310 【R18】拗らせ病にチョコレヱト【片恋RP】
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[ 『あなたの死を望みます』
贈り物として手折られた時に宿す意味。 もし女がバレンタインの憂鬱に俯いたまま、 扉の先にその白を見つけたのであれば、 流石の敷波玲であっても、寒気を覚えたかもしれない。
けれども、彼女はこの「賀東荘」という筐の隅で、 それを『見つけた』のだ。
縁に爪をひっかけ、軽く持ち上げれば 埃混じりの、されど美しい氷はぱきりと音を立てて床を離れた。]
…なんか、いいな。
[窓から星明かりに透かしてそれを見つめる。 こうやって見ると、なんか星座に召し上げられたみたいじゃない。]
(203) 通行人 2021/02/21(Sun) 23時頃
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[偶然が作り出した、透き通った宝物。 女はそれで指先を冷やしながら、部屋の中へと持ち帰る。
凍りついた春は、 雪解けの時が訪れても息を吹き返すことはない。 白き想いは、祈り>>100は、届かずとも。 その骸だけは、ささやかに召し上げられる。
それをもし彼が知ったならば、 『慰め』に────いや、そんな都合の良い話は、ないか]*
(204) 通行人 2021/02/21(Sun) 23時頃
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はは。まじで。 結構なポーカーフェイスなんだ。 今までおとなしい人だなって思ってたけど、 実はそうでもなかったり?
[一時ではあるが恋敵の暗殺だなんて 物騒な企てをされていたことは当然知らないから。 あくまで冗談の範疇でそう言って、 続く言葉にはぽかんと口を開けた。]
えっ????? あっそーか、そーいえば…… じゃなくてととととーーぜんだし!! このイリスちゃんにかかればそのくらい余裕ですとも!
[春日井の下の名前は(敷波が呼んでいたので) 一応知っていたが漢字まではうろ覚えだったのもあり、 そこには全然気付いてなかっただなんて言えない。 ドヤ顔で取り繕ってはみたがだいぶ今更感がある――― ので、彼には笑われてしまったかも。]
(205) guno 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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……え?
[そんな話をしているうち、 ふいにサングラスが取り除かれて目を瞬かせた。 泣き腫らして赤い目、人様に見せるには 随分とみっともない顔だったけれど。
こちらを見つめる春日井の瞳と声と、 無邪気な笑みが、何だか酷く柔らかかったから。 ついそのまま、言葉を失って呆けてしまった]
あ、えっと………?
[言葉の意味をちゃんと理解する前に 話はさえぎられてしまったから それは有耶無耶になったまま。 いつでもいいと春日井が言うのならば]
(206) guno 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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じゃあ、今。 …からは流石に急だから、明日。
学校あるし午後からでいい? 色々準備とかしておくからさ。
[なるべく早い方がいい。 決意が鈍ってしまわないうちに。 だからそんな約束を取りつけて、 同意が取れればその日は別れただろう。]
(207) guno 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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[永遠の欠落を抱えた己には、完璧であるための道具など必要なかった。だから差し出された小さな鏡>>180で己を捉えるまでに少しの時間を要する。 生気の薄い顔を乗せた男がこちらを見ていた。これまでで一番の拒絶を眉間に示し、視線を奥の持ち主へ向ける。]
成立しなかったら、なんなの。
[叱られた子どものような抵抗は、繰り返しお互いの無関係を紡いだ。 たとえ、飛沫舞う揺らぎを与えたことがあったとしても、それだけだ。たった一度きり。それ以外、何もない。彼女の瞳に何が映ったか>>1:-42なんて、可能性すら思い至らない。 形のいい唇から漏れるため息>>181に、皮肉でもおまけしてやろうかと開いた口は、]
――は?
