人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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[どうやら、階段の下でまた少し寝入っていたらしい。
―――気を失った、というべきかもしれないが。

なんとか起き上がり、中庭に出ようとした。
ふら、と壁に何度もぶつかり、右腕の包帯が解けていく。
これはまずい、と自室に戻ることを考えたが、階段を上ることがどうしても出来なくて、手近なベットを、と考えた結果、医務室に辿り着く]


[ベッドの下に伸びた包帯もそのままに、
ベッドにもぐりこめば、そのまま目を閉じた。

夢に、落ちていく。

薔薇の香りが滲む、夢がやってくる**]


メモを貼った。


【人】 渡し船 ユージン

[ 凪いだ視線は、多くの言葉を落としていった。
 押し付けられたハンカチ(>>2:290)は穢れひとつない。
 また、返さないものがひとつ増えた。 ]

 そう、な。俺は誰も見ちゃいないのかもしれん。

[ それは誰も、俺を見ないように。 ]

 あいしてる。
 あいしてる、か。
 なんだろうな、それは。

[ 唇が紡ぐのは簡単な5音なのに。
 それは優美な調べにも、甘い呪文にもならない。
 空っぽな箱を振っただけのような、声だった。 ]

(23) 2018/05/21(Mon) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン

 変な奴だね。
 人の代わりになる必要なんて、ねーのよ?

[ 赤く咲き乱れる薔薇を背に落とされた言葉(>>2:291)に
 いらないといわれた(>>2:290)笑顔で返した。]

 キミさ、植物に水やりすぎて死なせちゃうタイプでしょ。

[ 遠まわしに、お人よしだと告げたつもりなのは
 疑問系ではなく確信の音を持って謂う声に表れるか。
 フェルゼが立ち上がりどこかへ向かうのなら
 それを止めることはない。

 彼が思うように(>>2:289)また
 彼に差し伸べる手は、この指ではないから。 ]

(24) 2018/05/21(Mon) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン

 
 
 
 ども、ね。

[ ただ離れていく背中に、呟く一言は
 届いていなくたって、かまわない。 ]*

(25) 2018/05/21(Mon) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン

 ―中庭―

[ フェルゼと会話を交わしてから、暫くは座っていたけれど
 結局また、地面に仰向けに寝転んだ。

 見上げる月。落ちる月影。
 やはり変わらない位置に佇む円い光を見て。
 夜と同じ、射干玉の瞳孔が収縮した。]

 ………ふ、ははっ。

[ 思わず零れ落ちた。
 なぜ笑っていたのか、わからないけれど。
 そのまま、世界に蓋をするように瞼を閉じた。 ]**

(26) 2018/05/21(Mon) 01時頃

メモを貼った。


【人】 渡し船 ユージン

 う おぉ  おおお じしん じゃねぇ、いっ――

(36) 2018/05/21(Mon) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 なに、ちょ、生きてます、いきてるって

[ 突然揺れだしたから、何が何か一瞬わからなかったけれど
 目を開ければ、いっちゃんの必死すぎるほどの姿(>>35)。
 事情は把握できてないが、揺れる視界に届いた顔があまりにも必死で。

 ああでも、人を見ていないと謂われたこの小さな眼光は
 衣服の乱れや首筋に残る花弁にも気付いたけれど。 ]

 だいじょぶ、だい、じょぶ。
 まだ生きてるよー、いっちゃーん。

[ 困ったように、笑った。 ]**

(37) 2018/05/21(Mon) 02時頃

渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/21(Mon) 02時頃


ユージンは、イアンの声や顔に少し驚いた顔をして。

2018/05/21(Mon) 15時半頃


渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/21(Mon) 15時半頃


[もしも、心が聞こえていたなら。
 もしも、この口が動いたなら。
 どんな言葉を返したろう。

 苦痛を伴う行為をされ、辱められた。
 否、くちづけを求め衣服を脱がされただけでも怒りと恐怖で拒絶するものも少なくないというのに、笑み浮かべ眠っているのだから、奇異に映ってもおかしくない。

 ただ、それでもこの身は、満たされていた。]


