人狼議事


54 CERが降り続く戦場

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視点:


【人】 双生児 オスカー

 ――成程  これが世界の悪か


[出血に朦朧としてきた頭はついそんな事を呟く]


[既に槍真とそれを追い掛ける"異形"の姿は校門の内側にあった。
 運良く辺りに生徒は誰も居ない(本当に良いのか判断に困るが)
 それでなくとも無駄に敷地の広い校内では高等部校舎までの道のりも少しある。
 真っ先に保健室に逃げ込みたい衝動を抑えながら、槍真が向かった先は、学園の一角。
 所謂生徒とは無関係な資材置き場だった]

(2) 2011/06/03(Fri) 07時半頃

【人】 双生児 オスカー

― 英雄学園敷地内部 ―


 結構、痛いな……

[相変わらず健脚然と走る足とは裏腹に、意識が弱くなっている]

 早く消毒したいんだけど――!


[ズキッ、と痛む左肩に尚や顔を顰める。
 資材置き場の中に目当ての物を見つけると、槍真は飛びつく様にして"それ"を手に取る。

 その一瞬止まった動きに、"異形"が今度こそ槍真の細身を噛み砕こうと――]

(3) 2011/06/03(Fri) 07時半頃

【人】 双生児 オスカー

  喰らえっ! 正義《エイユウ》の一撃 ――!!


[ ぶぅうんっ! ]

[銀の煌めきを真正面から受けた"異形"の一匹が、遠くの樹の幹に激突した。
 ふぉんっ、と空を切り裂く銀の鉄槌。
 それは紛うこと無き、法律《ルール》の鉄槌、鉄パイプ*1。

 これまで逃げ回って居た時と裏腹。
 挑む様に、『刈穿穂の極理者《ラシェルヴェンサー》』の名持つ英雄の視線が厳しく細められる]

[*1鈍鋼ノ正槌=仮初の平和齎される現世に在りながら、無力なか弱き人の子を嘆いた神が時代の中に授けた裁きの鉄槌である。 鋼の鉄槌を操る為の、世界を正す正義と善美の精神を備える資格者ならば幼子ですら手にする権利を有する、荒廃した現世に降臨する鈍色の物言わぬな法律《ルール》の代行者である。
 己より格上の悪。または鋼の一撃を物ともしない対象に効力を持たぬのが唯一無二の弱点]

(4) 2011/06/03(Fri) 07時半頃

【人】 双生児 オスカー

     槍真式必殺奥義・鉄の輪舞曲!!

(5) 2011/06/03(Fri) 07時半頃

【人】 双生児 オスカー

[朦朧する意識を裂帛の気合で無理やり叩き起こす。
 "異形"が追い付く事の叶わない程の俊足で、槍真は鉄パイプを振りかぶる]


           ぶぉおっ
                 ふぉおおっ
       ぶぁああんっ


[あらゆる角度から変幻自在に振るわれる鉄槌の一撃は、その穂先で"異形"をこれでもかと打ち据える。
 極普通の高校生である槍真。
 然しその常人離れした洗練に洗練を重ねた武術は、まるで舞《ロンド》の様に美しい]


       バサバサァッ――!

[再び"異形"と激突した樹木が鳴動して大量の木の葉を槍真の元に舞い散らせる。

 ――倒せただろうか……? ]

(6) 2011/06/03(Fri) 07時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ――まだ生きてる……
 あの毛が硬すぎるんだ……!


[ごわごわとしていて、それでいて下手をすれば鉄よりも固い"異形"の剛毛。

 やはり――倒せない!
 例え卓越した技術を以てしても。
 極普通の高校生でしかない槍真には――倒せない!!]


      ――くっ……!
            校舎まで逃げないと……!


[このままでは自分の身体が先に潰れてしまう。
 そして"異形"は倒せないまでも、何度も鉄パイプに、樹木に、打ち付けたお陰で動きは鈍く、今逃げ出せば見つからずに逃げ切ることが出来るかも知れない。
 そう悟ると、槍真は踵を返して高等部の校舎を目指して逃げ出し――]

(7) 2011/06/03(Fri) 07時半頃

【人】 双生児 オスカー

― 学園校舎 保健室 ―

   っ・・・――――


[とにかく肩傷の治療を。
 ただそれだけを考えて縋る様にやってきた保健室。
 だが、そこで限界だった]


  駄目だ……
  僕は……まだ…………

[血の気のすっかり失せた身体はくら、と揺らぎ。

 とさり、と倒れた、そこで槍真の意識は途切れたのだった――**]

(8) 2011/06/03(Fri) 07時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/03(Fri) 08時頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/03(Fri) 08時頃


【人】 双生児 オスカー

             『 ねぇ――本当に僕なんかで良いの? 』

   『 勿論!それが僕の栄華だ 』

                        『 『槍』だよ。か弱い君だけの―― 』

[夢を見ている――
 それは揺蕩う綿絹の夢であって漆黒い連綿の悪夢。
 それは微かに『糸』を揺らす様な夢で。
 それは確かに『夢』でしかなかった――]

      『 お好きな華は向日葵なの?お姫様《EMPRESS》? 』

                   『 やっ…やだ……っ 僕は只…… 』

           『 約束……僕が破壊(こわ)したのかな…… 』

(105) 2011/06/03(Fri) 15時半頃

【人】 双生児 オスカー




              グローラ
      ―― ゴメン δωρθο …………





 

(106) 2011/06/03(Fri) 15時半頃

【人】 双生児 オスカー

― 英雄学園 保健室 ―


 ………ここは……天国……?


[……な訳がないか。
 三秒くらいたってから自嘲しながら起き上った]


 保健室……かな。
 包帯は巻かれてるみたい。
 ……親切な人も居た物だね。

[負傷していた左肩には、キチンと適切な処置。
 女の子らしい丁寧な巻き方は、誰とも知れない助けてくれた誰かに感謝の念を絶えさせなかった]

(108) 2011/06/03(Fri) 15時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/03(Fri) 15時半頃


【人】 双生児 オスカー

 身体の血も戻ってる……
 それに随分と気持ちいいけど。

 良い夢でも見たのかな?

[頭の辺りが柔らかい綿絹《シルク》に包まれていた様な――そんな感触。
 膝枕の名残は、そして微かな残り香を髪に纏わせて]


 彼が手当をしてくれた。
 ……様には見えないよね。

[傍らのベッドでは、眠る一年生と思しき生徒の姿。

 そのまま彼は、片隅に転がっていた鉄パイプを手に。
 もう身体は大丈夫だと保健室を後にした]

(116) 2011/06/03(Fri) 16時頃

【人】 双生児 オスカー

 ― 英雄学園 正門 ―

[何やら正門が騒がしい。
 やたら物騒な鉄パイプを片手に、生徒の半数からは更にドン引きされたが――緊急事態だ]


 なんなの、あの……
 変人さんとペットボトルにしか馴染みの無い柄は……

[校門を取り囲む様に駐留する兵隊の姿。
 その輪の中心で、年下のそれなりに親しい知り合いが居るのを見て、槍真も何事かと好奇心旺盛に駆け寄る]

 陽(あきら)っ!
 どうしたの、この人だかり。
 それに明らかに、アルファベットの国の人にしか見えないし……

[鉄パイプを片手に、左肩には包帯を巻いた小学生にしか見えない槍真の姿。
 ――さて、初対面の人間にはどう映っただろうか]

(117) 2011/06/03(Fri) 16時頃

【人】 双生児 オスカー

 m...Me haven`t hell! i...I Your Justice!!


[必死に誤解を解こうとして、訳の分からない言葉になった]

 ……うえぇ、通じてるかな……
 何かそこの人、頭くるくる回してるよ……

 それから陽、僕は怪しい奴でもないからね!?


 僕は柊 槍真!極普通の高校二年生!


[言葉が通じるとはまだ思っていなかったが。
 それでも極普通の自己紹介だけはする]

(124) 2011/06/03(Fri) 16時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ……大統領……
 なんでこの国の学園なんかに――?

[理由が思い至らない。
 『――まさか、大統領こそが『機関』の黒幕……?』
 そんな事も考えはしたが、さすがにその考えは飛躍しすぎだろう、と自分自身を納得させて]


 あっ、怪我ならもう治ってる見たいだし。
 それにこれは持ってないと律法《ルール》が――

                         ――あっ、ちょっと陽!



[そう、華奢な腕を掴まれたと同時に]

(136) 2011/06/03(Fri) 17時半頃

オスカーは、テッドと触れ合ったその瞬間に "哭く"

2011/06/03(Fri) 17時半頃


【人】 双生児 オスカー






  《 ヒイィィィィイイイン 》




                       …ぇ……?


[ 触れられた腕の"気配"に 陽《ヒ》の輝きが 哭いた ]

(137) 2011/06/03(Fri) 17時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 喪われし天の伝承は語る――
  栄光の御手に翳されし"気配"を ]



 ……何……この、音は……


[ 其れは栄光を護る"気配"。
  栄光高き金色の女神《ディーウァ・アウリー》に相応しきは栄華の"気配"。

  それは陽以外には感知すら出来ない程に希薄な"気配"……
  アウルム《金》に最も近しき≪光≫の"気配"……

  そう――]

(138) 2011/06/03(Fri) 17時半頃

【人】 双生児 オスカー

           [ 例えば――  "熾気"  ]

(139) 2011/06/03(Fri) 17時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ――っあ……


[陽が飛び退く様に離れると同時に、音は途絶えた]


 ど、どうしたの?

陽……何か具合でも悪いの?


[ 槍真が感じたのは音のみで。

  "気配"は揺らがない
  "気配"は只、消えて仕舞いそうに揺蕩うだけ ]

(145) 2011/06/03(Fri) 18時頃

【人】 双生児 オスカー

 …………し……?

              ……え、何って……?


[言葉が聞き取れずに。
 その場に居た男達と思わず顔を見合わせてしまうが]



          [ 因果の意図は 絡んだ ]

(146) 2011/06/03(Fri) 18時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/03(Fri) 18時頃


オスカーは、ロビンの揶揄する声が聞こえたか、微かに眉を顰めながら振り返り……>>159

2011/06/03(Fri) 19時頃


【人】 双生児 オスカー

 初めまして!僕は柊槍真!極普通の高校二年生だよ!


[ 僕はまだ君の名前を知らないんだけど、英雄君って綽名されちゃう様な関係だったっけ?
  そういえば今日は何回も会うわけだけど、そろそろ自己紹介もしようじゃないか。
  でもまずは法律《ルール》を護ってみない?
  見た所一年生だし、結構大切なんだよ?年功序列《ルール》って ]

[そんな万感の思いを、見事なまでにオブラートに包んだ快活な自己紹介。
 厳しい言い方はよろしくない以上、この思いを集約したこの言葉は実にオブラート。
 ――先の不良の様な低能ではないだろうし。
 このくらいの意図は、きっと彼なら理解してくれるだろう。

 少しだけ失礼な下級生にそう笑顔で自己紹介。
 理解してくれるだろうと信じる槍真を取り巻く様に、風がひゅう、と小さく吹き抜けた]

(165) 2011/06/03(Fri) 19時頃

【人】 双生児 オスカー

― 魔界 冥獄摩天楼《ハディスタルタロス》 ―





      未だ『邂逅』に在らぬよ――



[くつくつと冥王は嗤う。
 黒の獣《ポーン》は粗雑な小石の様に。


 コツン――

 小石は白の栄光《クイーン》を遠ざける。
 白の熾気《ナイト》になるだけ近付けぬ様、小石はその数を増す。
 その闇《ヴィジョン》を視ては、冥王は又くつくつと嗤う]

(177) 2011/06/03(Fri) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー



        二千の刻の橋を架け

   『栄光』が出逢うは罪濡れの咎人(えいゆう)

   幼き扉と共に封じられしは栄光の番《フィアンセ》


      然し"槍"は 決 し て 目覚めぬよ――



                    ―― なぁ? 栄光《グロリア》

(178) 2011/06/03(Fri) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー





  コキュートス
 "氷結氷河"の封楔は 彼方御前様の命を以て緩むのだから ――





 

(180) 2011/06/03(Fri) 19時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/03(Fri) 19時半頃


【人】 双生児 オスカー

 あれ、何時の間にか。
 確か、一年生だったっけ?

[何時の間にか近づいていた女子生徒がにこやかに手を振る。
 ぴこぴことした灰色の翼は見覚えがある。
 結構なインパクトがあったから]


 ……大変……?
 一体、何が……?