[たぶん、あの時>>1:169と同じ音を放った。]
(208) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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[適当な言葉で逃れようとしても認可されず、 遮ろうとした手さえ貫くような眼光>>184。 眉間を示す指先>>183は一部の隙もない。
兄に重ねた完璧な表層は冷水に揉まれ、既に跡形もなくなってしまったのに、彼女は未だ抗おうとする。 敷波玲は敷波玲のまま、真正面から己の前に立ち塞がっている。
開き直りとは違う。 それよりもっとまっすぐな、己には真似できないものだ。
――目を、逸らした。]
ふは、
[瞳孔の降下と共に、力のない笑みを口の端から漏らす。 袋>>184を押しつけられても抵抗せず、一回転を挟んで帰っていく背を見送ることもなく、のっそりと『朧の間』へ身を潜り込ませた。
引き戸が閉まる。 鍵の落ちる音がした。]
(209) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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― 『朧の間』 ―
[時間を示すものを見失った部屋は、ただ夜であることしか教えてくれない。窓の外を覗いても、男性と共に犬が駆けるのはもう暫く先のことだろう。 今日と明日の境目も分からぬまま、開けっ放しだった窓を閉じ、電気を消した。タバコの匂いは随分薄れていたが、ようやく通るようになった鼻でも残滓を辿ることができる。
彼の匂いはどこにもない。ほんの僅かでも残っていたとして、既に潮風に乗って消えてしまっただろう。手元に視線を落とすと、たったひとつの袋が月光に影を落としていた。]
……。
[寿命の近いデスクチェアは、腰掛けるだけで悲鳴に似た音を立てる。 茶色のリボン>>161を引いて、惜しむことなく手を離した。手触りのいい一筋は、暗い足元に落ちて見えなくなる。]
(210) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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[さて、そこから部屋に戻ってからは一仕事。
クローゼットの中に入った 沢山の写真と10冊分の日記帳。 それにハンカチとか、ストローとか、 先日のミルクティーのパックも。 そういうゴミとも呼べる小物たち。
小物は燃えるものと燃えないものに仕分けし、 ゴミ袋に詰めて一先ず部屋に置いておく。
写真は只管シュレッダーにかけて段ボール箱に詰めた。 如月に頼んで家庭用の焼却炉を借り、入口に置いて。
次の日約束通り春日井の部屋を尋ね、 それらを何回かに分けて 海辺へと運ぶ手伝いをして貰った。]
(211) guno 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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……あま。
[クッキーを歯先で折った。金平糖を奥歯で噛み砕いた。 粉々になるまで、これを与えた女のことを考えている。
兄と勝手に重ねたことへの詫びだった。 彼女には何の非もなかったから。
カレーの料金代わりだった。 彼女には何の貸しもなかったから。
こちらからすれば、これでイーブンだったのだ。 体調を崩したことだって、別に強がりを言っていたつもりもない。己の不摂生が招いた結果であり、あの日の出来事はきっかけに過ぎない。
心から、関係ないと思っている。 凪いだ海は元通り。何も残らないはずだった。
それなのに、忘れられないのだという。]
(212) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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[ご愁傷さま。]
(213) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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[解体された愛理の宝箱。
ひとつずつ、ひとつずつ、 順番に火をつけて燃やしていく。
それが何か、ということを 別段春日井に説明はしなかった。 まあ泣き腫らした目と、 どこかとなく物憂げな表情に ある程度察せられたかもしれないが。
その間にするのは他愛ない話。 いつからここに住んでるのかとか、 いつも普段は何してるのかとか、 ヒントの中にNARUMIの写真あったけどよく行くの?とか。
時間をかけて、最後に掌に残った夢のかけら。 あの日柚木に貰ったチョコレート色のリップクリーム。 封を開けて一度だけ、唇にそれをつける。]
(214) guno 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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[肩が震えていた。空いた手で前髪を掻き上げる。 眼鏡がズレて視界がぼやけた。]
……ホント、趣味悪。
[笑いの間に漏れた声は、嫌悪に濡れていた。
表層を剥いでなお、正しくまっすぐあるのなら、 それこそ敷波玲の本質なのだろう。 踏み込むつもりはなくとも、見えてしまう。 まっすぐであるがゆえに、望まぬ奥まで。
正しいものを、己は何も持っていなかったから。 正しいものは、嫌いだった。]
(215) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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[たったひとつの素朴な色に手をつける。 持ち上げた感触は軽く、振れば微かに音もした。 滓を払い開いた先の文字>>185を目に留める。]
