18 'Cause I miss you. 〜未来からの贈り物〜
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[目的の場所は、そう遠くないところにあった。 足を止めて、二階建ての集会場を見上げる。
ドクン。……ドクン。
激しく、心臓が脈打つのが分かる。 一度止めた足をゆっくりと窓際の方へ。]
っわ!
[中に居る誰かと目があったように思え、咄嗟に身を屈めた。 気付いた者は居ただろうか。 暫くして、折った膝をゆっくりと伸ばす。]
いち、に、さん……11人か。 どの人なんだろう。
[中を覗き込みながら、小さく呟く。 少年は知っている。けれど、少年は知らない。]
(128) 2010/06/28(Mon) 09時頃
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[ふと、窓を見やった時だった。]
……?
[少年と、目があった、気がした。 見知ったような知らないような――不思議な感覚に包まれる。 きょろきょろと、辺りを見回す。だれかと視線は絡んだだろうか]
(129) 2010/06/28(Mon) 09時半頃
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…私は、家で食べてきていい? 午後もまだ集会するンなら、また来るわ。
[ フランシスカの用意した料理>>120は、金を取ると言った自分には手をつけにくかった。 皆が食事を摂る様子を座ったまま見ていたが、やがて空腹と途切れた会話に苛立ちが募り。]
じゃあね。
[ 誰にともなく声を掛けると、席を立つ。 周囲の視線は意識から遮断して扉を目指したから、きょろきょろと首を回したフランシスカには気付かなかった。]
(130) 2010/06/28(Mon) 12時半頃
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[このままじゃ埒があかない。分かってる。 けれど、覚悟が決まらない。]
(何をやってるんだろう、僕は。)
[―――お前の両親はねェ、人狼騒動に巻き込まれていたのサ。 師匠、ゼルダのおしえ。 これから何が起きるのか、少年は知っていた。 だからあの時―――″あの扉>>#1″を開けた時に覚悟した。 生きて、戻れないかもしれないということを。]
僕は……会いたい。 父さんと母さんにあって、それから……
[扉の方へ向かう。 不自然なく両親を探すには、どうしたらいいかと考えながら。]
少しくらいなら、いいよね?
(131) 2010/06/28(Mon) 12時半頃
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[ 集会所を出ると、陽射しの眩しさに眉間に皺を寄せた。 手の平を額の辺りに翳して、後ろ手に扉を閉める。]
――?
[ 窓際から扉の方へ向かってきた枯茶色の髪の少年に気付いたのは、眩む目を慣らそうと太陽から顔を背けた時。 細めたままの眦を、一つ、二つ、瞬いた。]
……入るの?
[ 低く掠れた声はそれだけを紡いだ。 心中で考えたのは、明らかに年若い少年と話してるところを誰かに見られたら、また何を言われるやら、という薄い自己保身。 すぐに視線を外すと、酒場へと足早に*戻っていった。*]
(132) 2010/06/28(Mon) 12時半頃
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[此処には居ない、ゼルダに語りかける。 過去で魔法は使うな、と言われていたけれど。 扉の前まで来ると、何事かを呟く。そして]
相変わらず綺麗だなぁって見とれちゃったよ。
[集会場に響く、陽気な声。 開口一番、先ほど目があったと思われる女性に声をかけて。 扉を開ける前、少年が使った魔法は、″元から村の住人である事を信じさせる″ものだった。]
人狼だって?全く、物騒な話だよね。 なになに、これに名前書けばいいの? 名前なんて書かなくても、みんな知り合いでしょ。
[受付に座る女性に、″こんにちは″と挨拶をして。 促されるままに記帳する。 そこには、″Ted″と、両親がつけてくれた名があった。*]
(133) 2010/06/28(Mon) 12時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/06/28(Mon) 12時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/06/28(Mon) 13時頃
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―回想―
>>111 ……え、え…?
[手渡されたクッキーと、ガストンの顔を交互に見て。 何度か口を動かそうとしたものの、 結局消えそうな声で、ありがとう、と言って受け取った。 その表情は柔らかなものだっただろう]
……っ…!!
