129 【DOCOKANO-town】
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[ラルフにつられてメニューを開く。
光点の数、位置にはっとした。]
う、わ。
もう一人ってフランクなんだけど、
えええっとちょっと、ごめん、俺用事を思い出して。
行ってくる。
……またな!
[いつだかわからないまたを宣言して、俺もクリスマス探しを再開する。
豹へ伝えたい言葉は、ここで話している間に固まった。]
[もしかしたら、ラルフの望んでいる結果じゃないものを後押しするかもしれないから、最後にラルフの顔は見なかった。*]
フランク なんでだよ!
黒魔獣と仲良くしてたじゃないか!
[最初から白で敵であったナユタよりも沙耶よりも裏切った
フランクの方が許せなくて…
ブンブンと槍斧を八の字に振り回しガンマンへ振り下ろすが空を切るばかりで観戦落ちの攻撃など当たるはずもない。]
当たらない…当たらない
―発電所跡地―
[雷光と轟音。薄闇の中で頭を抱えて蹲っている]
……ここに、いるはずなのになぁ。
[雨の音で聞こえる声は途切れ途切れだけど。
無理やり立ちあがって――両耳は押えたままだ――辺りを歩き出す]
まあ口で聞いても、信じられないだろうな。
黒豹は実際、俺が芙蓉を庇うとこを見てるわけだし。
[ ダーラの口ぶりから、
紅組の様子は何となく知れて。 ]
ま、しゃーないさ。寄せ集めなんだし。
多分、色分けだって、何か規則性があるわけじゃないだろう。
そうか、もう一人残ってるのはフランクなのか。
[ 何かを急に思いついたように去っていくダーラに
手を振り。ぽつり ]
……フランクは紅、なのかな。
[ またな。
何気なく、芙蓉とダーラと別れたけれども。
次にまた会えるという保障はどこにもない。
タイムアップは30分後かもしれないし、1時間後かもしれない ]
……
また……。
[ モップを肩に担ぎ直して、サンタワールド内を
探索しようと踏み出した、その時。 ]
[ メリーゴーランド傍の茂みの中に
落ちている明之進を見つけた。 ]
………
なんだこれ。*
…ふえ?
[ぺたんと座っている人影に気付いて、びくっとした]
ジャニス…?か? そっか。
ここ、あいつのホームだったんだ。
[一言だけ、聞こえた言葉に瞬いて公園を見回す。
と、何か思いついたようにジャニスを見て]
ねえ、俺が落ちた時を見てたりしない?
しないよなあ…。
[土管の上に胡坐をかくように浮いてうーん、と唸る。
何を言ってるの?と思われるかもしれないが、傾げた首の上の表情は割と真顔]
ナユタ、さっきまでここにいたの?
どこ行ったんだろう、ノラネコ殺りにいくのかなあ。
[ジャニスへ問いながらMAPを開いて、あれ?と。
1つ、移動先が減っている]
誰が、落ちたんだろう。
白かな…。
白じゃなかったら、ノラネコやらせるわけには行かないのに。
[悔しそうに、土管をバンバン叩くけど手は土管をすり抜ける]
一方的な不利突きつけられて、なんも出来ないって
……辛いなあ。
[あーあ、と投げ槍に呟いて、仰向けに転がる。
公園の朝は、なんとなくすがすがしい気分になるものだが、
今はそうでもなくて**]
……なんだと、思う?
[ なんだこれ。
その声はしっかり聞こえていた。
身体の痛みは消えたが服はズタボロのままなのでちょっとゴミっぽいがゴミじゃない]
久しぶりだねえ、ラルフう。
ねえ、キミ赤だったってホント?
ナユタのこと騙してたの?
ねえねえナユタに嘘ついてたの?
