人狼議事


24 明日の夜明け

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[やがて。わん、わんと屋上に向けて吠え始めて]

……? どこ見てるの? って、あっ!

[隙を突いて、黒い子犬は校舎の方に駆けていってしまった]

こ、こらっ! 待ちなさーい!


 ええ。

[夏の声は、存外静かにも思える。ソフィアの控えめな問いに答え、笑うと、額を押さえて。

そのまま机に足を投げ出して、表情を隠すように、天井を見た。]


[自分の選曲とな、首を傾げる。好きなジャンルはあるし、直ぐに数曲思い浮かべてみる。あれもいいしこれもいい。浮かべた曲と異なり、静かな曲を選んだ。

回りくどく言うと、いくさばのメリクリ。だったかなと、名曲だし、たまには静かなのもよいのでは?と、思った次第だった。]


 ……そっか。

[お行儀わるいよ、なんて呟きはするけど。
本気で咎めるつもりは当然無くて、ただその表情も何も見ないまま手を伸ばし、ぽふぽふと、普段はずっと高い位置にある頭を撫で]

 ……ふふっ。懐かしいなぁ。

[恐らく返信を見たのだろう、次に流れたのは昔流行った、映画の曲だ。
季節は真逆だけれど、不思議と今の空気には、あっているように聞こえ]

『to:サイモン
title:無題
message:
☆-(^ー'*)b』


メモを貼った。


メモを貼った。


なでられて、ふ、っと笑って、その顔を見上げた。


見上げられれば、軽く首を傾げて、笑ってみせる。


―― 屋上 ――

[鍛えた脚力は、子犬をなんとか見失う事無く。とはいえ、途中すれ違う生徒達にごめん、といいながらだったが]

も、待ちなさい…!

[辿り着いた先は屋上]

どうしたのふさふさ…。屋上とか、危ないでしょ、行くよ――。

[そう言って、手を伸ばしたとき、ウウウウ…と聞いた事の無いような唸り声をあげるので、驚いて手をひっこめた]

え…?

[自分が――? と思ったが。どうやら。その目は給水塔の上を睨んでいて――]

……何か、いるの?

[飼い犬の睨む先を、じっと見つめた**]


店番 ソフィア笑うソフィアの口元をぬいぐるみでふさいで、曲に眠るように目を閉じた。


メモを貼った。


[口元を柔らかな感触に塞がれれば、きょとんとするも。
ルーカスが目を閉じれば、もう一度そっと頭を撫でて、ソファへ戻り。

ホリーの横に、もそりと再び埋まると、目を閉じた。

どこかで、赤ちゃんの泣き声と、誰かの悲鳴が聞こえた気がして。
その表情は、あまり安らいだものではなかったけれど、優しいBGMは、穏やかな眠りに誘ってくれるから*]


メモを貼った。


[突然屋上にマーゴが犬を伴って飛び込んで来れば大慌てでラルフから離れて]

マ、マーゴちゃん‥‥‥。
‥‥‥?
その子、マーゴちゃんの犬?

なんだか凄く興奮してるみたいだけどどうしたの?

[子犬が低く唸る様子に不思議そうに首を傾げて]

そういえば、犬とか猫とかって人には見えない何かが見えるらしいね。

‥‥‥猫。
そういえば子猫、どこに行っちゃったのかしら?


―少し前 屋上―


 ん。

[並行世界に真偽の線引きは意味を持たない。
 多分大意は伝わったんだろうと思って頷く。
 ケチだとか何とか言われてもいつも通りの笑みで]

 青い月?

[服を掴んで呟くアイリスに首を傾げ、見上げる。
 薄らと浮かんだ月は青い色に見えなくもない。
 どこかで聞いたかも知れないロックナンバーから、
 穏やかな音色に移り変わって行く放送。

 少し目を細めた]


―そして現在 屋上―

[子犬を連れて突然現れたマーゴに少し驚き、
 アイリスから手を離した。

 給水塔に向けて唸るマーゴの飼い犬。
 急にアイリスの口から出る、子猫の話題]

 何の話……?

