人狼議事


207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/12/13(Sat) 01時頃


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 FSM団 ミナカタ

 血は絞ったけど、グレッグ特製の毒だ。
 解毒剤があったとしても、あいつしか場所知らないだろうな。

 後は体力勝負だと思うが。

[取り乱す船長の姿>>1は、違う意味で鬼気迫るものだった。
取り敢えず動かしたくはないが、と医務室へのベッドへ
運ぼうとする。

視界にホレーショーが見えれば、一瞬だけ目を閉じた。]

 あんたも、手を貸せ。

[人を押さえろだの、船長にサーベルを向けたジェレミーが
言う事を聞くとも思えないが、ギリ―を運ぶのに手がいると。]

(6) 2014/12/13(Sat) 01時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ……あんたは……。

[船長を神の様に信望していた男の姿はそこに無かった>>3
立ち去る男のサーベルは、次があれば容赦無く
こちらに向くだろう。

こんな姿を見せたと知られれば、他の連中からの
恐怖も薄れてそれこそ秩序は消えるだろう。]

(9) 2014/12/13(Sat) 01時半頃

[ヘクターに小突かれて、ヒヒ、と嬉しげな笑いを溢し。
音程が狂った歌声は、緩やかな旋律に包まれて楽しげな和音を奏でる。

当然、階下の惨劇など知らず。
ただ、ふと。

見られてるような気がして、一瞬、ヴェラの方を向く。

紅い、と思った]

 あか。

[指差す。
その時には、すでにヴェラは背を向けていて、ヴェラの瞳を知るもの以外にその意味は分からなかっただろう]


 リーベる ファーテる ヴォーネン……

[気狂いの歌は続く。
旋律が終わるまで、一人だけの歌を奏でて。

不意に途切れた旋律に、不思議そうに瞬いた]

 うた、うまいー?うまー、い!!
 キヒッ。

[誉め言葉に、はしゃいだ声を溢してから。
ふらり、立ち上がる。

気分がいいから、アルコールを足したくて。
足が向かうのは、厨房へと]


[─────完全に油断していた。

 相手が、酒狂いの料理人でしかないという油断ではない。
 騒音への苛立ちから、冷静さを欠いた。

 その結果がこれだ。]


─ 階段 ─

[耳を澄ますまでもなく、あの耳障りな歌は続いていた。
 ギリ……と牙を小さく鳴らす。

 姿が見えなくとも、この距離であれば、声と足音から誰がどのあたりにいるのかを読み取ることは容易い。
 とくに、あの酒狂いのそれらは特徴的だ。]


。o0(厨房……)


[彼が厨房に入ったことを知ると、テーブルや柱の陰を伝い、忍び込む。
 幸い、セシルのオルガンが、皆を惹きつける役目を担ってくれている。

 耳障りな声を早く消したい。
 らしからぬ焦りが生まれていることに、気付けない。]


メモを貼った。


【人】 FSM団 ミナカタ

 ……助かる。

[まさかジェレミーが手伝ってくれるとは思わず>>12
一瞬目を丸くしたが、素直にギリ―を共に医務室のベッドへ運び、
改めてギリ―の傷を洗い続ける。
左肩に刺さったナイフの毒に浸食されていると判っていても、
この時ばかりは人ならざる体力に感謝した。

それが、いつまでも持たないと判ってはいたが。]

 セシル。そこの綺麗な布取ってくれ。

[ギリ―に声を掛けるセシルに気付けば、血止めでは無く
血を吸わせる為に指示を出す。]

(17) 2014/12/13(Sat) 01時半頃

─ 厨房 ─

[音もなく忍び込んだ先では、獲物が、酒を物色していた。

 その、喧しい声を漏らす喉笛を喰いちぎってやろうと、静かに近付いたその時───]


 
    [ガシャーーーーーーン!!!]



 ───!!

[まさかの失態。
 床に積まれていた皿に、腰に提げていた鉤爪をぶつけ、倒してしまった。]


―厨房―

[酒樽に、僅かに残ったアルコール。
斜めにしてかき集め、赤色をスープ皿に貯めて飲み干す。
喉の焼ける感覚が些か薄い。
だから、もう一度、二度と口に運んで]

 ヒヒッ、

[しゃくりあげるような声で笑ったとき]

 ッ!!?

[けたたましい騒音に、弾かれたように振り返った。
即座にその場から離れ、斧に手が行く、条件反射。

それが見知った相手だと気が付けば、僅かに力は緩んだが。
警戒は完全には解けず、酔いで瞳孔の開いた目で彼を見つめる]

 ……なんだよお。


……あ、え。

[眼下に自分の生首が見えた。
生気のない瞳でこちらを見つめている。
自分の死体と目を合わせるという奇妙な光景に、混乱して]

どういう、こと。ッスか。

[ええと。自分は。ミナカを殺そうとして。
ギリアンに怪我をさせて。それで、それで――]

船長に殺されたんだ。俺は。


[ふわふわと自分の身体が浮かんでいることに、その時気付く。
たぶんこれが、幽霊というやつなのだろう]

……なんてこった。

[顔を手で覆った。最悪だった。
なんて自分は使えない“道具”なのだろうか]


[料理人が振り向いたなら、鉤爪をつけていない筈の男の両手が、鉤爪よりずっと鋭い爪を有していることに気付くだろうか。

 感情薄い貌、しかし瞳は真紅に染まり、大きく裂けた口からは、牙が覗く。]


 ────……


[答える必要もない……とでも言うかのように、ひといきに距離を詰める。


 今まで募らせてきた苛立ちと、夥しい血臭に酔ったが為か。

 いつもの冷静さはそこにはなく。
 ただ、目前の男の、煩い声を漏らす喉笛を喰いちぎってしまうために**]


[眼下にいるホレーショーを見つめる。
銅像のように。彼は、微動だにしなかった]

……兄貴。

[ふわりと、ホレーショーに近付く。
その肩に触れようとしたが、するりと身体を通り抜けた]

……あ。

[寂しげに、自分の手の平を見つめる。
自分は死人なのだ。改めて自覚する]


あ、兄貴。いいって。俺の死体なんて。別にいいんスよ。

[死体を引きずるホレーショーに、必死になって話しかける。
こんなホレーショーの姿を、グレッグは初めて見た。
兄貴にこんな顔をさせてしまったのは、自分なんだと。
心がちくちくと痛んで]

俺のことで、そんな顔をしないでください。
お願いッスから。

[使えない道具が壊れたとでも、思ってくれればいい。
だから。そんなに悲しまないで]