[きっちり根に持ってました]
………なんだろう………。
[ 見なかったフリをして空を仰ごうとしたが
反応してしまった後だった。 ]
………
まあ、紅とか白とか、どうだっていいじゃないか。
ナユタが「何かあったら助けに行くから」と言ってきた時は
悪いナーと思ったけどな。
[ 明之進が怒るだろうかと思いつつ言ってしまう ]
利用するつもりで騙ったわけじゃないから
呼ぶことはなかっただろうが。
………てか、おまえ………ボロッボロだな。
慈愛之雨〜。
[ あまりに明之進がボロボロになっていたので。
効くわけがないヴェスパタインの必殺技を唱えてみた。 ]
赤とか白はどうでもいいけどナユタを騙したのはどうでもよくない。
[完全に目が据わっている。
理性値:76(0..100)x1<衝動値:47(0..100)x1なら殴りかかる]
――……。
[幸い、まだ理性が働いていたようだ。
上げかけた拳を下して]
着替え、持ってないからねえ。
筋肉ゴリに結構派手に切られたし……
[千切れてはいないが、帯を切られたせいではだけやすくて困っている]
そうだな、騙したのは悪かったと思ってるよ。
ナユタがどうのじゃなくても。
[ 観戦モードとはいえ向かってくるかな、と思ったが
疲労なのか理性なのか、振り上げた拳を下ろした明之進に ]
着替えなんてないよなぁ。
筋肉ゴリって……ライトニング、か。
[ そういえばライトニングも最初ナユタのとこにいる時は
白と言ってなかったっけ、と思いつつ。
明之進にそれを言うとまた燃え上がりそうなので黙ってた。 ]
こいつで縛っとくか?
[ 帯を切られて、着物の胸がはだける明之進に
スカーフを外して渡す。
使わないならもう一度首に戻すが。 ]
ちょっとお、やだやだもう少ししずかになりなさいよ!
[無茶なことを口にしながら、戦闘音のする方向へと足を向けた。
そして目の前に輝く蒼い光が天井を破る。
タンクの壊れる音もどこからか]
派手に戦ってるなぁ。
うん、大丈夫。雷は、落ちない――。
[そう思おうとしても「芙蓉」も苦手な以上、自然と背は丸くなる]
……まぁお前も疲れてるんだろ。
こっち側の人間は、もう見守りモードでいるしかないからな。
サンタワールドの限定ドリンクでも飲んで休んだらどうよ。
[ そう言うと、近くにある自販機に向かって歩きはじめた。
観戦モードで買えるのかどうかはわからないが。
歩きつつメニューを見れば、発電所に光点が集まっている。
最後の戦闘なのだろうか。 ]
は?
別にいらな…………
[ 思い出すのはナユタの言葉]
……。
…………。
…………………………………………。
……ぁ…………あり、が、と……
[おずおずと受け取った]
[少し離れた場所に紫色の蠢くものが見えた]
……なんか、やなもの見た。
[薄闇の中だから、見えなかった。何かに引っかかって、身体が前のめりになる。
そのまま前に転がって、強かに身体を打ち付け――]
何? あ、……にゃんこ。
[金色に輝く目は魔獣の証。どうしてぶつかったのかと思ったけれど、どうやら魔獣では無く天井から落ちてきたものに足を取られたらしい]
もうすぐ、終わるよ。
[それは確信めいた言葉]
ナユタは……皆は、絵空事みたいな奇跡に賭けたんだ。
だから僕は、今ここにいる。
[帯の上から受け取ったスカーフを巻きつけつつ]
どうせ、皆どっか一箇所……多分黒いののホームに集まってるんでしょ。
あとはあれを殺……倒せば、終わりだもの。
ジャニス、紅なの?白なの?
紅とか白とか、どーでもいいと思ってたけど…
最後の最後は意識してしまうものだね。
[MAP上で、光点は発電所に集まっている。
考えうる事は、1つだけ]
ああ、始まったか。
[むかむかする。すごく、むかむか。
むっとして、口を尖らせる]
煙草返してもらえばよかった。
あの、ロンゲハゲ……返せよ、な。
[ぼそ、と裏腹な、悪態**]
[すぐに魔獣の姿はどこかへと消えて]
……ここにいたくないけど。
でも、最後の戦いなら見なきゃ。
[なるべく雷の届かない場所を選んで、それぞれの戦いを見ている**]
|
- サンタ・ワールド -
[ダーラの姿みとめると、ふよふよと近づく。]
用事、二つ?