[そうして曇天(そら)を見上げる女子生徒に見習おうとするが、少し見る場所がずれている為に、視界に見出せない。

 ――視線は 繋がらない]

(187) 2011/06/03(Fri) 20時頃

オスカーは、ポーチュラカに、冥王は嗤う。 何に――?  因果を。

2011/06/03(Fri) 20時頃


【人】 双生児 オスカー

 "英雄"、じゃなくて。
 僕は柊槍真って名前があるからそっちで読んでほしいな……

[転校生にまで"英雄"呼ばわりされると、少し凹む。

 微かな含みに、槍真が気付くことはなく]

(197) 2011/06/03(Fri) 20時頃

【人】 双生児 オスカー

 ――僕は高校二年生だっ!!


[怒鳴り返す。
 同時に、鉄パイプを眺めて舌打ちをするや否や、槍真の足はダッ、と校舎の方へと駆け出す様に]


 直ぐ戻る! "撃ち落とす"くらいなら出来るかも知れない!


[ ――そう。 逃げたのではない。
  取りに行ったのだ。

  『もう一つの獲物』を ]

(200) 2011/06/03(Fri) 20時頃

【人】 双生児 オスカー

― 英雄学園 屋上 ―


 世界の律法《ルール》は悪を赦さない――!


[暫く後。
 正門ではなく、屋上に現れた槍真は、"それ"を手にしている。
 上空には、多数の黒い影と、萌ゆる緑。

 ――黒に紛れて、何かが見え隠れするが、その姿は視えない]


 ―― 今  悪を撃ち抜く !!


[ギリリ、と"それ"が軋む。
 風に煽られて右手ではためくのは、純白の羽根――]

(204) 2011/06/03(Fri) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー

          英雄流派・白鳥の撃!!

(205) 2011/06/03(Fri) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー

[屋上から狙い過たず、"矢"が放たれる――]



     バサァッ・・ァアアァッ――! 


[弓から矢が放たれると同時。
 槍真の取り巻く様に舞い踊るのは純白の羽根。
 優美な白鳥の美しさを感じさせるような白羽の舞。

 遠くで、黒の一つが墜落していく様を視ながら。
 力強い一撃の名残には、羽根がゆらりゆらりと舞っていた――]

(206) 2011/06/03(Fri) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー

[槍真は槍と弓に関して"のみ"、類稀な能力を持つ。
 尤も、弓は免許皆伝程度で、槍程扱いに長けている訳では無いが。
 ――だが、先程は鉄パイプですら仕留めれなかった異形。
 それが落ちた秘密は、"矢"に込められている]


 悪を打ち倒す武器は、何時でも正しき律法《ルール》……ってね。


[ そう――『破魔矢』だ ]

(208) 2011/06/03(Fri) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー

[白鳥の破魔矢は異形の悪魔を撃ち落とす。
 その数も十分に減少してきた所]


 これで最期《ラスト》ぉっ!

[ギリリィッ、と弓を強く軋ませ、右腕に全力を籠める。
 まだ優美さに重点を置かれた一撃とは違う。
 ただ純粋に精度の練り上げられた一撃。
 それもまた、朝日の様に限りなく美しい――]


 想いをこの矢に込めて――
                   未来《アシタ》を射抜けぇっ!!


[強き撃が 未来《アシタ》を穿つ ――!]

(228) 2011/06/03(Fri) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー

       英雄流派・日出《ヨアケ》の穿閃!!

(229) 2011/06/03(Fri) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 日出《ヨアケ》へ向かう熱い魂を一本の矢に込めた一撃! ]


        シュィィイインッ―――!


[そのまま、雲向こうの太陽を射貫きそうな破魔矢は悪魔を穿ち]




   ――・・・打ち止めぇ…………

[破魔矢が尽きたのを認めて。
 疲れたとばかりにその場で大の字に倒れ込んだ]

(230) 2011/06/03(Fri) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ………………まったく。

 今日は世界の厄日なのかな。
 僕が一体何をしたんだよ。

[続けざまに戦う世界の悪。
 正直わけのわからない非日常に、槍真は辟易した様に溜息を吐く。

 ――とりあえず下に降りよう。
 さっきの人達ともまた話しなきゃ行けないし]

[ ――そう思って屋上の扉を開けて ]

(247) 2011/06/03(Fri) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー

― 酒場「デーフェクトゥス」 ―


[微かに見覚えのある様な入口。
 静かな雰囲気に鼻を擽るのは酒の臭い]


 ―――……

[ ――背後を振り返る。

 屋上。
 迷わず扉を閉めた。

 すぅ、はぁ、と二回ほど深呼吸を繰り返して。
 改めて扉を開けて――]

(248) 2011/06/03(Fri) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー

― 酒場「デーフェクトゥス」 ―


[微か処でなく見覚えのありすぎる入口。
 静かな雰囲気に鼻を擽るのは酒の臭い。
 嗚呼、眩暈がしてきそうなのは酒場だからなのかな]


 ―――……

[ ――背後を振り返る。

 屋上。 ]


 ―― どういう事……?

[極普通の高校生が体験するには不可思議な白昼夢に、眼を瞬かせるしかなかった]

(249) 2011/06/03(Fri) 21時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/03(Fri) 21時半頃


【人】 双生児 オスカー

 星流の……

[夢と言う事にして、一眠りしようかとも考えたが
 星流の名前を耳にして、思わず後ろ手に扉を閉めてしまった。

 ――それと同時、屋上の扉は通常の時空に繋がる]


 弾かれた客って事は……
 もしかして、この店。アーケードの?

[見るからに酒場と言う事も手伝ってそう思い至るには然程時間は掛からなかった]

(259) 2011/06/03(Fri) 22時頃

【人】 双生児 オスカー

 ……あ、ご、ごめんなさい。

[初めて見る白金の鎧の様な物を着込んだ女性に軽く叱られ。
閉めた扉を振り返りながら頭を下げる。
 少しばかり、妙な会話が聞こえた所で]


 ……ネルルン……だっけ?

 君、どうしてこんな場所に居るの

[ジュース片手に陽気に手を振るネルの姿が非常に場違いな様でいて非常に自然である事に、ある種の諦観と苦笑を憶えながら適当な席に着く]

(263) 2011/06/03(Fri) 22時頃

【人】 双生児 オスカー

 ……貴方は……?

[そして今現在酒場に居る後一人。
 まるでこの場所から、自分の戦いを見物されていたかの様な口振りに、槍真の瞳がパチパチと瞬きを繰り返す]


 ……僕は柊槍真。極普通の高校二年生です。

 お酒は、飲める事は飲めるけど……
 ううん、飲むけど。

[少しだけバツが悪そうに目線を逸らした]

(271) 2011/06/03(Fri) 22時頃

【人】 双生児 オスカー

 …………?
 ………………よくわかんない。

 とりあえず、『何処からでも来れる変な酒場』って考えたら良い?

[頭の回転、は兎も角。さほど頭の良い部類でもない槍真には、今一完全なる非日常の説明を為されても到底理解には及ばず]

 あ、コーラ。
 ありがとう、丁度喉が渇いてて……


  ―― 『堕ちし栄華の星翼《フォールンエンジェル》』。
  …………あります?

[そして、珍しくも度数の高いカクテルの銘を口にした]

(277) 2011/06/03(Fri) 22時頃

【人】 双生児 オスカー

[酒をパスタにされた事には、ちぇ、と残念そうに]

 ……えぇっと……?

 ネルルンは置いておいてー。
 お姉さんは何をさっきから話してる……んだろう?

[ただ、見るからに温和な雰囲気とは懸け離れている戦乙女は、真正面切って声を掛けるに少し憚られる存在だった。

 ちびちびとストローからコーラを吸い上げながら、話に聞き耳を立てる]

(288) 2011/06/03(Fri) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ……多くの神が滅悲を迎えたのは二千年前。


[唐突に槍真の口から呟かれた言葉は、一瞬酒場が静かになった時]

 空の星々が荒れ狂って世界を壊しまわる。
 その身を盾に神々はその命を散らせた。

 ――魔界戦争。

 冥王《ルシファー》の再来。
 熾天使《セラフ》嘆いた熾翼《ウタ》
 ≪栄光≫の悲劇《カタストロフィ》


 …………でしたっけ?

[聞いたことのあった神話。
 正しいかどうか、ムパムピスを振り返った]

(297) 2011/06/03(Fri) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ―― 僕は嫌いだけどね。この話。


 ……感覚的に。
 僕は別に天国信じる性格でもないから。

[付け加える様にして肩を竦めた]

(301) 2011/06/03(Fri) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

 そりゃあそうだろうね。

 世界が紡ぐのは≪光≫の正義だけ。
 何時の時代も勝てば官軍、負ければ賊軍。
 咎人は顧みられる事は無い。


[―― ネルにとっては鼻に付く槍真の"堕気"。

 ……微かに。
 微かにでもネルが当時を思い返す事があったのなら。
 槍真に何かの"面影"を見出したかも知れない。
 然しそれは未だ確信には至れない程希薄な物―― ]

(322) 2011/06/03(Fri) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

       [ 例えば―― "二千年前の熾姫都" ]

(324) 2011/06/03(Fri) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

 へぇ、マスター結構物知りなんだね。

 ――そういえば、マスターは名前なんて言うの?

[しみじみとした様子で語る彼に感心しつつ。
 パスタはまだだろうかと催促しながら名前を訊いてみた]

(327) 2011/06/03(Fri) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

 それじゃあ、ママさんでも?

[にや、と槍真にしては珍しくからかう様な視線を投げかけて]

 ――冗談。
 ゴドウィンさんね。まぁマスター、で良いや。


[出されたペペロンチーノに笑顔を浮かべ。
 食べ始めては「辛っ!」とコーラに手を伸ばす]

(348) 2011/06/03(Fri) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

 ―― 正義を語る事って……夢だと思う?


[フォークを巻き付けたパスタを口に運びながら。
 それはふと、ゴドウィンを試す様に。
 表情は特別な他意がある訳でもなさそうだが]

(350) 2011/06/03(Fri) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

 無力なその手で、世界の律法《ルール》を護る。

 でも現実は違う。
 この終焉に歩いていく世界は、小さな正義を顧みない。

 
 それでも世界の律法《ルール》を護ろうと。

 悪を赦さないと戦うのは。
 泡見たいな夢だと思う――?

[彼ならどの様な答えを出すだろうか。
 少し興味を持ってしまって。
 この不思議な酒場のマスターにそう問うてみた]

(351) 2011/06/03(Fri) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ――なんて。
 子供みたいなこと聞いてるけどね。


[立ち去るムパムピスに、手を振りながら。
 流石に少し恥ずかしい事を言っただろうか、と誤魔化す様にゴドウィンに笑って見せた]

(354) 2011/06/03(Fri) 23時半頃

オスカーは、ゴドウィンの返事が意外だった様で、目を丸く開いて

2011/06/03(Fri) 23時半頃


【人】 双生児 オスカー

  ―― マスター、言うね……


[悩む様子もなく言い切ったゴドウィンの事を尚興味深そうに見詰める>>363]

 胸を張って……大いに語る。
 僕が世界の律法《ルール》を護れるなら……

 ―― 夢《オモイ》は現実《ヒカリ》になる

[思案する様に眼を閉じる]

(393) 2011/06/04(Sat) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

[ それも又、槍真の気づけないPARA-DOX《矛盾》

  『世界の律法《ルール》を護る』
  『僕がやらないといけない』

  ――何時から、そう考えていたのだろう ]

(394) 2011/06/04(Sat) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

 あ……御馳走様。マスター。
 幾ら?

[物思いから立ち戻り。
 思い出した様に食べきった皿を返しながら、財布は何処に在ったかと漁る]


 フィルさん、誰かと待ち合わせでも?


[勝手に縮めた愛称で、戦乙女を呼ぶが。
 まさか、相手が陽であり。
 どころか、この星《チジョウ》を破界しようとしている等、考えもつかないが]

(395) 2011/06/04(Sat) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

 ……学生多いね……
 始めて視る顔だけど。

[新たにやってきた同じ学園の制服を来た男>>367
 彼が、今日商店街で騒ぎを起こしていた者だとは気付く事もない]


 ……僕もそろそろ、学園に戻らないと。

 あー……
 でも、大丈夫なのかな。
 戻っても屋上から下に降りれなきゃ意味がないし……

[そこで、元々この酒場で休む事になった原因を思い出して]

(405) 2011/06/04(Sat) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

 しっ、死ぬ覚悟……?

[物騒な言葉に一瞬たじろぐが。
 その動揺は然程時間を置かずに収まる]


 ……世界の危機《ヒメイ》が近いんでしょう?
 なら、僕が護らなきゃダメだよ。

 僕もいく。


[鉄パイプと、屋上でも使った、弓道部から拝借した変哲ない木弓を示して]

(412) 2011/06/04(Sat) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

 え、この店潰れちゃうの?

