3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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それは……“鍵” だ、…ケイト。 ケイト=グリフィズ。
[赤はどんないろをしていただろう。] (もどらない、あのひびは)
……見つけてやる、お前を。 ……待ってるといい。
[哀しげな顔から、視線を背けない。 多分、すこし、似ている。]
(777) 2010/03/02(Tue) 17時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/02(Tue) 17時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/02(Tue) 17時頃
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― 保健室前 ―
…分かってる。
[ドナルドの方は見ずに 嗚呼、聴こえたかとケイトをじっと見た。]
…―― …俺は。
[――に、なりきれない――。]
……、…。
[薄紫は、夜と朝の狭間でどっちつかず。 ――異質。]
(783) 2010/03/02(Tue) 17時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/02(Tue) 17時半頃
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―保健室前―
[――頷き。]
――…… 。
[ケイトが 闇に消える。 深く、息を吐いて壁に凭れた。 影に指先が浸る。薄紫は闇奥、遠くを見つめた。]
…金庫から何か、得られればいいけどな。 ところで、……お前、 何想像してたんだ…?
[誤魔化すようにそんなことをドナルドに聞いた。 集中すると、周りのことが見えなくなる所為で、保健室のことなどすっかり思考の外で*]
(785) 2010/03/02(Tue) 17時半頃
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奏者 セシルは、マネージャー ピッパとキャロライナが出てくるのに、漸く顔を上げた。ひとつ瞬く。訪ねられればケイトの事を伝えるだろう*
2010/03/02(Tue) 17時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/02(Tue) 18時頃
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―保健室前―
[腕を組み、壁に凭れたまま。 校長室に向かう面々を横目で見遣る。]
……――、… ぞろぞろ行っても入りきれんだろう。
[後で顛末を教えろとばかり、謂う。
グロリア、ディーン。猫、二乗。 保健室には一帯何が居るというのか。 一見普通通りのラルフは保健室の中か。 スティーブンへも視線を送る。]
…こいつは見てる。
[と、ヘクターを顎でしゃくった。]
(826) 2010/03/02(Tue) 19時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/02(Tue) 19時頃
奏者 セシルは、片眉をあげて、保健室の壁際に背を預けたままラルフとピッパの方を見遣った。
2010/03/02(Tue) 19時頃
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―保健室前― [甘い猫の声には眉を寄せた後 斜め、対面に腰をおろすヘクターをちらと見た]
……、どうした、お前。
[ひとり。ひとり。ひとりを選んできた。 少しだけ眼を伏せ。]
…――お嬢。 ああ。…ケイトのことか。 …ケイト=グリフィズ。 ……――あいつの名前だ。逢えたら呼んでや、…?
[ピッパがこっちを見ている。>>835]
……俺に振るのか。 ……いや、…俺では対処法はわからないぞ。
(840) 2010/03/02(Tue) 19時半頃
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奏者 セシルは、生徒会執行部 ラルフをなんとはなしに眼で追ってから、すぐにそらす。
2010/03/02(Tue) 19時半頃
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―保健室前―
…――――雄猫? …ああ、それで。
[猫だらけか、と思う。]
……先生は、 …?
[平気なのかと窺うように見た眸は、 酷く暗い、暗いものだった]
…、――― 別にそういうわけじゃない。
[頼ったつもりもない、 呼び掛けは、フルネーム。 ―――揺らぐそれに、怪訝そうな顔をした]
(858) 2010/03/02(Tue) 20時頃
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…本当に下世話だな。
[ドナルドが口ごもる。 眉を寄せた。]
……―――まあ、否定はしな… 先生…、 ?
[指先が透けて、 まるで幽霊か何かのように、 思わず、身を乗り出した]
(861) 2010/03/02(Tue) 20時頃
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―保健室前>>856―
[真っ直ぐ動くものたちが 見つけられなかった鍵。 けれど鍵を、開けるのは]
…――――別に 俺が見つけたのはたまたまだからな。
[ヘクターに、そう謂った。]
(863) 2010/03/02(Tue) 20時頃
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奏者 セシルは、風紀委員 ディーンの姿は見ないようにして、ラルフに任せる心づもりのようだった。
2010/03/02(Tue) 20時頃
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―保健室前―
……
[差し出された腕は透けていない。 呼び名が揺らぐ。 わからない。]
…―――取り憑かれるのは、 御免ですが、
[出てこないのだろうか。 問う眸。 意味がわからん、と背後で聞こえる。]
(868) 2010/03/02(Tue) 20時半頃
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奏者 セシルは、あ、と謂う間にグロリアが行ってしまって少々唖然とした。
2010/03/02(Tue) 20時半頃
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…分かってる。
[忠告には眉を寄せて答え、 グロリアが去るのは追わず、追えず。 耳に入ったスティーブンの言葉にまた怪訝そうな顔をする]
行かなければ?
