149 【凍った】カオスバトル決戦【リス】
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[借りを作ったまま死ぬなんて真っ平御免だ。
向こうにそのつもりは無かったかもしれないだろうけど。 あの時、あの状況から逃れる事が出来たのは、 結果的に自分の寿命を延ばしたから。]
(206) 2013/10/26(Sat) 01時頃
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[壁に張り付き民家の状況を伺っていた芙蓉だったが、 勇者優勢を聞き届け、クルリときびすを返す。 どうやら、アタシは役不足だったようだぜ、カミサマはクールに去るぜ…とかカッコつけてみたりして。]
…………お。
[振り返ると、そこにはスリッパとチュッパチャプスで警戒心を露わにした女性がいた。]
おお…?
[姿を捕捉されたと女性―――確かタバサだか鯖田だか―――が認識したとき、どんな行動をとるだろうか。 逃げれば追うだろし、その場で立ち止まっていれば芙蓉は躊躇なく鯖田へと近づいていっただろう。]
(207) 2013/10/26(Sat) 01時頃
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[家族や友人達の顔が。走馬灯が流れてゆく。 その中に―― この島で出会った誰かさんの顔も、 あった、かもしれない。
ぴくり、いちどだけ、右手の指先がゆれて。 ひとりの願いは、こうして潰えた*]
(208) 2013/10/26(Sat) 01時頃
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だよねだよねぇ。
あの勇者様、何処にいるか知らない? あれは楽しすぎてラストダンジョンで立ち往生するタイプだろうから厳しさを教えてあげなくちゃね
[そうして夏生と共にくっくっと笑った 再び出るB型の言葉に聞き返したくなったが、現時点ではそれ以上に気になったものがあった。
凛から受けた、傷だ 笑ったことで響いているのか、少し顔が険しくなっているような気がした]
(209) 2013/10/26(Sat) 01時頃
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…ふむ。 ……んー。
[周りを見回して、とある物を探す それはほどなく歩いた場所で、簡単に見つける事ができた 凛が放って、額にクリーンヒットした飴だ。きちんと先端が尖らせてある]
お、あったねあったね。 …えいっ
[少し勢いをつけて、夏生が負傷した所と同じ様な場所にそれを突き刺した 正直、仲良く殺し合おうと約束した彼に、借りも貸しも作りたくなかった これで一先ずは何も無くなっただろう。 矢張り痛いけれども、怪我させたくないと言った事への嫌がらせもできた]
…あ、そういやね、何でB型殺したいの?
[そして何事も無かったかのように、呑気に問うた]
(210) 2013/10/26(Sat) 01時頃
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[殺す事よりも、僕は今、ユリちゃんを守ることを考えていた。 癪だけど、敵を倒すことだけが勇者ではないからね。
守ってこその勇者って言うことも、言われなくてもわかっている。 だから僕は勇者になると決めたピー年前から鍛え、悪に曝される人たちを守ってきたんだ。 ……なんか、あんまり感謝されなかったけどね。]
(211) 2013/10/26(Sat) 01時頃
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[あぁぁ露出狂の凶悪さと来たら! 酷い!これは酷い!
何処が見えてようが気にする風もなく、大声で喚き散らしている。
近くに走り込むと、ぐいと髪を掴まれてしまう――>>194 結っていた紐は武器にしてしまったし、今の僕は長い髪が無造作に流れている状態。 至極掴み易い。…無論、全て地毛である。8年かけてここまで綺麗に伸ばしたさ!]
うるさい!ノックス様を愚弄することは許さない! でめぇの敵はこっちだ、馬鹿野郎!
[こちらも負けじと、マップスの襟元を引っ掴んで怒鳴り返す。
…口調?そんなの気にしたら負けだよ。]
(212) 2013/10/26(Sat) 01時頃
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[とにかく、僕は変態退治のために持っていた豚ロックinレジ袋と、防御用豚ロックを剥ぎ取って露出狂に投げつけた。 しばらく死ななくても意識を失ってくれるだけでもいい。]
こんな変態がいるところにいられるか!僕は出て行くぞ! ユリちゃん、ここは危険だ、行こう!
[僕はユリちゃんにこの民家からの脱出を提案したけど、着いてきてくれただろうか。]
(213) 2013/10/26(Sat) 01時頃
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なあ、ご婦人……アタシと踊ろうぜ。
(214) 2013/10/26(Sat) 01時頃
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[その声は、鯖田に届いただろうか。 まるで独り言のように語り続ける。]
アタシならアンタを満足させてあげられるよ。 勝利したらどうのなんて忘れてさ、アタシと優雅にワルツを踊ろうよ。 所詮アタシが勝つんだから、望みなんて無いも同然だろ? そこいらのフニャチンじゃ満足できないだろ。 なんだか昂ぶってきちゃってさ―――!