[しかし頭に手が触れると、それは一瞬にして強張る。 身体全体を一度びくりと震わせ、無意識に足を引いてしまう]
……ごめんなさい。…触れられるの、苦手、で。
[そして、我に返ったように。 ガストンには、今までにも打ち明けた事があったかもしれない。 彼の優しさを拒絶してしまったことに唇を噛む]
(134) 2010/06/28(Mon) 13時頃
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……今日は、一度帰ります。
[皆に向かって小さく頭を下げる。 紅茶のカップを戻し、クッキーを自分のハンカチに包むと、 この空気から逃げ出すように、扉を開け外に出て行った。 フランシスカの料理は、まだ出来ていなかっただろう]
…………?
[家に戻る途中、>>127の少年とすれ違っただろうか。 思わず立ち止まり、遠くなっていく後ろ姿を見て、小さく首を傾げた]
(135) 2010/06/28(Mon) 13時頃
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―回想―
[紅茶を大事そうに飲みながら]
やらなければやられる所なんじゃないかな? 実際行ってきたタバサの方が詳しいんだろうけど。
[>>61アイリスにはいい加減な答えを返し、 多分聞いても教えてくれなさそうなタバサをちらりと見遣った。
その後の人狼に対する不安、苛立ち、昔話にはあまり興味がなかったので特に言葉を挟まなかったが、 先程現れた「笑顔仮面」の虫でも食べられるという話>>98には大仰に頷き、 フランシスカ>>110が食事を作ると言えば再び目を輝かせた。]
(136) 2010/06/28(Mon) 13時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/06/28(Mon) 13時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/06/28(Mon) 13時頃
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[何かの見間違いだろうか。そう思って再び室内へと意識を移した。
扉が開いたのは、それからどれくらい経った頃だったろうか。ともかく少女はそちらに目をやり、再び少年と視線を絡ませた。] あ、そ、う?ありがと……
[少し違和感の残る気分で言葉を返す。 どうしてだろう、知っている、はずなのに。 首を傾げながらちらりと彼の書いた文字を盗み見る。]
――テッド。
[ぽつり呟くと、違和感がす、と溶けたような気がして。]
テッド、遅かったね、寝坊?まだ少し残ってるけど、食べる?
[違和感を感じていたことすら忘れて、机の上の料理を指さした。]
(137) 2010/06/28(Mon) 13時頃
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[食事を待っているとき、逃げるように去ってゆくヨーランダに首を傾げ]
あの子、あれだけでおなかすかないのかな……。
[と、呟いた。 タバサがこの場で食事したくなさそうなのは嫌われているらしいからまだ分かるが、そうでもなさそうなヨーランダが食事できない程居辛い理由まではわからなかった。]
(138) 2010/06/28(Mon) 13時半頃
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[やがてフランシスカが料理を作って持ってくるとよそいに動こうとしたが、>>124その前にガストンがこちらにやってきた。 頭を撫でられると、少し目を細めつつ礼を告げ]
あぁ、ありがと。 ……そうだね、最近も相変らずかな。 そろそろ死ななきゃいいや、じゃ駄目な気はしてるんだけどねぇ。 ううん、今は一応あるから、冬になったらきっとまた頼むよ。
[食べ物の話になれば少し申し訳なさそうな声音で答えた。 そして、特に困る事もなかったのでそのまま一緒に食事を摂った。]
―回想・了―
(139) 2010/06/28(Mon) 13時半頃
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[>>133扉が開き、現れた少年に首を傾げ]
おはよう……って時間でもないか。