[何処へ。]
…、…… ああ、 そういえば…ピアノ、さっき弾い、
[分かるものなのか、と 流し見戻した視線の先に透ける肌]
…っ、それ、
[息を飲んだ。]
(877) 2010/03/02(Tue) 20時半頃
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…、なん……
[ヘクターの症状の告白に 瞠目する。 隣を、スティーブンが歩いていく。 消えかかる境界の体。]
…、――――。
[どうして最後の音は――とは、 驚きに飲まれ聞けなかった。]
…、――――心配、 するな、は おかしい 。
(889) 2010/03/02(Tue) 21時頃
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…なくしたもの?
[知らない。 こうなってから記憶を失っているなど。]
(892) 2010/03/02(Tue) 21時頃
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―保健室前―
[ヘクターの言葉に、声を失ったような。 こんな風には思えない。思わない。 眩しすぎるもの、眼を逸らして。 聞こえたスティーブンの声に、少し声を荒げ]
――、っ、違う。 …心配してないなんて、…謂ってない。
[――矛盾だ。]
他に、って、…何。
[わからない、といった態でスティーブンを見る。 他人事。苛立つのは何故か。]
(907) 2010/03/02(Tue) 21時半頃
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――、……、
[嗚呼。――似ているのだろうか。 だから。>>905]
同じって、どういうことだ。 …わからない。
[握りこんでいた指先を、少しだけ伸ばして。]
(909) 2010/03/02(Tue) 21時半頃
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奏者 セシルは、ラルフたちが出て行ったのには、少し身を退いただけ。
2010/03/02(Tue) 21時半頃
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―保健室前― …もう、…なんですか
[――紡がれない先に、闇を感じる。 続いた言葉にあからさまに動揺が走った。]
っ、…、―― あ、…あれは、…、…
[あれは。何と謂うべきなのか。 言葉を捜して出てこない。 そもそも頼るという問題なのかそれは。 ドナルドはどうしていたろう。 淡々とした口調は何故だか酷く、刺してくるような。 指が、空を彷徨う。]
――、……どうして。 …、説教を、していた、くせに。
(923) 2010/03/02(Tue) 22時頃
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奏者 セシルは、うろたえて情報を菊どころではなくなってしまった。
2010/03/02(Tue) 22時頃
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[ヘクターの。 >>916 伝説の樹。“鎮魂” なにかありそうなのに、 頭が上手く回らない。]
(926) 2010/03/02(Tue) 22時頃
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奏者 セシルは、問題児 ドナルドが噴出すのに、思わず其方を見た。とても困った顔だった気がする。
2010/03/02(Tue) 22時頃
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―保健室前―
[ドナルドとあわせていた眼を、漸く逸らし]
…、――理由 …
[理由。拒まなかった、困惑戸惑い残る声が落ちる。]
―― …… ………、わか、らない …?
[指先が、緩やかに、下がる。 ――ミッシェルの声、は、聞いたけれども。]
(943) 2010/03/02(Tue) 22時半頃
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― 保健室前 ―
なに 唸ってる …。
[>>940 混乱、していた。]
(945) 2010/03/02(Tue) 22時半頃
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奏者 セシルは、美術部 ミッシェルの声に、辛うじて頷いたか。
2010/03/02(Tue) 22時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/02(Tue) 22時半頃
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―保健室前― …、…不良め。
[ドナルドへ、動揺を誤魔化すためにそんなことを謂う>>961 困ったような薄紫色がやはり少し彷徨う。 白の携帯を向け、頷いた。 語る声、聞こえて]
……――、過程が?
[どういうことなのかと繰り返す。結果だけがあって、 過程がないとは、――まるで、空の箱だ>>955]
……待て。 時間がないってどういうことですか。
(967) 2010/03/02(Tue) 23時頃
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―保健室前― ――…。…、経験則 か ?