兄貴ぃ……。

[幽霊だというのに、涙がぽろぽろ流れた]


【人】 FSM団 ミナカタ

[自分のやるべき事をやったとばかりに医務室を去る
ジェレミー>>22に掛ける声は無い。

ただセシルとの会話や、船長に掛ける声を静かに聞きながら、
用意された布>>18で淡々と治療を続ける。

左腕に感じた違和感に、僅かに眉を寄せた**]

(26) 2014/12/13(Sat) 02時頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/12/13(Sat) 02時頃


[視界には、異形の姿は目に入っていた。
しかし、酔いで侵された頭は、なんだか面白いことになってる、程度にしかその姿を認識しない。

恐怖から逃れるために酒を飲み、酔いの膜に閉じ籠った気狂いの頭は、正常とは言い難く。
だからこそ、今まで戦場で生きてこれた。

今も、恐怖で足が竦み上がることはなく。
ひりつく殺気に、ふうっと動物のように唸って、警戒を解かない]


 ッ、わ


[だがその警戒も、もし相手が対応できるレベルのものであれば、の話。
元々の地力が違いすぎるうえに、獣の速さに対応できるはずもなく。

食いちぎる牙の軌道から、体を逸らしただけでも大健闘だった]


 ぐえええっ!!!

[わざとらしい悲鳴をあげて、浅く食われた首を押さえる。
床にのたうち、ぎゃあぎゃあと騒ぐ声は、さぞや彼には耳障りに聞こえただろう。

一撃で息の根を止めるに到らなかったとはいえ、常人ならば痛みと恐怖に行動を麻痺させるのに十分な傷。
床に倒れる気狂いはそれの手本のようだ。


もっとも、それだけのたうってるのに斧は手離してはいないところは、手本とは少し外れているし。
酔いにまみれた五感が、恐怖や痛みを感じるわけもないのだが。

手斧を手離さないまま、座った目でヴェラの動向を見つめる。
ヴェラほどの優秀な戦士ならば、冷静な本来ならば、その浅い企みにも気がつけただろう**]


― 9号室 ―

[にゃあ、にゃあ。
灰色猫が自分の死体の頬を舐めている]

……キティ。ありがと。
もう兄貴を守れるのはお前しかいないんスよ。

[にゃーお。
灰色猫がこちらを向いて鳴いた、気がした。
視線が交差する]

まさか。見えてたり、するんスか……?

[グレッグの問いに灰色猫は答えず。
ホレーショーに黙って頭を撫でられていた。
自分はもう、触れることすらかなわない兄貴に]

……やっぱり、ライバルッスね。


『ごめんなあ、グレッグ……』

[らしくない言葉に、グレッグは目を丸くして]

どうしたんスか、兄貴。なにか悪いもんでも食ったんスか。

『謝るなんて、俺らしくもねえか』

そうそう。謝るなんて兄貴のキャラじゃないッス。

『……アレくらいちょいっと避けろよ、ばぁか』

いやいや。無理ですって。あの船長の一撃ッスよ? 
兄貴だって俺の立場じゃあ、避けれないクセにぃ。きしし。

[勝手に独り言をいって。勝手に会話が成立した気になって。
悲しい遊びだな、と自分でも思う]


……あ。

[机の中の遺言を見て、ついに泣き出したホレーショーに
グレッグは声をかけることができなくて。
なんとなく、自分は見ちゃいけない光景な気がして。
そっと目を逸らした]

兄貴でも。泣くこと、あるんスね。

[いつも頼りになって。格好良くて。豪快で。優しくて。
そんな自分の、自慢の兄貴。
弱みを見せる事なんて、絶対にないと勝手に思ってた。
その兄貴が、自分のせいで、泣いている]

ごめん、兄貴。

[何度目か分からない言葉を呟いた]


……パン、食べたかったッスねえ。
取っといてくれたんスか。

[死体の横に置かれたパンを見て。
グレッグは泣き笑いのような表情を浮かべた。
お供えのつもりなのだろう]

申し訳ないッス。食べれなくって。

[――事情はわかった。
そう呟くホレーショーは、何かを決意したように見えて]

兄貴……?

[途端に不安にかられる]

お願いッスから。危ない事、しないでほしいッスよ。

[兄貴まで危ない目に遭ったら。俺は。俺は**]


メモを貼った。


[もしいつものように、鉤爪で急所を狙っていたのなら。
 もしあと少しでも冷静さが残っていたのなら。
 こんな事態には、ならなかったのかもしれない。

 けれど、少しずつ積み重なってきていたこの酒臭い料理人への苛立ちは、よりによって今日、限界を超えてしまった。
 くわえて、あの朱い月が。
 船内に立ち込めている芳醇な血の薫り、絶望の叫喚が、感覚を狂わせていた。

 それに自身で気付けなかった、完全な手落ち。]


   ─────!


[咆哮すら上げぬまま、振り向いた料理人の首元に牙をたてる。
 だが、若干浅かった。
 喰いちぎった肉は、即座に絶命させるには至らぬ程度。


 グル、ヴ……!

[耳障り極まりない悲鳴が、厨房に響く。
 この男らしからず、全身に返り血を浴び、不快感露わな唸りを漏らし、今度こそ……今度は、喉笛食い破る程度ではなく、その首を食いちぎり頭と胴を別れさせてやろうかと。

 ざわざわと毛を逆立てて、明らかに獣じみた両手……前脚を料理人の肩に掛け、人外な膂力を以って押し倒す。

   ───永遠に黙れ、酒狂い。


 大きく開けた紅い口で、血に染まった喉笛に迫る。
 ニコラスの手が、まだ手斧を握ったままであることにすら、気付けぬままに**]




[ヴェラーヴァルと同じ毛色を持つ、半人半獣の化け物は、血に塗れ、息絶える時まで、咆哮のひとつもあげぬまま。

 見開かれたままの瞳は紅く。

 それでもやはり凡そ表情らしいもののない貌は、逆に、絶望を体現しているかのようでもあり。


 ───絶望を喰らおうとしていた獣は、はからずも、畏れを欠く者に牙を剥いてしまったが為に。

 逆に、絶望の餌食となった**]


