人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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【人】 トレーサー キルロイ

[ゆっくりとした足取りでケイトリンと共に歩むのは、
五年間飽きる程見てきた景色たち。
少しずつ、少しずつ、
其処で暮らす人間も入れ替わって行った。

それが何だか寂しくて、
何でもない景色も沢山スケッチブックに残してきた。
忘れないように。刻み込むように。
けれど君がもしもこの景色から失われてしまうなら。
そのとき瞳に映る世界は、どんな色をしているのだろう?]

 ………あれ。

[道中、少し遠くの手洗い場に、
シーシャとヒナコの姿を見つけた。
やりとりの詳細までは、此処からでは分からないが。
きっと二人もナナオのことはもう知っているのだろう。
…雰囲気から、そんな気がした]

(209) 2015/06/10(Wed) 20時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[顔を上げて、敢えてのんびりとした声を掛ける]

 シー兄ちゃん、ヒナコ。

 おっちゃんがお弁当作ってくれてさ。
 もし食べるなら、中庭にあるからなー。

[二人の邪魔はしないように、控えめな呼びかけ。
ヒナコは少しだけ、落ち着いているように見えたから、
心配な気持ちは心中に押し留めて。
シーシャの顔を見れば、昨日の絵日記のことが思い出されて、
複雑な気持ちになるけれど、それも押し留めて。

気分転換になるならもし良ければ、
との誘いを残して、中庭へ]

(210) 2015/06/10(Wed) 20時頃

【人】 トレーサー キルロイ

―中庭―

[普段よりは時間をかけて、中庭まで辿り着く。
振り返る笑顔>>211に、ほっと安堵の息を吐いた。
その穏やかな様子に、メルヤとオスカーが、
タルトにナナオの事を無事伝えたのだろうと理解する。
つられるように、此方も表情を綻ばせながら]

 ……ん、ちゃんと御使いしてきたよ。
 メルヤってそんなにバナナ好きだったっけ?

[感謝の眼差しを送りつつ、
頼まれていたサンドイッチとバナナを手渡した]

(212) 2015/06/10(Wed) 20時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[中庭には何処か和やかな空気が流れているような気がした。
オスカーの鼻が無事だったのかは分からないが]

 ……お待たせ。

[にこりと笑って、オスカーとタルトへも改めて声を掛け]

 お弁当、貰って来たよ。
 何かおっちゃんがはりきって、凄い量になったけど。

 凄いぜタルト。
 タコさんウインナーだけじゃない。
 おっちゃん自信作のカニさんウインナーまである。

[ご自由に御取り下さい、
とばかりに中庭のベンチの上に弁当を置く]

(213) 2015/06/10(Wed) 20時半頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 20時半頃


【人】 トレーサー キルロイ

 マジか、バナナすげー。俺も食べよう。

[大真面目な顔>>214に、此方も大真面目な顔で返した。
実際、この手でも食べやすくはあるのかもしれない]

 偶にはこういうのも良いよな。

 もう少ししたら、
 また暑くなってやり辛いんだろうけど。

[メルヤの確信を知っていれば、
何か他の言葉を伝えることが出来たのだろうか。
男はあくまでのんびりと、
いつまでも平穏な時が続くような態で空を眺める]

(219) 2015/06/10(Wed) 21時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 メニューは、大体が俺とタルトか?

 鮭はなしでって言ったけど、
 おっちゃんのことだから何処かに隠して入れてるかもな。

[ケイトの感嘆の声>>218に、
褒めるならあっちを、とタルトへ視線を投げて。
其れから付け足すように、少しだけ意地悪く笑う]

(227) 2015/06/10(Wed) 21時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ―――――…おや。

[樹の枝へ器用に登って行く姿>>220を仰ぎ見る。
ああ、酷く懐かしい光景だな、と思った。
昨日の騒ぎは、どうかノーカウントにして欲しい。
いや、具合が悪そうなのに彼が酒を飲んだこと、
少しそのこと自体にも心配はしていたのだけれど。

遠い昔に彼の手品を見た時に感じた、
わくわくとした気持ちが蘇る]

(232) 2015/06/10(Wed) 21時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[それと同時に、心の何処かに寂しさを覚えた。

――メルヤ、どうして、君は手品をしているの。
最近は見かけなくなっていた、おどけた彼の姿。

だけど今は、
何処までも遠くを見つめるような澄んだ瞳で、
何処までも皆を包み込むような温かい眼差しで。

彼の纏う諦めは、彼の心からの優しさだった。
…まさか、君も]


 凄いや。流石だなー!


