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帰れない…
帰さない、とドナルドさんに、言わないのデスか?
[想い合っているのではないのだろうか。
一曲だけと繋いだ手にもう少し、力をこめる。
和の服装に似合わず、ダンスは不得意でもない。
覚えているリズムを、恐らくはリードするだろうニコラエさんに合わせれば良い。
胡乱な眼差しを、見つめ返す。
別の国の住人だと、僕とニコラエさんの瞳の色合いの差異は告げているのだろう。]
[もうすぐ冬が来る。今年もきっと雪が降る。
その時はずっとずっと抱きしめていたいと思う。
温かい部屋で、何か楽しい事を話し合いたいと思う。
自覚すると悪化するのが恋情というものだ。
大人しく腕に収まっていてくれたクシャミが、
急に慌ただしく名乗るのを聞きながら
赤に染まった頬に唇寄せる。
自覚すると浮かれるのも恋心の困ったところ。]
長っ!…でも、やっぱりミーは、ミーだな。
[ちょうどよい具合に「ミー」と呼べる響きの真名だ。
猫のミーとの呼び分けについては後日の課題として、
少しはしゃいだ風な浮ついたはにかみ笑い浮かべて。]
ん。愛しいよ、ミー。
[三度目のキスをする。]
い、いえ。
何、かを起こしたい、とか…
[そうではない、そうではない筈だ。
困惑を夜色に映し、笑みを貼り付け誤魔化そうと。
それなのに]
……キリシマさん、は。
サディストだとしても、良い、怪物デスよ。
[サディストだと、名を隠した問いかけに、そう答えた。]
[悪戯に擦り合わせるだけだった先のキスとは違う、
もう少し深くまで繋がれるキスを交わして。
抱き締める腕はそのまま、口付けを解くと、]
…………あ。
[ふと、何かに気付いたように目を丸くして。
抱擁を緩めてクシャミの胸元へ触れる。
平らな体の線をなぞるように下腹まで指先を滑らせ、]
ミー、雄だよな……?
[同性に思いを寄せるなんて初めてだ!
…なんて今更な事にやっと気付いて少し笑った。
そして「キスの続きも、その時しようか」と
契約の時の約束にオプションをつけた。さらりと。]
【見】 手妻師 華月斎はたから見れば物好きでも、その心は本人にしかわからないものよ。 (@19) 2014/10/29(Wed) 00時頃 |
【見】 手妻師 華月斎……消えないで。 (@20) 2014/10/29(Wed) 00時頃 |
…私はこの地に住まう者ではないので。
[
そんなことは決してない気がするのだ
彼の街を脅かす化物なのだから
今も尚、彼の平穏を脅かしている。
平穏なる日常を、彼から取り上げている。
充分「異質」だ。
それ以上の何を求めて、――赦されるというのだろう。]
[繋いだ片手を両手にし、酒場から流れて来る音楽に合わせ、
ゆったりとした歩調で、リードを取ろう。
その服装は動きにくくないですか、と時折窺いを立て。]
…違う、
では、何かに巻き込まれていたい?
[
平穏に断絶した空間に囚われているというのに、だ。]
……怪物に良いも慝いも無い、とは思いますが。
慝い人物では無いというのは、間違いないと思います。
[それも、祭が去れば。
そういえば、キリシマはこの地に元々住まう者。
ならばハロウィンが終わっても、
青年が滞在し続ける限り、会う機会はあるのだろう。
街を出て行く算段も、匿う匿われるという約も知らない身。]
【人】 ろくでなし リー そうなんだ……。人間の武器じゃ怪我しなくても。 (50) 2014/10/29(Wed) 00時頃 |
候補が多いと巡れる数はきっと限られマスが…
多くの場所を旅行するのも、きっと楽しいと思いマス。
[彼の想定するものを、きっと僕は理解していない
だから、軽く、旅行の楽しみを語る温度で僕は答える。
彼の記憶の「ムラサキ」だって、もしかしたら、と笑って。]
【人】 ろくでなし リー 本物……か。うん。 (51) 2014/10/29(Wed) 00時頃 |
【人】 紐 ジェレミー はあ? (52) 2014/10/29(Wed) 00時半頃 |
ひゃあ、っ。
うん、だったらおれの名前は「ミー」だ!
[頬に触れた唇の温かさに、プルッと耳を震わせて。
グレッグがそう呼ぶのなら、その名前が一番いいと笑う。
今度のキスは、戯れるようなキスではなく、深く唇を重ね合わせ、愛情を確かめるようなキスだった。
だからなのか、頭が少しふんわりして、熱くなって、グレッグの背中を掴む指にも力が籠もった。]
……はふ、ぅ ん……?
[名残を惜しむよう唇が離れると、ほぅっと熱を帯びた吐息が漏れた。
グレッグが何かに気付いたかのように、目を丸くするのを見れば、まだ少しとろんとしたまま、不思議そうに首を傾げるのだが]
っ、ひャ……!