メモを貼った。


FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/12/13(Sat) 12時半頃


【人】 FSM団 ミナカタ

   − 医務室 −
[ギリ―の治療をしながら、背中で船長とセシルの会話を聞く。
絶望の道化の下にある人間らしい一面。

もっと早くこれを皆が知っていたら、恐怖と絶望は何か
違っていただろうか。

そんな事をぼんやり思いながら、浅く速かったギリ―の呼吸が
少しずつ落ち着きを取り戻していく様子に深く息を吐いた。]

 このまま数日持てば、多分大丈夫だろう。

[身体の何処に障害が出て来るか判らない。
グレッグが使う毒に、毒消しがあればと、昨日治療した
ギリ―の耳の傷に触れて気付く。]

(55) 2014/12/13(Sat) 13時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[左手の感覚が無くなっている。]

(56) 2014/12/13(Sat) 13時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[思わず左手を握り締め、開いてはみて、感触を確かめるが
動きはするが反応は鈍い。

そこで漸く自分もナイフを受けていた事を思い出した。

今毒消しがあったとしても、間に合わないだろう。
だがもしまだ毒が残っているなら、
毒消しもあった方が良いに違いない。]

(57) 2014/12/13(Sat) 13時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 セシル。すまないが、グレッグの部屋一緒に漁ってくれるか?
 毒消し、もしくは毒か何か探して欲しい。
 悲劇に酔った馬鹿に見つかって、全員の料理や
 酒に毒を入れられたらたまらん。

[料理長がそんな事を口にしていた事も、その料理長が
息絶え、獣もまた息絶えた事を知る事も無い。
最後の料理が毒入りはゴメンだと。
セシルに頼んだのは1人でグレッグの部屋に入るには
躊躇いがあった事と、アリバイもあった。
セシルだけに頼まなかったのは、グレッグが昨夜の事を
何かに残していないかと不安を持ったから。

もっとも、既に彼の残した瓶はホレーショーの手に渡っていたが。]

(58) 2014/12/13(Sat) 13時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ギリ―、目醒めたか? 気分は? 手は痺れたりしてないか?

[セシルの呼び掛けに応える様に、
意識を浮上させたギリ―>>44の様子に
慌てて彼を覗き込み反応を見る。

どうやら大丈夫のようだと、死に損なったと口にする
ギリ―に苦笑し、優しく声を掛けた船長に噴き出しそうになった。]

(59) 2014/12/13(Sat) 13時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 船長の言う通りだ。少し休んでろ。
 何か飲むものと食うもの持って来てやる。

[毒消しはその後だ、と先に第二甲板へ向かい……。
惨状を知った**]

(60) 2014/12/13(Sat) 13時半頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/12/13(Sat) 13時半頃


[血を流しながら喚く料理人を、獣の力が床に縫い付ける
大きく開いた口と、光る牙は血に染まっていて。
濁った目がそれを捉えた途端、まるで観念したように、ふっと暴れるのをやめた。

一瞬、体から力が抜けた後。
鋭い叫びとほぼ同時に、また総身に力がこもった]

 キヒッ。

[倒され、肩を押さえられた体勢から、無理矢理腕を動かす。
バネ仕掛けのような腕は、ほぼ予備動作なしで斧を振り。
盲滅法な動きは、しかし至近距離の相手から大きく外れることはなかった。

遠心力が足りなかったせいか、斧から伝わる感触は浅い。
それでも、首から上を狙った斧は、ヴェラへ致命傷を与えただろうと思いつつ。

ヘクターからの追撃を、へらへら笑いながら眺めていた]


 ヘクター。

[なついてる相手の姿へ手を伸ばして。
立ち上がろうとして、べしょりと崩れ落ちる]

 ……うぁ?

[少し飲みすぎただろうか。
うまく力が入らなくて、不思議を表して瞬きする。
その間にも、どす黒い血が厨房の床を汚して。
酔眼で、それをとろんと眺めていた]

 ヒヒッ、ヒ、

[笑いながら、ヘクターの足に少々じゃれつき。
蒼白な顔で、ひとつ、欠伸をする。
なんだか眠たくて、起き上がるのを諦めて
ぺたりと床に寝そべった]


 ヘクター、へーくーたー。ふくせんちょお。

[重い瞼をなんとか開きながら、いつもみたいに。
誉めて欲しそうな声で、足に血をつけながら彼の呼称を連呼する。

喋るたび、びゅうびゅうと風のように喉から空気が漏れた。
声がみるみるうちにか細くなっていく理由を、本人だけは分からずに、笑い。

酔った頭は、痛みも恐怖も拒絶したまま。
やがて、まるでちょっと昼寝でも始めるような顔で、目を閉じる。
きっと昼前には起こされるだろうなあって、そんな顔で]


 ……バカじゃないもん。


[一言。
それっきりだった*]


― 9号室

[キティにグレッグを任せると、ホレーショーは部屋を後にした。
兄貴は、危険な場所にこの灰色猫を連れていくことはない。焦燥感が強まった]

……おまえのせいッスよ。グレッグ。

[ホレーショーによって身なりを整えられた自分の死体に話しかける。単に眠ってるだけのようにも見えた]

死ぬだなんて。この役たたずの。使えないやつめ。

[ぎりり、と歯を噛みしめて。
灰色猫がこちらに、みゃーおと擦り寄ってきた。
案外本当に俺のことが見えているのかもしれない、と思いながら]

慰めてくれてるんスか?
キティに心配されるだなんて俺も終わりッスね。

[実際、もう終わっているのだ。
グレッグにできることは、ただ見守ることだけ]


[背後から聞こえた音に、声に振り向いたのは、ニコラスの身を床に強く縫い付けた直後。
 普段であれば、獲物を仕留めている最中、他の物音を警戒することはあれ気を取られるなどということはありえない。
 そも、背後をとられることなどがない。

 今この船は、あまりの多くの血を流しすぎた。
 あまりにも多くの死を見過ぎた。

 暗殺者としての理性より、獣の本能が前に出る。]


 ……ヴヴ……ル!

[唸り、真紅の双眸を向けた先には、ヘクターとリーの姿があった。
 獲物から目を離すなどという、普段ならありえない失態。
 その頭に、手斧が振り下ろされる。]

 ───!