あー、恥ずかしい話、ね。
[確か、そんな約束をした。 すぐに戻るといって、ダーラは返ってこなかったけれど。
素直に耳を傾けると、耳元でこしょこしょ囁かれた。]
ダーラが、痛い目にあった、話、なのね。
[話が終わると、微笑みつつ、そんな感想を。]
(@8) 2013/07/15(Mon) 20時頃
|
[フランクに落とす斧は空を切ってすりぬけるだけ
思い出した 気づいていた
自分が一度殺されたこと
だけど気づかないようにフランクの邪魔をしようと
無駄な闘いを続けていた]
|
[そしてもう一つの用件。ジェームスへの伝言を頼まれた。]
うん、わかった。 お話できそうなら、伝える、けど。
[鮮やかな光は、全て発電所跡地。 戦闘中なのは火を見るより明らか、で。]
もし、できなかったら、ごめんね。
[クリスマス、戦闘中は介入できないから、とごにょごにょ。 戦闘の邪魔はできない。特にジェームスは。 オスカー戦でしてしまったし、これ以上は。
彼の心に届けば、とても心強い補助魔法かもしれないけれど。]
(@9) 2013/07/15(Mon) 20時頃
|
― 床彼ミューズホール(消滅前) ―
[ガードもできない無防備な身体に叩き込まれたセシルの重い一撃。
腹から胸にかけてをばっくりと斬られ、噴き出した血が床を、セシルを赤く染め上げる。
意識はとうにどこかへと消え去っていて、倒れこんだ衝撃で手を離した鎌が、自分にトドメを刺した相手の首を刎ねた事など知る由もなかった。
けたたましく鳴るアラートの中、ホールの景色が歪に歪んで、ついには消滅した。
プレイヤーが次に意識を取り戻して観戦モードで現れるのは、ランダムで飛ばされた先のステージになるだろう。5**]
[ 受け取らないかもなーと思いつつも
差し出したスカーフを明之進が素直に受け取って、
ちょっと意外な気持ちになりつつも。
ラルフなので表情には多分出ていないだろう。
かわりにデフォルトっぽい、目の笑ってない笑顔を向ける。
続いた言葉には、 ]
絵空事みたいな……奇跡、か。
[ それは、ドローの事を言っているのだろうか。それとも ]
[ そして明之進の、『だから今ここにいる』という言葉で、
何とはなしに察するものがあった。
こいつはおそらくナユタのために、人数調整のために
自分から落ちたんだな。と。
昨日の時点で白が一人だけ落ちて、今、初めて
ドロー条件を満たそうとしているのだから。
何とも言えない気持ちになって、
嫌がられなければ明之進の頭をぽんぽん撫でてやる ]
そうか。
奇跡……起こるといいな。
クリスマスからの情報らしいし信憑性薄いと僕は思うんだけどねえ。
アレが黒幕かもしんないって、誰も疑わないのかなあ。
[あるいはそれでも、信じたいのか]
皆で帰りたいんだってさ。
ま、それが為るかどうかはわかんないけどねえ。
黒いのに話つけにいってるだろうから、もうすぐ終わりでしょ。
まあ話聞かずにバトってるなら少しかかるかもしれないけど。
[実際そうなっていた]
[ぽんぽん、と触れる感触に8秒ほど固まった。
その後慌てて退く姿は、どことなく顔色が悪い。
……条件反射なのだ。
頭部に触れられれば、その次に全力の打撃が来るのだと身体に覚えこまされている]
…………あ……
いや、うん、なんでもない……
[と、平静を取り繕いながら]
奇跡、なんて僕は信じないけど……
ナユタのことは、信じてる、から。
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