[けれどそれを彼に伝えて、どうなるだろう。
だから男は素直に純粋に、
手品を楽しみ彼の芸当に拍手を送る。
指二本同士なので、あまり音が鳴らないのは赦して欲しい]

(233) 2015/06/10(Wed) 21時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[風が攫った囁き>>231は、微かに男の耳に届いた。
大空から視線を降ろし、そっと見つめる彼女の横顔]


(君とならば、何処へでも。
 共に居られるなら、何だって出来るのに)


[…現実は、残酷だ]

(237) 2015/06/10(Wed) 22時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[手品の余韻も覚めてきた頃、男はケイトへと向き直る]

 ……さて、ケイトリン。
 さっき言ってたお願いなんだが…。

[おずおずとキャリーバッグを開け、些か苦労しながらスケッチブックと絵具を取り出した]

 本当は全部見本なしに、描こうと思ったんだけど。
 どうしても、君の。
 瞳の色だけは、直接見て描きたくなってさ。

[少し恥ずかしそうに視線を彷徨わせつつ、ぶつぶつ呟く。
先程見つめた色が、あまりに綺麗だったから。
記憶の中のどんな色よりも、ずっと]

 あ、あの、俺、勝手に描いてるから。
 自由にしてていいから…!

[狼狽しきりにそう言って、自分の表情を隠すように、
ぱたんとスケッチブックを立てかけた]

(238) 2015/06/10(Wed) 22時頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 22時頃


【人】 トレーサー キルロイ

[メルヤ>>241がバナナを届けると言って、
何処かへ去っていく]

 ……ああ、

[また、といつものように言おうとして。
彼がその言葉を口にしないことに気付いてしまった。
悪い予感は確信めいて、それでも、]


 メルヤ、―――…ありがとう。


[静かに笑いながら、その後ろ姿を見送った。
できることなら、"また"がありますようにと祈りつつ]

(255) 2015/06/10(Wed) 22時半頃

[――眼が覚めているのか、それともここは悪夢の続きか。
見慣れない病室にあたしはいる。

あたしの腕には黒い小手のようなものが取りつけられていた。]

なん・・・だろ・・・。

[少しだけ喋れるようになっている。
そして、腕を動かしてみると――。]

・・・。

[これは――。
せんせーがあたしにくれたペンと、同じ材質で出来たものだろう。
あたしは、そんなに寝ていた?
いや、これは――事前に用意していたものを取り付けたのだろう。
何の為に?治療用?
・・・最初からこうなることを、予想されていた?]


[しかし――激しい痛みや苦しみは、少し引いていた。
身体はダルいし、軋むような痛みはある。
それでも――大分、マシになっていた。
死ぬ――と、思っていた。
そこからすれば、多少は回復したと思える。]

・・・ん。

[手を伸ばせば――、ペンとノートを手に取れた。
この黒くてごつごつとした小手は、ちゃんと動かせる。
妙な管が小手や身体に沢山ついている。
点滴とか――だけでは、無さそうだけれど。

あたしはノートに何かを書きだした。
――次、あれが来たらもう耐えきれない。
時間が無いのだ。
動けるなら、動けるうちに――。
これをせんせーが届けてくれるかは、分からないけれど。
その為にあるとしか、思えなくて――。]


[――タイトルは、君の瞳に花咲く日。]

・・・。

[あたしが、この歌へ籠める想いは少し変わっていた。
覚えているよ――とは、もう歌えなくなっていた。

きっと、その前にあたしは――。

でも。
――この歌を、ヒナちゃんや、もしタルトちゃんが歌うなら。

憶えて、いて欲しいと――。
あたしの分も、憶えておいて欲しいと。
それも籠めて――。――詩を作る。
トレイルや、病院のみんなのことへの想い――。

悪くない人生だったな、と穏やかに想う。
書きながら、あたしは微笑んでいた。]