[ゴドウィンの言葉に、そうなのだろうかと少し残念そうに]

 元々、どうやって来れるのかもわからないけど。
 ……また来るよ?

 それか、また会えるよね?

(416) 2011/06/04(Sat) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

 うん、ありがとう。

 『次』の時はそうしてみる……!


[扉は雨が降り出した街に今続いている。
 フィリッパに続く様に、槍真もまた、同じ場所へと飛び出して行った]

(419) 2011/06/04(Sat) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

― 雨粒照り返すアーケード商店街 ―

 ……ここは。
 ………商店街かな。

[きょろきょろと辺りを見回して。
 今槍真が居る場所を確認している間に声を掛けられ]


 えぇっと。
 とりあえず、学校に一度戻ろうかなーっ……て……


 ――フィルさん?


[振り返った時には、既にフィリッパの姿は宙に消えていた]

(439) 2011/06/04(Sat) 00時半頃

【人】 双生児 オスカー


 ……なんだか、嫌な雨だな。


[濡れる。
 雨に打たれて身体を濡らしながら、槍真は学園までの路を走る]


 天空(そら)の流す涙みたい。
 まるで……崩れる世界に悲しんで……


[今はまだ《雨》にそれ以上の悪寒は抱かない。
 しかし、何故か槍真の心には、この雨が嫌な物に視えた]

(448) 2011/06/04(Sat) 00時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/04(Sat) 00時半頃


【人】 双生児 オスカー

― 世界の終焉(おわり)に英雄集う要塞近く 正門 ―


 ――…… 星流!!


[正門で雨に打たれたままの星流の姿を見つけ、駆け寄る]

 良かった……変な猛獣に絡まれなかった?
 今日ずっと変な事ばかりで。


[そして、彼の見上げる要塞に気付いては見上げる。
 ――何故こんなところにあるのだろう]

(458) 2011/06/04(Sat) 00時半頃

【人】 双生児 オスカー

 とりあえず雨宿りしたーい。

 もう、身体びしょびしょ。
 一回こけてこの有様。

[現在、槍真の衣服は、制服は当然。
 中に着込んだ衣類全てが水浸しになっている。
 学ランは無駄に重く、シャツは肌に張り付いて透けている]


 ……この学校。
 文字通りに終焉(おわり)を迎えちゃったのかな。

[兎に角、要塞の中に入ろうと星流を促す。

 ―― 『要塞の中』に入ろうとする事が出来る ]

(473) 2011/06/04(Sat) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

 ……あれは何だ……?

[雨の降る曇天の雨雲。
 心成しか常のそれよりも尚漆黒い色合いのそれが幾重にも重なって。
 世界に差し込む≪光≫が、塞がれている]


 ――フィルさん……

[そんな中、幾筋物の≪光≫が天の柱の様に地上を照らし。
 飾り気なく自然に、優美に。
 そして荘厳なる『天使』であるかの様に降り立つ彼女。
 そんな彼女に]

(489) 2011/06/04(Sat) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

                              [ザワリ]

["堕気"が瞬間、重厚に囁く。
 相変わらず、それは槍真の奥深くに秘められた"気配"のまま。
 然しそれは、この漆黒い曇天の中に曝されているからこその錯覚と思い込むかも知れないが――]

[『天使』を気取る様な戦乙女。
 先程の時とは纏う雰囲気も違う彼女へと槍真が抱いた感情。
 本人すら、気付くことの消してないその感情の名前]

(491) 2011/06/04(Sat) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

          [ 例えば―― "嘲笑" ]

(493) 2011/06/04(Sat) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

 何、言ってるんだろう…・・・


[曇天(そら)に響き渡る様な声で鬨を上げる戦乙女。
 但しその内容は槍真の理解の範疇を若干超えていた]


 星流、どうしよう?
 あの人、この要塞の中の誰かに興味があるみたいだけど


[ここから離れちゃおうか、と言外に。
 そんな実質意味のない提案を持ちかけるだけ持ちかけた]

(494) 2011/06/04(Sat) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

 星流、具合悪いんでしょ?
 風邪ひいてそうだし

[先程こめかみを抑えていた幼馴染を心配する様に。
 星流について、開かれた要塞の扉を槍真は潜る。


 ―― 『潜れた』。 ]

(519) 2011/06/04(Sat) 02時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ――あのー……

 誰か。
 替えの服……持ってない……?



[たはは……。誤魔化す様に笑いながら、雫を垂らす服の裾を摘まむ。
 随分濡れて、服が役目放棄を果たしてから久しい。

 星流を心配する槍真こそ、風邪でも引きそうだった]

(523) 2011/06/04(Sat) 02時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ……柊槍真、ね。僕の名前。

[雨に打たれた所為か、あの快活な自己紹介をする元気はさすがにない>>528
 慌てた様子の女子生徒が、槍真の怪我について口にして]


 あ……ありがとう。

[彼女が肩の治療もしてくれたと言う事は知らない。
 ただ、丁寧に治療してくれたお陰で、傷口が開く様子もない]

(540) 2011/06/04(Sat) 03時頃

【人】 双生児 オスカー

 んあ"……?

[次いで聞き覚えのある声に振り返り、顔を思い切り顰める。
 先に、自分を遠慮なく子供扱いしてくれやがった軍人。
 疲労もある今は怒りも顕著に表れて。
 微かに青筋を浮かばせながら]


 勝手に墜落してた御身分で良く言うよ。
 屋上からちゃんと援護しただろ


[確かに、援護はした。"援護"は]

(541) 2011/06/04(Sat) 03時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/04(Sat) 03時頃


【人】 双生児 オスカー

[服は誰かから貸して貰えたか。
 ――さもなくばこの『要塞』には何着程度かはあっただろう。

 女の子の居る場所で着替える事も出来ないと。
 少し奥まった場所に引っ込む際]


 ……星流。

 何か、悩み事でもあったの?
 言ったら、すっきりしちゃわない……?

[近い内に死ぬ、と物騒な事を言い出した幼馴染に>>533
 結構本気で心配しているのだが]

(547) 2011/06/04(Sat) 03時頃

【人】 双生児 オスカー

『《運命》は、何かを変えるために与えられるもの』、か。

[さっきの女子生徒――アリス、には一部視られた事は知らないが。
 余り"身体"を視られたくは無い。
 奥まった物陰で手早く着替えようとした時に聞こえる、修道女《シスター》の言葉]


 『変えられない物』は、何て言う名前なんだろう。


[他意があった訳では無いが、ポツリ、とそんな言葉を呟いた]

(551) 2011/06/04(Sat) 03時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ……そう。

[聞かれて居たか>>557
 言い切られては苦笑するしかない。

 何せ、槍真自身、何故そんな事を呟いたのか。
 それは自然と胸の内に湧き上がった言葉だったのだし]


 もっと複雑に考える物じゃないの?
 《運命》なんて、大きい言葉ってさ。


[濡れそぼった制服等に変わり。
 制服に近い、黒一式の服に着替えた槍真が再び姿を見せて。
 返答を求める物ではない言葉をそう呟いた]

(564) 2011/06/04(Sat) 06時頃

【人】 双生児 オスカー

 ――この惑星が、壊される……!?


[それから、アリスに簡単に事情を説明されるのを、星流と一緒になって聴く。
 超上位種《エルダーロード》とは何だろうかと最初は首を傾げた。
 どうやら、今もこの『要塞』の前に聳える戦天使の様で]


 つまり、陽はこの惑星を人質に、陽自身を要求されてるって事なの?


[確かめる様にそう問うてから、暫く槍真は口を閉ざし]

(565) 2011/06/04(Sat) 06時頃

【人】 双生児 オスカー

  ―― そんなやり方、世界の律法《ルール》に背いてる!!


[ガッ、と立て掛けていた鉄パイプを手に取る。
 そして、槍真は駆け出す様に真っ直ぐ、要塞の外へと。

 ――当然一度は誰かに止められるだろう。
 あの戦乙女の力を考えると、それは自殺行為だ]


  だったらどうするって言うんだよ!
  このままこうして時間を無為に過ごすつもり!?

(566) 2011/06/04(Sat) 06時頃

【人】 双生児 オスカー

 君達は惑星《セカイ》を見殺しにするの!?


 そんなの僕は絶対に嫌だ!

 フィルさんも話せば解ってくれるかも知れない!

 もし解らないなら、命を懸けてでも!

(567) 2011/06/04(Sat) 06時頃

【人】 双生児 オスカー

 平和の律法《ルール》は護らなきゃならないだろ!


[必死な槍真の想いは届いただろうか。
 ぐる、とその場の全員を眺める。

 同じ学校の生徒、軍人、修道女《シスター》、大統領――
 視線を絡み合わせる様に全員を順繰りに見回す。


 その最期に、咎人(えいゆう)の視線は絡み合う。

 《栄光》と二人―― ]

(568) 2011/06/04(Sat) 06時頃

【人】 双生児 オスカー





[ その"邂逅"に 《栄光》は気付けた――? ]




(569) 2011/06/04(Sat) 06時頃

【人】 双生児 オスカー


  その漆黒の髪を≪栄光≫は知らない――

  その紅晶玉《スピネル》の瞳を≪栄光≫は知らない――

  その少年の姿形を≪栄光≫は知らない――


    ――なのに、知っている。


  その"熾気"は 嘗て≪栄光≫と共に在った気配に――

 

(570) 2011/06/04(Sat) 06時頃

【人】 双生児 オスカー




       ―― 共に在ると誓った ――



     ―― 『神の鋭槍』の"熾気"に ――



 

(571) 2011/06/04(Sat) 06時頃

【人】 双生児 オスカー


  ――………行ってくる。
         平和の律法《ルール》を護る為に。



[やがて絡み合う視線の糸は解ける。
 それは刹那の"邂逅"だった。


 英雄は 雨の降る戦場へ――]

(573) 2011/06/04(Sat) 06時頃

【人】 双生児 オスカー

― ≪光≫輝ける戦乙女《エルダーロード》聳え立つ戦場 ―


     ―― …………

[歩み寄る槍真の携える武器。
 哀れになる程貧相な鉄パイプ。

 ――然しどんな聖剣、どんな神剣にも負けない物がある]


    フィルさん……どうか手を引いて下さい……!


[  そう  平和の律法《ルール》を護る精神**   ]

(574) 2011/06/04(Sat) 06時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/04(Sat) 06時頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/04(Sat) 06時頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/04(Sat) 15時頃


【人】 双生児 オスカー

― 少し前/《雨》降りしきる庭園 ―


 なんといっても駄目です。
 この惑星に住む人達に取っちゃあなたのやろうとしている事は最悪の手段じゃないか。
 ……確かに、その時空歪《クロノノイズ》なんて物は僕には視えもしないけど。


 ――だからって平和の律法《ルール》は簡単に破られて良い物じゃない!

[だが、背後からは陽がやってき、槍真の存在は丸きり無視された>>643]

 フィルさん!!

(700) 2011/06/04(Sat) 15時半頃

【人】 双生児 オスカー

 な、なんとか。
 でも陽、ここは危ないよ


[槍真自身の事を完全に棚上げする様に>>661
 心配してくれた陽を逆に心配する様子を見せる]

(701) 2011/06/04(Sat) 15時半頃

【人】 双生児 オスカー

 堕の気《アウラ》……?
 因果が集まる場所……?

[戦乙女の紡ぐ言葉には一歩理解が遅れる>>677]


 『……滅びを望むものは、貴君のすぐ後ろにもあるのだ!!』

[然し彼女のその言葉には、内心ビク、と動揺した。
 恐らくきっと、彼女の言葉は比喩なのだろうが。
 丁度その時、槍真は陽に庇われるよう、陽の背後に居たから]

(702) 2011/06/04(Sat) 15時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ―― そんな傲慢が通ると思ってるんですか!!

 ここには貴方の知らない沢山の人が居る!
 ここには貴方の知らない沢山の愛が在る!

 それ全てを虫ケラと呼んで破界(こわ)す権利は……
 貴方には無いっ!!

[戦乙女の高慢にして傲慢な言葉>>682
 話が終わる時、槍真の意識は怒りで沸騰していたが]

(703) 2011/06/04(Sat) 15時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ……わぁああっ!!?


[か弱き人間を瞬間に蒸発させる熱風が吹き荒ぶ。

 ――否、熱風とは随分可愛らしい表現。
 それは『灼風』。
 灼熱の焔をそのまま吹き付ける様な、死の風]


[極普通の高校性でしかない槍真は、跡形もなく……]

(704) 2011/06/04(Sat) 15時半頃

【人】 双生児 オスカー






  ≪- 嗚呼 八重咲の栄光 白き優しき華よ -≫


             ≪- 嗚呼 其は咎人の≪光≫呼び覚ます無二 -≫





(705) 2011/06/04(Sat) 15時半頃

【人】 双生児 オスカー



 …………いき……てる……?