[手を伸ばしたかった。求められたかった。
 欲望のままに貪り、けれど甘やかに寄り添いたかった。

 だからこれでいいのだと。
 これが、いいのだと。
 言ったのかもしれない。
 言わずに笑い誤魔化すだけだったかもしれない。

 揺るがないのは、モリス・レーヴェンは甘美な幸福の中にいたことだけだ。
 それがたとえ、薔薇の魅せる夢だったとしても*]


メモを貼った。


【人】 渡し船 ユージン

[ そこにあったのは、珍しすぎるほどの焦燥(>>49>>50)。
 余裕のある、大人びた、生徒会長の顔はなかった。

 最初の頃は(>>0:253)そんな顔を見ていたかもしれないが
 幾らか経てば(>>1:19>>2:213)やがて違う反応が増えた。

 視線には気付いていた。
 隣にいるときも(>>48)、そうでないときも(>>0:282)。
 雨の降る日に佇む傘のない時を、可憐な眠り姫のいない時を
 見計らっていたのも、───気付いてた。

 それに、傲れていたのかもしれない。 ]

(58) 2018/05/21(Mon) 19時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 ずっと生きろってなに謂ってんの。
 大丈夫、俺はいるよ、ここに。

[ 咄嗟に出た声は、きっと本心から来るのだろう。
 小さな瞳は薔薇を映すのではなく。
 今は、目の前で必死になるいっちゃんを映している。 ]

 あんな風に。
 あー、……───モリス?

[ 今まで此処に居た癖に、知ったような言葉を溢す。
 緩やかにフラッシュバックするのは、ずっとみていた二人の姿。 ]

(59) 2018/05/21(Mon) 19時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 
 
[ おかしいな、上手く────笑えない。 ]
 
 

(60) 2018/05/21(Mon) 19時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 なんかね。すげー、むしゃくしゃしてさ。
 いっちゃんは素直になれる相手、見付けたんだろ?
 嬉しいことだと思ってたんだけど。
 違うのかもしれん。

 ねぇ、いっちゃん。

[ 離れた身体を追いかけるみたいに、隠せない傷だらけの手が動いた。
 中に戻ろうと、心配する身体を掴まえて。
 弱い力で、払われたらすぐに離してしまうような力で

 一人の男を抱き寄せる。 ]*

(61) 2018/05/21(Mon) 19時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 
 
   いっちゃんは、
      俺のこと好きなんだと思ってた。
 
 

(62) 2018/05/21(Mon) 19時半頃

渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/21(Mon) 19時半頃


渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/21(Mon) 21時頃


[眠るモリスには、誰の声も届かない。
 届かないけれど、突然の笑い声に驚いたかのように、夢の淵がふるえる。

 夢の中、手回しのオルゴールがゆっくりと回るように、辿々しいメロディが流れた。]


[

  Sento un affetto Pien di desir,
    Ch'ora è diletto, Ch'ora è martir.

  Gelo e poi sento L'alma avvampar,
    E in un momento Torno a gelar.

                       ]


[

  Voi che sapete Che cosa è amor,
    Donne vedete S'io l'ho nel cor.

                       ]


 ― 医務室 ―

[いつもより上等なスプリング。
静寂に満ちた、けれど誰かを感じる白い部屋。

薔薇の香り。
覚えていない夢を辿って、
床にのびた包帯の先を目で追った]


[包帯を拾い上げる。
適当に腕に巻き付けて、留めるものを探そうと見渡して]

 ………あ

[さっき感じた誰かの気配。
ベッドに眠るモリスの姿を、見つめた。

熱が出ているのかもしれない。
何故ここにいるのだろう、とか
大丈夫だろうか、とかそういうんじゃなくて、
彼を見て、咄嗟に考えたのは]

 先輩は、  何が好きなんだろ……


まだ、夢の中にいるのかもしれない


メモを貼った。


[手の力が緩み、包帯がまた床に伸びる。
左手では拾い上げることも上手くいかない。
不器用な指先は、包帯をつかみ損ねる]

 あ、 やべ

[左手だから、だけじゃない。
滲む涙を拭って、見られていないか、とモリスの方を見やるけど、
起きる様子がなければ、それは寂しさに変わる]