[ヒナちゃんが歌うパートの部分は、白紙にしてあった。

どんな歌なのか、音程とかも違うページに注釈をつけてみる。
それは、ナナオなりの書き方だったけれど――。
子守唄が書かれたページを見れば、意味は分かりやすいかもしれない。]

・・・。

[こうして、書き記していると――。
今は、夢の中にいるのか。
起きているのか。分からない。
ひどい悪夢を見ていた気がする。
――目覚めることが出来たのは、まだ生きようとしていたからだろうか。]


[――すぅ、はぁ。
呼吸を意識してみる――。

生きていることが不思議でならない。
既に死んでいるとしても驚かない。
化け物じみていると、思う。
でも――、だからどうした。
散々悪夢を見て魘されていたけれど。
――良いんだ。良いんだ、あたしはこれで。
病院で過ごした日々は、哀しいことも沢山あったけれど――。
決して不幸なだけだったわけじゃない。
良い友達をもって、小さな子と遊んで――。
患者仲間と話したり、日々を過ごして――。
なんだ。あたしは、それに結構満足していたじゃないか。]


【人】 トレーサー キルロイ

[ケイトリンの残された時間は貴重だろう。
その姿を絵に留めたいというのは、自分の我儘だ。
だからせめて、自由に過ごして欲しいと伝えたのだが]


 ――――……ええ!?


[自分を見つめているという答え>>249は予想外だった。
スケッチブックの裏側で、慌てふためく声を上げる。
ちらりと黒の瞳を覗かせれば、
薄紫は此方を向いていただろうか。

絵を描くという意味では、大変助かるのだが、それは。
…それは、ちょっと。
恥ずかしくて、気が気ではない]

(257) 2015/06/10(Wed) 23時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[しかし彼女が望むならば、
頑張るのが男の意地という奴だ。

何度か深呼吸して気を落ち着かせ、改めて彼女を見つめ]


 分かった。俺が知っている、君の全てを。
 君の存在している今を、閉じ込めるよ。

 ……ずっと、一緒に、いられるように。 


[離れてしまう前に、時を止めるように。
スケッチブックと心に刻み込む、美しい彼女の姿。

男の手が、もう筆を握ることは無い。
震える指先に色を乗せて、不格好に描き出していく。
それでも画用紙を見つめる眼差しは、
きっとあの頃と何も違わない]

(258) 2015/06/10(Wed) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[――――…君が、喜んでくれるなら]

[其れが何よりの俺の幸せなんだ]

[昔から、ずっとずっと]

[何も、違わない]

(259) 2015/06/10(Wed) 23時半頃

食堂のおっちゃんや、せんせー。
ナースのみんなや、今までいなくなってきた患者のみんな。
憶えているよ。
――辛かっただけじゃ、なかったよね。
沢山、笑ってたよ。
この病院はさ。患者のみんなを閉じ込めいて、治療する気がなくて――。
嘘ばっかりで――なんていう冷たい感じの一面もあるかもしれないけれど。
あたしは、ここは暖かい所もあると思う。
その想いも、ここに歌ってみようか――。
ありがとう。って、想っているからね。

もしかすると、必死に助けようとしてくれた結果が――。
この、黒い小手とか・・・なのかなぁ、って。
良く分からないけれど。]


【人】 トレーサー キルロイ

[ケイトリンの瞳。
その、優しい温もりを宿した朗らかな瞳。
想いを表現するには、どんな色を使っても足りないけれど。

それでも指先で塗り重ねる、愛しい東雲色*]

(260) 2015/06/10(Wed) 23時半頃

[すらすらと、ペンは進んだ。
本当は、ヒナちゃんともう少し話したいけれど――。
ここにヒナちゃんを呼ぶわけにも、いかないだろう。]

・・・あ。・・・。

[ぱたん。とペンが転がる。
そして、急速に眠くなってきた。

――ああ。
柔らかな光が視える。

ナナオは、穏やかな微笑みを浮かべて――。
また、意識を失った。]


【人】 トレーサー キルロイ

[穏やかな、けれど何処か悪戯っぽい彼女の言葉>>274に、
少したじろいでしまうけれど]