[眉を顰めるけれど、いつだったか、そんな話もあった気がして。
 左腕に手を遣る。何も、何ともなかった]


[ラルフが猫の話に疑問の表情を浮かべると驚いて目を瞬かせる]

え?!
何のって、居たでしょ?
迷子の子猫ちゃん。

‥‥‥あれ、どこに居たんだっけ?
絶対に、居たはずよ、一緒に探して‥‥‥ラルフが更衣室で転んで‥‥‥。

一緒、二人で‥‥‥ううん、三人だった‥‥‥。
あの時、一緒に居たもう一人は、誰だった?

[顎に手を当てて眉を顰めて自分に言い聞かせるように呟く、当然隣に居るラルフにもその声は届くだろう]



[迷子の子猫と聞いて、童謡みたいだなと真っ先に思う。

 ついさっきの生徒会室。
 猫のぬいぐるみ、飼い主募集の張り紙。
 埋まり切らない、生徒会室の空席。
 部屋の隅にある、ダンボールの隣の椅子。

 泣き声が聞こえた気がした。鳴き声かも知れないけど]

 ……駄目だ……

[それは思い出せない、のではなくて。
 緩く、左右に首を振る。
 優し過ぎるから、それ以上痛い思いをする事はないのに]


メモを貼った。


[ふと、耳につく猫の声。
否、これは―――]

赤ちゃんの、泣き声?

[ぞくりと背筋に冷たいものが走る、空に浮かぶ白い月が赤に染まって、夏の残り香にも似た暑さがひんやりとした空気に変わった気がした]

いやっ!

[耳を塞ぎ、その場に蹲る。
不思議と体が震える、怖い]

ラ、ラルフ‥‥‥赤ちゃんの声、聞こえなかった‥‥‥?
昔、屋上で赤ちゃんが死んだとか、そういう話って議事校にあったっけ‥‥‥?

だとしたら、私ほんとに霊感でも強くなっちゃったのかも‥‥‥。




 アイリス?

[小さな叫び声を上げ、蹲る彼女の肩を支え。
 震えていた。大丈夫だと声を掛ける]

 多分そう言う話は、うちの学校にはないよ。

 ……マーゴは大丈夫?
 一旦、下に降りよう。それか生徒会室に。

[水泳部の後輩と子犬はどうしていただろうか。
 二人の様子を確かめてから、アイリスの腕を取った。
 鳴き声か、泣き声か。
 自分にも聞こえているのかどうかを、今は説明はしない。
 言い知れぬ不安を抑えて、安心させる為に笑顔を向けた]


[ソフィアからお褒めのお達しが来たことに、一つ息を吐く。生きるパワーというか、力強さの見える人間のリクエストには、応えたかった。

色あせない名曲を流しきり、暫くはまったりとした麗らかな時が流れるだろうと思い、選曲ははそのまま流れに沿わせるつもりで。自分のお気に入りの一つはとっておくことに。]


[手を取ってくれるラルフに強く抱きつく、震えはまだ治まらない。
不思議と耳奥の赤子の泣き声はその数を増したかのような残響を伴って、更に体が震える]

うん‥‥‥皆のところに、戻る‥‥‥。

[『皆』今はまだ全てではない気がしたけれど、それでもホリーやルーカスの元に居れば安心できる気がして、生徒会室に戻りたいとラルフに告げる]

マーゴちゃん、マーゴちゃんも一緒に、戻ろう?
皆一緒じゃなきゃ、怖いよ‥‥‥。

[まだ唸り続ける子犬を連れた下級生はどうしているだろう、彼女とも離れたくなくて、共に行こうと誘いをかけた**]


[ふと気付けば、屋上で膝を抱えていた]

[いつの間にワープしていたんだろう。
それとも、夕方からずっとここで寝ていたのだろうか。
静か過ぎる夜の空気、思わずひとつ震える。
考えていてもよく分からなくなってしまい、
まぁいいか、といい加減に結論付けることにした]

[空を振り仰ぐ。夜の闇に星は瞬かない]

[ただそこにあるのは、冴え冴えと凍る青い月]


……青い月、だ。
凄いなー。こんなのわたし、初めて、……初めて?