[そして、間髪入れず、とどめとなる重い一撃が。]


[悲鳴も咆哮もなく。
 それどころか、表情に驚愕も恐怖も浮かべることもしないまま、頭を潰され、息絶える。

 リーからの問いかけに答えることは、結局なかった。*]


 …………。

[己の死を理解したのは、命を落としてすぐのこと。

 頭を潰されて息絶えた、半人半獣の化け物を、男は、無表情に見下ろした。
 その頭には獣の耳、臀部からは獣の尻尾が垂れ下がり、確かに、彼がこの化け物であったことを、現しているのだが。]


 ……荒いな。

[そこの潰れた化け物の骸が、たとえ自分であったとしても。
 やはり、漏らすのはいつもと同じ言葉。]


[兄貴はどこへ行ったんだろう。
ふらふら船内を漂っていると、医務室の様子が見えた]

――ミナカ。

[必死になってギリアンを助けようと治療を行う医者の姿。
ミナカのことが分からなくなる。
怪我をした時は、必死になって治療してくれた。
ガキ扱いしてくるもんだから、いつもむくれて対抗していた。
けれど、なんだかんだで良い奴だと思っていた]

でも。化け物だ。

[吐き捨てるように言いながら。
それでもこの医者の事を嫌いにはなれない自分がいた。
あのとき。もしも、自分がいきなり襲いかからなければ。もしも、ミナカから事情を聞いていたならば。あるいは。俺も。ギリアンも]

……たられば、を考えても仕方ないッスね。

[嘆息してから。ギリアンの回復と、ミナカの治療の成功を祈った]


[ふと見れば、喉笛に穴を空けた獲物が、血塗れでヘクターの足にじゃれついている。
 もはや、興味の失せた獲物だ。

 ただ……]


 ああ、馬鹿ではないな。


[それが、酒に侵された脳のせいなのか、彼本来の能力だったのか、知りようもないが。
 襲われながらもこちらに背を向けず、手斧を離すこともなく。
 迂闊にも見せた隙に、反撃の手を振り下ろしてきた。

 その行動に、男なりの賞賛を漏らした。]


メモを貼った。


[厨房に残る者達は、はたして気付くだろうか。

 斃れた時は、まだそれなりにヒトらしかった、半人半獣の化け物の姿が、徐々にその本来の姿に戻りつつあることを。

 衣服に包まれ、頭も潰れた状態ではあるが、覗く手足が明らかに獣となっていることを。


 もし、物好きが、血に塗れたヴェラの着衣を剥いだなら、そこにあらわれるのは、ヒトよりも圧倒的に獣に近い躰かもしれない。*]


[厨房に徐々に人が増えてくる。
 そのたび、獣の耳がぴくんと揺れた。
 グレッグがミナカに喧嘩を売り、結果、ギリアンに傷を負わせ、船長の怒りを買って殺された、という話を聞いた時もまたしかり。
 表情は相変わらずだが、耳だけが時折動く。

 つまりこの男、感情がなかったわけではなく。
 比較的感情の分かりやすく出る箇所……耳と尻尾が、普段、隠れていただけのことなのだ。

 とはいっても、やはり、常人よりだいぶ薄くはあるのだが。]


―   ―

[目覚めは、いつもよりもよかった。

二日酔いの頭痛もなく、脳を揺らす素晴らしく気分の悪い酔いもない。
怪我したはずの肩や脇腹の痛みもなく、ただ体は軽かった。

穏やかな正気を感じながら、ゆるりと目を開ける。
久しぶりに頭が楽だ。

ああ、そろそろ昼か夕方か、それくらいの時間なんじゃないかと思って。
起き上がりながら、鍋へ手を伸ばす]

 ……ん?

[すか、と空ぶって。
同時に、自分の手が透けていることに気が付いて、まじまじと手を見つめた]


[酔いつぶれて、起きた朝のように。
なにが起きたか、を必死に思い出そうとする。
とんとん、と頭を叩いてみたけども、よく思い出せなくて。

なんとなく視線を床にやったら、死体が二体転がっていてぎょっとする。
そのうち一体は、自分の顔をしていた。

もう一体、ヴェラの装飾を身に着けた半獣を怪訝そうに見て。
触ろうとしてみたが、半透明の手は触れることは出来ない。
手を光に透かしてみて、向こう側が見えるのをもう一度確認してから。

あ゛ー、と気の抜けたような声を漏らした]

 あー……。
 あれだ。


 死んでる、これ。

[なんで死んだのか思い出せないというていたらく。
状況的に、急性アル中で死んだとかではないとは思う。
食い破られた喉と、普段持ち歩いてる斧が半獣へ刺さっているのを確認してから。
まだ酔いが浅かった頃に聞いた、人狼という単語を繋げて、大体のことを把握。

がしがしと頭を掻いて、ため息をついた]

 ……fuckin'

[感じたのは、悲痛や慟哭というよりも、とうとう死んだか、という気分に近い。
いつかは死ぬと思っていた。ただ、今だとは思わなかった。
仕方ないな、と口にしようとして。
なんか無性に泣きたくなったから、やめた]


 ……なんか。
 いいことあった人生だったっけ。

[自分へ向けて尋ねてみるが、死体は語らない。

酔っててなんも覚えてないなあ。
なんて、へらへら笑いそうな顔だと思った]


― 第二甲板 ―

[ふよふよと船内を漂っていると、やがてホレーショーの姿を見つけた。副船長となにやら話し込んでいる。
――首刎ねられちまった。
そんな声が兄貴から漏れ聞こえて。
ああ、自分のことを話していたんだ、と合点がいった]

……肝心な所で抜けてて悪かったッスねー。

[口を尖らせつつ、ふわりと空中から2人のやりとりを見つめる。
やがて副船長からニコラスの死と、その顛末が語られれば]

……ニコ。

[厨房を覗いて。惨たらしい死体を2つ、目にするだろう]

……ばか。なにしんでるんスか。

[小さく呟いた。その言葉は死体ではなく、自分と同じく身体の透けたニコラスに向かって]


[ヘクターが去り、ホレーショーも去る。
 今度は、モンドが厨房を覗きに来ていた。

 男はその一部始終を、己だった骸の傍らに立って、何するでもなく、ただ見つめていた。
 時折、尾がゆるやかに揺れる。]


 ───。


[ニコラスが目覚めたのはどの時か。
 生前のあの騒がしさはない、いいこといだ。
 また少し尻尾が揺れた。]


[辺りを見回せば、何人か人がいる。
去っていくヘクターを見れば、あー、と声が漏れた。
モンドが死骸に声をかけるのを聞けば、そうかもなあと思う。
よく覚えてない。

なんか本人傍に居るけど、やあ!って話しかけられる鉄のハートは持ってない。
だから、並んでぼんやりして]

 ……あー。
 グレッグ?