[不意打ちのように、胸元から下腹へ滑らされた指先に、おもわず身震いしてしまった。]
[ダンスの動きに気遣ってくれるニコラエさんに、大丈夫と答え。
ゆったりと、遠くの音色に合わせリズムを刻む。]
例えば。
もしも、僕が、恋している人に。
巻き込んでしまってすまないと謝られても。
僕は、きっと、良いですよ、と。
笑いマス。
[巻き込まれていたい。
きっとその問いは正しいと。
僕は、頷く。
【人】 紐 ジェレミー あんた、菓子作るの、専門だよな? (53) 2014/10/29(Wed) 00時半頃 |
メモを貼った。
は〜……ゥ。
[もうひとつ吐息を落としてから、改めて、グレッグの質問に首を縦にゆらす。]
ぅん、そう、だけど?
[けれど、それが何でそんなに驚くことなのだろうかと、6秒ほど考えて、そうか人間だったなーと、今更のようにちょっと笑い、眉を下げ]
イヤ、か……?
[などと問いかけてはみたけれど、付け足されたオプションに綺麗に消された気がした。]
いいよ勿論、グレッグなら。
[元々、人間と本契約を交わす際には必要だから、などというのは、まだ黙っておこう。]
……そうですね。
君は普段から旅をしながら仕事をされてるのですか?
それとも、単なる物見遊山?
[
確かにその通りだろうと。ニンゲンの寿命は短い。
線香花火が落ちる程度、瞬きを数回する程度の長さ。
うっかり百年寝てたら、目覚めた時には大体死んでいる。]
………巻き込まれても、いい?
[
恋というパワーがあれば、受け入れてしまえるというのか。
下にココロがあるから、支える土台がデカい?]
【人】 ろくでなし リー 人間の悩み相談が出来るモンスターって面白いな。 (54) 2014/10/29(Wed) 00時半頃 |
なら、愛は……
[育ててしまった感情は。
真ん中に収まっているから、外気に守られる。
ココロは、閉じ込められたまま。
下にココロが落ちていれば、他の存在にも触れていられる
ドナルドに委ねているのは、恋じゃない。
最早、愛情と為ってしまった。
毀そうとしても中心に或るから毀せず、彼が死んでも尚――
会えなくなっても、尚。 私から、消えてくれない]
【人】 三元道士 露蝶[眉を寄せるジェレミー>>52へ、首を振る。] (55) 2014/10/29(Wed) 00時半頃 |
君は、赦すんですね。
ココロを預けたいヒトが、どんな存在であっても。
どんな面倒事を起こしても。
[彼の答えを聞き、羨ましいと思ってしまった。
それでも悲観的に為らずに居れるのは、
彼が魅力的な存在であるということだ。
憶いは枯れねども、ドナルドの命は限りあるもの。
倖せが此処にあるのだから、それで充分ではないか
線香花火の落ちるまでの間、彼が息災ならば其れで。]
そろそろ戻りましょうか?
……少し、風がつめたくなって来ましたし。
[霊体なのだから、その感覚は薄い。
けれど、彼の「巻き込まれたい」人物が、
若しキリシマならば、帰してやらねばと思う。
―――ニンゲンの儚さなんて、100年存在すれば知れる事*]
【人】 露店巡り シーシャ ……”味見”で終わると思ってんのかよ…… (57) 2014/10/29(Wed) 00時半頃 |
― 薬店前へ ―
[明之進との散歩の後、薬店へと戻る。
キリシマとドナルドの会話
ドアの奥から聞こえて来る]
………。
[キリシマの見解は最もだった。
化物であるのだから、ヒトを求め愛するのは狂っている。
逆もまた然り。]
……明之進さん、先に家へ戻ると伝えてくれる?
[明之進とはドナルドも面識がありそうな。
それなら積もる話もあるかも知れないし、それに――]
[告げるだけ告げて踵を返し、男は夜の街を歩く。]
イヤじゃないよ。イヤなはずない。
[下がった眉尻に唇を押し当て微かに笑って。
今宵はひとまずもう一度キスしようと顔を寄せ。]
鐘は見つかってないけど、しちゃったな。
約束。
[そんな話をしながら、更ける夜とふたりで過ごし。
此処が魔女の家の屋根上だということも忘れて
クシャミを抱いたまま少し眠ってしまった。
それは温もりを抱いたとても幸せな微睡み。**]
[ それに、 ]
………。
[ 彼の返答を訊いてしまったら、私は。 ]
[ ―――… 永遠を求めてしまいそうで、 ]
【人】 三元道士 露蝶[真っ直ぐその顔を見ていたが、息を吐かれてしまった。 (58) 2014/10/29(Wed) 01時頃 |
メモを貼った。
[それが恐ろしい、
満足を与えてくれる体温が、声が、眼差しが。
今ひと時の時間で満足できなくなった時が、恐ろしい。
石畳を駆ける。
自分の足音しか響いていない筈なのに、大きく響いて聞こえて。
あんなに暖かかった筈の闇が、周囲を包む暗さが怖くて。
いやだ、いやだと、首を横に振った。
ドナルドの家の灯りはついたまま。
一度招かれた家になら、入れる。それに今は吸血鬼じゃないから
そんな節制など関係ないのだけれど。
玄関に座り込み、顔を覆った。 視界を隠した先もまた、昏く**]
【見】 研修生 キリシマ[その後はドナルドといくつか話をしただろう。 (@21) 2014/10/29(Wed) 01時頃 |
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