女…そうだったんですか。
 それならそれくらい簡単に出来ますね。
 …ではお願いいたします。

[そう言うとそっと目を閉じる。
神への不敬を詫びるようにロザリオを手に取って口付け。
静かに祈りを捧げると、ロザリオを外して床へと置いた。
それは神への決別の意思の表れであった**]


――…漸くわらった


[今度は嬉しそうににっこりと。
エリアスの小さな笑みに顔を綻ばせる。
髪撫でていた女の手は下ろされて
祈りを捧げる様子を静かに見守った。
ロザリオが床へと置かれると
女はエリアスの額に自らの額を重ねる]


我が名の下、あなたを苛む過去を
地より深き場所に封じる


[術師である女かエリアス当人が望まぬ限り消えぬ呪を
女は朗々と宣し其れを為した**]


[ヘクターに匿われ生きながらえたあの時
彼が与えてくれた領主の肩書きとその地位。
そのお蔭で暮らしに困る事は無かった。
最初の数年は彼の真似事をしながら勉強して
託されたものを守る事だけを考え力を尽くした。

彼がどうなったかは噂で知るのみ。
最期など見ていないから
待っていればひょっこり帰ってきてくれるかもしれない。

そんな淡い期待を抱きながら過ごした]


[いくら待てど大事な主は戻ってこない。
彼の残した言葉を試そうにも
血を捧ぐべき彼の姿がみつからない。
寂しさと恋しさばかりが募る。
眠れぬ夜が続く。

待つことに疲れてしまったあの日。
妹を捜すきょうだいの姿を見掛けた。
二人を城へと引き入れて妹の捜索に人を遣る。
いくら捜しても彼女はみつからない。
みつけられぬ事に落ち込む女を
辛いはずのきょうだいが慰めてくれた。

そうして日毎に二人との距離は縮まる。
二人の存在が共に在る喜びを思い出させてくれた]


[中庭に咲く薔薇を手入れしていた或る日。
一群れの薔薇の棘が無くなっていることに気付く。

ヒューが心配そうに女の手をみていたのは知っていたのに
心配せずとも大丈夫だと彼に伝えそびれてしまっていた。
言えばヒューの行動は変わっていただろうか。
女の代わりに彼の手指が薔薇の棘で傷つかずに済んだろうか。
彼が自分を案じて為した事と思えば何も言えず
傷付いた指先に軟膏を塗り手当てするくらいしか出来ない。

謝るヒューに女は微笑み
手当てしたばかりの騎士の手を優しく両手で包み込んだ]


[ヒューは優しい。
その優しさ故に傍に置く事に不安を感じていた。
傍にいればいつかまた女の為にその身を犠牲にしそうで
自らが傷付くのを厭わず薔薇の棘を折った彼を見詰める。

何処かでそれを感じていたのに
女はヒューを手放せなかった。
騎士として忠節を尽くして呉れる彼の優しさに甘え
女は彼を傍に置き続けた。

今もなお騎士として在り続けるヒュー。
彼の思惑を知らぬまま女は城の奥底にあり続ける**]


【人】 学者 レオナルド

[修道士の糾弾>>69に答える言葉はなかった。
まるで耳に入っていないかのように、省みることなく階段を上っていく。]

(75) 2012/05/02(Wed) 18時半頃

学者 レオナルドは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 20時頃


【人】 学者 レオナルド

―大階段―
[吸血鬼の後ろから大分遅れて宴会場に足を踏み入れた。
二度目に訪れたそこは、アヴァロン伯が姿を現した時とは異なり、調度は倒れて散らばり、床にも焼け焦げた跡が残るという酷い有様だった。

立っていたのはドナルドだけだった。
彼は愛用のクロスボウを所持しておらず、怪我をしたのか、血染めの布を腕に巻いていた。
そして何より、]

(88) 2012/05/02(Wed) 21時頃

学者 レオナルドは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 21時半頃


【人】 学者 レオナルド

[その身に纏う気配が。
ヘクターの言葉を聞くまでもなく、彼がヘクターの“子”であり、設定された自分の対戦相手なのだ。

去りゆく吸血鬼の王を目で追うようなことはしなかった。
黙して距離を保ったまま、ドナルドを凝視する。
瞳にあるのは、怒りや憎しみといった敵意や、絶望でもなく、羨望や嫉妬に似た闇(くら)いいろ。
それが、笑んだような穏やかな面に、静かに音もなく燃えてある。]

(95) 2012/05/02(Wed) 21時半頃

学者 レオナルドは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 22時頃


【人】 学者 レオナルド

 そうですね。

[薄く笑った。
左手に握った細剣の切っ先をドナルドに向け、それを盾にするように身体を斜めに傾ける。
試験管を握った右手は隠したままだ。]

 でも少し違います。
 ……ドナルドさん、私はあなたが羨ましい。
 あなたに与えられたぶんの血があれば、きっともっと有効に使えるでしょうに……!