[半透明が増えたことに、ぱちりと瞬きした。
ぐしりと目を擦り、今日は視界がぼやけないなあと思う]

 ……そっちこそ、死んでるよ。

[なんだか奇妙な会話だった] 


ミナカタは、ホレーショーが遺言を副船長に渡した事は知らないまま。

2014/12/13(Sat) 19時半頃



うん。死んでるッス。
だから俺も、おおばかもの。

[へにゃり、と顔を歪めて。
近くにやはり半透明のヴェラの姿を認めれば]

なんで……ニコを。

[低い声で唸ってから。
死人同士で言い争っても無駄か、と首を振った]


メモを貼った。


【人】 FSM団 ミナカタ

     − 第二甲板 −
[下も惨状だが、こちらも違わず血の匂いに溢れていた。
よく考えれば、自分もグレッグの血を乱雑に拭いただけだから、
顔や腕は血糊が残ったまま。
誰の血の匂いかも判らない。]

 ニコラスが殺された?
 ヴェラが人狼?でこっちも殺された。

[話を総合するとそうらしい。
副船長を見付けて、確認を取ろうとしたが、
傍にホレーショーの姿を見かけて足を止める。

こちらを見る目>>96がいつもと変わらない。
それが逆に、不気味だった。]

(114) 2014/12/13(Sat) 19時半頃

[静かなのはいいことだ。
 この料理人が、普段からこうだったなら、おそらくこんな事態にはならなかったろう。

 だが、後悔があるかといえば、ない。
 そも浮かびすらしない。

 話しかけられなければ、黙ったまま。]

[そのうち、グレッグが姿を見せた。
 彼も死者だということは、ホレーショー達の会話から知っていたし、そうでなくても匂いで分かる。
 だからと、特別な感情が浮かぶこともない。

 紅味帯びた、無機質な双眸を向けるだけ。]

 何故……?

[唸るような声に、不思議そうに耳が動く。]

 煩かったから、静かにさせようとした。


【人】 FSM団 ミナカタ

 ギリ―に、飲みものと食いもの貰いに来たんだが。

[ホレーショーが立ち去った後、まともに
この場を掌握出来ていそうな副船長に声を掛けた。

きっと下の事も既に知っているだろう。
自分からは何も言わなかった。]

 どこもかしこも、掃除が大変そうだ。

[ニコラスとヴェラだろう死体を見つめて渇いた笑いを漏らす。
どちらも……死んでも良いとは思わなかった。
薬を握った手に応えた昨日のニコラスを思い、息を吐く。
結局これの全ての引き金は自分だ。
悼む資格も柄も無いと、望むモノを探す為にそこを離れる。]

(117) 2014/12/13(Sat) 19時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[血に染まっていないものを見つけるのが大変だった。
結局水と、少しのパンを手にしてギリ―の元へと戻る。

静かに寝ていれば>>100、枕元にそれらを置いて。
中途半端に固まった右手をそっと擦った後、
セシルが待つグレッグの部屋へと向かった。]

(118) 2014/12/13(Sat) 20時頃

『煩かったから、静かにさせようとした』

[瞬間、頭にカッと血が上って]

こいつ……!

[ガラにもなく顔を赤くさせて、
ヴェラに向かって拳を振り上げ――]

……っち。

[すんでのところで、その動作をやめた。
ぷるぷると震える右拳を、左手で押さえて。
ああ、死人でも怒りは沸くんだな、と冷静に考える自分がいて。
それでも、沸き上がる怒りは抑えきれず]


この。化け物め……。

[らしくない口調で、唾棄するように言い捨てて。
瞬間、はっと我に返り]

……申し訳ないッス。ちょっと頭冷やしてくる。

[震える声で、ニコラスに視線を送り。厨房を後にした]


【人】 FSM団 ミナカタ

 セシル、待たせた。

[アル中のニコラスが全て飲み干す勢いで口にしていた為、
まともな酒は少なかったが、その中でもまだ残っていた
ワインボトルを手に、セシルに声を掛けた>>115]

 ……ニコラスが死んだ。
 と言うよりヴェラに殺された。
 ヴェラが人狼でニコラスをがぶり。
 ヴェラも副船長達に殺された。

[まだ知らないだろうと、今見て来た事を淡々と告げる。]

(120) 2014/12/13(Sat) 20時頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/12/13(Sat) 20時頃


【人】 FSM団 ミナカタ

 ……そうか、ヴェラはセシルが拾ったんだったな。

[驚きの声>>121に僅かに目を伏せる。
そう言えばグレッグも、ニコラスも。
ホレーショーや副船長が拾ったんだったか。]

 ヴェラは……人の姿をしてなかった。

(122) 2014/12/13(Sat) 20時頃

 生きてさえいれば、大人になれたのに。ほんとバカだな。

[昔に戻ったみたいに。昔よりは無気力な声で、年下の彼へ言う。
いつまでたっても少年としか思えない彼が低く下手人に声をかけて。
不思議そうに答える声に、ちろりと視線を向けた]

 グレッグ、ぐれーっぐ。やめとけよ。

[怒りに顔を歪ませて、拳を握る彼へ困った顔で笑う。
癖のように、しゃがみこんで。
まどろんだように死ぬ自分の死骸を、間近で眺めた]

 ……どうせろくな死に方しないとは思ってたさ。
 金のために人殺ししまくってたんだから。

[出来れば生きていたかったけども、と諦めのため息をついて。
ヴェラを見上げ、眉を歪ませて笑う]

 できればもう少しましな理由で殺されたかったけど。
 ……そんなにうるさかった?


【人】 FSM団 ミナカタ

 明日から美味い飯は食えそうにないな。

[それは料理長の不在を意味するのか、違う意味なのか。
どのみち、テーブルを囲んで馬鹿みたいに
酒を煽る日々は無いだろう。]

 お前も気を付けろよ。
 船先案内人がくたばったら、生き残っても迷子もいいとこだ。

(125) 2014/12/13(Sat) 20時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 あー、そうだな。
 ヴェラは人間とか人狼とかそう言う括りじゃなくて。
 「ヴェラ」って生き物って感じだものな。

[セシルの言葉にそれ以上は口にしなかった。
そして視線に促されるままグレッグの部屋の扉を叩くと。
中から猫の鳴き声が返ってきた>>41]

 キティ?

[この船にいる猫は一匹しかいない。
ホレーショーが中にいるのかと、一瞬緊張したが
手を止めるわけにもいかずに一気に扉を押した。]

(126) 2014/12/13(Sat) 20時半頃

[振り上げられた拳を、無機質な瞳が追う。
 避ける素振りも、反撃の動作も、それどころか眉すら動かない。
 諌めるニコラスの声が聞こえた。
 煩い、狂った笑いはそこにはない。いいことだ。]


 ───!