[頭の奥底の記憶が違うと。見たことがある、と。
それは遠い昔ではなく、まだ過去とも言えない――]


[――……これは。]


[気付いた瞬間、景色はがらりと移り変わる。
そこに現れたのはたしかに自分の知る、みんなの姿で。
対峙するフィリップとテッド。
それを離れた場所から見つめる、ズリエルとカルヴィナ。
そしてきつく掌を握り締める、メアリー]

[声は聞こえない。音は届かない。
それでも表情と口の動きで、何となくは理解できる。
メアリーに近付こうと、震えているだろう手に触れようと、
優しく包み込むように重ねても、温もりは伝わらないけれど。
その時の表情は、今にも泣きそうだったかもしれない]

……ズリエールくん。あ、ズリエルくん。

[ふいに傍にいたズリエルを見上げ、
何故か彼には通じる気がして、ふわりと笑みを浮かべた]


[早送りのように、時は過ぎる]

[瞬きをする間に月は血のように赤く染まり]

――カルヴィナ!!

[赤ん坊を抱え、走り去る彼女に必死に手を伸ばす。
それでもまた届くことはなかった。
霞んでいく視界に、滲んでいく境界に、限界を感じる。
もう自分は"あの世界"に戻ってしまうのだ。
幸せで温かくて哀しくて優しい、――幻想の楽園へと]

――――……。

[祈りの言葉は声にならない。ただ、心の中に*]


[遠くから、静かな歌声と曲が聞こえた気がした。
ピアノの旋律は、ゆるやかに...の意識を掬い取っていく]

…………ん、……。

[現れ、霞んですぐに消える、不確かな感覚。
それでも毛布と、隣に感じる誰かの温もりに目を覚ます。
プールに潜り水面を見上げるような揺らめく視界に、
強めの瞬きを何度か繰り返せば、涙が頬をつたい落ちた]

ソフィ、ちゃん。

[いつの間にか寝ていたのだと、気付く。
隣を見る。どこか切なげな表情で寝入る彼女に微笑み、
自分に掛けられていた毛布で、そっと包み込んだ。
そうして室内を見渡せば、同じように眠るルーカスの姿]


[スピーカーからの音はもう止んでいただろうか。
それでも耳の奥に静かな調べの余韻が、残っていた]

あれ、いま、何時だっけ。夕方かな。

[朝だったか、昼休みだったか、放課後だったか。
曖昧なそれに首を傾げるけれど、深くは考えなかったし、
その理由を追求しない自分を不思議にも思わない]

かいちょー、風邪ひくよ。

[きょろきょろと辺りを見回し、目的の毛布を探し出し、
ソフィアへと同じようにそっと身体に掛ける。
起こさないようすぐにその場を離れようとして、でも]

…………寂しく、なるね。

[国に帰るという言葉を思い出し、ぽつりと。
椅子の後ろから肩に腕を回し、そっと一瞬の間、抱きしめて*]


メモを貼った。


むにゃ。と身動きした。……あんまん。


うつらとしながら、触れた感触に、少し、目を細めた。


[夢を見ていた。
赤い月の夜を、何にも触れられはしないけど、自由に歩けたのだから、夢だろう。

校庭にある、立派だけれど何の変哲も無い桜と違って、しろく輝くその樹の下に。
可愛くて、いつも元気で、どこか抜けてて、でもそれも可愛らしくて。
星が好きな友達が、座り込んでいた。

夜なのに、空気や水が綺麗なことが取り柄の田舎で、彼女もそれを好ましく思ってたのに、星は見えない。彼女も空を見ない。
そうしてひどく、疲れた様子の彼女は、痛々しく。

記憶のはっきり掴める今でも、その理由の全てを察することは出来ない けど。
悲しいな、とか。寂しいな、とか。苦しそうだな、とか。
凡そ、いつもの彼女に抱かなかった感情ばかり、こみ上げた]


 …… 自転車、がんばろーよ。先輩にも付き合ってもらって、一緒に『七転Parrots』の試合、見に行こ。
 にゃは。スタジアムのUFOキャッチャーが目当てなわけじゃないよ?