ああ、確かに名簿ってめんどくさいよねぇ。 ヤニクさんみたいに知らない人が混じってたら すぐ分かるだろうし。
[名簿の話に頷きつつも、 頭の中では目の前の少年が誰であったか必死に考えていた。
しばらくして、>>137フランシスカが少年を「テッド」と呼ぶのを聞くとようやく誰だったか「思い出せた」。 そして、村の人を忘れちゃうなんて物忘れが激しくなったのかな、などと思いつつ食事を再開した**]
(140) 2010/06/28(Mon) 13時半頃
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―森の傍・自宅―
[古い木製のドアを開ける。ギィ、と軋んだ音が響く。 ところどころの窓から漏れる明かりのみに照らされる室内は、 ひとりで暮らすには十分な広さで、掃除は行き届いていた]
また、午後から……かな。
[人目を気にせず、ため息をつく。 湯を沸かし紅茶を淹れると、先程のクッキーと共にテーブルへ。 椅子に座り、立て付けが悪く風にカタカタと音をたてる窓越しに、 庭で揺れるマドンナ・リリーをぼうっと眺める]
…………。
[自分で淹れた紅茶は、 フランシスカのものと比べ物にならないくらい味気なく感じる。 もう少し味わってくれば良かったと思いつつも、 集会所の中ではどうせ無理だっただろうと、もう一度息を吐いた]
(141) 2010/06/28(Mon) 15時頃
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[人と関るのも、話すのも、逃げ出すほどに苦手だ。 それはずっと昔、教会の孤児院に居た頃から変わらない]
人狼……。
[眠れない夜に、物語として聞いたことのある、名前。 3年前にいなくなった養母は70を超えていて、とても物知りだった。 服の下にあるペンダントも、お守りとして受け取ったもの]
御伽噺だと、思っていたのに……。
[どこか現実感のないままに、クッキーを口に運んだ。 こんな自分はすぐに疑われるだろう。 だから午後からも、また集会所に行かないわけにはいかなくて]
(142) 2010/06/28(Mon) 15時頃
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[ふと思いついたように庭に出ると、数本のユリを摘んで抱える。 花でもあれば、あの空気も少しは変わるかもしれないし、 いつもお茶などを貰ってばかりだから、お礼になるだろうかと。 途中、葉にとまっている小さな虫をじっと見つめて]
……食べれる……?
[ヤニクの言葉を思い出し、じっと考え込んだりもした。 結局クッキー以外は食べずに家を出ると、再び集会所へ]
(143) 2010/06/28(Mon) 15時頃
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―集会所―
……あ。
[静かにドアを開けると、そこには先程見かけた少年の姿。 するすると違和感が溶ける。彼は“テッド”だ。 何故自分は、あんなに不思議に思ってしまったのか]
ええと、…花瓶、あるかな……?
[ユリを抱えたまま、きょろきょろと辺りを見回して。 今大丈夫かなと躊躇いつつ、フランシスカに声を掛けただろうか]
(144) 2010/06/28(Mon) 15時頃
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―自宅―
[ 手入れのされていない、乱雑にも程がある室内。 家族と共に暮らした記憶は積もる埃の下に埋もれ、掘り起こそうとするものは居ない。 ベッドに寝転がる。ぼふっと埃が舞うのも気にせず、干し肉に手を伸ばした。]
……けっ。
[ 齧れば、食べ飽きた味が口いっぱいに広がる。 結局手の干し肉を壁に投げつけ、起き上がり水で腹を満たす。 そして、思い立ったように外へ。]
(145) 2010/06/28(Mon) 15時半頃
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―サイモン宅―
おい、サイモン!
[ 殴りつけるようなノック。 住人どころか、近所中に聞こえるような音を立てて、玄関先で騒ぐ。]
出て来いよ! 居るんだろ? コラ!
[ どれだけ喚いただろうか、それでもサイモンが出てくる気配はない。]
……クソッ!