[小さな呟きをこの耳が捉えられたのなら、どうしただろう。
 一度はっとしたような顔になって、少しの間のあとシャツの胸元きゅっと握って、眉を下げた情けない笑顔を俯いて隠して、考えたことなかったなと溜息をつくかもしれない。

 それから改めて、好きなものを考えたろう。
 考えたことがないのは本当だった。思い浮かぶのは食堂にある珈琲のクッキーだとか、フェルゼと紅茶を飲む時間だとか、即物的なものばかりで苦笑したに違いない。]


[けれど、夢は醒めず。
 後輩に寂しさを与えていることも知らずに、夢に囚われたまま。]


メモを貼った。


 ― 春の思い出 ―

[そういえば、―――モリスは覚えているだろうか。
あれは、入学式の日だったか。
新生活への高揚感なんて、この学校ではわずかなもの。
ただの、新入生じゃない。
自分以外ではほとんど出来上がってるコミュニティへの参入だ。
明るく振舞うことに疲れて、中庭の隅。
俯きがちに歩いている時、何かを見つけて拾い上げた。

小さな木彫りの意匠。
可愛らしい、と普段思うことのない表現が頭に浮かんだ。
それから誰が拾ったのだろう、と見渡して――]


[辿る思い出は、薔薇の香りに覆い隠される。
不器用ながら留めた包帯をシーツにもぐりこませた。

静寂に満ちた、けれど誰かを感じる白い部屋。
誰か、が一人なら。
それはただの寂しさであって疎外感ではない。
だから、大丈夫。

喉が渇いていたけれど、抗えない眠気に、夢に落ちていく]


ユージンは、フェルゼの髪色とは真逆の色をした瞳で――

2018/05/21(Mon) 23時半頃


メモを貼った。


【人】 渡し船 ユージン

[ 雨が(>>68)、雨が(>>69)、降る。
 言の葉の暴力のように叩きつける、雨が(>>70)。
 俺はその雨の中に居て。
 ただ、抱き寄せた弱い力は跳ね除けられなかった(>>64)。

 なにも謂わず。
 時として無言は、刃となることを知りながら。
 俺は、黙して。

 いっちゃんの心を
 ただきっと、ズタズタにしただけ。 ]

(123) 2018/05/22(Tue) 00時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 そっか。うん。

 そうね、やっぱり俺の勘違いだったみたい。
 やだなー、はずかしー。

[ どうでもいい、恋なんてしていない。
 被害者だ、男なら誰だって。
 そんな無意味な言葉を全て、聞き入れながら。

 たぶん俺は、笑っていた。 ]

(126) 2018/05/22(Tue) 00時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 
 
    ありがとね、いっちゃん。

       俺はいっちゃんの事、好きだよ。
 
 

(128) 2018/05/22(Tue) 00時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[ 軽薄な口調で、まるで嘘みたいに。
 なによりも、きっと、酷い言葉をかけた。
 嘘をついたことはあまりない。
 でもこの思いも、漸く気付けたこの気持ちも
 きっと嘘に思われるんだろう。

 求められていない、言葉を。
 受け取られることのない、気持ちを。

 空っぽだった箱を
 かなしい雨で満たしてくれた、彼に。 ]*

(129) 2018/05/22(Tue) 00時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[ 咲かない花は、残された小さな蕾を綻ばせ
 赤の中に隠れるようにして、涙の色をした花を咲かせた。

 喜びに噎ぶだけが、薔薇ではない。

 綺麗な雨(なみだ)はいつまでも、降り注いでいる。 ]**

(130) 2018/05/22(Tue) 01時頃

渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/22(Tue) 01時頃


【人】 渡し船 ユージン

 ―中庭―

[ 東屋から、小さな子供の声(>>125)が聞こえる。
 音楽は詳しくないから、そこにのる奏者の苦悩や苦痛や
 憧憬や、想いなんて測れるはずもなく。
 ただ、ああ、綺麗だなと思う。

 キラ、キラ、キラ。
 目を閉じれば、浮かぶ木漏れ日。

 やがて誰かの足音(>>132)が混ざるなら、そちらに瞳を向けようか。]