[化け物と言捨てられ、ビクンと耳が振れた。
 口調どうこうより、純粋に、声の大きさに驚いたのだが。

 人間から見れば、化け物であることは間違いはないのだろう。
 グレッグが怒る理由も、分からなくはない。]

 …………。

[声を震わせながらも拳をひいて、厨房から去ってゆくグレッグを見て、不思議そうに耳が傾く。]


ミナカタは、セシルのニコラスのスープの話に、黙って頷いた。

2014/12/13(Sat) 20時半頃


[こちらを見上げてくるニコラスに気付けば、ゆっくりと視線を下げる。]

 うるさかったな。

[質問には簡潔に。
 寧ろ、マシな理由がどんなものなのか分からないといった風に、無表情のまま首を傾げた**]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 FSM団 ミナカタ

 悪いが俺も誰も何も知らねえよ。
 ……寂しいって思うんなら、今のうちに聞きたい奴がいれば
 聞いとけよ。

[この船でさみしい、等と口にすれば弱味を見せたに等しい。
この状況でそれを口に出来る彼は、案外強いのだろうかと
そう思いながらも、自分も彼の事は知らない事を思い出す。
精々、悪夢を連れて来るオルガン弾きと言う位。]

 拾いモンって言えばキイチもか。

[そう言えば自分も拾いものをしていたと、
魚捌きの上手い男を思い出した。]

(129) 2014/12/13(Sat) 21時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

    − 回想 −
[海のど真ん中で木切れに乗っかっていた男を見つけた時、
今と同じ様に海は凪いでいた。
樽やら布やら色々浮かんでいて、船が沈んだ様にも見えた。
その中で何か使えるもの、と小舟で浚っていた所に
生き物を見つけた。それがキイチ>>1:235
見た事のない衣服に、髪や肌の色。
言葉が通じるかどうかも怪しかったが。]

 この海のど真ん中で生きてるんだ。
 不吉だろうが死神だろうが、悪魔だろうが、
 逆にこの船に相応しいだろうが。

[その生命力を気に入って、助けてみる事にした。
船長に問われれば。]

 役に立たなかったらバラして海に捨てれば魚の餌位にはなる。

[結局キイチは魚の餌以上に役立つ者として、
この船に居続けている。]

(130) 2014/12/13(Sat) 21時頃

 ……そりゃまた。

[悪びれる様子もなく、答えられて。
はは、と短い笑いひとつ溢すと、気が抜けたように項垂れた。

理不尽だ、とか。怒りとか。
思わない感じないわけではなかったが、殺されたときの記憶もないし。
多分、こっちも彼を殺してるし。

――もう文句言っても無駄だろ]

 fuckin'

[だが一言くらいは言っておこう。
クソッタレ]


【人】 FSM団 ミナカタ

 生魚とかカルパッチョ位だと思ってたけど。
 案外美味いな。

[キイチが捌いた魚を初めて食べた時の感想は悪くなかったはず。
もう一度、食べたい、ふと血に慣れた舌がそう感じた*]

(131) 2014/12/13(Sat) 21時頃

― 第二甲板 ―

[厨房を出る。ほう、と息を吐いた。らしくない。本当にらしくない。
自分の拳をじっと見つめて。やめとけよ、とグレッグを制したニコラスを思い出して]

……死んでからまともになったって。遅いッスよ。

[昔に戻ったみたいに、年上ぶって子供扱いしちゃってさ。
もう俺は大人だよ。なんだよ。なんだよ、もう]

なんか、調子狂うなあ。

[がりがり、と頭を搔いて。
でも、昔みたいなニコの姿を見て。
ひどく安堵している自分がいた]

……生きてるときに、まともでいてくれたらさあ。

[そしたら、もっと素直に接することができたんだ。
いっぱい話したい事があったんだ。いっぱい]


 ……天罰かねえ。
 天罰と思っとこうかな。

[呟きながら、立ち上がり。
どこへ行くというあてがあるわけではないが、グレッグも気になるし。
ヘクターの側にいれば、話せずとも。
少しはこの荒んだ心も落ち着くかもしれないと思って、厨房の中から出ることにする。

食事の用意をしないで厨房から出ることが、少々奇妙な気分で振り返る。
血塗れでまどろむ自分の死骸があった]

 ……向いてなかったなあ、海賊。

[ヘクターには感謝しているし、親しみも感じてなかったけども。
感想としては、そうとしか言えなくて。

ヘクターに申し訳なくなった]


【人】 FSM団 ミナカタ

    − グレッグの部屋 −
[過去に思いを馳せていた意識が、
キティの鳴き声に引き戻される。
上でこちらを見ていたホレーショーの事を思うと
何が起きるかと緊張していたが。]

 ……グレッグ……。

[そこには主人の意向なのか、良きライバルと認識していたのか、
グレッグの傍から離れないキティの姿があった。
そして今は静かに目を閉じられたグレッグ。]

 ……チビガキ。お前酒飲めるんだっけ?

[散々ホレーショーと酒盛りをしている事も、戦闘の後も
酒を飲んでいる事を知っている上でいつもの様にからかって。]

(132) 2014/12/13(Sat) 21時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 てめぇ、俺にウイスキー寄越さなかっただろう。

[だから、これだけだ。とコップに少しだけワインを注いで
枕元に置いた。
恨み事等言えない、言える筈もない。
彼が見たのは全て事実で、彼の言葉は……。]

(134) 2014/12/13(Sat) 21時半頃

メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 FSM団 ミナカタ

[キティが威嚇するように唸っているのは、獣と判っているからか。
それとも何か別のものを感じているのか判らないが、適当に
手を振って近寄らせず]

 セシル。ワイン、あんま残って無いが、これ飲め。

[風が凪いでいるとは言え、甲板は冷える。
舵取りがいなくなって、一番苦労しているのはセシルの筈で。
アル中の様になっては困るが、身体を暖めるには酒だろうと、
持って行けとテーブルに置いた。]

 グレッグ、悪いがちょっと家探しさせてもらうぞ。

[物言わぬグレッグに断りを入れて、
がさごそと家探しを開始した]

(135) 2014/12/13(Sat) 21時半頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/12/13(Sat) 21時半頃