[ 苛立ち、扉を思いっきり蹴り飛ばす。 厚い扉は蹴り足をしっかりと受け止め、派手な音と共にはじき返した。そのままきびすを返し、サイモン宅を後にする。]
墓守のアマは何も知らねえみてえだし、残るはコイツだけなのによぉ……。
[ 頭を掻きながら集会所へと向かう。 ――夕刻まであと少し。気の早い月はその姿を現そうとしていた。**]
(146) 2010/06/28(Mon) 15時半頃
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―午後・『銀の皿』―
[ 並んだテーブルの上に椅子を上げられたまま、客が来るのをおとなしく待っている店舗スペース。 人がいないというだけですぐに積もろうとする埃を払い、床を磨く。 食べる者がなくても、鶏は卵を産み続けるし、菜園の野菜は熟れ過ぎれば腐って落ちる。やるべきことはたくさんあった。]
何やってんのよ…私…
[ 愚痴をこぼす相手もいない。 作り過ぎて余らせてしまった茹卵とハーブのサラダを鳥小屋に放り込めば、鶏達は平気な顔で我が子を喰らった。]
(147) 2010/06/28(Mon) 17時頃
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あ、ヨーランダおかえり?
[扉の開く気配に振り返ればユリを抱えたヨーランダの姿。食事を作って帰ってきた時には見当たらなかったのだで少し心配に思っていたのだが。]
ああ、花瓶?確かこっちに……
[暇な時間、集会所を探索していたためある程度のものは把握している。 棚から花瓶を取り出すとヨーランダと共にユリを活けて。]
綺麗だね、ありがと。ヨーランダが育てたの?
[人と話すのが苦手そうな気がしていたから。そっと伺うように、どちらかというとユリに視線を向けながら問い掛けた**]
(148) 2010/06/28(Mon) 17時頃
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>>148 [おかえりという言葉には、こくりと頷いて]
そう。……庭に、たくさん植えてるの。
[フランシスカの質問に、ぽつぽつと答えた。 彼女の視線が自分に向いていないことと、優しい口調に 安心したのか、いつもよりも饒舌になっていただろう]
……その赤い花も、きれい。
[濃い髪色に映える花飾り。 彼女と会うたびに感じていたことを、やっと伝えた]
(149) 2010/06/28(Mon) 17時頃
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[ 食料庫を開けて中を検める。すぐに目に付いたのは、木箱から溢れるほどの大量の林檎。]
こんなにたくさん、置いてかないでよ…
[ 母の一番の自慢が林檎のタルトだった。銀の皿の客はこぞって誉めちぎり、カウンターにはいつも、酒を供する夜にさえタルトが何台も並んで甘い香りを放っていた。
かつては、母と他愛ないお喋りをしながら皮をむいたり、生地をこねたり、キッチンに並んで仕込みに精を出す父と笑顔を交わすことさえもあったと思い出す。]
…馬車が出ない、だけでしょ?いつまでも休暇を満喫してると店が潰れるわよ。
[ 人狼騒ぎで閉鎖されたという麓の町。帰ってこない両親。 同じ屋根の下にいても空気のように「いないもの」として扱われるとわかっていても、ゆっくりと傷んでいく果実を見ると息が苦しくなった。]
(150) 2010/06/28(Mon) 17時半頃
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[ 食料庫から引きずるように木箱をキッチンに移すと、細身のナイフを手に取る。 綺麗にたたまれた清潔なエプロンにはただ冷やかに一瞥して、胸の開いた「仕事着」のまま大量の林檎の皮を剥きだした。]
まともに出来るようになったのなんて、これっくらいよね。 食堂の娘が不器用で、がっかりしてたんでしょ?歌うくらいしか能がなくて、残念だったわね。 その歌だって……
[ そこにはいない両親へ、掠れた声をかける。 林檎はくるくるとリズム良く回り、薄く剥かれた皮はキッチンの床にとぐろを巻いた。]
(151) 2010/06/28(Mon) 17時半頃
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―午後・集会場―
[ そろそろ太陽も中天から夕へと傾こうという頃、集会場の扉を開く。 変わらず不機嫌な無表情で室内を見渡し、視線はユリの花、テッド、そしてその場の誰かの上で一瞬止まるだろうか。 壁際に偏りがちな人影から距離をとるように、また中央のテーブルの椅子に座って髪をかき上げた。
不毛な時間。しばらくは、話しかけられない限り結んだ唇を開くことはないだろう。 フランシスカとヨーランダの間の空気が、どうにか談笑と呼べる程度に柔らかいものらしいことには、気付かれないほど微かに目尻を下げた。**]
(152) 2010/06/28(Mon) 18時頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/06/28(Mon) 18時頃
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―回想―
それが普通ッてェ事はァ―― その先は敢えて言わないでおこうかナ。
[ヘンリーの反応を見て顎に指を当て視線を泳がせながら考えるフリをして勿体ぶった口調で締める]
おッ、早速ご飯が出てくるなんてツイてるネ、頂く事にするヨ。
[飲みかけの紅茶をあおり、空のカップを机に置き、出される野菜炒めとパンに手を伸ばす]
なンだか皆忙しそうだネ。 女の子がわたわたしてるのは可愛いけどちょっと気にはなるよネ。
[むしりとパンを食い千切り、逃げ去るように帰って行ったヨーランダの事を口にする]
(153) 2010/06/28(Mon) 19時頃
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― 回想:集会所 ―
ねー、結局まだ始まらないのよね?