(134) 2018/05/22(Tue) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 あー…、ところで……
 だいぶ、しんどい、な。

[ 間引くという名目で、薔薇の蕾をちぎったせいだろう。
 一人で立ち上がれない程度には弱っていて。

 その中で花なんて咲けば
 木の栄養はそちらにばかり注がれて、
 体のあちこちが重く、痛く

 なんてのは、こっちの話。 ]**

(135) 2018/05/22(Tue) 01時半頃

渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/22(Tue) 01時半頃


【人】 渡し船 ユージン

[ 足音が、声に変わる(>>140>>144)。
 ぐり、と首を捻ってそちらを向いた。 ]

 こんば、ん?
 あら、かわいこちゃん連れて。
 ケヴィンもやるねぇ。

[ 曖昧な挨拶の途中にからかうような声。
 もう、いつものそれと変わらないそれだった。
 正しい顔をした、人の子の声が、俺に落ちる。 ]

 水かぁ、そうね。
 あるにこしたこたねーけど。

[ 欲しいのは、そんなものではなかったけれど。 ]**

(167) 2018/05/22(Tue) 08時頃

――春の日に――

[続く夢は霞んで、とある一日の出来事をぼんやりとリフレインする。
 今から辿って一月もしない頃の話だ。
 鳥の羽が小さな珠を抱くような細工をひとつ、中庭に落とした。
 小さな不運だった。手が滑って、風が吹いて。
 いつも通り執着などないはずで、このまま捨て置くことも考えたが、何故だかその日は拾いに行こうと思って、庭で彼に出会った。
 あの頃は名前も知らず、どころか顔を合わせるのすら数えるほどでしかなくて、呼びかけることも出来ずに一度、おろ、と戸惑って。]

――欲しいなら、あげるよ。

[そんなふうに、きっと的はずれなことを言ったんだったか*]


[すぐ傍で眠りに落ちた誰かが、その相手と知るすべはない。
 ない、けれど、或いは。
 夢の中ならば、薔薇がいたずらに邂逅を許すやも、しれず――**]


メモを貼った。


渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/22(Tue) 18時半頃


【人】 渡し船 ユージン

 は? あい?あがぺ?

[ それはまだ、甘い接吻の様子を目撃する前(>>177)。
 手を引いた片方が寄越した、視線と言葉。

 薔薇の香の中に
 ほんの淡く、小麦の匂いを感じた気がした。 ]

(220) 2018/05/22(Tue) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン

 ぶ  ―――っはははは!!!!

[ 場違いに、突然笑い出した俺に
 かわいこちゃん(>>184)は驚いたかもしれない。
 下級生の気遣いも知らず。
 また、直接問われようとしていたことも同じく。

 派手にふきだして。
 少しして、変わる二人の空気に口を噤めば
 本日は月下のキス日和だそうで。 ]

(221) 2018/05/22(Tue) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン

[ 薔薇の向こう側への誘い(>>203)。
 それに掌が合わさるのなら(>>219)、
 薔薇(おれ)はもうただの風景となり
 二人の間を、甘い甘い匂いが噎せ返るように包むだけ。

 ただひとつ。
 芳香にのせることなく浮かんだ言葉は
 赤くもなく、ぽかりと浮かぶ灰色でもなく。

 夜に見せた、夏の木漏れ日の幻影。 ]

(222) 2018/05/22(Tue) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン

 
 
 夜が明けたら、悪夢から叩き起こして。
 雨だって止ませて見せるさ。
 
 
[ 根腐れてしまわないうちに。
 あの《花》を助けられると、良いのだけれど。 ]*

(223) 2018/05/22(Tue) 20時頃

ユージンは、ケヴィンとロビンが薔薇の向こう側へいくのを見送った**

2018/05/22(Tue) 20時頃


渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/22(Tue) 20時頃


――来客――

  [振り返っても、何も見えないのがこわかった。]
 


[あまり子宝に恵まれない両親の元、ようやく生まれたひとりがモリスだった。
 勉強や運動の方には――特に歴史と器械運動がひどく残念だ――目立った成績はないものの、伸び代があると笑って、いつもより少しでも良ければ褒められるような甘い家族に囲まれていた。
 幼少期から少し絵は描いたが別に好きにもならず、談笑とじゃれ合いばかりで過ごす日々が続いたあと、この学校でようやく趣味らしいものに出会った。]