[うわごとのように。熱病に侵されて。 心臓が熱く、鼓動が早く、動き出す。]
(215) 2013/10/26(Sat) 01時頃
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[民家を出てから、僕は最初のギルドへと向かう。
もう武器はリュックに入ってる缶詰3つしかなく、メイン武器となる豚ロックの補充をしなければならないからだ]
……、 ぁ れ ?
[何か変だ。 歩いているだけなのに、息があがる。いたって健康のはずなのに、急に熱が出てきて胸のあたりが熱い。 眩暈もしてきて足取りだっておぼつかない。
僕は立つことさえままならなくて一本の木に身を寄せた。]
(216) 2013/10/26(Sat) 01時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2013/10/26(Sat) 01時頃
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[缶詰の蓋―思いの外よく切れる―を掴んだ右手を、 勢いのままマップスの喉元目掛けて突き出した!
…でもあれね、刃物として使うなら横に薙がないと意味がないんだ。 僕は真っ直ぐぶつけていったから、露出狂は仰け反ったけど斬り殺すにはいたらなかった。
20年近くかけて鍛えた拳がようやく火を噴く! マップスを捉えて、後方へと吹き飛ばした――!!
――が、しかし同時に、]
(217) 2013/10/26(Sat) 01時半頃
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[もう、目の前の対象を『誰か』としては認識できない。 それは肉の塊。性別は女。 それだけ分かればあとはどうでもいい。 踊ろう。もっと踊ろう。]
楽しもうぜ―――?
(218) 2013/10/26(Sat) 01時半頃
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……まさかあの時。
[律木ちゃんが最後に振るったペットボトルの水。 あれに何か、仕込んであったのかな。
なら、ただの水ではなく、 毒入り。]
やって、 くれたな…… くそっ!
[こんな無人島では、解毒薬なんて手に入れるはずがない。 あの時気づいていれば!こんなことにはならなかったのに!
悔いてももう、後の祭り。]
(219) 2013/10/26(Sat) 01時半頃
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アーーーレーーー?!?!
[するすると解ける袴の蝶結び! 何が起きている?!
すっかり解けきったその先端は、マップスの手の中に!!
…袴はすとんと、その場に落ちた。 背後で律木が絶命し、野村君が僕の元へと走り出したのはほぼ同時か。]
(220) 2013/10/26(Sat) 01時半頃
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[─目が目が合った。
警戒はしているが緊張はしていない。口元だけわずかにニヤリと笑い、芙蓉を待つ。]
あたしね、次に会ったひとはころすって決めてた。今まで逃げられたりしたけど。それであたしはあなた…フヨウさんに会ったの、偶然にね。
[芙蓉の言葉>>215に呼応するように言葉を紡ぐ。]
─えぇ、踊りましょう。情熱的なタンゴはいかがかしら?
(221) 2013/10/26(Sat) 01時半頃
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さ?どこだろうなァ。 森の前で会って、それきりだ。 馬鹿みてェにでかい声で巫女ちゃん探し回ってたが…
[両手を砂の上について足を投げ出す。 正直痛い、痛くて千秋に食指(語弊)が働かない。棘の腹膜への侵入は、筋繊維が断裂される痛みとは別種の耐え難さがある。 出血は大したことはないし、直ぐに死に至るような傷でもないが、凛の一撃は確実に夏生の一部を削いでいった。]
……あ?なにしてンの、千秋く…
[ふと顔を上げると、砂の上をうろうろと何某か探し回る千秋の姿>>210 目的のものを見付けたらしく、拾い上げたそれを、千秋は勢いよく自分の腹に――]
(222) 2013/10/26(Sat) 01時半頃
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[まぁ袴が落ちたとはいえ、そこの露出狂とは異なり下半身が露わになるわけでもない。
紅の袴がなければ僕はまるで死装束でも来ているかのようだけど、なんとか野村君の前で醜態を晒さずに済んだようだ。]
「ユリちゃん、ここは危険だ、行こう!」>>213
[身形を整える時間などありはしない。 野村君に促されるまま、彼の服の裾を掴んで走り出す。]
(223) 2013/10/26(Sat) 01時半頃
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―民家脱出・プレハブ小屋への道中―
[追手は来ない。 今日はずっと走り詰めだったから、僕たちは歩調を緩めた。
武器の補充に、プレハブ小屋へ向かう――僕も、実は手に入れたいチュプスがあるんだ。 チュプス師が多くとも、あれの存在に気付く人はそう多くはいまい。]
[だがしかし、小屋に辿り着く前に、野村君に異変が起きる。>>216]
ノックス様…?どうなさいましたか?
[まさか、さっきの戦闘で怪我を? …いや、律木は抵抗もできないほど弱っていたはずだ。 一体何が起きている…?]
(224) 2013/10/26(Sat) 01時半頃
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─ ほんの少し前 ─
[民家を出る前、露出狂はユリちゃんの袴を脱がせてしまった!>>2:223 一瞬だけど僕はあらわになった彼女の生足を見てしまったが決して悪気があったわけではない。 それからというもの、白い足が気になってしまい、迂闊に見ることができなくなってしまった。]
くそ…ロリコンやるな…こうして意思疎通を阻むとは…!