 ……ぜんぜん、そゆの分かんなかったけど。今はちょっと、分かるようになったから。
 二人がいいカンジになったら、あたしだって空気読むよ? ちゃんと、うん。たぶん。

 だから。……先輩の後ろに乗ってきたって、いいから。……一緒に、いこうよ。

[いこうよ、と繰り返し、指切りのように絡める小指は、触れることなく。
ただ、一方的な約束を、ねだって]


 …… あのさ。

[メアリーの元に駆けて来たズリエルに、つと視線を向け。
にへりと笑う]

 あたしは、『センス・オブ・チェリーブロッサム』の大ファンだけど。
 でもズリエルは、その前に、クラスメートだよ。

 こんな時まで、ギターさんとして振舞わなくたっていーんだよ。
 ズリエルはズリエルなんだからさ。……言われなくても分かってる? ごめんね。

[それが届いているとは思わない。
なのに、視線が合った気がしたのは、何故だろう。

もうひとつ、尋ねたいことはあった。
でもそれは、こんな夜じゃなく、普通の桜の下で聞いてみたかったから]


[そうして。
口を噤んだまま、躊躇っていれば。するりと煙のように、自分の身体と意識が、解け始め。

透けゆく手を見つめ。少しだけ、困ったように笑ってから。
ひどく痛めたんだろう、処置のさまが見える左腕に触れないようにしながら。
そんなこと、意味ないのだけど。背中に抱きついた]

 ……置いていかれたく、なかったよ。でも、足を引っ張るのは、もっと いやだった。
 ねぇ。……苦しくさせてしまうなら、後悔しか呼び起こさせないなら。

[もう、自分のことを忘れてほしい。

もう一度だけ、利害が一致して、『お願い』が聞き届けられたら。
そう願うけど、もう自分は此方の世界には居ない。ただの、夢。
だから当然のように、応えるなにものも無く。
あっけない唐突さで、夢は終わった]


― 生徒会室 ―

[わん、と何処かで。
赤ん坊じゃなく、犬の鳴き声が聞こえた気がして、目が覚めた。

BGMは既に止んでいただろうか。
それでも、いつの間にか掛けられていた毛布に、いくつかの雫が落ちる目覚めを優しくしてくれたのは、子守唄のようなそれだったと思う]

 …… ん、

[寝ぼけた声を漏らしながら。
目を擦って起き上がろうとすれば]

 !

[それはもう、離れようとする場面だったようなのだけど。
ルーカスに寄り添うホリーの姿が視界の端に見えたので。

さっそく、空気を読みました。
毛布に頭を引っ込め、すやすや狸寝入り]


メモを貼った。


辛味噌せんべい。とルーカスの寝言に応えてはおいた。すやすや。


 ……にくまん。にくまん。にくまんにくま……うわああああ。

[がば、と起き上がった。先ほど手に持っていたぬいぐるみにいつの間にか顔をうずめていて。]

 あ、あれ。

[おいしいあんまんを食べてほくほく、何かに包まれ、幸せなときが過ぎていた。……はずなのだけど。

いつのまにか、にくまんが無限に分裂していた。]

 この子のせい。ですかねえ?

[もふもふ、と口も鼻も塞いでくれたぬいぐるみを引っ張りながら。いつの間にか、かけられていた毛布に、身を包んだ。]


 へっ!?

[にくまんの念仏に、思わず跳ね起きる。
起きてから、ルーカスとホリーを見遣って、無言で額を押さえたりしたが。

もそり、毛布から顔を出し。
みのむし状態で]

 おはよーございます。どんな夢見てたんですか。


せんべいを補給しなければいけない気がした。ポン菓子と甘い雪のような甘味ののったせんべいも買おうと思った。


 ……ん?ああ。おはようございます、かわいいゾフィむしさん。あおむしさんかと思いました。

[みのむし状態に言いながら。]

 いや。ちょっと。……あんまんかと思ったら、肉まんで、しかも二つ四つと無限に増えて行って埋もれる夢を……。

[身震いして、毛布に身をうずめた。]


メモを貼った。


 なんかそれ、ゾウリムシみたいで可愛くないよ。

[しかしみの虫のまま、ソファをごろごろ]

 あんまんも肉まんも美味しーじゃん。カラシつけて食べたいなぁ。
 そんな怖い夢かな。楽しそうなのに。

[震える毛布に、首かしげながら。
よしよし、背中を撫でた]


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