 ……………駄目、じゃない。


[けれど、本当は駄目などころか嬉しかった。
その瞳が自分を見つめてくれていることが。

緩やかに細まる菫色に、どきりとする。
惹かれているのだと自覚して、頬は僅か熱を帯びる]

(294) 2015/06/11(Thu) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[太陽は次第に真上から緩やかに傾いていく。
どんなに祈りを重ねても、時は決して止まってはくれない。

彼女に完成した絵を見て貰いたい。
想いばかりが募れども、この指先は滑らかに動かない。

それでも描くことに集中する。
自己満足かもしれないが。
こうしていると、何より彼女の傍に居られる気がした。

少し肌寒い位の風も、鳥の囀りも、和やかな談笑も、
全て意識の遠くへ沈んで行って。
優しい君の眼差しだけを、間近に感じている。

―――とてもとても、幸せで。
息が詰まりそうな程の胸の痛みに、気づかない振りをする]

(295) 2015/06/11(Thu) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[絵画の中の君は、
幸せそうに柔らかな微笑みを浮かべている。

此処ではない、何処か遠く。
可憐に花が咲き誇る、広い広い草原で。
月と太陽が入れ替わる、東雲色の空を背景にして。
まだ空には点々と、白けた星々が小さく灯り。

君の笑顔はいつだって、瞼の裏に思い出せる。
君の心が笑ってくれるなら、其れが何よりの宝物。

―――…我儘が許されるのならば。

何より綺麗に笑う貴女の瞳に映るのは、
自分であって欲しいと願う。

君の瞳に花咲く日。
どうか、君が幸せでありますように*]

(296) 2015/06/11(Thu) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[絵を描いている間は、殆ど周りが見えない様子で。

ふと顔を上げたのは、どのタイミングだったか。
ひょっとするとヒナコとシーシャが中庭を訪れて、
随分経ってからかも知れない]

 …おー、来たのか。良かった。

 惜しかったなぁ。
 もう少し早ければ、メルヤの手品が見れたのに。

[いつも通りのように、
笑みを浮かべながら二人に声を掛ける。
それはたとえ刹那的なものだとしても、
この平穏な時間を大切にしたいという思いの表れで]

(318) 2015/06/11(Thu) 01時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[―――そして当然のように、
>>307その平穏は終わりを告げた]


 ………そっか。もう、そんな時間か。


[別に彼女と別れることが決まっている訳でもない。
ただ健診を受けるというだけ、それだけだ。
…そんな風に自分に言い聞かせてみても、
最早確信めいた悪い予感はどうすることもできなくて]

 ごめんな、少しだけとか言いながら。
 結局ずっと、絵を描くのに付き合わせてしまった。 

[まだ完成していない絵を見つめて、困ったように笑う。
絵を見せてと請われて―――…。
けれど、此れを見せれば、
本当に"さようなら"になる気がして]

(319) 2015/06/11(Thu) 01時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[躊躇、葛藤は一瞬だった。
男はスケッチブックを裏返し、
彼女に自分の描いた絵>>296を見せる]


 はい。まだ完成度は、七割くらいかな。

 ――――――…特別だよ?

 
[背景はまだ薄くしか色づけされておらず。
けれど絵画の中の彼女の姿だけは、鮮明に彩られている]

(320) 2015/06/11(Thu) 01時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[やがて、ゆっくりと伸ばされるケイトの白い腕>>308
スケッチブックを置き、確りとその手を取った]

 …勿論。
 傍に居るから、一緒に行こう。

[上手く笑えているだろうか。声は震えるけれど。

出来るだけ、穏やかに、優しく。
君が今まで与えてくれた微笑みを思い出して。
君が少しでも怖くないように、笑った*]

(321) 2015/06/11(Thu) 01時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ゆっくりと離れていく指先。
少し背伸びした姿に瞬いた刹那、頬に落とされる口付け]


 俺も大好きだよ、ケイトリン。

 ………ずっと、ずっと、 愛してる 。


[男も笑う。精一杯の笑みを浮かべる。
重い扉が閉ざされる。
君の姿が、見えなくなる*]

(337) 2015/06/11(Thu) 02時頃

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