[素直に作戦負けだと認めざるを得なかった。 しかし、服の裾を取る手のおかげで、僕はユリちゃんの姿を見ずともしっかりとその存在を確認することができたのだった]*
(225) 2013/10/26(Sat) 01時半頃
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[ふらふらと苦しげに、一本の木にもたれかかろうとする野村君。 少しでも楽なようにと、彼の肩をそっと支えて顔を覗き見る。
顔色が悪い。呼吸が苦しげだ。 何か思い当たる節があるのか毒づく野村君に、]
ノックス様、安静に。 …そこの陰にで、一度休みましょう。
[ゆっくりと草陰に誘導し、膝枕の提案。]
(226) 2013/10/26(Sat) 01時半頃
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[ついさっきまで普通に歩いていたのに、僕の急激な変化を察したユリちゃんから心配の声が聞こえた。>>224
でもきぃんと響いた耳鳴りのせいで、言葉がちゃんと聞こえなかった。]
…な、でも ない、 ょ
[不安がるユリちゃんを安心させたくて、なんでもない、と言おうにも灼かれるような喉はうまく言葉を紡げない。 見るからになんでもないわけはないんだけどね。]
(227) 2013/10/26(Sat) 01時半頃
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[僕は昔から、勉強だけは得意だった。 だって他に、やることは何もなかったからね。
実体験は少ないけど、色んな知識だけは、それはもう豊富に持っている。]
[――だから。 気付いてしまった。気付きたくなんて、なかったのに。
野村君のこの症状は、そう―――強力な毒薬によるもの。]
(228) 2013/10/26(Sat) 01時半頃
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[なんでもないなどと強がる彼は、明らかに無理をしていて。 致死量を摂取したことはまず間違いなかった。]
いいえ。無理はいけません。 今は他のことは気にせず。休むことの方が、大事ですよ…
[きっと、すごく苦しいはずだ。 少しでも楽にして欲しくて、僕は野村君を強制的に休ませようとする]
(229) 2013/10/26(Sat) 01時半頃
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お相手しましょう、レディ?
[合意を得たなら、強姦じゃない。]
[笑った顔が、自分でも分かるくらい邪悪になっていると家政婦は感じた。 それでも、目の前の女性と殺れるのだから、見てくれなど問題ではない。]
[右手のノクスカリバーとやらを真っ二つに折り、両手に木の棒を構える。 二刀流。芙蓉の腕の力で振りぬけば、枝の強度からすると一回当たるだけで砕けてしまうだろう。 それでも、視覚的に長柄を持っているという事実が、相手を恐怖させる。 そのための、アピールだ。]
(230) 2013/10/26(Sat) 01時半頃
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いざ………!
[―――参る。]
[芙蓉は滑るように地を駆け、蛇の如く鯖田へと近づいた。]
(231) 2013/10/26(Sat) 01時半頃
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[嫌だ。認めたくない。 野村君が死ぬだなんて、そんなの何かの間違いだよ。
…ねぇ、そうでしょう? 少し横になったらきっと。また元気になって――]
[野村君が直に息を引き取るとわかっていても、それを認めたくなくて。 彼にも、そんなことを悟らせたくないから、無理にでも笑顔を作る。
――そうだよ。 君に向けるために、君だけの為に、 僕はこの8年、たくさん笑顔の練習をしてきたんだ。]
(232) 2013/10/26(Sat) 01時半頃
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[ぱったり沈んだ上から、追い討ちで降り注ぐ豚バラ肉になにか既視感。 顎から頬にかけて熱く痛むのは、多分さっきの缶の蓋で切ったのだろう。
致命傷ではないけれど、身体に力が入らない。 遠ざかる足音に、悔しげに舌打ちした。
結局、何もできてない。]
(233) 2013/10/26(Sat) 02時頃
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[木にもたれた姿ではすぐに敵に見つかってしまう。 それにさといユリちゃんには、僕に何が起こってるのかすぐに見抜かれてしまったようだ。>>2:228]
ふ、 ふ、
[このまま死ぬんだろうな、と思えば意味もなく笑えてくる。苦しくて呼吸もままならないけど、それでもなんとか声を出した。]
なんか ぼく だめみ たい
[勇者なのに。 でもやっぱりゲームや御伽噺のようにはいかないようだ。 次第に手足がしびれてきて、意識が遠のいてきた]
(234) 2013/10/26(Sat) 02時頃
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[最初に膝枕を>>2:226、と示されたけど視界がふさがる前に僕は──ユリちゃんの体に倒れ込むように抱きついていた。 もしかしたら、体重を支えられずに倒れてしまうかもしれないけど]
ごめ ね。
ぼく うしゃ れな った
[ひゅうひゅうと、喉が鳴る。 本当はこんな姿を見せたくないけど、最後だからと思えば、少しわがままになってしまうようだ。]
(235) 2013/10/26(Sat) 02時頃
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