[・・・・・恐る恐る。
 固く瞑った眼と、自身を庇う両腕をゆっくりと下げて、槍真は自分の命を再確認する。

 ――眼の前には、羽の様なマントがはためく]


 ……護ってくれた……?


[ ―― "違う" ]

(706) 2011/06/04(Sat) 15時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ……っ……!!


[グッ。
 鉄パイプの感触を確かめて、死を齎す戦乙女を睨み据える。
 彼女の言う通り、説得する事はもう不可能なのだろう。

 ――ならば、槍真は戦うのみだ。
 この世界の。
 この平和の律法《ルール》を護るにはそれしかないのだから]

(708) 2011/06/04(Sat) 16時頃

【人】 双生児 オスカー




  ≪- 嗚呼 栄光の引き金は罪濡れの≪光≫を呼び覚まし -≫



         ≪- 嗚呼 熾翼《ウタ》と堕翼《マイ》は高鳴り出す -≫




(709) 2011/06/04(Sat) 16時頃

【人】 双生児 オスカー

   貴方を止める―― っ!!


[槍真が疾駆(かけ)る!]

[その速さは常人を微かに超越した物。
 何故と思わず考えて仕舞う物も居るかもしれない。

 飛来する幾千、幾万にも思える細剣の束の間を縫って駆け巡る]


 喰らえ!律法《ルール》の齎す正義の一撃を!! 


[肉薄した戦乙女へ繰り出されるは、律法《ルール》の鉄槌!]

(710) 2011/06/04(Sat) 16時頃

【人】 双生児 オスカー

   槍真式奥義・律法《ルール》の鉄槌!!

(711) 2011/06/04(Sat) 16時頃

【人】 双生児 オスカー

[渾身の力と共に、律法《ルール》に対する熱い想いを籠めた渾身の一撃――!!]



   喰らえぇええっ!!!


[小細工なし。
 真正面からの愚直にして重い一撃は魂に響く力となる――!

 超上位種《エルダーロード》へ、律法《ルール》の裁きが降されようと]

(712) 2011/06/04(Sat) 16時頃

【人】 双生児 オスカー

  ――!

[鉄槌は届かない。
 戦乙女の無造作な蹴り出しを槍真も喰らい、小さな身体は一時吹き飛ばされる]


 いったぁ……!

[だが然し不可解な事に。
 例え無造作と言えども手加減を加えた訳では無い超上位種《エルダーロード》の一撃。

 ほんの少し鈍痛が残る程度では済まない筈なのだ]

(724) 2011/06/04(Sat) 16時半頃

【人】 双生児 オスカー

[大統領は左腕と両足で戦乙女の左腕を極めに行く。
 それが以下に無防備かと言う事を、槍真も気付いている]


 危ないっ!

[俊足を以て、槍真の姿が戦乙女の背後に回り込む。
 そこからの一閃突き。
 それに気を逸らさせ、大統領への致命打を防ぐ]

(725) 2011/06/04(Sat) 16時半頃

【人】 双生児 オスカー

 僕が護ったのは生命の律法《ルール》です


[護ったと言う行為が自尊心に降れたのか。
 怒りを向ける大統領ではなく、正面に敵対する戦乙女を油断なく見詰めたまま、槍真はハッキリと答えた]


 眼の前の人が危ない時に手を差し伸べる。
 それは只の世界の律法《ルール》です。


[スゥ、と穂先に見立てた一端を戦乙女に向ける上段の構え。
 例え槍ですらない、鉄パイプでもそれは凛々しく様になる]

(731) 2011/06/04(Sat) 16時半頃

【人】 双生児 オスカー

     槍真式必殺奥義・英雄の騎士!!

(735) 2011/06/04(Sat) 17時頃

【人】 双生児 オスカー

[宙高くに跳躍した槍真が、虚空で槍を振り回す!]


  ブァン―っ!
   ブァァン――っ!!
    ブァアアン―――っ!!!


[栄光ある騎士の様に頭上で鉄パイプが流転する。
 それは微かな乱れも無い完璧なランスチャージ。

 そして勢いを持った騎士の如き猛る一閃。
 それは宙から戦乙女を貫く様に落下する!]

(737) 2011/06/04(Sat) 17時頃

【人】 双生児 オスカー

 ちっ……
 でも、甘いね……!

[命中率の低い頭上からの攻撃に命中等期待はしてなかった。
 だが、陽に何か手の内がある事を直前に横目で見ていたから。

 そう、槍真の一撃は囮。
 陽の一撃こそが、戦乙女を穿つ本命!]

(754) 2011/06/04(Sat) 17時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ぐしゃり。 と陽《ヒ》の力が掌に潰れた]


  なっ……!?

[余りにも呆気なさすぎる対処に、槍真が狼狽する。

 今の槍真は戦乙女の至近距離。
 致命傷を受ける、あまりにも大きすぎる隙を作って仕舞っている]

(756) 2011/06/04(Sat) 17時半頃

【人】 双生児 オスカー

[戦乙女を間近に捉え。
 槍真は彼女の瞳に迸る紅色のスパークが大きく弾けるを視る。

 その瞳が眼前の空間ではない。
 『何か』を捕えたと理解した瞬間]


 ――っ!!


[戦乙女から放たれた6本の細剣が槍真を通り越し、地表へ]

(768) 2011/06/04(Sat) 17時半頃

【人】 双生児 オスカー

[肉眼で捉える事すら困難な細剣が地上に叩き付けられ。
 そこから生まれる破壊の予兆に本能がゾワリと総毛立つが]



 ( やられる―――っ!! )


[最も戦乙女の傍に居た槍真には
 それを避ける術も護る術も――]

(769) 2011/06/04(Sat) 17時半頃

【人】 双生児 オスカー

                           [ バ チ ィ ッ ]

(770) 2011/06/04(Sat) 17時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ――……ぅ……


[今度こそ死を覚悟したと言うのに。
 眼を開ける槍真の眼の前には、五角形のバリアを解除する所だった大統領の姿]


 ……すみません。
 助かった……

[まだ生命が繋がっている幸運を喜びながら。
 ふぅ、と安堵の息を付くが]

(771) 2011/06/04(Sat) 17時半頃

【人】 双生児 オスカー

[……実は大統領のバリアは、微かに間に合わって居なかった。

 槍真は勿論。
 それを感じ取る力の無い者は気付けない。

 槍真はバリアに拠って九死に一生を得た。
 そうとしか見えなかっただろうが……]

(773) 2011/06/04(Sat) 17時半頃

【人】 双生児 オスカー

[然し、大統領が割入る直前。


 『何か』が弾く様な音と共に
 槍真の周囲を取り巻き護ったのだ。


 それを感じ取る力の在る者は気付くだろう。
 それは《栄光》の花弁に誘われる様に覚醒(めざ)めた力。

 それは"熾気"――
 槍真の奥深くに封じられていた筈の"気配"の一端。


 槍真の身体能力を極限まで引き上げ。
 超上位種《エルダーロード》の一撃をも防ぎ切る"熾気"の領域――]

(774) 2011/06/04(Sat) 17時半頃

【人】 双生児 オスカー

      [ ―― 熾天領域《セダヴィックフィールド》 ]

(775) 2011/06/04(Sat) 17時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/04(Sat) 18時頃


【人】 双生児 オスカー

 陽…… !
 大丈夫!?

[消耗の激しい様子の大統領の事も気になるが。
 同じく今の攻撃を受けただろう陽の姿を探し、駆け寄る]


 ……まさか本当に、普通の人じゃないんだね……この人。

 ――今更だけど。

[今も尚希薄に少年の周囲を取り巻く"熾気"。
 しかしそれには気付かず、視線は戦乙女へと注がれている]

(797) 2011/06/04(Sat) 18時半頃

【人】 双生児 オスカー

― 冥王は唄う ―


  ≪- 憶えているな……? -≫


[深闇《コクウ》から囁かれる魔性《コエ》――
 それは深き闇の底から。
 眼を閉じ振り払う、堕ちた神《ネル》へ囁きかける>>801]


  ≪- 其の"熾気"……其の"魂"……
     他でも無い彼方御前様が忘れる事など―― -≫

(805) 2011/06/04(Sat) 18時半頃

【人】 双生児 オスカー

  ≪- あろう筈が無いものなぁ――? -≫


[くつ、くつ、くつ、くつ。
 それは冥界の深奥から響く嗤い。


 嗤い。  嗤い。  嗤う]

(806) 2011/06/04(Sat) 18時半頃

【人】 双生児 オスカー



  ≪- 憎めば善き哉 蔑めば善き哉 -≫


  ≪- 《栄光》の手を取るその"咎人"を -≫


  ≪- 矮小なる≪光≫は幾億の闇を -≫


  ≪- 彼方御前様の憎悪が呼び覚まし -≫


(807) 2011/06/04(Sat) 18時半頃

【人】 双生児 オスカー





  ≪- 彼の熾翼《ウタ》は100億の嘆き《死》を招こうぞ――? -≫





[甘く耳朶に囁く深闇(こえ)が重厚にNEL《ネル》を打つ]

(808) 2011/06/04(Sat) 18時半頃

【人】 双生児 オスカー

― 雨止む 去れど雨迫る戦場 ―


 ……えっ…………?

 間に合う速度じゃないって。
 そんな訳ないだろう。
 だって僕は現に生きているんだし……


[少年を睨みつける戦乙女の険が猶更強くなったように感じる]

 陽も陽だよ……。
 "ソレ"とか"そいつ"とか……

 僕は何にもしてない。
 彼が僕を護ってくれただけなんだから

[力を理解している陽の言葉にも。
 槍真は困惑を隠せない]

(809) 2011/06/04(Sat) 18時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/04(Sat) 18時半頃


【人】 双生児 オスカー

≪- … 勘付かれたか―― -≫

(821) 2011/06/04(Sat) 19時頃

【人】 双生児 オスカー

[蒼と黄昏混じる第七天国。
 熾天の姫眠る都から響く声。

 苦しげなかんばせに裂く様な声をあげて尚
 凛と美しい"姫"の声は魔を封じる


 ――ピキ……

 玉座座す冥王の"精神体"は"封印"の中に引き戻されるも。
 冥王はくつくつと嗤いながら消えた――]

(823) 2011/06/04(Sat) 19時頃

【人】 双生児 オスカー

 "熾気"ぃ……?

 そんなの僕も聞いたこと無いけど。
 感じるって。ちょっと、陽。


 ―― 手を……?


[話の要領が掴めないまま、手を取られる。

 熾るのは 燐光《ヒカリ》  ]

(836) 2011/06/04(Sat) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ ふぉぉおおっ ]


 これは…………


[鮮烈に熾《もえあが》る"熾気"――
 陽の掌から伝い、身体の内を駆け巡る≪光≫]

(837) 2011/06/04(Sat) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー



 (なんで……だろう………)

 (こんなの……僕は知らないのに……)

 (身体の中で熾る……≪光≫の渦……)

 ( ―― ひどく懐かしい )


["熾気"は巻き熾り、光が覚醒(めざ)めようと ―― ]

(838) 2011/06/04(Sat) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー



    ダインガダ ディナ ルシフェ
   ≪- "アレ"の再来だ―― -≫

                  クッシル ティノ グローリアス!?
             ≪- 神々の栄光《グロリア》は御無事か!? -≫

       フィオ テラトラン ゼェン! テラトラン コクテート!
       ≪閉じ込めろ! 今すぐ閉じ込めろ――!≫

               テラトラン ファム テムロン テモロイト!
             ≪- 律法《ルール》の反逆者を断罪せよ! -≫



 

(840) 2011/06/04(Sat) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ ―― ド    クン  ッ  !! ]

(841) 2011/06/04(Sat) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

  ―― やめてぇええっ!!!




[バンッ!!]
[切り裂く悲鳴の叫びが迸り。
 陽の身体は容赦なく槍真に突き飛ばされる。

 途中で解かれた手からは、燐光《ヒカリ》が消え去る]

(842) 2011/06/04(Sat) 19時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/04(Sat) 19時半頃


【人】 双生児 オスカー

 『まだ僕を穢すの――!?』


[声が、暗闇に籠る。

 血の様に真赤な真紅の瞳を極限まで見開く。
 錯乱する槍真から、自我が失われている]

(858) 2011/06/04(Sat) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー




 『僕が何をした――』

 『これ以上僕は≪罪≫に濡れそぼるの――』


 『いやだ。
  いやダくるナさわルナふレルナコロスナ――!!』


 

(859) 2011/06/04(Sat) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー





 [   カ   チ   ャ    ]





 [ 咎人に憎悪の銃弾が突きつけられた ]

(860) 2011/06/04(Sat) 20時頃

【人】 双生児 オスカー




           コ ナ イ デ
        ≪- Αζιβεθ -≫――!!





