247 満天星躑躅の宵闇祭り
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「おじょおー。何処ですかァ、もう夕飯時ですよー。」
……。
[階段を下りる途中から聞こえてきたのは、兄弟子の声。 今は大学生生活を満喫中の筈だが。]
…柳さん?
[赤毛をざっくばらんに切った後ろ姿が目に入り、少女は目を瞬かせる。
半貫柳之助。 道場で共に稽古をつけて貰った事もある、闇星を宿した若き退魔師である。 彼は腰が低く、4つも年下の少女相手にも敬語を使うのだが、彼の少女を呼ぶ名はお嬢、には聞こえなかった。 これはこれ、として受け入れてしまっているが。]
(143) 蒼生 2016/06/02(Thu) 00時頃
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「あー、そんなところにいたンですか? 久々にお邪魔したら、おじょおがいないってンで、心配したんですよォ。」
[ころころと大袈裟に表情を変える兄弟子の顔からは、安堵が窺える。 少女は肩を竦めてみせながら言った。]
…また賭け事で‘すった’のか?それでうちにご飯をたかりに来たんだろう?
「うえ。…いやァ、そのォ。」
[図星を付かれた兄弟子は目を逸らして苦笑いする。
この男は賭け事が好きなくせに運がなかった。 奨学金を貰って大学に通ってはいるものの、バイト代をつぎ込んでは方々に泣きついていた。 それでも悪い道に手を染めないだけ、マシとは言えるが。]
(144) 蒼生 2016/06/02(Thu) 00時半頃
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―絡繰り人形屋敷の土蔵― [……誘われた宵闇祭りから、戻ってくる。 雨が屋根を叩く音が、聞こえる。 もしかしたら、今までの事が全て、夢だったのではないか。 そう錯覚する程に。]
……でも、楽しかったね。誠。 ……誠?
[気がつかなかった。 誠が、一寸も動かないと言う事に。 そして、アキも誠の意思を感じ取る事が出来なくなってしまった。]
……そっか。 此処じゃ、只の絡繰り人形になっちゃうんだね。
[それを、物寂しい瞳で見る、アキだった。]
(145) moumoureena 2016/06/02(Thu) 00時半頃
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[そして、後の日の事。 とある男―誠を背負った男が、絡繰り屋敷を訪れてきた。
『絡繰り人形を扱う屋敷』を求めてやってきたと言う。。
アキは、一発でその男だと感じ取った。 そして、その男と誠はであう。 勿論、その男が会いたかった男は、既に亡くなっている事も。
誠を背負った男は、涙を流しながら、ありがとう、と零した。
――そして。]
(146) moumoureena 2016/06/02(Thu) 00時半頃
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―遠い未来・絡繰り人形屋敷―
ふぁ、おはよう。 え?そんなにのんびりしてて言いのって……。 もー、母さん、言ったじゃん。テニス部は今日は休みだって。
[アキの絡繰り屋敷は、変わらずそこにいた。 明治に入り、『屋敷』の苗字を与えられた。 そこに住む少年――屋敷明(やしき あきら)。16歳の高校2年生。 相変わらず生活スペースは狭いけれども。 それでも、明は何時もの通りすごしていた。
そして、明の家の絡繰り人形は、200を超えていた。 アキもまた、人形職人として名を馳せたようで。 その中には、誠、そして。 斎と呼ばれる、とある手妻師をモチーフした人形、傍には朱色のヒョコ。 灯里と呼ばれる、明らかにセーラー服を着た人形も、あった。]
(147) moumoureena 2016/06/02(Thu) 00時半頃
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「…徹マンで少々。いや、でも結構いい線いってたンですよ?」
それはもう聞き飽きた。
「これも付き合いなンですって。お願いしますよー。今晩だけですからァ。」
[両手を合わせて拝む兄弟子に少女は溜め息を付いた。 これではどちらが目上だか分からない。]
――全く、仕方のない兄貴分だ。
「あれ、ご飯の取り分減って怒ったりしないンです?」
[冗談半分に首をこて、と傾げる兄弟子を少女はじろりと睨んだ。 それでへそを曲げる程、器は狭くない。 気分も悪くはないのだけれど腹は減っていた。――とても。]
(148) 蒼生 2016/06/02(Thu) 00時半頃
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[明は、それがどういう意味なのかは分からなかったが。 明の先祖が、大切にした代物だと言う事が、よくわかった。 もしかしたら、何れ来るかも知れない、再開の時を待ち。 3体の人形と、ヒョコは待っているのかもしれない。
そして、明は何も知らなかった。 宵闇祭りの存在も、 明の先祖が大事にした、2人の人間の事も。**]
(149) moumoureena 2016/06/02(Thu) 00時半頃
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…お望み通り、締め出そうか。
「あ。いやァ、何でもないでーす! いやぁ、おじょおが優しくって感謝感激雨あられーってね。」
[兄弟子の言葉遣いが古臭いのは、幼い頃に一緒に同じ番組を見ていた事に起因する。 兄妹のように育った彼らの間に垣根はなかった。]
はいはい、分かった。
「えー。ちょっと、おじょおー?」
[少女はくるりと踵を返すと家路に向かう。 その後ろを、影法師のようにひょろりとした体格の男が追いかけた。*]
(150) 蒼生 2016/06/02(Thu) 00時半頃
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─ 帰還の時 ─
[やがて時は流れ、帰り道が開く段となる]
ここでお別れかぁ…寂しいけど、仕方ないよな。 皆、元気でな!
[偶然踏み入れた地での出逢い。 またここに揃わなければ会うことも出来ないだろう者達も多い。 だが、皆、いつまでもここに留まっているわけにも行かないのだ。 青年もまた、戻る道へと歩みを向ける]
(151) rokoa 2016/06/02(Thu) 00時半頃
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『途中まではついてったるわ』
あぁ。 琥珀も、ありがとな。
『ええねん。 わいはお前の先祖やで? 正しく導くんはわいの役目や』
[琥珀は最後まで青年の頭の上]
[やがて狭間から現世へと戻る頃、頭上の人形は動かなくなっていた**]
(152) rokoa 2016/06/02(Thu) 00時半頃
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[いつかの時、ひゅうるり、と風を呼ぶ笛の音が、どこかで響く。
その笛が、どこぞの刀鍛冶が手遊びで作ったものだと、知る者は少ないけれど**]
(153) fuka 2016/06/02(Thu) 00時半頃
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