――。
[折り畳んだ紙を小麦色の籠ごと口に含んだ。 嚥下した言葉は男の内側で形を失い、溶けていく。]*
(216) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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ずっとずっと、好きでした。
…さよなら。
[結局本人に言うことは叶わなかった言葉と共に 大きく振りかぶって、海の中へと放り投げる。
――――ぱしゃん。 どこか遠くで小さく水音がした。]
(217) guno 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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はいっ、これで全部おしまい。 お疲れ様でした。
[くるりと春日井に振り返った顔は、 上手く笑えていただろうか。 昨日よりは目もましになったけれど、 まだまだ傷がいえるまでには時間がかかりそう。]
幸せな夢だったんだよね。
[彼が何かを聞いたか、 それともそっとしておいてくれたか、 どちらにせよはっきりしたことは言わずに――― 鞄の中から物を取り出して春日井に渡す]
(218) guno 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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はいこれ。 一日遅れだけど、 付き合ってくれたお礼にあげる。
[今朝コンビニに寄って買った 飾り気のないパッケージ剥き出しのそれ。
2/15、"バレンタインではない日"だから 何の含みもなくあげられる 1箱300円のチョコレート。]
甘いもの、すき?
[彼と想いが重ならないこと、 それすら愛理は知らないけれど。 ここに君が居てくれて良かった。 そんな気持ちを込めて、目を細めた。**]
(219) guno 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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─ いつかの日、いつかの夜 ─
関わるのも嫌でしたら、 あたしを上手く失望させてください。 腕の見せ所では?
元はあなたのせいなので、 あなたの都合辺り、 知ったこっちゃないので。
[翌日だったか、数日後だったか、さてはて何時か。 そう吐き捨てて、女はビニル袋を置き去りに踵を返す。 中身はレトルトの米、敢えて足の速い刺身、ふりかけの類。 良いから飯をきちんと食えと言いたげな品揃え。 彼が厭う>>215正しさを騙って。 何せ、盲目たる恋の終わらせ方を知らない。
完全たる拒絶へのカウントダウンが始まっていたとしても、 それはきっと彼女にとってはこの世の終わりや、絶望ではないだろう。]
(220) 通行人 2021/02/22(Mon) 00時頃
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[ そうやって終わって、やっと。 ああ、あれはやっぱり、 『恋』という奴だったのだと。
普通の女でいられなかった女は、 己を振り回したそいつのことを 爪先から尾っぽまで 理解することが出来るのだろうさ。
屹度、きっと、 ね。 ]*
(221) 通行人 2021/02/22(Mon) 00時頃
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― それから ―
[とある1日が終わったところで、男に変化はない。
少しだけ、彼と顔を合わせる機会が減ったり、 少しだけ、彼女と関わることが増えたり。
あったとしてもそれくらいで、もし住人たちに何かあったとしても、男が気づくことはないだろう。相変わらずひとりきりの部屋で、夜な夜な文字を連ねるだけだ。]
(222) Pumpkin 2021/02/22(Mon) 00時頃
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[書籍化に関して作家ができることなどたかが知れているが、それでも仕事の量は増えた。今日もまた引き戸の外に飛び出して、新しい革靴を鳴らす。
一度、絵画の前に立ってみたことがあった。 真正面から眺める景色は、窓下に広がる海とはまた違った色合いを見せてくれる。
それは確かに特別だった。 けれど、恋ではなかった。
玄関の片隅に佇む額縁を視線でなぞり、賀東荘を出る。]
(223) Pumpkin 2021/02/22(Mon) 00時頃
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[己の名が書店の片隅に並ぶのは、もう少し先のことだ。 顔を上げる。庭の松と並ぶように、街道に淡い桃色が花開いていた。]
……もうそろそろかね。
[色のない手のひらで、胃の辺りを撫でた。
――恋を、している。 拗らせた想いを、手放せぬままに抱えたまま。
そんな歪で、捻くれた男の下にも平等に、
春は訪れる。]*
(224) Pumpkin 2021/02/22(Mon) 00時頃
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─ バレンタイン翌日 ─
[その日はノックの音で目が覚めた。 一日ぶりの布団からのそのそと這い出て、はぁいと返事をしながら身なりを最低限整える。 時間は昼より少し前。 宅配だろうか、何かが届くと連絡は特にもらっていないのだけどな、と思い当たる節が無く、ジャージのチャックをじっと上げて扉へ。]
……あ、悦子さんか。 どうしました?