 

(861) 2011/06/04(Sat) 20時頃

【人】 双生児 オスカー

[ぶ―― ぁあんんっっ !!]



[弾丸が槍真を撃ち抜く寸前、その場に竜巻が現れたかの様な衝撃。
 迸る漆黒色の奔流は、触れるだけで世界を憎む程の悪意を秘める。
 それは見紛う事無き≪闇≫と"堕気"の奔流。

 光り輝ける陽の燐光《ヒカリ》は瞬く間に力を喪う。

 そして更に≪闇≫の中心からは、漆黒の混沌に覆われた≪闇≫の茨が世界の≪光≫を捕食する様を、この場に居る者全ては目視する事になるだろう]

(862) 2011/06/04(Sat) 20時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/04(Sat) 20時頃


【人】 双生児 オスカー



≪- ―――Αζιβεθ……Αζιβεθ………Αζιβεθ…………

  ΑζιβεθΑζιβεθΑζιβεθΑζιβεθΑζιβεθΑζιβεθ――!! -≫



[≪闇≫の中心部。
 竜巻の様吹き荒れる≪闇≫の中には、微かに槍真と思しき尚濃い人影が映る。
 だが≪闇≫が濃すぎて近づけない。


 ――自我を喪った彼は 人語を話していない]

(868) 2011/06/04(Sat) 20時頃

【人】 双生児 オスカー

 ――――ーーーーーー!!!!



[悲鳴は音色を失くす。

 槍真の悲鳴が途切れ、≪闇≫の奥の影が項垂れる。
 同時、荒れ狂う≪闇≫と"堕気"の気配が静まり返る。
 漸く暴走が収まったかと思われたその時]

(883) 2011/06/04(Sat) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー




 『十字架《クルス》は斯くも雅やかな綿絹の天蓋の様』

 『真絹に縛られし少年の身』

 『猥らかな悪魔の如き闇の手果てなく穢され』

 『根付く≪闇≫は軈て艶やかな舞手と芽吹かせ』

 『舞を植えられた少年は鮮やかに扇(つみ)を広げる』



 

(885) 2011/06/04(Sat) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー

[無秩序に、混沌に猛威を振るう≪闇≫が収束する。

 収束する≪闇≫は一層濃さを広げ。
 その掌に濃密な暗黒の渦を湛える槍真の背中。

 罪濡れの少年の左背には――]

(886) 2011/06/04(Sat) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー

   [  ―― ≪闇≫の片翼  ]

(887) 2011/06/04(Sat) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 天空の音色《ウタ》が ≪闇≫を紡ぎだす――! ]

(888) 2011/06/04(Sat) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー



     イスミ ェル クッシル ゼナミドア トー ディナ モーロビ
     ≪- 世界の律法を我武者羅に護る鳥 -≫

     メス ラガトス ツァイヴ レイア ヤルト バクル エナミィ テームラ
     ≪- 無二の贖罪を禊ぐ明かり無い路 -≫

     フェル ハーヴァ ェル グドラン ディナ テームラ
     ≪- 僕の負う大罪の十字架《クロス》 -≫

     オミル トー ニバス ヨニブモン フェル クゥリ
     ≪- 世界は僕を嘲笑うだけだった―― -≫



 

(889) 2011/06/04(Sat) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー







          サデニア    アステマ・ブリット
       【  堕闇  /  憎悪の斜弾   】





 

(891) 2011/06/04(Sat) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー

           [ ギュルゥルルルルルオオォオオオオオッ ]

(893) 2011/06/04(Sat) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ ゴ ォ オ オ オ オ ッ ッ ! ]


[世界を食らいつくす≪闇≫の奔流は掌に渦巻く。
 それは世界の《憎悪》をかき集めて作られた一発の魔弾。


 ≪光≫を引き裂き、≪闇≫を跪かせる
 斯くも禍々しく美しい≪闇≫の魔性《カリスマ》


 放つ槍真自身は完全な無防備となり。
 ―― ≪闇≫の魔弾は戦乙女《エルダーロード》へと放たれた ]

(894) 2011/06/04(Sat) 20時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/04(Sat) 20時半頃


【人】 双生児 オスカー


 ――………こ……な……

             ………いで・・・・・ 


[全ての≪闇≫が放たれた後。
 既に槍真からは、以前と同じように"堕気"も消え失せ。
 また、≪闇≫の片翼も錯覚だったかのように消え失せ。


 これは≪闇≫に依る物なのだろうか?
 とさり、と倒れ伏した槍真は纏う衣服全てが失くなった裸の状態]

(907) 2011/06/04(Sat) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

[服の下に隠されていた槍真の肌。

 引き攣れた様な夥しい疵痕が無数に刻まれて居た。
 よほど酷い事があったに違いない。


 得に、両肩の『肩甲骨』の当たり。
 平らな白い肌を探す方が困難な酷い有様の疵痕がくっきりとあった――**]

(908) 2011/06/04(Sat) 21時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/04(Sat) 21時頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/05(Sun) 01時頃


【人】 双生児 オスカー

― 魔法陣の中で ―



[運命《フォルトゥーナ》が覚醒(めざ)め、辺りの様子も少し変わって来た頃。
 同じく魔法陣の中で眠る槍真は未だ瞳を醒ます気配を見せない。

 ――癒しの効果は殆ど意味が無い。
 実際、怪我をした箇所は直りはしたが。疵痕が消える事はない。

 槍真の身体に着せられている学ランと、身体の上から掛けられている上下の黒服。
 黒服の掛からない肌からも明白ではあった。


 未だ、少年の眼は醒めない]

(1053) 2011/06/05(Sun) 01時頃

オスカーは、テッドに着せられた学ランで最も酷い疵は視えなかったが>>914

2011/06/05(Sun) 01時頃


【人】 双生児 オスカー

― …………???………… ―




    チャルス フィオラ ユリジセル ディナ クッシル デン シィキト
    ≪- 聴こえ様か 熾姫都六六五を連ねる同胞よ―― -≫




[其れは何処とも知れぬ暗闇の空間の中。
  何者にも絶対に感知できぬ隔離された空間。

  ――六つの強き≪光≫が集う ]

(1056) 2011/06/05(Sun) 01時頃

【人】 双生児 オスカー


[ ヴ ン ]
      "ラゥ"  メルゾゥ ディゴナル ルファス クゥリ
  ≪- "玉座の"――何故"封印"が解けている。
            "今代"の身に何があった…? -≫
             イァ ハロット ボゥ ファム…?

[ ヴ ン ]

     Oh......"ガゼル" ラナス パディダン
  ≪- Oh....."前席の"。明白な事。
            "明星の"が堕闇の元にIgnition.......-≫
             ルシフェ ニバス ボゥ サデニア

(1058) 2011/06/05(Sun) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

[ ヴ ン ]

  ヒャーッッハ!   カルガヅ "オロリ" ディナ アズロイ!?
  ≪- ヒャーッッハ! "外"からぷんぷんする闇臭ぇ臭いはぁ!?
       ツマリは"そういうこと"かってぇ!?"百合の"ぉ!? -≫ 
       メス ャクラ "ヨゥレ" !? "リミス"!?

[ ヴ ン ]

    エウルス ヨゥレ クゥリ  "リェン"
 ≪- それだけでは在りませんわよ。"獄焔の"。
― 表裏の宇宙《セカイ》統べる『大二太陽の英雄《ラ・ラー》』の継承者 -≫
― デルレルス オードラ トリィナス ディナ 『ラ・ラー』

[ ヴ ン ]

          『ラ・ラー』 !?
  ≪- ふぇっ、『大二太陽の英雄《ラ・ラー》』!?
あたしは継承者はもう途絶えたと聞いてるです!"慈愛の"のお姉ちゃん!-≫
フェル ハゥ チャル ハ クロット トリィナス! フィオ "オウメル"!

(1061) 2011/06/05(Sun) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

     エウルス ガド ディゴナル ルファス クゥリ ィト フェルラ
  ≪- ……然し、未だ覚醒《めざ》めたのは我等六柱のみ。
  『大二太陽の英雄《ラ・ラー》』の恵みで意識を手にしたのみ -≫
  ベクタ カデル ディナ 『ラ・ラー』 ヒオレ ヤゥア ゴディバ


   チィッ!  パディダン "ガゼル"! エウルス セダヴュ ディナ ファム ディゴナル ムウァ!
  ≪- チィッ!解ってんだよ"前席の"! "今代様"の熾天《セダヴュ》は解放されねえ! 
      神々の栄光《グロリア》の方が死なねえとなぁ!ッハーー!-≫
      ラスレル ミィラス ヴェテン グローリアス!ッハーー!

     Stop! ……Stop   "リェン" ラナス パディダン
  ≪- Stop! ……Stopよ、"獄焔の"。明白な事。
  然しそれは"今代"の堕闇《サデニア》を解放する事にEqual..... -≫
  エウルス ヨゥレ ミィラス ディゴナル ファム ディナ サデニア

(1063) 2011/06/05(Sun) 01時頃

【人】 双生児 オスカー



        ガド ルシフェ フュス ムウァ ティア
  ≪- 今"明星の"のアイツはもう暫くは動けませんです。
       『大二太陽の英雄《ラ・ラー》』が居れば……―― -≫
        メス ネシメス 『ラ・ラー』……――

 エウルス ムウァ  ローエン ガド ディゴナル ディナ グローリアス
 ≪- 無駄ですわ。 神々の栄光《グロリア》の方の"封印"が活きている以上は。
    却ってより深き堕闇《サデニア》を覚醒(めざ)めさせますわ -≫
        ラスレル ゴディバ テムロン サデニア

(1064) 2011/06/05(Sun) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

     ベナ ファム メェル タティン アズロイ ボゥ ファムラ
  ≪- ――"槍"は"奴等"に≪闇≫を仕込まれ過ぎた……
     先の≪闇≫も、最早『最も弱い一撃』に過ぎない…… -≫
         ドノ ロパル サデニア ハゥ ミネミ アズロイ

    ムウァ!     メス サデニア ミィラス ヴェテン アルヒャイ!
≪- 馬鹿な……! "聖霊"の権《アルヒャイ》は跡形も残らぬ一撃だぞ!
 現に先の≪闇≫はあの"愚か者《ビハゥフ》"を打ち倒しせしめた! -≫
    ガデット ドノ サデニア ベナ ギルフィッツァ オミル ファム!

   タバ ガデット   "ガゼル"  メス ャクラ  ディナ "ロパズ"
  ≪- 現実《リアル》を見よ。"前席"の。これは即ち、"彼の刻"の
……否、確実に凌駕する"銀河《ホシ》"が荒れ狂う事を意味する! -≫
 ムウァ ミィラス アゼヴ ウィーゴ カヴィナール ディナ トー!

(1065) 2011/06/05(Sun) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

 ヒーー! フェルラ ヒオデゲェ パニィ ディナ グローリアス!?
 ≪- ヒーー!そんで俺等は神々の栄光《グロリア》の方のお陰でぇ!?
  動けずただ闇の臭いをぷんぷん嗅ぐだけってかぁ!?ハーー!! -≫
  ティア ムウァ ラスレル ゴドネ カルガ ディナ アズロイ!?ハーー!!

             『ラ・ラー』  
  ≪- ―― 『大二太陽の英雄《ラ・ラー》』…………
       彼の陽光《ヒカリ》に賭けるしかありませんわ -≫
       フェルラ ハーヴァ レイア ディナ ファム


     Cool!......Cool     "オウメル"
  ≪- Cool!......Coolですわ。"慈愛の"。
      "今代"を止める手立ては幸いにもIs Full...! -≫
       ティロ ファム ウヲス ナルガス ベナ Is Full...!


 

(1067) 2011/06/05(Sun) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

       エウルス レザイルノ ファム!
  ≪- しかしあの"愚か者《ビハゥフ》"は赦せぬ!
       あの"愚か者《ビハゥフ》"の傲慢には天罰を! -≫
       メス メズェッサ ディナ ファム ニバス テラトラン!

