64 色取月の神隠し
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─ 隠世へと続く道 ─
[手を繋ぐ、鏡写しの童女の背を送るのは、
淡き箏の音色に龍笛の響き。
ぽうと青白く揺れている、あの明りは狐火か。
あやかしどもの祭囃子は、誘うように狭間の世へと響きゆく]
[ちん、
とん、 しゃらん。
とん、とん、
ひゃらら]
[いつしか祭囃子はいっそう愉快に、豪華になった。
ちいさな足の踏み行く、その先には赤い彼岸の花。
ざわ、ざわ、ざわ。
いつしか幾つもの気配が、親しく童女たちの傍らにある]
[きゅ。と、繋ぐ手の力がほんの少し強くなる。
狐のお面をつけた黒髪が、さらりと頬に落ち掛かる。
怯えたように、黒い瞳はそちらを見ることはなく]
あさ、だいじょうぶ?怖くない?
[声だけかけた。
妖の隠れの里で、見せる姿は一つ目童子のその姿]
お団子、もらったの。お菓子もあるよ。
───あとで一緒にふたりで食べよ?
[響き続けるお囃子の中、ほそい声が誘いをかける。
現世より続く祭囃子は、未だ止むことを知らぬまま**]
[終わらない祭囃子の中、ゆうらりゆらりと灯りが揺れる。
灯りの指し示す向こうのほうは、人の里。
未だ終わらぬ逢魔時に、彼岸の花の道が揺らぐ。揺らぐ]
───…みち。
[ぽつ。と、呟いた。
ひとつの大きな目をあげて、僅かにほそい首を傾げる]
迷わないから──…、
迷わせないから、だいじょうぶ。
[童女の手から、赤い手毬がころりと落ちる。
とん、とん、しゃらん。
手毬をつくと、誘うように小さな鈴の音が重なった]
とぉりゃんせ、とおりゃんせ……
[手毬の歌が、差し招くように里へと響く]
──…ここは、どこの細道じゃ…
[ぽーんと手毬が弾けて、人の子の里へと続く道を示す]
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