[それからは没頭した。少しの絵の経験が、作品のイメージを記すのに役立った。学年下の絵描きにも手伝ってもらったし、庭いじりの先輩には木切れをもらった。なんなら間接的に本来の庭師である用務員とのコネクションも出来た。
 失敗ばかりでごみを増やした時期が過ぎれば、徐々に校内での認知も広がっていく。
 夢中で、夢中で、それからふっと立ち止まった。

 そう、それはいつだったか、奇しくも眠りの外と同じ言葉をかけられて。]


[考えたことなかったなと、振り向いた。
 過去を思えば、何もなく。自分を構成しているのは木片とナイフとやすりと針だけに思える。
 それをこわいと思ったのは、単なる自分の感性の話だ。
 染まった人生を振り返り、堂々と好きなものは木を彫ることだと言える人だっているだろう。
 いつか怯えを問いかけた時、フェルゼはその類の人間だと思っていたから、返って来た言葉は少しだけ意外で。
 けれど失くなることのほうがこわいと告げるその気持ちもわかる気がした。
 染まるのをこわがるくせ、この手は木と枝に触れるのを止めなかったのだから。]


[穏やかだった心に少しの亀裂。くく、と微かに眉が寄ったのに、手を撫ぜるだけのフェルゼはきっと気づかないだろう。
 そしてその内、ゆっくりと思いを振り払ったかのように表情は穏やかなものに戻る*]


【人】 渡し船 ユージン

 ん?
 ありゃ、ピスどしたのこんな夜中に。

[ 実際の時間がいか程なのかは知らないが。
 子犬が吠えるような声(>>240)に首を向ける。
 その時はもう、秘め事は薔薇の向こう側。
 そこにいたのはぼろぼろの、それでもまだ落とされた滴で生きている、
 魔術師と称された男が一人。 ]

(247) 2018/05/22(Tue) 22時半頃

 ― 春の記憶と ―

[あの細工は、今も部屋のベッドの脇に置いてある。
何かを抱く鳥。
大事なものを抱きしめているような、優しさ。
落とし物だと思ったのに。
欲しいなら、と言われたら、「はい」なんて咄嗟に頷いて、
なんとなく気まずくってその場はすぐに辞したのだっけ。

持ち帰った細工を、同室者が「モリス先輩の?」って聞くから、それで名前を知った。
でも、それだけだ。
そのあとすれ違っても、何の視線も動かなかったから、いまさらありがとうなんて言えなくて―――]


【人】 渡し船 ユージン

[ 珍しい、といおうか。
 画材道具が見当たらない、画家先生をみるのは初めてな気がする。
 いつも絵を描いている、そんな姿しか見たことなかったから。 ]

 ケヴィンとロビン?
 あー、うん、知ってるけども。

 て、キミねぇ。

[ アタマが無事かなんて聞くものだから、呆れたように笑って。
 でもまあ、こういうストレートな部分は嫌いじゃあない。 ]

(260) 2018/05/22(Tue) 23時頃

 ― 夢の中 ―

[優しい音が聞こえる。
ヴァイオリンとは違う、鍵盤の音。
明けない夜、月の隠れた星を探すような、音。
あるいは、暗い夜。傍らに眠る家族に手を伸ばすような、安心を約束された安らぎの曲]


【人】 渡し船 ユージン

 すこーし静かにしてようか?
 《まだ》、夜だし。

 会瀬の邪魔をするのは、よくないしね。

[ 白い薔薇綻ぶ中で行われる蜜事にでくわしても、ねぇ?
 それはそれで興奮するものなのかもしれないけど。
 薄い唇の前に人差し指をたてて。
 どこかでも弱く香る薔薇と同じ、けれど甘すぎるほどの匂いが
 ふわりと、漂う。 ]