[>>972 白い携帯は、指先に触れ細かな傷がつく。 手にした携帯は胸に抱くように。 ――濃紺を少しの間、見つめ。
夫々が移動していくのを見送り、 スティーブンへ向き直る。]
……厭になったから。
[――ピアノを弾いているの。 ――好きだったはずなのにな。 ――今はもう、わからない]
……、分かりませ ん よ……
[首を横に振る。 消えかかる。あの世とこの世の狭間にいる侵食は夫々を蝕んでいくだろうが――]
(985) 2010/03/02(Tue) 23時頃
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―保健室前―
[ドナルドが、ヘクターが、 ミッシェルが、ピッパが グロリアが去って行って。]
――……、… …教師は 長話が好きなせいだ
[携帯電話を持ったまま、腕を下に下げた。 不機嫌そうに眉を寄せる。]
…――、…、 ……勝手だな。…本当に、勝手だ。
[首を横に振り――何事か問い掛けかけて、 言葉が途切れるのを聞く。 どうしたのか、とひとつ瞬いた。]
(1002) 2010/03/02(Tue) 23時半頃
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―保健室―
……――此処にきて 説教ばかりです。
[伸びた手、 びくりと身を竦め半歩下がる。 鉱石質の指先が覗いた。]
……忘れたくないなら 忘れなければいいじゃないか。
説教するだけしておいて、 教師は、勝手だ。訳知り顔で。 知りもしないくせに。
[きちり、と携帯電話がまた小さく傷ついた。]
(1021) 2010/03/03(Wed) 00時頃
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―保健室前―
……あの日誌の山か。
[バーナバスの声を聞いて、其方を向く。]
……確かに、ろくでもない量だな。 ――何か書いてありそうなのか。
(1027) 2010/03/03(Wed) 00時頃
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―保健室前―
…―― …死に掛かったのに何謂ってるんだ。
[――なくしもの、と 謂う。 同じ言葉が違う抑揚で聞こえる。 眉を寄せた。]
分かってます。
[薄紫の眼を逸らす。視界に白い携帯が映った。]
(1037) 2010/03/03(Wed) 00時頃
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―保健室前―
[びくり、と顔を上げる。 ケイトの笑い声。]
――。……、
[――捕らえて、 頂戴。]
…ケイト=グリフィズ…
(1041) 2010/03/03(Wed) 00時頃
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―保健室前―
……ケイトの 名前 だ。
[バーナバスにそう謂う。>>1047 スティーブンの言葉には、眉をまた寄せて]
…、――そうですね。
[日誌を。見なければならない。 用務員室へ向かう。]
…?
[小さな呟きは、聞こえなかった。]
(1055) 2010/03/03(Wed) 00時半頃
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―→用務員室へ―
……、――
[視線を、下駄箱からみえる外へ向ける。 中庭に人影があるのだけが確認できる。 此処からは、あの樹は見えない。]
……、… ケイト か
[――闇に飲まれる前 見つけてやるという言葉に頷いたのは きっとただの少女だったのに]
(1078) 2010/03/03(Wed) 00時半頃
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―用務員室―
[――いま、作られている 大きな大きな作品のこと。
メアリーに撮られていた、写真のこと (確か勝手に撮るなと睨んだ気がする)
今は、知る由もなく。
此処に来て。 異形の世界で。 今更。今更。――いまさら。
わすれられたひづけを追いかけて、 日誌を一冊手に取った。 古びた表紙は、黄ばんでいる。]
(1084) 2010/03/03(Wed) 01時頃
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―用務員室ー
[後に誰も続かないのを訝しげには思いながら、 自分が生まれるよりずっとまえの記録を 捲って、読んでいく。 拾っていく。
――気をつけねば、指先が 剃刀のように紙を裂いてしまう。 日誌を一度取り落とした。]
……、…弾けなくなるかもしれないな
[なんでもないことのように呟こうとした ――それは。なんだか。 ひどく。厭なことのように――思えて。]
(1096) 2010/03/03(Wed) 01時頃
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[日誌を拾い上げる。
ビー玉を取り出して視線を落とした。 ひび割れた硝子玉。 ――薄紫色。
(――そんな驚くことないだろう?――でもあるまいし)
これを見た濃紺は、そう謂った。 緩やかに握り締める。
嗚呼。そういえば。この鉱石質の指先は 淡い、紫水晶のような色にも見えた。]
(1105) 2010/03/03(Wed) 01時頃
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