[ひびの入ったレンズがギラリと光る。] 

(102) 2012/05/02(Wed) 22時頃

【人】 学者 レオナルド

[能力差は歴然とある。
唯一のアドバンテージは、自分は彼の戦い方と武器を知っているが、彼はこちらの隠し玉を知らない、ということだ。]

(104) 2012/05/02(Wed) 22時頃

【人】 学者 レオナルド

 それでは、ドナルドさん。
 しばらくお付き合い願います。そんなに時間は取らせませんよ。

[そう言うと、試験管の賦活剤を一息に飲み干した。]

(105) 2012/05/02(Wed) 22時頃

【人】 学者 レオナルド

[間髪入れず、レイピアに気を取られたらしきドナルドに試験管を投げつける。
無論、これは牽制に過ぎない。
賦活剤が全身を活性化させるのを感じながら、素早く右手をポーチに突っ込む。]

(108) 2012/05/02(Wed) 22時頃

【人】 学者 レオナルド

[酸の壜を掴み取り、銀のレイピアを盾に距離を詰める。
それは一級の戦士と変わらぬ速度、
今飲み干した賦活剤が与えた能力上昇の効果。]

(113) 2012/05/02(Wed) 22時半頃

【人】 学者 レオナルド

[飲み残しの賦活剤が、幸運にも思わぬ副次効果を上げたのを見て取る。
が、それを喜ぶほどの余裕はない。
予測していた通りのギリギリ対処できるかできないかの素早さで、ドナルドが迫る。
鞭のように撓る鋼糸が、細剣に巻き付いて絡んだ。

が、それもまた狙いの一つに過ぎない。
酸の壜を、右手で腕を狙って投げつける。]

(121) 2012/05/02(Wed) 22時半頃

レオナルドは、ドナルドに話の続きを促した。

2012/05/02(Wed) 22時半頃


【人】 学者 レオナルド

[レイピアを構えたのは、攻撃しようとしてではなく、銀製のそれを盾とするためと、相手にそれで攻撃すると思わせておとりとするため。

相手が戦士で、自分の攻撃手段を知らぬのを前提とした策だった。]

(125) 2012/05/02(Wed) 22時半頃

レオナルドは、ドナルドに話の続きを促した。

2012/05/02(Wed) 22時半頃


レオナルドは、ジェフに話の続きを促した。

2012/05/02(Wed) 22時半頃


【人】 学者 レオナルド

[こうなれば、鋼糸を使う彼は剣を取り上げようと、剣に絡めた糸を手繰り寄せるであろうことも予想していた。

――ここまでは、全てが事前の計画どおり、想定内。
むしろここからが、本番。

腕を払われた瞬間、右腕に恐ろしいほどの衝撃が来た。
そのダメージを逃がすため、自分から細剣を手放し、後ろへ飛んだ。]

(136) 2012/05/02(Wed) 23時頃

[女は魔法に長けていた。
元々そのような力を有する家系だった。
占いをし、薬草を扱い、魔法を扱い怪我や病を癒す。
ヒューが白い魔法と称したように白魔女とも呼ばれる系譜。
魔女狩りにあわずに済んでいたのは
必要とされた時にしかその力を使わなかったから。
もう一つの理由は害無き白魔女よりも
この地の民は吸血鬼と噂される領主の方をおそれたから]


【人】 学者 レオナルド

[右腕の袖とともに皮膚が裂けていたが、腱は傷ついていないようだ。
ドナルドが酸のダメージで動きが鈍ることを祈りつつ、左手指に最後の火炎弾を挟む。]

(137) 2012/05/02(Wed) 23時頃

[常に身につけていた紅玉も
占いに使う道具のひとつで。
師ともいえる祖母から譲り受けたもの。

今は手元に無き品。
ずっと大事にしてきたものなのに
手の届く場所になく
何処にあるかも知れない。
触れられぬことを少しだけ心細く思う]


【人】 学者 レオナルド

[床に飛び散った酸が白煙を上げるのを前に、錬金術師は薄く笑む。
乾いた血のこびり付いた口元が、まるで不釣合いな穏やかな微笑。]

 若くて健康なあなたには分からないかも知れませんね。
 自分がもうじき確実に死ぬと分かって生きねばならない人間の気持ちは。

(142) 2012/05/02(Wed) 23時頃

【人】 学者 レオナルド

[前触れもなくいきなり石床を蹴って、前進する。
死角の左側を狙うと見せて、直前で右へ飛び、

火打ちの指輪を打ち鳴らし、
点火した火炎弾を手に彼のふところに飛び込んだ。]

(146) 2012/05/02(Wed) 23時半頃

【人】 学者 レオナルド

[火炎弾を彼の足元で爆発させるために、
可能な限り彼の身体近く、前傾してすり抜けようとする、
が。]

 !!!

[予想よりも速く反応したドナルドの右手が握った火炎弾に伸びる。]

(150) 2012/05/02(Wed) 23時半頃

【人】 学者 レオナルド

[手首が万力のような力で捻り上げられる。
骨が軋む感覚を覚えるが、痛みを感じない以上、苦痛で放棄させることはできない。]

 ……離すと思うんですか?

[ドナルドを振り返り、苦く笑う。]

 だが、これで終わりのよ 

(155) 2012/05/03(Thu) 00時頃

【人】 学者 レオナルド

[レオナルドの身体から急速に力が抜け、ドナルドに持たれかかるように倒れる。
力を失った指先から、火炎弾が零れた。]

(156) 2012/05/03(Thu) 00時頃

【人】 学者 レオナルド

[薄く笑んだ唇から鮮血が溢れて、錬金術師の胸元を染める。

賦活剤の効果時間が切れた今、
衰え切った彼の身体はその負担に耐え切れなかった。]

(158) 2012/05/03(Thu) 00時頃

【人】 学者 レオナルド

 あ なた の 血 を

[最期の言葉は声にならなかった。]

(163) 2012/05/03(Thu) 00時頃

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