[暫くは様子を見ながら大人しく椅子に座っていたが、やがて痺れを切らしてそうぼやいた。 その時そこにいたのは誰だっただろう?]
だったらアタシちょっと寝るわ…寝不足なのよね…。 始まりそうになったら起こして。
[徹夜していたとは言わない。 邪魔にならない隅のほうに椅子ごと移動して仮眠のつもりで目を閉じたのだが――…目覚める頃には、きっと随分と時間が過ぎていただろう]
(154) 2010/06/28(Mon) 19時頃
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[幸せそうにパンを咀嚼していれば人がやってくる気配を感じて視線を移す]
――アレ? テッドじゃない、この間みたいに何か面白い話でもしにきてくれた……ってワケじゃないよネ。 やっぱり人狼騒ぎの相談会にご参加って事かナ。
[瞬間、思考は止まる―― けれどすぐに宿屋に逗留している間にテッドと交流があった事を思い出して咀嚼していたパンを飲みこんでからテッドに声をかけた]
……知らない人って、それなりに逗留してるンだけどナ。
[ペラジーの言葉には多少傷ついたように壁に手を当てがっくりとうなだれた]
(155) 2010/06/28(Mon) 19時頃
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さてと、少し空腹感も満たせた事だシ、俺も大事なものを取って来るヨ。
まだまだ相談会始りそうにないし、問題ないよネ?
[野菜炒めを摘まんでいた指をしゃぶってコートの端で指を拭い、腹部をさする。
回りの村人達が自由行動を取っている事を見て取ると宿屋の方へと顔を向けてニッと笑みを浮かべ]
そいじゃ、戻って来た時に話が始まってたらどこまで進んだのかこっそり教えてネ。 出来れば女の子に耳打ちしてもらうのを希望するヨ。
じゃ、また後で。
[ケラケラと快活な笑いを残して、手を振り集会所を後にした]
(156) 2010/06/28(Mon) 19時頃
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さすらい人 ヤニクは、墓守 ヨーランダが集会所へ戻ってくるのとは入れ違いに宿屋へと戻った。
2010/06/28(Mon) 19時頃
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[勝手気ままに食事を終えれば、ごろんと横になって。怠惰な午睡を始める。 だが、物音がすれば目が覚めるのは、商売柄もはや抜けない習性。だから、扉の開く音で、意識は一瞬で跳ね起きた]
……あん、てめぇ……
[扉から入ってきたのは、見覚えがさだかではない若者>>131 。 反射で腰に手を伸ばすが、そこになんの得物もぶら下げていないことを思い出し、ちっと舌打ちして、もう一度睨みつければ]
……テッドか。おせぇよ。もう飯はほとんどねぇぞ。
[見慣れた若者の顔を確認して、ごろん、とまた横になる。 なぜ自分は得物を手にしようとおもったのか、頭の片隅で不審に思いながら]
(157) 2010/06/28(Mon) 19時頃
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