      ガド ゴドネ   "ガゼル" フィオ
  ≪- 今はガマンです。"前席の"のお兄ちゃん。
     それでもあの人は"銀河《ホシ》"を抑えれますです。 -≫ 
     ラスレル ファム ランザ ナルガス ヴィス カンヴァーナ


[ その≪光≫達の言葉に。やがて。
   一際強い光は瞑目しながら、重く世界の決断を降す ]

        "ティルナ" メス ナーヴァ
  ≪- ……"雷霆の"の言う通りだ――
  最早『遍く降りたる混沌にして淀みの驟雨』は逃れられぬ。 -≫
        ハ ムウァ ナルガス ゴデュゴル

(1069) 2011/06/05(Sun) 01時頃

【人】 双生児 オスカー




       ゼタン フェネム カルディナ トー
  ≪- 例え表世界《Front》が終焉を迎える事になろうとも
 

  今こそ我等"六六五を連ねる者"は威信に賭け熾翼《ウタ》う刻なのだ!** -≫ 
       ガダ フェルラ ミィラス ギフォド ボゥ リグネリィク!


(1070) 2011/06/05(Sun) 01時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/05(Sun) 01時半頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/05(Sun) 01時半頃


【人】 双生児 オスカー




               ……ん…………

[運命《フォルトゥーナ》と名乗った超上位種《エルダーロード》
 ――否、超上位種《エルダーロード》に奪われた運命《フォルトゥーナ》

 彼女が言葉を切った時。
 もぞ、と黒服が蠢き、槍真の意識が戻った]

(1086) 2011/06/05(Sun) 01時半頃

オスカーは、ツェツィーリヤを、意識が戻った最初に視ただろうか

2011/06/05(Sun) 02時頃


【人】 双生児 オスカー




          ――っ……ここは………

[身を起こすと同時に、学ランとは違い、引掛けただけの黒服が、身体から滑り落ちる]


 あっ……!?

[肌を――より深く言えば、疵痕を晒して居ると気付いて。
 狼狽したように滑り落ち等黒服を抱きかかえる様にして肌を隠そうとした]

(1097) 2011/06/05(Sun) 02時頃

【人】 双生児 オスカー

["何があって"自分はこんな酷い格好なのか解らないが。
 羞恥から、早く服を着ないと、と動こうとするが]


 ……んっ……

 ……ん……ん、んんっ……!?


[動こうとする槍真の身体が、押し戻される。
 まるで見えないクッションの壁が立ちふさがって居る様に。

 それは、魔女の魔方陣、封印《Seelo》の所為なのだが。
 「どうしよう…」と流石に槍真が困惑して]

(1106) 2011/06/05(Sun) 02時半頃

【人】 双生児 オスカー

[はた、とネルの言い捨てる様な言葉に。
 ネルの視線がどこに向いて居たのか、一瞬理解出来なかった]



 咎人……


………僕?


[これまでの些細な差異《ニュアンス》にも気付きはせず。
 初めてはっきりとした言葉で呼ばれた呼び名が、自分に向けてだと言う事を理解するには、多少の時間を要し。


 きょとん、と。
 瞬く瞳は、何もかも"忘れた"者の眼差し ]

(1111) 2011/06/05(Sun) 02時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ――っ!?


[銀の刃が投げつけられる。
 幸か不幸か、槍真には届かなかったが。

 それでも、明らかに自分を狙った、その害意。純粋な悪意に。
 怯える様な視線をネルに向ける]

(1115) 2011/06/05(Sun) 02時半頃

オスカーは、アリスに、怯えた様な困惑して居る様な、曖昧な表情で小さく頷いた

2011/06/05(Sun) 02時半頃


オスカーは、封印(Seelo)の魔方陣が解かれた事を知るや、逃げ出す様に物陰へ――

2011/06/05(Sun) 03時頃


【人】 双生児 オスカー


 ……ぶかぶか………


 ……貴方が?
 この。出られなかったのと、暖かい感じのする魔法陣を作ったのは

[封印の魔方陣が解かれ、物陰で着替える事暫く――

 少しサイズの大きすぎる黒服は、服に着られているとしか言いようが無い。
 着心地悪そうに戻ってきた槍真は、どうやらあの魔方陣を制御していたらしい魔女へと、興味深そうに声を掛ける]

(1120) 2011/06/05(Sun) 03時頃

【人】 双生児 オスカー

 うん、僕は柊槍真。極普通の高校二年生だよ


[何時名前を知られて居たかは解らなかったが。
 槍真にとっては実質初対面の魔女へと笑いながら]


 ――……?

[じぃ、と見詰められて居る。
 少し恥ずかしく、どうしたのかと小首を傾げるだけだった。
 あのちからは、今はすっかり鳴りを潜めている]

(1123) 2011/06/05(Sun) 03時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ……?

[やはり視線の意味は解らなかった。
 本人以外がそのちからを知る咎人は、ただ無垢に首を傾げる]


 僕は只の高校生だよ?
 世界の絶対《ルール》を護りたくは――あるけど。

 ……あ、うん。
 また会おうね。 ……タバサ。

[ひらりと靡かせたスカートから現れた箒に乗って。
 空を往く魔女を見上げる様に見送って。

 ――少年もまた疲れた様に溜息を吐いた**]

(1126) 2011/06/05(Sun) 04時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/05(Sun) 04時頃


【人】 双生児 オスカー

― 爪跡深き学園 ―


 もしこれが『機関』の陰謀だったなら。
 余りにも御大層な陰謀だよね……本当。

[誰かからの差し入れの食事。
 ありがたそうに食べながら、ポツ、とそんな事をごちる]


 話題がそもそも可笑しいもん。
 この惑星(ほし)だけじゃなくなってる。


[別に超上位種《エルダーロード》があの時視た『機関』だとはさらさら思って居ない。
 今訪れつつある異変は、『機関』如き、余りにも些細な問題なのか。

 然し未だ、そもそも『機関』等と言う物が本当にあったのか――
 ――只律法《ルール》を尊守しようとする槍真の視た実の無き『幻想』だった、とまでは考えては居ないのだが]

(1155) 2011/06/05(Sun) 15時半頃

【人】 双生児 オスカー

 フィルさんも今は大人しい。
 でも、ただこれだけで全てが解決するには……

[空を見上げてみよう。
 そこある≪闇≫は咎人の手を離れ独立した存在として天空に遍く]



 ……"何時の間に"空がこんな酷い事になってるんだろう。


[気付く者も居ただろうか。
 まず第一に、あの暴走の記憶が、咎人から消滅していると言う事]

(1156) 2011/06/05(Sun) 15時半頃

【人】 双生児 オスカー

[兎も角、槍真の食事に採ったのはペペロンチーノ。
 お腹が膨れた事は膨れたのだが。
 妙に憶えのある味わいだった]


 ・・・・・少し学生寮に行ってくる。
 護身用の武器、何にも無くなっちゃったから


[食事を採ると、そう言い置いて、槍真は一人一旦、寮へと走って行く。
 鉄パイプや弓道部の弓等は、全てあの暴走で消滅してしまった。
 ――当然だ。

 ――然し、槍真が服を着た今、気付く者は居ただろうか?
 ≪闇≫の暴走を経て、倒れた際の槍真は、衣服の全ても、携えていた武器の全ても≪闇≫にか、消失したと言うのに。

 槍真の両腕に細身に輝く、光色の腕輪。
 動転していて、誰も気づかなかったかも知れないが**]

(1157) 2011/06/05(Sun) 15時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/05(Sun) 16時頃


【人】 双生児 オスカー

― 束の間の幕間《きゅうそく》 暫くして ―


[あのアーケードで助けようとした犬……基。
 天狼の少女が人型を取って戻ってきてから暫く経った頃。

 たっ、たっ、と軽快な足音で戻ってきた槍真の手には]


 良かったー、学生寮は傷一つ無いみたい。
 さっき校舎も視てきたんだけど、多少の損壊で済んだみたいで。


[槍真の身長を明らかに超える随分ドでかい槍がやってきたが……]

(1168) 2011/06/05(Sun) 18時頃

【人】 双生児 オスカー

 ・・・・・・え……僕……?


[星流に飛びつく体操服姿の少女。
 初対面と言う事もあるのだが、頭の耳や尻尾も気になりもするのだが、それ以上に。

 その体操服姿の少女のかんばせは――これは非常に嫌な例えではあるが――
 まるで槍真をそのまま女の子にした様に瓜二つだった]


 …………


[槍の範疇にしては随分巨大な黒漆の槍を片手にしたまま。
 思わず天狼の少女を凝視してしまった]

(1170) 2011/06/05(Sun) 18時頃

【人】 双生児 オスカー



 ……兎も角……
 星流は視た事あったでしょ?コレ。


[そう暫く凝視してから、諦めた様に首を振って適当な場所に座り込んだ。

 肩に引掛けられた弓は、まぁ充分に立派な造りに、霊力を秘めて居そうな。
 破魔矢と合わせれば十分な威力が期待できそうではあるが。
 それでも黒漆の八尺(2.5M弱)程はあるだろう槍の存在感には負けた

 正直槍真の体格に合わなさ過ぎると言うのもだが。
 随分とおっきい槍である]

(1171) 2011/06/05(Sun) 18時頃

【人】 双生児 オスカー

 戦力(そなえ)あれば破滅(うれい)無しって言うでしょ?

 ……まぁ、ちょっと大袈裟に視えるかも知れないけど。


 コレ――僕の物。
 『轟槍 陽之素・轟*1』って言う有名な槍。


[少しだけ悪戯っぽく笑んでから、その槍を傍らに置く。
 柄には法螺貝を模した様な優美な蒼の装飾が黒漆を際立たせている]

[*1轟槍 陽之素・轟《ゴウソウ ヒノモト・ゴウ》= 「其の轟、槍に三貴士の位あり」と称えられる豪槍。鋭き穂先は悪を貫き奮う一閃が世界の暗雲を霧散させる。正義と善美の精神だけでなく、極限まで律法《ルール》に準ずる皇道と世界を護る実力を備えた一握りの物にしか扱う事は赦されない闇を貫く槍の中の槍である。通説に拠れば『別の世界』の技術によってつくられた槍とも言われているが伝説の域である。
 然し人の手で作られた以上、人智を超える存在には少々頼りないのが唯一無二の弱点]

(1172) 2011/06/05(Sun) 18時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/05(Sun) 18時頃


【人】 双生児 オスカー

 ……何ですかそのこっぱずかしい呼び方。
 槍真です。柊槍真。極普通の高校性。

[そういう割には、自身では割かし普通に口にする英雄《ヒーロー》と言う単語。
 困った様に屈託なく咎人《ヒーロー》は笑う]


 この槍は僕だけの個性《パーソナリティ》ってことにしてください。

 『刈穿穂の極理者《ラシェルヴェンサー》』 ですから……これでも。

[実際、槍真の身長と比較すれば、二倍くらいはあるだろう。
 詳しく測れば、下手すれば十尺(3M)に届きかねない]

(1177) 2011/06/05(Sun) 18時頃

【人】 双生児 オスカー

 いや、僕こそ何で一緒なのか、聞きたいくら……

       うっ、こんな風になった事。
       そんな八つ当たりされ……

               コントロールとか信用とかっ!
               言葉のみゃくら………!


[畳み掛ける様に何故か叱られて、槍真は言葉を返す事すら叶わず。>>1175
 少し後で理解する、星流と共に助けた天狼の少女は怒った表情で。
 ビシィッ!と指を突きつけられ]



 ………はい……

[僕は柊槍真。極普通の高校二年生。
 ……そう返す事もできない位には、その初めてでたじたじにされてしまった]

(1179) 2011/06/05(Sun) 18時頃

オスカーは、ホリーとは相性が悪そうだと言う事を認識して、少し及び腰だったか**

2011/06/05(Sun) 18時半頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/05(Sun) 18時半頃


【人】 双生児 オスカー


 そうしてくれると助かるかな……
 シスター・ツェツィーリア

[個性《パーソナリティ》。例えばこの少年が、身の丈の二倍もある様な槍を扱う事。
 それそのものも、極普通の高校性としては随分珍しい個性《パーソナリティ》ではあるが。
 ・・然し、あの姿を視た物ならば。
 "その程度"は極普通の高校性としてなんら可笑しくないのかも知れない]


 うん。良い槍なんだけど、すっごくおっきいしすっごくなっがい。
 僕も今まで普通の使い方した覚えはないんだ。


[咎人に繋がる運命《フォルトゥーナ》がある事など。
 知らぬは本人ばかりなり]

(1197) 2011/06/05(Sun) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

[双子と言われても信じられる。
 その程度に似通った少年と天狼。
 ――本来結び付けようもない二人]


 ……僕としては不思議な感じなんだけどな。


 あーー…いや。
 …それは誇っても良いの……?

[元々童顔で、見る人に拠れば性別を判断できない程度には中性的な顔立ち。

 あの学園祭を経て、『英雄君』と呼ばれるまでは、もっぱら『ソーマ"ちゃん"』と男扱いされてないような呼び名で通っていたくらいだし]

(1198) 2011/06/05(Sun) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー


 ――・・・・・?

 僕に、なにか御用・・・?


