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【人】 露店巡り シーシャ ― 街 ― (81) 2014/10/29(Wed) 22時半頃 |
[赤いというよりは茹で蛸のよう。
目尻も頬も赤い。
その色は己の最も求む色合いだ。
動揺滲む表情も、悪戯心を唆る、好ましい貌。
どれもこれも、愛しくてくるしい。]
初めてじゃなかったら、
歳甲斐もなく嫉妬してしまいそうだ
、 ―― しようか
[ドナルドがなにかをくれるなら、
同じ重さのものを。
なにかを明かしてくれるなら、
同じ重さの提示を。
君が誓ってくれるのなら、 ―――]
[色づいた目許に指を伸ばし、微笑んで。
倖せを誘う、誓詞に眼を細めさせ
自然と白い顔に赤みが注す。
ステンドグラスの赤が原因ではない
心臓がこんなにも、揺さぶられているのだから
対面させられれば、唇が震えてしまう。
愛しくて、その先に希望を見てしまって、]
Sigur ca da.
勿論、という意味だよ。
[ Te iubesc din toata inima. ]
私、は……
私は、 … 君が欲しいんだ、ドナルド、……、
[何が一番倖せであるか、
そこに彼が居てくれること。
思わず笑気を誘わてしまう、
やんちゃな笑顔を向けてくれること。
冷め切ったこの躯に、
暖かさを与えてくれるということ。
彼が生きているということ。
私を見ている、ということ。]
―――…君が居てくれれば、 それだけで、倖せなのに
それ以上のなにを、私にくれるというの
[それ以上はもう、口に出せず。
直ぐ近くに感じる呼気を預かるように眼を伏せ。
そっと彼の背に腕を回し、熱を求めるように唇を寄せた]
もう起きちゃったのか…おはよう。
[翼を弄っていた手が、
クシャミの身動ぎを感じて一度止まる。
寝起きで焦点の緩い金の瞳を見つめると、
胸の底に、じわりと疼くような甘さが芽生える。
狂った時間に無理矢理また同じ朝に引き戻されても、
芽吹いた感情は摘み取られてはいなかった。]
忘れるわけないだろう?
ミーは、俺の猫になる。そういう約束の約束。
…ハロウィンが終わっても。
[ぱたぱたと控えめに羽ばたく翼を解放すると、
昨日そうしていたように強く抱きしめて
伸ばした足を絡ませながら頬にキスをする。]
[ひとまずは、街へ。
幽霊モドキだから飛べるんだと気付かされたので、、少し上空から街を見渡す。
と、視界に見付けた、つい先ほど思い描いた人物。
『沖元さーん!』
[幽霊モドキライフを楽しんでみよう。
つまりは、折角なので驚かせてみようと。
彼の話しかけている露天商の真横へと、ふわーっと、降りていってみたりして。]
【人】 露店巡り シーシャ[とんでもない目に遭った。 (84) 2014/10/29(Wed) 23時頃 |
そっか、良かった。
[ちゃんと覚えていてくれた、夢じゃなかった。
抱きしめてくれる腕の強さそのままに身を寄せて、頬に触れる唇の心地良さに目を細め、クルル……と喉を小さく鳴らした。]
……ふひゃ、グレッグ、擽ったいよ。
[腕も、脚も、身長の高いグレッグの方がずっと長い。
絡められると、温かさと気恥ずかしさとで、なんだかとても擽ったくて、モゾモゾしながら小さく笑い]
……っ。
とりゃっ!
[お返しとばかりに、じゃれるように耳朶に噛み付いた。]
[年甲斐も無く、と言葉にされれば笑みを零した
自らよりも遥かに長い歳月を生きてきただろう彼に、可愛らしいとすら思ってしまう。
伸ばされた指先が目元に触れ、温度差を埋めていく。
ステンドグラス越しの柔らかな光が、ニコラエの頬に降りる緋色を映し出す。
きっとこれは、二人、同じ色。]
——…… ああ、
[唇からこぼれ落ちた言葉も全て刻み込み
色違いの目を逸らさぬまま、]
[肩に添えた手が震えるのは、彼の望みを知るから
その望みが、男と同じだから。
知りたいと願ってくれた、全てを話してくれた。
何度も巡るハロウィンで出会った、本物のヴァンパイアは
誰よりも優しくて、誰よりも綺麗で]
何もかも全部、持ってけよ。
そのかわり全部、貰っちまうから、
[とうにこの想いはニコラエの手の中にあって、寄り添いたいと願っていたから。
彼の想いも、何もかも全て、同じように手の中に入れられるのなら。]
—— 愛して、いるよ。
[唇が重ねられるその寸前に。
目を閉じて緋色を想う。
全てはその色に塗りつぶされて、ただ只管に求められ、求むままに
誓いを立てた口付けは一度で止むことはなく*]
メモを貼った。
[喉をごろごろ鳴らすのはいかにも猫らしくて、
微笑ましさに笑いを誘われた。
頬に唇を擦り寄せたまま笑っていると、
反撃を受けて耳を食まれる。]
っ…ははっ、くすぐったい
[さらに、反撃には反撃を、と。
ひくひくよく動く猫の耳に噛み付きかかる。
クシャミが身動いでも足も腕も解かずに、
シーツを乱しマットレスのスプリングを軋ませて
それにしては色気なく戯れて遊ぶ。
触れ合う肌から伝う体温と間近の声や吐息に
時折、微かなもどかしさも感じると、
そのたびに唇へのキスを強請った。]
……さぁ、今日は何して遊ぶ?