(263) 2018/05/22(Tue) 23時頃

[表面を撫ぜる誰かの気配。
額に触れた唇は、夢の中に、濃い薔薇の香りを齎す。
それは、質量のある「想い」だ。
その色は知らねども、確かにある感情。

生まれかけた、微かな欲を、薔薇の香りが増幅させる。
それは、まだ名づけなくていいはずのもので。
形にするのも躊躇われる儚さで]


 ― 夢の中の、医務室で ―

[聞こえるはずのない音量で、鍵盤の音が響いている。
それは、心地のよいBGM。
心を揺さぶるに十分な情熱は、窓から太陽の照らす明るい医務室の中を軽快に彩る]

 あぁ、  ……夢か

[シーツの中。
右手の指を一本ずつ、ゆっくりと折り曲げた。
明るい光がこそ、夢だと知らせる不思議。
現実と繋げるのは、この甘い香り。
中庭の薔薇が、今を盛りと花開く]


メモを貼った。


【人】 渡し船 ユージン

 ん?
 おいおい、どーしたよ。
 何をそんなに興奮してるのさ。

[ 突如として怒りの矛先になることに
 まあ、普通ならこの状況に適応するわけもないか。
 ただ、この空間を俺が作り上げたわけではない。
 というのも、説明するには難しいものがあって。 ]

 俺にゃ、時間をねじ曲げるなんて力はないよ?

[ 中庭の花を世話することはできても。
 時を一定に固着させることは出来ない。
 過去に戻ることだって、できない。 ]

(272) 2018/05/22(Tue) 23時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 明けない夜はないさ、きっと。
 そんなに大事な人がいるなら、傍にいてあげなくて平気?
 目が覚めたとき、キミがいないんじゃ
 その人は悲しむんじゃないか?

[ 包帯を巻いていた、彼のことだろうか。
 声を張り上げるほど大切な人がいることに眩しさを覚えて。 ]

 喚くだけなのは子供のするこった。
 あんまりうるさいと

 オオカミにたべられちゃうよ?

[ 意地悪く笑ったけれど、俺にそんな力なんてない。 ]*

(279) 2018/05/22(Tue) 23時半頃


  [きらきらひかる、
         おそらのほしよ。]
 


[例えば、小さなつむじ風が薔薇の花弁を巻き上げて、すべて飛ばしてしまうように。
 例えば、虹色に渦巻いていたシャボンの玉が、はつんと弾けるように。
 穏やかなぬくもりに揺蕩っていた自我が、ふいに帰ってくる感覚がした。
 瞬間、どこか遠くに聞こえたピアノの音も、ふつと途切れる。
 現実でもないピアノなのに、途切れればどこか残念な気がした。]

……あれ、

[ゆっくりと目を開ければ、見知った医務室だ。
 明るく、太陽が差し込んでいる。
 夢の中で目を覚ますという珍しい経験をしたことには気づかないまま、隣にいる人影に視線を向けた。]


時が止まったことを、知らなかったので。


[包帯を纏わない右手で、やあ、という具合に軽い挨拶]

 おはよ、 モリス先輩

[といっても、下級生の怪我の具合なんてそれこそ知らないだろうから。それだって夢の証拠にはなりえないし。
そもそも、名前を憶えてくれているかどうか。

夢だから。
思うように出来たらいいのに]


【人】 渡し船 ユージン

[ ものを描写するその目は、鋭い。
 だから、というわけではないが
 俺は何一つ嘘は、吐かない。 ]

 月の位置がずっと動いてない。
 雲もループしてるみたいだ。
 しばらく様子見てたけど、変わらない。
 だから今は夜が続いてる……と思うに至った、オーケイ?

[ 不気味な月は動きを止め。
 壊れた柱時計の振り子のように、止まったまま。 ]

(291) 2018/05/22(Tue) 23時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 ガキはガキなりに守りたいもんがあんだろうけど。
 なら、少し落ち着きなよ。
 威勢よく吠えるだけじゃ、何も救えんぜ?

[ 困ったように眉を下げた。
 俺に当たり散らすのは自由だが。
 だからって事態が好転する訳じゃない。

 俺だって、ここから抜け出したいんだ。
 止まった時間から、動き出したいんだ。 ]

 やってみたらいんじゃない?

[ それは名案かもしれないが。 ]**

(292) 2018/05/23(Wed) 00時頃

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