[それに気付いたのは少し遅れてから。
 槍真を見詰める少女の視線に気付いたのは>>1192

 名前も知らない少女。
 その視線は、瓜二つな自分と天狼、と言うよりも、少年に向けられていて]


 ……あ……

[だが、その声は届かなかったのか。
 少女は歓談の輪から外れ、少年は少し残念そうな表情を見せた]

(1199) 2011/06/05(Sun) 19時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/05(Sun) 19時半頃


【人】 双生児 オスカー


 …………?

[忘れる筈無い……?
 僕を………?]


[憎悪《ネル》の言葉の意味が理解できず、思わずそのまま口に出しそうになるが。
 先に向けられた銀の刃《害意》を前に、直接口を利く様な度量は無かった。


 忘れるはずの無い"者"を忘れている。
 絶対に忘れてはいけない"者"を忘れている。

 その不自然な記憶の鍵《PARA-DOX》を携えるのが、一人ばかりでないと言う事に、気付く者は……]

(1203) 2011/06/05(Sun) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

                        (――ばきん)

(1219) 2011/06/05(Sun) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー


 ……え………?


[それは亀裂の走った音色>>1212
 何故か槍真には酷く痛々しく高鳴る。
 まるで玻璃の割れる様な音]


 っ、どこに行くのっ!
 ねっ、ちょっと!


[亀裂の音色を受けて飛び出した少女の姿。
 身体が、何かを考えるよりも先に少女の背を負っていた]

(1220) 2011/06/05(Sun) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー


       ――待ってって!


[それは偶然なのだろうか。
 少女の足を止めたのは、黒い隻眼]


 どうしたの一体っ。
 行き成り走り出したら皆びっくり――


[少年の手が、少女の腕を掴んで――]

(1228) 2011/06/05(Sun) 21時頃

【人】 双生児 オスカー



 …………ん……


[少女の腕が酷く暖かい。
 体温ではない。決して。

 ただ、何となくひどく暖かかったのだ。少女の腕が]

(1230) 2011/06/05(Sun) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

 それは絶対《ルール》じゃないでしょ……?


[誰からも離れようとする少女。
 その腕を掴んだまま、少年はそう、放そうとはしない。

 その暖かい腕を放したら、きっと少女は手の届かない所まで一人で行ってしまうから]


 何かあったの?
 話してくれれば、力になれるかも・・・

(1234) 2011/06/05(Sun) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

                      (――ばきり)





[まただ]

[二度、高鳴る音色を耳にして、槍真は漠然と理解する。

 その音色が高鳴る時。
 何かの光景が、サブリミナルの様に意識の中に挟まるのだ。
 然しその光景が何か、認識できない]

(1236) 2011/06/05(Sun) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

  ――― やだ


[断じた。
 理由も考えも無く、気付けば口が動いていた]


  今、手を放したら。
  世界の律法《ルール》は……崩落(くず)れる。

  そんな気がする。


["最期"と言うニュアンスが伝わったのか。
 だが、その『世界の律法《ルール》』とは、『何』に取ってか]

(1241) 2011/06/05(Sun) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

 僕は――っ


[――柊槍真。極普通の高校二年生。
 その言葉を飲み込んだ。
 違う。彼女が聞きたいのは、違う。けど]


 ――とにかく、行っちゃだめだよ……!


[ひかれた腕に、もう一度手を伸ばす]

(1245) 2011/06/05(Sun) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー

                         (――ばきり)




[向日葵が視えた>>105]

[高貴に、高く黄金色ぬ咲く。
太陽の様な一厘の向日葵《グロリア》]

(1247) 2011/06/05(Sun) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ――― やだ!


[鈍く光る銃口を向けられ、身体は竦むが。
 口は裏腹に拒絶を走る。

 『何か』が壊れる音が高鳴る度に。
 その想いは理由も無いままに強くなっていく]

(1252) 2011/06/05(Sun) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー

           [ ダ ン ッ ―――― ! ]

(1260) 2011/06/05(Sun) 22時頃

【人】 双生児 オスカー

  ―――っっ!!? ――っ!!


[左腕を撃ち抜かれた。
 意識が吹き飛ぶ様な痛みに、それでも右腕を放さない。
 少女の腕を掴む手に、思い切り力を籠めてしまう]


 ………っ……っは……!?

 ……な…に………を…………


[鮮血と共に、脂汗が浮かぶ。
 左腕が、紅く染まる]

(1261) 2011/06/05(Sun) 22時頃

【人】 双生児 オスカー

                  (――ばきり)




[黒と赤が視えた]

[その『色彩』に託された"もの"は
 なにか、とても『大切』な"もの"]

(1266) 2011/06/05(Sun) 22時頃

【人】 双生児 オスカー

       [ ダ ン  ダ ン ッ ―――!! ]

(1274) 2011/06/05(Sun) 22時頃

【人】 双生児 オスカー

 ひぁっ!? ……ぁ……ぅああっ!!?


[最初に左肩。続いて左脇腹。
 前に出ようとした《過去》も、修道女《シスター》の守護の術も、微かに間に合わない。

 感覚の残る右腕だけは力を籠める。
 左半身は既に真赤な斑模様に染まる。

 気が可笑しくなる痛みに、それでも右腕は放さない]

(1275) 2011/06/05(Sun) 22時頃

【人】 双生児 オスカー

[右腕を放せば良いのに、放さないから撃たれる。
 右腕を放さないのを解ってるから、幾らでも撃つ。

 殺意と悪意混じりに撃たれる弾丸。
 それは拷問の様に謂れ無き咎人を撃つ]



 [それは魔女裁判の様]

(1276) 2011/06/05(Sun) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[――・・・否。男の槍真に魔女と呼ぶのは相応しくない。
 ならばどう呼ぶべきなのだろう?

 この絶対《ルール》を無作為に振り翳していた英雄を。
 この絶対《ルール》から眼を逸らし逃げ出した咎人を。

 生と死。
 光と闇。
 歌と舞。
 絶対と絶対。
 熾気《ヒカリ》と堕《ヤミ》の狭間に立たされた

 この狭間の咎人を]

(1277) 2011/06/05(Sun) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[――あぁ。良い呼び名があるではないか。


 それはきっと槍真の為に生まれた憎悪。
 それはきっと槍真の為に行われた拷問。
 それはきっと槍真の為に開かれた裁判。


 それはきっとこう世界に名付けられるだろう――]

(1278) 2011/06/05(Sun) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー





[    魔 王 裁 判 ≪~SOMA-Judge~≫    ]




 

(1279) 2011/06/05(Sun) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[意識が濁る。色は白……]


[……そういえば、僕、まだ名前聞いてない。
 なのに何でこんなになってるんだろ。

 ――行かせたくなかったから?

 ううん。
 それも、たしかにそうなんだけど……]

(1285) 2011/06/05(Sun) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー




                  [――初恋《ヒトメボレ》でも……
                       したのかな……]




 

(1286) 2011/06/05(Sun) 22時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/05(Sun) 22時半頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/05(Sun) 22時半頃


【人】 双生児 オスカー

                  (――ばきり)





[聲が聴こえた]


『―― さようなら ネルフェリウス 』

[その聲が誰の物か、白い意識にはただ響くだけ]

(1292) 2011/06/05(Sun) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

                     ――グラッ…―――


[揺れる大地。元々揺れてる意識。
 少年の身体は傾ぎ、受け止められる細い腕の感触。

 既に感覚を失くした左半身。
 ただ意識だけは白いながらも繋がってる]

(1295) 2011/06/05(Sun) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

[水晶細工の様に美しい 空を飛ぶ羽]




           ――― ま


[憎悪に圧され衰弱しきった身体は易々と引き剥がされて。
 唇を伝う声が届かず。

 今度こそ、手が離れる]

(1299) 2011/06/05(Sun) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

                   (――ばきり)





[咲綻ぶ笑顔の少女を視た]

[あぁ……微笑んだら可愛いんだ。
 最期にもう一度魅せて欲しかった]

(1304) 2011/06/05(Sun) 23時頃

【人】 双生児 オスカー



 っ……う…
 …んんっ………


[苦悶の表情を浮かべる槍真に、掌が触れる。
 青き≪光≫の業。
 癒しの"雨"たる治癒の法]

[銃弾の疵が癒えだし、槍真の意識が戻りゆく。
 何事も無いかと思われた刹那――]


                        ( ――ザ ワ ッ )

(1321) 2011/06/05(Sun) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

                      [ バ チ イ ィ ッ ]

(1322) 2011/06/05(Sun) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

[瞬間、濃密な≪闇≫が≪光≫を灼いた]


                  ――ッ!……ァアッ!?


[修道女《シスター》と少年の間に発生した≪光≫と≪闇≫の反発現象。
 為すすべなく少年の身体は大きく吹き飛ばされる。

 ――修道女《シスター》の掌には、何も対策も無ければ。
 その掌には反光紋《アンティクレスト》が刻まれており>>0:25

 少年の身体には、光紋《ライトクレスト》こそ刻まれない物の。
 その掌が触れた箇所から、ぷすぷすと黒煙の様に。
 膨れ上がっていた"堕気"が立ち昇る]

(1324) 2011/06/05(Sun) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

                        (――ばきり)




[漆黒色に染まる光色が視えた]

[澱みの水が霊水をも澱ませる様に
 抗いなく光色は漆黒色に染まっていく]

(1335) 2011/06/05(Sun) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

 っか……い……た……!


[吹き飛ばされ、荒れ狂う地面に槍真はその身を強かに打ち付けられる。
 銃弾の疵は、中途半端に癒されている。
 だから白濁とした意識は引き戻され、激痛が身体を襲う]


 ………何を……して……

[槍真が吹き飛ばされた先。
 視たのは、湛えられる虹色の瞳と。
 自分と酷く似た姿で、唯一違う、暗色の眼差しが爛々と]

(1338) 2011/06/05(Sun) 23時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/05(Sun) 23時半頃


【人】 双生児 オスカー

                      (――ばきり)





[森羅万象の中に"深蒼の少女"を視た]

[≪闇≫に程近い様な深い蒼色の髪。
 その背中にあったのは――翼?]

(1350) 2011/06/06(Mon) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

["お兄ちゃん"と呼ばれ、舐められる傷口。
 ぞく、とする感触が背筋を這い上がる]


 ――やめて……

 こんな事をするより……今は……
 あの子を………!!


[くるくる、くるくる、くるくる。
 揺れる大地の上で竜巻との輪舞曲《ロンド》を踊る少女に、槍真は背筋を這い上がる悪寒しかしなかった。

 ――まるで、先程から身体からぶすぶすと立ち昇る『煙』の様に。
 生理的な嫌悪を促す様な]

(1354) 2011/06/06(Mon) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

[竜巻が意志を持つかの様に、槍真の為に道が拓かれる。
 ――だがもう遅いかも知れない。

 少年の身には、曇天(そら)を飛ぶ翼は無い
 あの天空の梯子に近付くことが出来ない]


 ――まって……!!

 ………まって……!!!


[黄金の梯子を追い掛ける様に、ただ走る。
 地面が揺れて転んでも、そこに向かおうと走る]

(1367) 2011/06/06(Mon) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

[だが、少年には、決して、近づけない。
 曇天(そら)を飛翔ぶ事の出来ない少年には――

 少女に近付く事さえ赦されない]



 ――― あそこに行かせて ……!


[黄金の梯子を食い入る様に見詰めたまま、喉を裂く様に叫ぶ。

 ――"熾気"が、呼応する様に、微弱な強まりを見せ始める]

(1369) 2011/06/06(Mon) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

                          (――ばきり)


                (――ばきり)


      (――ばきり)



[絶望悲劇《カタストロフィ》は、世界を軸に加速していく――
 それはまるで、嘗ての様に]

(1375) 2011/06/06(Mon) 00時半頃

【人】 双生児 オスカー

                        (――ばきり)

            (――ばきり)

    (――ばきり)


[玻璃の割れる音色と共に浮かび上がる情景。
 それが無視できなくなるほどに蓄積される時。
 槍真は頭を抱える様にして地面に蹲る]


 ――なんだよ……
 なんだよ、この光景……!!

 知らない―― 僕はこんなの、知らない――!!


[ばきり、と破滅の音色が高鳴る度に。
 渦巻く情景が少年の心を抉る]

(1391) 2011/06/06(Mon) 00時半頃

【人】 双生児 オスカー

 誰かあの子を止めて! お願いだから!!


[どう足掻いても決して近づけない黄金の梯子。
 意識を抉る情景を振り払う様に、一際大きく叫んだ]

(1392) 2011/06/06(Mon) 00時半頃

【人】 双生児 オスカー

 ―――! ―――――!!