[五日目の10月31日。
そろそろハロウィン気分の盛り上がりも薄いが、
陽のあるうちからベッドに篭もるわけにもいかない。
クシャミの双眸を見つめ、笑って問いかけた。]
このまま戯れてると、
前倒しで契約したくなるしな。
[正しくは、契約の約束のオプション。
キスの続きの示唆は、冗談めかしてはみたが。
抱く腕を解く前にとクシャミの額に触れる唇が
ほんのすこし熱くなっているものだから、
案外本気だとバレバレだ。]
[改まった物言い
ふたつなら一層増す彼の瞳には、全然似合わない。
でもね、誰よりも優しいひとだから、
誰よりも、私を包み込んでくれるひとだから。
だから、彼の温度も、重ねてくれる心も、合わさる唇も]
――神様にも、だれにも、……――あげないよ。
私で、君を売ってくれる?
ひとかけらも、殘さず、私のものに。
ひとかけらも、殘さないで。私を
[
神の前で誓ってしまえば。
私は、彼から何もかもを取り上げたくなるのだ
暖かな唇が紡ぐ愛の言葉と、倖せを運ぶ口づけに
全てを捨てたくなってしまう。]
[捨てた分だけ、彼が占めればそれが一番いい。
なくしてしまった分、彼が埋めてくれたら]
……ん、 もっと
ドナルド、……もっと、君がほしい
[誓いの口づけは一度が相応しいというのに。
貪欲に欲して、唇を自ら合わせる。
これでは、聖なる場を侮辱しているだけな気もするが、
神様なんていないなら、知ったことか。
願いなんて叶わないでいい。
神への宣誓など不要で、私への誓いがあれば、それでいいから]
ねぇ、もっと――…
[グレッグが笑い出せば、反撃成功とばかりにニヤッとしたが、呆気なく反撃の反撃に遭い、ヒャァァと間の抜けた声をあげてしまった。]
ヒャ……もーグレッグ!
グレッグってば!
[抑え込まれたままでバタバタと暴れるも、体格差か筋力差か、振り解くには至らない。
尤も、振り解くつもりなどなく、寧ろ擦り寄り、戯れているようでもあるのだが。]
……ひゃ、 は……ゥ、ん。
[時折、擽ったいだけでない感触を覚えては、ぴくっと身動ぎ、ねだるように唇を寄せた。
唇が触れ合えば、つい欲が出て、舌を伸ばして絡めようとしてみたりと。]
ン……は、ぁ。
グレッグ、ぅ……。
― 朝・礼拝堂 ―
[そうして宵が明けるまで礼拝堂を玩具にして。]
ドナルド、 ……踊ろう?
[朝日が降りても、眠気など訪れない。
0時がすぎても、私は消えない。
ドナルドの手を取り、誘うのは緩やかな舞踏。
鳥の囀りしかバックミュージックは無いけれど
神も恐れない顔で、微笑んでいた*]
ぅ、ん……?
[
バケツのお菓子は、きっとまた、ポーチの蜘蛛ゼリー以外は消えてしまっているに違いない。
シーシャに会って、色々説明しなくてはいけないとも思う。
けれど、こうしてグレッグと触れ合っている時間は、お菓子よりも甘くって。
額に触れてきた唇の熱に、とろりと溶かされるような気分になって]
…………なぁ。
契約とか、そういうんじゃなくて……
[ほんのりと潤んだ瞳で見つめ返し、尾を、ゆっくりとグレッグの背に回した。]
メモを貼った。
メモを貼った。
【人】 露店巡り シーシャ ― 広場 ― (99) 2014/10/30(Thu) 00時頃 |
[不意に届いたのは、>>*0>>*1クシャミと己を呼ぶ声
彼の話しぶりでは、ブローチはまだ
ジェレミーの手元にあるようだ。
クシャミへの報酬というよりも、
魔界でもそれなりに重宝されている逸品で、
主と使い魔の仲直りが叶えばいい、
そんな気持ちでいたが、一体どういう事だろう]
聞こえているよ、ジェレミー。
だが、……私の声は君に届かないのだね
[魔女を探しているのだろう。
――魔女を探し出して、喰らうつもりなのか。
そうして街を離れる気でいるのか]
[声が上がるのをおもしろがって、
ことさら反応が良い箇所を選んで悪戯を仕掛けた。
何度名前を呼ばれても、笑うばかりで離しはしない。
本気さのない抵抗にも悪戯心は育まれ、
抑えこむ腕に力が入ってしまうのも仕方ない。]
ん……ミーの舌、気持ち良いな。
[伸ばされた舌に軽く噛み付き、
絡めとって口腔で擦り合わせ舐った。
やはり猫の舌は猫舌なんだろうか?]