【人】 FSM団 ミナカタ

 ……つまみ食いしないとは、エラい猫だ。

[部屋を漁る間、グレッグとキティを見るとキティはいつまでも
起きないグレッグに顔を寄せて、時折前脚で押したりしていた。
そんな事をしても目覚めないのに。
グレッグの傍には食べるつもりだったのか
パンが置かれていて>>28、それに手を付けないキティに
猫と言うより犬だなと呟いた。]

 しかし、それらしいのは無いなぁ。

[最初から解毒される事を恐れて、処分してしまったのか。
引き出しを漁っても、服をひっくり返しても、
それらしいものどころか何か詰まった瓶1つ見つからない。]

 セシル。見つかったか? 俺不発なんだけど。

[自分の探し方が悪いのかと、セシルに期待を掛け]

(142) 2014/12/13(Sat) 22時頃

―第2甲板―

 マトモだったらもっと早くに死んでた。

[厨房の外に出たとき、聞こえた呟きに答える。
自嘲気味に言う声は、生前の狂乱はないが昔のものとも違っていた]

 人殺すのが怖くてさ。でも、やんなきゃ殺されるから。
 酒飲んで殺して、そしたらその後には殺した罪悪感に耐えらんなくて、酒飲んで。

 酒がないと幻覚見えるようになった辺りで、ちょっとしまったかなあとは思った。

[キヒ、と小さく笑ってから。
低い位置にある頭を、べふべふ撫でておいた]

 お前みたいに強くなかったんだよ。ごめん。

[口角を上げた顔は、酔いどれのときと確かに同一人物だと思わせるあけすけな雰囲気があった]


【人】 FSM団 ミナカタ

[今はまだ左腕は動いているが、やはり感覚が無いせいか
力の加減が出来なくなってきていた。

解毒剤が見つかったとして、ギリ―は何とかなるかも知れないが、
放置し過ぎた毒が何処まで抜けきるか問題だった。
足か頭に回れば終わりだろう。
ギリ―の為にも、自分の為にも、焦りながら屋探しは続く。
船長の部屋の扉が蹴開けられたのも、
決闘が階下で行われようとしている事も、まだ知らない]

(147) 2014/12/13(Sat) 22時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ……何を求めて? 
 それこそ生きてる連中に片っ端から聞いた方が早い。

 俺は単純に陸に居場所がなくなっただけだ。

[セシルの興味が自分にあるかどうかは判らないが、
それ位なら答えられると、簡潔に口にした。
それ以上を求められれば、大雑把に話す位。]

(149) 2014/12/13(Sat) 22時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ……俺達にも理由があるなら。人狼達も何か求めてるんだろうな。

[ヒトと同じ望みだとしても、人と同じく生きられない。
一瞬解毒剤を探す手を止めたが、すぐに再開させる。]

(152) 2014/12/13(Sat) 22時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 あっという間だったから。痛みは無かったと思う。

[酒を飲み干し、グレッグを見つめるセシルに続けて
何の足しにもならない言葉を紡ぐ。
ただの自己満足の言葉に、左肩が疼いた。]

 やっぱりそうだよな。
 だとすると、先に誰か持って行ったか、グレッグが
 誰かに渡したかって感じか?

[毒に付いてはやはり毒消しは存在するで一致して>>151
推理する誰かは、1人しかいない。]

 ホレーショーに聞いて……教えてくれるかな。

[発見されればそれでよし、見つからなければ聞くしかないのだが、
果たして彼は今どこにいるのか、そして知っているのか
教えてくれるのかと色々悩ましいと声を上げた。]

(153) 2014/12/13(Sat) 22時頃

[fuckin' ───クソッタレ

 今まで何度となく向けられた言葉だ。
 死者から言われたのは、これが初めてだが。]

 ?

[何故これが天罰なのか、獣には理解できない。
 厨房から去るというなら、話すことがないのだから、止める理由も特にない。

 一瞬だけ振り向いたニコラスが、向いていなかったなと呟くのが聞こえた。]

 ……そういえば。

[ふとした気まぐれ。]

 ヘクターは、聲が聞こえるらしい。

[何の声であるか、とか、魂がヒトかどうかまで分かるらしい、とか、そこまでは話さない。
 いつもの言葉足らず。]


FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/12/13(Sat) 22時頃


 おまえは、あれによくまとわり付いていただろう。

[半ば独り言のように言うと、ふらりと、どこかへ姿を消した。*]


……しまったなあ、じゃないッスよ。

[ニコラスの声に応えて]

どんどん変わっていくニコみて。すごく心配だった。
それで。どんどん素直に喋れなくなっていっちゃって。

[普段は頭を撫でられるのを嫌がるグレッグだったが。
ニコラスのそれは、気恥ずかしそうに受け入れた]

……俺は強くないッスよ。

[自嘲気味に呟いたあと]

ほら。強かったらこんな透き通った身体になってないし。

[誤魔化すように、きしし。と笑って。
ニコラスとこうやって喋ることができたのが、すごく嬉しい。
死んでからも、こういう時間を残してくれた神様に。
少しだけ。感謝した]


― 第三甲板 ―

[兄貴の姿を追うように。ふわふわと第三甲板へ降りたグレッグが見たのは。船長室を蹴り開けるホレーショーの姿だった]

……兄貴。いったいなにを。

[掠れた声を出す。とても。とても、嫌な予感がした。
宝、盗られて……? いま、兄貴は何と言った]

弔い合戦とか。そんなの。良いッスから。
相手はあの船長ッスよ。

[必死に。サーベルを抜き放ったホレーショーに話しかける。
兄貴を止めようと手を伸ばすが、その指は宙を切った。
やめて。まだ間に合うから。
船長に頭を下げれば間に合うから。だから]

兄貴。そんなことしたら。下手すりゃ。

[不謹慎なことを考えて、途中で口を噤んだ]


メモを貼った。


【人】 FSM団 ミナカタ

 ……居場所?