[二言三言、挨拶ついでに会話を交わし、そうして差し出された紙袋。 私とは普段縁がないような洋菓子店>>14のロゴが入っている袋に、ええ、と戸惑った。]
(225) haito 2021/02/22(Mon) 00時頃
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これは……? ……圷さんから、です?
[差出人にさらにびっくり。 同フロアに住む彼とは、生活リズムの違いからか会う機会はほとんど無く、何をしている人なのかもしらないくらい。 先日の詫びだと告げられると、二秒くらい間が空いただろうか。その後にようやく思い出せた。]
あー…… 律儀な人だなぁ
(226) haito 2021/02/22(Mon) 00時頃
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[悦子さんもありがとうございます。と受け渡しをしてくれたことに礼を言って、部屋の中に戻る。 ちゃぶ台に紙袋を置き、その中身を取り出してみる。 中の茶色の小箱は後で小物入れに使えそうだな、なんて思いながら開けて、サブレが入っているのを見る。]
わ、かわい……
[ひとつ取り出して袋を剥くと、中のバターの香りが漂ってくる。 サクッ、と軽い音を立ててサブレを食べ、その甘さにすぐに上機嫌になる。 昨日の憂鬱も忘れ、また新しい一日が始まるのだ。]*
(227) haito 2021/02/22(Mon) 00時頃
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大人しいと思うよ。 喧嘩とか、した事無いし。
[ 暗殺を目論んだことがある、は 実行に移していないのでノーカウント。 素知らぬ顔で嘯いて。
わかりやすいドヤ顔に。>>205 プハッと小さく息を吐いた。 ]
(228) 希 2021/02/22(Mon) 00時頃
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[ ─── 今。>>207 急なのは、確かだが。 バレンタイン当日だ。 チョコは渡せたのだろうか?
愚問だなと、その考えを詰る。 そんなの、赤く腫れた涙の痕を見れば明白だ。
落ち着いてて、ちょっと不器用で そう言うところが可愛い人、は。 彼女の想いを受け取る事をしなかった。 ]
(229) 希 2021/02/22(Mon) 00時頃
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…… あの、この荷物を運ぶのも。 賭けの報酬に入ってるの?
[ 何で親フラが受け入れられてるんだ。 ネットニュースに頭を抱えた、その翌日。
積み重ねられた段ボール。>>211 見上げながら、大量だね、と。 圧倒されながら呟いて。
それでも、拒む事はせず。 砂浜に足を取られぬよう、気をつけながら。 目的地へと辿り着けば。 彼女の瞳の光るもの。 煙のせいではないのだろうと、察して。]
(230) 希 2021/02/22(Mon) 00時頃
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[ 賀東荘に住み始めたのは。 確か、母親が死んだ頃だった。 普段は王国の姫君をやってるよ。 NARUMI? いい感じのお店だよね。 行ったこと?ないよー。
悪びれもせず、笑って。 彼女の唇を纏うショコラの香り。>>0:214 購入者である僕は、 当然、その匂いを知っていて。 誰が彼女にそのリップを渡したのか、も。 ]
(231) 希 2021/02/22(Mon) 00時頃
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落ち着いてて、ちょっと不器用で そう言うところが可愛い人 ─── か。
[ 小さく跳ねる、水の音を聞きながら。 伏せた睫毛で影を作り、静かに独りごちた。 ]
(232) 希 2021/02/22(Mon) 00時頃
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