―…そういうんじゃ、なくて?
[背に触れたしなやかな尻尾と
見つめる濡れた瞳に誘われて、胸が鳴った。
深いキスのせいで湿った唇に
言葉の続きを促すようにまた口付けを落として。
十分に触れ合っている体をさらに密に寄せるよう
四肢をもつれあわせて問い掛けた。
何を求めているのか、
重なる体温から互いに露骨になってしまっていても。]
何して、遊ぶ?
[もう一度、先と同じ言葉を選んで訊ねる。
言葉にして聞かせて?と言いたげな眼差しを向けて。
その目は、クシャミの金瞳と同じく熱に濡れている。]
『思った以上に驚かせてすみません』
[路地裏に移動し、沖元さんのナイスリアクションに笑う。]
『満喫は、程ほどに、ですね。
ただ、多少はこのループの、不思議な現象の終わりも見えているようなので、満喫しておかないと損かな、と思いまして。』
[どういう事なのかと問われれば、キリシマさんから聞いた話をして。
『そういえば…ニコラエさんと、ドナルドさんに会いました。
お二人も、僕のような状態になっていました。』
君は私の倖せばかりを祈ってくれるけど
君には倖せになる権利はないというの?
[街を去らねばならない理由、それはたったひとつ。
魔女を殺さねばならないと、思っているからだろう。
自死を望む魔女。
狼に肉を食わせたいと思う魔女。
私と“気が合う”のだからベネットの気持ちは
もしかしたら、こうなんじゃないかって、]
―――…… 「ありがとう」が欲しいんじゃないの?
[菓子を貰ったら、ヒトはそれを言うだろう。
ミートパイを食べた彼も、そう言った。
もしもこの「繰り返し」が、ジェレミーへの贈り物だとしたら*]
沖元さんは幽霊もどきが増えた事ご存知でしたか?と、首を傾げる。
……お前以外に、やるヤツなんかいねぇよ。
[彼で自らを売るのなら、男も自らで彼を買おう
それ以上に欲しいものはない。
それ以外は何もいらない。
まるで初めて知ったかのような愛おしさとその衝動のままに、抱き寄せる腕は強く、強く]
っ は いいぜ、いくらでも
俺も、貰うから、——……
[優しく、時に激しく。
柔らかい唇を何度も味わい、何度もなぞり。
何度も、求めてもきっと足りない。
満ち足りているのに、その欲は尽きること無く。
もう一つ知る。
吸血鬼も人間も、ひどく欲しがりなのだと*]
—— 朝・教会 ——
[ステンドグラスに陽が射し込む。
夜の白い光とは逆に、色鮮やかなそれが床に色を落とし、ダンスフロアに仕立てていく。]
……元気だな、全く。
[散々教会で楽しんで、夜を明かし。
ぼやく言葉にはそれでも、愛おしさが滲み。
手を引かれ
緩やかであっても実にたどたどしいそれは、ダンスに慣れ親しんでいないことがはっきりとわかるもの。]
う、 お、——
[足元に気を取られていて気がつかなかった、ニコラエの相貌に浮かぶ微笑み。
余裕はなく、しかし、その表情を見てもいたくて]
……ダンス、練習しときゃよかった。
[そう呟いて両目を細めた。]
……グレッグ、のも…… んく、っ。
[人間とほぼ同じようで、でもちょっとだけざらりとした舌を絡め、流れ込んできた唾液を、小さく喉を鳴らし飲み込んだ。
まるで、媚薬でも飲まされたかのように、頭がぼーっとしてくる。]
……ふ、は……ァ。
ぅん……?
[一度離れて、けれど再び言葉を促すように寄せられた唇に、耳がぴくりと大きく揺れた。]
言わなきゃ、ダメか……?
[眉をハの字形にして、熱に潤んだ瞳を見つめ返す。
その間も、縺れる身体を離そうとはせず、寧ろ擦り寄り、密かに駆り立ててゆくようにして]
なー……グレッグ、おれ……
[胸元に掌を寄せて、胸元から腹へ、屋根の上で自分がされたように、ゆるやかに指を滑らせてゆき……]
おれ……グレッグが、欲しいな。
[掌が、下肢の間へ到達すると、そこにあるだろう熱を探すように、指先を蠢かせた。]
『僕だけならそれほど深刻に捉えませんが、これ以上幽霊モドキが増えると大変ですからね…
しかし、時計を壊す、ですか…』
[沖元さんの言葉に、心当たりを記憶で検索する。
しかし懐中時計の所持者に該当が見つからず、すみません、と首を横に振った。]
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