[陸の代わりにこの船は居場所になったかと聞かれ>>156
軽く唸ってしまった。]

 追い出されてないから居座ったままだけど。
 汚く生き抜くなら他の船にも乗るかも知れないが。
 まだ出て行く気はないな。
 船長に借りはあるし。

[借りと言葉を変えてはみたが、居場所である事を否定はしない。
出来れば人狼騒動も誤魔化して、このまま船で生き続けたいと
思っていた位だ。]

(163) 2014/12/13(Sat) 22時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 人狼も、居場所を求めてるんじゃねえの?
 当たり前だな。
 人喰いの化け物なんて、殺すか殺されるかだ。

[人狼が求めるものは判らない。
だがどちらかが死ぬしか無いのは確かだと呟いて]

(165) 2014/12/13(Sat) 22時半頃

 あー……。ごめん。

[頭を撫でながら、困ったようにまた謝る。
こういうとき何て言えばいいのか分からない。学も語彙もない。
逆立ちしても、陳腐な慰めとかそんなものばかり出てくるだけだから、余計なことを言うのは止めた]

 強い、強い。
 少なくとも、俺よりは。

[そういえばこいつ、なんで死んだんだろうと思ったが。
聞いてもなにができると言うわけでもないので、訊くのはやめた。

代わりに]

 ……しかし、お前背が伸びなかったなあ。

[やっぱ栄養かなあ。などと。
マイペースに首を傾いだ]


[ふと。
動く生者がいると思って、視線を向けた]

 ヘクター。

[探し人は案外早く見つかり。
グレッグの頭をもう一撫でしてから、ふよりとそばによる。

ヴェラが言っていたことを思い出し、なんのことだったのかと思い首を傾いでから。
生前と同じく、後をついていくことにした。

なにをする予定もないときは、よくそうしていたように]


【人】 FSM団 ミナカタ

 グレッグがそこまでドジっ子だとは思えないが、
 ホレーショーには毒薬とか出来たら自慢してそうだし。
 あいつが一番知ってそうだ。

[セシルの同意>>166に頷くと、早速探しに行こうと漁った場所を
元通りまではいかなくとも、片付けて部屋の扉を静かに閉じた**]

(169) 2014/12/13(Sat) 23時頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/12/13(Sat) 23時頃


― 回想・第二甲板

それは、間接的に。
俺がチビだって言いたいんスか……?

[ぴくぴくと眉を動かしながら、ニコラスを見上げて。
あ、なんか見下ろされてるって状況がムカつく。
文句の一つも言ってやろうとするが。
再びふわりと頭を撫でられると、反論する気力も失せて]

……じゃあね、ニコ。

[へにゃりとした表情で、ヘクターについていくニコラスを見送った。自分も兄貴を追わねば、と*]


― 現在・牢前 ―

……あ。ああ。

[始まったホレーショーと船長の決闘を。
ただグレッグは手をこまねいて見守っていた。
船長の素早い剣戟をを、すんでの所でかわすホレーショー
自分はもう死んでいるというのに、恐怖でガチガチと歯が鳴った]

やめて。兄貴。お願いッスから。

[かつて、ころせばいいとのたまい、死を恐れなかったグレッグが。
絶望の化生のような船長にも、怖さよりも優しさを感じたグレッグが。
生まれて初めて――身を貫くような恐怖を覚えた]


メモを貼った。


―副船長室―

[グロテスク、が。武器の手入れをする光景への感想だった。
この程度じゃない所業を、酔った自分がしていたことなど知らずに。
ベッドに寝そべり、ヘクターの動きをぼんやり眺める。
仕事の合間によくそうしていたから、習慣のように今日も。

生きてたころは、ぎゃあぎゃあと騒いで怒られてた気もするが。
今日は酒が入ってないから、静かなもので]

 ……あ。
 俺の部屋の酒、持ってっていいですよ。

[などと考えてたら、溜め込んだ安酒の存在を思い出した。
聞こえるなどと思ってないから、独り言で言っておく。

死んだ味方の部屋から持ち出した酒も、襲った船から持ち出した酒も。
調理場から盗み出した酒も、街中で宝と交換した酒も。
もう飲めやしない。
鎖から解放された気分だ]


─ 甲板・船首楼 ─

[ふらふらと漂うように、足は、甲板へ向いていた。
 月が出るには、まだ少し早そうだが、空は少しずつ黄昏色に変わりつつあったろうか。

 誰も居ないことを確かめて、船首楼へと向かう。
 いたところで、どうせこちらの姿は見えないのだが。]


[覗き込んだ黒い海には、殆どと言っていいほど波がない。
 そういえば、昨日からずっと風も吹いていない。
 今頃になって、この船が、ずっと止まったままになっていることに気が付いた。

 ……止まっているからどうするということは、多分生前だとしても、何もないのだけれど。]


……兄貴っ!

[悲鳴のような声を上げて、ホレーショーに駆け寄る。
船長の一閃を受け、その腕からは血が流れていた]

こっ、これ以上。やめろォ!

[グレッグは思わず、激昂して。
ホレーショーを庇うように、両手を広げて船長の前に立ち塞がる。
その身体を、するりと船長はすりぬけて]

……あ。

[床に転がったホレーショーは、容赦なく踏みつけにされた]


[やや時を置けば、漸く、東の空に月が顔を見せはじめた。

 ───ああ、今夜も、朱い。

 思い出すのは、己の力を知った、あの日のこと。

 物心ついた頃には、もう親はいなかった。
 とはいっても、人ではなく、獣として。
 路地で残飯を漁ったり小動物を食らったりな、どこにでもいる野良犬。
 ただその野良は犬ではなく、狼だった。
 もっといえば、ヒトオオカミだった。
 いつの頃か、ヒトの姿をとれることに気が付けば、路地に干されている服を盗り、周りの人間がするように、着てみたりした。

 ただ、まだその頃は、自身の幼い爪が、簡単に人間を引き裂けるほどの力を持つことなど知らなかった。
 そして、人間の血が、肉が、残飯や小動物よりずっと美味だということも。


 ───あの日、路地で襲われるまでは。>>*15

 そして、返り討ちとした男達の血肉を齧るまでは。*]


……っ。

[息を飲んで、グレッグは決闘の行く末を見守る。
なにもできない自分の存在が。ひどく忌々しい*]


[生粋の獣は、ずっと、闇の中に生きてきた。

 はじめの頃は、人間に見つかり、危うく殺されかけたりもした。
 しかしやがて、音なく獲物を狩る術を覚えた。
 そして年齢が13を数える頃、路地で、狩ろうとした男に逆に捕まった。
 殺されるのかと思ったが、逆に、暗殺の仕事を持ちかけられた。
 寝床、食事、身柄の保証。
 怪訝に思いながらも頷き、その男のもとに1年ほど身を置いた。

 今思えば、あの男もまた人狼だったのだろう。
 自分と同じ、生来のものか、後天的なものかは知らないが。


 ───いつの頃からだろう。

 裏社会で『闇猫ヴェラ』などと呼ばれるようになったのは。]


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