人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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【人】 トレーサー キルロイ

[少し辺りの空気がざわつき始めた気がした。
振り返るが、確証は得られない。
奇病を抱える者達が集う院内、小さいものも含めれば、
何らかの異常事態は少なくはない。
スタッフたちもその辺りは、心得ている。
動揺が他の者へ伝わらないように、と。
それは現実を切り取るような鋭い優しさではあったけれど]

 …………。

[同刻、空を一緒に飛ぼうと会話を交わした少女が、
危機に見舞われていることも知らずに。

男は紅玉を仕舞い、再び歩き出す]

(160) 2015/06/13(Sat) 01時頃

僕も忘れたくなかったから。感情も、鮮明に留めて置きたかったからね。
だから、僕は傍観者だよ。

[の瞳の奥に微かに灯るものを、眩しくなってメルヤは目を細める。
メルヤは両親から、およそ愛情というものを受け取らなかった。生意気で小賢しい性格が災いして友達と言える相手も外の世界にはいない。

何も残してきていない。だから何も遺したくなかった。]

知ってるよ。知ってる。嫌という程知ってるよ。
怒らない。

……僕には、忘れてしまう恐ろしさがわからない。
そして僕には、忘れる救いも訪れないって言ったら皮肉にしか聞こえない人達がいるかもしれないからね


[芯を捉えていないような瞳は、ケイトにどう映っただろう。
ここにいるようで、いないような感覚。過去と、今。錯綜する想いは何時だって、現実的だ。

それでも過去と今が混ざることが、なかった。]


君も最近僕にひどくない
 
[ついに聞いてしまった。]

うん。別に囚われようとしたんじゃないよ。僕がそう位置づけた。
そうだね。いいと思うよ。

僕には何の望みなんて無いからね。
[声は抑揚がなく、何かを隠している風ではなかった。]


[彼女の瞳には、一昨日までの絶望が嘘のようだった。

瞳の中に花が咲く。そう比喩したのは誰だったろうか。
それは希望なのか、生きる気力なのだろうか。

彼自身、彼の心などわからぬまま。希望などない心の中を見つめずに、ただ、静かに現実を見つめることを、選んだ*]


【人】 トレーサー キルロイ

[図書室の前まで差し掛かって、扉の前の人影に気付く。
その二人の雰囲気が、とても穏やかだったから。
何となく邪魔をしたくなくて、
声をかけずに少し遠くから見守った]


 ……………あ。


[ところが、程なく二人は別れてしまった。
オスカーが図書室を離れ、トレイルは中へと。

どうしようか。
何故だか、また例の、悪い予感めいたものが。
結局扉の前までやって来たけど立ちつくし、
其処から足を踏み出せないでいる]

(167) 2015/06/13(Sat) 01時半頃

[忘れえぬ記憶、

それはとても残酷で
それはとても素敵で

前提が違い過ぎればそれは、何も生まないのだ
――認識の祖語のみ、紡がれる
価値観の違いのみ、紡がれる]


其れは貴方があまりにもいじりやすくてつい

[全く悪びれもせずにしれっというものの、
最後の言葉にゆるりと菫色は細まる]

――ああ。また戻ってしまったわね
貴方の言葉(こころ)は、虚ろだわ

[メルヤの声に抑揚を感じないのに気づけば
ただ、...はそう返した]

扉の音が聞こえるわね
また、誰か――くるのかしら

[耳欹てれば音が鳴る
重厚な音。扉が開く音がする
あちらとこちら、つなぐもの

...は、そろそろ部屋に帰らなくていいの?と尋ねる
今日はもう、疲れで部屋から自分は出れそうにはない]


[傍観者よ、君自身が1歩進もうと思わなければ
眼前の道も見えはしまい

現実の前に転がる未来地図
あまねく未来への道は無数にある
それを見つめ、誰かが選ぶのを唯黙って見ているのだろうか

――私には、彼の苦しみなどはわからない
寄りそう事も出来ない

唯、道はあるのにと呟くだけしかできやしない
歌いながら真実紡ぐ鳥の様にはなれない
キーウィット、キーウィット。其れはなんて哀しいお伽噺!

同じく他者を見つめ記憶するのに
どうしてこんなに、違う思いを抱くようになったんだろうね*]


そうだね。邪魔したね。ケイト。
……それじゃね。

[メルヤは長く話していたから疲れただろう。巡回がまた来るかもしれないと思い、暇乞いをした。”また”とは口にせず。]

頼んでたこと、よろしくね。


[それが明日でなかったとしても。
 もう――長くはないのだろう、とメルヤはほとんど確信めいていた。

彼が”連れて行かれる”ことを望まなくても。
足取りよりは帰りよりは、軽い。筋弛緩剤の効果が無くなってきたのだろう。

心はどこか虚ろだった*]


[途中でナナオの部屋を覗いたが、彼女は寝ているようだった。
そっと閉めて、自室へと真っ直ぐ向かう。

手錠と足枷の音が妙に生々しかった。

囚人、咎人。見ているだけで何もしない。それも罪で咎だと、責められているような気分に陥ったのは何故だろうか。]

[自室に戻って、枷を嵌めたまま気怠そうに横たわる。
乾いた心は応えない。
救済なんて、どこにもない。


一縷の未練だけが、彼の心をどうにか留めようとしていた――**]


【人】 トレーサー キルロイ

[そもそもトレイルは、
図書室に用事のある人種だっただろうか。
其れを言うならば、自分も似たようなものではあるが。
それに、タルトが絵本を貰ったとも言っていたし。

廊下に落ちた一枚の花弁の色が、
淡紫であると最早この瞳は認識できない]


(レイ兄ちゃん。)


[さして分厚くもない図書室の扉。
けれどか細い声であれば、其れは何処にも届かない。

明らかな異変に気が付いて蒼白な顔で中へ飛び込んだのは、
きっと全てが終わった後*]

(176) 2015/06/13(Sat) 02時頃

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