[漆黒の雨が。
 澱みの雨が曇天より降り注ぎ、"堕気"は奮い立つ。
 それが尚更に頭の痛みを加速させる

 だが、それはもう槍真には理解できない。
 何故なら、≪闇≫色の雨に紛れて、"堕気"は既に見分けがつかなくなっているから]

(1402) 2011/06/06(Mon) 00時半頃

オスカーは、ツェツィーリヤは無事だろうかと、考える余裕は残されておらず

2011/06/06(Mon) 01時頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/06(Mon) 01時頃


【人】 双生児 オスカー


(――ばきり)

     (――ばきり)

         (――ばきり)

             (――ばきり)

                 (――ばきり)

                     (――ばきり)

[嗚呼 絶望悲劇《カタストロフィ》の音色は集束《アレグロ》に鳴り響き
 嗚呼 咎人は間に合わなかった。
  嗚呼 其れは世界で絶対に最も重い大罪――]

(1412) 2011/06/06(Mon) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

― 嗚呼 それは遥かなる英雄楽園《シャンゼリーゼ》 ―


[遥かなる記憶《ユメ》の断片――


≪光≫を浴びた向日葵畑。
微笑う少女に差し出す一輪の栄光《アウルム》
咲綻ぶ様に微笑む笑顔。

せせらぎ渡る少女に差し伸べる手。
その手を掴む少女は危なっかしい。
だから少年は少女を護るためだけに。


柔らかな向日葵の願い《ユメ》は散る――]

(1413) 2011/06/06(Mon) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

[遥かなる記憶《ツミ》の断片――


≪光≫は絶対《ルール》の使徒。
少年は絶対《ルール》の制裁者。
蒼と黄昏が照らす玉座の前に少年は"槍"を振るう。

『何処にも属せない者はここには居られない』

資格無き存在を堕天(おと)す律法《ルール》。
それは絶対の運命《ルール》。
それが当然だと思ってた。


『―― さようなら ネルフェリウス 』


絶対《ルール》には
翼の意思など意味が無いと思っていたあの刻迄―― ]

(1414) 2011/06/06(Mon) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

[遥かなる記憶《ツミ》の断片――


其れは束の間の執行猶予。
断罪の烙印を捺したのも少年。
堕天す事を決意したのも少年。

『――……………』

眼を逸らした少年の翼《オモイ》を知る者等無く。
少年は熾天《そら》の名の元に絶対《ルール》を突きつけた。


……だから]

(1417) 2011/06/06(Mon) 01時頃

【人】 双生児 オスカー

[遥かなる大罪《ツミ》の断片――


『                  』

踏み付けた少年の翼《オモイ》を突きつけたのは誰?
突き崩さなかった絶対《ルール》を突きつけたのは誰?
揺れる少年の翼《オモイ》に深き≪闇≫を囁いたのは誰?

残酷な絶対《ルール》は心を省みない。
絶対の運命《ルール》は心を踏み躙る。
それは絶対《ルール》に殉じる少年の深過ぎる大罪《PARA-DOX》。

だから――

 

(1420) 2011/06/06(Mon) 01時頃

【人】 双生児 オスカー




            マリオネット
  『 無 価 値 な 木 偶 人 形 ――― 』




嗚呼 その刻 熾翼《ウタ》が崩落(ゆら)された―― ]

(1421) 2011/06/06(Mon) 01時頃

【人】 双生児 オスカー



    嗚呼 其の熾翼《ウタ》が破壊(こわ)した
    嗚呼 約束の大地《せかい》を破界(こわ)した

    嗚呼 楽園幻想――

    嗚呼 堕翼《マイ》踊る星々が破界(こわ)した
    嗚呼 崩落(ゆれ)たちからは天を破界(こわ)した

    嗚呼 楽園幻想――

    嗚呼 鋭き槍は愛し花冠の庭を破界(こわ)した
    嗚呼 翼《オモイ》は少年の心を破界(こわ)した

    嗚呼 楽園幻想――

    嗚呼 楽園幻想――

 

(1424) 2011/06/06(Mon) 01時頃

【人】 双生児 オスカー






           シャンゼリーゼ
     嗚呼   落園幻想―――






 

(1428) 2011/06/06(Mon) 01時頃

【人】 双生児 オスカー






     ば
            き
                     り       





 

(1429) 2011/06/06(Mon) 01時頃

【人】 双生児 オスカー





 グロリアァァァアアアアアアアアアアアア!!!!
 δωρθοαααΑΑΑΑΑΑΑΑΑΑΑ!!!!





[疾駆(はし)る。
 『糸』が切れた様に黄金から落ちゆく少女の元に疾駆(はし)る。


 ――湧き上がる熾気が、栄光の花の力を拒んで]

(1433) 2011/06/06(Mon) 01時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/06(Mon) 01時頃


【人】 双生児 オスカー


 ――っ……グローラッ!
      ――……グローラッ!!


[落ちた少女の身体を、少年は抱き留める。
 ――これだけは、誰にも譲れなかった。

 最期に"オスカー"が視た、あの日の姿の少女は。
 だが、既に力無くした《過去》の物でしかない]


    やだ……っ……!!
      いやだぁ………っ………!!

    僕は……っ、何の為に"あそこ"から……!!

[その言葉は、『糸』を通じて。
 崩れ落ちる《栄光》に届くのか]

(1459) 2011/06/06(Mon) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー


 ――やだっ……

 やだ、僕もここに――っ……!


[絶望と言う嘆きは、少年の身体から噴き出す堕気を荒れ狂わせる。
 迫りくる黄昏。
 決壊する様な心が噴き出す堕闇《サデニア》に、助かる見込みは限りなく無い。


 ―― 世界《Front》も  《栄光》も  ]

(1477) 2011/06/06(Mon) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー






  うぁっぁぁぁああああああああああぁあああ!!!!!





[少年の慟哭《ディスペア》が暗黒の世界に高鳴る。
 《栄光》の欠片を抱きしめて哭く少年の≪闇≫が世界を包む。


 最期に送り出される花の力は 少年を―――――]

(1479) 2011/06/06(Mon) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ ―― カ ア ァ ッ ! ! ―― ]

(1480) 2011/06/06(Mon) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

[  この表世界《Front》を観測した者は語る――


  超上位種《エルダーロード》、ビッパ・ザ・シュートザムーンの手により惑星名『sector:β25-XVItus22589』の破壊は完了した。
  然し、崩壊はそれだけに留まらなかった。
  直前、当該惑星『sector:β25-XVItus22589』より時空歪《クロノノイズ》クラス142.73と言う超異常規模の力を観測した。


  まず最初に太陽と月が急速な移動を開始し、惑星『sector:β25-XVItus22589』の至近距離を円周する様に異常速度で廻り始めた。
  次いで、火星から金星に及ぶ、『sector:β25-XVItus22589』付近に認められる惑星が一様に同じ様な異常軌道を開始し、『sector:β25-XVItus22589』の周囲を周回し始めた。
  そして最期に、惑星『sector:β6-XVItus52736』から惑星『sector:β75-XVItus903688』に及ぶその全ての惑星が異常軌道を開始。


  その光景は惑星『sector:β25-XVItus22589』に銀河すべての惑星が引き寄せられるかの様な様相を呈し――

(1483) 2011/06/06(Mon) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー



  ―― 約327.326474秒後から崩壊が開始し。


 表世界《Front》の三次宇宙は超爆発《ビッグ・バン》を起こし。

 表世界《Front》は全世界と全歴史より、跡形もなく消滅した――


                                   .......To be Continued......** ]

(1485) 2011/06/06(Mon) 01時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/06(Mon) 01時半頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/06(Mon) 02時頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/06(Mon) 02時頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/06(Mon) 02時半頃


【人】 双生児 オスカー

 ―― 幕間 / 其れは魔界の最深奥にして天界の領地
             大罪の天使封ず氷結氷河《コキュートス》 ――


[ 其処は罪天使の棺《コフィン》だった。

 嘗て天界に在りた上で神に弓を引いた者達を閉じ込める永久氷結の牢獄。
 堕闇《サデニア》蔓延る彼の地で、氷河はそれ自体が天空の光を発し、封印されし咎人を固く戒める]



                        ( コキ――…・・ン・・・ )
                             (キ――…ン…)

[遥か高い天井から堕ちた小石が氷河にぶつかり、澄んだ音を高く響かせる。
 氷河の縛めのみの無で構成された牢獄に響く斯くも心安らぎ希少なる"音"
 だが然し閉ざされた堕天使達の全ては、身も心も高貴なる闇の貴族へと変じている。
 ――音無き美しき無の闇の堪能を打ち破る"雑音"等に見向きもされない中で]

(1514) 2011/06/06(Mon) 03時頃

【人】 双生児 オスカー



                《- ―――……・・・?・・・・・・ -》



["音色"を耳にした "オスカー"が氷獄の中で薄く瞳を開けた]

[闇染めの漆黒の髪。血染めの赤晶石《スピネル》の瞳。
 そして光色と闇色に輝く表裏一対の翼。
 魂まで凍る氷獄の中で、纏う物も無い身故に、その細身の四肢や美しい程整った顔立ちすらも、"槍真"その物だと言う事が良く解る]

(1515) 2011/06/06(Mon) 03時頃

【人】 双生児 オスカー

 《- 御目覚めか……? 此方私様が愛しき咎人《ルール》 -》

                      《- ―――……っ…… -》

[だが瞳が映したのは氷獄の外でなく。
 巨大なる堕ちた明星。

 ――暗黒の冥王]

[其処は氷結封印《コキュートス》の中枢部。
 嘗て彼が全てを滅ぼした罪は、ともすれば世界に"概念"が産まれる後にも先にも、尤も重く赦せぬ煉罪。

 大地の重力の全てを負うその身は絶え間なく軋みを上げる。
 そして"オスカー"の身体をびっしりと縛っていたのは

 ――六六六に連なる聖光の忌鎖の"残骸"]

(1516) 2011/06/06(Mon) 03時頃

【人】 双生児 オスカー

 《- 貴様も視ただろう――?
     貴様の別け身――"ソーマ"の素晴らしい堕闇《ちから》 -》

                   《- ――・・・・・・ -》

[天空の音色等既に捨てた、斯くも魅力的な魔性《カリスマ》を持つ魔界の音色。
 魂に直接響くその言葉を聞くのみで、"オスカー"は身じろぎ一つしない]

 《- 瞬き瞬間前の"あの刻"――
       あの刻"には天地開闢以来有数の驚愕を憶えた物だ。

      ……よもや≪闇≫と≪光≫の混じる不安定な貴様の魂。
        顧みずその殆どを割った上に逃がしたのだからな。

   やけに貴様を≪闇≫に犯しやすくなったと思った刻には――
                  ――此方私様とて既遅し。

   然しそれも儘成らぬ世界の余興。
           "ソーマ"は再び"全て"を滅ぼす -》

(1517) 2011/06/06(Mon) 03時頃

【人】 双生児 オスカー

[冥王の≪闇≫が、"オスカー"を取り巻くが――
 やがて興味を喪ったかの様、≪闇≫は霧散する]


   ≪- …………ふん。 もう"居らぬ"。
          緩んだ枷は"ソーマ"を受け皿に力を戻すか。

       最早彼方御前様は"奴"の言葉を借りるなれば。
          記憶のみで作られた木偶人形《マリオネット》……か-≫


[くつ、くつ、と冥王は嗤う。
 追従する様に響く嗤いが、数百。

 ――彼等全てが、天地開闢、神が天使を創造してからの有史の中で。

 そして、2000年前、彼の『魔界戦争』の際。
 堕天(おと)される前の"オスカー"が堕天(おと)した堕天使《ディボウル》]

(1518) 2011/06/06(Mon) 03時頃

【人】 双生児 オスカー



  ≪- さぁ……"契約"に則り"奴"こそが我等冥界億軍を担う者 -≫

  ≪- 《混沌》の元に《栄光》を!《運命》を!!《秩序》を破界(こわ)すのだ! -≫


[くつ、くつ、くつ。
 冥王は嗤いながら、悪魔《ディボウル》達の精神体。漆黒き影。
 それらがこの今尚冥王を縛る忌々しい氷結氷河《コキュートス》より抜け出すのを見届け。

 未だ《栄光》の封印の残滓に一人氷河に縛られる冥王はその≪闇≫の哄笑を高鳴らせる]

(1519) 2011/06/06(Mon) 03時頃

【人】 双生児 オスカー




   ≪- 嗚呼! 世界は『100億の嘆き』の為に!我らが冥界救世《メサイア》の為に! -≫



[≪闇≫が 未だ躍る

                        -Next Stage→]

(1520) 2011/06/06(Mon) 03時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2011/06/06(Mon) 03時頃


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